JP6689085B2 - 建築用電動シャッター装置 - Google Patents
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Description
このような電動シャッター装置が停電した場合に、戸締りや出入り等のためシャッターカーテンの開閉操作が必要になることがある。
ところで電動シャッター装置としては大別すると、開閉機とシャッターカーテンが巻装される巻取りドラムとのあいだに断続クラッチが設けられており、そして停電になった場合、断続クラッチを断状態にした状態でシャッターカーテンの開閉作動を手で行うタイプ(バランス式)のものと、停電になった場合、開閉機を操作具(例えばハンドルやチェーン等)を用いて強制回転させてシャッターカーテンの開閉作動をするタイプのものとがある。
このように何れのタイプの電動シャッター装置のものにおいても、停電時にシャッターカーテンを開閉作動したような場合、復電後、回転量検知センサの検知した回転量とシャッターカーテンの開閉位置とが相違することになり、このため、この補正をする必要がある。そこで復電後、初めて開閉何れかの操作スイッチが操作されたとき、一旦シャッターカーテンを上限位置(原点補正位置)まで移動させ、該位置にて回転量検知センサの原点補正をするようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
請求項2の発明は、制御部には、位置検知センサが正常であるか否かの判断をする正常判断手段と、シャッターカーテンがこれ以上上昇させることができない緊急停止位置に達したことの判断をする緊急停止位置検知手段と、該緊急停止位置検知手段からの緊急位置検知信号の入力があるまで上昇させる緊急位置上昇手段と、停電後復電したときに、正常判断手段が正常でないと判断した場合、シャッターカーテンを、緊急停止位置まで上昇させた後、予め設定された回転量検知値だけ降下させ、該降下位置における回転量検知値をリミット設定時の上限回転量値として設定する上限回転量値設定手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項3の発明は、緊急停止位置検知手段は、シャッターカーテンの上限位置よりも上位置に設けられ、シャッターカーテン最下端の座板がまぐさに当接することで検知信号を出力するエマージェンシースイッチか、前記座板がまぐさに当接することに伴い発生する過負荷を検知する過負荷検知手段の何れかであることを特徴とする請求項2記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項4の発明は、回転量検知センサはホールICであり、位置検知センサはポテンショメータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項2の発明とすることにより、位置検知センサが正常でないと判断された場合に、シャッターカーテンを一旦緊急停止位置まで上昇させた後、予め設定された回転量値だけ下降させ、この下降位置が予め設定された上限回転量値として設定することになり、位置検知センサが故障している場合であっても回転量検知センサによるシャッターカーテンの昇降制御ができることになる。
請求項3の発明とすることにより、位置検知センサが故障した場合でも緊急停止位置検知センサを用いることで、現在位置のカウント値の設定が確実になる。
請求項4の発明とすることにより、ホールICとポテンショメータを用いてシャッターカーテンの開閉制御ができることになる。
因みに、ホールIC8は、モータ軸7aに設けた磁石の磁力変化をパルスとして電気的にカウントし、シャッターカーテン3の現在位置をカウント値(本発明の「回転量検知値」に相当する。)として検知するものであるから、停電になった場合にシャッターカーテン3を開閉作動したときに、カウント数はこれに追随して変化することはないが、ポテンショメータ9は、出力軸5aの回転に直接的に接続されているため、停電時にシャッターカーテンを開閉作動させたときこれに追随して抵抗値(本発明の「位置検知値」に相当する。)が変化することになるため、ポテンショメータ9が正常である限り、復電後のデータとしてそのまま利用できることになる。
尚、前記(S5)と(S6)とのあいだには、操作スイッチ10が停止操作されたか否かの判断(S7)がなされ、停止操作された場合は上昇停止(S4)してリターンし、操作がない時には上昇作動が実行(S5)される。
尚、前記(S11)と(S12)とのあいだには、操作スイッチ10が停止操作されたか否かの判断(S13)と、障害物検知スイッチ11から障害物検知信号の入力があったか否かの判断(S14)がなされ、停止操作信号の入力があった場合、または障害物検知信号の入力があった場合には下降停止をし(S10)、停止操作信号の入力がなく、かつ障害物検知信号の入力がない場合には、下降作動は、ホールIC8のカウント値が下限位置の値になるまで実行(S12)される。
そしてこのルーチンに入り、操作スイッチ10について開操作をする(S15)。これによりシャッターカーテン3は上昇作動をする(S16)。そしてシャッターカーテン3が上限位置に達したら操作スイッチ10の停止操作をし、シャッターカーテン3を上限位置で停止させる(S17)。因みに本実施の形態においては、シャッターカーテン3が上限位置に達したか否かの判断(後述する下限位置についても同様)は前記作業者が目視にて行う。これで上限位置が決定(S18)されたことになり、このときのホールIC8のカウント値を上限カウント値(原点値)としこれを制御部6に記憶させる(S19)と共に、ポテンショメータ9の抵抗値を上限抵抗値として制御部6に記憶する(S20)。
尚、上下限停止位置が決定されるまでは、作業者等の保護のため、シャッターカーテン3の開閉作動は、操作スイッチ10の開閉操作をしているときだけ開閉作動を行う、所謂押切り操作により実行されるように構成されており、このため停止操作は、開閉操作をやめることで実行されるようになっている。
このルーチンにおいては、まずシャッターカーテン3が開閉作動中であると認識される(S29)と、ホールIC8のカウント値が一定のパルス数となるごとにポテンショメータ9の抵抗値を確認し(S30)、このポテンショメータ9の抵抗値と、前記(S23)で関連付けられた基準抵抗値との差が、予め設定された範囲内であるか否かの判断がなされ(S31)、範囲内であるとしてYESの判断がなされた場合にはポテンショメータ9は正常である(S32)とし、ポテンショメータ9の現在抵抗値とホールIC8のカウント値とを関連付けて(S33)リターンし、範囲内ではないとしてNOの判断がなされた場合にはポテンショメータ9は異常であると判断し、この場合には、ポテンショメータ9のチェック制御を停止する。ポテンショメータ9が異常であると判断された場合に、必要においてこれをブザーや表示灯により表示して報知することもあるが、例えば操作スイッチ10を押切りモードとし、押操作しているときだけシャッターカーテン3の開閉作動が実行されるようにしてもよい。
これに対し、(S38)においてポテンショメータ9が異常であるとしてNOの判断がなされた場合、シャッターカーテン3の開閉操作がなされたか否かの判断(S40)をし、なされたとしてYESの判断がなされた場合、シャッターカーテン3を上昇させ(S41)、エマージェンシースイッチ12からの検知信号が入力したか否かの判断がなされる(S42)。入力したとしてYESの判断がなされると、開作動を停止し、その後、シャッターカーテン3を、予め設定されているカウント値だけ下降させ(S43)。この位置のカウント値をリミット設定時に設定された上限カウント値として設定し、登録をする(S44)。
因みに過負荷検知は、電動モータの電流検知により過負荷検知をするものや、上下限間のストロークを多数の区間として区分し、各区間毎のパルス間隔や経過時間を初回(あるいは正常時)のデータと比較し、所定以上大きくなった場合に過負荷であるとして検知するものが例示される。
また、回転量検知センサとしては、ホールICに限定されるものでなく、インクリメント型エンコーダ、タコジェネレータ等の開閉機(電動モータ等の回転部材)の回転を電気的に検知するものであればよく、位置検知センサとしては、ポテンショメータに限定されるものでなく、アブソリュート型エンコーダ等の移動部材の移動を停電時でも物理的に受けることによりシャッターカーテンの移動量を検知するもので、復電時に移動部材の移動量がそのまま判別されるものであればよい。
2 巻取りドラム
3 シャッターカーテン
3a 座板
4 ガイドレール
5 開閉機
6 制御部
8 ホールIC
9 ポテンショメータ
10 操作スイッチ
12 エマージェンシースイッチ
Claims (4)
- 開口部の開閉をするシャッターカーテンと、該シャッターカーテンの開閉作動をする開閉機と、開閉機の開閉駆動のスイッチ操作をする操作スイッチと、開閉機の回転量を検知する回転量検知センサと、該回転量検知センサが接続され、回転量検知センサの回転量検知値に基づいてシャッターカーテンの開閉制御を行う制御部とを備えて構成した建築用電動シャッター装置において、
電源が停電後に復電した場合に、シャッターカーテンの開閉位置に対応する回転量検知センサの回転量検知値を設定するにあたり、前記制御部に、シャッターカーテンの開閉位置を検知する位置検知センサを接続すると共に、制御部には、回転量検知センサの回転量検知値と位置検知センサの位置検知値とをシャッターカーテンの開閉位置に対応して関連付ける検知値関連付け手段と、前記復電したとき、前記位置検知センサの位置検知値に関連付けされた回転量検知値をシャッターカーテンの現在位置の回転量検知値であるとして設定する復電後回転量検知値設定手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置。 - 制御部には、位置検知センサが正常であるか否かの判断をする正常判断手段と、シャッターカーテンがこれ以上上昇させることができない緊急停止位置に達したことの判断をする緊急停止位置検知手段と、該緊急停止位置検知手段からの緊急位置検知信号の入力があるまで上昇させる緊急位置上昇手段と、停電後復電したときに、正常判断手段が正常でないと判断した場合、シャッターカーテンを、緊急停止位置まで上昇させた後、予め設定された回転量検知値だけ降下させ、該降下位置における回転量検知値をリミット設定時の上限回転量値として設定する上限回転量値設定手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置。
- 緊急停止位置検知手段は、シャッターカーテンの上限位置よりも上位置に設けられ、シャッターカーテン最下端の座板がまぐさに当接することで検知信号を出力するエマージェンシースイッチか、前記座板がまぐさに当接することに伴い発生する過負荷を検知する過負荷検知手段の何れかであることを特徴とする請求項2記載の建築用電動シャッター装置。
- 回転量検知センサはホールICであり、位置検知センサはポテンショメータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用電動シャッター装置。
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