JP5131142B2 - シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明はシャッターの駆動に関するデータを保存するメモリ等の記憶要素を有するシャッター装置に関する。
従来、シャッター装置は、駆動により開口を開閉させるシャッターと、シャッターを開閉方向に駆動させる駆動部と、駆動部の駆動を制御する制御装置とを備えている(特許文献1)。このようなシャッター装置においては駆動の信頼性を高めることが更に要請されている。そこで、シャッターの動作に関する物理量のデータを制御装置のメモリに書き込んで保存しておき、停電等の異常が発生したときであっても、メモリに保存されているデータを読み出すことにより、物理量のデータを再設定する手数を低減させている。
この場合、メモリに保存されているデータの信頼性を高めることが好ましい。そこで、従来より、ミラーリング法が考えられている。ミラーリング法は、常用されるメモリに保存されているデータに対して同じデータを他のメモリ領域または他のメモリに保存しておき、常用されるメモリから読み出されたデータの全てが、他のメモリ領域または他のメモリに保存されているデータの全てと同一であるとき、常用されるメモリに保存されているデータは異常ではないと判定する方法である。ミラーリング法によれば、メモリに保存するデータの総量が増大するものの、複数のデータのうち具体的にどのデータが正常でないか判定可能である。
特開2003−82932号公報
上記したミラーリング法によれば、データの信頼性が向上するものの、メモリに保存するデータの総量が増大するため、メモリの容量が多く必要とされる問題があり、コストが増加する。更にデータの総量が増大するため、メモリに対するアクセス時間が延び、データの書き込み時、読み出し時においてノイズがデータにのる確率が増加する。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、データをミラーリングする方式を採用せずとも良く、ミラーリングする方式に比較してコストを抑制しつつ、記憶要素に保存されているデータの信頼性を確保するのに適するシャッター装置を提供することを課題とする。
本発明者はシャッター装置について鋭意開発を進めている。そして、常用されるメモリに保存されている複数のデータを加算し、加算の合計値をデータと共にメモリに保存しておき、メモリからデータを読み込むとき、読み込んだデータについて再び加算を実施し、その合計値が、メモリに保存されている合計値と同じであるとき、メモリに保存されているデータは異常ではないと判定する方法をシャッター装置に適用することを着想した。この場合、例えば、4つのデータ『10,5,10,8』であるとき、この合計値は『33』である。この場合。メモリには、『10,5,10,8,33』のように5つの数値として保存される。そして、メモリからデータを読み出すとき、最後の数字は合計値であることが既知であるため、データから読み出された『10,5,10,8』を加算して4つの数値の合計値を求め、その合計値と『33』とを比較し、両者が同じであれば、読み出されたデータには異常がなく、両者が異なれば、読み出されたデータには異常があると判定される。
また、上記した方式によれば、メモリの容量の過大化は抑制されるものの、メモリに保存されている複数のデータの一部が異常であるときであっても、メモリから読み出された複数のデータの全部が異常であると取り扱われる。このため、メモリから読み出された重要度が高いデータが正常であるにも拘わらず、重要度が低いデータのみに異常があったときであっても、メモリから読み出された複数のデータの全部が異常であると取り扱われるため、重要度が高いデータについて、メモリに再記憶させる操作が必要とされる問題がある。
そこで、本発明者は以下の様相1、2に係る本発明の構成を採用すれば、データをミラーリングする場合に比較してコストを抑制しつつ、記憶要素に保存されているデータの信頼性を確保するのに適するシャッター装置を提供することができることを知見し、本発明を完成させた。
(1)様相1の本発明に係るシャッター装置は、駆動により開口に対して開閉駆動されるシャッターと、シャッターを開閉方向に駆動させる駆動部と、駆動部の駆動を制御する制御装置とを具備するシャッター装置であって、制御装置は、
シャッターの駆動に関するデータのうち、シャッターの駆動に関して重要度が高い1次データとそれ以外の2次データとを記憶して保存すると共に、1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次保存情報を記憶して保存する記憶要素と、
記憶要素に記憶されて保存されているデータのうち、少なくとも1次データを読み出し、記憶要素から読み出された1次データを1次演算規則で演算して演算結果を求める演算手段と、
記憶要素から読み出された1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次演算情報と、記憶要素に記憶されて保存されている1次保存情報とを比較し、1次演算情報と1次保存情報とが異なるとき、記憶要素から読み出されたデータが正常でないと判定する判定手段とを具備することを特徴とする。
本様相によれば、1次データは、シャッターの駆動に関するデータのうちシャッター駆動に関して重要度が高いデータを意味する。1次データとしては、シャッターの全閉位置と全開位置との間にシャッター移動量に関する物理量が例示される。シャッター移動量に関する物理量としては、シャッターを駆動させるモータの回転に関する物理量が例示される。この場合、モータにパルスエンコーダが装備されているときには、シャッターの全閉位置と全開位置との間においてシャッターが駆動するときにおけるパルスエンコーダのパルス数が例示される。2次データは、シャッターの閉鎖駆動または開放駆動に必要なモータ駆動電流値、時刻データ等が例示される。
記憶要素は、1次データとそれ以外の2次データとを記憶して保存するエリアをもつと共に、1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次保存情報を記憶して保存するエリアをもつ。1次演算規則は、所定の演算式であれば何でも良く、例えば、複数の1次データを加算する規則、複数の1次データを順に減算する規則、複数の1次データを乗算する規則、複数の1次データを順に除算する規則等が挙げられる。1次保存情報は、1次データを1次演算規則で演算した演算結果を直接的または間接的に示す情報であり、演算結果そのものでも良く、あるいは、メモリ容量を考慮すると、その演算結果のうち特定の桁(例えば下二桁,上二桁,下三桁,上三桁,小数点以下の2桁等)で表される数値でも良い。もしデータが0であったら、無視することもできる。記憶要素としてはシャッター装置の給電系に停電が発生したとしても、データが揮発しないものが好ましい。
演算手段は、記憶要素に記憶されて保存されているデータのうち少なくとも1次データを読み出し、記憶要素から読み出された1次データを1次演算規則で演算して演算結果を求める。これにより演算結果に関する1次演算情報が求められる。1次演算情報は、記憶要素から読み込んだ1次データを1次演算規則で演算した演算結果を直接的または間接的に示す情報であり、演算結果そのものでも良く、あるいは、メモリ容量を考慮すると、その演算結果のうち特定の桁(例えば下二桁,上二桁、下三桁,上三桁、小数点以下の2桁等)で表される数値でも良い。なお、互いに比較しあう1次演算情報および1次保存情報は、比較し易いように互いに同桁とすることが好ましい。
判定手段は、1次演算情報と1次保存情報とを比較し、1次演算情報と1次保存情報とが異なるとき、記憶要素から読み出されたデータが正常でないと判定する。このため1次演算情報と1次保存情報とが同じであり、記憶要素から読み出された1次データが正常であると判定される限り、1次データ以外の重要度が低い2次データが異常であったとしても、シャッター装置は良好と推定される。このような本様相によれば、重要度が高い1次データに関する1次演算情報と1次保存情報とが互いに同じであれば、記憶要素から読み出されたデータが正常であると判定するため、シャッター装置の駆動性を確保しつつ、記憶要素から読み出されたデータの信頼性を確保するのに適する。
(2)様相2の本発明に係るシャッター装置は、駆動により開口に対して開閉駆動されるシャッターと、シャッターを開閉方向に駆動させる駆動部と、駆動部の駆動を制御する制御装置とを具備するシャッター装置であって、制御装置は、シャッターの駆動に関するデータのうち、シャッターの駆動に関して重要度が高い1次データを記憶して保存すると共に、1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次保存情報を記憶して保存し、且つ、シャッターの駆動に関する前記データのうち、シャッターの駆動に関して1次データよりも重要度が低い2次データを記憶して保存すると共に、2次データまたは2次データを含むデータを2次演算規則で演算した演算結果に関する2次保存情報を記憶して保存する記憶要素と、
記憶要素に記憶されて保存されているデータのうち、少なくとも1次データおよび2次データを読み出し、記憶要素から読み出された前記1次データを1次演算規則で演算して演算結果を求め、且つ、記憶要素から読み出された2次データまたは2次データを含むデータを2次演算規則で演算して演算結果を求める演算手段と、
記憶要素から読み出された1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次演算情報と、記憶要素に記憶されて保存されている1次保存情報とを比較し、1次演算情報と1次保存情報とが異なるとき、記憶要素から読み出された1次データが正常でないと判定する第1判定手段と、
記憶要素から読み出された2次データを2次演算規則で演算した演算結果に関する2次演算情報と、記憶要素に記憶されて保存されている2次保存情報とを比較し、2次演算情報と2次保存情報とが異なるとき、記憶要素から読み出された2次データが正常でないと判定すると共に、1次演算情報と1次保存情報とが同じであれば、シャッターの駆動を許可する第2判定手段とを具備することを特徴とする。
本様相によれば、2次データは、シャッターの駆動に関するデータのうち、シャッター駆動に関して重要度が1次データよりも低いデータを意味する。記憶要素は、1次データと2次データとを記憶して保存するエリアをもつと共に、1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次保存情報を記憶して保存するエリアをもつ。更に記憶要素は、2次データを2次演算規則で演算した演算結果に関する2次保存情報を記憶して保存するエリアをもつ。
演算手段は、記憶要素に記憶されている少なくとも1次データおよび2次データを読み出し、読み出した1次データを1次演算規則で演算して演算結果を求め、且つ、読み出した2次データを2次演算規則で演算して演算結果を求める。これにより演算結果に関する1次演算情報および2次演算情報が求められる。1次演算情報は、記憶要素から読み出された1次データを1次演算規則で演算した演算結果そのものでも良く、あるいは、その演算結果の下二桁の数値でも良く、その演算結果の上二桁の数値でも良い。同様に、2次演算情報は、記憶要素から読み出された2次データを2次演算規則で演算した演算結果そのものでも良く、あるいは、その演算結果の下二桁の数値でも良く、その演算結果の上二桁の数値でも良い。
1次演算規則は、所定の演算式であれば何でも良く、例えば、複数の1次データを加算する規則、複数の1次データを順に減算する規則、複数の1次データを乗算する規則、複数の1次データを順に除算する規則、複数の1次データを演算式の変数にそれぞれ代入する規則等が挙げられる。2次演算規則についても同様である。1次演算規則および2次演算規則は互いに同じ規則であることが好ましいが、場合によっては、異なる演算規則でも良い。
また、1次保存情報は、記憶要素に保存する1次データを1次演算規則で演算した演算結果を直接的または間接的に示す情報であり、演算結果そのものでも良く、あるいは、メモリ容量を考慮すると、その演算結果のうち特定の桁(例えば下二桁,上二桁,下三桁,上三桁,小数点以下の2桁等)で表される数値でも良い。2次保存情報についても同様である。
1次演算情報は、記憶要素から読み出した1次データを1次演算規則で演算した演算結果を直接的または間接的に示す情報であり、演算結果そのものでも良く、あるいは、メモリ容量を考慮すると、その演算結果のうち特定の桁(例えば下二桁,上二桁,下三桁,上三桁,小数点以下の2桁等)で表される数値でも良い。2次演算情報についても同様である。
第1判定手段は、1次演算情報と1次保存情報とを比較し、1次演算情報と1次保存情報とが異なるとき、記憶要素に記憶されているデータが正常でないと判定する。この場合、シャッターの閉鎖駆動に制限を加えることが好ましい。第2判定手段は、2次演算情報と2次保存情報とを比較し、重要度が低い2次データに関する2次演算情報と2次保存情報とが異なっているときであっても、重要度が低い2次データに関する1次演算情報と1次保存情報とが同じであれば、シャッターは支障なく駆動できるため、シャッターの駆動は許可される。その理由としては、仮に、重要度が1次データよりも低い2次データに関する2次演算情報と2次保存情報とが互いに異なっていたとしても、重要度が高い1次データに関する1次演算情報と1次保存情報とが互いに同じであれば、シャッターが開閉したとしても、特段の支障がないためである。
互いに比較しあう1次演算情報および1次保存情報は、比較し易いように互いに同桁とすることが好ましい。また、互いに比較しあう2次演算情報および2次保存情報は、比較し易いように互いに同桁とすることが好ましい。
上記したように本様相によれば、重要度が高い1次データに関する1次演算情報と1次保存情報とが互いに同じであれば、記憶要素から読み出されたデータが正常であると判定するため、記憶要素から読み出されたデータの信頼性を確保するのに適する。
(3)本発明に係るシャッター装置によれば、次の態様が例示される。
・記憶要素に記憶されているデータが正常でないと判定されるとき、制御装置は、シャッターの駆動に関するデータのうち少なくとも1次データを記憶要素に再記憶させる警告を出力することが好ましい。警告に基づいて、重要度が高い1次データはメンテナンス者,メーカー等により記憶要素に再記憶される。再記憶以降は、シャッター装置の駆動は通常となる。ここで、記憶要素に記憶されているデータが正常でないと判定されるときにおいて、1次データが記憶要素に再記憶されるまでの間については、シャッター装置の駆動について制限することが好ましい。制限は、シャッターの閉鎖方向への自動駆動および手動駆動の双方を不能にする制限、あるいは、シャッターの閉鎖方向への手動駆動を許可するものの、閉鎖方向への自動駆動を不能にする制限、あるいは、シャッターの自動駆動および/または手動駆動を許可するものの、シャッターの閉鎖時の駆動速度を通常時よりも著しく遅延化させる制限が例示される。
・シャッターの駆動を許可するとき、制御装置は、シャッターの駆動速度を通常駆動速度よりも遅延させてシャッターを開放駆動または閉鎖駆動させることが好ましい。すなわち、1次データが正常であり2次データが正常でないと判定されたとき、制御装置は、シャッターの駆動を許可し、シャッターの駆動速度を通常駆動速度よりも遅延させてシャッターを開放駆動または閉鎖駆動させることが好ましい。このように駆動速度が遅延化されていると、閉鎖駆動するシャッターが物体に急激に衝突することが抑制される。閉鎖するシャッターが物体を挟むことが抑制される。
・シャッターの駆動を許可するとき、制御装置は、記憶要素に記憶されている1次データの保存を継続し、且つ、シャッターをこれの全閉位置と全開位置との間において開放駆動または閉鎖駆動させることにより、記憶要素に記憶されている2次データを廃棄しつつ、新しい2次データをメモリのエリアに保存することにより2次データを更新させることが好ましい。すなわち、1次データが正常であり2次データが正常でないと判定されたとき、制御装置は、シャッターの駆動を許可し、シャッターをこれの全閉位置と全開位置との間において開放駆動または閉鎖駆動させることにより、記憶要素に記憶されている2次データを廃棄しつつ、新しい2次データを記憶要素のエリアに保存することにより2次データを更新させる。この場合、1次データが正常であり2次データが正常でないと判定されたときにおいて、シャッターの駆動が許可されるため、2次データが更新される。
・記憶要素は、記憶要素のうち2次演算規則で演算される2次データを保存しているエリアの他に、2次データと同一のデータ、または、複数の種類のシャッター装置に共用される標準データを保存する予備用保存エリアを備えていることが好ましい。この場合、1次データが正常であり2次データが正常でないと判定されたとき、制御装置は、シャッターの駆動を許可し、制御装置は、予備用保存エリアに保存されているデータを読み出してシャッターを駆動させることが好ましい。
本発明によれば、データをミラーリングする方式を採用せずとも良く、ミラーリングする方式に比較して記憶要素に保存するデータの総量を抑えてコストを抑制しつつ、記憶要素から読み出されたデータの信頼性を確保するのに適するシャッター装置を提供することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図1〜図8を参照しつつ説明する。シャッター装置は、基部1と、基部1に設けられた駆動により開口を開閉させるシャッター2と、シャッター2を開閉方向に駆動させる駆動部3と、駆動部3の駆動を制御する制御装置4とを備える。基部1は、開口の上部に位置する収容箱10と、収容箱10から下方に向けて連設された枠体11とをもつ。シャッター2は、開放方向(矢印Y1方向に相当する)と交差する方向に沿って延設された横長の複数のスラット20を高さ方向に沿って可撓性をもつチェーン状をなす線状体22により連結して構成されている。駆動部3は、収容箱10に収容され軸芯P1回りで回転可能に設けられた回転に伴いシャッター2を巻き取る巻取体30と、巻取体30を軸芯P1回りで回転駆動させるモータ31と、モータ31を駆動させる駆動回路32とを備えている。モータ31が開放方向に駆動すると、巻取体30が軸芯P1回りで開放方向に回動し、線状体22が巻取体30に巻き取られ、ひいては線状体22と共にシャッター2が巻取体30に巻き取られる。モータ31が閉鎖方向に駆動すると、巻取体30が軸芯P1回りで閉鎖方向に回動し、巻取体30に巻回されていた線状体22が巻き外され、ひいては巻取体30に巻回されていたシャッター2が巻き外される。更に、シャッター2の座板24が床面9に着地することを検知する着地センサ50が枠体11に設けられている。モータ31の駆動軸の回転に伴いパルス信号を連続的に発生するパルスエンコーダ33がモータ回転数センサとしてモータ31に取り付けられている。操作者が操作するシャッター開閉用の操作スイッチ55が設けられている。
図2は、シャッター2を開放方向(矢印Y1方向に相当する)に沿って切断して断面の一部を示す。シャッター2を構成するスラット20の高さ方向の一端部には、嵌合凸部25が形成されている。スラット20の高さ方向の他端部には、嵌合凸部25が嵌合できる嵌合凹部26が形成されている。モータ31が閉鎖方向に駆動してシャッター2が閉鎖する方向(矢印Y2方向に相当する)に移動するときには、隣接するスラット20の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌合量は少ないか、ほとんど嵌合していない。しかしシャッター2の下端部の座板24が床面9に着地した後、モータ31の閉鎖方向への駆動が継続し、シャッター2が閉鎖方向に移動すると、隣接するスラット20同士の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌合が進む。隣接するスラット20同士の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌合が終了した位置が、シャッター2の全閉位置となる。ここで、座板24の着地位置からの指令バルス数に基づいて、あるいは、全開位置からの指令バルス数に基づいて、あるいは、モータ31の負荷が急激に上昇することに基づいて、シャッター2の全閉位置は検知される。
シャッター2が全閉位置のとき、モータ31が開放方向に駆動すると、シャッター2が開放方向(矢印Y1方向に相当する)に開放し、図3に示すように、シャッター2の下端部に装備されている座板24のストッパー24aが上端ストッパー13に当たる。この位置がシャッター2の全開位置とされる。シャッター2の下端部に設けられている座板24のストッパー24aが上端ストッパー13に当たると、モータ31の負荷が急激に上昇することにより、シャッター2の全開位置は検知される。
図4に示すように、制御装置4は、入力処理部40と、CPU41と、出力処理部42と、記憶要素としてのメモリ43(不揮発性メモリ,EEPROM)とを備えている。パルスエンコーダ33の信号(モータ回転数情報に相当する)、操作スイッチ55の信号、着地センサ50の着地信号、モータ31の電流値を検知する電流センサ56の電流信号は、入力処理部40を介してCPU41に入力される。CPU41の制御信号は、出力処理部42を介してモータ31の駆動回路および警告器57にそれぞれ出力され、モータ31および警告器57を制御する。なお、警告器57はシャッター装置に設けられた視覚的警告要素としてのLED,聴覚的警告要素としてのスピーカ等が例示される。警告器57は必要に応じて設ければ良い。
図5はデータの処理関係を示す。図5の(a)に示すように、メモリ43に保存したいデータは、層別に分けられる。シャッター2の駆動に関するデータにおいて、シャッター2の駆動に関して重要度が高い1次データData1(すなわち、シャッター2の開閉駆動において必要不可欠なデータに相当する)を、層1として層別する。更に、シャッター2の駆動に関して1次データData1よりも重要度が低い2次データData2(修正が容易なデータ)を、層2として層別する。
そして、シャッター装置の設計にあたり、上記した1次データData1の全部を加算(1次演算規則に相当)で加算した演算結果に相当する合計値である1次チェックサムSumfm(1次保存情報に相当)を、予め求めておく。同様に、2次データData2の全部を加算(2次演算規則に相当)で加算した演算結果に相当する合計値である2次チェックサムSumsm(2次保存情報に相当)を、予め求めておく。
ここで、1次データData1は、シャッター2の駆動に関して必要不可欠で重要度が高いデータであり、シャッター2の全閉位置と全開位置との間におけるシャッター移動量(モータ回転数に相当する)に関する物理量A、および/または、シャッター2の下端部の座板24が床面9に着地した着地位置からシャッター2のスラット20の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌合を終了させてシャッター2を全閉位置にするまでのシャッター移動量(モータ回転数に相当する)に関する物理量Bが挙げられる。例えば、物理量Aは、シャッター2の全閉位置と全開位置との間におけるエンコーダ33のパルス数が挙げられる。例えば、物理量Bは、シャッター2の下端部の座板24が床面9に着地した着地位置から、シャッター2のスラット20の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌合を終了させてシャッター2を全閉位置にするまでのエンコーダ33のパルス数が挙げられる。2次データData2は、修正が容易なデータであり、シャッター2の閉鎖駆動に必要なモータ駆動電流値、および/または、シャッター2の開放駆動に必要なモータ駆動電流値が挙げられる。
図5の(b)は、メモリ43に保存したデータを示す。すなわち、図5の(b)に示すように、メモリ43は、シャッター2の駆動に関して重要度が高い必要不可欠な1次データData1を記憶して保存している第1エリア43fと、シャッター2の駆動に関するデータのうちシャッター2の駆動に関して1次データData1よりも重要度が低い修正が容易な2次データData2を記憶して保存している第2エリア43sと、1次データData1の全部を加算(1次演算規則に相当)した演算結果に相当する合計値である1次保存チェックサムSumfm(1次保存情報に相当)を記憶して保存している第3エリア43tと、2次データData2の全部を加算(2次演算規則に相当)で加算で演算した演算結果に相当する合計値である2次保存チェックサムSumsm(2次保存情報に相当)を記憶して保存している第4エリア43eとを有する。ここで、fmはfirst memoryの略記である。smはsecond memoryの略記である。なお第1エリア43f、第2エリア43s、第2エリア43t、第2エリア43eは、番地でそれぞれ特定されている。
アクセス中に停電時が発生したとき、または、アクセス中に落雷時が発生したとき等のように、メモリ43に保存されているデータにノイズがのるおそれがある。このためメモリ43に保存されているデータをチェックすることがある。この場合、データチェックは次のように行う。すなわち、図5の(c)は、メモリ43から読み出したデータを示す。図5の(c)に示すように、データチェック時には、CPU41は、メモリ43の第1エリア43fに保存されている1次データData1と、メモリ43の第2エリア43sに保存されている2次データData2と、メモリ43の第3エリア43tに保存されている1次保存チェックサムSumfmと、メモリ43の第4エリア43eに保存されている2次保存チェックサムSumsmとを層別に読み出す。
更に、データチェック時には、CPU41は、メモリ43の第1エリア43fから読み出された1次データData1の全部を加算(1次演算規則に相当)した演算結果に相当する合計値である1次演算チェックサムSumfc(1次演算情報に相当)を求める。且つ、CPU41は、メモリ43の第2エリア43fから読み出された2次データData2の全部を加算(2次演算規則に相当する)した演算結果に相当する合計値である2次演算チェックサムSumsc(2次演算情報に相当)を求める。ここで、添え字のfcはfirst calculationを意味する。添え字のscはsecond calculationを意味する。
その後、CPU41は、重要性が高い必要不可欠な1次データData1に関する1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとを比較する。更にCPU41は、重要度が低い2次データData2に関する2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとを比較する。
そして本実施形態によれば、2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとの比較結果に拘わらず、すなわち、2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが同じであるにも拘わらず、重要度が高い1次データData1に関する1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが互いに異なるとき、メモリ43から読み出された重要度が高い1次データData1にノイズがのっているおそれがあると推定する。このため、CPU41は、シャッター2の駆動に重制限を加える制限制御を実行する。更に、CPU41は、少なくとも1次データData1をメモリ43の第1エリア43に再記憶させる警告器57に警告信号を出力する。この場合、警告を認識したメンテナンス者またはメーカーは、少なくとも1次データData1をメモリ43の第1エリア43fに再記憶させる。再記憶後には、上記した重制限は解除される。
上記したシャッター2の駆動に対する重制限としては、シャッター2の自動開放および手動開放は許可されるものの、シャッター2の自動閉鎖に制限を加えることが例示される。シャッター2の自動閉鎖の制限とは、シャッター2の自動閉鎖を不能にしたり、あるいは、操作スイッチ55が操作者により操作されたときのみ、シャッター2を閉鎖方向に駆動できるようにしたりすることをいう。シャッター2の閉鎖を制限する理由としては、シャッター2の開放とは異なり、シャッター2の閉鎖駆動は、シャッター2で異物を挟むおそれがあるためである。
また本実施形態によれば、重要度が相対的に低い修正が容易な2次データData2に関する2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが仮に異なるときであっても、重要度が相対的に高い必要不可欠な1次データData1に関する1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが同じあるときには、メモリ43から読み出された重要度が高い1次データData1にノイズがのっているおそれがないと推定されるため、メモリ43から読み出したデータは基本的には正常であると推定しても支障がなく、シャッター2の駆動に大きな影響を与えることがないと推定され、これによりシャッター2の開放駆動および閉鎖駆動は許可される。この場合、シャッター2の開放駆動および閉鎖駆動には特段の制限が加えられないため、操作者の操作スイッチ55の操作に応じてシャッター2は良好に開閉される。
この場合、メモリ43から読み出された2次データData2にノイズがのっているおそれがあるため、操作者による操作スイッチ55の操作により、2次データData2を更新させてメモリ43に保存するデータ更新処理を行うことができる。
データ更新処理は次のように行うことができる。操作者が操作スイッチ55を操作してシャッター2の開放作動を行い、シャッター2の下端部に相当する座板24のストッパー24aを基部1の上端ストッパー13に当て、一旦、シャッター2を全開位置とさせる。その後、操作者による操作スイッチ55の操作により、あるいは、自動で、シャッター2が閉鎖作動を行うため、シャッター2の座板24が床面9に着地し、着地後にシャッター2が所定量移動することにより、スラット20の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌め込みを完了し、シャッター2を全閉位置とする。このように全開位置から全閉位置に移行するまでの間において発生するモータ31の駆動電流値について、第2データData2としてメモリ43の第2エリア43sに保存して更新する。これにより更新処理を終了する。この場合、それまでにメモリ43の第2エリア43sに保存されていた2次データData2は正常でないおそれが高いため、廃棄される。
上記したように本実施形態によれば、2次保存チェックサムSumsmと2次演算チェックサムSumscとが仮に異なるときであっても、1次保存チェックサムSumfmと1次演算チェックサムSumfcとが同じあるときには、制御装置4は、メモリ43の第1エリア43に保存されている必要不可欠で重要度が高い1次データData1の保存を継続しつつ、メモリ43の第2エリア43に保存されている2次データData2を廃棄し、修正が容易な2次データData2を更新させる。このため、次回にシャッター2を開閉駆動させるにあたり、特段の支障がない。
図6は、CPU41が実行するデータ保存処理のフローチャートの一例を示す。フローチャートはこれに限定されるものではない。先ず、保存したいデータを収集する(ステップS102)。次に、収集したデータを重要度で層別に区分けする(ステップS104)。例として、シャッター2の開閉駆動に必要不可欠な1次データData1を層1に分け、修正が容易な2次データdata2を層2に分ける。次に、ある特待の層に保存するデータついて、チェックサムを作製してメモリ43に保存する必要性があるか否かを判定する(ステップS106)。例として、層1および層2の双方について、チェックサムの作製が必要と判定する。
必要があれば(ステップS106のYES)、該当する層のチェックサムを作製する(ステップS108)。次に、全ての層についてもチェックサムの要否を判断したか否か判定する(ステップS110)。全ての層について、チェックサムの要否を判断していれば(ステップS110のYES)、保存したいデータをメモリ43の所定のエリアに層別に保存すると共に、チェックサムを保存チェックサムとしてメモリ43の所定のエリアに保存する(ステップS112)。その後、メインルーチンにリターンする。なお、保存したいデータの最後にチェックサムを保存するが、保存したいデータの先頭または途中にチェックサムを追加しても良い。
なお本実施形態によれば、図5の(b)に示すように、保存したいデータのうち1次データData1をメモリ43の第1エリア43fに層1として保存し、2次データData2をメモリ43の第2エリア43sに層2として保存し、1次データData1のチェックサムを1次保存チェックサムSumfmとしてメモリ43の第3エリア43tに保存し、2次データData2のチェックサムを2次保存チェックサムSumsmとしてメモリ43の第4エリア43eに保存する。
図7は、CPU41が実行するデータ読出処理のフローチャートを示す。先ず、メモリ43に保存されているデータを読み出す(ステップS202)。具体的には、メモリ43の第1エリア43fに保存されている1次データData1、第2エリア43sに保存されている2次データData2、第3エリア43tに保存されている1次保存チェックサムSumfm、第4エリア43eに保存されている2次保存チェックサムSumsmをそれぞれ読み出す。
次に、読み出されたデータを層別して区分けする(ステップS204)。例として、必要不可欠な1次データData1を層1とし、修正が容易な2次データData2を層2とする。
次に、ある特定の層について、チェックサムを演算チェックサムとして作製する必要性があるか否かを判定する(ステップS206)。例として、層1および層2の双方について、チェックサムの作製が必要と判定する。必要があれば(ステップS206のYES)、該当する層のチェックサムを演算チェックサムとして作製する(ステップS208)。例として、第1エリア43fから読み出された重要度が高い1次データData1の全部を加算して1次演算チェックサムSumfcを作製する。同様に、第2エリア43sから読み出された重要度が低い2次データData2の全部を加算して2次演算チェックサムSumscを作製する。
次に全ての層についてもチェックサムの要否を判断したか否か判定する(ステップS210)。全ての層についてもチェックサムの要否を判断していれば(ステップS210のYES)、1次データData1についての1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが同じか否か判定する(ステップS212)。
次に、2次データData2についての第2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが同じか否か判定する(ステップS216)。この場合、1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが異なれば、1次フラグを立てる(ステップS214)。第2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが異なれば、2次フラグを立てる(ステップS218)。なお、ステップS212は、1次データについてデータ異常を判定する手段として機能する。ステップS216は、2次データについてデータ異常を判定する手段として機能する。
1次データData1について1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが同じである条件と、次データData2について第2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが同じである条件の双方とが満足されると、メモリ43から読み出されたデータは正常であると判定されるため、フラグを立てずにメインルーチンにリターンする。
図8は、CPU41が実行する判定処理のフローチャートを示す。先ず、チェックサムに異常があるか否かについて、フラグチェックにより判定する(ステップS302)。すなわち、1次フラグおよび2次フラグのいずれかが立っているか否かを判定する。1次フラグおよび2次フラグの双方が立っていなければ、メモリ43から読み出されたデータは正常であると推定する(ステップS304)。
1次フラグが立っていれば(ステップS306のYES)、重要度が高い1次データData1にノイズがのっているおそれがあり、瑕疵と考えられるため、メモリ43の1次データData1は異常であると判定すると共に、1次データData1をメモリ43に再記憶させることを警告する警告信号を警告器57に出力する(ステップS308)。更にシャッター2の駆動を制限させる重制限を加える(ステップS310)。この重制限としては、シャッター2の閉鎖駆動に何らかの制限を加えることを意味する。重制限としては、操作スイッチ55が操作されたとしてもシャッター2の自動閉鎖駆動を不能にする第1制御、あるいは、操作スイッチ55が操作されている時間のときのみ、シャッター2を閉鎖方向に駆動できるようにする第2制御、シャッター2の開閉を禁止する制御等が必要に応じて挙げられる。シャッター2の閉鎖駆動は、シャッター2で異物を挟むおそれがあるため、閉鎖駆動は制限することが好ましい。なお、重制限といえども、自動および/または手動によるシャッター2の開放駆動については許可することができる。シャッター2の開放駆動は、シャッター2で異物を挟むおそれがないためである。
ここで、1次フラグが立っていなければ(ステップS306のNO)、2次フラグが立っており、重要度が低い修正が容易な2次データData2は異常であるおそれがあると推定されるものの、必要不可欠で重要度が高い1次データData1が正常であると推定されるため、シャッター2の閉鎖駆動および開放駆動は許可され(ステップS316)、修正が容易な第2データData2をメモリ43のエリア43sに更新させる旨をユーザまたはメンテナンス者またはメーカーに報知させる(ステップS318)。その後、メインルーチンにリターンする。
但し、必要不可欠で重要度が高い1次データData1が正常であるものの、修正が容易な2次データData2が異常であるおそれがあるため、場合によっては、シャッター2に対する軽制限として、シャッター2が開放するときの駆動速度Vopenよりも、シャッター2が閉鎖するときの駆動速度Vshutを遅延化させる制御、あるいは、シャッター2が開放するときの駆動速度Vopenを通常開放時の駆動速度Vopen-nよりも遅延化させると共に、シャッター2が閉鎖するときの駆動速度Vshutを通常閉鎖時の駆動速度Vshut-nよりも遅延化させる制御を実施することも、必要に応じてできる。シャッター2の開放とは異なり、シャッター2の閉鎖駆動は、シャッター2で異物を挟むおそれがあるためである。
ここで、上記したステップS214は判定手段または第1判定手段として機能する。ステップS218,ステップS316,ステップS318は第2判定手段として機能する。
(実施形態2)
図9は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を奏する。本実施形態によれば、図9の(a)は、メモリ43に保存したいデータを示す。図9の(a)に示すように、メモリ43に保存したいデータにおいて、シャッター2の駆動に関するデータのうち必要不可欠で重要度が高い1次データData1を層1として層別する。シャッター2の駆動に関するデータのうち1次データData1よりも重要度が低く修正が容易な2次データData2を層2として層別する。シャッター2の駆動に関するデータのうち2次データData2よりも重要度が更に低く修正が容易な3次データData3を層3として層別する。ここで、3次データData3は、現在の時刻のデータ、シャッター装置を駆動させたときの時刻のデータ、ユーザに関するデータ、ユーザが設定するデータ等であり、シャッター2を開閉させる本質的機能に対して関連性が低いデータである。
そして、シャッター装置の設計にあたり、上記した必要不可欠な1次データData1を加算(1次演算規則に相当)で演算結果に相当する合計値である1次保存チェックサムSumfm(1次保存情報に相当)を予め求めておく。同様に、修正が容易な2次データData2を加算(2次演算規則に相当)で加算した演算結果に相当する合計値である2次保存チェックサムSumsm(2次保存情報に相当)を予め求めておく。同様に、修正が容易な3次データData3を加算(2次演算規則に相当)で加算した演算結果に相当する合計値である3次保存チェックサムSumtm(3次保存情報に相当)を予め求めておく。
図9の(b)は、メモリ43に保存したデータを示す。図9の(b)に示すように、メモリ43は、シャッター2の駆動に関するデータのうち1次データData1を記憶して保存する第1エリア43fと、1次データData1の全部を加算した演算結果に相当する合計値である1次保存チェックサムSumfm(1次保存情報に相当)を記憶して保存する第2エリア43sと、1次データData1よりも重要度が低い2次データData2を記憶して保存する第3エリア43tと、2次データData2を加算(2次演算規則に相当)した演算結果に相当する合計値である2次保存チェックサムSumsm(2次保存情報に相当)を記憶して保存する第4エリア43eと、2次データData2よりも重要度が低い3次データData3を記憶して保存する第5エリア43hと、3次データData2を加算(3次演算規則に相当)した演算結果に相当する合計値である3次保存チェックサムSumtm(3次保存情報に相当)を記憶して保存する第6エリア43iとを有する。
停電時等のように、メモリ43に保存されているデータが正常であるか否かをチェックしたいときには、次のように行う。すなわち、図9の(c)は、メモリ43から読み出したデータを示す。図9の(c)に示すように、データチェック時には、CPU41は、メモリ43の第1エリア43fから1次データData1を読み出し、メモリ43の第2エリア43sから1次保存チェックサムSumfmを読み出し、メモリ43の第3エリア43tから2次データData2を読み出し、メモリ43の第4エリア43eから2次保存チェックサムSumsmを読み出し、メモリ43の第5エリア43hから3次データData3を読み出し、メモリ43の第6エリア43iから3次保存チェックサムSumtmを読み出す。
更に、データチェック時には、CPU41は、メモリ43の第1エリア43fから読み出した1次データData1の全部を再び加算(1次演算規則に相当する)した合計値である1次演算チェックサムSumfc(1次演算情報に相当する)を求め、且つ、メモリ43の第3エリア43tから読み出した2次データData2の全部を再び加算(2次演算規則に相当する)した合計値である2次演算チェックサムSumsc(2次演算情報に相当する)を求め、且つ、メモリ43の第5エリア43hから読み出した3次データData3の全部を再び加算(3次演算規則に相当する)した合計値である3次演算チェックサムSumtc(3次演算情報に相当する)を求める。
その後、CPU41は、1次保存チェックサムSumfmと1次演算チェックサムSumfcとを比較する。更にCPU41は、2次保存チェックサムSumsmと2次演算チェックサムSumscとを比較する。更にCPU41は、3次保存チェックサムSumtmと3次演算チェックサムSumtcとを比較する。
そして1次データData1に関する1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが異なるときには、メモリ43から読み出された必要不可欠な1次データData1にノイズがのっているおそれがあり、メモリ43に保存されていたデータData1,Data2,Data3は正常ではないと推定される。このため、CPU41は、シャッター2の駆動において重制限を加えると共に、少なくとも1次データData1をメモリ43の第1エリア43fに再記憶させる警告を警告器57に出力する。この場合、メンテナンス者またはメーカーは少なくとも重要度が高い1次データData1をメモリ43の第1エリア43fに再記憶させる処理を前述したように実施する。
また、仮に、2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが異なるときであっても、必要不可欠な1次データData1に関係する1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが同じあるときには、メモリ43から読み出された必要不可欠な1次データData1にノイズがのっているおそれがないと推定される。この場合、CPU41はシャッター2の閉鎖駆動および開放駆動を許可する。同様に、仮に、3次演算チェックサムSumtcと3次保存チェックサムSumtmとが異なるときであっても、1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが同じあるときには、メモリ43から読み出された必要不可欠な1次データData1にノイズがのっているおそれがないと推定されるため、CPU41はシャッター2の閉鎖駆動および開放駆動を許可する。
このように本実施形態によれば、2次演算チェックサムSumscと2次保存チェックサムSumsmとが異なるときであっても、また、3次演算チェックサムSumtcと3次保存チェックサムSumtmとが異なるときであっても、1次演算チェックサムSumfcと1次保存チェックサムSumfmとが同じである限り、重要度が高い必要不可欠な1次データData1は正常であるため、シャッター2の閉鎖駆動および開放駆動は許可されており、操作者は操作スイッチ55の操作に応じてシャッター2を開閉させることができる。
この場合、操作者による操作スイッチ55の操作により、2次データData2についてのデータ更新処理を行うことができる。このデータ更新処理においては、前述したように操作者が操作スイッチ55を操作してシャッター2の開放作動を行い、シャッター2の座板24のストッパー24aを基部1の上端ストッパー13に当て、シャッター2を全開位置を検知させる。その後、操作者による操作スイッチ55の操作により、あるいは、自動で、シャッター2が閉鎖作動を行うため、シャッター2の座板24が床面9に着地し、着地後にシャッター2が所定量移動することにより、スラット20の嵌合凸部25と嵌合凹部26との嵌め込みを完了し、シャッター2を全閉位置とする。このように全開位置から全閉位置に移行するまでの間において発生するモータ31の駆動電流値を、2次データData2としてメモリ43の第3エリア43tに保存し、更新処理を終了する。この場合、それまでにメモリ43の第3エリア43tに保存されていた第2データは廃棄される。なお、第3データData3についてはユーザ等の操作者がメモリ43の第5エリア43hに必要に応じて更新させる。
(実施形態3)
図10は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1,2と基本的には同様の構成、同様の作用効果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明する。本実施形態によれば、図10の(a)に示すように、メモリ43に保存したいデータにおいて、シャッター2の駆動に関するデータのうち必要不可欠で重要度が高い1次データData1を層1として層別する。シャッター2の駆動に関するデータのうち修正が容易で重要度が低い3次データData3を層2として層別する。シャッター2の駆動に関するデータのうち重要度が1次データData1よりは低いものの、2次データData2よりは重要度が高い2次データData2を層3として層別する。3次データData3は、現在の時刻のデータ、シャッタ装置を駆動させたときの時刻のデータ、ユーザに関するデータ、ユーザが設定するデータ等であり、シャッター2を開閉させる本質的機能に対して関連性が低いデータである。
図10から理解できるように、1次データData1の全部を合計して1次保存チェックサムSumfmを作製し、2次データData2の全部を合計した2次保存チェックサムSumsmを作製する。しかし重要度が低い3次データData3についてはチェックサムを作製しない。
図10の(b)は、メモリ43に保存したデータを示す。図10の(b)に示すように、メモリ43は、1次データData1を記憶して保存する第1エリア43fと、1次データData1の全部を加算した1次保存チェックサムSumfm(1次保存情報に相当する)を記憶して保存する第2エリア43sと、3次データData3を記憶して保存する第3エリア43tと、2次データData2を記憶して保存する第4エリア43eと、2次データData2の全部を加算した2次保存チェックサムSumsm(2次保存情報に相当する)を記憶して保存する第5エリア43hとを有する。
(実施形態4)
図11は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1,2,3と基本的には同様の構成、同様の作用効果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明する。本実施形態によれば、図11の(a)は、メモリ43に保存したいデータを示す。図11の(a)に示すように、メモリ43に保存したいデータにおいて、シャッター2の駆動に関するデータのうち1次データData1(シャッター2の駆動に必要不可欠なデータ)を、層1として層別する。シャッター2の駆動に関するデータのうち重要度が低い2次データData2(修正が容易なデータ)を、層2として層別する。図11から理解できるように、1次データData1の全部を加算した合計値である1次保存チェックサムSumfmを予め作製する。更に、1次データData1および2次データData2の全体の全部を加算した合計値である全体保存チェックサムSumtotalを予め作製する。
図11の(b)に示すように、メモリ43は、1次データData1を記憶して保存する第1エリア43fと、2次データData2を記憶して保存する第2エリア43sと、1次データData1の全部を加算した1次保存チェックサムSumfm(1次保存情報に相当する)を記憶して保存する第3エリア43tと、全体保存チェックサムSumtotal(2次保存情報の一種に相当する)を記憶して保存する第4エリア43eとを有する。
(実施形態5)
図12および図13は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態は図8に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明する。図12に示すように、ステップS306のNOによれば、重要度が低い2次データData2が異常であるかもしれないが、必要不可欠で重要度が高い1次データData1が正常であると推定され、シャッター2の開閉には特段の弊害はないと推定される。このため、ステップS306のNOであれば、CPU41は、シャッター2の駆動を許可するものの(ステップS316)、シャッター2の開放速度および/または閉鎖速度を遅延化させて低速化させる遅延化処理を行う。
この場合、図13に示すように、メモリ43のうち予備用保存エリアとして機能する予備エリア43uには、速度データDataxyが保存されている。速度データDataxyは、モータ駆動速度を通常のモータ駆動速度よりも低速化させたデータである。そして、CPU41は、ステップS320において、エリア43uに保存されている速度データDataxyを読み出し、速度データDataxyに基づいてモータ31を低速駆動させ、シャッター2の閉鎖速度および/または開放速度を低速化させる。これによりシャッター2の駆動速度を遅延化させる。この場合、メモリ43のうち2次データData2を保存するためのエリア43sにメンテナンス者が本来のモータ駆動速度を再記憶させるまで、シャッター2は、通常駆動速度よりも遅延化させた低速な速度で開放駆動および/または閉鎖駆動することになる。これによりシャッター装置に対する安全性および信頼性を更に向上させることができる。なお、閉鎖駆動のみ速度を遅延化させても良いが、開放駆動の速度についても遅延化させても良い。
(実施形態6)
本実施形態は実施形態は図8に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を奏し、図12および図13を準用する。以下、相違する部分を中心として説明する。ステップS306のNOによれば、重要度が低い2次データData2が異常であるかもしれないが、必要不可欠で重要度が高い1次データData1が正常であると推定され、シャッター2の開閉には特段の弊害はないと推定される。このため、ステップS306のNOであれば、CPU41は、シャッター2の駆動を許可する(ステップS316)。
本実施形態によれば、図13に示すように、メモリ43のうち予備用保存エリアとして機能する予備エリア43uには、速度データDataxyが保存されている。速度データDataxyは、通常のモータ駆動の速度データと同一の速度データが予め保存されている。そして、CPU41は、ステップS320において、予備エリア43uに保存されている速度データDataxyを読み出し、速度データDataxyをメモリ43の第2エリア43sに2次データData2として書き込むと共に、速度データDataxyに基づいてモータ31を駆動させ、シャッター2の閉鎖駆動および/または開放駆動させる。これによりシャッター2の駆動速度は直ちに通常の駆動速度に設定され、シャッター2は通常の駆動速度で駆動される。
(実施形態7)
本実施形態は実施形態は図8に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を奏し、図12および図13を準用する。以下、相違する部分を中心として説明する。予備用保存エリアとして機能する予備エリア43uに保存されている速度データDataxyは、複数の異なる種類のシャッター装置に共用される標準データとされている。そして、CPU41は、ステップS320において、予備エリア43uに保存されている速度データDataxyを読み出し、速度データDataxyをメモリ43の第2エリア43sに2次データData2として書き込むと共に、速度データDataxyに基づいてモータ31を駆動させ、シャッター2の閉鎖駆動および/または開放駆動させる。これによりシャッター2の駆動速度は標準データに基づいて直ちに設定される。
(他の実施形態)
上記した実施形態によれば、シャッター2において、隣接するスラット20の嵌合凸部25と嵌合凹部26とを互いに嵌合させる構造を採用しているが、スラット20は嵌合凸部25および嵌合凹部26を有しない構造でも良い。この構造の場合には、シャッター2の下端部の座板24が下降して床面9に着地したとき、シャッター2は基本的には全閉位置とされる。チェックサムの作製にあたり、加算を用いているが、乗算でも良いし、データを順に減算または除算しても良いし、あるいは方程式を用いても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態についても適用できる。
本発明は例えば家屋、ビル、マンション、倉庫、船体、車両等の構造物に使用されるシャッター装置に利用できる。
実施形態1に係り、シャッター装置を模式的に示す正面図である。 シャッターを構成するスラットの嵌合構造を模式的に示す断面図である。 シャッターの座板のスラットが基部の上端ストッパーに当たる形態を模式的に示す図である。 制御装置を示すブロック図である。 メモリに保存したいデータ、メモリに保存したデータ、メモリから読み出されたデータ、チェックサム同士を比較している形態を示す説明図である。 保存したいデータについてチェックサムを作製してメモリに保存する処理を示すフローチャートである。 メモリに保存してあるデータを読み出してチェックサムを演算し、チェックサム同士を比較する処理を示すフローチャートである。 チェックサム同士を比較した後の処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係り、メモリに保存したいデータ、メモリに保存したデータ、メモリから読み出されたデータ、チェックサム同士を比較している形態を示す説明図である。 実施形態3に係り、メモリに保存したいデータ、メモリに保存したデータを示す説明図である。 実施形態4に係り、メモリに保存したいデータ、メモリに保存したデータを示す説明図である。 実施形態5に係り、チェックサム同士を比較した後の処理を示すフローチャートである。 実施形態5に係り、メモリに保存したデータを示す説明図である。
符号の説明
1は基部、10は収容箱、2はシャッター、20はスラット、22は線状体、24は座板、3は駆動部、30は巻取体、31はモータ、33はパルスエンコーダ、4は制御装置、41はCPU、43はメモリ(記憶要素)、43fは第1エリア、43sは第2エリア、43tは第3エリア、43eは第4エリア、43uは予備エリア(予備用保存エリア)を示す。

Claims (7)

  1. 駆動により開口に対して開閉駆動されるシャッターと、前記シャッターを開閉方向に駆動させる駆動部と、前記駆動部の駆動を制御する制御装置とを具備するシャッター装置であって、
    前記制御装置は、
    前記シャッターの駆動に関するデータのうち、前記シャッターの駆動に関して重要度が高い1次データとそれ以外の2次データとを記憶して保存すると共に、前記1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次保存情報を記憶して保存する記憶要素と、
    前記記憶要素に記憶されて保存されている前記データのうち、少なくとも前記1次データを読み出し、前記記憶要素から読み出された前記1次データを前記1次演算規則で演算して演算結果を求める演算手段と、
    前記記憶要素から読み出された前記1次データを前記1次演算規則で演算した演算結果に関する1次演算情報と、前記記憶要素に記憶されて保存されている前記1次保存情報とを比較し、前記1次演算情報と前記1次保存情報とが異なるとき、前記記憶要素から読み出された前記データが正常でないと判定する判定手段とを具備することを特徴とするシャッター装置。
  2. 駆動により開口に対して開閉駆動されるシャッターと、前記シャッターを開閉方向に駆動させる駆動部と、前記駆動部の駆動を制御する制御装置とを具備するシャッター装置であって、
    前記制御装置は、
    前記シャッターの駆動に関するデータのうち、前記シャッターの駆動に関して重要度が高い1次データを記憶して保存すると共に、前記1次データを1次演算規則で演算した演算結果に関する1次保存情報を記憶して保存し、且つ、前記シャッターの駆動に関する前記データのうち、前記シャッターの駆動に関して前記1次データよりも重要度が低い2次データを記憶して保存すると共に、前記2次データまたは前記2次データを含むデータを2次演算規則で演算した演算結果に関する2次保存情報を記憶して保存する記憶要素と、
    前記記憶要素に記憶されて保存されている前記データのうち、少なくとも前記1次データおよび前記2次データを読み出し、前記記憶要素から読み出された前記1次データを前記1次演算規則で演算して演算結果を求め、且つ、前記記憶要素から読み出された前記2次データまたは前記2次データを含むデータを前記2次演算規則で演算して演算結果を求める演算手段と、
    前記記憶要素から読み出された前記1次データを前記1次演算規則で演算した演算結果に関する1次演算情報と、前記記憶要素に記憶されて保存されている前記1次保存情報とを比較し、前記1次演算情報と前記1次保存情報とが異なるとき、前記記憶要素から読み出された前記1次データが正常でないと判定する第1判定手段と、
    前記記憶要素から読み出された前記2次データを前記2次演算規則で演算した演算結果に関する2次演算情報と、前記記憶要素に記憶されて保存されている前記2次保存情報とを比較し、前記2次演算情報と前記2次保存情報とが異なるとき、前記記憶要素から読み出された前記2次データが正常でないと判定すると共に、前記1次演算情報と前記1次保存情報とが同じであれば、前記シャッターの駆動を許可する第2判定手段とを具備することを特徴とするシャッター装置。
  3. 請求項1または2において、前記記憶要素に記憶されている前記データが正常でないと判定されるとき、前記制御装置は、前記シャッターの駆動に関する前記データのうち少なくとも前記1次データを前記記憶要素に再記憶させる警告を出力することを特徴とするシャッター装置。
  4. 請求項2または3において、前記1次データが正常であり前記2次データが正常でないと判定されたとき、前記制御装置は、前記シャッターの駆動を許可し、前記シャッターの駆動速度を通常駆動速度よりも遅延させて前記シャッターを開放駆動または閉鎖駆動させることを特徴とするシャッター装置。
  5. 請求項2〜4のうちの一項において、前記1次データが正常であり前記2次データが正常でないと判定されたとき、前記制御装置は、前記シャッターの駆動を許可し、前記シャッターをこれの全閉位置と全開位置との間において開放駆動または閉鎖駆動させることにより、前記記憶要素に記憶されている前記2次データを廃棄しつつ、新しい2次データを前記記憶要素のエリアに保存することにより前記2次データを更新させることを特徴とするシャッター装置。
  6. 請求項2〜5のうちの一項において、前記記憶要素は、前記記憶要素のうち前記2次演算規則で演算される前記2次データを保存しているエリアの他に、前記2次データと同一のデータ、または、複数の種類のシャッター装置に共用される標準データを保存する予備用保存エリアを備えており、
    前記1次データが正常であり前記2次データが正常でないと判定されたとき、前記制御装置は、前記シャッターの駆動を許可し、前記制御装置は、前記予備用保存エリアに保存されている前記データを読み出して前記シャッターを駆動させることを特徴とするシャッター装置。
  7. 請求項1〜6のうちの一項において、前記1次データは、前記シャッターの全閉位置と全開位置との間におけるシャッター移動量に関する物理量であり、前記2次データは、前記シャッターの閉鎖駆動および/または開放駆動に必要なモータ駆動電流値であることを特徴とするシャッター装置。
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