JPH09309432A - 鉄道車両の窓装置 - Google Patents

鉄道車両の窓装置

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JPH09309432A
JPH09309432A JP12680996A JP12680996A JPH09309432A JP H09309432 A JPH09309432 A JP H09309432A JP 12680996 A JP12680996 A JP 12680996A JP 12680996 A JP12680996 A JP 12680996A JP H09309432 A JPH09309432 A JP H09309432A
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Japan
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window
glass
outer plate
window glass
opening
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JP12680996A
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Yasuhiro Yamaoka
康弘 山岡
Sakae Kono
栄 河野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窓ガラス押えおよびその取付けねじを廃止して
部品点数を低減し側窓構造の簡素化と取付け作業の容易
化を図る。更に、側窓ガラスのたわみ、又はシール剤の
切れ等を防ぐことである。 【解決手段】側外板2に側窓開口部を設け、その車内側
に窓枠3を取付ける。この窓枠3の内側にパッキン4を
全周に設置し、車体外側から側窓ガラス1をスライドさ
せてはめ込む。次に、支持体6aを車体外側から差し込
み、ネジ等で固定し、全周にシール剤5aを施工するこ
とによって側窓ガラス1を固定保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の窓装置
に係り、車体の開口部に窓部材を固定した固定窓に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の窓構造は、特開平5−22
1312号公報に示すように、外嵌め式の側窓ガラスを
車体外側面側から上下方向にスライドさせて挿入できる
ように、該側窓ガラスおよび窓開口部、窓枠を構成して
いる。また、側外板と前記側窓ガラスとの外表面がほぼ
平滑になるように、前記側窓ガラスをシール剤によって
側外板および窓枠に固定する構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の窓構造は、
車体を構成する側外板に側窓用の開口を設け、側窓ガラ
スを受けるための内部骨を窓開口部の縁部の車内側全周
に設置して窓枠を構成し、側窓ガラスの固定位置調整用
のパッキンとシール剤を側窓ガラス全周に施工して該側
窓ガラスを固定する構造であった。このような構成にお
いては、複数の座席に跨るような大窓構造の場合には、
ガラス自体のたわみ量が増大してシール剤の切れ等の不
具合が懸念される。
【0004】本発明の目的は、大窓構造とした場合の窓
部材自体のたわみを抑制する鉄道車両の窓装置を提供す
ることにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、窓部材をなす
窓ガラス体であって、それ自体のたわみを抑制し得る強
度を有した軽量な鉄道車両用窓ガラスを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、窓開口が形成
された外板と、前記外板の内側に設置される骨部材とか
らなる鉄道車両の窓装置において、前記窓開口の外板縁
部に沿って車内側に窓枠が設置されており、前記窓開口
部には、窓ガラスが設置されており、前記窓ガラスは、
車体長手方向について車外側から窓開口部に挿入可能な
幅に構成されており、車体周方向について窓開口部の幅
よりも長く前記窓枠に挿入可能な幅に構成されており、
前記窓開口部の車体長手方向両側の外板の縁に、前記窓
ガラスを固定する支持体を設置したことを特徴とするも
のである。
【0007】本発明の鉄道車両用窓ガラスは、ほぼ矩形
に形成されたガラス部材の車体周方向に沿って配置され
る平行な2辺のみに、前記2辺に沿って型枠材を設置し
ており、該型枠材はガラス部材の厚さ方向に広がるフラ
ンジとガラス部材の表面に平行なフランジとを一体に構
成した断面形状をなしていることを特徴としたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面によ
り説明する。図2は本発明の窓装置を車外側から見た正
面図であり、図1は図2のA−A部断面図である。同図
において、1は通常2枚(特殊な場合は3枚)の板ガラ
スを重ね合わせ、これらガラス部材を専用のスペーサを
用いて一定間隔に保ち、その周囲を特殊な接着構造で密
封して、内部を乾燥状態に保つように加工された複層の
側窓ガラスである。2は車体の側構体を構成する主要部
材をなす側外板であって、この側外板には前記側窓ガラ
ス1が設置される窓開口部が形成されている。前記側窓
ガラス1の車体長手方向の幅寸法は、前記側外板2の窓
開口部の車体長手方向の寸法よりも短く構成されてい
る。また、前記側窓ガラス1の車体長手方向に直角な方
向すなわち車体周方向の寸法は、前記側外板2の窓開口
部の車体周方向の寸法よりも長く構成されている。すな
わち、前記窓開口部に側窓ガラス1を設置した際に、側
窓ガラス1の上辺および下辺が、側外板2の窓開口部の
縁部すなわち窓ガラス押えの内面に接して、該側窓ガラ
ス1は側外板2に支持されることになる。したがって、
前記側窓ガラス1の車体周方向の寸法は、側外板2によ
って側窓ガラス1を十分支え得る接触面積が確保できる
長さに構成されている。すなわち、側窓ガラス1と側外
板2のそれぞれの縁部に十分な重なり部が形成できるよ
うに構成されている。
【0009】3は側外板2に形成された窓開口部の縁部
分の車内側に、該縁部分の全周に沿って設置された窓枠
である。窓枠3は車内側フランジ3aと車外側フランジ
3bとを備えており、Z型断面に形成されている。窓枠
3は側外板2に対して歪が極力発生しにくいスポット溶
接等の手段で取付けられている。窓枠3はその車内側フ
ランジ3aと側外板2との間に、パッキン4を介して前
記側窓ガラス1を設置する隙間を構成している。前記パ
ッキン4は、側窓ガラス1と前記車内側フランジ3aお
よび側外板2との間に設置される。さらに、側窓ガラス
1と前記車内側フランジ3aおよび側外板2との間に
は、気密、水密を保つためにシール剤5が充填されてい
る。
【0010】前記窓枠3の車体長手方向の幅寸法は、シ
−ル剤5を充填する隙間をあけて前記側窓ガラス1が配
置できる長さに構成されている。また、窓枠3の車体周
方向すなわち高さ寸法は、前記側窓ガラス1の上辺を該
窓枠3の上部に車外側から挿入した状態で、該側窓ガラ
ス1の下辺が窓開口部の下部縁を通過してから車内側へ
移動させることができるような長さに構成されている。
さらに、窓枠3の高さ寸法は、前記側窓ガラス1の下辺
を窓枠3の下辺部に挿入した状態で、側窓ガラス1の上
辺を支え得る長さに構成されている。
【0011】6は前記窓枠3に対して側窓ガラス1を固
定する支持具である。この支持具6は図2に示すよう
に、窓開口部の車体周方向に伸びた辺すなわち吹き寄せ
部に相当する部分の、ほぼ中央部に設置される。前記支
持具6は約50mm×30mmの大きさをなした平板であっ
て、一辺の先端を尖った形状に形成している。側窓ガラ
ス1を窓枠3に設置した状態で、支持具6は側窓ガラス
1と側外板2との間に挿入される。前記窓枠3には前記
支持具6が挿入される開口部が形成されている。この開
口部は、前記窓枠3を単体の状態のときに、車外側フラ
ンジ3bの部分に前記支持具6の長さに一致した大きさ
の切欠きを形成しておき、該窓枠3を側外板2に接合す
ることによって構成される。前記支持具6は、窓枠3の
開口部に挿入した状態で、側外板2の外側から螺合され
るねじ8によって固定される。
【0012】このような構成において、車体製作時に側
外板2に対して、側柱7、腰帯および幕帯等の骨部材を
スポット溶接で取付けた後、窓枠3を同様にスポット溶
接によって取付ける。このようにして製作した側構体
を、台枠、屋根構体、妻構体と組合せて結合することに
より、構体が完成する。この構体に塗装等の作業を行な
った後、前記側窓ガラス1の取付けを行なう。車体の外
側から側窓ガラス1の上辺を窓枠3と側外板2との間に
形成されている溝部に挿入し、該側窓ガラス1の下辺を
窓枠3の下辺部の側外板2との溝部に挿入する。この
時、パッキン4を側窓ガラス1と窓枠3および側外板2
との間に挿入する。そして、前記状態において、支持具
6を側窓ガラス1と側外板2の間に挿入した後、側窓ガ
ラス1の窓開口部に対する位置決めを行ない、側窓ガラ
ス1の設置位置が決まった時点で、前記支持具6を側外
板2に固定する。このように側窓ガラス1の窓開口部に
対する位置合わせが終了した時点で、側窓ガラス1と窓
枠3および側外板2との間に、シ−ル剤5を充填する。
前記支持具6の側外板2から突出する部分は、前記シ−
ル剤5で覆うことによって、窓部表面に露出しない構造
とする。
【0013】このような構成によれば、前記側窓ガラス
1の車体の吹き寄せ部に隣接する部分を前記支持具6に
よって支えるため、該側窓ガラス1の変形すなわち側窓
ガラスの上下方向中央部が車外側へ撓むという変形を防
止することができる。したがって、乗客へのサービス向
上のために、前記側窓ガラス1を複数の座席に跨る程度
に大型化した場合、従来構造においては側窓ガラスの吹
き寄せに隣接する部分はシール剤のみで支持する構造と
なっており、変形が起こり易くシール切れ等の不具合が
生じる恐れが、このような不具合を解消することができ
る。また、側窓ガラス1を車体の窓開口部に取付ける際
にも、側窓ガラス1を窓開口部に配置した状態で、前記
支持具6により側窓ガラス1の吹き寄せに隣接する部分
を側外板2に固定することができる。このため、側窓ガ
ラス1の取付け作業時においても、側窓ガラス1自体の
変形による損傷或いは設置位置のずれを防止することが
できる。
【0014】前記側窓ガラス1を支える支持具6は、側
外板2から突出している部分がシール剤で覆われている
ことから、窓部の外観を損なうことがない。また、前記
支持具6は側外板2から突出した先端部を側窓ガラス1
の車外側表面に向かって傾斜させた構造となっているこ
とから、その表面をシール剤5で簡単に覆うことができ
るとともに、側窓ガラス1の外表面に設置されるシール
剤5の幅が広くなるのを防止できる。なお、前記支持具
6を固定するねじ8の表面は、該ねじ頭を少し沈ませて
おき、パテ等でねじ頭を隠して外観的に見えなくしてし
まう。このねじ8はリベット等の別の固定手段を用いて
も良い。
【0015】この実施例においては、支持具6を側窓ガ
ラス1の両側にそれぞれ一箇所づつ設置した例について
説明したが、複数の支持具6を設置して、各支持具6の
大きさを小さくして、シール剤5で被覆し易くし、該シ
ール剤5の幅を狭くすることもできる。
【0016】なお、前記側窓ガラスの積層したガラス部
材のうちの車外側に位置するガラス部材を、車内側に位
置するものよりも幅寸法を短くして、車内側のガラス部
材の縁部が車外側のガラス部材より突出した形状とする
ことにより、前記支持具の代わりに車内側のガラス部材
を主体に支える断面L字型の支持部材によって側窓ガラ
スを固定する構造としても良い。このような構造とする
ことにより、支持部材の各ガラス部材に掛合する部分の
寸法を短くして、極力シール剤の幅を狭くすることがで
きる。特に、車内側のガラス部材にのみ前記支持部材を
掛合させた場合には、シール部の幅を最も狭くすること
ができる。
【0017】本発明の他の実施例を図3によって説明す
る。同図において、前記実施例と同一符号は同一部材を
示すものである。本実施例の窓枠13には、前記実施例
のような切欠きは設けられていない。側窓ガラス1を支
える支持部材すなわち支持具16は、側外板2の外表面
にねじ8によって取付けられている。該支持具16の側
窓ガラス1側の先端部は、側窓ガラス1側へ折り曲げら
れており、シール剤5の表面を覆う構造となっている。
したがって、シール剤5を側窓ガラス1と窓枠13およ
び側外板2との間に充填した後に、前記支持具16を取
付ける。この支持具16は、吹き寄せ部のほぼ全長に渡
って設置される長さに構成されている。したがって、該
支持具16自体の存在を比較的目立たなくすることがで
きる。
【0018】このような構成によれば、側窓ガラス1を
ほぼ吹き寄せの全長に渡って支持具16によって固定す
ることができるため、側窓ガラス1に大きな圧力が作用
するような車両に好適である。また、支持具16によっ
てシール剤5の表面を覆うことにより、その劣化を防止
することができる。
【0019】本発明の他の実施例を図4によって説明す
る。同図において、前記実施例と同一符号は同一部材を
示すものである。本実施例の側窓ガラス21は、二枚の
ガラス部材を重ね合わせて加工する際に、縁部分に側窓
ガラス自体の変形を防止するための型枠材30を一体に
取付けている。型枠材30は、側窓ガラス21のガラス
部材の厚さ方向に拡がるウエブ30cとガラス部材の表
面に平行な車内側フランジ30aおよび車外側フランジ
30bとからなるU字型断面形状となっている。前記ウ
エブ30cは二枚のガラス部材の縁に接し、車内側フラ
ンジ30aおよび車外側フランジ30bはガラス部材の
表面に接して配置されている。型枠材30は、側窓ガラ
ス21の吹き寄せに隣接した辺に、該辺のほぼ全長にわ
たって配置されている。この型枠材30は、各ガラス部
材の前記平行な二辺のみの縁部分に、接着剤等によって
強固に接合されている。側窓ガラス21が長方形をなし
ている場合に、型枠材30は短い方の辺に設置されてい
る。また、前記型枠材30としては、通常アルミニウム
合金製押出し型材或いはステンレス製型材が用いられ
る。型枠材30は、前記側窓ガラス21を構成するガラ
ス部材がその自重によって撓むのを防止し得る強度を備
えている。
【0020】窓枠23は、U字型断面形状をなした型材
によって構成されており、車外側フランジが車内側のフ
ランジに比べて短く構成されている。この窓枠23は側
柱7および腰帯、幕帯に対してスポット溶接等の変形の
少ない接合手段によって取付けられている。この窓枠2
3に対して前記側窓ガラス21を前記実施例と同様に、
上辺を先に窓枠23に挿入し、その後、下辺を窓枠23
に挿入することによって配置する。この時、パッキン4
を窓枠23と側窓ガラス21、型枠材30との間に挿入
する。窓枠23と側外板2との間に、支持具26を挿入
して、該支持具26の先端部分で前記側窓ガラス21を
支持している。このようにして側窓ガラス21の設置位
置が決まった時点で、それぞれの隙間にシール剤5が充
填される。前記支持具26の車外側表面は、シール剤5
によって覆われている。
【0021】このような構成によれば、前記側窓ガラス
21はそれ自体の縁部に型枠材30が一体に設置されて
いることから、該側窓ガラス21を車体の窓開口部に取
付ける場合に、側窓ガラス21自体の変形を防止するこ
とができ、該側窓ガラス21の損傷防止、作業性の向上
が図れる。また、前記側窓ガラス21は型枠材30を備
えていることから、該側窓ガラス21が大型であっても
支持具26の設置数が少なくてよく、構造の簡略化が図
れる。
【0022】さらに、本実施例において、前記型枠材3
0が側窓ガラス21の上下寸法の全長にわたって設置さ
れている場合には、前記支持具26を用いる必要がな
い。すなわち、前記型枠材30の端部が窓開口部の上縁
および下縁の窓枠23によって支えられるため、前記支
持具26を用いる必要がない。このように側窓ガラス2
1は、その上辺および下辺を車体の窓開口部の上縁およ
び下縁によって支えることから、該側窓ガラス21の左
右に縁部にのみ型枠材30を設ける構造となっている。
したがって、ガラス部材の全周に型枠部材を設置する構
造に比べて、前記側窓ガラス21は重量が軽く、安価に
構成することができる。
【0023】本実施例においては、側窓ガラス21をガ
ラス部材によって構成した例について説明したが、前記
ガラス部材を透明或いは乗客へのサービス向上を考慮し
た色或いは模様、絵等の載せた樹脂製あるいは軽合金製
積層パネル等を設置する構成としても、前記各実施例と
同様な効果を達成することができる。
【0024】ところで、前記型枠材26は、U字型断面
形状の型材を用いた例であるが、T字型断面の型材を用
いても、該型枠部材26と同様の効果を達成することが
できる。T字型断面形状の型枠部材は、両側に突きでた
二つのフランジ部をガラス部材の縁に当てて接合し、か
つ、前記フランジ部に直交するフランジ部を二枚のガラ
ス部材の間に挿入して、前記実施例と同様に二枚のガラ
ス部材と一体に接合して構成される。このT字型断面形
状の型枠部材の場合には、ガラス部材の表面に型枠部材
が露出しないため、側外板とガラス表面との段差を小さ
くすることができる。
【0025】また、前記T字型断面形状の型枠部材の二
つのフランジ部に、側柱の方向は伸びる突起を一体に形
成し、この突起によって側窓ガラスを窓枠に固定する構
造としても良い。前記突起の固定は、前記窓枠23の場
合、車内側のフランジにねじ穴を構成し、該フランジに
車内側からねじを挿入して固定する。このような構成に
よれば、前記支持部材を設置する必要がなく、構造の簡
略化、作業製の向上が図れる。さらに、シール剤によっ
て前記支持部材を覆う必要がなく、シール剤の幅を狭く
できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、支持手段によって側窓
ガラスの縁を支持する構造としており、大窓構造とした
場合の窓部材自体のたわみを抑制することができる。
【0027】また、本発明によれば、型枠材をガラス部
材の縁部に設置することにより、窓部材自体をたわみを
抑制し得る強度を有したものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両の窓装置の一実施例を示
した図2のA−A部断面図である。
【図2】本発明による鉄道車両の窓装置の一実施例を示
す正面図である。
【図3】本発明の窓装置の他の実施例を示す図2のA−
A部に相当する位置の断面図である。
【図4】本発明の窓装置の別の実施例を示す図2のA−
A部に相当する位置の断面図である。
【符号の説明】
1…側窓ガラス、2…側外板、3…窓枠、4…パッキ
ン、5…シール剤、6…支持具、7…側柱。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓開口部が形成された外板と前記外板の車
    内側に設置される骨部材とからなる車体によって構成さ
    れる鉄道車両の窓装置において、 前記外板の窓開口部の縁部に沿って、該外板の車内側の
    面に窓枠が設置されており、 前記窓開口部には、窓ガラスが設置されており、 前記窓ガラスは、車体長手方向について車外側から窓開
    口部に挿入可能な幅に構成されており、車体周方向につ
    いて窓開口部の幅よりも長く前記窓枠に挿入可能な幅に
    構成されており、 前記窓開口部の車体長手方向両側位置の外板の縁部に、
    前記窓ガラスを固定する支持体を設置したことを特徴と
    する鉄道車両の窓装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鉄道車両の窓装置におい
    て、 前記支持体は、前記窓枠に構成された切欠部に挿入した
    状態で外板の車内側に固定され、 前記窓ガラスの車体長手方向の端部において、該窓ガラ
    スの車外側表面と前記窓開口の縁部との間には、シール
    剤が充填されており、前記支持体の表面を前記シール剤
    で覆ったことを特徴とする鉄道車両の窓装置。
  3. 【請求項3】ほぼ矩形に形成されたガラス部材の車体周
    方向に沿って配置される平行な2辺のみに、各辺に沿っ
    て型枠材を設置しており、該型枠材はガラス部材の厚さ
    方向に広がるフランジとガラス部材の表面に平行なフラ
    ンジとを一体に構成した断面形状をなしていることを特
    徴とした鉄道車両用窓ガラス。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の鉄道車両用窓ガラスにお
    いて、前記型枠材はその断面形状がコ字型に形成されて
    おり、該型枠材が前記ガラス部材の縁に嵌合しているこ
    とを特徴とした鉄道車両用窓ガラス。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の鉄道車両用窓ガラスにお
    いて、前記型枠材はその断面形状がT字型に形成されて
    おり、該型枠材の直交した一方のフランジがガラス部材
    の厚さ方向に広がっており、他方のフランジがガラス部
    材の表面に平行に配置され、該型枠材がガラス部材に接
    着されていることを特徴とした鉄道車両用窓ガラス。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の鉄道車両用窓ガラスにお
    いて、前記ガラス部材は板ガラスを複数重ねて構成され
    ており、前記型枠材はその断面形状がT字型に形成され
    ており、該型枠材の直交した一方のフランジがガラス部
    材の厚さ方向に広がっており、他方のフランジが前記重
    ねた板ガラスの間に挿入して配置され、該型枠材がガラ
    ス部材に接着されていることを特徴とした鉄道車両用窓
    ガラス。
  7. 【請求項7】請求項3に記載の鉄道車両用窓ガラスにお
    いて、前記型枠材を設けた2辺は、他の2辺よりも短く
    構成されていること、 を特徴とした鉄道車両用窓ガラス。
  8. 【請求項8】車体に開口部が構成されており、 前記開口部にその開口部を塞ぐ窓部材が設置されてお
    り、 前記窓部材は矩形に形成されており、前記窓部材の対向
    した第1の一対の辺を前記開口部の縁部内面に固定して
    おり、前記窓部材の対向した第2の一対の辺を支持体を
    介して固定したこと、を特徴とする鉄道車両の窓装置。
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