JP2582013Y2 - パネルシャッター用のパネル構造 - Google Patents

パネルシャッター用のパネル構造

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JP2582013Y2
JP2582013Y2 JP1992005388U JP538892U JP2582013Y2 JP 2582013 Y2 JP2582013 Y2 JP 2582013Y2 JP 1992005388 U JP1992005388 U JP 1992005388U JP 538892 U JP538892 U JP 538892U JP 2582013 Y2 JP2582013 Y2 JP 2582013Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、パネルシャッター
のパネル構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパネルシャッターのパネル構造
は、アルミ形材やロール成形材からなるパネル面板を中
桟や框材にビスおよびリベットで締着固定して組立てた
構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のパネルシャッタ
のパネル構造は以上のようになっているので、パネ
ル面板や中桟および框材にはビス止めやリベット止めよ
うの穴明け加工を施さなければならず、その穴明け加工
に多くの手数と労力を要してパネル製作が非常に面倒で
あり、また、かかる製作工程を経たパネルの組立時にお
いて、前記中桟や框材に対するパネル面板のビス止めや
リベット止めを多数箇所で行わなければならず、このた
め、その作業に長時間を費やし、パネル組立作業性が非
常に悪く、且つ、組立後のパネルにはビスやリベットの
頭部が露出して意匠的にも好ましくないなどの課題があ
った。
【0004】特に組立後のパネルは、アルミ形材やロー
ル成形材からなるパネル面板と、これと同質材の框材お
よび中桟とが一体化されるので、その框材部分での熱伝
導性が大きくなってパネル全体の断熱性が阻害され、も
って最近頓に普及化傾向の強いパネル防火性の点での大
きな課題となっていた。
【0005】また、上記従来のパネル構造では、パネル
面板が一枚板であることから、その剛性を高めるために
はパネル面板の肉厚を厚くしなければならず、これによ
ってパネル重量が相当に嵩むという課題もあった。
【0006】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、パネル製作時の加工が容易で且つ
パネル組立作業性が従来に比して大幅に向上するばかり
でなく、構造上高剛性で軽量化が図れ、しかも高断熱性
が得られると共に、意匠的美観の向上も図れるパネルシ
ャッターのパネル構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案に係
るパネルシャッターのパネル構造は、個々に分離形成
された表裏一対のパネル面板と、該パネル面板相互の上
端間および下端間に組付けられる上下一対の框材とを有
るパネルシャッターのパネル構造おいて、前記各
パネル面板は、それぞれの上端部および下端部から屈曲
して相対方向に延びる上下の折曲片部と、該折曲片部の
先端に折り返し形成された係合頭部とを有する対称形状
に形成され、前記各框材は、それぞれの長手方向に沿っ
て開口し、前記各パネル面板のそれぞれの前記係合頭部
を嵌込んで弾性係合させるための一対の係合溝を形成す
るチャック片部を有して熱絶縁部材で上下対称に形成さ
れ、前記表裏一対のパネル面板の係合頭部を前記上下一
対の框材の係合溝に嵌込み係合させて形成された中空パ
ネル本体と、該中空パネル本体内に充填された発泡性樹
脂材とからなるものである。
【0008】請求項2記載の考案に係るパネルシャッタ
ー用のパネル構造は、個々に分離形成された表裏一対の
パネル面板と、該パネル面板相互の上端間および下端間
に組付けられる上下一対の框材とを有するパネルシャッ
ター用のパネル構造において、前記一方のパネル面板
は、この上端部および下端部から屈曲して前記他方のパ
ネル面板の方向に延びる折曲片部と、該折曲片部の先端
に折り返し形成された係 合頭部とを有し、前記他方のパ
ネル面板は、この上端部および下端部から前記一方のパ
ネル面板の方向に向って屈曲する上下の折曲片部と、そ
の上部の折曲片部に形成された下向き開口の係合凹部
と、前記下部の折曲片部に形成された上向き開口の係合
凹部とを有し、前記上部の框材は、前記一方のパネル面
板上部の係合頭部を嵌込んで弾性係合させるための係合
溝を形成するチャック片部と、前記他方のパネル面板上
部の下向き開口の係合凹部を嵌合させる上向きの係合凸
部とを有し、前記下部の框材は、前記一方のパネル面板
下部の係合頭部を嵌込んで弾性係合させるための係合溝
を形成するチャック片部と、前記他方のパネル面板下部
の上向き開口の係合凹部を嵌合させる下向きの係合凸部
とを有し、前記表裏一対のパネル面板と前記上下一対の
框材とにより形成された中空パネル本体と、該中空パネ
ル本体内に充填された発泡性樹脂材とからなるものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の考案におけるパネルシャッター
のパネル構造は、表裏一対のパネル面板の上下端部か
ら相対方向に延びる折曲片部の先端に折り返し形成され
た係合頭部が上下一対の框材の係合溝に嵌込係合され、
且つ、該係合溝がチャック片部によって形成されている
ことにより、その係合溝に対する前記係合頭部の弾性係
合力が強くなり、このため、パネル面板と前記框材との
充分な結合強度を得ることができ、中空パネル本体内の
発泡性樹脂の発泡時や振動等で框材が外れるようなこと
はない。また、表裏一対のパネル面板および上下一対の
框材がそれぞれ対称形状に形成されているので、パネル
面板および框材の成形が簡単であり、コスト低減が図れ
る。さらには、框材の係合溝にパネル面板の係合頭部を
嵌込み係合させるだけで中空パネル本体を簡単に組み立
てることができ、その組み立てにビスやリベット等を一
際必要としないので、この点でもコスト低減が図れると
共に、組立後のパネルは、ビスやリベット等の露出がな
いシンプルな意匠的美観を呈する。また、上述のよう
に、上下一対の框材との結合強度が充分な表裏一対のパ
ネル面板と発泡性樹脂とのサンドイッチ構造となって高
剛性が得られるので、各パネル面板を薄くできて、軽量
の防火パネルを提供できる。
【0010】請求項2記載の考案におけるパネルシャッ
ター用のパネル構造は、一方のパネル面板の上下端部か
ら屈曲して他方のパネル面板の方向に延びる折曲片部の
先端に折り返し形成された係合頭部が上下框材の係合溝
に嵌込係合され、且つ、該係合溝がチャック片部で形成
されていることにより、その係合溝に対する前記係合頭
部の弾性係合力が強くなって一方のパネル面板と上下框
材との充分な結合強度を得ると共に、他方のパネル面板
の上下部の係合凹部と上下框材の係合凸部とが凹凸嵌合
されているので、他方のパネル面板にあっても上下框材
との充分な結合強度が得られる。このため、中空パネル
本体内の発泡性樹脂の発泡時や振動等で框材が外れるよ
うなことはない。また、上述のように、一方のパネル面
板の係合頭部を框材の係合溝に嵌込み係合させ、且つ、
他方のパネル面板上下の係合凹部と上下框材の係合凸部
とを凹凸嵌合させるだけで中空パネル本体を簡単に組み
立てることができ、その組み立てにビスやリベット等を
一際必要としないので、この点でもコスト低減が図れる
と共に、組立後のパネルは、ビスやリベット等の露出が
ないシンプルな意匠的美観を呈する。また、上述のよう
に、上下一対の框材との結合強度が充分な表裏一対のパ
ネル面板と発泡性樹脂とのサンドイッチ構造となって高
剛性が得られるので、各パネル面板を薄くできて、軽量
の防火パネルを提供できる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図について説明す
る。図1はこの考案の一実施例によるパネルシャッター
の概略的正面図、図2は図1のA−A線拡大断面図であ
り、図1において、1はシャッター開閉用開口の両側に
起立配置された左右一対のガイドレールであり、これら
のガイドレール1は、図2に示すようにそれぞれの対向
面側にパネル昇降ガイド用の縦長開口1aを有するコ字
状部材からなっている。
【0012】前記ガイドレール1の上部にはパネル収納
ボックス(以下、収納ボックスという)2が配置されて
いる。
【0013】この収納ボックス2内には、その出入口上
方に位置する左右一対のパネル昇降駆動用のスプロケッ
ト(図示せず)と、このスプロケットの上部近傍に位置
してパネル収納方向に延在するパネル収納吊持用の支持
レール(図示せず)とが配置されている。
【0014】そして、前記スプロケットには、前記両ガ
イドレール1内で昇降動作して前記収納ボックス2内の
前記支持レール側に移行可能な左右一対のチェーン3が
噛合している。
【0015】これらのチェーン3は、前記両ガイドレー
ル1に沿って昇降開閉駆動される上下複数段のパネル
4,5を連繋吊持している。
【0016】図3は図1のB−B線拡大断面図、図6は
図3のC部の拡大分離断面図、図7は図6の嵌合状態を
示す半截断面図であり、これらの図によって前記各パネ
ル4,5の構造を以下に説明する。
【0017】前記各パネル4,5は、表裏一対のパネル
面板であるパネル表面材6とパネル裏面材7およびこれ
らの上端部相互間と下端部相互のそれぞれに嵌込み装着
された上下一対の框材8,9とを有している。
【0018】更に詳述すると、前記パネル表面材6とパ
ネル裏面材7は、エンボス鋼板によって予め個々に分離
形成されたもので、それらの上端縁部および下端縁部の
それぞれに折曲形成されて図6に示すように相対方向に
延びる上端曲片6A,7Aおよび下端の折曲片部
6B,7Bを有しており、これらの折曲片部6A,7A
および6B,7Bの先端には断面環状の係合頭部6a,
7aおよび6b,7bが折り返し形成されている。ま
た、前記パネル表面材6とパネル裏面材7のそれぞれの
面板部裏面には、図3〜図5に示すように、複数のリブ
6c,7cが形成され、該リブ6c,7cによって、前
記パネル表面材6およびパネル裏面材7のそれぞれの表
面にはライン溝が形成されている。
【0019】従って、前記パネル表面材6とパネル裏面
材7とはエンボス鋼板で同一形状に形成され、パネル組
立時に前記係合頭部6a,6bと7a,7bの相互およ
び前記リブ6c,7cの相互が互いに向き合う対称配置
とされる。
【0020】一方、上下一対の框材8,9は、図6,図
7に示すように、前記係合頭部6a,6bおよび7a,
7bそれぞれ弾性係合させる左右のチャック片部8
a,8aおよび9a,9aと、これらのチャック片部8
a,8a相互間および9a,9a相互間にそれぞれ形成
された断面ほぼ蟻溝状の嵌合凹部8b,9bとを有する
形状構成となっている。
【0021】ここで、前記パネル表面材6とパネル裏面
材7の上端間に装着される上部の框材8に形成されたチ
ャック片部8a,8aは、その框材8の上部両側で反対
方向に湾曲突出して前記パネル表面材6と前記パネル裏
面材7の上端の係合頭部6a,7a嵌込んで弾性係合
させるための係合溝8A,8Bを形成している。また、
前記パネル表面材6とパネル裏面材7の下端間に装着さ
れる下部の框材9に形成されたチャック片部9a,9a
は、その框材9の下部両側で反対方向に湾曲突出して前
記パネル表面材6と前記パネル裏面材7の下端の係合頭
6b,7b嵌込んで弾性係合させるための係合溝
A,9Bを形成している。
【0022】従って、前記框材8,9はそれぞれ同一形
状に一体形成され、かかる框材8,9は熱絶縁材であ
る、例えば硬質塩化ビニールの押出成形品から成ってい
る。
【0023】また、パネル表面材6とパネル裏面材7と
の上端間に装着される框材8の嵌合凹部8bには嵌合材
10(図6,図7参照)が嵌込み係合されるようになっ
ている。
【0024】この嵌合材10は前記框材8,9の場合と
同様に熱絶縁材である軟質塩化ビニールの一体成形品か
ら成るもので、前記框材8の蟻溝状の嵌合凹部8bに嵌
込み係合させるテーパー状の係合基部10aと、前記チ
ャック片部8a上に圧接係合させる突片部10bと、該
突片部10bより上方に突出してその上方の框材9の嵌
合凹部9bに嵌合させるための嵌合凸部10cとを有す
る形状構成となっている。
【0025】次にパネル4,5の組立について説明す
る。まず、パネル表面材6とパネル裏面材7の上端の係
合頭部6a,7a上部框材8の係合溝8A,8Bに
込んで弾性係合させると共に、前記パネル表面材6とパ
ネル裏面材7の下端の係合頭部6b,7b下部框材9
係合溝9A,9B嵌込んで弾性係合させる。この場
合、前記上部框材8の嵌合凹部8bには嵌合材10の係
合基部10aを嵌込み係合させる。
【0026】これによって中空パネル本体40,50が
組立てられる。この組立状態の中空パネル本体40,5
0は両側端が開口しているので、この開口端部を何らか
の手段で閉塞する。
【0027】次いで、前記中空パネル本体40,50内
に、それらの側端閉塞手段に明けられた孔部より発泡性
樹脂11を注入して発泡充填する。
【0028】その発泡充填後に前記中空パネル本体4
0,50の側端閉塞手段を取り外し、次いで、それらの
側端部に図2に示すように縦框材12を装着することに
よってパネル4,5の組立が終了する。
【0029】このようにして組立られたパネル4,5
は、そのパネル表面材6とパネル裏面材7との相互間が
熱絶縁性の上下框材8,9と発泡樹脂11とにより熱伝
導の点で分離遮断されるため、高断熱性の防火パネル構
造となる。
【0030】また、前記各パネル4,5は、それらのパ
ネル表面材6とパネル裏面材7の れぞれの係合頭部
a,7aおよび6b,7b框材8,9の係合溝8
A,9Aに嵌込み係合させるだけで、中空パネル本体4
0,50をビス止めやリベット止め無し容易に組立て
ることができ、その中空パネル本体40,50内に発泡
性樹脂11を注入発泡させるだけでよいので、組立が簡
単であり、且つ、ビスやリベットを有しないことによ
り、意匠的外観も向上する。さらに、前記パネル表面材
6とパネル裏面材7および上下框材8,9と発泡樹脂1
1とのサンドイッチ構造によって高剛性となるので、鋼
板製のパネル表面材6とパネル裏面材7の肉厚を薄くで
き、このため、高剛性で軽量な防火・防音パネルが得ら
れる。
【0031】そして、図2に示すように、前記縦框材1
2の上部両側にはロングピンPが差し込まれ、このロン
グピンPを介して前記各パネル4,5の上部両側がチェ
ーン3に回動自在に連結吊持される。
【0032】なお、図2において、R1は前記ロングピ
ンPに回転自在に取り付けられ、収納ボックス2内の支
持レール上で転動させるための上部ガイドローラ、R2
は前記縦框材12の下部にローラブラケット13を介し
て回転自在に取り付けられ、前記収納ボックス2内のパ
ネル下部ガイド(図示せず)によって誘導させるための
下部ガイドローラである。
【0033】図8はこの考案の他の実施例によるシャッ
ターカーテンの概略的な断面斜視図、図9は図8のD部
の拡大断面図、図10の分離状態(非嵌合状態)を示す
断面図、図11は図8のパネル単体の一部分解断面図で
ある。
【0034】図8〜図11において、パネル表面材6は
前実施例の場合と同様にリブ6c(図8,図11参照)
を有するエンボス鋼板からなるもので、そのパネル表面
材6の上には、パネル裏面材7の方向に向って延び
る上下の折曲片部61,62が屈曲形成されている。
【0035】そして、前記上部の折曲片部61には、下
向き開口の係合凹部61aが屈曲形成されまた、前記
下部の折曲片部62には、パネル表面材6側の側壁62
aと該パネル表面材6の面板部との間に上向き開口の係
合凹部62bが形成されている。
【0036】また、パネル裏面材7はフラット鋼板から
なるもので、その上下両端部には、パネル表面材6側に
向って同一方向に延びる折曲片部7A,7Bが屈曲形成
され、該折曲片部7A,7Bの先端には係合頭部7a,
7bが折り返し形成されている。
【0037】一方、この実施例による上下一対の框材
8,9は前実施例の場合と同様に硬質塩化ビニールの
一体成形品から成り、その上部框材8は前記パネル表
面材6上端の下向き開口の係合凹部61a内に嵌合さ
上向きの係合凸部81を上面中央部に有し、その下面
にはチャック片部82が一体形成されている。このチャ
ック片部82は、前記上部框材8の下面との間でパネル
裏面材7上端の係合頭部7aを嵌込み係合させるための
係合溝83を形成している。
【0038】前記下部框材9は、その下面に形成されて
前記パネル表面材6下端の凹状折曲部62に嵌合さ
せるための嵌合凹部91と、上面部に一体突設されたチ
ャック片部92とを有する形状構成となっており、この
チャック片部92は前記下部框材9の上面との間で、前
記パネル裏面材7下端の係合頭部7bを嵌込み係合させ
るための係合溝93を形成している。ここで、前記下部
框材9の嵌合凹部91におけるパネル表面材6側の一側
壁部91aは、前記パネル表面材6下部の上向きの係合
凹部62bを凹凸嵌合させるための下向きの係合凸部9
1aとして適用するものである。
【0039】この実施例では、パネル表面材6上端の下
向き開口の係合凹部61aに上部框材8の上向きの係合
凸部81を、且つ、パネル表面材6下端の上向き開口の
係合凹部62bに下部框材9の下向きの係合凸部91a
をそれぞれ凹凸嵌合させると共に、パネル裏面材7上部
の係合頭部7aを上部框材8の係合溝83に、且つ、
ネル裏面材7下部の係合頭部7bを下部框材9の係合溝
93にそれぞれ嵌込んで弾性係合させることにより、中
空パネル本体40,50が組立られる。
【0040】このように組立られた中空パネル本体4
0,50内に前実施例の場合と同じ要領で発泡性樹脂1
1を注入して発泡充填させることにより、防火・防音構
造のパネル4,5が得られ、前実施例と同様の作用効果
を奏する。
【0041】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、表裏
一対のパネル面板の上下端部から相対方向に延びる折曲
片部の先端に折り返し形成された係合頭部が上下一対の
框材の係合溝に嵌込係合され、且つ、該係合溝がチャッ
ク片部によって形成されていることにより、その係合溝
に対する前記係合頭部の弾性係合力が強くなり、このた
め、パネル面板と前記框材との充分な結合強度を得るこ
とができ、中空パネル本体内の発泡性樹脂の発泡時や振
動等で框材が外れるようなことがないという効果があ
る。また、表裏一対のパネル面板および上下一対の框材
がそれぞれ対称形状に形成されているので、パネル面板
および框材の成形が簡単であり、コスト低減が図れると
いう効果がある。さらには、框材の係合溝にパネル面板
の係合頭部を嵌込み係合させるだけで中空パネル本体を
簡単に組み立てることができ、その組み立てにビスやリ
ベット等を一際必要としないので、この点でもコスト低
減が図れると共に、組立後のパネルは、ビスやリベット
等の露出がないシンプルな意匠的美観を呈する。また、
上述のように、上下一対の框材との結合強度が充分な表
裏一対のパネル面板と発泡性樹脂とのサンドイッチ構造
となって高剛性が得られるので、各パネル面板を薄くで
きて、軽量の防火パネルを低コストで提供できるという
効果がある。
【0042】 また、この考案によれば、一方のパネル面
板の上下端部から屈曲して他方のパネル面板の方向に延
びる折曲片部の先端に折り返し形成された係合頭部が上
下框材の係合溝に嵌込係合され、且つ、該係合溝がチャ
ック片部で形成されていることにより、その係合溝に対
する前記係合頭部の弾性係合力が強くなって一方のパ
ル面板と上下框材との充分な結合強度を得ると共に、他
方のパネル面板の上下部の係合凹部と上下框材の係合凸
部とが凹凸嵌合されているので、他方のパネル面板にあ
っても上下框材との充分な結合強度が得られる。このた
め、中空パネル本体内の発泡性樹脂の発泡時や振動等で
框材が外れるようなことはないという効果がある。ま
た、上述のように、一方のパネル面板の係合頭部を框材
の係合溝に嵌込み係合させ、且つ、他方のパネル面板上
下の係合凹部と上下框材の係合凸部とを凹凸嵌合させる
だけで中空パネル本体を簡単に組み立てることができ、
その組み立てにビスやリベット等を一際必要としないの
で、この点でもコスト低減が図れると共に、組立後のパ
ネルは、ビスやリベット等の露出がないシンプルな意匠
的美観を呈するという効果がある。また、上述のよう
に、上下一対の框材との結合強度が充分な表裏一対のパ
ネル面板と発泡性樹脂とのサンドイッチ構造となって高
剛性が得られるので、各パネル面板を薄くできて、軽量
の防火パネルを低コストで提供できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるパネルシャッターの
概略的な正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線の沿う拡大断面斜視図である。
【図4】図3のパネル表面材およびパネル裏面材の概略
図である。
【図5】図4の拡大断面図である。
【図6】図3のC部の拡大分離断面図である。
【図7】図6の嵌合状態での半截断面図である。
【図8】この考案の他の実施例によるパネルシャッター
のシャッターカーテンの断面斜視図である。
【図9】図8のD部の拡大断面図である。
【図10】図9の分離状態(非嵌合状態)を示す断面図
である。
【図11】図8のパネル単体の一部分解断面図である。
【符号の説明】6,7 パネル面板 6A,6B,7A,7B 折曲片部 6a,6b,7a,7b 係合頭部 8,9 框材 8A,8B,9A,9B 係合溝 8a,9a チャック片部 11 発泡性樹脂 40,50 中空パネル本体 61,62 折曲片部 61a,62b 係合凹部 81 係合凸部 93 係合溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に分離形成された表裏一対のパネル
    面板と、該パネル面板相互の上端間および下端間に組付
    けられる上下一対の框材とを有するパネルシャッター
    のパネル構造において、前記各パネル面板は、それぞれの上端部および下端部か
    ら屈曲して相対方向に延びる上下の折曲片部と、該折曲
    片部の先端に折り返し形成された係合頭部とを有する対
    称形状に形成され、 前記各框材は、それぞれの長手方向に沿って開口し、前
    記各パネル面板のそれぞれの前記係合頭部を嵌込んで弾
    性係合させるための一対の係合溝を形成するチャック片
    部を有して熱絶縁部材で上下対称に形成され、 前記表裏一対のパネル面板の係合頭部を前記上下一対の
    框材の係合溝に嵌込み係合させて 形成された中空パネル
    本体と、該中空パネル本体内に充填された発泡性樹脂材
    とからなることを特徴とするパネルシャッターのパネ
    構造
  2. 【請求項2】 個々に分離形成された表裏一対のパネル
    面板と、該パネル面板相互の上端間および下端間に組付
    けられる上下一対の框材とを有するパネルシャッター用
    のパネル構造において、 前記一方のパネル面板は、この上端部および下端部から
    屈曲して前記他方のパネル面板の方向に延びる折曲片部
    と、該折曲片部の先端に折り返し形成された係合頭部と
    を有し、 前記他方のパネル面板は、この上端部および下端部から
    前記一方のパネル面板の方向に向って屈曲する上下の折
    曲片部と、その上部の折曲片部に形成された下向き開口
    の係合凹部と、前記下部の折曲片部に形成された上向き
    開口の係合凹部とを有し、 前記上部の框材は、前記一方のパネル面板上部の係合頭
    部を嵌込んで弾性係合させるための係合溝を形成するチ
    ャック片部と、前記他方のパネル面板上部の下向き開口
    の係合凹部を嵌合させる上向きの係合凸部とを有し、 前記下部の框材は、前記一方のパネル面板下部の係合頭
    部を嵌込んで弾性係合 させるための係合溝を形成するチ
    ャック片部と、前記他方のパネル面板下部の上向き開口
    の係合凹部を嵌合させる下向きの係合凸部とを有し、 前記表裏一対のパネル面板と前記上下一対の框材とによ
    り形成された中空パネル本体と、該中空パネル本体内に
    充填された発泡性樹脂材とからなることを特徴とするパ
    ネルシャッター用のパネル構造。
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