JP6703636B1 - 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓 - Google Patents

鉄道車両の交換式ディスプレイ窓 Download PDF

Info

Publication number
JP6703636B1
JP6703636B1 JP2019110069A JP2019110069A JP6703636B1 JP 6703636 B1 JP6703636 B1 JP 6703636B1 JP 2019110069 A JP2019110069 A JP 2019110069A JP 2019110069 A JP2019110069 A JP 2019110069A JP 6703636 B1 JP6703636 B1 JP 6703636B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
frame
width
display
guide groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019110069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020199983A (ja
Inventor
雄一郎 三谷
雄一郎 三谷
加藤 英一
英一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2019110069A priority Critical patent/JP6703636B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6703636B1 publication Critical patent/JP6703636B1/ja
Publication of JP2020199983A publication Critical patent/JP2020199983A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

【課題】既存の鉄道車両の下降窓を大幅な車体改造を要さずに簡単にディスプレイ窓に交換できるようにする。【解決手段】鉄道車両の車体の窓開口の縁に形成されたガイド溝に対し、上下スライド可能に取り付けられた下降窓と交換可能なディスプレイ窓であって、窓厚方向において前記ガイド溝の幅よりも厚肉のディスプレイパネルを含む窓本体と、前記窓本体の外縁に沿って配置され、前記窓本体に接続された枠体と、を備える。前記枠体は、前記窓本体の端部にそれぞれ対向する側枠部と、前記窓厚方向において前記側枠部の最大幅よりも薄く、前記側枠部からそれぞれ側方に突出して前記ガイド溝に挿入される側凸部と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、鉄道車両のディスプレイ窓に関し、特に上下スライド可能に取り付けられた下降窓と交換可能なディスプレイ窓に関する。
鉄道車両には、換気のため下方にスライドさせて開放できる下降窓が側窓として採用されたものがある。下降窓は、車体の窓開口の両側縁部に設けられたガイド溝に上下スライド自在に嵌合されており、下降窓を下方にスライドさせると、車体の窓開口の下側に形成された収納部に下降窓の下部が入り込む。
特開平9−109881号公報
近年は、乗客への情報提供の多様化を図るために、客室にディスプレイ装置が設けられることがあるが、窓領域にディスプレイパネルを設けることができれば、乗客が見やすくて且つスペース効率もよい。しかし、既存の下降窓のガラスの厚さに比べ、ディスプレイパネルを含む窓ガラスの厚みは大きくなる。そのため、既存の鉄道車両において下降窓をディスプレイ窓に交換しようとすると、車体に大幅な改造が必要になってしまう。
そこで本発明は、既存の鉄道車両の下降窓を大幅な車体改造を要さずに簡単にディスプレイ窓に交換できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る鉄道車両の交換式ディスプレイ窓は、鉄道車両の車体の窓開口の側縁部に形成されたガイド溝に対し、上下スライド可能に取り付けられた下降窓と交換可能なディスプレイ窓であって、窓厚方向において前記ガイド溝の幅よりも厚肉のディスプレイパネルを含む窓本体と、前記窓本体の外縁に沿って配置され、前記窓本体に接続された枠体と、を備え、前記枠体は、前記窓本体の側端部に対向する側枠部と、前記窓厚方向において前記側枠部の最大幅よりも薄く、前記側枠部から側方に突出して前記ガイド溝に挿入される側凸部と、を有する。
前記構成によれば、窓本体が厚肉のディスプレイパネルを含むことで、窓厚方向において側枠部がガイド溝の幅よりも大きくなっても、ガイド溝に挿入可能な側凸部が側枠部に設けられているので、ディスプレイ窓を車体のガイド溝に取り付けることができる。よって、既存の鉄道車両の下降窓を大幅な車体改造を要さずに簡単にディスプレイ窓に交換できる。
本発明によれば、既存の鉄道車両の下降窓を大幅な車体改造を要さずに簡単にディスプレイ窓に交換できる。
図1は、鉄道車両の車体の側構体及びその近傍を車内から見た側面図である。 図2は、第1実施形態に係るディスプレイ窓を車内から見た側面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、図2のIV−IV線断面図である。 図5は、図2のV−V線断面図である。 図6は、図2のVI−VI線断面図である。 図7は、第2実施形態に係るディスプレイ窓を車内から見た側面図である。 図8は、図7に示すディスプレイ窓及びガイド溝の要部斜視図である。 図9は、図7のIX−IX線断面図である。 図10は、図7のX−X線断面図である。 図11は、図7のXI−XI線断面図である。 図12は、第3実施形態に係るディスプレイ窓を車内から見た側面図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、車内から窓開口を見た方向を基準とする。
(第1実施形態)
図1は、鉄道車両1の車体2の側構体3及びその近傍を車内から見た側面図である。図1に示すように、鉄道車両1の車体2を構成する側構体3には、ドア開口4及び窓開口5が形成されている。ドア開口4には、側引戸6が設けられている。窓開口5には、元々は上下スライド可能な下降窓(図示せず)が設けられていたが、その下降窓を取り外して後述のディスプレイ窓10が取り付けられる。
側構体3の窓開口5の下側には、下降窓を降下させて窓開口5を開放する際に当該下降窓の下部が収納される収納部3aが形成されている。側構体3において、窓開口5の側縁部3bには後述のガイド溝3c(図3参照)が形成され、窓開口5の上縁部3dには係合溝3e(図5参照)が形成され、窓開口5の下縁部3fには収納部3aに連通するスリット3g(図6参照)が形成されている。側構体3の車内側には、窓開口5の下側に座席7が設けられている。なお、本実施の形態では座席7は車両長手方向に沿って配置されたロングシートであるが、クロスシートやセミクロスシートなどでもよく、座席の配置はこれらに限定されない。
図2は、第1実施形態に係るディスプレイ窓10を車内から見た側面図である。図2に示すように、窓開口5には、下降窓と交換してディスプレイ窓10が取り付けられる。ディスプレイ窓10は、枠体11及び窓本体12を備える。枠体11は、四角枠形状を有し、窓本体12の外縁に沿って配置されている。枠体11は、窓本体12の左右の側端部に左右方向に対向する一対の側枠部21と、窓本体12の上端部に上下方向に対向する上枠部23と、窓本体12の下端部に上下方向に対向する下枠部25とを有する。
窓本体12は、枠体11に囲まれた状態で枠体11に接続されている。本実施形態では、窓本体12は、固定窓31及び内折れ窓32により構成されている。固定窓31は、枠体11で囲まれた空間の下領域(第1領域)に配置され、内折れ窓32は、枠体11で囲まれた空間の上領域(第2領域)に配置されている。なお、固定窓31及び内折れ窓32が配置される位置は、枠体11に囲まれた空間であれば、上領域及び下領域に限られない。
固定窓31は、側枠部21に固定されている。内折れ窓32は、側枠部21に回動可能に接続されている。具体的には、枠体11は、枠体11に囲まれた空間を前記下領域と前記上領域とに仕切る中間枠部26を有し、内折れ窓32の下端部が中間枠部26に回動自在に接続されている。即ち、内折れ窓32の下端部が左右方向の軸線周りに回動することで、内折れ窓32の上端部が車内側に倒れるように内折れ窓32が開き動作する。このように、内折れ窓32により車内の客室を換気可能であるので、車体2に換気口や換気装置を設ける必要がなく、窓交換にかかる手間及び費用が削減される。
収納部3aには、バランサ8が配置されている。バランサ8は、前記下降窓のためのものであり、ディスプレイ窓10に交換した後は使用されない。バランサ8は、前記下降窓を下方から支持する支持部8aと、支持部8aに一端部が接続されたアーム部8bと、アーム部8bの他端部が接続されてアーム部8bの回動動作に抵抗力(例えば、反発力及び減衰力)を付与する本体部8cとを有する。このバランサ8により、前記下降窓が収納部3aに収納される際に前記下降窓が勢いよく降下することが防止される。
図3は、図2のIII−III線断面図である。図3に示すように、側構体3の窓開口5の側縁部3bには、窓開口5に向けて開放されて上下方向に延びるガイド溝3cが形成されている。具体的には、断面Z形状の板P1と断面直線状の板P2とが締結具Bで互いに固定されることで、ガイド溝3cが形成されている。なお、板P1,P2の断面形状はこれらに限られず、例えば断面L形状の板を締結具で固定してガイド溝3cを形成してもよい。側枠部21は、固定窓31の側端部を保持する断面U形状の保持部21aを有する。固定窓31は、四角板状の透明板(例えば、ガラス板)であるが、ディスプレイ窓としてもよい。
側枠部21には、保持部21aの左右方向外側の端面の一部から側方に突出した側凸部22が設けられている。保持部21aと側凸部22とは、互いに一体に形成されている。側凸部22は、ガイド溝3cに挿入される。窓厚方向(窓本体12の法線方向)において、側凸部22の幅T1は、ガイド溝3cの幅T0以下である。窓厚方向において、側凸部22の幅T1は、側枠部21の最大幅T2(保持部21aの幅)よりも薄い。側凸部22は、側枠部21に対して車内側に偏った位置に設けられている。
図4は、図2のIV−IV線断面図である。図4に示すように、内折れ窓32は、四角板状の主部41と、主部41の周縁部を保持する断面U形状のベゼル部42とを備える。主部41は、ディスプレイパネル51と、ディスプレイパネル51を車外側及び車内側から挟む一対の透明板52とを有する。ディスプレイパネル51は、フラットな画像表示装置であり、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルであるが、パネルの種類は特に限定されない。透明板52は、例えば透明樹脂又はガラスにより形成される。
本実施形態では、ディスプレイパネル51の面積が、透明板52の面積より小さいため、一対の透明板52の間の隙間でディスプレイパネル51の存在しない領域には、透明なスペーサ53が配置されている。このような構成により、鉄道車両1の走行中の振動がディスプレイ窓10に伝達されても、ディスプレイパネル51が安定的に保持される。なお、主部41は、ディスプレイパネル51の面積を透明板52の面積と同じにしてスペーサ53を無くした構成にしてもよい。
側枠部21は、内折れ窓32の車外側への変位を規制する断面L形状の規制部21bを有する。側枠部21には、規制部21bから側方に突出してガイド溝3cに挿入される側凸部22が設けられている。規制部21bと側凸部22とは、互いに一体に形成されている。内折れ窓32の窓厚方向において、内折れ窓32の側端部の厚みT3は、ガイド溝3cの幅T0よりも厚い。内折れ窓32の窓厚方向において、側凸部22の幅T1は、側枠部21の最大幅T2(規制部21bの幅)よりも薄い。側凸部22の幅T1は、内折れ窓32の側端部の厚みT3よりも薄い。側凸部22は、側枠部21に対して車内側に偏った位置に設けられており、内折れ窓32は、ガイド溝3cに対して車外側に偏って配置される。なお、側凸部22は、側枠部21の上部から下部まで連続して上下方向に延びているが、上下方向において非連続に設けられてもよい。また、側凸部22は、側枠部21に一体に形成されているが、別々に形成して互いに固定されてもよい。
図5は、図2のV−V線断面図である。図5に示すように、側構体3の窓開口5の上縁部3dには、窓開口5に向けて開放されて左右方向に延びる係合溝3eが形成されている。上枠部23は、内折れ窓32の車外側への変位を規制する断面L形状の規制部23aを有する。上枠部23には、規制部23aから上方に突出して係合溝3eに挿入される上凸部24が設けられている。上凸部24は、上枠部23に対して締結具Bにより着脱可能に固定されている。なお、上凸部24は、締結具Bでの固定の代わりに、上枠部23に対して上下スライド可能に接続されていてもよい。
図6は、図2のVI−VI線断面図である。図6に示すように、側構体3の窓開口5の下縁部3fには、窓開口5を収納部3aに連通させて左右方向に延びるスリット3gが形成されている。下枠部25は、固定窓31の下端部を保持する保持部25aと、保持部25aの車内側から下方に突出した内脚部25bと、保持部25aの車外側から下方に突出した外脚部25cとを有する。内脚部25bは、スリット3gに挿入され、外脚部25cは、下縁部3fに着地している。バランサ8は、下枠部25から下方に離間しており使用されない。なお、下枠部25は、この形態に限られず、側構体3の下縁部3fに下方から支持されれば他の形態でもよい。
以上に説明した構成によれば、窓本体12がガイド溝3cの幅T0よりも厚肉のディスプレイパネル51を含むことで、窓厚方向において側枠部21がガイド溝3cの幅T0よりも大きくなっても、ガイド溝3cに挿入可能な側凸部22が側枠部21に設けられているので、ディスプレイ窓10を車体2のガイド溝3cに取り付けることができる。よって、既存の鉄道車両1の下降窓を大幅な車体改造を要さずに簡単にディスプレイ窓10に交換できる。
また、側凸部22は、側枠部21に対して車内側に偏った位置に設けられ、厚肉のディスプレイパネル51を含む窓本体12が車内側ではなく車外側に偏在することになるので、車内側のスペースが減少することを防止できる。また、ディスプレイ窓10を車体2に組み付ける際には、上枠部23に対して上凸部24を取り外し又は下方スライドしておくことで、枠体11を窓開口5に容易に配置できる。その後に上枠部23に対して上凸部24を取り付け又は上方スライドすることで、窓開口5の上縁部3dの係合溝3eに上凸部24を係合できる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係るディスプレイ窓110を車内から見た側面図である。図7に示すように、窓開口5には、下降窓と交換してディスプレイ窓110が取り付けられる。ディスプレイ窓110は、枠体111及び窓本体112を備える。枠体111は、四角枠形状を有し、窓本体112の外縁に沿って配置されている。枠体111は、窓本体112の左右の側端部に左右方向に対向する一対の側枠部121と、窓本体112の下端部に上下方向に対向する下枠部125とを有する。
窓本体112は、枠体111に囲まれた状態で枠体111に接続されている。本実施形態では、窓本体112は、上窓131及び下窓132により構成されている。上窓131は、枠体111で囲まれた空間の上領域に配置され、下窓132は、枠体111で囲まれた空間の下領域に配置されている。上窓131及び下窓132は、固定された窓である。上窓131は、ディスプレイパネル151を含む。
図8は、図7に示すディスプレイ窓110及びガイド溝3cの要部斜視図である。図9は、図7のIX−IX線断面図である。図10は、図7のX−X線断面図である。図8乃至10に示すように、上窓131は、ディスプレイパネル151と、ディスプレイパネル151を車内側及び車外側から挟む一対の透明板152とを有する。本実施形態でも、ディスプレイパネル151の面積が、透明板152の面積より小さいため、一対の透明板152の間の隙間でディスプレイパネル151の存在しない領域には、透明なスペーサ153が配置されている。なお、上窓131は、ディスプレイパネル151の面積を透明板152の面積と同じにしてスペーサ153を無くした構成にしてもよい。
図9に示すように、上窓131の厚さT4は、窓厚方向においてガイド溝3cの幅T0よりも厚い。枠体111の側枠部121は、上窓131の側端部を保持する断面U形状の上保持部121aを有する。側枠部121には、上保持部121aから側方に突出した側凸部122が設けられている。上保持部121aと側凸部122とは、互いに一体に形成されている。側凸部122は、ガイド溝3cに挿入される。窓厚方向(窓本体112の法線方向)において、凸部122の幅T1は、側枠部121の最大幅T2(上保持部121aの幅)よりも薄い。側凸部122の幅T1は、上窓131の厚さT4よりも薄い。側凸部122は、側枠部121に対して車内側に偏った位置に設けられており、上窓131は、ガイド溝3cに対して車外側に偏って配置されている。
下窓132は、透明板からなり、ディスプレイパネルを含まない。下窓132の厚みT5は、窓厚方向においてガイド溝3cの幅T0よりも薄い。側枠部121は、下窓132の側端部を保持する断面U形状の下保持部121bを有する。窓厚方向において、下保持部121bの幅T1は、上保持部121aの幅T2よりも小さい。下保持部121bは、ガイド溝3cに挿入される役目も兼ねる。上窓131と下窓132とは、上下方向に互いに積み重ねられている。本実施形態では、上窓131の下端面と下窓132の上端面とは、互いに接合されている。上保持部121aと下保持部121bとは、互いに一体に形成されてもよいし、別々に形成して互いに固定(例えば、接着等)されてもよい。
図11は、図7のXI−XI線断面図である。図11に示すように、枠体111の下枠部125は、断面U形状を有し、下窓132の下端部を保持する。窓厚方向において、下窓132及び下枠部125の厚さは、スリット3gの幅よりも薄い。下枠部125は、接続具Cを介してバランサ8の支持部8aに接続されている。即ち、下窓132は、接続具Cを介してバランサ8に下方から支持されている。
以上に説明した構成によれば、側枠部121をディスプレイパネル151の分だけ厚くしながらも、下窓132を交換対象の下降窓と略同一の厚みとして軽量化を図ることができる。更に、下窓132を降下させて下窓132の下部を側構体3の収納部3aに収納できるため、ディスプレイ窓110を下降窓として利用できる。なお、上窓131は、固定された窓ではなく内折れ窓にしてもよい。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態に係るディスプレイ窓210を車内から見た側面図である。図12に示すように、窓開口5には、下降窓と交換してディスプレイ窓210が取り付けられる。ディスプレイ窓210は、枠体211及び窓本体212を備える。枠体211は、四角枠形状を有し、窓本体212の外縁に沿って配置されている。枠体211は、窓本体212の左右の側端部に左右方向に対向する一対の側枠部221と、窓本体212の上端部に上下方向に対向する上枠部223と窓本体212の下端部に上下方向に対向する下枠部225とを有する。窓本体212は、その大部分にディスプレイパネル251を有する。
即ち、本実施形態の窓本体212は、全体として第2実施形態の上窓131と同じ断面構造を有する。そのため、ディスプレイ窓210は、収納部3aに収納できない。枠体211は、その各辺において図5,6及び図9と同じ断面構造を有する。このような構成によっても、既存の鉄道車両1の下降窓や固定窓を大幅な車体改造を要さずに簡単にディスプレイ窓210に交換できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。例えば、1つの実施形態中の一部の構成は、その実施形態中の他の構成から分離して任意に抽出可能であり、1つの実施形態中の一部の構成を他の実施形態に適用してもよい。
1 鉄道車両
2 車体
3 側構体
3a 収納部
3b 側縁部
3c ガイド溝
3d 上縁部
3e 係合溝
5 窓開口
10,110,210 ディスプレイ窓
11,111,211 枠体
12,112,212 窓本体
21,121,221 側枠部
21a 保持部
22,122,222 側凸部
23,223 上枠部
24 上凸部
31 固定窓
32 内折れ窓
51,151,251 ディスプレイパネル
52,152,252 透明板
53,153 スペーサ
121b 下保持部
121a 上保持部
131 上窓
132 下窓

Claims (6)

  1. 鉄道車両の車体の窓開口の側縁部に形成されたガイド溝に対し、上下スライド可能に取り付けられた下降窓と交換可能なディスプレイ窓であって、
    窓厚方向において前記ガイド溝の幅よりも厚肉のディスプレイパネルを含む窓本体と、
    前記窓本体の外縁に沿って配置され、前記窓本体に接続された枠体と、を備え、
    前記枠体は、
    前記窓本体の側端部に対向する側枠部と、
    前記窓厚方向において前記側枠部の最大幅よりも薄く、前記側枠部から側方に突出して前記ガイド溝に挿入される側凸部と、
    を有する、鉄道車両の交換式ディスプレイ窓。
  2. 前記側凸部は、前記側枠部に対して車内側に偏った位置に設けられている、請求項1に記載の鉄道車両の交換式ディスプレイ窓。
  3. 前記枠体は、
    前記窓本体の上端部に対向する上枠部と、
    前記上枠部から上方に突出して前記窓開口の上縁部に形成された係合溝に挿入される上凸部と、を有し、
    前記上凸部は、前記上枠部に対して着脱可能又は下方スライド可能に構成されている、請求項1又は2に記載の鉄道車両の交換式ディスプレイ窓。
  4. 前記窓本体は、
    前記枠体で囲まれた空間の上領域に配置され、前記ディスプレイパネルを含み、前記窓厚方向において前記ガイド溝の前記幅よりも厚い上窓と、
    前記枠体で囲まれた空間の下領域に配置され、前記窓厚方向において前記ガイド溝の前記幅よりも薄い下窓と、
    を有し、
    前記側枠部は、前記上窓の側端部を保持する上保持部と、前記下窓の側端部を保持する下保持部と、を含み、
    前記窓厚方向において、前記下保持部の幅は、前記上保持部の幅よりも小さい、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鉄道車両の交換式ディスプレイ窓。
  5. 前記窓本体は、
    前記枠体で囲まれた空間の第1領域に配置され、前記側枠部に固定された固定窓と、
    前記枠体で囲まれた空間の第2領域に配置され、前記側枠部に回動可能に接続された内折れ窓と、
    を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鉄道車両の交換式ディスプレイ窓。
  6. 前記窓本体は、前記ディスプレイパネルを挟む一対の透明板を含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の鉄道車両の交換式ディスプレイ窓。
JP2019110069A 2019-06-13 2019-06-13 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓 Active JP6703636B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019110069A JP6703636B1 (ja) 2019-06-13 2019-06-13 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019110069A JP6703636B1 (ja) 2019-06-13 2019-06-13 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6703636B1 true JP6703636B1 (ja) 2020-06-03
JP2020199983A JP2020199983A (ja) 2020-12-17

Family

ID=70858245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019110069A Active JP6703636B1 (ja) 2019-06-13 2019-06-13 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6703636B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113371020A (zh) * 2021-05-11 2021-09-10 中车唐山机车车辆有限公司 车厢及轨道车辆

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05139300A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Hitachi Ltd 車両の連窓構造
JP3655373B2 (ja) * 1995-10-20 2005-06-02 日本車輌製造株式会社 鉄道車両
DE19858491C2 (de) * 1998-12-18 2002-03-14 Daimler Chrysler Ag Fahrzeug mit Wanddurchbruch und eingepaßtem Einsatz
CN202126818U (zh) * 2011-07-18 2012-01-25 易珉 地铁车厢
CN106184250B (zh) * 2016-08-09 2018-05-18 中车唐山机车车辆有限公司 轨道客车
AU2017352687B2 (en) * 2016-11-03 2020-01-02 Crrc Qingdao Sifang Co., Ltd. Train window structure and train having same
CN207106504U (zh) * 2017-08-03 2018-03-16 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 一种动车组用显示器窗

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113371020A (zh) * 2021-05-11 2021-09-10 中车唐山机车车辆有限公司 车厢及轨道车辆
WO2022237126A1 (zh) * 2021-05-11 2022-11-17 中车唐山机车车辆有限公司 车厢及轨道车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020199983A (ja) 2020-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6703636B1 (ja) 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓
JP5102743B2 (ja) 樹脂製昇降ガラスを有するリヤドア
CN107709129B (zh) 车辆
JP5297149B2 (ja) 車両の昇降窓ガラス装置
JP5972114B2 (ja) 車両の座席袖仕切り
US20160340974A1 (en) Built-in-blind assembly
JP4635755B2 (ja) サンルーフ装置及びそれを備えた車両天井
JP2012051472A (ja) プラットホームドア装置、プラットホームドア装置における透光部材の取り付け方法及び取り外し方法
JP6262806B2 (ja) プラットホームドア装置
JP2012067581A (ja) 可動間仕切
JP6352582B2 (ja) ドアサッシュ
JP2014177760A (ja) 引戸ユニット
JP6683853B1 (ja) 戸体
JP2005186848A (ja) デッキフロア構造
JP4202341B2 (ja) タイヤリッド構造
JP6661255B1 (ja) フロアボード
JP2015077969A (ja) プラットホームドア装置、プラットホームドア装置における透光部材の取り付け方法及び取り外し方法
JP5942834B2 (ja) 樹脂ガラス保持構造
JP2020056156A (ja) 建具
JP2022021212A (ja) 車両
JP5972839B2 (ja) コンソールボックス
JP7054777B2 (ja) フラッシュドア
JP2011218955A (ja) 車両用ドア
JP2023097828A (ja) 車両用サンバイザ
KR200189784Y1 (ko) 철도차량의연속유리창구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200122

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200122

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6703636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250