JPH05139300A - 車両の連窓構造 - Google Patents

車両の連窓構造

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JPH05139300A
JPH05139300A JP30893991A JP30893991A JPH05139300A JP H05139300 A JPH05139300 A JP H05139300A JP 30893991 A JP30893991 A JP 30893991A JP 30893991 A JP30893991 A JP 30893991A JP H05139300 A JPH05139300 A JP H05139300A
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JP
Japan
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vehicle
glass
side window
window
display
Prior art date
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Pending
Application number
JP30893991A
Other languages
English (en)
Inventor
Noimaisutaa Arekisandaa
アレキサンダー・ノイマイスター
Toshihisa Yamada
敏久 山田
Morishige Hattori
守成 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車体側面を構成する側構において、表示手段を
含めて側窓部長手方向位置の構造の共通化を図ることに
より、車体の構造を可能な限り簡略する。 【構成】車体側面の垂直方向における側窓設置位置に、
該車体の全長に渡って側窓ガラス1および吹寄ガラス
7,9を連続的に配置し、該吹寄ガラス7,9の車内側
に表示手段11a,11bをその表示部を車外側へ向け
て設置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の連窓構造に係
り、特に車体側面に表示手段を有した車両に好適な車両
の連窓構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の側面に設置される表示装置
としては、発明協会公開技報 公技番号85−1377
3に示すように、側出入口近傍に列車種別および行先表
示を行なうものが知られている。また、発明協会公開技
報 公技番号88−4755に示すように、側構の窓ガ
ラス部分に液晶テレビが設置されており、乗客にサ−ビ
スできるようになった表示装置が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち前
者については、表示装置の表示内容が駅のプラットホー
ムにいる乗客に対して見易いように取り付けられるが、
客室の吹寄部との共通性がなく、構成部材の標準化に対
する配慮がなされていなかった。すなわち、表示装置を
設置する場合には、車体に専用の開口部を形成し、該開
口部に表示装置を設置するとともに必要なシール構造を
形成していた。
【0004】上記従来技術の後者については、客室内の
乗客に対してのサ−ビスのみであり、側窓内に液晶テレ
ビを埋め込む構造となっており、側窓ガラスの構造が複
雑となるだけでなく、車外への情報伝達については全く
考慮されていない。
【0005】本発明の目的は、表示装置を含めて側窓部
の構造の共通化を図ることにより、車体の構造を可能な
限り簡略することができる車両の連窓構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、車体側面の垂直方向における側窓設置位置
に、該車体の全長に渡って側窓部と同じ高さ寸法の光透
過部材を連続に配置し、側窓部以外の光透過部材の車内
側に案内表示手段をその表示部を車外側へ向けて設置し
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】車体を構成する側構の構成を、側窓部分に相当
する位置に開口部分を設置する構成とし、該側構の側窓
に対応する部分に側窓部と同じ高さ寸法の光透過部材を
設置し、かつ、該光透過部材の車内側に表示手段を設置
することにより、側構に表示装置専用の開口部を設置す
る必要がなく、側構における構造の共通化が図れ、車体
構造を簡略化することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8に
より説明する。同図において、1は二枚の板ガラス1a
を組み合わせて構成した複層ガラス(以下、単に側窓ガ
ラスという)である。側窓ガラス1は、前記板ガラス1
aを専用のスペ−サ1bを用いて一定間隔に保ち、その
周囲を特殊な接着構造材1cで密封して内部の空気を乾
燥状態に保持するように構成されており、外縁部には車
体へボルト等の締結用機械要素で取り付けられるよう取
付け金1dを配置した構造となっている。2aは側外板
であり、2b,2cは側窓ガラス1が取り付けられるよ
うに内縁部にフランジを設けた幕帯,腰帯および側柱
(2b,2cはハニカムパネルからなる構造の場合、該
パネルの縁に設置される縁材であってもよい。)であ。
【0009】3は側窓ガラス1の全周に施工され車体と
の間の気密保持を行なうとともに外表面を平滑化するた
めのシ−ルである。4は前記側窓ガラス1の取付け金1
dを車体を構成する幕帯,腰帯2bおよび側柱2cに取
り付けるためのボルトである。該ボルト4は六角ボルト
或いは六角穴付きボルトの何れであってもよい。5は前
記ボルト4と螺合するねじ座である。6は幕帯,腰帯2
bおよび側柱2cのフランジ部と取付け金1dとの間に
設置され、側窓ガラス1の設置作業時の調整および車体
振動による影響を緩衝により低減するパッキンである。
7は側窓開口部の間の吹寄部の外表面部分に設置される
吹寄ガラスである。該吹寄ガラス7は、図示を省略する
が、車体の吹寄部を構成する部材例えば吹寄外板8に対
して両面テープ或いは接着剤によって取り付けられる。
【0010】9は車体の側窓開口部よりも車端側に設置
される便所,洗面所或いはその他のサービスエリアの外
表面に、前記側窓部の開口部に対応して設置される便洗
部吹寄ガラスである。該吹寄ガラス9は前記側窓ガラス
1と同じ縦寸法に構成されており、車体に形成されてい
る側窓開口部とほぼ同様な寸法関係にある開口部に前記
側窓ガラス1と同様にして取り付けられている。10は
客室部分の側窓ガラス1および客室以外のサービスエリ
ア部分に設置される吹寄ガラス9の設置位置に対応させ
側引戸12の外表面に設置される側引戸吹寄ガラスであ
る。該側引戸吹寄ガラス10は前記吹寄ガラス7と同様
に両面テープ或いは接着剤によって側引戸12に設置さ
れる。11aは前記便洗吹寄ガラス9の車内側に設置さ
れる表示装置で、例えば列車の種別或いは行き先を表示
するものであり、その表示部を車外側に向けて取り付け
られている。11bは前記吹寄ガラス7の車内側に設置
される表示装置で、前記表示装置11aと同様に表示部
を車外側に向けて取り付けられている。
【0011】このような構成において、その製作状況を
説明する。前記側窓ガラス1は図1に示すように車両の
側面をなす側構に取り付けられる訳であるが、該側窓ガ
ラス1が取り付けられる側構は、側外板2a、幕帯,腰
帯2b、側柱2cおよび図には示されていない内部骨組
等で構成される。該側構には、側窓開口部および垂直方
向について該側窓開口部に対応する位置に表示装置を設
置するための開口部が形成される。該各開口部を形成す
る幕帯,腰帯2bおよび側柱2cは側窓ガラス1が取り
付けられるよう図5、図6に示すように、側窓開口部に
フランジが設けられている。また、便洗吹寄ガラス9が
取り付けられる開口部を構成する骨部材にも前記フラン
ジは設けられている。この支持フランジは、ハニカムパ
ネルを用いる場合にはパネル自体に一体成形される構造
としてもよい。
【0012】ねじ座5は側窓ガラス1の取付部の強度保
持のため、前記支持フランジの裏に補強を兼ねて配置さ
れる。側窓ガラス1を前記支持フランジ面に取り付ける
際、寸法調整および車体振動を直接該側窓ガラス1に伝
達させないようパッキン6を間に挾んで取り付ける。側
窓ガラス1の取り付けに当っては、ボルト4で締結する
ことが最適と考えられる。すなわち、メンテナンスある
いはガラスが破損した際の取替え作業を考慮すれば、着
脱可能に設置するのが最良である。側窓ガラス1をボル
ト4で取り付けた後、車内外の気密の保持および車体外
表面の平滑化を図るため、車外側から側窓ガラス1の全
周にシ−ル3を施工する。また、車体全長に渡って連続
した窓に見せるため、客室部分の吹寄の吹寄板8に図6
に示すように吹寄ガラス7を接着剤や両面テ−プ等によ
り取り付ける。取付け後、上述同様ガラス全周にシ−ル
を施す。
【0013】また、便洗部も同様に客室部の吹寄と同じ
高さの位置に便洗部吹寄ガラス9を取り付けて全周にシ
−ルを施工する。側引戸12には、縦方向に長い窓の他
に、連続的な窓構造に見せるため、側窓ガラス1および
便洗部吹寄ガラス9と同一高さに側引戸吹寄ガラス10
が取り付けられている。このように車体全長に渡って複
数のガラスが取り付けられて連続窓構造として成立す
る。前述のような連続窓構造とすることにより、側外板
面とガラス面とが同一面上となることから、側外板面の
清掃が非常に容易になる。また、この連続窓方式によれ
ば、特に高速車両における高速域での風切り音を小さく
できる。また、デザイン上一枚のガラスが車両全長に存
在するように見えるため、車両のイメ−ジの向上を図る
ことができる。
【0014】図2および図4に示すように便洗部等のサ
ービスエリアにおける吹寄部に相当する位置に便洗吹寄
ガラス9を取り付けて、その車内側に表示装置11aを
設置することにより、従来側窓ガラスとは別に表示装置
の前面に取り付けられていた表示窓をこの吹寄ガラス9
に兼用させることができる。側構をパネル化して製作す
る場合には、各パネルの側窓開口部に対応した位置に表
示装置の表示部に一致した開口部を形成するとともに該
開口部全体を個々のパネル内に形成するようにその割付
を行なえばよい。このように、客室側窓部と同様な標準
化された側パネルを便洗部側パネルとして用いることが
できるため、側構体を構成する側パネル等の部品の標準
化を図ることができる。
【0015】また、通勤形電車、近郊形電車のほか、優
等列車の車側表示装置11a,11bはその殆どが、側
幕板部分に取り付けられるため幕板が切り欠かれていた
が、本発明のように吹寄部に取り付けて、車両全長に渡
って複数のガラスを取り付けるようにすれば、従来のよ
うな表示窓やその窓枠等の部品が廃止でき、不要な切り
欠きをなくすことができるので、側構体の強度低下を防
止できる。表示装置の取り付けは、便洗部等のサービス
エリア部分だけでなく、図3に示すように側窓間の吹寄
内に取り付けてもよく、前記サービスエリアに設置した
場合と同様な効果を達成することができる。
【0016】このような構成によれば、車体全長に渡っ
て側窓ガラス1および各吹寄ガラスを連続的に配置し、
客室側窓を除く吹寄部分に表示装置11a,11bを設
置することができ、各吹寄ガラスに表示装置の表示窓を
兼ねさせることが可能となる。したがって、独立した表
示窓の廃止およびそのための窓枠を廃止することができ
る。また、表示窓の廃止によって側構の強度低下を防止
することができる。
【0017】また、前記実施例の構成によれば、側外板
面と側窓ガラス面とを同一面上にすることができるの
で、側外板面の清掃が簡単に行うことができる。また、
外板面より出っ張る部分がないので、特に、高速車両に
おける高速域での走行による風切り音を小さくできる。
【0018】次に、本発明における他の実施例について
図7および図8によって説明する。同図において、10
1は前記側窓ガラス1と同様に製作される側窓ガラス、
102aは側窓ガラス101を使用する際の側外板であ
る。102b,102cは側窓ガラス101が取り付け
られるよう内縁部にフランジを設けた幕帯,腰帯および
側柱である。103は側窓ガラス全周を気密に保ち、外
面平滑化するためのシ−ルである。
【0019】このような構成において、側窓ガラス10
1は前記一実施例と同様に車体の側面に取り付けられる
訳であるが、図7、図8に示すように側窓ガラス101
の取付作業の方向が車外側から行えるようにしたもので
ある。この方法で取り付けるようにすれば、側窓ガラス
101の取付作業と内装品(内張り板等)の取付作業と
を全く無関係に進行させることができるので、作業効率
が非常に向上するだけでなく、車両製作工程の短縮が図
れる。
【0020】本発明における側窓ガラス或いはその他の
吹寄ガラスは、その材質がガラスに限定されるものでは
なく、ガラス以外の材料としては例えばアクリル樹脂製
の板材(透明もしくは日射の影響を避けるため色付きで
もよい)を使用してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、車体側面に表示手段を
備えた車両において、車体全長に連窓を構成し、該連窓
部車内側に表示手段を設置することにより、該表示手段
を含めて側窓部の構造の共通化を図ることでき、車体の
構造を可能な限り簡略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による連窓構造の一実施例を備えた車両
の側面図である。
【図2】図1の連窓構造の側引戸および便洗部分を拡大
した側面図である。
【図3】図1の連窓構造の側窓および吹寄部を拡大した
側面図である。
【図4】図1の連窓構造における表示装置を備えた便洗
部の水平断面図である。
【図5】図1のA−A部の拡大断面図である。
【図6】図1のB−B部の拡大断面図である。
【図7】本発明による連窓構造の他の実施例を示す側窓
部分の縦断面図である。
【図8】図7の側窓部分の水平断面図である。
【符号の説明】
1……側窓ガラス、3……シ−ル、7……吹寄ガラス、
9……便洗部吹寄ガラス、10……側引戸吹寄ガラス、
11a……表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側面の垂直方向における側窓設置位置
    に、該車体の全長に渡って側窓部と同じ高さ寸法の光透
    過部材を連続に配置し、側窓部以外の光透過部材の車内
    側に表示手段をその表示部を車外側へ向けて設置したこ
    とを特徴とする車両の連窓構造。
JP30893991A 1991-11-25 1991-11-25 車両の連窓構造 Pending JPH05139300A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020199983A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 川崎重工業株式会社 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓
CN113371020A (zh) * 2021-05-11 2021-09-10 中车唐山机车车辆有限公司 车厢及轨道车辆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020199983A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 川崎重工業株式会社 鉄道車両の交換式ディスプレイ窓
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