JP2020000995A - 超音波水噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波振動を弱めないように伝播してウェーハを洗浄する。【解決手段】超音波水噴射装置11では、水溜部19内の洗浄水Lに向けて超音波振動を輻射する輻射面26が、凹んだドーム形状に形成されている。このため、輻射面26から発振された超音波振動が、噴射口21に向かって集中する。超音波振動が水溜部19内で反射しにくいので、噴射口21から噴射される超音波水Lsにより、超音波振動を十分に伝播することができる。したがって、噴射口21から噴射される超音波水Lsを用いてウェーハを洗浄する際、ウェーハ上の汚れに超音波振動を十分に伝えることができるため、洗浄力を向上させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、超音波水噴射装置に関する。
洗浄装置は、洗浄ノズルからウェーハに洗浄水を勢いよく噴き付けることにより、ウェーハを洗浄している。特許文献1および2に記載の技術では、洗浄力を向上させるために、洗浄水に超音波振動を伝播させ、超音波振動を汚れ(ゴミ)に伝え、ウェーハからゴミを除去している。また、特許文献3に記載の技術では、加工点への洗浄水の噴射によって切削屑を排出している。
特許文献1および2に記載された洗浄ノズルは、たとえば、洗浄水の供給を受ける供給口、水溜部、噴射口および平板形状の超音波振動子を有している。水溜部は、供給口から供給された洗浄水を一時的に溜められる容積を有する。水溜部は、噴射口に向かって先細りしている。噴射口は、水溜部の先端に備えられ、洗浄水を噴射する。超音波振動子は、噴射口に対向して水溜部内に配設される。
特開2003−340330号公報 特開平10−151422号公報 特開2012−000702号公報
平板形状の超音波振動子から水溜部の水に伝えられる超音波振動は、水溜部の内壁で反射する。そのため、反射した超音波振動と超音波振動子から発振される超音波振動とが打ち消し合う場合がある。この場合、洗浄水に伝播する超音波振動が弱まり、洗浄力が低下するという問題がある。
また、特許文献3に記載された技術では、加工点における切り込み深さが深い場合、切削屑が切削溝から排出されにくい。
本発明の目的は、超音波振動を弱めないように洗浄水に伝播してウェーハを洗浄することにあり、ひいては、切削装置での切削加工の際、切削屑に超音波振動を伝えて、切削溝から切削屑を良好に排出することにある。
本発明の超音波水噴射装置は、被加工物に超音波振動を伝播させた水を噴射する超音波水噴射装置であって、水供給源から供給される水を一時的に溜める筒状の水溜部と、該水溜部の一方の端側に設けられ、水を噴射する噴射口と、該噴射口に対向して該水溜部に配設され、該超音波振動を発振する振動子と、を備え、該振動子から発振された該超音波振動が該噴射口に向かって集中するように、該振動子の該噴射口側が、凹んだドーム形状に形成され、該水溜部で該超音波振動を伝播させた水が、該噴射口から該被加工物に噴射される。
この超音波水噴射装置では、振動子の噴射口側が、凹んだドーム形状に形成されている。このため、振動子から発振された超音波振動が、噴射口に向かって集中し、超音波振動が水溜部内で反射しにくいので、噴射口から噴射される水により、超音波振動を十分に伝播することができる。したがって、噴射口から噴射される水を用いて被加工物を洗浄する際、被加工物上の汚れに超音波振動を十分に伝えることができるため、洗浄力を向上させることができる。
さらに、切削装置によって被加工物を切削加工する際、加工点における切り込み深さが深い場合でも、噴射口から噴射される水により、切削溝内の切削屑に対して、超音波振動を十分に伝えることができる。このため、切削溝から切削屑を良好に排出できる。
本実施形態にかかる被加工物の一例であるウェーハを示す斜視図である。 本実施形態にかかる超音波水噴射装置の構成を示す説明図である。 図2に示した超音波水噴射装置を備えたウェーハ洗浄装置を示す斜視図である。 図3に示したウェーハ洗浄装置の概略断面図である。 図2に示した超音波水噴射装置を備えたウェーハ切削装置を示す概略断面図である。 図5に示したウェーハ切削装置における切削部を示す説明図である。 超音波水噴射装置の変形例を示す説明図である。
まず、本実施形態にかかる被加工物について、簡単に説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる被加工物の一例であるウェーハ1は、たとえば、円板状に形成されている。ウェーハ1の表面2aには、デバイス4を含むデバイス領域5、および、その外側の外周余剰領域6が形成されている。デバイス領域5では、格子状の分割予定ライン3によって区画された領域のそれぞれに、デバイス4が形成されている。外周余剰領域6は、デバイス領域5を取り囲んでいる。さらに、ウェーハ1の外周縁7には、ウェーハ1の結晶方位を示すノッチ9が設けられている。ウェーハ1の裏面2bは、デバイス4を有しておらず、研削砥石などによって研削される被研削面である。
本実施形態では、ウェーハ1には、裏面2bの研削後に、洗浄水を用いたスピンナー洗浄が施される。また、ウェーハ1の分割予定ライン3に沿って切削溝が形成される際に、切削溝内から切削屑を除去するために、洗浄水が吹き付けられる。本実施形態において用いられる洗浄水は、超音波水である。超音波水は、超音波振動を伝播させた洗浄水である。
なお、ウェーハ1は、シリコン、ガリウム砒素等を含む半導体基板に半導体デバイスが形成された半導体ウェーハでもよいし、セラミック、ガラス、サファイア等を含む無機材料基板に光デバイスが形成された光デバイスウェーハでもよい。
次に、ウェーハ1に洗浄水を吹き付けるための装置(超音波水噴射装置)について説明する。本実施形態にかかる超音波水噴射装置は、噴射口から、洗浄水としての超音波水を噴射する。超音波水噴射装置は、上述したスピンナー洗浄および切削屑の除去に用いられる。
まず、超音波水噴射装置の構成について説明する。図2に示すように、超音波水噴射装置11は、高周波電圧を供給する高周波電源供給部13、および、超音波水を噴射する噴射装置本体15を備えている。噴射装置本体15は、洗浄水Lの供給口17、供給された洗浄水Lを溜める水溜部19、溜められた洗浄水Lに超音波を伝える超音波振動子23、および、超音波を伝えられた洗浄水である超音波水の噴射口21を含んでいる。
供給口17は、噴射装置本体15内に洗浄水Lを導入するために用いられる。水溜部19には、供給口17が連通されており、洗浄水Lが供給される。水溜部19は、供給口17から供給された洗浄水Lを一時的に溜める筒状の部材(容器)である。噴射口21は、水溜部19の一方の端側(下端)に設けられている。噴射口21は、水溜部19に溜められた洗浄水を、外部に向かって噴射する。水溜部19は、噴射口21に向かって先細りしている。
超音波振動子23は、水溜部19における噴射口21に対向する位置に配置されており、高周波電源供給部13に接続された一次振動子24、および、一次振動子24に隣接配置された超音波振動板25を備えている。一次振動子24は、高周波電源供給部13からの1MHz〜3MHzの高周波電圧を受けて振動するように構成されている。超音波振動板25は、噴射口21に対向する位置に、水溜部19内の洗浄水Lに向けて超音波振動を輻射する輻射面26を有している。超音波振動板25は、一次振動子24の振動に共振することにより、輻射面26から洗浄水Lに、超音波振動を伝える。これにより、噴射口21から外部に向かって噴射される洗浄水が、超音波水Lsとなる。
図2に示すように、輻射面26からの超音波振動が噴射口21に向かって集中するように、輻射面26は、凹んだドーム形状に形成されている。すなわち、超音波振動子23の噴射口21側が、凹んだドーム形状に形成されている。
次に、超音波水噴射装置11を用いたウェーハ洗浄装置について説明する。図3に示すように、ウェーハ洗浄装置31は、スピンナー型の洗浄装置であり、回転テーブル部33および超音波水噴射部35を備えている。
回転テーブル部33は、ウェーハ1を保持して回転するように構成されている。図3に示すように、回転テーブル部33は、ウェーハ1を保持するためのチャックテーブル41、チャックテーブル41の回転軸43、および、回転軸43に接続されてチャックテーブル41を回転させるためのテーブル回転モータ45を備えている。
チャックテーブル41は、ウェーハ1よりも小さい円形状に形成されており、ウェーハ1を保持する。このために、チャックテーブル41は、その上面中央部に、ウェーハ1を吸着するための吸着面42を備えている。吸着面42は、ポーラスセラミックス等の多孔質材料によって形成されている。吸着面42は、チャックテーブル41内の管路を介して、吸引源に接続されている(ともに図示せず)。吸着面52に生じる負圧によって、ウェーハ1が、チャックテーブル41に吸引保持される。
回転軸43は、その上端部がチャックテーブル41の下面中心に連結されており、下端部がテーブル回転モータ45に接続されている。テーブル回転モータ45は、回転軸43を介して、チャックテーブル41に回転駆動力を伝達する。これにより、チャックテーブル41は、図3および図4に示すように、ウェーハ1を保持した状態で、回転軸43を中心として、たとえばA方向に高速回転する。
超音波水噴射部35は、図2に示した超音波水噴射装置11に加えて、中空のシャフトである水平管51、水平管51を保持する旋回シャフト53、旋回シャフト53の上端に接続された洗浄水供給源55、および、旋回モータ57を備えている。洗浄水供給源55は、水供給源の一例である。
水平管51の先端は、超音波水噴射装置11を備えている。水平管51の基端は、旋回シャフト53の上端に保持されている。旋回シャフト53は、回転テーブル部33の回転軸43と略平行となるように立設されている。旋回モータ57は、旋回シャフト53を回転させる。すなわち、旋回シャフト53は、旋回モータ57の駆動力を用いて、水平管51および超音波水噴射装置11を、チャックテーブル41(ウェーハ1)上で旋回させる。
なお、水平管51は、旋回シャフト53の上端からチャックテーブル41の中心まで届く長さを有している。これにより、旋回シャフト53は、水平管51の先端に備えられている超音波水噴射装置11を、ウェーハ1の外周から中心まで移動させることが可能となっている。
旋回シャフト53の上端に接続されている洗浄水供給源55は、旋回シャフト53の上端および水平管51の内部に配設された洗浄水供給管(図示せず)を介して、超音波水噴射装置11の供給口17(図2参照)に洗浄水Lを供給する。
ここで、ウェーハ洗浄装置31による洗浄処理について説明する。ウェーハ1に対する洗浄処理では、ウェーハ1がチャックテーブル41上に載置され、吸着面42に生じる負圧によって、ウェーハ1の裏面2bがチャックテーブル41に吸引保持される。その後、テーブル回転モータ45が駆動されて、ウェーハ1を保持したチャックテーブル41が高速回転する。そして、旋回シャフト53によって、超音波水噴射装置11が、チャックテーブル41の外側の退避位置から、ウェーハ1の上方に移動される。それとともに、洗浄水供給源55から超音波水噴射装置11に洗浄水Lが供給され、超音波水噴射装置11の噴射口21(図2参照)から、超音波水Lsが、ウェーハ1に噴射される。
この際、超音波水噴射装置11が、ウェーハ1の回転中心を通る経路にて、矢印Bに示すように往復移動する。チャックテーブル41が高速回転しているため、チャックテーブル41上のウェーハ1の全域に、洗浄水Lが吹き付けられる。このようにして、ウェーハ1が、洗浄水Lによってスピンナー洗浄される。
このように、ウェーハ洗浄装置31は、洗浄のための超音波水Lsをウェーハ1に噴射するための超音波水噴射装置11を備えている。超音波水噴射装置11では、水溜部19内の洗浄水Lに向けて超音波振動を輻射する輻射面26(超音波振動子23の噴射口21側)が、凹んだドーム形状に形成されている。このため、輻射面26から輻射された超音波振動が、噴射口21に向かって集中する。すなわち、噴射口21に向かって、超音波振動が集束する。したがって、超音波振動が水溜部19内で反射しにくいので、噴射口21から噴射される超音波水Lsにより、ウェーハ1に対して超音波振動を十分に伝播することができる。したがって、噴射口21から噴射される超音波水Lsを用いてウェーハ1を洗浄する際、ウェーハ1上の汚れに超音波振動を十分に伝えることができるため、洗浄力を向上させることができる。
次に、図2に示した超音波水噴射装置11を用いたウェーハ切削装置について説明する。ウェーハ切削装置は、ウェーハ1の分割予定ライン3(図1参照)に沿って、切削溝を形成する。
図5に示すように、ウェーハ切削装置61は、切削ブレードを備えた切削部63、および、ウェーハを保持するチャックテーブル65を有する。チャックテーブル65は、ダイシングテープTを介して、ウェーハ1を吸引保持する。チャックテーブル65は、切削部63に対して、たとえば矢印C方向に相対的に移動する。
切削部63は、図2に示した構成の超音波水噴射装置11、ウェーハ1を切削する切削ブレード75、切削ブレード75を回転させるスピンドル71、および、切削ブレード75を固定するためのフランジ73を有する。スピンドル71の先端側は、切削ブレード75の中央に挿入され、フランジ73によって切削ブレード75がスピンドル71に固定される。スピンドル71は、その後端側に連結されたモータ(図示せず)により回転駆動される。これに伴って、切削ブレード75が高速で回転する。切削ブレード75は、例えば、ダイヤモンド砥粒をレジンボンドで固めて円板状に成形することによって形成される。
図6に示すように、切削部63は、上記した切削ブレード75等に加えて、切削ブレード75を覆うブレードカバー81、このブレードカバー81に備えられた切削水噴射ノズル83、この切削水噴射ノズル83に切削水を供給する切削水供給管85、および、超音波水噴射装置11に洗浄水を供給する洗浄水供給管87をさらに備えている。
切削水噴射ノズル83は、切削水供給管85から供給される切削水を、切削ブレード75がウェーハ1に切り込む位置である切削点に向けて放出する。この切削水によって、切削ブレード75が、冷却および洗浄される。洗浄水供給管87は、超音波水噴射装置11の図2に示した供給口17に接続されており、超音波水噴射装置11に洗浄水を供給する。超音波水噴射装置11は、噴射口21を切削点に向けるように、傾いた状態で配置されている。
ここで、ウェーハ切削装置61によるウェーハ1の切削加工について説明する。先ず、図5に示すように、ウェーハ1が、ダイシングテープTを介して、チャックテーブル65に吸引保持される。次いで、チャックテーブル65を移動することによって、ウェーハ1を、切削領域となる切削部63の下方に配置する。
その後、切削ブレード75の刃先が、ウェーハ1の切り込み深さに応じた位置に配されるように、切削部63の高さ位置を調整する。その後、高速回転する切削ブレード75に対して、チャックテーブル65を水平方向に相対移動させることによって、ウェーハ1の分割予定ライン3に沿って切削溝を形成する。切削溝の形成時に、切削ブレード75による切削点に、切削水噴射ノズル83から切削水が放出されるとともに、超音波水噴射装置11から超音波水Lsが噴射される。このようにして、ウェーハ1におけるすべての分割予定ライン3に沿って、切削溝が形成される。
このように、ウェーハ切削装置61が超音波水噴射装置11を備えており、超音波水噴射装置11が、ウェーハ1における切削溝の形成部位に、超音波水Lsを噴射する。上述のように、超音波水噴射装置11では、輻射面26が凹んだドーム形状に形成されているため、輻射面26から輻射された超音波振動が、噴射口21に向かって集中する。したがって、噴射口21から噴射される超音波水Lsにより、ウェーハ1に向けて超音波振動を十分に伝播することができるため、切削点における切り込み深さが深い場合でも、噴射口21から噴射される超音波水Lsにより、切削溝内の切削屑に対して、超音波振動を十分に伝えることができる。このため、超音波水Lsにより、切削溝から切削屑を良好に排出することができる。
なお、図2に示した超音波水噴射装置11では、噴射装置本体15の内部に配された水溜部19が、噴射口21に向かって先細りしている。しかしながら、水溜部19の構成は、これに限られない。図7に示す超音波水噴射装置11aのように、水溜部19aは、噴射口21に向かって先細りしていなくてもよい。すなわち、噴射装置本体15は、略円筒状の内壁を有していてもよい。
また、本実施形態では、超音波水噴射装置11の輻射面26(超音波振動子23の噴射口21側)が、ドーム形状に形成されているが、輻射面26のドーム形状は、球形の一部の内面に類似の形状であってもよいし、すり鉢の内面に類似の形状であってもよい。すなわち、輻射面26は、噴射口21に向かって超音波振動が集中するように構成されていればよい。
1:ウェーハ、3:分割予定ライン、
11:超音波水噴射装置、13:高周波発振器、15:噴射装置本体、17:供給口、
19:水溜部、21:噴射口、23:超音波振動子、24:一次振動子、
25:超音波振動板、26:輻射面、
31:ウェーハ洗浄装置、33:回転テーブル部、35:超音波水噴射部、
41:チャックテーブル、42:吸着面、43:回転軸、45:テーブル回転モータ、
51:水平管、52:吸着面、53:旋回シャフト、55:洗浄水供給源、
57:旋回モータ、
61:ウェーハ切削装置、63:切削部、65:チャックテーブル、
71:スピンドル、73:フランジ、75:切削ブレード、
81:ブレードカバー、83:切削水噴射ノズル、85:切削水供給管、
87:洗浄水供給管

Claims (1)

  1. 被加工物に超音波振動を伝播させた水を噴射する超音波水噴射装置であって、
    水供給源から供給される水を一時的に溜める筒状の水溜部と、
    該水溜部の一方の端側に設けられ、水を噴射する噴射口と、
    該噴射口に対向して該水溜部に配設され、該超音波振動を発振する振動子と、を備え、
    該振動子から発振された該超音波振動が該噴射口に向かって集中するように、該振動子の該噴射口側が、凹んだドーム形状に形成され、
    該水溜部で該超音波振動を伝播させた水が、該噴射口から該被加工物に噴射される、
    超音波水噴射装置。
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