JP6686479B2 - 画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システムおよび画像形成方法に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタなどの画像形成システムにおいては、感光体に形成した静電潜像を、現像器により現像してトナー画像を形成し、これを用紙上に転写し、加熱定着することで、用紙面に画像を形成する。
この現像器からトナーが消費されると、その消費量に見合ったトナーが現像器内に補給される。現像器内部では、補給されたトナーは現像器内でキャリアと混合、攪拌することで所定の帯電量の電荷が付与される。
トナーの消費量が一定以上であれば、現像器内のトナーは消費、補給のサイクルによって古いトナーは消費され、新しいトナーが補給されるので、現像器内のトナーの性能は維持される。しかしながら、トナーの消費量が極端に少ない場合には、トナーの現像器内の滞留時間が長くなるため、長時間の攪拌によるストレスによって、トナー表面に添加した外添剤のトナー表面への埋没やトナー表面から剥離により、トナーの電荷が低下したり、電荷分布がブロードになったりする。このような劣化したトナーでは、画質劣化やトナーの飛散が発生する。
このような問題に対しては、現像器内のトナーの劣化度を判断する指標として、所定期間内で画像カバレッジ(印字率)をモニターし、低カバレッジの印刷が続いた場合には、現像器内のトナーが劣化したと判断する。そして、トナーが劣化した場合にはパッチ画像(以下、「捨てパッチ」ともいう)を形成して現像器内のトナーを強制的に消費させて、新しいトナーに入れ替える技術が知られている。
例えば特許文献1に開示された画像形成装置においては、トナー排出量が所定量以上になるように、連続紙の両サイドに用紙の搬送方向に延在するトナー排出用の帯画像を形成している。
特開2015−55673号公報
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置では、両サイドの帯画像を形成する領域内に画像を形成することはできず、連続紙の全面を有効に利用できない。また帯画像は後工程で裁断、廃棄する必要があり、余分な後工程が必要となる。
また、捨てパッチを形成する従来技術においては、連続紙に画像を形成する場合には、途中に捨てパッチを形成せざるを得ず、その捨てパッチを形成する間は印刷ジョブを中断する必要が生じ、生産性が悪化する。また、連続紙を後工程で裁断する場合において、画像を等間隔で連続して形成した場合には、途中に捨てパッチが挿入されることにより間隔が不連続になり、等間隔を前提とする後処理に影響が生じる。
またカット紙においても同様の問題がある。例えば連続して画像を形成する際に、用紙間に捨てパッチを形成した場合、用紙間に画像安定化モニター用のパッチを形成している場合や、用紙間が捨てパッチのサイズよりも狭い場合には、捨てパッチを、通常の用紙間隔に形成できない。その場合、用紙間隔を通常よりも拡大する必要が生じ、生産性が悪化する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、用紙の全面を有効に利用しながら、生産性に影響を与えずに、トナーの劣化を抑制し、安定して高品質の画像を形成することが可能な画像形成システムおよび画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)印刷ジョブに基づいて感光体に形成した静電潜像を有色のトナーにより現像する現像器を備え、現像したトナーを用紙に転写することで用紙上に画像を形成する画像形成部と、
前記現像器にトナーを補給するトナー補給部と、
トナーの消費量により前記現像器内のトナーの劣化度を判定し、前記劣化度に応じて前記画像形成部を制御して、前記現像器内の有色のトナーを排出するための透かし画像を、用紙の幅方向および前後方向の端部を除いた該用紙上の前記印刷ジョブに基づく画像を形成する画像形成領域内に形成させる制御部と、
を備え、
前記用紙は、連続紙であり、
前記現像器は複数であり、それぞれの現像器は異なる色の有色のトナーを収納し、
前記制御部は、連続紙上の処理区間として、画像形成長が所定の長さに達する毎、または前記現像器が所定の作動量に達する毎に、トナーの色毎に、トナーの前記劣化度の判定および、前記劣化度に応じたトナー排出量の決定を実行し、
前記透かし画像は、全面均一の濃度であり、前記制御部は、前記トナー排出量に応じてトナーの色毎に、前記透かし画像のサイズを決定し、決定したサイズの透かし画像を同じ連続紙上の次の処理区間に形成させ、
前記制御部は、それぞれの色の前記透かし画像が重ならないように、前記次の処理区間に配置する、
画像形成システム。
(2)前記制御部は、次の処理区間の全部に前記透かし画像を形成した場合のトナーの排出量が、前記決定した前記排出量に達しない場合には、前記連続紙上の前記画像形成領域内にベタ画像の帯を形成することによりトナーの排出を実行する、
上記(1)に記載の画像形成システム。
(3)前記制御部は、トナーの色毎に、前記透かし画像の濃度を設定する、上記(1)、または上記(2)に記載の画像形成システム。
)ユーザーによる設定を受け付ける入力部を備え、
前記制御部は、前記入力部が受け付けた濃度の設定に基づいて前記透かし画像の濃度を変更する、上記(1)から上記()のいずれか1つに記載の画像形成システム。
(5)用紙に画像形成可能な領域である第1の画像領域の領域内の一部に、有効画像を形成する第2の画像領域が設定されていた場合、
前記制御部は、前記第2の画像領域を除いた前記第1の画像領域に前記透かし画像を形成する、上記(1)から上記(4)のいずれか1つに記載の画像形成システム。
(6)前記制御部は、前記印刷ジョブを実行する際に、設定された前記透かし画像の濃度に基づいて、前記濃度で透かし画像を前記印刷ジョブに対応した用紙の画像形成領域の全面に均一に形成した場合における、前記現像器内のトナーの前記劣化度を判定し、
ある画像カバレッジで連続的に画像形成した場合に一定以上の品質を維持できる最低限のトナー消費量を画像カバレッジ閾値Ctとし、設定された前記透かし画像の濃度を透かし画像濃度設定Dwsとした場合、
透かし画像濃度設定Dws≧画像カバレッジ閾値Ctの条件を満たす場合に前記劣化度が所定値以下と判定し、
前記印刷ジョブに基づいて画像を形成する際、前記制御部は前記劣化度が所定値以下と判定した場合、用紙の画像形成領域の全面に前記濃度で均一の前記透かし画像を形成させる、上記(4)に記載の画像形成システム。
(7)前記制御部は、前記印刷ジョブを実行する際に、前記印刷ジョブの画像データに基づいて、前記現像器内のトナーの前記劣化度を判定し、
前記印刷ジョブに基づいて画像を形成する際、前記制御部は前記判定に応じて、用紙の画像形成領域の全面に均一の前記透かし画像を形成させる、上記(1)から上記(5)のいずれか1つに記載の画像形成システム。
(8)印刷ジョブに基づいて感光体に形成した静電潜像を有色のトナーにより現像する現像器を備え、現像したトナーを用紙に転写することで用紙上に画像を形成する画像形成部と、前記現像器にトナーを補給するトナー補給部と、を備えた画像形成システムにおける画像形成方法であって、
前記用紙は、連続紙であり、
前記現像器は複数であり、それぞれの現像器は異なる色の有色のトナーを収納し、
トナーの消費量により前記現像器内のトナーの劣化度を判定するステップ(a)と、
前記劣化度に応じて前記画像形成部を制御して、前記現像器内の有色のトナーを排出するための透かし画像を、用紙の幅方向および前後方向の端部を除いた該用紙上の前記印刷ジョブに基づく画像を形成する画像形成領域内に、形成させるステップ(b)と、を含み、
前記ステップ(a)では、連続紙上の処理区間として、画像形成長が所定の長さに達する毎、または前記現像器が所定の作動量に達する毎に、トナーの色毎に、トナーの前記劣化度を判定するとともに、前記劣化度に応じたトナー排出量、および該トナー排出量に応じた前記透かし画像のサイズを決定し、
前記ステップ(b)では、同じ連続紙上の次の処理区間に、それぞれの色の前記透かし画像が重ならないように配置して、形成させる、画像形成方法。
本発明によれば、現像器内のトナーの劣化度を判定し、劣化度が所定値以上の場合に、画像形成部を制御して現像器内のトナーを排出するための透かし画像を用紙上に形成させることにより、用紙の全面を有効に利用しながら、生産性に影響を与えずに、トナーの劣化を抑制し、安定して高品質の画像を形成することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 画像形成装置のハード構成を示すブロック図である 画像形成したカット紙を示す図である。 画像形成したカット紙を示す図である。 連続紙に複数の印刷画像を並べて印刷し、そのうちの一部の印刷画像の上にKトナーおよびYトナーによる透かし画像を重畳して形成した状態を示す図である。 制御部が実行する画像形成方法を示すフローチャートである。 図6のステップS108のサブルーチンである。 連続紙への透かし画像の配置状態を示す図である。 制御部が実行するフルカラーモードにおける画像形成方法を示すフローチャートである。 連続紙への透かし画像の配置状態を示す図である。 連続紙への透かし画像の配置状態を示す図である。 図12(a)は第1の画像形成領域としての連続紙Sの両端の余白を除いた画像形成領域を示した図であり、図12(b)は第2の画像形成領域を示した図であり、図12(c)は第2の実施形態における透かし画像を示した図であり、図12(d)は図12(a)〜(c)を連続紙Sに重ねた状態を示した図である。 制御部が実行する第3の実施形態に係る画像形成方法を示すフローチャートである。 連続紙の全面に透かし画像を形成した状態を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明を適用した第1の実施形態の画像形成システム10の構成を示す概略図である。画像形成システム10は、画像形成装置100、給紙装置200、給紙調整装置300、排紙調整装置400、および巻取り装置500を備える。
給紙装置200は、連続紙の元巻きであるロールR0を収納、保持し、用紙搬送方向下流側に連続紙Sを送り出す。
給紙調整装置300は、給紙装置200と画像形成装置100と間の微小な用紙搬送速度の差および用紙の寄りを吸収するためのバッファー機能を有する。
画像形成装置100は、トナーを用いた周知の電子写真式プロセスによる画像形成を行う画像形成部150を本体内に備える。画像形成部150は、感光体ドラム151、現像器152、中間転写ベルト153、定着部154、露光部155(図2参照)を備える。感光体ドラム151および現像器152(符号は一部にのみ記載)は、複数設けられ、上から順にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)のそれぞれの色に対応している。
それぞれの現像器152の内部には、各色のトナーとキャリアを混合した2成分現像剤が収納されている。感光体ドラム151の表面に露光部155により形成された静電潜像は、現像器152により現像され、感光体ドラム151の表面にトナー画像が形成される。各感光体ドラム151に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト153で重ね合わされた後、連続紙Sの表面に転写されてから、定着部154で加熱される。これにより連続紙Sの表面にフルカラーの画像が形成される。
トナー補給部190は、各色に対応したトナーを収納、および搬送する。現像器152でトナーが消費されると、キャリアとトナーからなる2成分現像剤のトナー濃度を維持するように、その消費量に見合ったトナーが、トナー補給部190により現像器152内に補給される。補給されたトナーは、現像器152の内部の攪拌スクリューにより、キャリアと混合、攪拌されることで所定の帯電量が電荷を付与される。
排紙調整装置400も、給紙調整装置300と同様に、画像形成装置100と巻取り装置500との間の微小な用紙搬送速度の差および用紙の寄りを吸収するためのバッファー機能を有する。また排紙調整装置400は、連続紙Sを切断する切断器401を有しており、所望位置で連続紙Sを搬送方向に直交する幅方向に沿って切断可能である。
排紙調整装置400を経た連続紙Sは、巻取り装置500に至り、ロールR1に巻回されて保持される。また連続紙Sは紙に接着剤を塗布したラベルを剥離紙に貼り合わせたラベル紙であってもよい。ラベル紙を用いる場合は、切断器401によりラベルを画像に対応した大きさで切り抜くようにしてもよく、後処理工程でロールR1を切断機に装填し、ロールR1から連続紙Sを引き出しながらレーザー等により、切り抜くようにしてもよい。
なお、図1に示す例では、長尺の連続紙Sに画像を形成する画像形成システム10を示したが、給紙装置200、給紙調整装置300、排紙調整装置400、および巻取り装置500を省略した画像形成装置100のみを備えた構成とし、これを画像形成システム10として用いてもよい。この場合、画像形成装置100の下部に設けた給紙トレイ、または上流側に接続した大容量給紙装置からカット紙を1枚ずつ画像形成部150に搬送し、画像を形成する。
図2は、画像形成装置100のハード構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、制御部110、プリントコントローラー部120、操作表示部130、スキャナー140、画像形成部150、および外部装置制御部160を備える。外部装置制御部160では前述の給紙装置200、給紙調整装置300、排紙調整装置400、および巻取り装置500を制御する。
制御部110は、画像制御CPU111、DRAM制御IC112、不揮発メモリー113、画像メモリー114、RTC115、圧縮・伸長IC116、読取り処理部117、書込み処理部118等を備える。
画像制御CPU111は、不揮発メモリー113またはHDD(図示せず)に保存された各種のプログラムを不揮発メモリー113に展開し、展開したプログラムとの協働により、画像形成システム10全体の動作を統括的に制御する。RTC(Real−Time Clock)115は、現在時刻を出力する日時データ発生装置として機能する。
読み取り処理部117は、スキャナー140のCCDから出力されるアナログ画像信号に対し、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を行い、デジタル画像データを生成する。また、生成されたデジタル画像データはDRAM制御IC112により圧縮・伸長IC116に出力される。圧縮・伸長IC116は、DRAM制御IC112の制御に基づいて、デジタル画像データに対して圧縮処理、および圧縮処理後のデジタル画像データに対して伸長処理を行う。また、DRAM制御IC112は、圧縮・伸長処理したデジタル画像データに対し、画像メモリー114の入出力制御を行う。
画像メモリー114は、DRAM(Dynamic RAM)から構成され内部に、圧縮メモリー、ページメモリーの領域を備え、圧縮された画像データ、伸長された画像データ等を一時的に保存する。後述するようなラベル画像等の画像データを繰り返し出力する場合、画像メモリーに一時的に保存された画像データは、DRMA制御IC112の内部の各メモリー読み出しモジュールに展開する。メモリー読み出しモジュールは、リピート機能を備える。リピート機能はこのような画像メモリー114に展開された画像をメモリーモジュールに読み出し、これを主走査方向(連続紙Sの幅方向)の任意の位置に配置し、副走査方向に繰り返し出力する機能である。なお、副走査方向に関する出力の最大値は画像形成システム10で使用可能な最大径のロールR0の送り長さ(4〜6km)に対応するように、メモリーモジュールのカウンタ値(clk数)の上限値を設定している。
書込み処理部118は、伸長処理されたデジタル画像データを画像形成部150の露光部155に出力する。
プリントコントローラー部120は、コントローラー制御部121、DRAM制御IC122、画像メモリー123、通信I/F124等を備えて構成される。コントローラー制御部121は、プリントコントローラー部120の各部の動作を統括的に制御する。また、コントローラー制御部121は、通信I/F124を介してPC等からの印刷ジョブを受信する。受信した印刷ジョブには使用する用紙の種類等の印刷設定が記述されたジョブチケットと、印刷画像の元となる画像データ(主にPDL形式)が含まれる。プリントコントローラー部120は、印刷設定に基づいて画像データをページ単位のビットマップデータに変換するラスタライズ処理を行う。画像メモリー123に一時的に保存されたラスタライズ処理後のデータ(以下、「ラスターイメージ」ともいう)は、プリントコントローラー部120のDRAM制御IC122、および制御部110のDRAM制御IC112の制御により、圧縮・伸長IC116を経由して画像メモリー114内の圧縮メモリー領域に一時的に保存される。通常の印刷時においては、圧縮メモリー領域に保存されたラスターイメージは、圧縮・伸長IC116により伸長され書込み処理部118を経由して、画像形成部150に送られて印刷が実行される。
操作表示部130は、LCD(Liquid Crystal Display)およびタッチセンサーを備えたタッチパネル等で構成される。操作表示部130は、各種設定画面を表示し、ユーザーによる各種の操作を受け付ける。操作部制御部は、ユーザーからの操作を受け付けた場合、操作信号を生成し、生成した操作信号を画像制御CPU111に出力する。
(透かし画像)
以下、図3〜図5を参照し、本実施形態における透かし画像について説明する。図3、図4は、図1等に示した画像形成システム10で画像形成したカット紙を示す図である。図3(a)は印刷ジョブに含まれる画像データに基づいて形成したフルカラーの印刷画像G1の例であり、図3(b)は濃度5%のKトナーの透かし画像Wをカット紙の画像形成領域の全面に形成した例であり、図3(c)は、図3(a)と図3(b)の画像を重畳(合成)して形成した例である。図4(a)は濃度1%のKトナーによる透かし画像Wkを印刷画像G1に重畳して形成し、図4(b)は濃度5%のYトナーによる透かし画像Wyを印刷画像G1に重畳して形成し、図4(c)は黄色のカット紙に図4(b)と同じ画像を形成した例である。なお、図4(c)以外は白色のカット紙を用いている。なお、同図においては、説明のため、透かし画像を目立つように示しているが、実際にはほとんどのユーザーは目視では認識することは困難である。また、透かし画像は画像形成領域の全面に形成している。ここで「画像形成領域」とは、印字可能領域とも称され、装置側の制約で用紙(連続紙およびカット紙)の幅方向および前後方向の端部(例えば1mm幅の外縁余白)を除いた領域である。
図5は、連続紙Sに複数の印刷画像G2を並べて印刷し、そのうちの一部の印刷画像G2の上にKトナーによる透かし画像Wk、およびYトナーによる透かし画像Wyを重畳して形成した状態を示す図である。同図においては、連続紙Sとしてラベル紙を用い、印刷画像G2はラベル画像である。また透かし画像の濃度はともに5%である。
本実施形態において、「透かし画像」とは、印刷ジョブの画像データに基づいて形成した本来の画像(以下、「印刷画像」または「商品画像」ともいう)の視認に影響がない程度の低い濃度で、本来の画像が透けて見えるように重畳して形成した画像である。目視で気にならない範囲内での透かし画像の最大濃度は、トナーの色と用紙の色との色差や、透かし画像の形状によって異なる。一般には、用紙の全面に均一で、全画素に同一の濃度信号(階調信号)に基づいて形成した画像が最も認識しづらい。本実施形態においては、特に言及がない場合、用紙の画像形成領域の全面に均一で、全画素に同一の所定値の濃度信号で形成した静電潜像を、トナーで現像した透かし画像を用いる。
本実施形態においては、この濃度信号としては、予め設定された値を用いる。設定値として例えば濃度1〜5%の範囲であり、8bitの階調を有する場合であれば濃度信号としては、2/255(1%)〜13/255(5%)である。
なお、一般には、用紙の色との明度差が大きいと視認しやすいため、通常の白色の紙を用いる場合には、同じ濃度信号では、K、M、C、Yの順で認識しやすい。このようなことから、透かし画像の濃度信号としては、Kの濃度信号を他の色の濃度信号よりも小さい値に設定する等、色毎に異なる濃度信号に設定するようにしてもよい。また透かし画像濃度の設定をユーザーが行えるようにし、設定された濃度設定に応じて濃度信号を変更するようにしてもよい。この設定は、操作表示部130を通じて行える。例えば、黄色の用紙を用いる場合(図4(c))には、Yのトナーによる透かし画像は認識しづらいので、Yの濃度信号を高く設定できる。この濃度信号の設定を低い値に設定することで、透かし画像がユーザーに認識しづらくなるが、その反面、以下に説明する透かし画像を形成することによるトナー排出効果が小さくなる。
(透かし画像を形成する目的、効果)
前述のように、現像器152からのトナーの消費量が一定以上であれば、消費された分の新しいトナーが補給されるので、現像器152内のトナーは、所望の性能を維持できる。本実施形態においては、後述する制御(画像形成方法)において、制御部110はトナーの劣化度をトナーの消費量、具体的には画像データの画像カバレッジ(区間内の平均カバレッジ)から判定している。そして画像カバレッジが閾値以下で、トナー消費量が目標値に達していない場合には、不足分のトナーを、透かし画像により消費するように制御する。これにより現像器152内のトナーの劣化を抑えることができ、トナーの性能を一定以上に維持し、画像品質を安定できる。また、本実施形態においてはトナーの消費不足分の排出を、従来技術のような連続紙の両端や、カット紙の連続する用紙間に形成したベタ画像の帯により実行するのではなく、用紙上の画像形成領域内に形成した透かし画像により行う。このようにすることで、連続紙の全面を画像形成領域として用いることができ、またカット紙であれば用紙間を広げる必要はない。また用紙上の画像形成領域内にトナーを排出するための画像を形成したとしても、その画像は透かし画像であるため、ユーザーはそれを認識することは困難であり画像品質への影響はない。
(画像形成方法)
以下、図6〜図8を参照し、本実施形態に係る画像形成方法を説明する。図6、7は制御部110が実行する画像形成方法を示すフローチャートであり、図8は、連続紙Sへの透かし画像Wの配置状態を示す図である。
図6において、ユーザーの指示により印刷ジョブを開始した場合、最初のステップS101で、処理区間x(処理期間)が経過したか判断する(S101)。本実施形態においては、現像器152内のトナーの劣化度を判定する処理単位として、処理区間を用いている。処理区間は、現像器152の作動中(画像形成中)における連続紙Sの所定の搬送距離(後述の例では1m)である。
そして処理区間xが経過したならば(S101:YES)、処理区間xでの画像カバレッジCxを算出し(S102)、算出した画像カバレッジCxが画像カバレッジ閾値Ctと比較することで透かし画像Wの形成を判断する(S103)。
そして、画像カバレッジCxが画像カバレッジ閾値Ct以下であれば(S103:YES)、透かし画像を形成すると判断し、次に透かし画像のサイズを決定する(S104)。次のステップS105では、この透かし画像の形成可否判断を行う。具体的には、ステップS104で算出したトナーの排出に必要な透かし画像Wのサイズを表す透かし長さLwが、次の処理区間x+1の領域内に収まるか否かを判断する。
透かし長さLwが、透かし長さ閾値Lwt以下であり、次の処理区間x+1の領域内に形成可能と判断した場合(S105:YES)、透かし画像Wをこの処理区間x+1の所定位置、例えば先端基準で、印刷画像Gに重なるように配置する(S106)。
一方で、ステップS105で、透かし長さLwが透かし長さ閾値Lwtよりも長く、透かし画像Wが、次の処理区間x+1の領域内に収まらないと判断した場合(S105:NO)、ステップS108で、捨てパッチを作成する。なお捨てパッチとは、ベタ画像(濃度100%に近い高濃度)の帯のことである。
図7は、S108のサブルーチンを示す図であり、図7(a)は連続紙S、図7(b)はカット紙に対して画像形成した場合の処理をそれぞれ示している。
連続紙の場合、捨てパッチは、連続紙Sの表面に形成する。ステップS201では、捨てパッチの搬送方向の長さである帯幅Wdxを算出する。捨てパッチを濃度100%で形成するのであれば、前述の不足長さLshをそのまま適用できる。
そして、印刷中のジョブを中断してから、通常の印刷画像G2に重ねずに、捨てパッチを帯幅Wdx(=Lsh)で形成し、形成後、再び中断していた印刷ジョブを再開し(S202〜S204)、図6の処理に戻る。
図7(b)のカット紙の場合も同様である。帯幅Wdxを算出し、この帯幅Wdxが連続する用紙の紙間隔に収まらなければ紙間隔を、帯幅Wdxに応じて拡大してから、捨てパッチを紙間に形成し(S301〜S304)、図6の処理に戻る。
透かし画像Wの形成を不要と判断した場合(S103:NO)、あるいは必要に応じてトナー排出用の透かし画像または捨てパッチを形成した後(S106、S108)、印刷ジョブが継続するのであればステップS101以下の処理を繰り返し、印刷ジョブが終了すれば処理を終了する(S107、エンド)。
(画像形成方法の具体例)
以下、具体例を挙げて説明する。図8は、図5と同様に連続紙Sに複数の印刷画像G2を並べた状態を示す図である。なお、図8(図10以降も同様)に示す印刷画像のサイズ、大きさは説明のために表示したものであり、画像カバレッジCxの数値とは、直接は対応していない。
ここで、以下の具体例における各条件を示す。
画像モード:K色のモノカラー印刷
区間距離Lc:1m
画像カバレッジ閾値Ct:5%
透かし濃度設定Dws:2%
透かし長さ閾値Lwt:1m
区間距離Lc、画像カバレッジ閾値Ct、透かし濃度設定Dws、透かし長さ閾値Lwtは不揮発メモリー113に予め記憶されている。このうち、透かし濃度設定Dwsは、ユーザーにより設定可能である。その他の設定は、トナーの特性に基づいて予め定められたものである。なお、画像カバレッジ閾値Ctは、この閾値の画像カバレッジで連続的画像形成した場合に一定以上の品質を維持できる最低限のトナー消費量であり、これよりも少ないトナーの消費量が続く場合には、画像の不具合が生じる。この画像カバレッジ閾値Ctはトナーの劣化度を判定する指標であり、トナーの特性に応じて色毎に異なる値にしてもよく、同じ値に設定してもよい。また、透かし長さ閾値Lwtは、区間距離Lcと同じ長さに設定しているが、区間距離Lcよりも短く設定してもよい。
図8において処理区間x〜x+nの長さは全て同一の区間距離Lcに設定している。制御部110は、1つの処理区間、例えば処理区間xの間の画像カバレッジCxを算出する。そして、その処理区間xの判断結果に応じて、次の処理区間x+1に透かし画像を形成する。以降も同様に前の処理区間の判断結果に応じて、次の処理区間に透かし画像を順次形成する。
ここで、画像カバレッジCx=処理区間xでの印字面積/処理区間xの用紙面積であり、印字面積=印字画素面積×階調である。例えば連続紙Sの幅が30.2cmで、両端に0.1cmの余白を設けた場合、これを除いた処理区間x(100cm)の画像形成領域の面積は、30×100=3000cmとなる。この全画像形成領域に10/255の階調で全面均一な濃度の画像を形成した場合には、印字面積は117.6cmである。処理区間xの用紙面積は、30.2×100=3020cmであるから、画像カバレッジCxは、約4%となる。
(処理区間x)
処理区間xでの画像カバレッジCx=4%
処理区間xの画像カバレッジCxが4%であった場合、画像カバレッジCx(4%)≦画像カバレッジ閾値Ct(5%)となるので透かし画像Wが必要と判断する(S103:YES)。そして画像カバレッジCxから透かし画像の長さLwを決定する(S104)。
不足したトナー消費量を不足画像カバレッジCshとすると、不足画像カバレッジCsh=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCx=1%である。
よって、不足長さLsh=Lx×Csh=0.01mである。例えば濃度100%のベタ画像の幅方向に延びる帯で排出用の画像を形成したのであれば、その幅は0.01mとなる。
よって、トナーの排出に必要な透かし長さLw=Lsh/WDs=0.01m/2%=0.5mとなる。以上までがステップS102〜S104に対応する処理である。
次に、この必要な透かし画像Wが、処理区間x+1に収まるかを判断する。ここで透かし長さLwは、0.5mであることから透かし長さ閾値Lwtの1mよりも短いので、次の処理区間x+1に透かし画像を形成可能である(S105:YES)。
この判断に応じて、次の処理区間x+1に、透かし長さLwの0.5mで、透かし画像Wを形成する(図8の「処理区間x+1」参照)。
(処理区間x+1)
処理区間x+1での画像カバレッジCx:10%
処理区間x+1の画像カバレッジCxが10%の場合、画像カバレッジCx(10%)>画像カバレッジ閾値Ct(5%)なので、透かし画像Wは不要と判断する(S103:NO)。よって次の処理区間x+2では透かし画像Wは形成しない(図8の「処理区間x+2」参照)。なお、この処理区間x+1での画像カバレッジCxの算出には、印刷画像の画像データのみを用いており、透かし画像Wの画像データは除いている。
(処理区間x+2)
処理区間x+2での画像カバレッジCx:1%
処理区間x+2の画像カバレッジCxが1%の場合、画像カバレッジCx(1%)≦画像カバレッジ閾値Ct(5%)となるので透かし画像Wが必要と判断する(S103:YES)。そして画像カバレッジCxから透かし画像の長さLwを決定する(S104)。
不足画像カバレッジCsh=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCx=4%である。
よって、不足長さLsh=Lx×Csh=0.04mである。これから求められるトナーの排出に必要な透かし長さLw=Lsh/WDs=0.04m/2%=2.0mとなる(S102〜S104)。
透かし長さLwは2.0mであることから透かし長さ閾値Lwtの1mよりも長いので、次の処理区間x+1の領域内に全ての透かし画像Wを形成することは不可能である(S105:NO)。この判断に応じて、印刷ジョブを中断し、その中断期間に捨てパッチbとして、連続紙Sの幅方向に延びる帯状のベタ画像を形成する(図8の「中断期間」参照)。ここで捨てパッチbの縦方向長さ(用紙幅方向)は連続紙Sの全面画像形成領域と同一であり、捨てパッチbの幅(用紙進行方向)は、濃度100%のベタ画像であれば、不足長さLshの0.04mである。捨てパッチbを形成した後(図8の「中断区間」参照)、直ぐに中断していた次の印刷ジョブを再開する。
なお、本実施形態においては、設定された透かし濃度設定Dws(2%)用い、この透かし濃度設定Dwsで処理区間の領域内の一部に透かし画像を形成したが、これに限られない。必要なトナーの排出量を確保できるのであれば、例えば、処理区間の領域内に収まることを前提とし、透かし濃度設定Dws以下、例えば半分の濃度で、2倍のサイズで形成するようにしてもよい。
また、前の処理区間xの画像カバレッジCxに応じて、次の処理区間x+1での透かし画像Wの形成に関する判定処理(S102〜S105)を行っていた。これに代えて処理区間xの開始までに、処理区間xの判定処理が間に合うようであれば、処理区間xの判定処理結果に基づいて処理区間xの透かし画像Wの形成を行うようにしてもよい。
(フルカラーモードへの適用)
以下、図9〜図11を参照し、本実施形態に係るフルカラーモードにおける画像形成方法を説明する。図9は、制御部110が実行する画像形成方法を示すフローチャートであり、図10、図11は、連続紙Sへの透かし画像Wの配置状態を示す図である。
トナーの劣化は、各色の画像データから算出した画像カバレッジに基づいてそれぞれ判断し、その判断に応じて、透かし画像のサイズを決定する。ここで透かし画像は、ユーザーに視認できない程度の低濃度に設定しているが、複数色の透かし画像を重ねると視認性が変化する。トナー重ね合わせ色に対応した色、例えばblueの色の用紙を用いた場合に、MとCトナーを重ねた色が用紙の色に溶け込むため、視認しづらくなるという、ごく一部の例外を除いて、複数の色を重ねると、透かし画像はユーザーに認識しやすくなる。
本実施形態においては、複数の現像器に対して同時に、透かし画像Wによるトナーの消費が必要と判断した場合には、透かし画像を連続紙Sの表面に重ならないように並べて配置させる。
図9は、図6のステップS104に続いて実行する処理であり、ステップS121では、ステップS102〜S104で色毎に判断し、算出した透かし画像Wが複数であるかを判断する。1つであれば(S121:NO)、図6のステップS105以降の処理を行い、複数であれば、これらの透かし画像の形成可否判断を行う。具体的には、ステップS104で算出した複数の透かし長さLwの合計が、次の処理区間x+1の領域内に収まるか否かを判断する。
透かし長さLwの合計が、透かし長さ閾値Lwt以下であり、次の処理区間x+1の領域内に形成可能と判断した場合(S122:YES)、複数の透かし画像Wを印刷画像G2に重なるように、この処理区間x+1の所定位置、例えば先端基準で、透かし画像W同士は重ならないように順に並べて配置する(S123)
一方で、ステップS122で、透かし長さLwの合計≦透かし長さ閾値Lwtを満たさず、全ての透かし画像Wが、次の処理区間x+1の領域内に収まらないと判断した場合(S122:NO)、以降は図7のステップS108の処理を実行し捨てパッチを作成する。
(画像形成方法の具体例)
以下、具体例を挙げて説明する。図10は、図8と同様に連続紙Sに複数の印刷画像G2を並べた状態を示す図である。また、理解を容易にするために、以下においては、4色のトナーに対応した4個の現像器152を用いたフルカラーモード(Y、M、C、K)において、YとKの画像形成について説明し、他のM、Cの画像形成についての説明は省略する。
ここで、以下の具体例における各条件を示す。なお、以下においては特に説明がない場合には、図8の説明で示した条件と同一の条件を適用するものとする。
画像モード:フルカラー印刷
区間距離Lc:1m
画像カバレッジ閾値Ct(Y、K色共通):5%
K用透かし濃度設定Dwsk:1%
Y用透かし濃度設定Dwsy:5%
透かし長さ閾値Lwt:1m
(処理区間x)
処理区間xでのKの画像カバレッジCxk:4%
処理区間xでのYの画像カバレッジCxy:10%
処理区間xのKの画像カバレッジCxkが4%の場合、画像カバレッジCxk≦画像カバレッジ閾値Ctとなり、Kの透かし画像Wkが必要と判断する。
Kの不足画像カバレッジCshk=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCxk=1%である。よって、不足長さLshk=Lx×Cshk=0.01mである。
よって、Kトナーの排出に必要な透かし長さLwk=Lshk/WDsk=0.01m/1%=1.0mとなる。
一方で、処理区間xのYの画像カバレッジCxyが10%の場合、画像カバレッジCxy(10%)>画像カバレッジ閾値Ct(5%)なので、Yの透かし画像Wyは不要と判断する(S103:NO)。
次に、この必要な透かし画像Wが、処理区間x+1に収まるかを判断する。ここで透かし画像Wは1つであり(S121:NO)、長さLwkは1.0mであることから透かし長さ閾値Lwtの1mよりも短いので、次の処理区間x+1に透かし画像を形成可能である(S105:YES)。
この判断に応じて、次の処理区間x+1に、透かし長さLwkの1.0mで、Kの透かし画像Wkを形成する(図10の「処理区間x+1」参照)。
(処理区間x+1)
処理区間x+1でのKの画像カバレッジCxk:4.5%
処理区間x+1でのYの画像カバレッジCxy:3%
処理区間x+1のKの画像カバレッジCxkが4.5%の場合、画像カバレッジCxk≦画像カバレッジ閾値Ctとなり、Kの透かし画像Wkが必要と判断する。
Kの不足画像カバレッジCshk=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCxk=0.5%である。よって、不足長さLshk=Lx×Cshk=0.005mである。
よって、Kトナーの排出に必要な透かし長さLwk=Lshk/WDsk=0.005m/1%=0.5mとなる。
処理区間x+1のYの画像カバレッジCxyが3%の場合、画像カバレッジCxy≦画像カバレッジ閾値Ctとなり、Yの透かし画像Wyも必要と判断する。
Yの不足画像カバレッジCshy=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCxy=2%である。よって、不足長さLshy=Lx×Cshy=0.02mである。
よって、Yトナーの排出に必要な透かし長さLwy=Lshy/WDsy=0.02m/5%=0.4mとなる。
次に、この必要な透かし画像Wが、処理区間x+2に収まるかを判断する。ここで透かし画像Wは2つであり(S121:YES)、長さLwk、Lwyはそれぞれ0.5m、0.4mであることからその合計は0.9mである。これは透かし長さ閾値Lwtの1mよりも短い。よって次の処理区間x+2に透かし画像を形成可能である(S122:YES)。
この判断に応じて、次の処理区間x+2に、透かし長さLwkの0.5mでKの透かし画像Wkを形成し、その直後に、透かし長さLwyの0.4mでYの透かし画像Wyを並べて形成する(図10の「処理区間x+2」参照)。
(処理区間x+2)
処理区間x+1でのKの画像カバレッジCxk:3%
処理区間x+1でのYの画像カバレッジCxy:4%
処理区間x+1のKの画像カバレッジCxkが3%の場合、画像カバレッジCxk≦画像カバレッジ閾値Ctとなり、Kの透かし画像Wkが必要と判断する。
Kの不足画像カバレッジCshk=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCxk=2.0%である。よって、不足長さLshk=Lx×Cshk=0.02mである。
よって、Kトナーの排出に必要な透かし長さLwk=Lshk/WDsk=0.02m/1%=2.0mとなる。
処理区間x+1のYの画像カバレッジCxyが4%の場合、画像カバレッジCxy≦画像カバレッジ閾値Ctとなり、Yの透かし画像Wyも必要と判断する。
Yの不足画像カバレッジCshy=画像カバレッジ閾値Ct−画像カバレッジCxy=1%である。よって、不足長さLshy=Lxy×Cshy=0.01mである。
よって、Yトナーの排出に必要な透かし長さLwy=Lshy/WDsy=0.01m/5%=0.2mとなる。
次に、この必要な透かし画像Wが、処理区間x+2に収まるかを判断する。ここで透かし画像Wは2つであり(S121:YES)、長さLwk、Lwyはそれぞれ2.0m、0.2mであることからその合計は2.2mである。これは透かし長さ閾値Lwtの1mよりも長いので、次の処理区間x+2に透かし画像を形成することは不可能である(S122:NO)。
この判断に応じて、印刷ジョブを中断し、その中断期間に捨てパッチbk、byとして、連続紙Sの幅方向に延びる帯状のベタ画像を形成する(図10の「中断期間」参照)。ここで捨てパッチbk、byの縦方向長さ(用紙幅方向)は連続紙Sの全面画像形成領域と同一であり、捨てパッチbk、byの幅(用紙搬送方向)は、濃度100%のベタ画像であれば、それぞれ不足長さLshk、Lshyの0.02m、0.01mである。捨てパッチbk、by(図10の「中断区間」参照)を形成した後、直ぐに中断していた次の印刷ジョブを再開する。
図11は、複数の透かし画像の配置状態を説明する図である。図11(a)は、図10の処理区間x+2に対応しており、Kの透かし画像Wkを全て形成してから、Yの透かし画像Wyを並べて配置している。図11(b)は、変形例における配置を示しており、同図ではそれぞれの透かし画像Wk、Wyを複数に分割し、分割後の透かし画像Wk、Wyを交互に並べている。このように、各色の透かし画像Wをまとめて形成してもよく、複数に分割して、形成してもよい。これは、1個の透かし画像Wを形成するときも同様である。
(第2の実施形態)
次に、図12を参照し本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、連続紙Sの画像形成領域(第1の画像領域)の一部に、有効画像を形成する第2の画像領域が設定されていた場合に実行する画像形成方法である。
図12(a)には、第1の画像形成領域としての連続紙Sの両端の余白を除いた画像形成領域を示し、図12(b)には、第2の画像形成領域を示し、図12(c)には、「第2の画像領域を除いた第1の画像領域」に形成した透かし画像W2を示し、図12(d)は、図12(a)〜(c)を連続紙Sに重ねた状態を示している。
ここで「第2の画像領域」とは、商品として有効な部分であり、例えばラベル画像を形成する領域である。このラベル画像は、後段の後処理において台紙から切り離されて使用される画像である。ラベル画像は商品として使用される領域であるが、その一方で、ラベル以外の「第2の画像領域を除いた第1の画像領域」は商品として使用されず、ラベルを使用した後、廃棄する領域である。
第2の実施形態においては、「第2の画像領域を除いた第1の画像領域」にのみ透かし画像W2を形成する。このようにすることで、透かし画像の濃度を、安全性を見込んで過度に薄い濃度に設定する必要はなく、透かし濃度設定を比較的高い値に設定することも可能である。これにより多くのトナーを早期に透かし画像Wとして現像器152から排出(消費)できるまた、透かし濃度設定を高くして、透かし画像W2がユーザーに視認できたとしても、商品として価値がある第2の画像領域には、透かし画像は形成されていないので、商品の品質は保たれる。
なお、制御部110は、連続紙の種類が、ラベル紙である場合に、入力された印刷する画像データの領域を第2の画像領域として判定する。なお、これに代えて、連続紙またはカット紙を使用する場合において、ユーザーが第2の画像領域の範囲を設定するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図13、図14を参照し、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、1の印刷ジョブの全面、つまり印刷ジョブに対応する連続紙Sの画像形成領域の全面に渡って、透かし濃度設定の濃度で均一の透かし画像W3を形成する。
図13は、制御部110が実行する画像形成方法を示すフローチャートであり、図14は連続紙Sの全面に透かし画像W3を形成した状態を示す図である。
ユーザーの指示により印刷ジョブを開始した場合、制御部110は、この印刷ジョブに対応する画像形成領域の全体に透かし画像W3を形成するか否かを、劣化度が所定値以下か否かにより判断する(S401)。具体的には透かし濃度設定DWs≧画像カバレッジ閾値Ctの条件を満たすか否かにより判断する。
透かし濃度設定DWsは、ユーザーにより設定可能であり、これが濃度5%に設定されていた場合には、ステップS401の条件を満たすので(S401:YES)、印刷ジョブに透かし濃度設定DWsの濃度(5%)で透かし画像W3を形成し(S402)、これを印刷ジョブが終了するまで、印刷ジョブの全面に対して実行する(S403)。
透かし画像W3を印刷ジョブに対応する用紙(カット紙、連続紙)の画像形成領域の全面に形成した場合は、この透かし画像W3の境目が画像形成領域の内部に存在しなくなるので、ユーザーは透かし画像W3を視認することがより難しくなる。なお、第3の実施形態は、モノカラーで適用することが好ましいが、画像形成領域を連続紙Sの搬送方向に沿って延在する複数の帯状の領域に分割し、それぞれの帯領域に各色の透かし画像を配置する領域を割り当てるようにしてもよい。
(第3の実施形態の変形例)
変形例として、以下のように処理をすることにより、印刷ジョブに対応する連続紙(またはカット紙)の全面に均一の透かし画像W3を形成するようにしてもよい。
具体的には、図8等の例では、区間距離Lcを1mに設定した例を示したがこれを、印刷ジョブの全長と同じ長さに設定する。そして印刷ジョブの開始前に、1の印刷ジョブの全画像データに基づいて、全体の画像カバレッジを算出する。そして図6のステップS103〜S105の処理により透かし画像が形成可能か否かを判断し、透かし画像が形成可能と判断すれば、必要なトナー量の排出を、印刷ジョブの全面に均一の濃度で形成した透かし画像W3により実行する。具体的には不足画像カバレッジCshの濃度(%)で長さLc(全長)の透かし画像W3を形成する。このような変形例においても、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の変形例)
第1、第2の実施形態においては処理区間の区間距離Lcとして1mの例を示したが、これよりも長い距離、例えば10m、100mに設定してもよい。また連続紙Sの搬送方向の長さを単位とする処理区間を処理の単位として説明したが、長さではなく時間を用い、現像器152の作動時間や、画像形成時間を処理単位としてもよく、カット紙に画像形成する場合は、所定の用紙枚数を処理単位としてもよい。
また本実実施形態では、トナー劣化度をトナー消費量により判定し、そしてトナー消費量の指標として処理区間内の画像カバレッジを用いたが、画像カバレッジに換えて、トナー補給部190からのトナー補給量を用いてもよい。トナー補給量は、トナー補給部190のトナー搬送部材の駆動時間から求め得る。
そのほか、本発明は特許請求の範囲によってのみ限定的に解釈されるものであって、上述した本実施形態の装置構成例、仮定した事例などに限定的に解釈されるものではない。
10 画像形成システム
100 画像形成装置
110 制御部
111 画像制御CPU
112 DRAM制御IC
113 不揮発メモリー
114 画像メモリー
115 RTC
116 圧縮・伸張IC
117 読取り処理部
118 書込み処理部
120 プリントコントローラー部
121 コントローラー制御部
122 DRAM制御IC
123 画像メモリー
124 通信I/F
130 操作表示部
140 スキャナー
150 画像形成部
151 感光体ドラム
152 現像器
153 中間転写ベルト
154 定着部
160 外部装置制御部
190 トナー補給部
200 給紙装置
300 給紙調整装置
400 排紙調整装置
500 巻取り装置
160 外部装置制御部
W、Wk、Wy、W2、W3 透かし画像
Cx、Cxk、Cxy 画像カバレッジ
Csh、Cshk、Cshy 不足画像カバレッジ
Dws、Dwsk、Dwsy 透かし濃度設定
Lc 区間距離
Lwt 透かし長さ閾値
Lw、Lwk、Lwy 透かし長さ
Lsh、Lshk、Lshy 不足長さ
Wdx 捨てパッチの帯幅
S 連続紙

Claims (8)

  1. 印刷ジョブに基づいて感光体に形成した静電潜像を有色のトナーにより現像する現像器を備え、現像したトナーを用紙に転写することで用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    前記現像器にトナーを補給するトナー補給部と、
    トナーの消費量により前記現像器内のトナーの劣化度を判定し、前記劣化度に応じて前記画像形成部を制御して、前記現像器内の有色のトナーを排出するための透かし画像を、用紙の幅方向および前後方向の端部を除いた該用紙上の前記印刷ジョブに基づく画像を形成する画像形成領域内に形成させる制御部と、
    を備え、
    前記用紙は、連続紙であり、
    前記現像器は複数であり、それぞれの現像器は異なる色の有色のトナーを収納し、
    前記制御部は、連続紙上の処理区間として、画像形成長が所定の長さに達する毎、または前記現像器が所定の作動量に達する毎に、トナーの色毎に、トナーの前記劣化度の判定および、前記劣化度に応じたトナー排出量の決定を実行し、
    前記透かし画像は、全面均一の濃度であり、前記制御部は、前記トナー排出量に応じてトナーの色毎に、前記透かし画像のサイズを決定し、決定したサイズの透かし画像を同じ連続紙上の次の処理区間に形成させ、
    前記制御部は、それぞれの色の前記透かし画像が重ならないように、前記次の処理区間に配置する、
    画像形成システム。
  2. 記制御部は、次の処理区間の全部に前記透かし画像を形成した場合のトナーの排出量が、前記決定した前記排出量に達しない場合には、前記連続紙上の前記画像形成領域内にベタ画像の帯を形成することによりトナーの排出を実行する、
    請求項に記載の画像形成システム。
  3. 記制御部は、トナーの色毎に、前記透かし画像の濃度を設定する、請求項1、または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. ユーザーによる設定を受け付ける入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部が受け付けた濃度の設定に基づいて前記透かし画像の濃度を変更する、請求項1から請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  5. 用紙に画像形成可能な領域である第1の画像領域の領域内の一部に、有効画像を形成する第2の画像領域が設定されていた場合、
    前記制御部は、前記第2の画像領域を除いた前記第1の画像領域に前記透かし画像を形成する、請求項1から請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記印刷ジョブを実行する際に、設定された前記透かし画像の濃度に基づいて、前記濃度で透かし画像を前記印刷ジョブに対応した用紙の画像形成領域の全面に均一に形成した場合における、前記現像器内のトナーの前記劣化度を判定し、
    ある画像カバレッジで連続的に画像形成した場合に一定以上の品質を維持できる最低限のトナー消費量を画像カバレッジ閾値Ctとし、設定された前記透かし画像の濃度を透かし画像濃度設定Dwsとした場合、
    透かし画像濃度設定Dws≧画像カバレッジ閾値Ctの条件を満たす場合に前記劣化度が所定値以下と判定し、
    前記印刷ジョブに基づいて画像を形成する際、前記制御部は前記劣化度が所定値以下と判定した場合、用紙の画像形成領域の全面に前記濃度で均一の前記透かし画像を形成させる、請求項に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、前記印刷ジョブを実行する際に、前記印刷ジョブの画像データに基づいて、前記現像器内のトナーの前記劣化度を判定し、
    前記印刷ジョブに基づいて画像を形成する際、前記制御部は前記判定に応じて、用紙の画像形成領域の全面に均一の前記透かし画像を形成させる、請求項1から請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  8. 印刷ジョブに基づいて感光体に形成した静電潜像を有色のトナーにより現像する現像器を備え、現像したトナーを用紙に転写することで用紙上に画像を形成する画像形成部と、前記現像器にトナーを補給するトナー補給部と、を備えた画像形成システムにおける画像形成方法であって、
    前記用紙は、連続紙であり、
    前記現像器は複数であり、それぞれの現像器は異なる色の有色のトナーを収納し、
    トナーの消費量により前記現像器内のトナーの劣化度を判定するステップ(a)と、
    前記劣化度に応じて前記画像形成部を制御して、前記現像器内の有色のトナーを排出するための透かし画像を、用紙の幅方向および前後方向の端部を除いた該用紙上の前記印刷ジョブに基づく画像を形成する画像形成領域内に、形成させるステップ(b)と、を含み、
    前記ステップ(a)では、連続紙上の処理区間として、画像形成長が所定の長さに達する毎、または前記現像器が所定の作動量に達する毎に、トナーの色毎に、トナーの前記劣化度を判定するとともに、前記劣化度に応じたトナー排出量、および該トナー排出量に応じた前記透かし画像のサイズを決定し、
    前記ステップ(b)では、同じ連続紙上の次の処理区間に、それぞれの色の前記透かし画像が重ならないように配置して、形成させる、画像形成方法。
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