JP6689016B2 - トンネル内消火栓設備 - Google Patents
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Description
本発明は、ホース収納部と、ホース収納部への消火用水の供給を制御する放水制御機構とが分離配置されたトンネル内消火栓設備であって、
放水制御機構は、
給水本管から分岐した配管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放してホース収納部へ消火用水を供給する一斉開放弁と、
一斉開放弁にパイロット圧を供給して開放駆動させると共に、一斉開放弁からパイロット圧を排出して閉鎖駆動させるパイロット回路部と、
を備えたことを特徴とする。
一斉開放弁は、シリンダ室へのパイロット圧の供給により開放駆動し、シリンダ室からのパイロット圧の排出により閉鎖駆動する開閉駆動部を備え、
パイロット回路部は、
一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給する起動用パイロット電動弁と、
一斉開放弁のシリンダ室を一斉開放弁の2次側に連通させる配管に設けられ、起動用パイロット電動弁が閉鎖した状態でシリンダ室のパイロット圧を排出させるオリフィスと、
を備え、更に、
放水操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を開動作させて一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放駆動させ、放水停止操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を閉動作させることにより、オリフィスを介して一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットを備える。
一斉開放弁は、シリンダ室へのパイロット圧の供給により開放駆動し、シリンダ室からのパイロット圧の排出により閉鎖駆動する開閉駆動部を備え、
パイロット回路部は、
一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給する起動用パイロット電動弁と、
一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出させる停止用パイロット電動弁と、
を備え、更に、
放水操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を開動作させて一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放駆動させ、放水停止操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を閉動作させると共に、停止用パイロット電動弁を開動作させて一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットを備える。
一斉開放弁は、シリンダ室へのパイロット圧の供給により開放駆動し、シリンダ室からのパイロット圧の排出により閉鎖駆動する開閉駆動部を備え、
パイロット回路部は、放水位置で一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給すると共に、放水停止位置で一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出するパイロット三方切替弁を備え、更に、
放水操作に伴う制御信号によりパイロット三方切替弁を放水位置に切り替えて一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放させ、放水停止操作に伴う制御信号によりパイロット三方切替弁を放水停止位置に切り替えて一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットを備える。
パイロット回路部は、ホース収納部側に設けられた操作部の操作により遠隔的に開閉制御される。
放水制御機構は、更に、
一斉開放弁の1次側に接続された逆止弁と、
一斉開放弁の2次側に接続された自動調圧弁と、
一斉開放弁と自動調圧弁の間に設けられた仕切弁と、
仕切弁と前記一斉開放弁との間に分岐接続された試験用排水弁と、
を備える。
自動調圧弁に替えて定流量弁が設けられる。
ホース収納部は、通常監視時は昇降機構により監視員通路下に配置され、消火栓を使用する場合に、昇降機構の作動により監視員通路上に上昇して保持され、
放水制御機構は、監視員通路の下側に形成された管理用通路に設置される。
ホース収納部は、監視員通路の路面から道路に面した壁面に掛けて形成された開口部に設けられた消火栓扉の内部に設置され、
放水制御機構は、監視員通路の下側に形成された管理用通路に設置される。
本発明は、ノズル付きホースが収納されたホース収納部と、ノズル付きのホースに対する消火用水の供給を制御する放水制御機構が分離配置されたトンネル内消火栓設備に於いて、放水制御機構に、給水本管から分岐された分岐管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放されてホース収納部へ消火用水を供給する一斉開放弁と、一斉開放弁にパイロット圧を供給して開放駆動させると共に一斉開放弁からパイロット圧を抜いて閉鎖駆動させるパイロット回路部とが設けられたため、ホース収納部に対し分離配置された放水制御機構に設けられるパイロット回路部に使用する電動弁は、一斉開放弁を設けている口径の大きな給水配管に比べ口径が十分に小さいパイロット配管に設けることから、小型の電動弁とすることができ、電動弁の小型化に伴い設備コスト及び修理交換に伴う運用コストが低減することができる。
また,一斉開放弁は、シリンダ室に対するパイロット圧の供給により開放駆動させ、シリンダ室からのパイロット圧の排出により閉鎖駆動させる開閉駆動部を備え、パイロット回路部は、一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給する起動用パイロット電動弁と、一斉開放弁のシリンダ室を2次側に連通させる配管に設けられ、起動用パイロット電動弁が閉鎖された状態でシリンダ室のパイロット圧を排出させるオリフィスとを備え、更に、放水操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を開動作させて一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放駆動させ、放水停止操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を閉動作させることにより、オリフィスを介して一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットが設けられたため、小型で低価格のパイロット電動弁1台の遠隔操作によるパイロット圧の制御で一斉開放弁を開閉駆動して、消火用水の放水開始と放水停止が確実に実現される。
また、一斉開放弁は、シリンダ室に対するパイロット圧の供給により開放駆動させ、シリンダ室からのパイロット圧の排出により閉鎖駆動させる開閉駆動部を備え、パイロット回路部は、一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給する起動用パイロット電動弁と、一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出させる停止用パイロット電動弁とを備え、更に、放水操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を開動作させて一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放駆動させ、放水停止操作に伴う制御信号により起動用パイロット電動弁を閉動作させると共に停止用パイロット電動弁を開動作させて一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットが設けられたため、小型で低価格のパイロット電動弁2台の遠隔操作によるパイロット圧の制御で一斉開放弁を開閉駆動して、消火用水の放水開始と放水停止が確実に実現される。
また、一斉開放弁は、シリンダ室に対するパイロット圧の供給により開放駆動させ、シリンダ室からのパイロット圧の排出により閉鎖駆動させる開閉駆動部を備え、パイロット回路部は、放水位置で一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給すると共に放水停止位置で一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を排出させるパイロット三方切替弁を備え、更に、放水操作に伴う制御信号によりパイロット三方切替弁を放水位置に切り替えて一斉開放弁のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放させ、放水停止操作に伴う制御信号によりパイロット三方切替弁を放水停止位置に切り替えて一斉開放弁のシリンダ室からパイロット圧を抜いて閉鎖駆動させる制御ユニットが設けられたため、小型で低価格のパイロット三方切替弁1台の遠隔操作によるパイロット圧の制御で一斉開放弁を開閉駆動して、消火用水の放水開始と放水停止が確実に実現される。
また、パイロット回路部は、ホース収納部側に設けられた操作部の操作により遠隔的に開閉制御されるため、ホース収納部から離れた場所に分離配置されていても、確実に消火用水の供給停止が操作できる。
また、放水制御機構は、更に、一斉開放弁の2次側に接続された自動調圧弁と、一斉開放弁と自動調圧弁の間に設けられた仕切弁と、仕切弁と一斉開放弁との間に分岐接続された試験用排水弁とが設けられたため、自動調圧弁によりノズル付きホースに対する給水圧力が所定圧に維持されて安定した放水を可能とし、また、仕切弁を閉鎖して試験用排水弁を開くことで、試験排水弁2次側に試験用ホース等の試験治具を装着した状態で、ノズル付きホースから放水させることなく、実放水による点検を可能とする。
また、自動調圧弁に替えて定流量弁が設けられたことで、給水本管かせの給水圧力が変動しても、常にノズル付きホースに所定流量の消火用水を供給することができ、安定した放水能力を確保可能とする。
また、ホース収納部は、通常監視時は昇降機構により監視員通路内に収納され、消火栓を使用する場合に、昇降機構の作動により監視員通路上の露出位置に上昇して保持され、放水制御機構は、監視員通路の下側に形成された管理用通路に設置されたため、トンネル内で火災を伴う車両事故の発生時には、所定のスイッチ操作を行うと、監視員通路内に収納されているホース収納部が昇降機構により押し上げられて監視員通路の路面上に露出し、消火栓扉の開放操作を必要とすることなく、監視員通路上に露出したホース収納部から簡単且つ容易にノズル付きホースを引き出して消火を行うことができる。
また、ホース収納部は、監視員通路の路面から道路に面した壁面に掛けて形成された開口部に設けられた消火栓扉の内部に設置され、放水制御機構は、監視員通路の下側に形成された管理用通路に設置されたため、トンネル内で火災を伴う車両事故の発生時には、消火栓扉を開くことで、ホース収納部が監視員通路及び道路側に開口し、道路側からも監視員通路からも簡単且つ容易にノズル付きのホースを引き出して消火を行うことができる。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2はホース収納部を昇降させる消火栓設備を道路側から示した説明図、図3は図2の消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図、図4は図2の消火栓設備におけるホース収納部の内部構造を監視員通路の断面で示した説明図、図5は昇降機構によりホース収納部を上昇して監視員通路上に露出させた状態を路面側から見た断面で示した説明図である。
図2に示すように、消火栓設備16のホース収納部44は、手摺り40を設けた監視員通路14の床面下の内部空間に設置されており、パンタグラフ機構を用いた昇降機構46の水圧シリンダ60の駆動により、昇降自在に配置されている。
図3及び図4に示すように、監視員通路14の消火栓設備16の設置場所に対応した路面には、矩形の消火栓昇降口42が開口されており、消火栓昇降口42の開口縁の上部には段部42aが形成されている。
(通常監視時)
図1に示すトンネル10の道路を車両が通行している通常監視時にあっては、図2乃至図4に示すように、消火栓設備16のホース収納部44は、制御機構収納部45に設けられた放水制御回路からの消火用水の供給が停止されていることで、昇降機構46の水圧シリンダ60はピストン61を最下点に位置させ、これにより昇降機構46はホース収納部44を監視員通路14の内部空間に収納し、筐体48の上面の路面板50を消火栓昇降口42の段部42aに押し当てて支えており、監視員通路14内に消火栓設備16を設置していても、監視員通路14を通る人の通行を妨げたり、危険を及ぼすことはない。
一方、トンネル10内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、利用者は火災発生場所に近い消火栓設備16に出向き、図2に示す通報装置パネル28の発信機32を押して監視センターの防災受信盤に火災通報信号を送信し、防災受信盤から確認応答信号を受信して応答ランプ34が点灯されると共に赤色表示灯30が点滅され、監視センター側への通報完了を確認する。
図6は管理用通路内に設置した制御機構収納部に設けられた放水制御機構と昇降制御機構の実施形態を示した説明図である。
図7は放水制御機構に設けられたパイロット回路部の実施形態を示した説明図である。
ホース収納部44から引き出されたノズル付きホースから消火用水を放水させる制御を行う。
図8は放水制御機構に設けられたパイロット回路部の実施形態を示した説明図であり、本実施形態は、起動用と停止用の2台のパイロット電動弁を設けたことを特徴とする。
図9は放水制御機構に設けられたパイロット回路部の他の実施形態を示した説明図である。
図6に示すように、昇降制御回路66は、三方切替弁82,84を備える。三方切替弁82,84は、モータ駆動により切替え作動される電動切替弁である。三方切替弁82はポートa,bが連通される上昇切替え位置と、ポートb,cが連通される下降切替え位置の2位置切替えが可能である。また、三方切替弁84はポートb,cが連通される上昇切替え位置と、ポートa,bが連通される下降切替え位置の2位置切替えが可能である。
0と逆止弁92の並列回路か接続される。
通常監視時にあっては、三方切替弁82,84は、ポートb,cを連通させた切替え位置にあり、水圧シリンダ60の上昇用シリンダ室及び下降用シリンダ室は共に排水側に連通されており、ホース収納部44の重量による負荷圧を受けて下降停止位置にあり、ホース収納部44を監視員通路14内に収容させている。
図10はトンネル内消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図、図11はホース収納部の構造を側面から見た断面で示した説明図である。
図10及び図11に示すように、本実施形態の消火栓設備16は、ホース収納部44を監視員通路14内に固定設置し、その下の管理用通路20に制御機器収納部45が分離配置されたことを特徴とする。
消火栓扉96をハンドルの操作によるロック解除で上向き回りに開放すると、扉開口を介して内部に設置しているホース収納部44が操作可能となる。ホース収納部44は箱形に形成した筐体48の前面開口に4本のフレームパイプを配置して間にホース取出口55が形成されている。ホース収納部44の内部には、先端にノズル56を装着したホース54が内巻きした状態で収納され、内巻したホース54の中央部分にホース先端に装着したノズル56を位置させ、前面開口からのノズル56の取出しを可能にしている。
(一斉開放弁)
上記の実施形態は、放水操作により駆動部のシリンダ室にパイロット圧を供給して開放駆動させる加圧駆動型の一斉開放弁を例にとっているが、これに限定されない。例えば、駆動部のシリンダ室に初期状態で消火用水を供給してパイロット圧を封じ込め、放水操作によりシリンダ室の消火用水を排出してパイロット圧を抜くことで開放駆動させる減圧駆動型の一斉開放弁としても良い。
上記の実施形態で示した消火栓設備のホース類や消火栓弁等のバルブ類、通報装置の構成及び配置、その他の構成については任意であり、適宜の構成を採用して良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
24:給水本管
24a:分岐配管
28:通報装置パネル
36a:上昇スイッチ
36b:下降スイッチ
38a:放水スイッチ
38b:放水停止スイッチ
42:消火栓昇降口
44:ホース収納部
45:制御機構収納部
46:昇降機構
48:筐体
50:路面板
54:ホース
55:ホース取出口
56:ノズル
60:水圧シリンダ
62:連結ホース
63:ピストンロッド
64:放水制御機構
65:フレキシブルジョイント
66:昇降制御機構
68,78,88,92:逆止弁
70:一斉開放弁
72:パイロット回路部
74:仕切弁
75:試験用排水弁
76:自動調圧弁
80:定流量弁
82,84:三方切替弁
86,90:流量制御弁
96:消火栓扉
98:消火器扉
100:起動用パイロット電動弁
102:手動起動弁
104:オリフィス
106:停止用パイロット電動弁
108:手動停止弁
110:パイロット三方切替弁
Claims (8)
- ホース収納部と、前記ホース収納部への消火用水の供給を制御する放水制御機構とが分離配置されたトンネル内消火栓設備であって、
前記放水制御機構は、
給水本管から分岐した配管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放して前記ホース収納部へ前記消火用水を供給する一斉開放弁と、
前記一斉開放弁に前記パイロット圧を供給して開放駆動させると共に、前記一斉開放弁から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させるパイロット回路部と、
を備え、
前記一斉開放弁は、シリンダ室への前記パイロット圧の供給により開放駆動し、前記シリンダ室からの前記パイロット圧の排出により閉鎖駆動する開閉駆動部を備え、
前記パイロット回路部は、
前記シリンダ室に前記パイロット圧を供給する起動用パイロット電動弁と、
前記シリンダ室を前記一斉開放弁の2次側に連通させる配管に設けられ、前記起動用パイロット電動弁が閉鎖した状態で前記シリンダ室のパイロット圧を排出させるオリフィスと、
を備え、更に、
放水操作に伴う制御信号により前記起動用パイロット電動弁を開動作させて前記シリンダ室に前記パイロット圧を供給して開放駆動させ、放水停止操作に伴う制御信号により前記起動用パイロット電動弁を閉動作させることにより、前記オリフィスを介して前記シリンダ室から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットを備えたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- ホース収納部と、前記ホース収納部への消火用水の供給を制御する放水制御機構とが分離配置されたトンネル内消火栓設備であって、
前記放水制御機構は、
給水本管から分岐した配管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放して前記ホース収納部へ前記消火用水を供給する一斉開放弁と、
前記一斉開放弁に前記パイロット圧を供給して開放駆動させると共に、前記一斉開放弁から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させるパイロット回路部と、
を備え、
前記一斉開放弁は、シリンダ室への前記パイロット圧の供給により開放駆動し、前記シリンダ室からの前記パイロット圧の排出により閉鎖駆動する開閉駆動部を備え、
前記パイロット回路部は、
前記シリンダ室に前記パイロット圧を供給する起動用パイロット電動弁と、
前記シリンダ室から前記パイロット圧を排出する停止用パイロット電動弁と、
を備え、更に、
放水操作に伴う制御信号により前記起動用パイロット電動弁を開動作させて前記シリンダ室に前記パイロット圧を供給して開放駆動させ、放水停止操作に伴う制御信号により前記起動用パイロット電動弁を閉動作させると共に、前記停止用パイロット電動弁を開動作させて前記シリンダ室から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットを備えたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- ホース収納部と、前記ホース収納部への消火用水の供給を制御する放水制御機構とが分離配置されたトンネル内消火栓設備であって、
前記放水制御機構は、
給水本管から分岐した配管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放して前記ホース収納部へ前記消火用水を供給する一斉開放弁と、
前記一斉開放弁に前記パイロット圧を供給して開放駆動させると共に、前記一斉開放弁から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させるパイロット回路部と、
を備え、
前記一斉開放弁は、シリンダ室への前記パイロット圧の供給により開放駆動し、前記シリンダ室からの前記パイロット圧の排出により閉鎖駆動する開閉駆動部を備え、
前記パイロット回路部は、放水位置で前記シリンダ室に前記パイロット圧を供給すると共に、放水停止位置で前記シリンダ室から前記パイロット圧を排出するパイロット三方切替弁を備え、更に、
放水操作に伴う制御信号により前記パイロット三方切替弁を前記放水位置に切り替えて前記シリンダ室に前記パイロット圧を供給して開放させ、放水停止操作に伴う制御信号により前記パイロット三方切替弁を前記放水停止位置に切り替えて前記シリンダ室から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させる制御ユニットを備えたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- ホース収納部と、前記ホース収納部への消火用水の供給を制御する放水制御機構とが分離配置されたトンネル内消火栓設備であって、
前記放水制御機構は、
給水本管から分岐した配管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放して前記ホース収納部へ前記消火用水を供給する一斉開放弁と、
前記一斉開放弁に前記パイロット圧を供給して開放駆動させると共に、前記一斉開放弁から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させるパイロット回路部と、
を備え、
前記放水制御機構は、更に、
前記一斉開放弁の1次側に接続された逆止弁と、
前記一斉開放弁の2次側に接続された自動調圧弁と、
前記一斉開放弁と前記自動調圧弁の間に設けられた仕切弁と、
前記仕切弁と前記一斉開放弁との間に分岐接続された試験用排水弁と、
を備えたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項4記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記自動調圧弁に替えて定流量弁が設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1乃至5の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記ホース収納部は、監視員通路の路面から道路に面した壁面に掛けて形成された開口部に設けられた消火栓扉の内部に設置され、
前記放水制御機構は、前記監視員通路の下側に形成された管理用通路に設置されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- ホース収納部と、前記ホース収納部への消火用水の供給を制御する放水制御機構とが分離配置されたトンネル内消火栓設備であって、
前記放水制御機構は、
給水本管から分岐した配管に接続され、パイロット圧の供給を受けて開放して前記ホース収納部へ前記消火用水を供給する一斉開放弁と、
前記一斉開放弁に前記パイロット圧を供給して開放駆動させると共に、前記一斉開放弁から前記パイロット圧を排出して閉鎖駆動させるパイロット回路部と、
を備え、
前記ホース収納部は、通常監視時は昇降機構により監視員通路下に配置され、消火栓を使用する場合に、前記昇降機構の作動により前記監視員通路上に上昇して保持され、
前記放水制御機構は、前記監視員通路の下側に形成された管理用通路に設置されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求1乃至7の何れかに記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記パイロット回路部は、前記ホース収納部側に設けられた操作部の操作により遠隔的に制御されることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
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