JP7298322B2 - 印刷装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置及び印刷制御方法に関し、特に、長尺紙に印刷が可能な印刷装置及び長尺紙の印刷中に色味ずれが発生した場合の印刷制御方法に関する。
各種印刷装置により印刷された印刷物は、審美性が求められる一品ものであれば、制作者の意図通りの色味を実現する必要がある。また、情報を伝えるために大量に印刷されるドキュメント印刷物であっても、印刷物の個体差が出ないように色味の均一性が求められる。そこで、通常の印刷装置では、目的の印刷物の印刷前に色合わせのためのサンプルを印刷し、そのサンプルを基準にして色合わせを行った上で目的の印刷物の印刷を開始している。
しかしながら、例えば印刷装置の連続使用により本体に発熱が生じて装置内のインク温度が上昇するなどの様々な要因により、印刷初期に合わせたはずの色味が次第にずれ、更に、色味のずれが拡大することにより、印刷物が不良品になってしまう。そこで、従来は、印刷開始時の色合わせのみではなく、実際の印刷物の色味を継時的に検査することによって色味の変化がないことを確認し、色味のずれを検知した時は、初期の印刷物の色味に合わせるように、自動的に色補正を行うようにしている。
このような色補正に関して、例えば、下記特許文献1には、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成された用紙を機外に排紙する排紙部と、用紙を搬送する搬送経路と、前記画像形成部から前記排紙部に至る前記搬送経路上に設けられ、前記用紙に形成された画像を読み取って画像データを出力する読み取り部と、前記画像形成を制御して、所定の周期で各用紙に順次画像形成する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像データを受けて、該画像データに対し複数種類の画像解析処理を実行可能であり、前記用紙の所定枚数ごとに、前記複数種類の画像解析処理のうち実行可能な1または2種以上の画像解析処理を選択して実行する画像形成装置が開示されている。
特開2015-172631号公報
上記の従来の技術は、すでに印刷が終了した印刷物の色を検査し、その検査結果をそれ以降の印刷物の色補正の参考情報としている。しかしながら、長尺紙などの大型の用紙に印刷する場合は、従来の技術を用いることができない。
例えば、用紙送り方向に長辺をもつ長尺紙に印刷する場合、ドキュメントの印刷時に印刷枚数の増加に従って色味ずれが発生するのと同様に、印刷の初めと終わりとでは色味ずれが拡大して起きることがある。この場合、長尺紙は1枚ものであるために色補正の参考とするデータがなく、印刷が終了するまで、何ら補正を行うことができない。更に、その不良印刷によって得られた情報を元に、初期段階で行う色補正にさらなる修正を加えて、再度印刷をやり直しても、その補正の効果は限定的になる。例えば、最初の失敗から色が徐々に薄くなることを予想して、二回目は許容範囲内でできるだけ色を濃くしたとしても、やはり色が徐々に薄くなって許容範囲を超えてしまう恐れがある。
このように、ドキュメントの印刷のように複数枚の用紙に印刷する形態であれば、先の用紙で色味ずれが発生しても、その色味ずれが許容範囲を超える前に色補正を行うことで、不良品の発生をゼロにすることができるが、長尺紙に印刷する形態では、1枚の長尺紙の印刷中に色味ずれが許容範囲を超える場合があるため、不良品の発生をゼロにすることはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、長尺紙に印刷する場合であっても、色味ずれが許容範囲を超える不良品の発生を防止することができる印刷装置及び印刷制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、長尺紙に印刷が可能な印刷装置において、印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、長尺紙の印刷が可能な印刷装置における印刷制御方法であって、前記印刷装置は、印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を備え、検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定処理と、前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の印刷装置及び印刷制御方法によれば、長尺紙に印刷する場合であっても、色味ずれが許容範囲を超える不良品の発生を防止することができる。
その理由は、長尺紙の印刷が可能な印刷装置に、印刷画像データに基づいて長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、検知された色味と検知位置に対応する印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、色味ずれが基準値を超える場合、連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を設けるからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る長尺紙印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る長尺紙印刷装置における画像形成部と色味検知部との位置関係を示す模式図である。 長尺紙印刷における色味ずれを説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷制御方法(均一な色味の印刷物を作成する場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷制御方法(グラデーションのある印刷物を作成する場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷制御方法(複数の長尺紙に印刷する場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る長尺紙印刷装置の動作を示すフローチャート図である。 従来の枚葉紙印刷を説明する模式図である。 従来の長尺紙印刷を説明する模式図である。
背景技術で示したように、印刷装置では、通常、目的の印刷物の印刷前に色合わせのためのサンプルを印刷し、そのサンプルを基準にして色合わせを行った上で目的の印刷物の印刷を開始している。しかしながら、インク温度の上昇などの様々な要因により、印刷初期に合わせた色味が次第にずれることにより、印刷物が不良品になってしまう。そこで、従来は、印刷開始時の色合わせのみではなく、実際の印刷物の色味を継時的に検査することによって色味の変化がないことを確認し、色味のずれを検知した時は、初期の印刷物の色味に合わせるように、自動的に色補正を行うようにしている。
この従来の技術は、すでに印刷が終了した印刷物の色を検査し、その検査結果をそれ以降の印刷物の色補正の参考情報としている。例えば、図11に示すように、枚葉紙に印刷する印刷装置を用いて印刷する場合、徐々に色が薄くなって500枚目で補正基準に到達した場合、1枚目の色味になるように色補正(階調補正)を行うことにより、501枚目では色味のばらつき範囲を良品基準内に収めることができる。
しかしながら、長尺紙などの大型の用紙に印刷する場合は、従来の技術を用いることができない。例えば、用紙送り方向に長辺をもつ長尺紙に印刷する場合、印刷の初めと終わりとでは色味ずれが拡大して起きることがある。この場合、長尺紙は1枚ものであるために色補正の参考とするデータがなく、印刷が終了するまで何ら補正を行うことができない。更に、その不良印刷によって得られた情報を元に、初期段階で行う色補正にさらなる修正を加えて、再度印刷をやり直しても、その補正の効果は限定的になる。
例えば、図12に示すように、長尺紙に印刷する印刷装置を用いて印刷する場合、印刷途中で色が薄くなり始めたとしても、色味検査を行うことができず、印刷終了に至るまでに色味ずれが拡大して不良品となってしまう場合がある。この場合、次の長尺紙に印刷する際に、印刷初期段階において許容範囲内で色を濃くしたとしても、やはり色が徐々に薄くなって色味ずれが許容範囲を超えてしまう恐れがある。
このように、ドキュメントの印刷のような複数枚の用紙に印刷する形態であれば、先の用紙で色味ずれが発生しても、その色味ずれが許容範囲を超える前に色補正を行うことで、不良品の発生をゼロにすることができるが、長尺紙に印刷する形態では、1枚の長尺紙の印刷中に色味ずれが許容範囲を超える場合があるため、従来の方法では不良品の発生をゼロにすることはできない。
そこで、本発明の一実施の形態では、長尺紙に連続した画像を印刷する際に、画像形成部にて長尺紙に画像を形成した後(インクジェットプリンタではインク吹付後)、短時間のうちに、形成した画像の色味を検知し、検知した色味と元の印刷画像データの同一部分の色味との色味ずれを判定し、判定結果をその連続した画像の印刷中にフィードバックし、印刷作業を中断したり、画像形成の色を補正したりして、色味ずれの拡大を防止する。
具体的には、長尺紙の印刷が可能な印刷装置に、印刷画像データに基づいて長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、検知された色味と検知位置に対応する印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、色味ずれが基準値を超える場合、連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を設ける。
このように、長尺紙に連続した画像を印刷する際に、印刷終了後にその長尺紙の色味を検査するのではなく、画像形成(作像)直後に色味を検査し、連続した画像の印刷中に検査結果をフィードバックすることによって、色味ずれが許容範囲を超える不良品の発生を防止することができる。
なお、本明細書における長尺紙とは、A4(210mm×297mm)やA3(297mm×420mm)などよりも長さが長めのサイズの特殊寸法用紙である。また、本明細書における色味とは、色の種類及び/又は色の濃度によって表現される色合いのことであり、色味ずれとは、色自体のずれと色の濃淡のずれを含む概念である。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る印刷装置及び印刷制御方法について、図1乃至図10を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の印刷システムの構成を示す模式図であり、図3は、クライアント装置の構成を示すブロック図である。また、図4は、本実施例の長尺紙印刷装置の構成を示すブロック図であり、図5は、長尺紙印刷装置における画像形成部と色味検知部との位置関係を示す模式図である。また、図6は、長尺紙印刷における色味ずれを説明する模式図であり、図7乃至図9は、本実施例の印刷制御方法を説明する模式図、図10は、本実施例の長尺紙印刷装置の動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システム10は、クライアント装置20と、長尺紙に印刷が可能な印刷装置(長尺紙印刷装置30と呼ぶ。)などで構成される。クライアント装置20と長尺紙印刷装置30とは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク60を介して接続されている。
なお、図1では、印刷システム10をクライアント装置20と長尺紙印刷装置30とで構成したが、図2に示すように、長尺紙印刷装置30を制御するプリンタコントローラ(制御装置)50を設けてもよい。以下、図1の構成を前提にして各装置について説明する。
[クライアント装置]
クライアント装置20は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図3(a)に示すように、制御部21、記憶部25、ネットワークI/F部26、表示部27、操作部28などで構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)22と、ROM(Read Only Memory)23やRAM(Random Access Memory)24などのメモリとで構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、クライアント装置20全体の動作を制御する。また、図3(b)に示すように、上記制御部21(CPU22)により、OS(Operating System)21a、アプリケーション21b、プリンタドライバ21cなどが実行される。
OS21aは、Windows(登録商標)やmacOS(登録商標)、Android(登録商標)、iOS(登録商標)などであり、クライアント装置20でアプリケーション21b、プリンタドライバ21cなどを動作可能にする。
アプリケーション21bは、例えば、原稿を作成するアプリケーションであり、長尺紙に画像を配置した原稿データ(特に、長尺紙の長さ方向に色味が均一な画像又はグラデーションのある画像を配置した原稿データ)を生成する。そして、印刷指示の際にプリンタドライバ21cを読み出し、アプリケーション21bで作成した原稿データをプリンタドライバ21cに転送する。
プリンタドライバ21cは、アプリケーション21bで作成した原稿データを、長尺紙印刷装置30が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換し、当該印刷ジョブを長尺紙印刷装置30に送信する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ21cの印刷設定画面で設定された印刷条件が記述された印刷設定情報(プリントチケット)が付加される。
記憶部25は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU22が各部を制御するためのプログラム、アプリケーション21bが作成した原稿データ、プリンタドライバ21cが生成した印刷ジョブなどを保存する。
ネットワークI/F部26は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント装置20を通信ネットワーク60に接続し、長尺紙印刷装置30に印刷ジョブを送信可能にする。
表示部27は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、アプリケーション21bの原稿作成画面、プリンタドライバ21cの印刷設定画面などを表示する。
操作部28は、マウスやキーボードなどで構成され、アプリケーション21bを用いた原稿の作成、プリンタドライバ21cを用いた印刷設定などの操作を可能にする。
[長尺紙印刷装置]
長尺紙印刷装置30は、クライアント装置20から受信した印刷ジョブに基づいて、長尺紙に印刷を行う。この長尺紙印刷装置30は、インクジェット方式の印刷装置としてもよいし、電子写真方式の印刷装置としてもよいが、インクジェット方式の印刷装置の場合は、図5に示すように、後述する画像形成部39と色味検知部40との距離を短くすることができる(インクの飛び散りを防止できる距離があればよい)ため、本実施例の長尺紙印刷装置30として好ましい。なお、電子写真方式の場合は、定着部でトナーを加熱するため、色味検知部40を画像形成部39から離す必要があるが、長尺紙の長さが画像形成部39と色味検知部40との距離に比べて十分に大きければ、電子写真方式であっても長尺紙の印刷中に色味の判定結果を反映することができる。
この長尺紙印刷装置30は、図4(a)に示すように、制御部31、記憶部35、ネットワークI/F部36、表示操作部37、画像処理部38、画像形成部39、色味検知部40などで構成される。
制御部31は、CPU32とROM33やRAM34などのメモリとで構成され、CPU32は、ROM33や記憶部35に記憶した制御プログラム(本実施例の印刷制御プログラムを含む。)をRAM34に展開して実行することにより、長尺紙印刷装置30全体の動作を制御する。上記制御部31は、図4(b)に示すように、色味判定部31a、印刷制御部31bなどとして機能する。
色味判定部31aは、色味検知部40によって検知された色味と検知位置に対応する印刷画像データの色味とを比較して色味ずれを算出し、算出した色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する。
印刷制御部31bは、色味ずれが基準値を超える場合、連続した画像の印刷中に、リアルタイムで判定結果を画像形成の制御にフィードバックする。例えば、長い長尺紙に印刷する場合、夜間に無人で印刷を続ける場合があり、翌朝の検品で印刷不良が判明した場合、その長尺紙全部を廃棄しなければならなくなるため、印刷制御部31bは、色味ずれをエラーとみなし、画像形成部39にその長尺紙の印刷作業を中断させる。
また、印刷制御部31bは、色味ずれに基づいて、画像形成の色を補正する。画像形成の色を補正する方法として、例えば、色味ずれに基づいて画像形成条件(インクの吐出量、感光体ドラムの帯電電圧、転写電圧など)を修正し、画像形成部39に、修正した画像形成条件で画像を形成させたり、色味ずれに基づいて色補正テーブルを修正し、画像処理部38に、修正した色補正テーブルで印刷画像データを補正させたりすることができる。
また、リアルタイム色補正では、例えば、長尺紙に色味が均一な画像を形成する場合は、画像形成の色をその長尺紙の印刷初期段階の色に戻すようにする。また、長尺紙に色味が徐々に薄くなる画像を形成する(グラデーションのある印刷物を作成する)場合において、検知された色味が検知位置に対応する印刷画像データの色味よりも薄い場合は、印刷画像データが検知された色味と同じ色味になる位置まで、現在の画像形成の色を維持し、検知された色味が検知位置に対応する印刷画像データの色味よりも濃い場合は、色味変化の勾配を大きくする。また、複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙から検知された色味を参照して、画像形成の色を補正したり、幅方向に並べて配置される複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合は、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙に対して行った補正に従って、画像形成の色を補正したりする。
上記の基準値をどのように設定するかは任意であるが、基準値を小さくしすぎると、色味が変化するサイクルが繰り返し現れて色味の変化が認識されやすくなる恐れがある。一方、基準値を大きくしすぎると、色味の変化が大きくなって色味の変化が認識されやすくなる恐れがある。そこで、AI(artificial intelligence)の機械学習(特に強化学習)を利用し、目標とする色味や長尺紙印刷装置30の固有の色味ずれなどに基づいて基準値を学習することによって、色味の変化を認識されにくくすることができる。
なお、上記色味判定部31a、印刷制御部31bは、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部31を、色味判定部31a、印刷制御部31bとして機能させる印刷制御プログラムとして構成し、当該印刷制御プログラムをCPU32に実行させるようにしてもよい。
記憶部35は、HDDやSSDなどで構成され、CPU32が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、クライアント装置20から受信した印刷ジョブ、画像処理部38が生成した印刷画像データ、色味検知部40が検知した色味情報、色味判定部31aの判定結果などを記憶する。
ネットワークI/F部36は、NICやモデムなどで構成され、長尺紙印刷装置30を通信ネットワーク60に接続し、クライアント装置20から印刷ジョブを受信可能にする。
表示操作部37は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面を表示し、印刷に関する各種操作を可能にする。
画像処理部38は、印刷ジョブを解析して、印刷ジョブに含まれる原稿の各ページをラスタライズして印刷画像データを生成し、必要に応じて印刷画像データに対して画像処理(色調整、濃度調整、サイズ調整などの処理)やスクリーニングを行う。そして、生成した印刷画像データを画像形成部39に転送して印刷処理を実行させる。
画像形成部39は、画像処理部38が生成した印刷画像データに基づき、予め設定した画像形成条件に従って、給紙部から供給される長尺紙に画像を形成する。例えば、インクジェット方式の場合は、インクジェットヘッドから印刷画像データに応じたインクを吐出する。また、電子写真方式の場合は、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から印刷画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから長尺紙に2次転写し、更に定着装置で長尺紙上のトナー像を定着させる処理を行う。
色味検知部40は、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のセンサなどで構成され、長尺紙に形成された画像の色味(色及び濃度)を検知し、検知した色味のデータ(例えば、RGBデータ)を色味判定部31aに出力する。本実施例では、図5に示すように、色味検知部40は、画像形成部39の下流近傍の長尺紙70の搬送経路上に配置されており、画像形成部39で画像形成(作像)した画像の色味を画像形成直後(作像直後)に検知することができるようになっている。
なお、図1乃至図5は、本実施例の印刷システム10の一例であり、本実施例の印刷制御が実現可能な限りにおいて、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、図1及び図2では、印刷システム10にクライアント装置20を設け、クライアント装置20から印刷ジョブを受信する構成としたが、サーバなどから印刷ジョブを受信したり、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から印刷ジョブを取得したりしてもよい。また、図4では、長尺紙印刷装置30に画像処理部38を備える構成を例示したが、プリンタコントローラ50で画像処理を行う場合は、長尺紙印刷装置30から画像処理部38を省略することができる。
以下、本実施例の長尺紙印刷装置30を用いた長尺紙印刷について、図6乃至図9を参照して説明する。なお、図6乃至図9は、長尺紙70に形成した画像の色味を示す模式図であり、ドットのハッチング密度を変えることによって色味(色及び色の濃さ)を表現している。
長尺紙に色味が均一な画像を形成する場合、図6に示すように、従来の印刷制御方法(リアルタイム色補正無しの印刷制御方法)では、印刷開始から色の制御をしていないために、徐々に色味が変化してしまい(通常は色味が薄くなってしまい)、元の印刷画像データとの色味ずれが発生する。そして、色味ずれが許容範囲を超えてしまうと印刷不良になってしまう。
一方、本実施例の印刷制御方法(リアルタイム色補正ありの印刷制御方法)の場合、図7(a)に示すように、色味が薄くなったことを検知したら、このまま印刷を続けても破線のように少しずつ色味が薄くなっていくと予想し、色補正制御(画像形成の色をその長尺紙70の印刷初期段階の色に戻す色補正)を行う。そして、図7(b)に示すように、この色補正制御を色が薄くなる度に実施(図では色補正制御を3回実施)することにより、色味ずれを許容範囲内に収めることができる。
図7では、長尺紙70に色味が均一な画像を形成する場合について説明したが、図8(a)に示すように、長尺紙70に色味が徐々に薄くなるグラデーションのある画像を形成する場合、図8(b)に示すように、色味が薄くなったら直ちに元の色味に戻す色補正を行うと、トーンジャンプ(色味の段差)が発生し、色味の変化が目立ってしまう。このトーンジャンプとは、画像の中に階調の連続性がなくなり、部分的に境界ができて縞模様が見えてしまう状態である。
そこで、このような場合は、図8(c)に示すように、色味が薄くなったことを検知したら、色味の段差が発生しないように、印刷画像データが検知された色味と同じ色味になる位置まで(図の2本の破線の範囲内は)、現在の色味(現在の画像形成の色)を維持するようにする。その場合、図の2本の破線の範囲内は単一色となるが、全体のグラデーションに違和感は生じないため、色味の変化を目立たなくすることができる。
なお、図8では、検知された色味が検知位置に対応する印刷画像データの色味よりも薄い場合に、印刷画像データが検知された色味と同じ色味になる位置まで、現在の色味を維持する場合について記載したが、検知された色味が検知位置に対応する印刷画像データの色味よりも濃い場合は、色味変化の勾配を大きくする(例えば、1mで10階調下げるところを20階調下げるなど)ことができる。
また、図7及び図8では、1枚の長尺紙70に画像を形成する場合について記載したが、複数枚の長尺紙70に同じ画像を形成する場合、目的とする印刷物の色味に合わせるよりも、一緒に印刷される他の印刷物との色味の差を小さくした方がよい場合もある。そこで、そのような場合は、2枚目以降の印刷物は、以前の印刷物から検知した色味(直前の印刷物から検知した色味、又は、それ以前の印刷物から検知した色味の平均)を参照して、画像形成の色を補正するようにしてもよい。例えば、2枚目以降の印刷物から検知した色味と以前の印刷物から検知した色味との色味ずれが小さくなるように、画像形成の色を補正する。
また、図9(a)に示すように、幅方向に並べて配置される複数枚(ここでは2枚)の長尺紙70に同じ画像を形成する場合、隣り合う長尺紙70で色補正を行う位置が異なると、色味の変化が目立ってしまう。そこで、そのような場合は、各々の長尺紙70に印刷する画像の色味を個別に補正するのではなく、図9(b)に示すように、2枚目以降の長尺紙70は、以前の長尺紙70に対して行った補正に従って、画像形成の色を補正するようにしてもよい。例えば、以前の長尺紙70の色補正位置と同じ位置で、2枚目以降の長尺紙70の色補正を行う。これにより、複数枚の長尺紙70の色補正位置を揃えることができるため、色味の変化を目立たなくすることができる。
以下、本実施例の長尺紙印刷装置30の動作について説明する。CPU32は、ROM33又は記憶部35に記憶した印刷制御プログラムをRAM34に展開して実行することにより、図10のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
長尺紙印刷装置30は、クライアント装置20などから印刷ジョブを取得すると、画像処理部38は、印刷ジョブから印刷画像データを生成し(S101)、画像形成部39は、印刷画像データに基づいて長尺紙に連続した画像を形成する(S102)。そして、色味検知部40は、画像形成後(好ましくは、画像形成直後)の色味を検知し、色味判定部31aに通知する(S103)。
次に、色味判定部31aは、色味検知部40が検知した色味と画像処理部38が生成した印刷画像データとを比較し、色味ずれが予め定めた基準値を超えるか否かを判定する(S104)。色味ずれが基準値を超えていない場合は(S104のNo)、色補正を実施する必要がないため、S102に戻って、画像形成を継続する。
一方、色味ずれが基準値を超えている場合は(S104のYes)、印刷制御部31bは、リアルタイムで判定結果を画像形成の制御にフィードバックする(S105)。例えば、色味ずれをエラーとみなし、画像形成部39に印刷作業を中断させる。また、色味ずれに基づいて、画像形成条件や色補正テーブルを修正して、画像形成の色を補正する。
画像形成の色を補正する際、上述したように、長尺紙に色味が均一な画像を形成する場合は、画像形成の色をその長尺紙の印刷初期段階の色に戻すことができ、長尺紙に色味が徐々に薄くなるグラデーションのある画像を形成する場合において、検知された色味が印刷画像データの色味よりも薄い場合は、印刷画像データが検知された色味と同じ色味になる位置まで、現在の画像形成の色を維持し、検知された色味が印刷画像データの色味よりも濃い場合は、色味変化の勾配を大きくすることができる。また、複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙から検知された色味を参照して、画像形成の色を補正したり、幅方向に並べて配置される複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合は、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙に対して行った補正に従って、画像形成の色を補正したりすることができる。
以上説明したように、長尺紙に連続した画像を印刷する際に、印刷終了後にその長尺紙の色味を検査するのではなく、画像形成(作像)直後に色味を検査し、その連続した画像の印刷中に検査結果をフィードバックすることによって、色味ずれが許容範囲を超える印刷不良の発生を防止することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、長尺紙に印刷する場合について例示したが、長手方向の長さが、画像形成部39と色味検知部40との距離よりも十分に大きい(例えば、A3サイズ以上)の用紙に印刷する場合に対して、本発明の印刷制御方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、長尺紙70の全面に、色味が均一な画像や色味が徐々に変化する画像を形成する場合を例示したが、長尺紙70に形成する画像の内容やサイズは任意であり、図の構成に限定されない。
本発明は、長尺紙に印刷が可能な印刷装置及び長尺紙に印刷中に色味ずれが発生した場合の印刷制御方法に利用可能である。
10 印刷システム
20 クライアント装置
21 制御部
21a OS
21b アプリケーション
21c プリンタドライバ
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 ネットワークI/F部
27 表示部
28 操作部
30 長尺紙印刷装置
31 制御部
31a 色味判定部
31b 印刷制御部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 ネットワークI/F部
37 表示操作部
38 画像処理部
39 画像形成部
40 色味検知部
50 プリンタコントローラ
60 通信ネットワーク
70 長尺紙

Claims (14)

  1. 長尺紙に印刷が可能な印刷装置において、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成条件にフィードバックする印刷制御部と、を備える、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記画像形成部は電子写真方式で画像を形成するものであり、
    前記画像形成条件は、感光体ドラムの帯電電位および転写電圧の少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷制御部は、前記フィードバックとして、前記色味ずれに基づいて、画像形成の色を補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 長尺紙に印刷が可能な印刷装置において、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を備え、
    前記印刷制御部は、前記長尺紙に色味が均一な画像を形成する場合、前記フィードバックとして、前記画像形成の色を当該長尺紙の印刷初期段階の色に戻す、
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 長尺紙に印刷が可能な印刷装置において、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を備え、
    前記印刷制御部は、前記長尺紙に色味が徐々に薄くなる画像を形成する場合において、前記検知された色味が検知位置に対応する前記印刷画像データの色味よりも薄い場合は、前記フィードバックとして、前記印刷画像データが前記検知された色味と同じ色味になる位置まで、現在の画像形成の色を維持し、前記検知された色味が検知位置に対応する前記印刷画像データの色味よりも濃い場合は、色味変化の勾配を大きくする、
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 長尺紙に印刷が可能な印刷装置において、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を備え、
    前記印刷制御部は、複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙から検知された色味を参照して、画像形成の色を補正する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 長尺紙に印刷が可能な印刷装置において、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定部と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御部と、を備え、
    前記印刷制御部は、幅方向に並べて配置される複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙に対して行った補正に従って、画像形成の色を補正する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 長尺紙の印刷が可能な印刷装置における印刷制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を備え、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定処理と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成条件にフィードバックする印刷制御処理と、を実行する、
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  9. 前記画像形成部は電子写真方式で画像を形成するものであり、
    前記画像形成条件は、感光体ドラムの帯電電位および転写電圧の少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷制御方法。
  10. 前記印刷制御処理では、前記フィードバックとして、前記色味ずれに基づいて、画像形成の色を補正する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷制御方法。
  11. 長尺紙の印刷が可能な印刷装置における印刷制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を備え、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定処理と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御処理と、を実行し、
    前記印刷制御処理では、前記長尺紙に色味が均一な画像を形成する場合、前記フィードバックとして、前記画像形成の色を当該長尺紙の印刷初期段階の色に戻す、
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  12. 長尺紙の印刷が可能な印刷装置における印刷制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を備え、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定処理と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御処理と、を実行し、
    前記印刷制御処理では、前記長尺紙に色味が徐々に薄くなる画像を形成する場合において、前記検知された色味が検知位置に対応する前記印刷画像データの色味よりも薄い場合は、前記フィードバックとして、前記印刷画像データが前記検知された色味と同じ色味になる位置まで、現在の画像形成の色を維持し、前記検知された色味が検知位置に対応する前記印刷画像データの色味よりも濃い場合は、色味変化の勾配を大きくする、
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  13. 長尺紙の印刷が可能な印刷装置における印刷制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を備え、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定処理と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御処理と、を実行し、
    前記印刷制御処理では、複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙から検知された色味を参照して、画像形成の色を補正する、
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  14. 長尺紙の印刷が可能な印刷装置における印刷制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    印刷画像データに基づいて前記長尺紙に連続した画像を形成する画像形成部と、
    前記長尺紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を備え、
    検知された色味と検知位置に対応する前記印刷画像データの色味との色味ずれが予め決めた基準値を超えるか否かを判定する色味判定処理と、
    前記色味ずれが前記基準値を超える場合、前記連続した画像の印刷中に、判定結果を画像形成の制御にフィードバックする印刷制御処理と、を実行する、
    前記印刷制御処理では、幅方向に並べて配置される複数の長尺紙に同じ画像を形成する場合、2枚目以降の長尺紙は、以前の長尺紙に対して行った補正に従って、画像形成の色を補正する、
    ことを特徴とする印刷制御方法。
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