JP6235920B2 - 建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置 - Google Patents
建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6235920B2 JP6235920B2 JP2014017169A JP2014017169A JP6235920B2 JP 6235920 B2 JP6235920 B2 JP 6235920B2 JP 2014017169 A JP2014017169 A JP 2014017169A JP 2014017169 A JP2014017169 A JP 2014017169A JP 6235920 B2 JP6235920 B2 JP 6235920B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- detection sensor
- opening
- rotation amount
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
これに対しシャッターカーテンの全閉、全開の検知を、開閉機の回転量検知センサ(例えばホールIC、インクリメンタル形ロータリエンコーダ等)を用いて相対的に行うことが試みられている(例えば特許文献2)。この場合にホールICは回転磁石が発生する磁界の変化をホール素子で検知するようにしたものであり、より精度の高い位置検知ができると共に故障も少ないという利点がある。
一方、回転量検知センサを用いたものでは、停電になったりブレーカが作動したりして電源供給が断たれた場合、回転量検知センサの初期値が判らなくなって全閉、全開位置での停止ができず、改めて再設定しなければならない、という問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、開閉機の正逆駆動に基づく巻取りドラムの回転でシャッターカーテンの開閉作動をするように構成した建築用電動シャッター装置において、シャッターカーテンの全開、全閉位置を位置検知センサで検知したことに伴う制御部からの制御指令で開閉機の停止をするように構成するにあたり、制御部には、前記位置検知センサからの位置情報と開閉機の回転量を検知する回転量検知センサからの回転量情報とを取得する情報取得手段と、該取得した位置情報および回転量情報に基づいてシャッターカーテンの開閉位置に対する情報同士の関連付けをする情報関連付け手段とが設けられているとともに、前記制御部は、前記開閉機の通常の開閉作動中に取得した位置情報と回転量情報とのズレが、前記関連付けられた情報に対して予め定められた閾値を超えていると判断された場合に異常確認モードに切換えられるものとし、該異常確認モードでは、次回の開閉機の開閉作動において少なくとも位置情報を取得して回転数情報との関連付けをし、再度の開閉機の開閉作動において取得した位置情報と回転数情報とのズレが異常確認モードで関連付けられた情報に対して閾値を超えている場合に位置検知センサに異常があると判断するようにしたことを特徴とする建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置である。
請求項3の発明は、制御部は、異常確認モードでは、前記再度の開閉機の開閉作動において取得した位置情報と回転数情報とのズレが、前回の開閉機の開閉作動で取得した位置情報と回転数情報とを関連付けした情報に対して閾値内である場合には、該関連付けした情報を以降の関連情報として修正することを特徴とする請求項2記載の建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置である。
請求項4の発明は、制御部は、異常確認モードでは、位置検知センサの全開または全閉位置の位置情報が変化した場合に、該変化が位置検知センサの検知範囲内の変化である場合には該変化した位置を全開または全閉位置と修正し、検知範囲外の変化である場合には検知範囲端を全開または全閉位置と修正することを特徴とする請求項3記載の建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置である。
請求項2の発明とすることにより、通常の開閉作動中に取得した情報間に閾値を超えた位置ズレがあった場合に、直ちに位置検知センサに異常があると判断することなく、異常確認モードとして、次の開閉作動において再度の情報同士の関連付けを行い、更なる開閉作動においてやはり閾値を超えたズレがあった場合に位置検知センサに異常があると判断し、閾値以内のズレであった場合、歯飛び等の別の要因によるものであり、しかもこのように再関連付けすることで異常がなければ、そのまま使用し続けることができることになって、メンテナンス性が向上すると共に、位置検知センサの異常判断がより確実になる。
請求項3の発明とすることにより、関連付けられた位置情報と回転量情報の関係が異常確認モードとして新たに関連付けられた位置情報と回転量情報の関係に自動的に修正されることになってメンテナンス性が向上する。
請求項4の発明とすることにより、位置検知センサの検知位置変化が検知範囲内外に変化したものであっても確実に修正できることになってメンテナンス性が向上する。
つぎに開放用操作スイッチ11を操作し続けると、全閉状態のシャッターカーテン1が上昇し、同じく位置情報、回転量情報の取得および関連付けをし、これを上昇時の関連情報として記憶する。そしてシャッターカーテン1が全開状態になったら開放用操作スイッチ11の操作を止めると開閉機3が停止すると共に、このときの位置情報、回転量情報を全開位置として決定し、記憶する。
このようにしてリミット設定がなされると、リミット設定モードを終了し、通常の開閉モードに復帰する。
これに対し、S8において各位置における回転量に予め設定された閾値の範囲を超えたズレがあるとしてNOと判断されると、前記ポテンショメータ7が異常であると判断(S11)し、ブザーや灯体(例えばLED)等の報知手段13で異常報知(S12)をすると共に、異常履歴を保存(S13)し、開閉機3の駆動停止をする(S10)ようになっている。
この結果、ポテンショメータ7に異常があるか否かの判断が簡単にできることになる。
これに対し前記S17において取得した情報のズレが関連付けられた情報の閾値を越えているとしてNOの判断がなされた場合、異常確認モード(S20)へのモード切換えがなされる。
次いで操作スイッチ11または受信機12から開閉機3の駆動指令に基づいて開閉機3が作動した場合(S25)に、ポテンショメータ7から位置情報を取得する(S26)ことになり、この取得した位置情報と記憶されているホールIC8の回転量情報を関連付け(S27)、そしてホールIC8の回転量が全開または全閉かの判断をし(S28)、全開または全閉であるとしてYESと判断された場合に開閉機3を停止する(S29)と共に、ポテンショメータ7の全開または全開位置を決定し、これを記憶する(S30)。
これに対し、前記S34で再度、前記S27で関連付けられた各位置における回転量に予め設定された閾値の範囲を超えたずれがあるとしてNOと判断された場合に、ポテンショメータ7に異常があると判断し(S37)、異常報知をし(S38)、異常履歴を保存(S39)すると共に、ホールIC8の回転量が全開または全閉かの判断をし(S40)、全開または全閉であると判断された場合、開閉機3の駆動停止をする(S41)。
また、前述したように取得した位置情報と回転数情報とのあいだに予め設定され閾値を超えてズレが発生する場合に、これには歯飛びや悪戯等により位置検知センサ(ポテンショメータ)自体の検知位置にズレが発生する場合があり、このような位置ズレとしては、位置検知センサの検知範囲内のズレと検知範囲を超えたズレとがあり、前記第二、第三の実施の形態のものでは、位置検知センサの検知範囲内のズレであった場合に、位置検知センサの位置情報はこのズレた位置からの位置情報となるが、検知範囲を超えたズレである場合、位置検知センサは検知範囲を超えた分については空転することになって位置情報は検知範囲端となり、この結果、異常確認モードで取得する位置情報は位置検知端から始まることになり、何れにしても本発明を実施することができる。
因みに、位置検知センサとしてアブソリュート形ロータリエンコーダを採用した場合、該アブソリュート型ロータリエンコーダの位置情報は凡そのものとなり、このため該位置情報をホールIC等による回転量検知センサの回転量情報で補完するようにして検知精度を高めるようにすることもできる。
2 巻取りドラム
3 開閉機
6 制御部
7 ポテンショメータ
8 ホールIC
Claims (4)
- 開閉機の正逆駆動に基づく巻取りドラムの回転でシャッターカーテンの開閉作動をするように構成した建築用電動シャッター装置において、シャッターカーテンの全開、全閉位置および開閉作動中の開閉位置を検知する位置検知センサと、開閉機の回転量を検知する回転量検知センサと、前記位置検知センサがシャッターカーテンの全開、全閉位置を検知したことに伴い開閉機に停止の制御指令を出力する制御部とを設ける一方、該制御部には、前記位置検知センサからの位置情報と回転量検知センサからの回転量情報とを取得する情報取得手段と、該取得した位置情報および回転量情報に基づいて開閉作動中のシャッターカーテンの開閉位置に対する情報同士の関連付けをする情報関連付け手段と、前記シャッターカーテンの開閉作動中に取得した位置情報および回転量情報のズレが、前記関連付けした情報に対して予め定められた閾値を超えていると判断された場合に、位置検知センサに異常があると判断する位置検知センサ異常判断手段とが設けられていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置。
- 開閉機の正逆駆動に基づく巻取りドラムの回転でシャッターカーテンの開閉作動をするように構成した建築用電動シャッター装置において、シャッターカーテンの全開、全閉位置を位置検知センサで検知したことに伴う制御部からの制御指令で開閉機の停止をするように構成するにあたり、制御部には、前記位置検知センサからの位置情報と開閉機の回転量を検知する回転量検知センサからの回転量情報とを取得する情報取得手段と、該取得した位置情報および回転量情報に基づいてシャッターカーテンの開閉位置に対する情報同士の関連付けをする情報関連付け手段とが設けられているとともに、前記制御部は、前記開閉機の通常の開閉作動中に取得した位置情報と回転量情報とのズレが、前記関連付けられた情報に対して予め定められた閾値を超えていると判断された場合に異常確認モードに切換えられるものとし、該異常確認モードでは、次回の開閉機の開閉作動において少なくとも位置情報を取得して回転数情報との関連付けをし、再度の開閉機の開閉作動において取得した位置情報と回転数情報とのズレが異常確認モードで関連付けられた情報に対して閾値を超えている場合に位置検知センサに異常があると判断するようにしたことを特徴とする建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置。
- 制御部は、異常確認モードでは、前記再度の開閉機の開閉作動において取得した位置情報と回転数情報とのズレが、前回の開閉機の開閉作動で取得した位置情報と回転数情報とを関連付けした情報に対して閾値内である場合には、該関連付けした情報を以降の関連情報として修正することを特徴とする請求項2記載の建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置。
- 制御部は、異常確認モードでは、位置検知センサの全開または全閉位置の位置情報が変化した場合に、該変化が位置検知センサの検知範囲内の変化である場合には該変化した位置を全開または全閉位置と修正し、検知範囲外の変化である場合には検知範囲端を全開または全閉位置と修正することを特徴とする請求項3記載の建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014017169A JP6235920B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014017169A JP6235920B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015143437A JP2015143437A (ja) | 2015-08-06 |
JP6235920B2 true JP6235920B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=53888646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014017169A Active JP6235920B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6235920B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6689085B2 (ja) * | 2016-01-28 | 2020-04-28 | 三和シヤッター工業株式会社 | 建築用電動シャッター装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06137027A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-17 | Ing Tec Kk | 被駆動物の制御装置 |
JPH08229769A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 送り装置の破損防止装置 |
DE10239788B3 (de) * | 2002-08-29 | 2004-02-05 | Elero Gmbh | Vorrichtung zur Lagebestimmung eines mittels eines Antriebs angetriebenen Stellsystems |
JP4382600B2 (ja) * | 2004-07-14 | 2009-12-16 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
DE102006034962B4 (de) * | 2006-07-28 | 2010-07-08 | Feig Electronic Gmbh | Verfahren zum gesicherten Bremsen eines Tores sowie Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
EP2292890A1 (en) * | 2009-07-24 | 2011-03-09 | Bin Terng Enterprise Co., Ltd. | Electric curtain with accurate control of a stop position of its covering sheet |
JP6049285B2 (ja) * | 2012-04-05 | 2016-12-21 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
-
2014
- 2014-01-31 JP JP2014017169A patent/JP6235920B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015143437A (ja) | 2015-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4518411B2 (ja) | ドアまたはゲートの駆動ユニットおよびドアまたはゲートの駆動ユニットの制御方法 | |
US20210254402A1 (en) | Position detection in an electric drive unit for cords of blinds | |
JP6759852B2 (ja) | I/oモジュール | |
CN103670117A (zh) | 开闭构件控制装置和用于控制开闭构件的方法 | |
JP6235920B2 (ja) | 建築用電動シャッターにおける位置検知センサの異常判断装置 | |
JP5909373B2 (ja) | シャッター装置の初期設定モードにおける上限位置・下限位置設定装置及び方法 | |
JP6952232B1 (ja) | 開閉体の開閉装置及びその制御方法 | |
JP2013155536A (ja) | 電動シャッターの停止位置再設定装置及び方法 | |
JP6218952B2 (ja) | エレベータ戸開閉装置およびエレベータ戸開閉装置の改修方法 | |
JP2005127107A (ja) | 開閉体制御装置 | |
KR101686528B1 (ko) | 전자기계 조정 디바이스를 동작시키기 위한 디바이스 및 방법 | |
JP2009183027A (ja) | モータ制御装置 | |
JP4505570B2 (ja) | シャッター装置の過負荷検知装置 | |
JP5658910B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP5721502B2 (ja) | 電動シャッターの過負荷検知装置 | |
JP6689085B2 (ja) | 建築用電動シャッター装置 | |
JP4482759B2 (ja) | 建築用電動開閉体の制御装置 | |
JP4577566B2 (ja) | 電動シャッターの制御装置 | |
JP2007288829A (ja) | 機械の異常検出方法およびその装置 | |
JP2005083093A (ja) | 電動シャッターの駆動制御装置、電動シャッターの初期設定方法、及び、電動シャッターの駆動制御方法 | |
JP2011094361A (ja) | 建築用電動開閉装置 | |
JP5095303B2 (ja) | 開閉装置 | |
EP1595055B1 (en) | Control device for motor torque reduction of winding/unwinding units for flexible elements and method of controlling said device | |
JP2017160708A (ja) | 開閉部材制御装置 | |
JP5919007B2 (ja) | 電動シャッターの制御方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6235920 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |