JPH11126770A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH11126770A
JPH11126770A JP29081197A JP29081197A JPH11126770A JP H11126770 A JPH11126770 A JP H11126770A JP 29081197 A JP29081197 A JP 29081197A JP 29081197 A JP29081197 A JP 29081197A JP H11126770 A JPH11126770 A JP H11126770A
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JP
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substrate
processing
gas
chamber
mounting table
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Izuru Izeki
出 井関
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理ガスを使って、処理空間内の基板に対し
て均一な処理を施すことができる基板処理装置を提供す
る。 【解決手段】 載置台1の載置面1aと、チャンバー3
のガス案内面3aとで狭空間である処理空間10を形成
する。この処理空間10の周囲に設けられた環状のスリ
ット2cから処理ガスを処理空間10へ供給する。処理
空間10に供給された処理ガスは、ガス案内面3aに沿
って、チャンバー3の中心部にある排気口3bまで流れ
る。したがって、処理ガスは、基板Wの処理面上を基板
Wの周囲から中心に向かって一様に流れる。これによっ
て、基板Wの処理面に均一な処理を施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、フ
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板等の基板に対して、処理ガスを
供給して、基板に所定の処理を行う基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置として次の
ようなものがある。例えば、半導体ウエハ等の基板に付
着した自然酸化膜や有機物や重金属等のパーティクルを
除去するために、塩酸ガスや、処理液を気化させて生成
したガスを処理ガスとして、基板に供給することで、基
板に対してドライ洗浄等を施すものがある。また、フォ
トレジストと基板との密着性を向上させるために、ヘキ
サメチルジシラザンなどの処理液を気化させて窒素ガス
などのキャリアガスに混合させた処理ガスを用いるもの
もある。
【0003】以下、図面を参照して従来の基板処理装置
について説明する。図5は、従来の基板処理装置を示す
概略縦断面図である。この基板処理装置は、図示しない
基板搬送機構によって搬送されてきた基板Wを載置する
載置台50と、図示しない昇降機構によって昇降自在な
チャンバー51とで構成される。
【0004】チャンバー51には、載置台50との接触
面にOリング53が取付けられており、チャンバー51
が載置台50まで下降した際に、載置台50とチャンバ
ー51によって密閉空間である基板処理領域を形成す
る。また、チャンバー51の内側には、ガス導入部51
aから供給された処理ガスを基板Wの全体に供給するこ
とができるように、処理ガスを分散させるための多数の
分散孔52aを備えたガス分散板52が取り付けられて
いる。
【0005】載置台50上の所定の位置に基板Wが載置
されると、チャンバー51は昇降機構によって下降し、
基板処理領域を形成する。次に、図示しない処理ガス発
生装置から処理ガスが、チャンバー51のガス導入部5
1aを介してチャンバー51内に導入される。導入され
た処理ガスは、ガス分散板52によって分散されて基板
Wに供給される。基板Wに供給された処理ガスは、チャ
ンバー51の下方に設けられた排気口51bから排出さ
れる。処理ガスによる処理が終了すると、基板処理領域
内が窒素ガスでパージされた後、チャンバー51が上昇
する。載置台50上の処理済の基板Wは搬送機構によっ
て次の工程に送られる。上述した処理を繰り返して、基
板ごとに処理を施す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。処理ガスは、ガス分散板52によって、ある程度
は分散されるが、各分散孔52aの真下に位置する基板
Wの部分には、常に新しい処理ガスが供給されているの
で、各分散孔52aの真下に位置する基板Wの部分と、
それ以外の基板Wの部分とでは、処理の進行速度が異な
り、基板Wの全体に処理のムラが発生するという問題が
ある。また、分散板52を配備する空間を確保する必要
があるのでチャンバー51の高さを低くすることができ
ない。その結果、近年の装置のコンパクト化に対応する
ことができないばかりでなく、チャンバー内の処理ガス
を窒素ガスなどでパージするのに要する時間も長くな
り、処理効率が低下するという問題もある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板に均一な処理を施すことができる
とともに、装置のコンパクト化を図ることができる基板
処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。請求項1
に記載の発明は、基板に処理ガスを供給して、基板に対
して所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を載
置させる載置台と、前記載置台の上方に設けられ、基板
を載置するための前記載置台の上面に近接させた対向面
を有するチャンバーと、前記載置台の上面と前記チャン
バーの対向面との間の処理空間に、前記載置台に基板を
載置させた状態で、前記処理空間の周囲から処理ガスを
供給するガス供給機構とを備えたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板処理装置において、前記載置台の上面と前記チャ
ンバーの対向面との間隔が、1.0ないし10mmの範
囲であるものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の基板処理装置において、前記ガス供給
機構は、前記載置台の周囲にガス供給路を備え、前記ガ
ス供給路には幅が狭くなるスリット部が形成されている
ものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前
記チャンバーには、前記処理空間に供給された処理ガス
を排出するための排気口が形成されているものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。チャンバーの対向面と載置台の上面とを近接させる
ことにより、載置台の上面とチャンバーの対向面との間
で処理空間を形成する。ガス供給機構は、この処理空間
の周囲から処理ガスを供給する。供給された処理ガス
は、チャンバーの対向面によって案内されて、載置台に
載置された基板の処理面全体に行き渡る。
【0013】請求項2に記載の発明の作用は次のとおり
である。載置台の上面とチャンバーの対向面との間隔
が、1.0〜10mmの範囲になるようにする。この範
囲で形成された処理空間に処理ガスを処理空間の周囲か
ら供給して、載置台に載置された基板に対して所定の処
理を行う。
【0014】請求項3に記載の発明の作用は次のとおり
である。載置台の周囲に配備したガス供給路に処理ガス
を流通させる。この処理ガスをガス供給路に形成した幅
の狭くなるスリットを通じて、処理空間内に供給する。
処理ガスは、このスリットによって基板の周囲から均一
に供給される。
【0015】請求項4に記載の発明の作用は次のとおり
である。処理空間の周囲から供給された処理ガスを、チ
ャンバーに形成された排気口から排気することで、対向
面に沿って流れる処理ガスは、基板の処理面上を一様に
流れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、実施例に係る基板処理装置を
示す概略縦断面図である。図2は、概略横断面図であ
る。
【0017】図中、符号1は、半導体ウエハなどの基板
Wを載置するための載置台である。この載置台1は、そ
の円柱部1bの上面に基板Wを載置するための載置面1
aを備える。載置台1には、後述するチャンバー3のガ
ス案内面3aと、載置面1aとの間で形成される狭空間
である処理空間10に処理ガスを供給するためのガス供
給機構2が設けられている。また、載置台1の内部に
は、図示しない温度調節機構が備えられ、この温度調節
機構によって載置台1は、常に一定の温度に保たれる。
載置台1の下側には、載置台1を貫通する例えば3本の
ピンによって、載置面1aに載置される基板Wを昇降す
る基板受渡機構5が設けられている。この載置台1と基
板受渡機構5とは、支持台4に固設されている。
【0018】次に、ガス供給機構2の構成を説明する。
図1および図2に示すように、載置台1の円柱部1bの
周囲に環状部材2aが嵌合されている。環状部材2aの
内壁面には、図1に示すように載置台1の円柱部1bの
周面に向かって開口する溝が形成されている。この溝と
円柱部1bの周面とによって、処理空間10の周囲に処
理ガスを流通させるためのガス供給路2bが構成されて
いる。このガス供給路2bは、環状部材2aに等間隔に
設けられたガス導入部9に連通している。環状部材2a
の溝上部の内壁面と、載置台1の円柱部1bの周面との
間に、円柱部1bの周囲に沿った環状のスリット2cが
形成さている。ガス供給路2bを流通する処理ガスは、
この環状のスリット2cを介して処理空間10へ供給さ
れる。
【0019】図2に示すように、環状部材2aに等間隔
で設けられている各ガス導入部9には、それぞれガス搬
送管8が繋がれている。このガス搬送管8は、処理ガス
発生装置6から各ガス導入部9までの距離がそれぞれ等
しくなるように構成されている。したがって、処理ガス
は、全てのガス導入部9から均等にガス供給路2bに導
入される。
【0020】処理ガス発生装置6は、処理液を貯留する
ステンレス製の液溜め容器に、キャリアガスである例え
ば窒素(N2 )ガスを導入する。このN2 ガスを、ヒー
タ6cで加熱した処理液内でバブリングさせることで処
理ガスを生成する。処理ガスの種類は基板処理の内容に
応じて任意に選択される。例えば、フォトレジストと基
板との密着性を向上させる基板処理の場合には、ヘキサ
メチルジシラザンを気化させて生成した処理ガスが用い
られる。また、基板上に塗布形成された膜の改質のため
にアンモニアガスなどが処理ガスとして用いられること
もある。生成された処理ガスは、N2 ガスの圧力によっ
て、ガス搬送管8を通じて基板処理装置にまで送られ
る。N2 ガスの圧力は、バルブ6aによって制御される
とともに、基板処理装置まで送られる処理ガスは、流量
制御バルブ6bによっても制御される。したがって、ガ
ス供給路2bに導入する処理ガスの流量および圧力を任
意の値に制御することができる。
【0021】チャンバー3は、図示しない昇降機構によ
って昇降可能に取り付けられている。チャンバー3の上
部には、ヒータ3cが搭載されており、処理空間10内
に供給された処理ガス(蒸気)が結露しないように、図
示しないヒータ制御装置によって温度調整されている。
チャンバー3の内側には、載置台1の載置面1aに対
向、かつ、平行して設けられたガス案板面3aを備えて
いる。昇降機構によってチャンバー3が最下限まで下降
した場合に、載置面1aとガス案内面3aとの間で処理
空間10が形成される。この処理空間10は、載置台1
の載置面1aからガス案内面3aまでの間隔が、1.0
〜10mm、好ましくは1.0〜2mmになるように、
形成される。チャンバー3の下面には、処理空間10内
の雰囲気を外部雰囲気から遮断するために、環状部材2
aに沿ってOリング3bが設けられている。また、チャ
ンバー3のガス案内面3aの略中央位置には、処理ガス
を処理空間10外に排出するための排出口3bが設けら
れている。この排出口3bには、排気路であるガス排出
管11が繋がっており、このガス排出管11は、処理ガ
スを回収するための図示しない排気装置に接続されてい
る。ガス排出管11の途中には、このガス排出管11内
を流れる処理ガスの排気流量を制御する排気流量調節バ
ルブ7が設けられている。
【0022】以下、図1〜図3を参照しながら本実施例
の基板処理装置の動作および処理ガスの流れについて説
明する。なお、図面中に記載する矢印は、処理ガスの流
れを示す。
【0023】図3(a)に示すように、基板搬入待ち状
態では、載置台1の下側に設けられた基板受渡機構5に
よって、載置面1aから上方に3本のピンが上昇し停止
している。基板搬送機構によって基板Wが、この3本の
ピン上に載置される。基板Wがピン上に載置されると、
基板受渡機構5は、ピンを載置面1aより下方にまで下
降する。これによって、基板Wは、載置台1の載置面1
a上に載置される。基板Wが載置面1aに載置される
と、チャンバー3は昇降機構によって下降する。チャン
バー3が最下限まで下降すると、載置台1の載置面1a
とチャンバー3のガス案内面3aによって、処理空間1
0が形成されるとともに、Oリング3bによって処理空
間10は、外部から密閉された状態となる(図3(b)
)。
【0024】処理空間10が密閉された状態となると、
図示しないバルブ制御手段によって、流量制御バルブ6
bが所定の流量にまで開かれ、処理ガス発生装置6で生
成された処理ガスが、ガス搬送管8を通じて、ガス供給
機構2まで送られる。
【0025】ガス供給機構2まで送られてきた処理ガス
は、4ヵ所のガス導入部9からそれぞれ環状のガス供給
路2bに均等に導入される。ガス供給路2bに沿って処
理空間10の周囲を巡る処理ガスは、環状のスリット2
cから均一に噴出され、処理空間10内に供給される。
【0026】環状のスリット2cから処理空間10に噴
出された処理ガスは、ガス案内面3cに沿って、チャン
バー3の中央部にある排気口3bに向かって流れる。こ
の排気口3bは、基板Wの中心付近に対向しているの
で、環状のスリット2cから供給された処理ガスは、基
板Wの処理面上を基板Wの周囲から基板Wの中心に向か
って一様に流れる。基板Wの中心付近まで流れてきた処
理ガスは、排気口3bからガス排出管11を介して排気
装置にまで送られる。このとき、排気流量調節バルブ7
を調節することで、基板Wの処理面上を流れる処理ガス
をコントロールすることができる。
【0027】処理ガスによる所定の処理時間が終了すれ
ば、処理空間10内の処理ガス雰囲気は、例えばN2
ス雰囲気に置換される。処理空間10内の雰囲気の置換
が終了すると、チャンバー3は上昇し、基板Wは基板受
渡機構5によって所定の高さにまで押し上げられる。基
板搬送機構は、処理済みの基板Wを搬出し、新たな基板
Wを搬入する。上述した各処理を繰り返し行うことで、
基板Wを順に処理することができる。
【0028】上述したように、実施例の基板処理装置
は、処理空間10の周囲に配備されたガス供給路2bに
沿って処理ガスを流通させ、このガス供給路2b内の処
理ガスを、環状のスリット2cから噴出するので、スリ
ット2c全体から処理ガスを均一に噴出することができ
る。また、処理ガスは、基板Wの周囲から均一に供給さ
れるとともに、供給された処理ガスは、処理空間10の
中心付近の一箇所から排気されるので、処理ガスは、基
板Wの処理面上で基板周囲から中心に向かって一様な流
れを形成する。したがって、基板Wの処理面全体に均一
な処理を施すことができる。しかも、載置台1aとガス
案内面3cとの間の処理空間10は、狭い空間であるの
で、基板処理の開始時や終了時のチャンバー3内の雰囲
気の置換に要する時間が短くなり、それだけ基板の処理
を効率よく行うことができる。
【0029】本発明は、次のように変形実施することも
可能である。 (1)上記実施例では、載置台1に取り付けられたガス
供給機構2は、処理空間10の下側から処理ガスを供給
したが、ガス供給機構をチャンバー側に取り付けること
で、処理空間10の上側から処理ガスを供給するように
してもよい。
【0030】具体的には、次のように基板処理装置を構
成する。図4は、変形例に係る基板処理装置を示す概略
縦断面図である。この基板処理装置は、基板Wを載置す
る載置面40aを備える載置台40と、載置面40a上
の基板Wに所定の処理を行うための処理空間42を形成
するチャンバー41とで構成される。チャンバー41
は、載置台40の載置面40aに平行なガス案内面41
aと、処理ガスが流通する環状のガス供給路41bと、
このガス供給路41bから処理空間42内に処理ガスを
供給する環状のスリット41cと、ガス供給路41bに
処理ガスを導入するガス導入部41dとを備えている。
チャンバー41の中央部には、排気口41eが設けられ
ている。
【0031】上記構成によって、環状のスリット41c
から処理空間42内に供給される処理ガスは、ガス案内
面41aに沿って、基板Wの処理面上を基板Wの周囲か
ら中心付近まで一様に流れる。したがって、基板Wの処
理面に均一な処理を施すことができる。
【0032】(2)処理ガスのガス供給路を処理空間の
側方に配備し、このガス供給路に設けた環状のスリット
を介して、処理ガスを処理空間の側方から供給するよう
にしてもよい。
【0033】(3)上記実施例では、処理ガスの排気口
3bをチャンバー3の中央部に設けたが、例えば、チャ
ンバー3の中心からずらして排気口を設けてもよい。こ
れは、処理ガスがガス供給路に均等に導入されなかった
場合に、環状のスリット全体から処理空間に処理ガスが
均一に噴出しなくなることもあるので、このような場合
には、排気口の位置を、チャンバーの中心からずらして
設けることで、処理空間内の処理ガスの流れを一様にす
ることができる。
【0034】(4)上記実施例では、チャンバー3に単
一の排気口3bを設けたがチャンバー3に複数個の排気
口を設けてもよい。これは、例えば基板Wの周囲と中心
部とでは、単位面積当りの処理ガスの供給量に若干の差
が生じるので、この場合に、複数個の排気口からそれぞ
れ所定量の処理ガスを排気することで、基板Wの全体に
渡って処理ガスの供給量を一層均一にすることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果を奏する。すなわち、請求項1に記
載の発明によれば、載置台の上面とチャンバーの対向面
とで形成される処理空間に、ガス供給機構によって、処
理空間の周囲から処理ガスを供給するので、処理ガスを
対向面によって基板の処理面全体にわたって均一に行き
渡らすことができ、基板に対して均一な処理を施すこと
ができる。また、従来のように処理ガスを基板全面に分
散させるための分散板を必要としないので、装置の構成
を簡易にすることができるとともに、装置のコンパクト
化を図ることができる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、載置台の
上面とチャンバーの対向面との間隔を1.0〜10mm
とすることで、処理空間は、従来に比べて狭い空間にな
るので、処理空間内に処理ガスなどを充填する時間を短
くすることができ、処理効率を向上することができる。
また、同時に処理ガスの使用量をも少なくすることがで
き、経済性も向上させることもできる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、載置台の
周囲に配備したガス供給路に処理ガスを流通させ、この
ガス供給路に設けたスリットから処理空間に処理ガスを
供給しているので、基板に対してさらに均一な処理を行
うことができる。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、処理空間
の周囲から供給された処理ガスは、チャンバーに形成さ
れた排気口から排気されるので、処理空間における処理
ガスの流れが円滑になり、基板の処理面全体に均一な処
理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の基板処理装置を示す概略縦断面図であ
る。
【図2】実施例の基板処理装置を示す概略横断面図であ
る。
【図3】実施例の基板処理装置の動作を示す図である。
【図4】変形例の基板処理装置を示す概略縦断面図であ
る。
【図5】従来例の基板処理装置を示す概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 … 載置台 1a… 載置面 2 … ガス供給機構 2b… ガス供給路 2c… スリット 3 … チャンバー 3a… ガス案内面 3b… 排気口 7 … 排気流量調節バルブ 10 … 処理空間 11 … ガス排出管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に処理ガスを供給して、基板に対し
    て所定の処理を行う基板処置装置であって、 基板を載置させる載置台と、 前記載置台の上方に設けられ、基板を載置するための前
    記載置台の上面に近接させた対向面を有するチャンバー
    と、 前記載置台の上面と前記チャンバーの対向面との間の処
    理空間に、前記載置台に基板を載置させた状態で、前記
    処理空間の周囲から処理ガスを供給するガス供給機構と
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記載置台の上面と前記チャンバーの対向面との間隔
    が、1.0ないし10mmの範囲であることを特徴とす
    る基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理装置において、 前記ガス供給機構は、前記載置台の周囲にガス供給路を
    備え、前記ガス供給路には幅が狭くなるスリット部が形
    成されていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記チャンバーには、前記処理空間に供給された処理ガ
    スを排出するための排気口が形成されていることを特徴
    とする基板処理装置。
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