JP6704714B2 - 切削装置 - Google Patents

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本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物を切削ブレードで切削する切削装置に関する。
半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のストリートに沿った切断は、切削装置によって行われている。この切削装置は、例えば、ダイヤモンド砥粒等からなる切削砥石を有する切削ブレードと、半導体ウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルとを備えている。切削装置では、高速回転させた切削ブレードを被加工物に切り込ませながら、ストリートに沿って相対的に切削送りすることで被加工物を切削して切削溝を形成する。
かかる切削装置では、被加工物を切削する際、切削ブレードと被加工物との間に生じる摩擦熱低減のため、切削ブレードや加工点に対して切削液(切削水等)を供給して冷却している。供給された切削液は、切削によって生じた切削屑と共に排液となって被加工物の表面上に流出するので、切削屑が被加工物の表面に付着してしまう。そのため、被加工物を洗浄液中に水没させた状態で保持し、被加工物を超音波振動させて洗浄しながら切削を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−344630号公報 特開2007−136425号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載された切削装置では、チャックテーブルを振動させるため、超音波振動が十分でなく、その洗浄能力が必ずしも満足に得られない、という問題がある。また、チャックテーブルと共に被加工物を振動させるため、切削加工後の品質が悪化してしまう、という問題もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、切削時の被加工物の上面における切削屑の付着を防止でき、切削加工後の品質低下を抑制することができる切削装置を提供することを目的とする。
本発明の切削装置は、被加工物を上面に保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削ブレードを備えた切削手段と、切削ブレードに切削水を供給する切削水供給手段と、を備える切削装置において、チャックテーブルを上方を開放した側壁で囲繞してチャックテーブルに保持された被加工物を水没させる水槽と、側壁にチャックテーブルを挟んで対向して配設された超音波振動子と、水槽内を洗浄水で満たし被加工物を水没させると共に被加工物の上面に切削ブレードで被加工物を切削する状態でのチャックテーブルの相対移動方向となる切削方向の上流から下流に向かう洗浄水の流れを水槽内への洗浄水の吐出によって生じさせる洗浄水ノズルとを備え、水槽の底壁の2箇所位置には洗浄水を排出させる排水口が設けられ、一方の排水口は、洗浄水ノズルと切削方向にチャックテーブルを挟んで反対側に設けられ、もう一方の排水口は、チャックテーブルの中心位置で水槽を90度回転させたときに、回転前に一方の排出口が配設された位置と同じになる位置に形成され、被加工物を水没させた状態で水槽内の洗浄水に超音波を付与し、切削時に発生する切削屑を浮遊させて被加工物上面を切削方向に洗浄水を流しながら被加工物の切削を行うことを特徴とする。
この構成によれば、チャックテーブルを水没させる水槽の側壁に超音波振動子を配設したので、超音波振動子が水槽内の洗浄水を振動させて切削時に発生する切削屑を被加工物から浮遊させることができる。このとき、超音波振動子がチャックテーブルを振動させずに洗浄水を直接的に振動させるので、洗浄水を効率良く振動させることができ、被加工物上面に切削屑が堆積、付着することを防止することができる。しかも、超音波振動子による洗浄においてチャックテーブル及び被加工物を振動させないので、被加工物における切削加工後の品質低下を回避することができる。
本発明によれば、チャックテーブルを水没させる水槽の側壁に超音波振動子を配設したので、切削時の被加工物の上面における切削屑の付着を防止でき、切削加工後の品質低下を抑制することができる。
本実施の形態に係る切削装置の外観斜視図である。 本実施の形態に係るチャックテーブル周りの概略縦断面図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る切削装置ついて説明する。図1は、本実施の形態に係る切削装置の外観斜視図である。なお、本実施の形態に係る切削装置は、図1に示す構成に限定されるものでなく、本実施の形態と同様に被加工物を加工可能であれば、他の切削装置であってもよい。
図1に示すように、本実施の形態の切削装置1は、切削ブレード18bを有する切削手段18と被加工物Wを保持するチャックテーブル3とを相対移動させて被加工物Wを切削するように構成されている。被加工物Wは、ダイシングテープTを介してリングフレームFに支持された状態で切削装置1に搬入される。なお、被加工物Wは、シリコン、ガリウム砒素等の半導体基板に半導体デバイスが形成された半導体ウエーハでもよいし、セラミック、ガラス、サファイア系の無機材料基板に光デバイスが形成された光デバイスウエーハでもよい。
切削装置1は、基台2に設けられたチャックテーブル3と、このチャックテーブル3で保持される被加工物Wを切削する切削機構4とを備えて構成されている。基台2上においてチャックテーブル隣接する位置にはスピンナー洗浄機構6が設けられている。スピンナー洗浄機構6では、回転中のスピンナーテーブル6aに向けて洗浄水が噴射されて被加工物Wが洗浄された後、洗浄水の代わりに乾燥エアが吹き付けられて被加工物Wが乾燥される。
チャックテーブル3には、ポーラスセラミック材により被加工物Wを吸引保持する保持面3aが形成されている。保持面3aは、チャックテーブル3内の流路を通じて吸引源(不図示)に接続されている。チャックテーブル3の周囲には、4つのクランプ部3bが設けられ、各クランプ部3bによって被加工物Wの周囲のリングフレームFが四方から挟持固定される。チャックテーブル3は、θテーブル(不図示)を介して移動板10の上面に支持されている。移動板10は、基台2の上面側に形成されてX方向に延在する矩形状の開口部11内に配置されている。開口部11は、移動板10と、移動板10のX方向両側に設けられた蛇腹状の防水カバー12とにより被覆されている。防水カバー12の下方には、チャックテーブル3を切削方向となるX方向に駆動する切削送り手段(不図示)が設けられている。この切削送り手段は、例えば、ボールねじ式の移動機構からなる。
切削機構4は、基台2上に固定された門型の柱部14と、柱部14に設けられた送り手段15と、送り手段15によってY方向及びZ方向に移動可能に支持される切削手段18とを有する。
送り手段15は、柱部14の前面に対してY方向に平行な一対のガイドレール21と、一対のガイドレール21にスライド可能に設置されたモータ駆動のY軸テーブル22とを有している。また、送り手段15は、Y軸テーブル22の前面に配置されたZ方向に平行な一対のガイドレール23と、各ガイドレール23にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル24とを有している。Z軸テーブル24の下部には、切削手段18が設けられている。
Y軸テーブル22の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ25が螺合されている。また、各Z軸テーブル24の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ26が螺合されている。Y軸テーブル22用のボールネジ25、Z軸テーブル24用のボールネジ26の一端部には、それぞれ駆動モータ28(ボールネジ25の駆動モータは不図示)が連結されている。駆動モータ28によりボールネジ25、26が回転駆動され、切削手段18がガイドレール21、23に沿ってY方向及びZ方向に移動される。
切削手段18は、ハウジング18aから突出したスピンドル(不図示)の先端に、切削ブレード18bを回転可能に装着して構成される。切削ブレード18bは、例えば、ダイヤモンド砥粒をレジンボンドで固めて円板状に成形されている。切削ブレード18bは、ブレードカバーによって周囲が覆われており、ブレードカバーには切削部分に向けて切削水を供給する切削水供給手段として、噴射ノズル18cが設けられている。切削手段18は、切削ブレード18bを高速回転させ、複数の噴射ノズル18cから被加工物Wの切削部分である被加工物Wと切削ブレード18bとに切削水を噴射しつつ被加工物Wを切削加工する。
ここで、切削装置1においては、チャックテーブル3の周りに設けられて切削加工中の被加工物Wを洗浄するための洗浄機構30を更に備えている。以下、洗浄機構30の具体的な構成について、図2も参照して説明する。図2は、本実施の形態に係るチャックテーブル周りの概略縦断面図である。
図1及び図2に示すように、洗浄機構30は、チャックテーブル3を受容する水槽31と、水槽に31に設けられた複数の超音波振動子32と、水槽31内を洗浄水P(図1ででは不図示)で満たすための洗浄水供給手段としての洗浄水ノズル33とを備えている。水槽31は、チャックテーブル3の下面側に設けられた底壁35を備えている。底壁35は、上面視で方形状に形成され、四辺となる外周がX方向又はY方向に向けられている。また、水槽31は、底壁35の外周から立設してチャックテーブル3を四方から囲繞する側壁36を更に備え、側壁36は上方を開放し且つ下方が底壁35によって閉塞される。従って、水槽31は、側壁36の内部に洗浄水Pを貯留でき、この洗浄水Pの貯留によってチャックテーブル3と、チャックテーブル3に保持された被加工物Wとを水没させることができる。
超音波振動子32は、板状の高周波超音波振動子を使用して構成され、20kHz〜60kHzの周波数の超音波を発振する。超音波振動子32は、側壁36の外周面であってチャックテーブル3の四方に対応する位置に装着されている。従って、一対の超音波振動子32がX方向からチャックテーブル3を挟んで対向して配設され、もう一対の超音波振動子32がY方向からチャックテーブル3を挟んで対向して配設される。各超音波振動子32は、電源回路(不図示)から電圧が印加されると超音波を発振し、水槽31に貯留された洗浄水Pを所定周波数で振動させるように構成されている。
洗浄水ノズル33には、洗浄水供給源38が接続され、水槽31内を洗浄水Pで満たすように洗浄水Pを供給する。洗浄水ノズル33は、水槽31のX方向奥行側の側壁36上方であって、かかる側壁36のY方向中央部に設けられている。洗浄水ノズル33は、移動板10(図2では不図示)に設けられる支柱等(不図示)を介して上述の位置に配設され、先端が斜め下方に向けられている。洗浄水ノズル33から洗浄水Pを吐出すると、図2の一点鎖線で示すように、水槽31内においてX方向手前側から奥行側に洗浄水Pの流れが生じることとなる。
ここで、水槽31の底壁35には、水槽31内の洗浄水Pを排出すべく2箇所位置に排水口40a、40b(図2では排水口40b不図示)が設けられている。一方の排水口40aは、洗浄水ノズル33とX方向にチャックテーブル3を挟んで反対側に設けられている。従って、一方の排出口40aからの洗浄水Pの排出によっても上述したX方向での洗浄水Pの流れを作り出すことができる。もう一方の排水口40bは、チャックテーブル3の中心位置で水槽31を90度回転させたときに、回転前に一方の排出口40aが配設された位置と同じになる位置に形成されている。排水口40a、40bには、その開閉を制御する電磁弁等の弁機構(不図示)が設けられ、弁機構によってX方向での洗浄水Pの流れで下流側に位置する方の排水口40aが開放し、位置しない方の排水口40bが閉塞される。なお、弁機構の開閉制御によって、水槽31内における洗浄水Pの貯水量や洗浄水Pの流れを調整するようにしてもよい。
次に、上記切削装置1による被加工物Wの切削加工方法について説明する。先ず、搬送手段(不図示)によって、ダイシングテープTを介してリングフレームFに固定された被加工物Wをユニットとしてチャックテーブル3に搬送し、吸引保持する。また、チャックテーブル3の周囲のクランプ部3bによってリングフレームFを固定する。次いで、被加工物Wをアライメントしてから、チャックテーブル3をX方向に移動し、被加工物Wを切削領域となる切削手段18の下方に近付けて位置付ける。また、切削機構4(図2では不図示)では、被加工物Wの分割予定ラインに応じて切削手段18をY軸方向に移動して位置付ける。
上記のように位置付けした後、洗浄水供給源38から洗浄水ノズル33を通じて水槽31に洗浄水Pを供給する。洗浄水Pは、水槽31の側壁36上端となる開口まで満たすように供給され、洗浄水Pによってチャックテーブル3に保持された被加工物Wを水没した状態とする。この状態で、超音波振動素子32に電圧を印可して水槽31内の洗浄水Pに超音波を付与し、かかる超音波の付与によって洗浄水Pが振動した状態を継続して維持する。洗浄水ノズル33からの洗浄水Pの供給中、排水口40aでは供給された洗浄水Pと略同量若しくは少ない量が排水として排出される。排水口40aの排水量が洗浄水Pの供給量より少ない場合等、水槽31の側壁36上から溢れ出る洗浄水Pが防水カバー12(図2では不図示)に流れ落ちた後、防水カバー12の下方に設置される回収機構(不図示)で回収される。
その後、切削手段18を下降し、被加工物Wの切り込み深さに応じてZ方向に位置付ける。この位置付け後、高速回転された切削ブレード18bに対してチャックテーブル3をX方向に相対移動し、被加工物Wの分割予定ラインに沿って切削溝を形成する。切削溝形成時に、切削ブレード18bと被加工物Wとの接触部位には、噴射ノズル18c(図2では不図示)から切削水を供給する。そして、切削溝を1本形成する毎に、分割予定ラインのY方向のピッチ間隔分、切削手段18をY方向に移動し、同様の動作を繰り返すことで、切削溝が順次形成される。
切削ブレード18bによる切削によって切削屑が発生するが、被加工物Wが洗浄水Pに水没され、その洗浄水Pに超音波振動が付与されているので、被加工物Wの上面から切削屑を浮遊させて被加工物Wへの付着を防止することができる。このとき、洗浄水ノズル33からの洗浄水Pの吐出によって水槽31内に図2中右から左方向(X方向)への水流を形成できる。また、水槽31内の洗浄水Pは図2中左側に形成された排水口40aから排出されるので、これによっても右から左方向への水流形成に寄与することができる。言い換えると、洗浄水ノズル33と排水口40aがチャックテーブル3を挟んで位置するので、被加工物Wの上面において洗浄水Pが通過するようになり、洗浄水Pで被加工物Wの上面を流しながら被加工物Wの切削が行われる。これにより、超音波振動の付与によって浮遊された切削屑を被加工物Wの上面から除去して洗浄水Pと共に排出でき、被加工物W上面への切削屑の堆積、付着をより良く防止することができる。しかも、洗浄水Pの流れる方向は、切削加工時のチャックテーブル3の移動方向と同じ、つまり、切削ブレード18bに対向する方向となる。これにより、回転する切削ブレード18bにより吹き飛ぶ洗浄水Pによって、上記の洗浄水Pの流れが変わることを抑制することができる。
X軸と平行な分割予定ライン全てに切削溝を形成後、θテーブル(不図示)を介してチャックテーブル3及び水槽31を90°回転し、上記と同様の切削を行うと、すべての分割予定ラインに切削溝が形成されて被加工物Wが縦横に切削される。チャックテーブル3及び水槽31を90°回転した後は、排水口40bと洗浄水ノズル33がチャックテーブル3を挟んで位置するようになり、回転後も洗浄水Pの流れを上述と同様に作り出すことができる。
本実施の形態に係る切削装置1によれば、チャックテーブル3を振動させずに超音波振動子32が洗浄水Pを直接振動させて超音波を付与するので、洗浄水Pを十分に強く振動させることができる。これにより、被加工物Wから切削屑をより良く浮遊させることができ、被加工物Wの上面に切削屑が堆積したり付着したりしないよう洗浄能力を高めることができる。しかも、このような洗浄能力を高めつつ、チャックテーブル3及び被加工物Wを振動させなくて良いので、かかる振動に起因する切削加工精度の低下をなくすことができる。以上のように、本実施の形態によれば、洗浄能力向上と加工の高精度化との両方の能力を高めることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状、方向などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、θテーブル(不図示)によるチャックテーブル3の回転と共に水槽31も回転する構成としたが、チャックテーブル3が回転しても水槽31が回転しない構成としてもよい。この構成では、チャックテーブル3と水槽31との間に相対回転を許容するシール構造が設けられ、また、排水口40bの形成を省略することができる。
また、洗浄水ノズル33の設置数及び設置位置は、例えば、Y方向に複数並べて設置する等、上記実施の形態と同様の作用を得られる限りにおいて変更してもよい。
以上説明したように、本発明は、洗浄水によって被加工物を水没させながら切削ブレードによって切削することができる切削装置に有用である。
1 切削装置
3 チャックテーブル
18 切削手段
18b 切削ブレード
18c 噴射ノズル(切削水供給手段)
31 水槽
32 超音波振動子
33 洗浄水ノズル(洗浄水供給手段)
36 側壁
P 洗浄水
W 被加工物

Claims (1)

  1. 被加工物を上面に保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削ブレードを備えた切削手段とを備える切削装置において、
    該チャックテーブルを上方を開放した側壁で囲繞して該チャックテーブルに保持された被加工物を水没させる水槽と、該側壁に該チャックテーブルを挟んで対向して配設された超音波振動子と、該水槽内を洗浄水で満たし被加工物を水没させると共に被加工物の上面に該切削ブレードで被加工物を切削する状態での該チャックテーブルの相対移動方向となる切削方向の上流から下流に向かう洗浄水の流れを該水槽内への洗浄水の吐出によって生じさせる洗浄水ノズルとを備え、
    該水槽の底壁の2箇所位置には洗浄水を排出させる排水口が設けられ、一方の該排水口は、該洗浄水ノズルと該切削方向に該チャックテーブルを挟んで反対側に設けられ、もう一方の該排水口は、該チャックテーブルの中心位置で該水槽を90度回転させたときに、回転前に一方の該排出口が配設された位置と同じになる位置に形成され、
    該被加工物を水没させた状態で該水槽内の洗浄水に超音波を付与し、切削時に発生する切削屑を浮遊させて被加工物上面を該切削方向に洗浄水を流しながら被加工物の切削を行うことを特徴とする切削装置。
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