JP6698489B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置および基板処理方法に関する。処理対象の基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置などの製造工程では、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板などの基板を処理する基板処理装置が用いられる。特許文献1の基板処理装置は、レジストが塗布された基板を加熱して、レジスト膜に含まれる溶剤を除去するPAB工程を実行するベーク炉を備えている。
特許文献1のベーク炉は、基板を水平に支持しながら加熱するホットプレートと、基板の上方に配置される天板とを含む。ドライエアーを吐出するガス供給口は、基板よりも外側に配置されており、ドライエアーを排出する中心排気口は、天板の天井面において基板の上面の中心部に対向する位置で開口している。
ガス供給口から吐出されたドライエアーは、基板の上面と天板の天井面との間を基板の中心に向かって流れ、中心排気口に排出される。基板の加熱によってレジスト膜から蒸発した溶剤は、ドライエアーと共に中心排気口に排出される。基板の上面と天板の天井面との間隔は、基板の上面の外周部から基板の上面の中心部まで一定である。
特開2011−175998号公報
本発明者らの研究によると、特許文献1のベーク炉では基板の上面の中心部だけで処理の速度が低下する可能性があることが分かった。本発明者らは、この原因の一つが以下であると考えている。
すなわち、特許文献1のベーク炉では、ガス供給口から吐出されたドライエアーが基板の上面と天板の天井面との間を基板の中心の方に流れる。図13に示すように、中心排気口の近傍では、ドライエアーが基板の上面に接しながら流れるのではなく、基板の上面から中心排気口の方に流れる。そのため、気体の流動性が相対的に低い滞留域(図13において二点鎖線で囲まれた領域)が中心排気口の直下に発生する。これが処理の速度を低下させる原因の一つだと考えられる。
そこで、本発明の目的の一つは、基板の上面に沿って基板の外周から基板の中心に流れる気流を形成しながら基板を処理するプロセスにおいて基板の処理の均一性を高めることができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
本発明の一実施形態は、基板を水平に支持する支持部材と、前記支持部材に支持されている前記基板の上面に対向する天井面と、前記支持部材に支持されている前記基板を取り囲む筒状面とを含み、前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔が、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭くなるように形成されたフードと、前記支持部材に支持されている前記基板よりも外側に配置された給気口であって、前記支持部材に支持されている前記基板の中心部を通る鉛直線を取り囲む環状の給気口を含み、前記給気口から吐出された気体を、前記支持部材に支持されている前記基板の上面と前記天井面との間の空間に、当該空間のまわりから供給する給気手段と、前記天井面において前記基板の上面の中心部に対向する位置で開口する排気口を含み、前記基板の上面と前記天井面との間の気体を前記排気口を介して排出する排気手段とを備える、基板処理装置を提供する。
この構成によれば、環状の給気口から吐出された気体が、基板の上面とフードの天井面との間を基板の中心に向かって流れ、基板の上面の中心部に対向する排気口に排出される。これにより、基板の中心に向かって流れる気流が基板の上方に形成される。
基板の上面の中心部での基板の上面と天井面との間隔は、基板の上面の外周部での基板の上面と天井面との間隔よりも狭い。そのため、給気口から吐出された気体は、天井面によって基板の上面の中心部の方に案内される。これにより、気体の流動性が相対的に低い滞留域が排気口の直下に発生することを抑制または防止でき、基板の処理の均一性を高めることができる。
さらに、基板の上面と天井面との間隔は、至る所で狭いのではなく、基板の上面の中心部だけで狭い。基板の上面と天井面との間隔が至る所で狭いと、基板の上面と天井面との間の空間に供給される気体に加わる抵抗が増加し、当該空間での円滑な気体の流れが阻害され得る。したがって、基板の上面と天井面との間隔を局所的に狭くすることにより、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、滞留域が排気口の直下に発生することを抑制または防止できる。
給気口から吐出される気体は、基板と反応する反応ガスであってもよいし、不活性ガス、ドライエアー、およびクリーンエアーなどの基板とは反応しないガスであってもよいし、これら以外の気体であってもよい。環状の給気口は、周方向に配列された複数の吐出口であってもよいし、全周に亘って連続した1つのスリットであってもよい。複数の吐出口に含まれる吐出口は、円形または楕円形の吐出口であってもよいし、周方向に延びるスロットであってもよい。
本実施形態において、以下の特徴の少なくとも一つが、前記基板処理装置に加えられてもよい。
前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部から前記基板の上面の中心部まで前記鉛直線に近づくにしたがって段階的または連続的に減少する。
気流を急に基板の上面の方に方向転換させると、気流の乱れが発生し得る。この構成によれば、基板の上面と天井面との間の空間を内方に流れる気体が、基板の上面と天井面との間隔が減少するにしたがって基板の上面の方に段階的または連続的に案内される。これにより、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、基板の中心に向かって流れる気流を基板の上面に徐々に近づけることができる。
前記天井面は、前記鉛直線に向かって斜め下方に延びる環状の傾斜部を含む。
この構成によれば、鉛直線に向かって斜め下方に延びる環状の傾斜部が、天井面に設けられている。言い換えると、基板の上面と天井面との間隔は、基板の上面の中心部に近づくにしたがって連続的に減少している。基板の上面と天井面との間の空間を内方に流れる気体は、天井面の傾斜部によって基板の上面の方に連続的に案内される。したがって、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、基板の中心に向かって流れる気体を基板の上面に徐々に近づけることができる。
前記フードは、円弧状の鉛直断面を有しており、前記天井面の外縁から前記筒状面の上縁に延びる環状のコーナー部をさらに含む。
この構成によれば、天井面の外縁から筒状面の上縁に延びる環状のコーナー部が、円弧状の鉛直断面を有している。コーナー部の鉛直断面がL字状である場合、滞留域がコーナー部に発生し得る。したがって、円弧状の鉛直断面を有するコーナー部をフードに設けることにより、このような滞留域の発生を抑制または防止できる。
前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭く、前記基板の厚みよりも広い。
この構成によれば、基板の上面の中心部と天井面との間隔は、基板の上面の外周部と天井面との間隔よりも狭いだけでなく、基板の厚みよりも広い。排気口は、天井面において基板の上面の中心部に対向する位置で開口している。基板の上面から排気口までの鉛直方向の距離は、基板の厚みよりも広い。排気口が基板の上面に近すぎると、排気口と基板との間に進入しようとする気体に大きな抵抗が加わる。したがって、排気口を適度な距離だけ基板の上面から離すことにより、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、滞留域が排気口の直下に発生することを抑制または防止できる。
前記給気口は、前記支持部材に支持されている前記基板の上面よりも上方で且つ前記天井面よりも下方の高さに配置されており、平面視において、前記支持部材に支持されている前記基板の上面の中心部に向かう吐出方向に気体を吐出する。
給気口が気体を鉛直に吐出する場合、吐出された気体は、概ね90度方向転換した後、基板の中心に向かって内方に流れる。この構成によれば、給気口が、基板の上面と天井面との間の空間に水平に対向している。給気口から吐出された気体は、大きな角度で方向転換することなく、基板の上面に沿って内方に流れる。したがって、給気口が気体を鉛直に吐出する場合と比較して、基板の外周部での気流の乱れの発生を抑制または防止できる。
平面視で基板の上面の中心部に向かう方向であれば、吐出方向は、水平方向であってもよいし、水平面に対して上方または下方に傾いた斜め方向であってもよい。
前記基板処理装置は、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されており、前記基板に供給される熱を発生するヒーターをさらに備え、前記給気手段は、前記基板と反応する反応ガスを前記給気口に供給する反応ガス供給手段を含む。
この構成によれば、基板と反応する反応ガスが、給気口から吐出され、基板の上面に供給される。これにより、基板の上面が反応ガスで処理される。さらに、反応ガスは、ヒーターによって加熱されている基板の上面に供給される。これにより、基板と反応ガスとの反応を促進できる。
前記基板処理装置は、処理液で前記基板を処理するウェット処理ユニットと、前記支持部材およびフードを含むドライ処理ユニットから前記ウェット処理ユニットに前記基板を搬送する搬送ユニットとをさらに備える。
この構成によれば、基板に液体を供給することなく当該基板を処理するドライ処理工程が、支持部材およびフードを含むドライ処理ユニットで実行される。その後、搬送ユニットが、基板をドライ処理ユニットからウェット処理ユニットに搬送する。ウェット処理ユニットでは、基板に処理液を供給するウェット処理工程が実行される。したがって、同じ基板処理装置で、ドライ処理工程およびウェット処理工程の両方を実行できる。さらに、ドライ処理工程およびウェット処理工が別々のユニットで実行されるので、各ユニットの複雑化を抑制または防止できる。
前記基板処理装置は、前記基板と反応する反応ガスを前記基板に供給することにより、前記基板の上面に形成された薄膜のパターンの上に位置するレジストのパターンを除去する装置である。
この構成によれば、基板の上面と天井面との間の空間が、給気口から吐出された反応ガスで満たされ、中心部を含む基板の上面の各部に反応ガスが均一に供給される。レジストのパターンは、レジストと反応ガスとの反応により気化または変質する。これにより、基板の表層を形成する薄膜のパターンからレジストのパターンを除去できる。
前記基板処理装置は、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されており、前記基板に供給される熱を発生するヒーターをさらに備え、前記給気手段は、オゾンガスを前記給気口に供給するオゾンガス供給手段を含む。
この構成によれば、給気口から吐出されたオゾンガスが基板の上面に供給される。レジストのパターンは、レジストとオゾンガスとの反応により気化または変質する。さらに、オゾンガスは、ヒーターによって加熱されている基板の上面に供給される。これにより、レジストとオゾンガスとの反応を促進でき、レジストのパターンを均一に短時間でオゾンガスと反応させることができる。
本発明の他の実施形態は、基板を支持部材で水平に支持する支持工程と、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板の上面に対向する天井面と前記支持部材に支持されている前記基板を取り囲む筒状面とを含み、前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔が、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭くなるように形成されたフードの内部に前記支持部材に支持されている前記基板を配置するカバー工程と、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板よりも外側に配置され、前記支持部材に支持されている前記基板の中心部を通る鉛直線を取り囲む環状の給気口から吐出された気体を、前記支持部材に支持されている前記基板の上面と前記天井面との間の空間に当該空間のまわりから供給する給気工程と、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記基板の上面と前記天井面との間の気体を、前記天井面において前記基板の上面の中心部に対向する位置で開口する排気口を介して排出する排気工程とを含む、基板処理方法を提供する。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
本実施形態において、以下の特徴の少なくとも一つが、前記基板処理方法に加えられてもよい。
前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部から前記基板の上面の中心部まで前記鉛直線に近づくにしたがって段階的または連続的に減少する。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記天井面は、前記鉛直線に向かって斜め下方に延びる環状の傾斜部を含む。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記フードは、円弧状の鉛直断面を有しており、前記天井面の外縁から前記筒状面の上縁に延びる環状のコーナー部をさらに含む。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭く、前記基板の厚みよりも広い。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記給気口は、前記支持部材に支持されている前記基板の上面よりも上方で且つ前記天井面よりも下方の高さに配置されており、平面視において、前記支持部材に支持されている前記基板の上面の中心部に向かう吐出方向に気体を吐出する。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記基板処理方法は、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されたヒーターが発生した熱で前記基板を加熱する加熱工程をさらに含み、前記給気工程は、前記基板と反応する反応ガスを前記給気口から吐出する工程を含む。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記基板処理方法は、前記支持工程、カバー工程、給気工程、および排気工程が実行されるドライ処理ユニットから、処理液で前記基板を処理するウェット処理ユニットに搬送ユニットで前記基板を搬送する搬送工程と、前記搬送工程が実行された後、前記ウェット処理ユニットで前記基板を処理するウェット処理工程とをさらに含む。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記基板処理方法は、前記基板と反応する反応ガスを前記基板に供給することにより、前記基板の上面に形成された薄膜のパターンの上に位置するレジストのパターンを除去する方法である。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
前記基板処理方法は、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されたヒーターが発生した熱で前記基板を加熱する加熱工程をさらに含み、前記給気工程は、オゾンガスを前記給気口から吐出する工程を含む。この方法によれば、前述の効果と同様な効果を奏することができる。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す模式的な平面図である。 基板処理装置によって実行される基板の処理の一例を示す工程図である。 図2に示す基板の処理の一例が実行される前と後の基板の断面を示す模式図である。 加熱ユニットの鉛直断面を示す模式的な断面図である。 フードの模式的な平面図である。 ホットプレートの模式的な平面図である。 図4の一部を拡大した拡大断面図である。 加熱ユニットに気体を供給する給気ユニットと加熱ユニットから気体を排出する排気ユニットとを示す模式図である。 図2に示すドライ処理工程が行われているときの加熱ユニットの状態の一例を示す模式図である。 図2に示すドライ処理工程が行われているときの加熱ユニットの状態の一例を示す模式図である。 図2に示すドライ処理工程が行われているときの加熱ユニットの状態の一例を示す模式図である。 図2に示すドライ処理工程が行われているときの加熱ユニットの状態の一例を示す模式図である。 図2に示すドライ処理工程が行われているときの加熱ユニットの状態の一例を示す模式図である。 図2に示すドライ処理工程が行われているときの加熱ユニットの状態の一例を示す模式図である。 基板の上面に沿って基板の外周から基板の中心に流れる気体の流れについて説明するための模式的な断面図である。 本発明の他の実施形態に係る加熱ユニットの鉛直断面の一部を示す模式的な断面図である。 本発明の他の実施形態に係る加熱ユニットの鉛直断面の一部を示す模式的な断面図である。 従来技術における気体の流れについて説明するための模式的な断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す模式的な平面図である。
基板処理装置1は、半導体ウエハなどの円板状の基板Wを1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1は、基板Wを収容する複数のキャリアCをそれぞれ保持する複数のロードポートLPと、複数のロードポートLPから搬送された基板Wを処理液や処理ガスなどの処理流体で処理する複数の処理ユニット2とを含む。
基板処理装置1は、さらに、基板Wを搬送する搬送ユニットと、基板処理装置1を制御する制御装置3とを含む。制御装置3は、プログラム等の情報を記憶するメモリー3mとメモリー3mに記憶された情報にしたがって基板処理装置1を制御するプロセッサー3pとを含むコンピュータである。
搬送ユニットは、複数のロードポートLPから複数の処理ユニット2に延びる搬送経路上に配置されたインデクサロボットIR、シャトルSH、およびセンターロボットCRを含む。インデクサロボットIRは、複数のロードポートLPとシャトルSHとの間で基板Wを搬送する。シャトルSHは、インデクサロボットIRとセンターロボットCRとの間で基板Wを搬送する。センターロボットCRは、シャトルSHと複数の処理ユニット2との間で基板Wを搬送する。センターロボットCRは、さらに、複数の処理ユニット2の間で基板Wを搬送する。図1に示す太線の矢印は、インデクサロボットIRおよびシャトルSHの移動方向を示している。
複数の処理ユニット2は、水平に離れた4つの位置にそれぞれ配置された4つの塔を形成している。各塔は、上下方向に積層された複数の処理ユニット2を含む。4つの塔は、搬送経路の両側に2つずつで配置されている。複数の処理ユニット2は、基板Wを乾燥させたまま当該基板Wを処理する複数のドライ処理ユニット2Dと、処理液で基板Wを処理する複数のウェット処理ユニット2Wとを含む。ロードポートLP側の2つの塔は、複数のドライ処理ユニット2Dで形成されており、残り2つの塔は、複数のウェット処理ユニット2Wで形成されている。
ドライ処理ユニット2Dは、基板Wが通過する搬入搬出口が設けられたドライチャンバー4と、ドライチャンバー4の搬入搬出口を開閉するシャッター5と、ドライチャンバー4内で基板Wを加熱しながら処理ガスを基板Wに供給する加熱ユニット8と、加熱ユニット8によって加熱された基板Wをドライチャンバー4内で冷却する冷却ユニット7と、ドライチャンバー4内で基板Wを搬送する室内搬送機構6とを含む。
ウェット処理ユニット2Wは、基板Wが通過する搬入搬出口が設けられたウェットチャンバー9と、ウェットチャンバー9の搬入搬出口を開閉するシャッター10と、ウェットチャンバー9内で基板Wを水平に保持しながら基板Wの中心部を通る鉛直な回転軸線A1まわりに回転させるスピンチャック11と、スピンチャック11に保持されている基板Wに向けて処理液を吐出する複数のノズルとを含む。
複数のノズルは、薬液を吐出する薬液ノズル12と、リンス液を吐出するリンス液ノズル13とを含む。制御装置3は、スピンチャック11の複数のチャックピンに基板Wを保持させながら、スピンチャック11のスピンモータに基板Wを回転させる。この状態で、制御装置3は、基板Wの上面に向けて薬液ノズル12またはリンス液ノズル13に液体を吐出させる。これにより、基板Wの上面全域が液膜で覆われる。その後、制御装置3は、スピンチャック11に基板Wを高速回転させて、基板Wを乾燥させる。
図2は、基板処理装置1によって実行される基板Wの処理の一例を示す工程図である。図3は、図2に示す基板Wの処理の一例が実行される前と後の基板Wの断面を示す模式図である。制御装置3は、以下の動作を基板処理装置1に実行させるようにプログラムされている。
図3の左側に示すように、基板処理装置1で処理される基板Wは、レジストのパターンPRで覆われた薄膜をエッチングして、薄膜のパターンPFを形成するエッチング処理工程が行われた基板である。つまり、このような基板Wが収容されたキャリアCがロードポートLP上に置かれる。以下で説明するように、基板処理装置1では、薄膜のパターンPF上に位置するレジストのパターンPRを除去するレジスト除去工程が行われる。図3の右側は、レジスト除去工程が行われた基板Wの断面を示している。
基板処理装置1で基板Wを処理するときは、インデクサロボットIR、シャトルSH、およびセンターロボットCRが、ロードポートLPに置かれたキャリアC内の基板Wをドライ処理ユニット2Dに搬送する(図2のステップS1)。ドライ処理ユニット2Dでは、基板Wを加熱しながら、オゾンガスを基板Wに供給するドライ処理工程が行われる(図2のステップS2)。その後、センターロボットCRが、ドライ処理ユニット2D内の基板Wをウェット処理ユニット2Wに搬入する(図2のステップS3)。
ウェット処理ユニット2Wでは、基板Wを回転させながら、基板Wの上面に処理液を供給するウェット処理工程が行われる(図2のステップS4)。具体的には、基板Wを回転させながら、基板Wの上面に向けて薬液ノズル12に薬液を吐出させる薬液供給工程が行われる。その後、基板Wを回転させながら、基板Wの上面に向けてリンス液ノズル13にリンス液を吐出させるリンス液供給工程が行われる。その後、基板Wを高速回転させることにより基板Wを乾燥させる乾燥工程が行われる。続いて、インデクサロボットIR、シャトルSH、およびセンターロボットCRが、ウェット処理ユニット2W内の基板WをロードポートLPに置かれたキャリアCに搬送する(図2のステップS5)。
次に、加熱ユニット8について詳細に説明する。
図4は、加熱ユニット8の鉛直断面(鉛直面で切断された断面)を示す模式的な断面図である。図5は、フード30の模式的な平面図である。図5は、図4に示す矢印Vの方向にフード30を見た図である。図6は、ホットプレート21の模式的な平面図である。図7は、図4の一部を拡大した拡大断面図である。以下では、特に断りがない限り、フード30が下位置(図4に示す位置)に位置している状態について説明する。
図4に示すように、加熱ユニット8は、基板Wを水平に支持しながら加熱するホットプレート21と、ホットプレート21に支持されている基板Wの上方に配置されるフード30と、フード30を支持するベースリング27とを含む。
加熱ユニット8は、さらに、ホットプレート21およびベースリング27に対してフード30を昇降させるフード昇降アクチュエータ29と、フード30とベースリング27との間の隙間を密閉するOリング28と、ホットプレート21とフード30との間で基板Wを水平に支持する複数のリフトピン24と、複数のリフトピン24を昇降させるリフト昇降アクチュエータ26とを含む。
ホットプレート21は、ジュール熱を発生するヒーター22と、基板Wを水平に支持すると共に、ヒーター22の熱を基板Wに伝達する支持部材23とを含む。ヒーター22および支持部材23は、基板Wの下方に配置される。ヒーター22は、ヒーター22に電力を供給する配線(図示せず)に接続されている。ヒーター22は、支持部材23の下方に配置されていてもよいし、支持部材23の内部に配置されていてもよい。
図4および図6に示すように、ホットプレート21の支持部材23は、基板Wの下方に配置される円板状のベース部23bと、ベース部23bの上面から上方に突出する複数の半球状の突出部23aと、ベース部23bの外周面から外方に突出する円環状のフランジ部23cとを含む。ベース部23bの上面は、基板Wの下面と平行で、基板Wの外径以上の外径を有している。複数の突出部23aは、ベース部23bの上面から上方に離れた位置で基板Wの下面に接触する。複数の突出部23aは、基板Wが水平に支持されるように、ベース部23bの上面内の複数の位置に配置されている。基板Wは、基板Wの下面がベース部23bの上面から上方に離れた状態で水平に支持される。
図4に示すように、複数のリフトピン24は、ホットプレート21を貫通する複数の貫通穴にそれぞれ挿入されている。加熱ユニット8の外から貫通穴への流体の進入は、リフトピン24を取り囲むベローズ25によって防止される。加熱ユニット8は、ベローズ25に代えてもしくはベローズ25に加えて、リフトピン24の外周面と貫通穴の内周面との間の隙間を密閉するOリングを備えていてもよい。リフトピン24は、基板Wの下面に接触する半球状の上端部を含む。複数のリフトピン24の上端部は、同じ高さに配置されている。
リフト昇降アクチュエータ26は、複数のリフトピン24の上端部がホットプレート21よりも上方に位置する上位置(図9Aに示す位置)と、複数のリフトピン24の上端部がホットプレート21の内部に退避した下位置(図4に示す位置)との間で、複数のリフトピン24を鉛直方向に移動させる。リフト昇降アクチュエータ26は、電動モータまたはエアーシリンダーであってもよいし、これら以外のアクチュエータであってもよい。フード昇降アクチュエータ29などの他のアクチュエータについても同様である。
基板Wがホットプレート21に支持されている状態で、リフト昇降アクチュエータ26が複数のリフトピン24を下位置から上位置に上昇させると、基板Wの下面がホットプレート21の複数の突出部23aから離れ、複数のリフトピン24に接触する。これとは反対に、基板Wが複数のリフトピン24に支持されている状態で、リフト昇降アクチュエータ26が複数のリフトピン24を上位置から下位置に下降させると、基板Wの下面が複数のリフトピン24から離れ、ホットプレート21の複数の突出部23aに接触する。このようにして、基板Wが、ホットプレート21と複数のリフトピン24との間で受け渡される。
ベースリング27は、ホットプレート21のフランジ部23cの上面上に配置されている。ベースリング27は、ホットプレート21の径方向に間隔を空けてベース部23bを取り囲んでいる。ベースリング27の上面は、ベース部23bの上面よりも下方に配置されている。Oリング28は、ベースリング27の上面から下方に凹んだ環状溝に嵌められている。フード30がベースリング27上に載せられると、ホットプレート21に支持されている基板Wを収容する密閉空間SPが、ホットプレート21、フード30、およびベースリング27によって形成される。
フード昇降アクチュエータ29は、上位置(図9Aに示す位置)と下位置(図4に示す位置)との間でフード30を鉛直に移動させる。上位置は、基板Wがフード30の下面とベースリング27の上面との間を通過できるようにフード30の下面がベースリング27の上面から上方に離れた位置である。下位置は、フード30の下面とベースリング27の上面との間の隙間が密閉され、ホットプレート21に支持されている基板Wを収容する密閉空間SPが形成される位置である。
フード30は、ホットプレート21に支持されている基板Wの上方に配置される平面視円形の上プレート32と、基板Wの外径よりも大きい内径を有する下リング34と、上プレート32の下面と下リング34の上面との間の隙間を密閉する環状の板状シール33と、上プレート32の中心部を貫通する中心貫通穴に挿入された中央ブロック31とを含む。中央ブロック31は、上プレート32に支持されており、下リング34は、板状シール33を介して上プレート32に連結されている。上プレート32は、基板Wの上面と平行な下面を有するプレート部32aを含む。中央ブロック31は、プレート部32aの下面から下方に突出している。
フード30の内面は、基板Wの上方に配置される平面視円形の天井面41と、基板Wの外径よりも大きい直径を有する筒状面43と、天井面41の外縁から筒状面43の上縁に延びる環状のコーナー部42とを含む。天井面41は、基板Wの外径よりも大きい外径を有している。コーナー部42は、たとえば、L字状の鉛直断面を有している。
天井面41は、基板Wの中心部を通る鉛直線A2と同軸で且つ水平な中央水平部41aと、中央水平部41aの外縁から斜め上に外方に延びる環状の中央傾斜部41bと、中央傾斜部41bの外縁から鉛直上方に延びる環状の中央鉛直部41cと、中央鉛直部41cの上端から外方に水平に延びる環状の外側水平部41dとを含む。コーナー部42は、外側水平部41dの外縁から筒状面43の上縁まで延びている。
基板処理装置1は、加熱ユニット8の内部に気体を供給する給気ユニットと、加熱ユニット8内の気体を排出する排気ユニットとを含む。給気ユニットは、気体を吐出する複数の給気口46と、各給気口46に気体を案内する供給路47とを含む。排気ユニットは、複数の給気口46から吐出された気体が流入する排気口44と、排気口44内に流入した気体を加熱ユニット8の外に案内する排気路45とを含む。
排気口44は、フード30の内面に含まれる中央水平部41aで開口している。排気口44は、円形または楕円形である。排気口44は、空間だけを介して基板Wの上面に鉛直方向に対向する。排気口44は、給気口46よりも上方に配置されている。排気路45は、排気口44からフード30の外面まで延びている。排気路45は、中央ブロック31に設けられている。排気路45は、中央ブロック31を鉛直方向に貫通している。
給気口46は、フード30の内面に含まれる筒状面43で開口している。給気口46は、円形または楕円形である。給気口46は、周方向に延びるスロットであってもよい。複数の給気口46は、同じ高さに配置されている。給気口46は、基板Wの上面よりも上方で且つフード30の天井面41よりも下方の高さに配置されている。複数の給気口46は、ホットプレート21の周方向に等間隔で配列されている。
図4および図5に示すように、供給路47は、フード30の外面からフード30の内部に延びる複数の上流路47aと、各上流路47aに接続されており、鉛直線A2を取り囲む上流環状路47bと、上流環状路47bから下方に延びる複数の中間路47cと、各中間路47cに接続されており、鉛直線A2を取り囲む下流環状路47dと、下流環状路47dから複数の給気口46まで延びる複数の下流路47eとを含む。
上流路47aおよび上流環状路47bは、上プレート32に設けられている。中間路47cは、板状シール33に設けられている。下流環状路47dおよび下流路47eは、下リング34に設けられている。上流環状路47bおよび下流環状路47dは、板状シール33によって互いに仕切られている。中間路47cは、上流環状路47bから下流環状路47dまで下方に延びている。図5に示すように、複数の中間路47cは、平面視で複数の上流路47aに重ならない位置に配置されている。
図4に示すように、下流路47eは、下流環状路47dの内側に配置されている。下流路47eは、下流環状路47dから給気口46まで水平に延びている。給気口46は、下流路47eから供給された気体を鉛直線A2に向かう水平な吐出方向D1に吐出する。平面視で基板Wの上面の中心部に向かう方向であれば、吐出方向D1は、水平面に対して上方または下方に傾いた斜め方向であってもよい。
図7に示すように、基板Wの上面と天井面41との間隔、つまり、基板Wの上面から天井面41までの鉛直方向の距離は、基板Wの中心部で最も狭く、基板Wの外周部で最も広い。より具体的には、基板Wの上面の中心部での基板Wの上面と天井面41との間隔Gcは、基板Wの上面の外周部での基板Wの上面と天井面41との間隔Geよりも狭い。間隔Gcは、基板Wの厚みT1よりも広く、鉛直方向への給気口46の長さに相当する給気口46の直径D2よりも広い。間隔Gcは、給気口46の直径D2以下であってもよい。
基板Wの上面の中心部での基板Wの上面と天井面41との間隔Gcは、基板Wの上面から排気口44までの鉛直方向の距離と等しい。間隔Gcは、排気口44の直径D3よりも狭く、中央ブロック31の突出量、つまり、外側水平部41dから中央水平部41aまでの鉛直方向の距離G1よりも狭い。中央ブロック31の半径R1、つまり、鉛直線A2から中央傾斜部41bの外端(上端)までの径方向の距離R1は、中央傾斜部41bの外端から筒状面43までの径方向の距離R2よりも短い。これらの寸法は、単なる具体例であり、これに限られるものではない。
図8は、加熱ユニット8に気体を供給する給気ユニットと加熱ユニット8から気体を排出する排気ユニットとを示す模式図である。
給気ユニットは、複数の給気口46から吐出される気体を案内する第1共通配管55と、第1共通配管55から供給された気体を供給路47に案内する複数の第2共通配管56とを含む。
排気ユニットは、排気口44に排出された気体を案内する第1排気配管60と、第1排気配管60から供給された気体を案内する第2排気配管61と、第2排気配管61を流れる気体に含まれるオゾンを除去するオゾンフィルター62とを含む。
給気ユニットは、オゾンガス生成ユニット51で生成されたオゾンガスを案内する第1オゾンガス配管52と、第1オゾンガス配管52から供給されたオゾンガスを第1共通配管55に案内する第2オゾンガス配管53と、第2オゾンガス配管53に介装されたオゾンガス供給バルブ54とを含む。
給気ユニットは、さらに、窒素ガス供給源から供給された窒素ガスを案内する第1窒素ガス配管57と、第1窒素ガス配管57から供給された窒素ガスを第1共通配管55に案内する第2窒素ガス配管58と、第2窒素ガス配管58に介装された窒素ガス供給バルブ59とを含む。
図示はしないが、オゾンガス供給バルブ54は、流路を形成するバルブボディと、流路内に配置された弁体と、弁体を移動させるアクチュエータとを含む。他のバルブについても同様である。アクチュエータは、空圧アクチュエータまたは電動アクチュエータであってもよいし、これら以外のアクチュエータであってもよい。制御装置3は、アクチュエータを制御することにより、オゾンガス供給バルブ54を開閉させる。
オゾンガス生成ユニット51は、基板Wの処理に適した高濃度のオゾンガスを生成するユニットである。オゾンガスに含まれるオゾンの濃度の具体例は、250〜300g/mである。オゾンガス生成ユニット51は、基板処理装置1の中に配置されていてもよいし、基板処理装置1の外に配置されていてもよい。後者の場合、オゾンガス生成ユニット51は、基板処理装置1のまわりに配置されていてもよいし、基板処理装置1が設置されるクリーンルームの下(地下)に配置されていてもよい。
オゾンガス供給バルブ54が開かれると、オゾンガス生成ユニット51で生成されたオゾンガスが、第1オゾンガス配管52、第2オゾンガス配管53、第1共通配管55、および第2共通配管56をこの順に介して加熱ユニット8に供給され、複数の給気口46から吐出される。同様に、窒素ガス供給バルブ59が開かれると、窒素ガスが、第1窒素ガス配管57、第2窒素ガス配管58、第1共通配管55、および第2共通配管56をこの順に介して、加熱ユニット8に供給され、複数の給気口46から吐出される。
オゾンガスは、加熱ユニット8が閉じられている状態、つまり、フード30が下位置に位置している状態で、複数の給気口46から吐出される。複数の給気口46から吐出されたオゾンガスは、排気口44を介して第1排気配管60に排出される。第1排気配管60内のオゾンガスは、第2排気配管61に流れ、オゾンフィルター62を通過する。これにより、第2排気配管61を流れる気体に含まれるオゾンの濃度が低下する。オゾンフィルター62を通過した気体は、基板処理装置1が設置される工場に設けられた排気設備に向けて案内される。
図9A〜図9Fは、図2に示すドライ処理工程(ステップS2)が行われているときの加熱ユニット8の状態の一例を示す模式図である。
図9Aに示すように、ドライ処理ユニット2Dに基板Wを搬入するときは、シャッター開閉アクチュエータ63がシャッター5を開位置に位置させ、フード昇降アクチュエータ29およびリフト昇降アクチュエータ26がフード30および複数のリフトピン24を上位置に位置させる。この状態で、センターロボットCRは、ハンドHで基板Wを支持しながら、ハンドHをドライチャンバー4内に進入させる。その後、デバイス形成面である表面が上に向けられた基板Wが複数のリフトピン24上に置かれる。基板Wは、センターロボットCRのハンドHによって複数のリフトピン24上に置かれてもよいし、室内搬送機構6(図1参照)によって複数のリフトピン24上に置かれてもよい。
センターロボットCRは、ハンドH上の基板Wをドライ処理ユニット2Dに渡した後、ハンドHをドライチャンバー4の外に移動させる。その後、シャッター開閉アクチュエータ63がシャッター5を閉位置に移動させ、ドライチャンバー4の搬入搬出口を閉じる。さらに、図9Bに示すように、リフト昇降アクチュエータ26が、複数のリフトピン24を下位置に移動させ、フード昇降アクチュエータ29が、フード30を下位置に移動させる。これにより、基板Wがホットプレート21に支持される。ホットプレート21は、基板Wがホットプレート21に支持される前から室温よりも高い温度(たとえば、100℃以上)に維持されている。基板Wがホットプレート21に支持されると、基板Wの加熱が開始される。
次に、図9Cに示すように、オゾンガス供給バルブ54が開かれ、複数の給気口46がオゾンガスの吐出を開始する。オゾンガスは、複数の給気口46から基板Wの中心に向かって基板Wの上面に沿って流れる。これにより、基板Wの上面の外周から基板Wの上面の中心に向かって流れる複数の気流が形成される。密閉空間SP内の空気は、オゾンガスによって排気口44の方に導かれ、排気口44を介して密閉空間SPの外に排出される。これにより、密閉空間SPがオゾンガスで満たされる。
さらに、密閉空間SP内のオゾンガスは、後から吐出されたオゾンガスによって排気口44の方に導かれ、排気口44を介して密閉空間SPの外に排出される。したがって、密閉空間SPは、複数の給気口46から吐出された直後のオゾンガスで満たされ続ける。給気口46から吐出されたオゾンガスは、短時間で濃度が大幅に低下し易い。したがって、濃度の低下が小さいオゾンガス、つまり、活性が高いオゾンガスが基板Wの上面に供給され続ける。
図10は、基板Wの上面に沿って基板Wの外周から基板Wの中心に流れる気体の流れについて説明するための模式的な断面図である。給気口46から吐出されたオゾンガスは、フード30の外側水平部41dと基板Wの上面の外周部の間を内方に流れる。その後、オゾンガスは、フード30の中央傾斜部41bによって基板Wの上面の方に案内されながら、基板Wの上面とフード30の内面との間を内方に流れる。続いて、オゾンガスは、フード30の中央水平部41aと基板Wの上面との間を内方に流れ、排気口44に排出される。
このように、基板Wの上面から排気口44までの距離が短いので、オゾンガスは、基板Wの上面の中心部に沿って流れた後、排気口44に排出される。そのため、基板Wの上面の中心部で気体が滞留し難く、ここに存在するオゾンガスが新しいオゾンガスに置換され易い。さらに、中央傾斜部41bおよび中央水平部41aでは、基板Wの上面から上方に離れた位置を流れるオゾンガス、つまり、オゾンガスとレジストとの反応やオゾンガスの温度上昇に起因する活性の低下が小さいオゾンガスが、基板Wの方に案内されるので、基板Wの上面の中心部での処理速度をさらに高めることができる。
オゾンガス供給バルブ54が開かれてから所定時間が経過すると、オゾンガス供給バルブ54が閉じられ、オゾンガスの吐出が停止される。その後、図9Dに示すように、窒素ガス供給バルブ59が開かれ、複数の給気口46が窒素ガスの吐出を開始する。密閉空間SP内のオゾンガスは、窒素ガスによって排気口44の方に導かれ、排気口44を介して密閉空間SPの外に排出される。これにより、密閉空間SP内のオゾンガスが、窒素ガスで置換される。窒素ガス供給バルブ59が開かれてから所定時間が経過すると、窒素ガス供給バルブ59が閉じられ、窒素ガスの吐出が停止される。
次に、図9Eに示すように、リフト昇降アクチュエータ26が、複数のリフトピン24を上位置に移動させ、フード昇降アクチュエータ29が、フード30を上位置に移動させる。さらに、図9Fに示すように、シャッター開閉アクチュエータ63がシャッター5を開位置に移動させる。ホットプレート21上の基板Wは、複数のリフトピン24によって持ち上げられる。センターロボットCRは、基板Wが冷却ユニット7(図1参照)で冷却された後、ハンドHで基板Wを受け取る。その後、センターロボットCRは、ハンドH上の基板Wをウェット処理ユニット2Wに搬入する。
以上のように本実施形態では、基板Wの上面の中心部での基板Wの上面と天井面41との間隔Gcが、基板Wの上面の外周部での基板Wの上面と天井面41との間隔Geよりも狭い。そのため、給気口46から吐出された気体は、天井面41によって基板Wの上面の中心部の方に案内される。これにより、気体の流動性が相対的に低い滞留域が排気口44の直下に発生することを抑制または防止でき、基板Wの処理の均一性を高めることができる。
さらに、基板Wの上面と天井面41との間隔は、至る所で狭いのではなく、基板Wの上面の中心部だけで狭い。基板Wの上面と天井面41との間隔が至る所で狭いと、基板Wの上面と天井面41との間の空間に供給される気体に加わる抵抗が増加し、当該空間での円滑な気体の流れが阻害され得る。したがって、基板Wの上面と天井面41との間隔を局所的に狭くすることにより、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、滞留域が排気口44の直下に発生することを抑制または防止できる。
また、気流を急に基板Wの上面の方に方向転換させると、気流の乱れが発生し得る。本実施形態では、基板Wの上面と天井面41との間の空間を内方に流れる気体が、基板Wの上面と天井面41との間隔が減少するにしたがって基板Wの上面の方に段階的または連続的に案内される。これにより、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、基板Wの中心に向かって流れる気流を基板Wの上面に徐々に近づけることができる。
本実施形態では、鉛直線A2に向かって斜め下方に延びる環状の中央傾斜部41bが、天井面41に設けられている。言い換えると、基板Wの上面と天井面41との間隔は、基板Wの上面の中心部に近づくにしたがって連続的に減少している。基板Wの上面と天井面41との間の空間を内方に流れる気体は、天井面41の中央傾斜部41bによって基板Wの上面の方に連続的に案内される。したがって、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、基板Wの中心に向かって流れる気体を基板Wの上面に徐々に近づけることができる。
本実施形態では、基板Wの上面の中心部と天井面41との間隔Gcは、基板Wの上面の外周部と天井面41との間隔Geよりも狭いだけでなく、基板Wの厚みT1よりも広い。排気口44は、天井面41において基板Wの上面の中心部に対向する位置で開口している。基板Wの上面から排気口44までの鉛直方向の距離は、基板Wの厚みT1よりも広い。排気口44が基板Wの上面に近すぎると、排気口44と基板Wとの間に進入しようとする気体に大きな抵抗が加わる。したがって、排気口44を適度な距離だけ基板Wの上面から離すことにより、気流の乱れの発生を抑制または防止しながら、滞留域が排気口44の直下に発生することを抑制または防止できる。
給気口46が気体を鉛直に吐出する場合、吐出された気体は、概ね90度方向転換した後、基板Wの中心に向かって内方に流れる。本実施形態では、給気口46が、基板Wの上面と天井面41との間の空間に水平に対向している。給気口46から吐出された気体は、大きな角度で方向転換することなく、基板Wの上面に沿って内方に流れる。したがって、給気口46が気体を鉛直に吐出する場合と比較して、基板Wの外周部での気流の乱れの発生を抑制または防止できる。
本実施形態では、基板Wに液体を供給することなく当該基板Wを処理するドライ処理工程が、ドライ処理ユニット2Dで実行される。その後、センターロボットCRが、基板Wをドライ処理ユニット2Dからウェット処理ユニット2Wに搬送する。ウェット処理ユニット2Wでは、基板Wに処理液を供給するウェット処理工程が実行される。したがって、同じ基板処理装置1で、ドライ処理工程およびウェット処理工程の両方を実行できる。さらに、ドライ処理工程およびウェット処理工が別々のユニットで実行されるので、各ユニットの複雑化を抑制または防止できる。
オゾンガスは、基板Wと反応する反応ガスの一例である。本実施形態では、給気口46から吐出されたオゾンガスが基板Wの上面に供給される。レジストのパターンPRは、レジストとオゾンガスとの反応により気化または変質する。さらに、オゾンガスは、ヒーター22によって加熱されている基板Wの上面に供給される。これにより、レジストとオゾンガスとの反応を促進でき、レジストのパターンPRを均一に短時間でオゾンガスと反応させることができる。
他の実施形態
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
たとえば、図11に示すように、フード30の内面に含まれるコーナー部42の鉛直断面は、L字状に限らず、円弧状であってもよいし、これら以外の形状であってもよい。
コーナー部42の鉛直断面がL字状である場合、滞留域がコーナー部42に発生し得る。したがって、円弧状の鉛直断面を有するコーナー部42をフード30に設けることにより、このような滞留域の発生を抑制または防止できる。
図12に示すように、上プレート32のプレート部32aの下面は、基板Wの上面と平行でなくてもよい。図12は、中央ブロック31が省略され、中央水平部41aと外側傾斜部41eとがプレート部32aの下面に設けられている例を示している。外側傾斜部41eは、フード30の天井面41の外縁から中央水平部41aの外縁まで斜め下方に延びている。
基板Wの上面の中心部での基板Wの上面と天井面41との間隔Gcが、基板Wの上面の外周部での基板Wの上面と天井面41との間隔Geよりも狭ければ、基板Wの上面と天井面41との間隔は、基板Wの上面の外周部で最も広くなくてもよい。
基板Wの上面の外周部での基板Wの上面と天井面41との間隔Geは、全周に亘って一定であってもよいし、周方向の位置に応じて変化していてもよい。中心部を除く基板Wの上面の他の部分での間隔についても同様である。
給気口46は、平面視で基板Wの上面の中心部に向かう方向に限らず、給気口46から上方または下方に延びる鉛直方向に気体を吐出してもよい。つまり、吐出方向D1は、給気口46から上方または下方に延びる鉛直方向であってもよい。
給気口46から吐出される気体は、オゾンガス以外の気体であってもよい。たとえば、フッ化水素やIPA(イソプロピルアルコール)などの基板W(シリコンウエハ等の基板Wの母材および母材上に形成された薄膜を含む)と反応する物質を含む気体であってもよいし、ドライエアーやクリーンエアーであってもよい。
オゾンガス、フッ化水素を含む気体、およびIPAを含む気体は、基板Wと反応する反応ガスの例であり、ドライエアーやクリーンエアーは、基板Wと反応しないガスの例である。フッ化水素を含む気体は、フッ化水素酸の蒸気であってもよいし、フッ化水素酸の蒸気またはミストとキャリアガス(たとえば、不活性ガス)とを含む気体であってもよい。IPAを含む気体についても同様である。
ヒーター22が基板処理装置1から省略されてもよい。同様に、ウェット処理ユニット2Wが基板処理装置1から省略されてもよい。
基板処理装置1は、円板状の基板Wを処理する装置に限らず、多角形の基板Wを処理する装置であってもよい。
前述の全ての構成の2つ以上が組み合わされてもよい。前述の全ての工程の2つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :基板処理装置
2D :ドライ処理ユニット
2W :ウェット処理ユニット
8 :加熱ユニット
21 :ホットプレート
22 :ヒーター
23 :支持部材
30 :フード
41 :フードの天井面
41a :天井面の中央水平部
41b :天井面の中央傾斜部
41c :天井面の中央鉛直部
41d :天井面の外側水平部
41e :天井面の外側傾斜部
42 :フードのコーナー部
43 :フードの筒状面
44 :排気口
46 :給気口
51 :オゾンガス生成ユニット
52 :第1オゾンガス配管(反応ガス供給手段、オゾンガス供給手段)
53 :第2オゾンガス配管(反応ガス供給手段、オゾンガス供給手段)
54 :オゾンガス供給バルブ(反応ガス供給手段、オゾンガス供給手段)
55 :第1共通配管
56 :第2共通配管
60 :第1排気配管
61 :第2排気配管
62 :オゾンフィルター
A2 :鉛直線
CR :センターロボット
D1 :吐出方向
Gc :基板の上面の中心部と天井面との間隔
Ge :基板の上面の外周部と天井面との間隔
IR :インデクサロボット
PF :薄膜のパターン
PR :レジストのパターン
SH :シャトル
T1 :基板の厚み
W :基板

Claims (20)

  1. 基板を水平に支持する支持部材と、
    前記支持部材に支持されている前記基板の上面に対向する天井面と、前記支持部材に支持されている前記基板を取り囲む筒状面とを含み、前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔が、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭くなるように形成されたフードと、
    前記支持部材に支持されている前記基板よりも外側に配置された給気口であって、前記支持部材に支持されている前記基板の中心部を通る鉛直線を取り囲む環状の給気口を含み、前記給気口から吐出された気体を、前記支持部材に支持されている前記基板の上面と前記天井面との間の空間に、当該空間のまわりから供給する給気手段と、
    前記天井面において前記基板の上面の中心部に対向する位置で開口する排気口を含み、前記基板の上面と前記天井面との間の気体を前記排気口を介して排出する排気手段とを備える、基板処理装置。
  2. 前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部から前記基板の上面の中心部まで前記鉛直線に近づくにしたがって段階的または連続的に減少する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記天井面は、前記鉛直線に向かって斜め下方に延びる環状の傾斜部を含む、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記フードは、円弧状の鉛直断面を有しており、前記天井面の外縁から前記筒状面の上縁に延びる環状のコーナー部をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭く、前記基板の厚みよりも広い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記給気口は、前記支持部材に支持されている前記基板の上面よりも上方で且つ前記天井面よりも下方の高さに配置されており、平面視において、前記支持部材に支持されている前記基板の上面の中心部に向かう吐出方向に気体を吐出する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記基板処理装置は、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されており、前記基板に供給される熱を発生するヒーターをさらに備え、
    前記給気手段は、前記基板と反応する反応ガスを前記給気口に供給する反応ガス供給手段を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 前記基板処理装置は、処理液で前記基板を処理するウェット処理ユニットと、前記支持部材およびフードを含むドライ処理ユニットから前記ウェット処理ユニットに前記基板を搬送する搬送ユニットとをさらに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記基板処理装置は、前記基板と反応する反応ガスを前記基板に供給することにより、前記基板の上面に形成された薄膜のパターンの上に位置するレジストのパターンを除去する装置である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  10. 前記基板処理装置は、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されており、前記基板に供給される熱を発生するヒーターをさらに備え、
    前記給気手段は、オゾンガスを前記給気口に供給するオゾンガス供給手段を含む、請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 基板を支持部材で水平に支持する支持工程と、
    前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板の上面に対向する天井面と前記支持部材に支持されている前記基板を取り囲む筒状面とを含み、前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔が、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭くなるように形成されたフードの内部に前記支持部材に支持されている前記基板を配置するカバー工程と、
    前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板よりも外側に配置され、前記支持部材に支持されている前記基板の中心部を通る鉛直線を取り囲む環状の給気口から吐出された気体を、前記支持部材に支持されている前記基板の上面と前記天井面との間の空間に当該空間のまわりから供給する給気工程と、
    前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記基板の上面と前記天井面との間の気体を、前記天井面において前記基板の上面の中心部に対向する位置で開口する排気口を介して排出する排気工程とを含む、基板処理方法。
  12. 前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部から前記基板の上面の中心部まで前記鉛直線に近づくにしたがって段階的または連続的に減少する、請求項11に記載の基板処理方法。
  13. 前記天井面は、前記鉛直線に向かって斜め下方に延びる環状の傾斜部を含む、請求項12に記載の基板処理方法。
  14. 前記フードは、円弧状の鉛直断面を有しており、前記天井面の外縁から前記筒状面の上縁に延びる環状のコーナー部をさらに含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  15. 前記基板の上面の中心部での前記基板の上面と前記天井面との間隔は、前記基板の上面の外周部での前記基板の上面と前記天井面との間隔よりも狭く、前記基板の厚みよりも広い、請求項11〜14のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  16. 前記給気口は、前記支持部材に支持されている前記基板の上面よりも上方で且つ前記天井面よりも下方の高さに配置されており、平面視において、前記支持部材に支持されている前記基板の上面の中心部に向かう吐出方向に気体を吐出する、請求項11〜15のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  17. 前記基板処理方法は、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されたヒーターが発生した熱で前記基板を加熱する加熱工程をさらに含み、
    前記給気工程は、前記基板と反応する反応ガスを前記給気口から吐出する工程を含む、請求項11〜16のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  18. 前記支持工程、カバー工程、給気工程、および排気工程が実行されるドライ処理ユニットから、処理液で前記基板を処理するウェット処理ユニットに搬送ユニットで前記基板を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程が実行された後、前記ウェット処理ユニットで前記基板を処理するウェット処理工程とをさらに含む、請求項11〜17のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  19. 前記基板処理方法は、前記基板と反応する反応ガスを前記基板に供給することにより、前記基板の上面に形成された薄膜のパターンの上に位置するレジストのパターンを除去する方法である、請求項11〜18のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  20. 前記基板処理方法は、前記支持工程と並行して実行される工程であって、前記支持部材に支持されている前記基板の下方に配置されたヒーターが発生した熱で前記基板を加熱する加熱工程をさらに含み、
    前記給気工程は、オゾンガスを前記給気口から吐出する工程を含む、請求項19に記載の基板処理方法。
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