JP2020056156A - 建具 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、特許文献1に示すような引手部として形成される凹部の場合には、貼り付けローラーを凹部の内側に進入させることが難しく、凹部の内面にシートラッピングできないという課題があった。そのため、凹部のみがシートラッピングされない状態となり、建具としての意匠性が低下するため、その点で改善の余地があった。
このように本発明では、框の引手部に形成される巾の狭い凹溝において確実にシートラッピングすることができ、意匠性を向上させることができる。
しかも、本発明では、パネル材の外端部に第1框部を介して第2框部を仮に配置させてから、第2框部側から固定ねじを挿通させることで、これらを同時に固定できる簡単な構造となるので、組み立て作業の効率化を図ることができる。
図1に示す本第1実施形態の建具は、建築物の開口に設けられる引き戸1を一例として図面に基づいて説明する。
本実施形態の引き戸1(建具)は、建物又は部屋の出入口の上下に配された溝やレール等の案内部11に案内されてスライドして、この出入口を開閉する建具である。
また、引き戸1を構成する各部材や部品などは、前記開口部に設けられている姿勢であるものとして、その姿勢における左右方向X1、前後方向X2、および上下方向X3を用いて説明する。
なお、パネル材2としては、全体が木製等の同一部材であることに限定されず、部分的に樹脂やガラス等の部材が組み込まれたものであったり、あるいは全体が板状であることに限らず、部分的に別部材を組み合わせた構造のものであってもよい。
縦框3における外に露出する表面は、化粧シートや化粧紙等のシート33(33A、33B、33C)が貼着された状態で被覆されている。
第1框部3Aと第2框部3Bとは、第2框部3B側から挿通される固定ねじ32によって固定されている。
支持壁34のパネル材2側を向く内面34aには、上下方向X3に延在する一対の凸条341が形成されている。支持壁34の内面34aとは反対側の外面34b(分割面)には、第2框部3Bの係合凹部364(後述する)に係合される係合凸部342(係合部)が上下方向X3に延びて形成されている。係合凸部342の位置には、上下方向X3に所定の間隔(例えば、500mm〜600mmの間隔)をあけた位置で厚さ方向に貫通する第1ねじ孔343が複数設けられている。
支持壁34の外面34bには、凹溝31における一方の第1手掛け部31aを形成する内壁面のみが位置している。
開口部367は、固定ねじ32が挿通可能な大きさに形成されている。固定ねじ32は、開口部367から第2框部3B内に挿入され、第2ねじ孔365を挿通するとともに第1框部3Aの第1ねじ孔343に挿通されてパネル材2に螺合されている。これにより、第2框部3Bが第1框部3Aに固定されるとともに、第1框部3Aがパネル材2に強固に固定される。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、縦框3に形成される手掛け用の凹溝31が左右方向X1に分割された第1框部3Aと第2框部3Bによって分離されているので、分割された第1框部3Aと第2框部3Bのそれぞれには凹溝31の一部を含んだ状態で設けられることになる。つまり、第1框部3Aと第2框部3Bの表面にシート33を被覆する製造する際に、溝形状が形成されていない状態の第1框部3Aと第2框部3Bの表面における必要領域全体に対して貼り付けローラーを使用してシート33を被覆することができる。そして、シート33が被覆された第1框部3Aと第2框部3Bをパネル材2の両端に固定することで、手掛け用の凹溝31が形成された引き戸1を構成することができる。
このように本実施形態では、縦框3の引手部に形成される巾の狭い凹溝31において確実にシートラッピングすることができ、意匠性を向上させることができる。
しかも、本実施形態では、パネル材2の外端部2aに第1框部3Aを介して第2框部3Bを仮に配置させてから、第2框部3B側から固定ねじ32を挿通させることで、これらを同時に固定できる簡単な構造となるので、組み立て作業の効率化を図ることができる。
図4に示す第2実施形態による引き戸1A(建具)は、上述した第1実施形態の縦框3における左右方向X1の分割位置を異なる位置とした縦框4Aの一例である。
第2実施形態による縦框4Aは、凹溝31の第2手掛け部31bを分割位置P2として、凹溝31を左右方向X1に分離するように第1框部3Aと第2框部3Bとが分割されている。
第1框部3Aは、支持壁34の外面34bから左右方向X1の外側に向けて立設され、凹溝31の底面31cを含んだ一対の側板41、41を備えている。
支持板42の外面42b(分割面)には、第2框部3Bの係合凹部431(後述する)に係合される係合凸部421(係合部)が上下方向X3に延びて形成されている。係合凸部421の位置には、上下方向X3に所定の間隔をあけた位置で厚さ方向に貫通する第1ねじ孔422が複数設けられている。
さらに、第2框部3Bは、外面側の外壁44に開口部441が形成されている。開口部441は、カバー材45が係止されることにより閉塞される。
図5及び図6は、上述した第1実施形態の変形例による縦框4B、4Cであって、第1框部3Aの形状を代えた構成のものである。
図5に示すように、第1変形例による縦框4Bは、第1框部3Aが上下方向X3から見た断面視で略ロ字状に形成されている。第1框部3Aは、支持壁46と支持板47が左右方向X1に対向して配置され、支持壁46の前後方向X2の両端部からパネル材2側に向けて僅かに突出した保持片48が設けられている。支持壁46および支持板47には、それぞれ固定ねじ32を挿通させる第1ねじ孔461、471が形成されている。支持板47における外面47bの前後方向X2の中央部には凹陥部472(係合部)が形成されている。その凹陥部472に第2框部3Bの固定板43が係合されることで、第1框部3Aと第2框部3Bとが前後方向X2への移動が規制されている。さらに支持板47の外面47bにおいて、凹陥部472の両側には第1手掛け部31aが配置されている。第1変形例による縦框4Bでは、支持板47の位置が分割位置P3となる。
そして、第1変形例および第2変形例による縦框4B、4Cにおいても、凹溝31、カバー材37を含む第1框部3Aおよび第2框部3Bの外周面のほぼ全域にわたる範囲にシート33(33A、33B、33C)が貼着されている。
図7〜図9に示す第3実施形態による引き戸1B(建具)は、パネル材2Aが木製ではなく、ガラスパネルを採用した一例である。
図7に示すように、パネル材2Aは、左右方向X1の両端部に固定される縦框5と、左右方向X1に延びる上桟21、下桟22、及び複数(図7では3本)の中桟23と、これら桟21、22、23の間に配置されるガラスパネル24と、を備えている。
第1框部5Aの中桟固定部51には、固定ねじ53が挿通可能な第1ねじ孔511が形成されている。一方、第2框部5Bにおける支持壁54に対向する固定板56にも中桟固定部51の第1ねじ孔511と連通する位置に第2ねじ孔561が形成されている。
2、2A パネル材
2a 外端面
3、4A、4B、4C、5 縦框(框)
3A、5A 第1框部
3B、5B 第2框部
31 凹溝
31a 第1手掛け部
31b 第2手掛け部
32、53 固定ねじ
33 シート
34 支持壁
35 保持片
36 框本体
37 カバー材
342、421 係合凸部(係合部)
364、431 係合凹部(係合部)
367、441 開口部
462、472 凹陥部(係合部)
P1〜P5 分割位置
X1 左右方向(スライド方向)
X2 前後方向
X3 上下方向
Claims (4)
- 一方向にスライド可能に設けられたパネル材と、該パネル材におけるスライド方向の両端部のうち少なくとも一方の端部に固定された框と、を備えた建具であって、
前記框における前記パネル材の前後方向を向く両側面には、それぞれ前記前後方向から見て前記スライド方向に直交する方向に延在する手掛け用の凹溝が形成され、
前記框は、前記パネル材の両端部に固定される第1框部と、該第1框部に固定される第2框部と、が前記凹溝を分離するように前記スライド方向に分割されていることを特徴とする建具。 - 前記第1框部と前記第2框部とは、前記第2框部側から挿通される固定ねじによって固定され、
前記固定ねじは、前記第1框部と前記第2框部を貫通して前記パネル材の前記スライド方向の外端面に螺合されている請求項1に記載の建具。 - 前記第2框部には、前記スライド方向で前記第1框部とは反対側の外面に前記固定ねじを挿通可能な開口部が形成され、該開口部を閉塞するカバー材が設けられている請求項2に記載の建具。
- 前記第1框部と前記第2框部との分割面には、前記第1框部と前記第2框部における前記前後方向の相対移動を規制する係合部が形成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建具。
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CN117108176A (zh) * | 2020-06-28 | 2023-11-24 | 唐腊辉 | 一种发泡膨胀扣锁拉紧装配复合门扇结构 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3034653U (ja) * | 1996-07-19 | 1997-02-25 | 株式会社桂 | 引 戸 |
JP2008202360A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 引き戸用の建具 |
JP3207094U (ja) * | 2016-08-09 | 2016-10-20 | 株式会社ジュケン | ドアハンドル及びドア |
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