JP7358823B2 - 印刷システム、印刷制御方法及び印刷制御プログラム - Google Patents

印刷システム、印刷制御方法及び印刷制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷システム、印刷制御方法及び印刷制御プログラムに関し、特に、同期して動作する複数の印刷機を含む印刷システム、当該印刷システムにおける印刷制御方法及び当該印刷システムで動作する印刷制御プログラムに関する。
各種印刷機により印刷された印刷物は、審美性が求められる一品ものであれば、制作者の意図通りの配色が必要である。また、情報を伝えるために大量に印刷されるドキュメント印刷物であっても、印刷物の個体差が出ないように色味の均一性が求められる。そこで、通常の印刷機では、目的の印刷物の印刷前に色合わせのためのサンプルを印刷し、そのサンプルを基準にして色合わせを行った上で目的の印刷物の印刷を開始している。
しかしながら、例えばインクジェットプリンタにおいて、印刷機の連続使用により本体に発熱が生じ、機内のインク温度が上昇してインクの粘度が変動したり、インクジェット噴出孔まわりの帯電状態が変動したりするなどにより、狙った量のインクを塗布できなくなる場合がある。また、トナーを用いた電子写真方式の印刷機でも、転写部材の帯電性が変動するなどにより、用紙へのトナーの転写が狙い通りにいかなくなる場合がある。このように、印刷機ではさまざまな要因により、目的とする色味からのずれが生じてしまう。そこで、従来は、目的とする印刷物の印刷前に、印刷すべきメディア(紙など)にパッチを形成してその色味を読み取り、パッチの印刷画像と比較することによって色味補正を行うようにしている。
このような補正に関して、例えば、下記特許文献1には、測色機とインクジェットプリンタと画像データを処理する情報処理装置とを含み、前記インクジェットプリンタにより記録媒体に印刷されたパッチを前記測色機で測定して印刷対象の画像データを補正する画像補正システムにおいて実行される画像補正方法であって、前記インクジェットプリンタが、前記情報処理装置により入力されたパッチデータに基づいて、パッチをユーザが選択した種類の記録媒体に印刷するパッチ印刷工程と、前記情報処理装置が、前記インクジェットプリンタによって印刷されたパッチを前記測色機により測定して得られた測色値を取得する取得工程と、前記情報処理装置が、前記ユーザが選択した記録媒体の種類に対応する測色値と前記インクジェットプリンタからのインク吐出量の値とが関連付けられ予め定められた一覧を参照して、前記取得工程において取得された前記測色値に対応するインク吐出量を選択する第1の選択工程と、前記情報処理装置が、複数のインク吐出量に対応して、プリンタの階調表現可能な範囲にわたる補正値を表現した複数の補正曲線から、前記第1の選択工程において選択された前記インク吐出量に対応する補正曲線を選択する第2の選択工程と、前記情報処理装置が、前記第2の選択工程において選択された前記補正曲線を用いて、前記印刷対象の画像データを補正する補正工程とを備える構成が開示されている。
特開2010-192942号公報
このように、従来は、実際に用紙に印刷された色を読み取って色味補正を行い、印刷物の色味と印刷画像の色味とのずれをなくしてから、印刷を開始している。しかしながら、特に、長尺紙などに連続的に印刷する場合は、連続する同一画像において、印刷開始時点と印刷終了時点とで色味の差が生じてしまう。
ここで、1枚の長尺紙を単独で使用する場合は、印刷開始時点と印刷終了時点とで色味の差が生じたとしても、色味の変化は緩やかであるために目立ちにくい。しかしながら、複数の印刷機を用いて複数の長尺紙に印刷し、印刷した複数の長尺紙を貼り合わせて壁紙などとして使用する場合、隣り合う長尺紙同士の色味が異なることによって境界が生じるため、色味の変化が目立ちやすくなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、複数の印刷機を用いて印刷した複数の印刷物を貼り合わせて使用する場合であっても、複数の印刷物間の色味ずれを目立たなくすることができる印刷システム、印刷制御方法及び印刷制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、複数台の印刷機を含む印刷システムにおいて、各々の前記印刷機は、印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、前記複数台の印刷機は、前記用紙に同じ画像を形成し、前記画像の色味を検知可能に構成され、各々の前記印刷機から、前記用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを前記画像の形成が終了する前に取得し、前記画像の形成が終了する前に、取得した前記色味データに応じた所定の処理を行う制御部を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、複数台の印刷機を含む印刷システムにおける印刷制御方法であって、各々の前記印刷機は、印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、前記複数台の印刷機は、前記用紙に同じ画像を形成し、前記画像の色味を検知可能に構成され、各々の前記印刷機から、前記用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを前記画像の形成が終了する前に取得し、前記画像の形成が終了する前に、取得した前記色味データに応じた所定の処理を行うことを特徴とする。
本発明の一側面は、複数台の印刷機を含む印刷システム内の装置で動作する印刷制御プログラムであって、各々の前記印刷機は、印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、前記複数台の印刷機は、前記用紙に同じ画像を形成し、前記画像の色味を検知可能に構成され、前記複数台の印刷機を制御する装置の制御部に、各々の前記印刷機から、前記用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを前記画像の形成が終了する前に取得し、前記画像の形成が終了する前に、取得した前記色味データに応じた所定の処理を実行させることを特徴とする。
本発明の印刷システム、印刷制御方法及び印刷制御プログラムによれば、複数の印刷機を用いて印刷した複数の印刷物を貼り合わせて使用する場合であっても、複数の印刷物間の色味ずれを目立たなくすることができる。
その理由は、複数台の印刷機を含む印刷システムにおいて、各々の印刷機は、印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、複数台の印刷機は、同じタイミングで用紙に同じ画像を形成し、同じタイミングで画像の色味を検知可能に構成され、各々の印刷機から、用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを取得し、取得した色味データを比較して色味差を算出し、画像の形成が終了する前に、色味差に応じた所定の処理を行うからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る長尺紙印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る長尺紙印刷装置における画像形成部と色味検知部との位置関係を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システム(サーバを含む場合)の全体処理を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る長尺紙印刷装置の処理を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの印刷制御方法(色味ずれがない場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの印刷制御方法(色味ずれがある場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの印刷制御方法(色味ずれを補正する場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷制御方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システム(サーバを含まない場合)の全体処理を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの動作を示すフローチャート図である。 複数の長尺紙印刷装置を用いて印刷する場合を説明する模式図である。 複数の長尺紙印刷装置を用いて印刷した複数の印刷物の色味ずれを説明する模式図である。 長尺紙印刷装置を用いて連続しない印刷物を印刷する場合を説明する模式図である。 複数の長尺紙を壁紙に使用する場合を説明する模式図である。
背景技術で示したように、通常の印刷機では、目的の印刷物の印刷前に色合わせのためのサンプルを印刷し、そのサンプルを基準にして色合わせを行った上で目的の印刷物の印刷を開始している。しかしながら、インク温度の上昇などの様々な要因により、印刷初期に合わせた色味が次第にずれることにより、印刷物が不良品になってしまう。そこで、従来は、目的とする印刷物の印刷前に、メディアにパッチを形成してその色味を読み取り、パッチの印刷画像と比較することによって色味補正を行うようにしている。
しかしながら、特に、長尺紙などへ連続的に印刷する場合は、連続する同一画像において、印刷開始時点と印刷終了時点とで色味の差が生じてしまう。ここで、1枚の長尺紙を単独で使用する場合は、印刷開始時点と印刷終了時点とで色味の差が生じたとしても、色味の変化は緩やかであるために目立ちにくい。しかしながら、複数の印刷機を用いて複数の長尺紙に印刷し、印刷した複数の長尺紙を貼り合わせて壁紙などとして使用する場合、隣り合う長尺紙同士の色味が異なることによって境界が生じるため、色味の変化が目立ちやすくなる。
例えば、図15に示すように、ある色のベタ画像(例えば、イエローのベタ画像)を壁紙にするため、複数の印刷機(ここでは印刷機A及び印刷機B)を用いて大量に印刷する場合、複数の印刷機に何ら問題がなければ、均一な色味の印刷物を印刷することができる。しかしながら、何らかの理由により、印刷機の状態が変化してしまった場合、図16に示すように、複数の印刷機の印刷物に色味の差が生じてしまう(ここでは、印刷機Bの印刷物の色味が変化し、印刷機Aの印刷物との間で色味の差が生じてしまう)場合がある。
この場合、印刷初期段階(図の下側)はパッチうち(パッチの印刷及び読み取り)による色味補正の直後であるため、双方の印刷物に色味の差は無いが、印刷を続けていくと(図の中央)、印刷機Bの印刷物の色味が薄くなり始めている。その際、長尺紙に連続しない画像を印刷する場合は、図17に示すように、途中でパッチうちによる色味の補正を行うことができるが、図16のように長尺紙に連続する画像を印刷する場合、パッチうちによる色味の補正ができないため、色味補正を行わずに印刷を継続することになる。その結果、印刷終盤(図の上側)では色味ずれが大きくなり、長尺紙全体が不良品となってしまう。
この色味が変化する原因は多岐にわたり、根本的な解決は極めて困難であるため、色味の変化を目立たなくする工夫が必要である。例えば、長尺紙を貼り合わせて壁紙などとする場合、これらの大型印刷物は色味が変わるまで距離がある。そのため、図18(a)に示すように、全ての長尺紙に均一な色味変化がある場合は、人目には色味の変化は目立ちにくくなり、無視できる場合もある。しかしながら、図18(b)に示すように、各々の長尺紙の色味変化が異なり、色味の変化の大きい長尺紙と色味変化が小さい長尺紙とを隣り合わせにして貼り合わせる場合、色味の境界が生じてしまい(図の破線内参照)、色味の変化が目立ってしまう。
そこで、本発明の一実施の形態では、印刷物が印刷画像に対して多少の色味変化が生じることを妥協しつつも、貼り合わせて使用する複数の印刷物に対し、それらの印刷物間での色味変化を抑えるようにする。例えば、同時に使用する予定の複数の印刷物を複数の印刷機で同時に印刷する場合において、それぞれの印刷機において画像形成部で画像を形成した直後(インクを吹き付けた直後など)に色味を検知し、複数の印刷物の色味の差が許容範囲を超えた場合に、リアルタイムで色味調整を行うようにする。
具体的には、複数台の印刷機を含む印刷システムにおいて、各々の印刷機は、印刷画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、複数台の印刷機は、同じタイミングで用紙に同じ画像を形成し、同じタイミングで画像の色味を検知可能に構成され、各々の印刷機から、用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを取得し、取得した色味データを比較して色味差を算出し、画像の形成が終了する前に、色味差に応じた所定の処理を行う。
このように、複数の印刷機を用いて同時に複数の印刷物を作成する場合に、画像形成後(好ましくは画像形成直後)に色味を検知し、複数の印刷物の色味の差が許容範囲を超えた場合に、一方の色味を他方の色味に近づけたり、双方の色味を互いに近づけたりすることによって、色味の変化を目立たなくすることができ、不良品の発生を抑制することができる。
なお、本明細書における長尺紙とは、A4(210mm×297mm)やA3(297mm×420mm)などよりも長さが長めのサイズの特殊寸法用紙である。また、本明細書における色味とは、色の種類及び/又は色の濃度によって表現される色合いのことであり、色味ずれとは、色自体のずれと色の濃淡のずれを含む概念である。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る印刷システム、印刷制御方法及び印刷制御プログラムについて、図1乃至図14を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の印刷システムの構成を示す模式図であり、図3乃至図5は、各々、クライアント装置、サーバ、長尺紙印刷装置の構成を示すブロック図、図6は、長尺紙印刷装置における画像形成部と色味検知部との位置関係を示す模式図である。また、図7及び図13は、本実施例の印刷システムの全体処理を示す模式図であり、図8は、長尺紙印刷装置の処理を示す模式図である。また、図9乃至図12は、本実施例の印刷システムの印刷制御方法を説明する模式図であり、図14は、本実施例の印刷システムの動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システム10は、クライアント装置20と、サーバ30と、複数の印刷機(本実施例では長尺紙に印刷が可能な長尺紙印刷装置40とする。)などで構成される。クライアント装置20とサーバ30とは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク50を介して接続され、サーバ30と複数の長尺紙印刷装置40とは、上記通信ネットワーク50又は専用線などを介して接続されている。
なお、図1では、複数の長尺紙印刷装置40がサーバ30に接続される構成としたが、例えば、図2に示すように、複数の長尺紙印刷装置40が直接、通信ネットワーク50に接続される構成としてもよい。以下、図1の構成を前提にして各装置について説明する。
[クライアント装置]
クライアント装置20は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図3(a)に示すように、制御部21、記憶部25、通信部26、表示部27、操作部28などで構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)22と、ROM(Read Only Memory)23やRAM(Random Access Memory)24などのメモリとで構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、クライアント装置20全体の動作を制御する。また、図3(b)に示すように、上記制御部21(CPU22)により、OS(Operating System)21a、アプリケーション21b、プリンタドライバ21cなどが実行される。
OS21aは、Windows(登録商標)やmacOS(登録商標)、Android(登録商標)、iOS(登録商標)などであり、クライアント装置20でアプリケーション21b、プリンタドライバ21cなどを動作可能にする。
アプリケーション21bは、例えば、原稿を作成するアプリケーションであり、長尺紙に画像を配置した原稿データ(特に、長尺紙の長さ方向に色味が均一な画像を配置した原稿データ)を生成する。そして、印刷指示の際にプリンタドライバ21cを読み出し、アプリケーション21bで作成した原稿データをプリンタドライバ21cに転送する。
プリンタドライバ21cは、アプリケーション21bで作成した原稿データを、サーバ30が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換し、当該印刷ジョブをサーバ30に送信する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ21cの印刷設定画面で設定された印刷条件が記述された印刷設定情報(プリントチケット)が付加される。
記憶部25は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU22が各部を制御するためのプログラム、アプリケーション21bが作成した原稿データ、プリンタドライバ21cが生成した印刷ジョブなどを保存する。
通信部26は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント装置20を通信ネットワーク50に接続し、サーバ30に印刷ジョブを送信する。
表示部27は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、アプリケーション21bの原稿作成画面、プリンタドライバ21cの印刷設定画面などを表示する。
操作部28は、マウスやキーボードなどで構成され、アプリケーション21bを用いた原稿の作成、プリンタドライバ21cを用いた印刷設定などの操作を可能にする。
[サーバ]
サーバ30は、複数の長尺紙印刷装置40を制御するコンピュータ装置であり、図4(a)に示すように、制御部31、記憶部35、通信部36、画像処理部37などで構成される。
制御部31は、CPU32とROM33やRAM34などのメモリとで構成され、CPU32は、ROM33や記憶部35に記憶した制御プログラム(本実施例の印刷制御プログラムを含む。)をRAM34に展開して実行することにより、サーバ30全体の動作を制御する。上記制御部31は、図4(b)に示すように、印刷指示部31a、色味監視部31b、色味補正指示部31cなどとして機能する。
印刷指示部31aは、画像処理部37が生成した印刷画像データを複数の長尺紙印刷装置40に同時に送信することにより、印刷タイミングを同期させて、複数の長尺紙印刷装置40に同じタイミングで画像を形成させ、同じタイミングで形成した画像を読み取らせる。
色味監視部31bは、複数の長尺紙印刷装置40から用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを取得し、取得した色味データを比較して色味差を算出し、算出した色味差が予め定めた許容範囲内に収まっているかを監視する。
色味補正指示部31cは、色味差が許容範囲を超えた場合に、色味差に応じた所定の処理を行う。例えば、少なくとも1台の長尺紙印刷装置40の色味を補正するための色味補正データを算出して、当該長尺紙印刷装置40に補正命令を行う。すなわち、一方の長尺紙印刷装置40の色味を他方の長尺紙印刷装置40の色味に合わせる(若しくは双方の長尺紙印刷装置40の色味を互いに合わせる)ための色味補正データを算出し、色味補正データを含む補正命令を長尺紙印刷装置40に出力する。
具体的には、2つの長尺紙印刷装置40(印刷機A、印刷機Bとする。)があり、印刷機Aの色味の変化が相対的に小さく、印刷機Bの色味の変化が相対的に大きいとする。この場合、印刷機Bの色味を印刷機Aの色味に合わせるための色味補正データを算出する。ただし、例えば、3台の印刷機があり、2台の印刷機の色味変化が大きく、1台の印刷機の色味変化が小さい場合は、色味補正を行う印刷機を少なくするために、色味変化が小さい1台の印刷機の色味を色味変化が大きい2台の印刷機の色味に合わせるための色味補正データを算出してもよい。また、印刷機Aの色味と印刷機Bの色味とが大きく離れている場合、一方の印刷機の補正では色味を揃えることができない可能性があり、また、一方の印刷機の色味を大きく変化させると色味の変化が目立ってしまう可能性がある。その場合は、双方の印刷機の色味を互いに近づけるために、双方の印刷機に対して色味補正データを算出することができる。例えば、所定の印刷機の色味を補正しても色味差が許容範囲内に収まらない場合は、他の印刷機の色味を所定の印刷機の色味補正後の色味に合わせるための色味補正データを算出したり、複数の印刷機の色味を所定値(複数の印刷機の色味の平均値など)に合わせるための色味補正データを算出したりしてもよい。
なお、上記印刷指示部31a、色味監視部31b、色味補正指示部31cは、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部31を、印刷指示部31a、色味監視部31b、色味補正指示部31c(特に、色味監視部31b、色味補正指示部31c)として機能させる印刷制御プログラムとして構成し、当該印刷制御プログラムをCPU32に実行させるようにしてもよい。
記憶部35は、HDDやSSDなどで構成され、CPU32が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、クライアント装置20から受信した印刷ジョブ、画像処理部37が生成した印刷画像データ、長尺紙印刷装置40から取得した色味データ、色味補正指示部31cが算出した色味補正データなどを記憶する。
通信部36は、NICやモデムなどで構成され、長尺紙印刷装置40を通信ネットワーク50に接続し、クライアント装置20から印刷ジョブを受信したり、長尺紙印刷装置40から色味データを受信したり、長尺紙印刷装置40に印刷画像データや補正命令を送信したりする。
画像処理部37は、RIP(Raster Image Processor)として機能し、印刷ジョブを解析して、印刷ジョブに含まれる原稿をラスタライズして印刷画像データを生成し、必要に応じて印刷画像データに対して画像処理(色調整、濃度調整、サイズ調整などの処理)やスクリーニングを行う。
[長尺紙印刷装置]
長尺紙印刷装置40は、サーバ30から受信した印刷画像データに基づいて、長尺紙に印刷を行う。印刷システム10内の複数の長尺紙印刷装置40は、同じタイミングで画像を形成し、同じタイミングで画像の色味を検知可能に構成される。
この長尺紙印刷装置40は、インクジェット方式の印刷装置としてもよいし、電子写真方式の印刷装置としてもよいが、インクジェット方式の印刷装置の場合は、図6に示すように、後述する画像形成部48と色味検知部49との距離を短くすることができる(インクの飛び散りを防止できる距離があればよい)ため、本実施例の長尺紙印刷装置40として好ましい。なお、電子写真方式の場合は、定着部でトナーを加熱するため、色味検知部49を画像形成部48から離す必要があるが、長尺紙の長さが画像形成部48と色味検知部49との距離に比べて十分に大きければ、電子写真方式であっても長尺紙の印刷中に色味の判定結果を反映することができる。
この長尺紙印刷装置40は、図5(a)に示すように、制御部41、記憶部45、通信部46、表示操作部47、画像形成部48、色味検知部49などで構成される。
制御部41は、CPU42とROM43やRAM44などのメモリとで構成され、CPU42は、ROM43や記憶部45に記憶した制御プログラムをRAM44に展開して実行することにより、長尺紙印刷装置40全体の動作を制御する。上記制御部41は、図5(b)に示すように、色味補正部41aなどとして機能する。
色味補正部41aは、サーバ30から受信した補正命令に含まれる色味補正データに基づいて画像形成部48に補正印刷信号を出力し、画像形成の色を補正する。画像形成の色を補正する方法として、例えば、色味差に基づいて画像形成条件(インクの吐出量、感光体ドラムの帯電電圧、転写電圧など)を修正し、画像形成部48に、修正した画像形成条件で画像を形成させたり、色味差に基づいて色補正テーブルを修正し、画像処理部37に、修正した色補正テーブルで印刷画像データを補正させたりすることができる。
記憶部45は、HDDやSSDなどで構成され、CPU42が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、サーバ30から受信した色味補正データ、色味検知部49が検知した色味データなどを記憶する。また、記憶部45は、サーバ30から受信した印刷画像データを記憶する画像メモリを備え、画像メモリに記憶された印刷画像データを順次画像形成部48に転送することにより、複数の長尺紙印刷装置40の印刷タイミングを揃えることができる。
通信部46は、NICやモデムなどで構成され、長尺紙印刷装置40を通信ネットワーク50に接続し、サーバ30から印刷画像データや補正命令を受信したり、サーバ30に色味データを送信したりする。
表示操作部47は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面を表示し、印刷に関する各種操作を可能にする。
画像形成部48は、サーバ30から受信した印刷画像データに基づき、予め設定した画像形成条件に従って、給紙部から供給される長尺紙に画像を形成する。例えば、インクジェット方式の場合は、インクジェットヘッドから印刷画像データに応じたインクを吐出する。また、電子写真方式の場合は、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から印刷画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから長尺紙に2次転写し、更に定着装置で長尺紙上のトナー像を定着させる処理を行う。
色味検知部49は、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のセンサなどで構成され、長尺紙に形成された画像の色味(色及び濃度)を検知し、検知した色味のデータ(例えば、RGBデータ)をサーバ30に出力する。本実施例では、図6に示すように、色味検知部49は、画像形成部48の下流近傍の長尺紙60の搬送経路上に配置されており、画像形成部48で画像形成(作像)した画像の色味を画像形成直後(作像直後)に検知することができるようになっている。
なお、図1乃至図6は、本実施例の印刷システム10の一例であり、本実施例の印刷制御が実現可能な限りにおいて、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、図1及び図2では、印刷システム10にクライアント装置20を設け、クライアント装置20から印刷ジョブを受信する構成としたが、印刷を管理するサーバなどから印刷ジョブを受信したり、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から印刷ジョブを取得したりしてもよい。
また、図4では、サーバ30に画像処理部37を設けて印刷画像データを生成し、その印刷画像データを複数の長尺紙印刷装置40に送信する構成としたが、印刷システムにRIPコントローラなどを設け、RIPコントローラが印刷画像データを生成して複数の長尺紙印刷装置40に送信したり、各々の長尺紙印刷装置40に画像処理部を設けて印刷画像データを生成したりし、サーバ30は複数の長尺紙印刷装置40の色味差を抑制する制御のみを行う構成としてもよく、その場合は、サーバ30から画像処理部37を省略することができる。
また、図1乃至図6では、印刷画像データを複数の長尺紙印刷装置40に同時に送信することによって、印刷タイミングを同期させて、複数の長尺紙印刷装置40で同時に印刷が実行されるようにしたが、複数の長尺紙印刷装置40同士が通信し、印刷タイミングを同期させて印刷を実行するようにしてもよい。
また、図1乃至図6では、同じ構成の複数の長尺紙印刷装置40を使用することを前提にして説明したが、複数の長尺紙印刷装置40は、同じタイミングで用紙に画像を形成し、同じタイミングで画像の色味を検知することができればよく、複数の長尺紙印刷装置40の構成は全く同じである必要はない。例えば、画像形成速度や画像形成部48と色味検知部49との距離などが多少異なっていても、画像の同一箇所を検知した色味データに応じた所定の処理をほぼリアルタイムで実施することができる。
次に、上記構成の印刷システム10の概略動作について説明する。図7は、2台の長尺紙印刷装置40(印刷機A及び印刷機B)とサーバ30との間で通信されるデータを示している。
まず、印刷機A及び印刷機Bは、サーバ30などから受信した印刷画像データに基づいて同時に印刷を行い、図8に示すように、印刷した画像を色味検知部49で読み取り、通信部46を介してその色味データをサーバ30などに送信する。
サーバ30は、印刷機A及び印刷機Bから色味データを受信すると、色味監視部31bは、双方の印刷機の色味差が予め定めた許容範囲内に収まっているかを監視し、色味差が許容範囲を超えたら、色味補正指示部31cは、双方の印刷機の色味差が許容範囲内になるようにするための色味補正データを算出し、色味補正データを含む補正命令を一方又は双方の印刷機に送信する。
一方又は双方の印刷機は、図8に示すように、サーバ30などから色味補正データを含む補正命令を受信すると、色味補正部41aは、その色味補正データに基づいて補正印刷信号を生成し、画像形成部48は、その補正印刷信号に従って色味を補正した画像を形成する。
以下、本実施例の印刷システム10における印刷制御方法について、図9乃至図11を参照して具体的に説明する。なお、図9乃至図11では、ドットのハッチング密度を変えることによって色味(色及び色の濃さ)を表現している。
図9に示す印刷機A及び印刷機Bはリンクしており、紙送り方向において同位相で印刷が実施できるようになっている。例えば、印刷機Aが印刷開始から5cmまで印刷したときは、印刷機Bも5cmのところを印刷するようになっている。また、印刷機A及び印刷機Bには、画像形成部48からほぼ同じ距離だけ離れた位置に色味検知部49が配置されており、印刷後(インクジェット方式の場合はインク等吹き付け後)に同じタイミングでリアルタイムに色味を検知できるようになっている。
サーバ30は、印刷機A及び印刷機Bそれぞれの色味データを常時収集、比較し、色味差が許容範囲を超えないことを確認している。図の右側に示す2つの印刷物の例では、印刷機Aが印刷した印刷物及び印刷機Bが印刷した印刷物とも、色味ずれが生じている(印刷画像に対して徐々に色味が薄くなっている)が、本実施例では、印刷機A及び印刷機Bの間での印刷物の色味差を問題としており、印刷機A及び印刷機Bで同じように色味ずれが生じているのであれば、色味ずれが目立たないため、色味補正は行う必要がないと判断する。
一方、図10に示すように、印刷の途中において、印刷機A及び印刷機Bそれぞれの色味検知部49から送信される色味データから、色味差が許容範囲を超えたことを検知(ここでは印刷機Bの色味が薄くなったことを検知)した場合、問題が発生したと判断し、印刷機Bに対して、濃度を濃く印刷するように指示を行う。図10の下側のグラフは、イエローのベタ画像を230/256階調で印刷した場合の、印刷機Aの印刷物から読み取ったイエローベタの階調(図の細かい破線)及び印刷機Bの印刷物から読み取ったイエローベタの階調(図の粗い破線)の時間変化を示している。このグラフから、印刷途中段階において、印刷機Aの階調が225/256、印刷機Bの階調が210/256となった場合、色味差の許容範囲を10とすると、色味差は許容範囲外となるため、問題が発生したと判断して印刷機Bに対して色味の補正命令を発信する。
そして、図11に示すように、印刷機Bは、補正命令に従って色味補正を行い、補正後の印刷機Bの色味が印刷機A相当まで濃くなったことを検知したら、問題が解消したと判断する。例えば、印刷機Bの色味を印刷機Aに近づけるべく、印刷機Bの階調が+15になるように色味補正を行うことにより、印刷機A及び印刷機Bの階調は共に225/256となり、色味差が許容範囲内に収まったため、問題が解消したと判断する。
このように、本発明の最大の特徴は、補正をリアルタイムに行うことによって、印刷のやり直しを行うことなく、複数の印刷機を用いて複数の印刷物を作成することであるが、それを可能とするには、それぞれの印刷機によって印刷された印刷物の色味検知のタイミング(例えば、インク吹付けから色味検知までの時間)を同一にする必要がある。
仮に、印刷機Aで先に印刷し、長尺方向での色味変化のデータを保存して、その後、そのデータに合わせて印刷機Bにて色味を検知しつつ印刷すれば、理論上は印刷機A及び印刷機Bともに同じ色味で印刷できるはずである。しかしながら、この方法は、印刷直後から、一定時間経過したときまでに起きる初期の色変化(例えば、インクが十分乾いて色が安定するまでの色変化)を考慮しておらず、インクの乾き具合が違う状態で印刷機A及び印刷機Bの印刷物の色を比較することになる。そのため、完全に乾ききった印刷機Bの印刷物は、見本とした印刷物Aの印刷物と色味が異なってしまう。
従って、印刷機A及び印刷機Bは同時に印刷し、印刷してから色味を検知するまでの時間を同じにする必要がある。そこで、本実施例では、印刷機A及び印刷機Bをリンクして動作させると共に、印刷機A及び印刷機Bにおける画像形成部48から色味検知部49までの距離を同じにして、紙送り方向において同位相で印刷して色味を検知できるようにしている。
なお、図9乃至図11では、印刷画像に対する色味差が相対的に大きい印刷機(印刷機B)の色味を、印刷画像に対する色味差が相対的に小さい印刷機(印刷機A)の色味に合わせるように補正したが、印刷画像に対する色味差が相対的に小さい印刷機の色味を、印刷画像に対する色味差が相対的に大きい印刷機の色味に合わせるように色味補正を行うことも可能である。例えば、3台の印刷機があり、2台の印刷機の色味変化が大きく、1台の印刷機の色味変化が小さい場合は、色味補正を行う印刷機を少なくするために、色味変化が小さい1台の印刷機の色味を色味変化が大きい2台の印刷機の色味に合わせるように色味補正を行ってもよい。
また、図9乃至図11では、一方の印刷機(印刷機B)の色味を補正する場合について記載したが、リンクして動作している複数台の印刷機のうち、いずれか1台が色味補正の限界に達した場合、他の印刷機はその1台の印刷機の補正後の色味に合わせるように色味補正を行うようにしてもよい。例えば、図12に示すように、印刷機Bの色味が印刷機Aよりも薄くなった場合、より濃い色を出そうとしても、印刷機Bのインク射出口周りに電位が発生してインクが帯電し、十分な量のインクを射出できなくなる場合などがある。そのような場合は、印刷機Bの色味を印刷機Aの色味に合わせるのではなく、印刷機Bの色味を印刷機Aの色味に近づけ、印刷機Aの色味を印刷機Bの補正後の色味に合わせるようにすることができる。
また、図12では、1台の印刷機の色味補正の限界に達した場合の色味補正方法について記載したが、印刷機の色味補正の限界内であっても、複数の印刷機の色味補正を行うようにしてもよい。例えば、図12の場合において、印刷機Bの色味を印刷機Aに完全に合わせることができる場合であっても、双方の印刷機の色味の間の値(例えば、平均値)になるように、双方の印刷機の色味を合わせるようにすることができる。
また、上記では、サーバ30が色味を監視する場合について記載したが、図13に示すように、各々の印刷機が色味を監視するようにしてもよい。その場合は、各々の印刷機の制御部を色味監視部及び色味補正指示部として機能させる。そして、印刷機A及び印刷機Bをリンクして動作させ、同じ印刷位置の画像の色味を検知し、少なくとも一方の印刷機において、自装置が検知した色味データと他装置が検知した色味データとを比較して色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する。色味差が許容範囲を超えている場合は、少なくとも一方の印刷機は、色味差から色味補正データを算出し、画像形成部に補正印刷信号を出力して色味補正を実施することができる。
また、上記では、色味差が許容範囲を超えた場合に、印刷機の色味を補正する場合について記載したが、例えば、色味差が拡大した場合に印刷を継続すると、すでに使用に耐えられなくなった不良品を最後まで完成させることになる。そこで、色味を補正する代わりに、印刷機を停止させて無駄な印刷を抑制するようにしたり、作業者に警告信号などを通知し、ただちに個別の対策を講じるきっかけを作ったりするなどの制御を行ってもよい。
また、上記では、図1の印刷システムを前提にして説明したが、印刷業界、特に壁紙施工などは、極めて短納期の印刷注文が多いため、多数の印刷機を同時に稼働させて納期に間に合わせることがある。その場合、1か所の生産拠点にある印刷機の数は限られるため、多数の生産拠点にある多数の印刷機を用い、色味データを共有しながら同時に印刷することが望ましく、その場合は、図2に示すように、インターネットを介して情報を共有するようにしてもよい。
その際、共有する情報の中に環境情報を含めることができる。例えば、同一場所で複数台の印刷機が稼働するのと違い、インターネットで繋がった遠隔地にある印刷機同士はその環境の差(主に温度差)から、色味補正が困難になる場合がある。例えば、インクなどは温度によって粘性が変わるため、同じ制御でインクを射出しても、紙面に吹き付けられるインク量には差が出てしまう。そこで、印刷に当たっては環境パラメータを設定していることから、共有すべき情報のなかに環境パラメータを含めることができる。
以下、本実施例の印刷システム10の動作について説明する。CPU32は、ROM33又は記憶部35に記憶した印刷制御プログラムをRAM34に展開して実行することにより、図14のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
長尺紙印刷装置40は、サーバ30などから印刷画像データを受信すると、画像形成部48は、印刷画像データに基づいて長尺紙に連続した画像を形成し、色味検知部49は、画像形成後(好ましくは、画像形成直後)の色味を検知し、サーバ30に通知する(S101)。
次に、サーバ30の色味監視部31bは、複数の長尺紙印刷装置40から受信した色味データを比較し、色味差が予め定めた許容範囲内に収まっているかを判定する(S102)。
色味差が許容範囲を超えている場合は(S102のNo)、色味補正指示部31cは、色味補正データを算出し、その色味補正データを含む補正命令を一方又は双方の長尺紙印刷装置40に送信する。長尺紙印刷装置40の色味補正部41aは、その補正命令に従って画像形成部の色味を補正し(S103)、S101に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、色味差が許容範囲内に収まっている場合は(S102のNo)、長尺紙印刷装置40の制御部41は、印刷終了信号を受信したかを判断し(S104)、印刷終了信号を受信していなければ(S104のNo)、S101に戻って処理を継続し、印刷終了信号を受信したら(S104のYes)、印刷を終了する。
以上説明したように、複数の印刷機を用いて同時に複数の印刷物を作成する場合に、画像形成後(好ましくは画像形成直後)に色味を検知し、複数の印刷物の色味差が許容範囲を超えた場合に、色味差に応じた所定の処理を行う(例えば、一方の色味を他方の色味に近づけたり、双方の色味を互いに近づけたりする)ことによって、色味の変化を目立たなくすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、長尺紙に印刷する場合について例示したが、長手方向の長さが、画像形成部48と色味検知部49との距離よりも十分に大きい(例えば、A3サイズ以上)の用紙に印刷する場合に対して、本発明の印刷制御方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、長尺紙60の全面にベタ画像を形成する場合を例示したが、長尺紙60に形成する画像の内容やサイズは任意であり、図の構成に限定されない。
本発明は、同期して動作する複数の印刷機を含む印刷システム、当該印刷システムにおける印刷制御方法、当該印刷システムで動作する印刷制御プログラム及び当該印刷制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 印刷システム
20 クライアント装置
21 制御部
21a OS
21b アプリケーション
21c プリンタドライバ
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 通信部
27 表示部
28 操作部
30 サーバ
31 制御部
31a 印刷指示部
31b 色味監視部
31c 色味補正指示部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 通信部
37 画像処理部
40 長尺紙印刷装置
41 制御部
41a 色味補正部
42 CPU
43 ROM
44 RAM
45 記憶部
46 通信部
47 表示操作部
48 画像形成部
49 色味検知部
50 通信ネットワーク
60 長尺紙

Claims (27)

  1. 複数台の印刷機を含む印刷システムにおいて、
    各々の前記印刷機は、
    印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、
    前記複数台の印刷機は
    記用紙に同じ画像を形成し、前記画像の色味を検知可能に構成され、
    各々の前記印刷機から、前記用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを前記画像の形成が終了する前に取得し、前記画像の形成が終了する前に、取得した前記色味データに応じた所定の処理を行う制御部を備える、
    ことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記制御部は、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視部と、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に、少なくとも1台の印刷機の色味を補正するための色味補正データを算出して、当該印刷機に補正命令を行う色味補正指示部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記色味補正指示部は、
    前記印刷画像との色味差が相対的に大きい第1印刷機の色味を、前記印刷画像との色味差が相対的に小さい第2印刷機の色味に合わせるための色味補正データを算出して、前記第1印刷機に補正命令を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記色味補正指示部は、
    前記複数台の印刷機の内の1台の印刷機の色味を補正しても前記色味差が前記許容範囲内に収まらない場合は、他の印刷機の色味を前記1台の印刷機の色味補正後の色味に合わせるための色味補正データを算出して、前記他の印刷機に補正命令を行う、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の印刷システム。
  5. 前記複数台の印刷機はネットワークで接続され、
    前記制御部は、前記色味データを、前記ネットワークを介して共有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷システム。
  6. 前記制御部は、更に、各々の前記印刷機の環境情報を、前記ネットワークを介して共有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。
  7. 前記印刷システムはサーバを含み、前記制御部は前記サーバに含まれる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の印刷システム。
  8. 前記複数台の印刷機は、長尺紙に印刷が可能な印刷機である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の印刷システム。
  9. 前記制御部は、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視部を備え、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に前記印刷機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  10. 前記制御部は、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視部を備え、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に作業者に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  11. 複数台の印刷機を含む印刷システムにおける印刷制御方法であって、
    各々の前記印刷機は、
    印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、
    前記複数台の印刷機は
    記用紙に同じ画像を形成し、前記画像の色味を検知可能に構成され、
    各々の前記印刷機から、前記用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを前記画像の形成が終了する前に取得し、前記画像の形成が終了する前に、取得した前記色味データに応じた所定の処理を行う、
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  12. 前記所定の処理は、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視処理と、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に、少なくとも1台の印刷機の色味を補正するための色味補正データを算出して、当該印刷機に補正命令を行う色味補正指示処理と、を含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷制御方法。
  13. 前記色味補正指示処理では、
    前記印刷画像との色味差が相対的に大きい第1印刷機の色味を、前記印刷画像との色味差が相対的に小さい第2印刷機の色味に合わせるための色味補正データを算出して、前記第1印刷機に補正命令を行う、
    ことを特徴とする請求項12に記載の印刷制御方法。
  14. 前記色味補正指示処理では、
    前記複数台の印刷機の内の1台の印刷機の色味を補正しても前記色味差が前記許容範囲内に収まらない場合は、他の印刷機の色味を前記1台の印刷機の色味補正後の色味に合わせるための色味補正データを算出して、前記他の印刷機に補正命令を行う、
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の印刷制御方法。
  15. 前記複数台の印刷機をネットワークで接続し、
    前記色味データを、前記ネットワークを介して共有する、
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  16. 更に、各々の前記印刷機の環境情報を、前記ネットワークを介して共有する、
    ことを特徴とする請求項15記載の印刷制御方法。
  17. 前記印刷システムはサーバを含み、前記サーバで前記所定の処理を行う、
    ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  18. 前記複数台の印刷機は、長尺紙に印刷が可能な印刷機である、
    ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  19. 前記所定の処理は、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視処理と、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に前記印刷機を停止させる処理と、を含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷制御方法。
  20. 前記所定の処理は、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視処理と、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に作業者に通知する処理と、を含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷制御方法。
  21. 複数台の印刷機を含む印刷システム内の装置で動作する印刷制御プログラムであって、
    各々の前記印刷機は、
    印刷画像のデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙に形成された画像の色味を、画像形成後に検知する色味検知部と、を有し、
    前記複数台の印刷機は
    記用紙に同じ画像を形成し、前記画像の色味を検知可能に構成され、
    前記複数台の印刷機を制御する装置の制御部に、
    各々の前記印刷機から、前記用紙に形成した画像の同一箇所を検知した色味データを前記画像の形成が終了する前に取得し、前記画像の形成が終了する前に、取得した前記色味データに応じた所定の処理を実行させる、
    ことを特徴とする印刷制御プログラム。
  22. 前記制御部に、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視処理、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に、少なくとも1台の印刷機の色味を補正するための色味補正データを算出して、当該印刷機に補正命令を行う色味補正指示処理、を実行させる、
    ことを特徴とする請求項21に記載の印刷制御プログラム。
  23. 前記色味補正指示処理では、
    前記印刷画像との色味差が相対的に大きい第1印刷機の色味を、前記印刷画像との色味差が相対的に小さい第2印刷機の色味に合わせるための色味補正データを算出して、前記第1印刷機に補正命令を行う、
    ことを特徴とする請求項22に記載の印刷制御プログラム。
  24. 前記色味補正指示処理では、
    前記複数台の印刷機の内の1台の印刷機の色味を補正しても前記色味差が前記許容範囲内に収まらない場合は、他の印刷機の色味を前記1台の印刷機の色味補正後の色味に合わせるための色味補正データを算出して、前記他の印刷機に補正命令を行う、
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載の印刷制御プログラム。
  25. 前記複数台の印刷機は、長尺紙に印刷が可能な印刷機である、
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか一項に記載の印刷制御プログラム。
  26. 前記制御部に、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視処理、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に前記印刷機を停止させる処理、を実行させる、
    ことを特徴とする請求項21に記載の印刷制御プログラム。
  27. 前記制御部に、
    各々の前記印刷機から取得した前記色味データに基づく色味差が許容範囲内に収まっているかを監視する色味監視処理、
    前記色味差が前記許容範囲値を超えた場合に、作業者に通知する処理、を実行させる、
    ことを特徴とする請求項21に記載の印刷制御プログラム。
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