JP6694600B2 - 昇降装置の保守確認システム - Google Patents

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Description

本発明は、昇降装置の保守作業を確認可能な昇降装置の保守確認システムに関する。
従来から、エレベータやエスカレータ等の昇降装置は、保守のために、定期に又は不定期に点検されている。
この点検の結果は、メンテナンスレポートとして、書面或いは電子データにより昇降装置の管理者に提供される(例えば、特許文献1参照)。メンテナンスレポートは、保守・点検に係る複数の作業項目と、各作業項目の結果とを有する。このため、メンテナンスレポートを提供された管理者は、昇降装置の点検の結果を把握できる。
ところで、メンテナンスレポートは、保守作業員の申告した保守の項目(作業項目)の結果のみを提供する。即ち、メンテナンスレポートは、点検の結果についての事後的な報告書である。そのため、管理者は、保守作業員による保守作業が適正に行われたか否かを把握することができない。
特開2015−230549号公報
そこで、本発明は、管理者が昇降装置の保守作業の適正を確認可能な昇降装置の保守確認システムを提供することを課題とする。
本発明の昇降装置の保守確認システムは、
昇降装置内を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置で撮像した画像を表示する第一の表示部と、
前記第一の表示部によって表示される画像に対して入力可能な第一の入力部と、
前記撮像装置で撮像した画像を表示する第二の表示部と、
前記第二の表示部によって表示される画像に対して入力可能な第二の入力部と、
サーバーと、を備え、
前記第一の表示部と前記第二の表示部とは、少なくとも前記撮像装置で撮像した画像を含む共通画像を表示し、
前記第一の入力部と前記第二の入力部とは、前記共通画像に対して情報を付加でき、
前記サーバーは、少なくとも前記情報が付加された前記共通画像を記録する。
かかる構成によれば、例えば、第一の表示部及び第一の入力部を昇降装置の管理者に所持させ、撮像装置を保守作業員による保守作業を撮像可能な位置に配置することで、管理者は、第一の表示部に表示される撮像装置で撮像した画像を見ることで、保守作業現場と離れた位置(例えば、保守作業現場を直接見ることができない位置)からでも保守作業の内容を確認することができる。
さらに、第二の表示部及び第二の入力部を昇降装置の保守作業を行う保守作業員に所持させることで、管理者と保守作業員とは、保守作業員による保守作業についての同一画像(共通画像)を表示部(第一の表示部、第二の表示部)を通じて見ることができ、これにより、該画像についての共通の認識を持つことができるため、保守作業が適正か否かを互いに確認し易くなる。
しかも、管理者や保守作業員が共通画像に対して入力部(第一の入力部、第二の入力部)によって入力した情報の付加された共通画像がサーバーに記録されるため、保守作業員及び管理者は、記録後の任意のタイミングで前記情報が付加された共通画像を確認することもできる。
以上より、上記構成によれば、昇降装置の保守作業の適正を確認することができる。
前記昇降装置の保守確認システムでは、
前記撮像装置は、全方位を撮像可能であり、
前記第一の表示部に表示される前記共通画像に基づいて前記第二の表示部に表示される前記共通画像の視点を変更可能な第一の操作部を備えてもよい。
例えば、第一の表示部、第一の入力部、及び第一の操作部を昇降装置の管理者に所持させ、第二の表示部及び第二の入力部を保守作業員に所持させたときに、撮像装置が全方位を撮像可能であるため、管理者は、作業現場の広範囲を確認することが可能となる。しかも、管理者が、第一の操作部によって自己の所持する第一の表示部に表示されている共通画像に基づいて第二の表示部が表示する共通画像の視点を変更することで、管理者が保守作業員に見せたい画像(撮像対象)を第二の表示部に表示させることができる。
また、前記昇降装置の保守確認システムでは、
前記撮像装置は、全方位を撮像可能であり、
前記第二の表示部に表示される前記共通画像に基づいて前記第一の表示部に表示される前記共通画像の視点を変更可能な第二の操作部を備えてもよい。
例えば、第一の表示部、及び第一の入力部を昇降装置の管理者に所持させ、第二の表示部、第二の入力部、及び第二の操作部を保守作業員に所持させたときに、保守作業員が第二の操作部によって自己の所持する第二の表示部に表示された共通画像に基づいて第一の表示部が表示する共通画像の視点を変更することで、保守作業員が管理者に見せたい画像(撮像対象)を第一の表示部に表示させることができる。このとき、撮像装置が全方位を撮像可能であるため、保守作業員は、管理者に対して保守作業現場の広い範囲を確認(視認)させることができる。
前記昇降装置の保守確認システムは、第一の携帯端末を備え、
該第一の携帯端末は、前記第一の表示部と前記第一の入力部とを備えてもよい。
このように、第一の表示部と第一の入力部とが第一の携帯端末に備わることで、第一の表示部と第一の入力部とが携帯し易くなる。
また、前記昇降装置の保守確認システムは、第二の携帯端末を備え、
該第二の携帯端末は、前記第二の表示部と前記第二の入力部とを備えてもよい。
このように、第二の表示部と第二の入力部とが第二の携帯端末に備わることで、第二の表示部と第二の入力部とが携帯し易くなる。
また、前記昇降装置の保守確認システムは、前記昇降装置内の音を集音する集音装置を備え、
前記サーバーは、前記情報が付加された前記共通画像に対して前記集音装置によって集音された音を付加して記録してもよい。
かかる構成によれば、情報に加えて集音装置によって集音された音も付加された状態で共通画像が記録されるため、記録後の任意のタイミングで共通画像と該共通画像に付加された情報及び音とを確認することができる。
以上より、本発明によれば、管理者が昇降装置の保守作業の適正を確認可能な昇降装置の保守確認システムを提供することができる。
図1は、本発明に係る昇降装置の保守確認システムを説明するためのブロック図である。 図2は、作業員携帯端末及び管理者携帯端末を説明するための模式図である。 図3は、他実施形態に係る表示部を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
本発明に係る昇降装置の保守確認システム(以下、単に「保守確認システム」と称する。)は、昇降装置の保守作業の際に、昇降装置の管理者等が保守作業現場(例えば、エレベータのかごの外側等)を直接視認できない位置(例えば、エレベータの乗り場や、エレベータの設置された建物内又は建物に近接した管理人室等)から保守作業員(技術員)の保守作業をモニタリング可能(確認可能)なシステムである。本実施形態では、昇降装置の保守は、例えば、作業員携帯端末(第二の携帯端末)を所持する保守作業員により行われ、保守作業員の行う保守作業のモニタリングは、例えば、管理者携帯端末(第一の携帯端末)を所持する昇降装置の管理者により行われる。尚、昇降装置にはエレベータ、エスカレータ等があるが、以下では、エレベータの保守作業を例にして、保守確認システムを説明する。また、エレベータの保守は、例えば、ガイドレールの点検やかごドアの整備等の保守対応と、かごドアの修理等の故障対応とを含む。
保守確認システム1は、図1に示すように、撮像装置2と、保守作業を行う保守作業員に携帯される作業員携帯端末3と、保守作業をモニタリングする管理者に携帯される管理者携帯端末4と、撮像装置2が撮像した画像を記録可能なサーバー5と、を備える。また、本実施形態の保守確認システム1は、集音装置6等も備える。
撮像装置2は、エレベータ内(例えば、昇降路内等)を撮影(撮像)する。この撮像装置2は、保守作業員が保守作業現場(例えば、かごの天井裏等)まで携帯して設置できる大きさ(寸法)である。本実施形態の撮像装置2は、全方位を撮影できる。即ち、撮像装置2は、いわゆる360°カメラ(全天球カメラ)である。また、撮像装置2は、無線通信を介してインターネットに接続可能であり、撮影した画像(画像データ)を、インターネットを介して作業員携帯端末3、管理者携帯端末4、及びサーバー5に送信可能である。本実施形態の撮像装置2は、全方位の動画を撮影(即ち、全方位を経時的に連続して撮影)する。尚、撮像装置2は、所定の時間間隔で静止画を撮影する構成でもよい。
集音装置6は、エレベータ内の音(例えば、かごを昇降させるモーターの音、かごがレールに沿って昇降する際の音等)を集音する。この集音装置6は、保守作業員が保守作業現場に携帯して設置できる大きさ(寸法)である。また、集音装置6は、無線通信を介してインターネットに接続可能であり、集音した音(音データ)を、インターネットを介して作業員携帯端末3、管理者携帯端末4、及びサーバー5に送信可能である。
作業員携帯端末3は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やノートパソコン、スマートフォン等の持ち運び可能な端末であり、無線通信を介してインターネットに接続可能である。この作業員携帯端末3は、図2に示すように、撮像装置2が撮影(撮像)した画像を表示可能な表示部(第二の表示部)31と、表示部31によって表示される画像に対して情報を入力可能な入力部(第二の入力部)と、を有する。本実施形態の作業員携帯端末3では、表示部31が入力部も兼ねている。また、本実施形態の保守確認システム1では、汎用性があり(保守確認システム以外の用途があり)且つインターネットに無線通信によって接続可能な携帯端末に、第一のプログラムをインストールし、この第一のプログラムがインストールされた携帯端末を作業員携帯端末3として使用している。
表示部31は、少なくとも撮像装置2が撮影した画像を含む共通画像を表示する。この共通画像は、作業員携帯端末3の表示部31と管理者携帯端末4の表示部41とに同時に表示される共通の画像である。即ち、本実施形態の保守確認システム1では、作業員携帯端末3の表示部31と管理者携帯端末4の表示部41とに、同じ画像(共通画像)が表示される。本実施形態の表示部31では、その表面がタッチパネルによって構成され、このタッチパネルに対して指やタッチペン(タッチパネル用のペン)等によって入力(入力操作する)ことで、表示部31に表示されている共通画像(画像データ)に対し、文字や印、記号等の情報が入力(付加)される。本実施形態の作業員携帯端末3では、タッチパネル31での入力の際に、表示部41に表示されている画像は、静止した状態(静止画)となる。
また、作業員携帯端末3は、表示部31に表示される共通画像に基づいて、管理者携帯端末4の表示部41に表示される共通画像の視点を変更可能な操作部32を有する。本実施形態の作業員携帯端末3は、マイク33とスピーカー34等も有する。これらマイク33及びスピーカー34は、管理者携帯端末4を通じて管理者と通話する際に用いられる。また、スピーカー34は、集音装置6によって集音された音も出力可能である。
本実施形態の操作部32は、作業員携帯端末3に設けられたボタンやジョイスティック等によって構成され、該操作部32の操作によって、表示部31に表示されている共通画像と同期した状態で管理者携帯端末4の表示部41に表示された共通画像の視点を変更できる。
尚、本実施形態の作業員携帯端末3では、表示部31と操作部32とが別々に構成されているが、一体に構成されてもよい。即ち、表示部31が操作部32を兼ねた構成でもよい。例えば、表示部31の表面(タッチパネル)上を、指やタッチペンを接触させたままスライドさせることによって共通画像の視点を変更する構成等でもよい。
管理者携帯端末4は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やノートパソコン、スマートフォン等の持ち運び可能な端末であり、無線通信を介してインターネットに接続可能である。本実施形態の管理者携帯端末4は、作業員携帯端末3と同じ構成である(図2参照)。即ち、管理者携帯端末4は、無線通信を介してインターネットに接続可能であり、入力部を兼ねた表示部41と、作業員携帯端末3の表示部31に表示される共通画像の視点を変更可能な操作部42と、作業員携帯端末3を通じて保守作業員と通話する際に用いられるマイク43及びスピーカー44を有する。操作部42は、表示部41に表示される共通画像に基づいて、作業員携帯端末3の表示部31に表示される共通画像の視点を変更可能である。また、マイク43及びスピーカー44は、作業員携帯端末3を携帯する保守作業員と通話する際に用いられる。
本実施形態の保守確認システム1では、作業員携帯端末3と同様、汎用性があり(保守確認システム以外の用途があり)且つインターネットに無線通信によって接続可能な携帯端末に、第二のプログラムをインストールし、この第二のプログラムがインストールされた携帯端末を管理者携帯端末4として使用している。
図1に戻り、サーバー5は、少なくとも情報(タッチパネル(入力部)から入力された情報)が付加された共通画像を記録する。本実施形態のサーバー5は、前記情報が付加された共通画像に対し、集音装置6によって集音された音(音データ)も付加して記録する。詳しくは、以下の通りである。
サーバー5は、インターネットに接続されている。即ち、サーバー5は、インターネットを介して、撮像装置2、作業員携帯端末3、管理者携帯端末4、及び集音装置6と接続可能(データの送受信が可能)である。このサーバー5は、撮像装置2によって撮影された画像の画像データに、該画像データの画像が撮影されたのと同じタイミングで集音装置6によって集音された音の音データを付加して記録する。
本実施形態のサーバー5は、撮像装置2及び集音装置6から画像データと音データとを受信している間は、撮像装置2から出力される画像データに集音装置6から出力される音データを付加した状態で記録し続ける。即ち、作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4では、撮像装置2から出力された画像データに基づき表示部31、41に表示される共通画像に対してタッチパネル(入力部)から情報を入力する際に、表示部31、41に表示される共通画像が静止画となるが、サーバー5は、表示部31、41に表示されている共通画像が静止画となっている間も、撮像装置2及び集音装置6から出力される画像データ及び音データを記録し続ける。そして、作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4において表示部31、41に表示されている共通画像に対する情報の入力が終了すると、サーバー5は、入力された情報が付加された画像データ(共通画像)を作業員携帯端末3又は管理者携帯端末4から受信し、既に記録されている撮像装置2からの画像(動画)データのうちの前記共通画像と対応するタイミングで撮影された画像の画像データ上に上書きする。
以下、この保守確認システム1を用いたエレベータの保守作業の流れについて説明する。
先ず、保守作業現場に撮像装置2及び集音装置6が配置され、その後、撮像装置2、集音装置6、作業員携帯端末3、及び管理者携帯端末4がそれぞれ起動されてインターネットに接続される。サーバー5は、常時インターネットに接続されているため、撮像装置2、集音装置6、作業員携帯端末3、管理者携帯端末4は、インターネットに接続されることで、サーバー5と接続される(即ち、データの送受信が可能となる)。
続いて、作業員携帯端末3にインストールされている第一のプログラムと、管理者携帯端末4にインストールされている第二のプログラムとが立ち上げられる。これにより、作業員携帯端末3の表示部31と、管理者携帯端末4の表示部41とに、撮像装置2によって撮影された共通の画像(共通画像)が表示される。また、スピーカー34、44からは、集音装置6によって集音された共通の音が出力される。
この状態で、保守作業員は、エレベータの保守作業を行う。このとき、管理者は、管理者携帯端末4の表示部41を通じて保守作業や保守作業の対象部位をモニタリング(確認)する。撮像装置2は、全方位を撮影しているため、管理者が管理者携帯端末4の操作部42によって共通画像の視点を変更することで、保守作業現場において管理者が所望する方向を表示部31、41に表示させることができる(即ち、モニタリングできる)。これにより、管理者は、保守作業現場から離れた位置で、保守作業員の作業内容や作業対象部位をモニタリングすることができる。
保守作業の区切りになると、即ち、保守作業の所定の作業工程が終了すると、前記所定の作業工程が終了した旨の管理者の承認を得るために、保守作業員は、作業員携帯端末3の操作部32によって共通画像の視点を必要な部位(保守作業の対象部位等)に向ける。
管理者は、保守作業の対象部位に対する前記所定の作業工程が終了していることを共通画像によって確認すると、タッチパネル(入力部:表示部41)から共通画像に承認(所定の作業工程における作業や作業結果を確認)した旨の情報が入力される。ことのき、管理者は、自らが保守作業の対象部位を見やすくするために、管理者携帯端末4の操作部42によって共通画像の視点を変更してもよい。また、保守作業員も、タッチパネル(入力部:表示部31)から同一の画像(管理者によって情報(承認等)が入力された共通画像)に対して情報(例えば、保守作業についてのコメント等)を入力できる。
作業員携帯端末3又は管理者携帯端末4のいずれかのタッチパネル(入力部)から共通画像に対して情報が入力される際に、表示部31、41に表示されている共通画像は静止画となるが、このとき(情報を入力しているために共通画像が静止画となっている間)もサーバー5は、撮像装置2から出力される画像データ(動画)及び集音装置6から出力される音データをリアルタイムで記録し続けている。
作業員携帯端末3や管理者携帯端末4によって情報が入力された共通画像は、作業員携帯端末3又は管理者携帯端末4からサーバー5に出力され、サーバー5に既に記録されている画像データのうちの前記情報が入力された共通画像に対応する画像データ上に上書きされる。
前記情報が入力された共通画像がサーバー5に記録(上書き)されると、作業員携帯端末3の表示部31と、管理者携帯端末4の表示部41とには、撮像装置2によって撮影されている実際の状況(リアルタイム)の画像が共通画像として表示される。
保守作業の全ての作業工程(作業項目)が終了するまで、保守作業の区切り毎に、上述の管理者による承認が繰り返し行われる。
保守確認システム1では、このようにしてサーバー5に記録された共通画像(作業員携帯端末3や管理者携帯端末4によって承認等の情報が付加された共通画像)は、記録後の任意のタイミングで、対応する音データと共にサーバー5から引き出して確認することができる。また、情報が付加された画像データ以外の画像データも、記録後の任意のタイミングで、対応する音データと共にサーバー5から引き出して確認することもできる。
以上の保守確認システム1によれば、管理者は、管理者携帯端末4の表示部41に表示される撮像装置2で撮影した画像を見ることで、保守作業現場と離れた位置(例えば、保守作業現場を直接見ることができない位置)からでも保守作業の内容を確認することができる。さらに、管理者と保守作業員とは、保守作業員による保守作業についての同一画像(共通画像)を表示部31、41を通じて見ることができ、これにより、該画像についての共通の認識を持つことができるため、保守作業が適正か否かを互いに確認し易くなる。しかも、管理者や保守作業員が共通画像に対してタッチパネル(入力部)から入力した情報の付加された共通画像がサーバー5に記録されるため、保守作業員及び管理者は、記録後の任意のタイミングで前記情報が付加された共通画像を確認することもできる。以上より、本実施形態の保守確認システム1によれば、エレベータ(昇降装置)の保守作業の適正を保守作業現場と離れた位置から確認することができる。
本実施形態の保守確認システム1では、撮像装置2が全方位を撮影可能ないわゆる360°カメラであるため、管理者は、保守作業現場における広範囲を確認することが可能となる。管理者携帯端末4が操作部42を有しているため、しかも、管理者が、操作部42によって自己の所持する管理者携帯端末4の表示部41に表示されている画像に基づいて作業員携帯端末3の表示部31が表示する画像の視点を変更できる(即ち、管理者携帯端末4の表示部41に表示されている共通画像と同期した状態で作業員携帯端末3の表示部31に表示される共通画像の視点を変更することができる)ため、管理者が保守作業員に見せたい画像(撮像対象)を作業員携帯端末3の表示部31に表示させることができる。
また、本実施形態の保守確認システム1では、保守作業員が操作部32によって自己の所持する作業員携帯端末3の表示部31に表示されている画像に基づいて管理者携帯端末4の表示部41が表示する画像の視点を変更できる(即ち、作業員携帯端末3の表示部31に表示されている共通画像と同期した状態で管理者携帯端末4の表示部41に表示される共通画像の視点を変更することができる)ため、保守作業員が管理者に見せたい画像(撮像対象)を管理者携帯端末4の表示部41に表示させることができる。このとき、撮像装置2が全方位を撮影可能であるため、保守作業員は、管理者に対して保守作業現場の広い範囲を確認(視認)させることができる。
本実施形態の保守確認システム1では、作業員携帯端末3が入力部を兼ねた表示部31を有しているため、表示部31と保守作業員が入力の際に用いる入力部とが携帯し易い。また、管理者携帯端末4が入力部を兼ねた表示部41を有しているため、表示部41と管理者が入力の際に用いる入力部とが携帯し易い。
また、本実施形態の保守確認システム1では、サーバー5は、情報(管理者の承認等)が付加された共通画像に対して集音装置6によって集音された音を付加して記録している。このため、前記情報に加えて集音装置6によって集音された音も付加された状態で共通画像が記録される。これにより、記録後の任意のタイミングで共通画像と該共通画像に付加された情報及び音とを確認することができる。
尚、本発明の保守確認システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の保守確認システム1では、作業員携帯端末3にインストールされている第一のプログラムと、管理者携帯端末4にインストールされている第二のプログラムとは、異なるプログラムであるが、この構成に限定されない。保守確認システム1における作業員携帯端末3と管理者携帯端末4とのそれぞれの機能(上述の機能)が発揮されるプログラムであれば、作業員携帯端末3にインストールされるプログラムと、管理者携帯端末4にインストールされるプログラムとが同一であってもよい。
また、上記実施携帯の保守確認システム1では、上述のように作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4として、他の用途にも用いられる汎用機を用いることができる。即ち、専用アプリケーション(上記実施形態の例では、作業員携帯端末3の第一のプログラム、管理者携帯端末4の第二のプログラム)をインストールすることで、保守確認システム1での作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4として、保守確認システム用の専用機でない携帯端末(汎用的な(即ち、保守確認システム以外の用途でも用いられる)携帯端末)を用いることができる。尚、作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4は、保守確認システム1のみで用いられる専用機であってもよい。
上記実施形態の保守確認システム1では、作業員携帯端末3と管理者携帯端末4とのそれぞれに、表示部31、41及び入力部が配置されているが、この構成に限定されない。表示部31、41と入力部とが異なる端末や装置等に配置されていてもよい。
例えば具体的には、表示部31、41は、VRゴーグル等によって構成されていてもよい。この場合、管理者等がVRゴーグルを装着した状態で顔の向きを変更することで、これに同期してVRゴーグルに表示されている画像(共通画像)の視点の向きも変更される。即ち、表示部31、41と操作部32、42とが一体に構成されてもよい。
上記実施形態の保守確認システム1では、撮像装置2は、全方位を撮影できる360°カメラ(全天球カメラ)であるが、この構成に限定されない。撮像装置2は、所定の画角を有するカメラ(通常のカメラ)等であってもよい。この場合、操作部32、42の操作によって撮像装置2の撮影方向を変更できる構成が好ましい。
また、上記実施形態の作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4では、入力部は、タッチパネルである(即ち、表示部31、41と一体に構成されている)が、この構成に限定されない。入力部は、入力キー等の表示部31、41と異なる位置に配置される構成であってもよい。
上記実施形態の保守確認システム1では、集音装置6を備えているが、この構成に限定されない。保守確認システム1は、集音装置6の無い構成であってもよい。
上記実施形態の表示部31、41では、画面全体に共通画像が表示(出力)されるが、この構成に限定されない。表示部31、41は、共通画像と共に(同時に)他の画像も表示される構成であってもよい。具体的には、表示部31は、図3に示すように、共通画像と並べて、保守作業に対するチェックリスト等を表示する構成(二画面表示等)でもよい。このチェックリストは、作業員携帯端末3及び管理者携帯端末4の記憶部(ストレージ)や、これらの携帯端末3、4以外(サーバー5等)に記憶(格納)されており、必要なときに、共通画像と共に表示させる。この場合、保守作業員が保守作業を行いつつ保守作業の進行に伴ってチェックリストにチェックを入れると共に、管理者が表示部41の共通画像を見つつチェックリストにチェックを入れることで、保守作業項目の漏れや保守作業の確認漏れをより確実に防ぐことができる。
上記実施形態の保守確認システム1では、撮像装置2と集音装置6とは、インターネットを介して作業員携帯端末3、管理者携帯端末4、及びサーバー5等と画像データや音データ等を送信するが、この構成に限定されない。例えば、撮像装置2と集音装置6とが作業員携帯端末3にデータを送信し、作業員携帯端末3は、撮像装置2及び集音装置6から受信したデータを、管理者携帯端末4及びサーバー5等に送信する構成でもよい。この場合、作業員携帯端末3は、撮像装置2や集音装置6とブルートゥース(Bluetooth:登録商標)等の近距離無線通信や、有線接続によってデータを送受信可能に接続されていてもよい。
1…保守確認システム、2…撮像装置、3…作業員携帯端末、31…表示部(入力部、タッチパネル)、32…操作部、33…マイク、34…スピーカー、4…管理者携帯端末、41…表示部、42…操作部、43…マイク、44…スピーカー、5…サーバー、6…集音装置

Claims (4)

  1. 昇降装置内を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置で撮像した画像を表示する第一の表示部と、
    前記第一の表示部によって表示される画像に対して入力可能な第一の入力部と、
    第一の操作部と、
    前記撮像装置で撮像した画像を表示する第二の表示部と、
    前記第二の表示部によって表示される画像に対して入力可能な第二の入力部と、
    第二の操作部と、
    サーバーと、を備え、
    前記撮像装置は、全方位を撮像可能であり、
    前記第一の表示部と前記第二の表示部とのそれぞれは、少なくとも前記撮像装置で撮像した全方位の撮影画像のうちの所定方向の画像を含む共通画像を表示し、
    前記第一の入力部と前記第二の入力部とは、前記共通画像に対して情報を付加でき、
    前記サーバーは、少なくとも前記情報が付加された前記共通画像を記録し、
    前記第一の操作部は、前記第一の表示部に表示される前記共通画像に基づいて前記第二の表示部に表示される前記共通画像の視点を変更可能であり、
    前記第一の操作部に対して前記視点を変更する操作が行われることで、前記第二の表示部に表示されている共通画像が、前記全方位の撮影画像における前記視点の変更に対応する方向の画像になり、
    前記第二の操作部は、前記第二の表示部に表示される前記共通画像に基づいて前記第一の表示部に表示される前記共通画像の視点を変更可能であり、
    前記第二の操作部に対して前記視点を変更する操作が行われることで、前記第一の表示部に表示されている共通画像が、前記全方位の撮影画像における前記視点の変更に対応する方向の画像になる、昇降装置の保守確認システム。
  2. 第一の携帯端末を備え、
    該第一の携帯端末は、前記第一の表示部と前記第一の入力部と前記第一の操作部とを備える、請求項1に記載の昇降装置の保守確認システム。
  3. 第二の携帯端末を備え、
    該第二の携帯端末は、前記第二の表示部と前記第二の入力部と前記第二の操作部とを備える、請求項1又は2に記載の昇降装置の保守確認システム。
  4. 前記昇降装置内の音を集音する集音装置を備え、
    前記サーバーは、前記情報が付加された前記共通画像に対して前記集音装置によって集音された音を付加して記録する、請求項1〜のいずれか1項に記載の昇降装置の保守確認システム。
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