JP5942694B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、それぞれ異なる色の現像剤を有する現像器を複数備え、原稿画像の色情報に応じて、前記複数の現像器を使用して画像を形成する第1の画像形成モードと、そのうちの特定の色の現像剤を有する現像器のみを使用して画像を形成する第2の画像形成モードとを切り換えて、記録シートもしくは転写体上に画像を形成する画像形成装置であって、前記各色の基準パターンを形成し、形成された各基準パターンの検出結果から、各色の画像の作像条件を適正化するための第1の画像安定化調整を行う第1の画像安定化手段と、前記特定の色の基準パターンを形成し、当該基準パターンの検出結果から、当該色のみの画像の作像条件を適正化するための第2の画像安定化調整を行う第2の画像安定化手段と、画像形成動作の履歴に基づき、第1と第2の各画像安定化調整の必要性を判定する判定手段と、前記判定手段により、第2の画像形成モード設定時に第2の画像安定化調整が必要であると判定された場合において、次に第1の画像形成モードを実行する時期を予測し、次に第2の画像安定化調整の必要が生じるまでに当該第1の画像形成モードを実行する時期が到来する場合には、第1の画像安定化手段を選択して第1の画像安定化調整を実行させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、像担持体上に画像用画像を形成し、当該像担持体上の前記画像用画像が形成されていない領域に画質調整用画像を形成する画像形成部と、入力される画像データを用いて前記画質調整用画像の内容を決定する決定部と、前記決定部にて内容が決定され、前記画像形成部にて前記像担持体上に形成された前記画質調整用画像を読み取る読み取り部と、前記読み取り部による読み取り結果から、前記画像データに基づいて前記画像用画像を形成する際の前記画像形成部の作像条件を調整する調整部と、を含む画像形成装置が開示されている。
特開2001−066842号公報 特開2007−163996号公報
本発明の目的は、先行取得した単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に応じた色について濃度補正を実施する場合に、前回濃度補正されていない未実施色について適度な濃度補正が実施される画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、画像情報及び画像形成情報を単位処理毎に取得する第1の取得手段と、画像情報及び画像形成情報に基づいて予め定めた複数色のうちの少なくとも1色により画像を形成する画像形成手段と、前記単位処理の実行前に前記画像形成手段による画像形成条件を調整して、前記画像形成手段により形成される画像の濃度を色毎に補正する濃度補正手段と、前記単位処理の実行前に当該単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて、当該単位処理の実行前に実施する次回の濃度補正の対象となる対象色を取得する第2の取得手段と、濃度補正の実施履歴を取得する第3の取得手段と、前記濃度補正の実施履歴に基づいて、前記対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には補正量が第1の上限値を超えても補正を行い、前記対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、補正量が第1の上限値以下となる範囲で補正を行うように、前記濃度補正手段を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記濃度補正手段が、複数の単位処理を含む一連の処理中に、各単位処理の実行前に濃度補正を行う、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段が、前記対象色が前記未実施色の場合には、補正量に上限値を設けずに補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段が、前記対象色が前記未実施色の場合には、補正量が前記第1の上限値より大きい第2の上限値以下となる範囲で補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段が、濃度補正されていない回数が予め定めた回数を超える場合には、補正量に上限値を設けずに補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段が、前記単位処理の実行開始が予め定めた時間以上先である場合には、前記対象色が実施色か未実施色かに拘わらず、補正量に上限値を設けずに補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記濃度補正の実施履歴が、濃度補正時の画像形成手段の稼動状況を含み、前記制御手段が、前記対象色が前記未実施色で且つ濃度補正時に前記画像形成手段が停止状態の場合には補正量が前記第1の上限値より大きい第2の上限値以下となる範囲で補正を行い、前記対象色が前記未実施色で且つ濃度補正時に前記画像形成手段が稼動状態の場合には補正量が前記第1の上限値より大きく且つ前記第2の上限値より小さい第3の上限値以下となる範囲で補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記単位処理の実行前に当該単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて次回の濃度補正に用いる濃度補正用画像を取得する第4の取得手段を更に備え、前記濃度補正手段が、前記第4の取得手段で取得された濃度補正用画像を用いて前記画像形成手段による画像形成条件を調整する、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記第4の取得手段が、前記画像情報及び画像形成情報から前記対象色で形成される画像の画像濃度及び/又は当該画像に含まれるオブジェクトの種類を含む情報を抽出し、抽出された情報に基づいて前記濃度補正用画像の階調数及び階調値を決定する、請求項8に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータを、画像情報及び画像形成情報を単位処理毎に取得する第1の取得手段、画像情報及び画像形成情報に基づいて予め定めた複数色のうちの少なくとも1色により画像を形成するように画像形成手段を制御する画像形成制御手段、前記単位処理の実行前に前記画像形成手段による画像形成条件を調整して、前記画像形成手段により形成される画像の濃度を色毎に補正する濃度補正手段、前記単位処理の実行前に当該単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて、当該単位処理の実行前に実施する次回の濃度補正の対象となる対象色を取得する第2の取得手段、濃度補正の実施履歴を取得する第3の取得手段、前記濃度補正の実施履歴に基づいて、前記対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には補正量が第1の上限値を超えても補正を行い、前記対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、補正量が第1の上限値以下となる範囲で補正を行うように、前記濃度補正手段を制御する制御手段と、として機能させるプログラムである。
請求項11に記載の発明は、前記濃度補正手段が、複数の単位処理を含む一連の処理中に、各単位処理の実行前に濃度補正を行う、請求項10に記載のプログラムである。
請求項1、請求項10に係る発明によれば、先行取得した単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に応じた色について濃度補正を実施する場合に、前回濃度補正されていない未実施色について適度な濃度補正が実施されると共に、前回濃度補正された実施色について過度な濃度変動が回避される。
また、請求項2、請求項11に係る発明によれば、単位処理に対する濃度補正が行われた後に、単位処理に係る画像形成が行われる。
請求項3に係る発明によれば、前回濃度補正されていない未実施色について濃度変動に応じた濃度補正が実施される。
請求項4に係る発明によれば、前回濃度補正されていない未実施色について過度な濃度変動が回避される。
請求項5に係る発明によれば、複数回にわたり濃度補正されていない未実施色について濃度変動に応じた濃度補正が実施される。
請求項6に係る発明によれば、単位処理の実行開始まで時間がある場合には、実施色か未実施色かに拘わらず濃度変動に応じた濃度補正が実施される。
請求項7に係る発明によれば、濃度補正時の画像形成手段が停止状態か稼動状態かに応じて、前回濃度補正されていない未実施色について適度な濃度補正が実施される。
請求項8に係る発明によれば、先行取得した単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に応じて濃度補正を実施する場合に、単位処理の内容に適した濃度補正用画像が形成される。
請求項9に係る発明によれば、先行取得した単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に応じて濃度補正を実施する場合に、単位処理に係る画像濃度及び/又はオブジェクトの種類に応じた階調数及び階調値の濃度補正用画像が形成される。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を含むシステムの一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成の一例を示すブロック図である。 中間転写ベルト上の画像領域と非画像領域とを示す平面図である。 中間転写ベルト上に形成される濃度補正用画像群の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成の一例を示す機能ブロック図である。 画像処理部及び情報先行取得部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 濃度補正部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 画像情報記憶部及び画像形成駆動制御部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置での濃度補正による濃度変化を示すグラフである。 従来の画像形成装置での濃度補正による濃度変化を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の「画像形成処理」の手順を示すフローチャートである。 「色変換処理」の手順を示すフローチャートである。 「濃度補正用画像生成処理」の手順を示すフローチャートである。 「濃度補正処理」の手順を示すフローチャートである。 「履歴対応補正処理」の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る「履歴対応補正処理」の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る「履歴対応補正処理」の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る画像処理部及び情報先行取得部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る「濃度補正用画像生成処理」の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
−第1の実施の形態−
<画像形成装置>
まず、本実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
図1は本実施の形態に係る画像形成装置を含むシステムの一例を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成システムは、画像形成装置100及び端末装置102を備えている。画像形成装置100と端末装置102とは、通信回線104により接続されている。端末装置102は、利用者が使用するコンピュータ等の情報処理装置である。画像形成装置100は、用紙上に画像を形成する印刷装置等である。なお、画像形成システムの構成は一例であり、これに限定されるものではない。
端末装置102は、電子文書を取得し、画像形成装置100に電子文書の印刷を指示する。画像形成装置100は、端末装置102から、印刷指示や電子文書の画像情報と共に、画像形成情報を取得する。画像形成情報とは、ページ、部数、用紙サイズ、用紙1枚に印刷するページ数、余白等の印刷属性を表す情報である。画像形成装置100は、端末装置102から印刷指示を受けると、画像形成情報に基づいて指定サイズの用紙を選択する。続いて、画像情報に基づいて用紙上に文書画像を形成し、文書画像が形成された用紙を印刷物として出力する。
本実施の形態では、画像形成装置100は、形成される画像の濃度を色毎に補正する「濃度補正処理」を予め定めた期間毎に実施する。濃度補正処理を実施する際に、単位処理に係る画像情報及び画像形成情報を先行取得して、先行取得した画像情報等に応じて濃度補正の対象色を決定する。具体的には、次の単位処理で画像形成に使用される色を先読みして、使用される色を補正対象色とする。また、濃度補正履歴に応じて濃度補正の制限を変更する。具体的には、補正対象色が前回濃度補正された実施色の場合には補正量を制限し、補正対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には補正量の制限を緩和する。具体的な制御処理については後で詳細に説明する。
なお、ここでの「単位処理」とは、前回の濃度補正後で且つ次回の濃度補正前に、頁毎に画像が形成されるひとまとまりの処理を意味する。即ち、本実施の形態では、印刷指示により実行される一連の処理(ジョブ)中に複数回の濃度補正処理が実施され、一連の処理(ジョブ)が複数の単位処理に分割して実施される場合について説明する。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例について説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置は、トナーを含む電子写真用現像剤を用いて、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。本実施の形態では、いわゆるタンデム型で中間転写方式の画像形成装置について説明する。しかしながら、画像形成装置は、本実施の形態の「濃度補正処理」を実施する仕組みを備えていればよく、画像形成装置の構成はこれに限定される訳ではない。例えば、ロータリー現像方式の画像形成装置等でもよい。
図2は本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す概略図である。図3は本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成の一例を示すブロック図である。図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置100は、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、用紙供給部40、用紙排出部50、濃度検出部60、通信部80、記憶部90、及び制御部70を備えている。画像形成部30、用紙供給部40、及び用紙排出部50の各々は、点線で図示した用紙搬送路に沿って、用紙供給部40、画像形成部30、及び用紙排出部50の順序で配置されている。
濃度検出部60は、画像形成部30を構成する像保持体の周囲に、像保持体と対向するように配置されている。本実施の形態では、像保持体は、後述する中間転写ベルト36である。濃度検出部60は、画像形成部30を構成する画像形成ユニット32に対し、中間転写ベルト36の移動方向(矢印B方向)の下流側に配置されている。画像形成部30は、中間転写ベルト36上に濃度補正用画像を形成する。濃度検出部60は、中間転写ベルト36や中間転写ベルト36上に形成された濃度補正用画像からの反射光量を測定して、濃度補正用画像の濃度を検出する。ここで得られた濃度が「実測濃度」である。
制御部70は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部70は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)70A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)70B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)70C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ70D、及び入出力インターフェース(I/O)70Eを備えている。CPU70A、ROM70B、RAM70C、不揮発性メモリ70D、及びI/O70Eの各々は、バス70Fを介して接続されている。
操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、用紙供給部40、用紙排出部50、濃度検出部60、通信部80、及び記憶部90の各部は、制御部70のI/O70Eに接続されている。制御部70は、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、用紙供給部40、用紙排出部50、濃度検出部60、通信部80、及び記憶部90の各部との間で情報の授受を行って、各部を制御する。また、制御部70は、濃度検出部60から実測濃度を取得する。
なお、画像形成装置は、複数の搬送ローラ46を有している。複数の搬送ローラ46は、点線で図示した用紙搬送路に沿って配置されている。複数の搬送ローラ46は、図示しない駆動機構により駆動されて、画像形成動作に応じて用紙を搬送する。
操作表示部10は、スタートボタンやテンキー等の各種ボタン、警告画面や設定画面等の各種画面を表示するためのタッチパネルなどを含んで構成されている。操作表示部10は、上記構成により、利用者からの操作を受け付けると共に、利用者に対し各種情報を表示する。本実施の形態では、操作表示部10により、使用されていない現像装置を稼動状態とするか停止状態とするかの設定を、利用者から受け付ける例について説明する。
画像読取部20は、イメージセンサ等、用紙上に形成された画像を光学的に読み取る画像読み取り装置、用紙を走査するための走査機構等を含んで構成されている。画像読取部20は、上記構成により、画像読取部20に置かれた原稿用紙の画像を読み取り、画像情報を生成する。
画像形成部30は、電子写真方式により用紙上に画像を形成するものである。本実施の形態では、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、第1特別色(V)及び第2特別色(W)の6色のトナーが使用される例について説明する。本実施の形態では、KCMYVW6色のトナーを使用する6色カラーモード(6Cモード)、KCMY4色のトナーを使用する4色カラーモード(4Cモード)、K色のトナーを使用する白黒モード(単Kモード)等、種々のモードにより画像が形成される。なお、カラーモード選択情報は、画像形成情報として取得される。
ここで、第1特別色(V)は、レッド、グリーン、ブルー、白などの特色である。例えば、画像形成装置の提供企業が使用するコーポレートカラー等としてもよい。第2特別色(W)は、画像に光沢等を付与するために使用される透明な色である。ここで「透明」とは、可視光を透過する性質を意味する。例えば、可視光の透過率が70%以上であることを「透明」としてもよい。
画像形成部30は、K色のトナー像を形成する画像形成ユニット32K、C色のトナー像を形成する画像形成ユニット32C、M色のトナー像を形成する画像形成ユニット32M、Y色のトナー像を形成する画像形成ユニット32Y、V色のトナー像を形成する画像形成ユニット32V、及びW色のトナー像を形成する画像形成ユニット32Wを備えている。また、画像形成部30は、矢印B方向に移動するように複数のローラ34に巻き掛けられた中間転写ベルト36、中間転写ベルト36上のトナー像を用紙上に一括転写する二次転写装置38、及び二次転写されたトナー像を定着する定着装置39を含んで構成されている。
画像形成ユニット32K、32C、32M、32Y、32V及び32Wの各々は、中間転写ベルト36が矢印B方向に移動した場合に、中間転写ベルト36上にW色、V色、Y色、M色、C色、及びK色の順序でトナー像が形成されるように、図示した順序で配置されている。以下では、各色を区別する必要がない場合には、画像形成ユニット32と総称する。画像形成ユニット32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を含んで構成されている。感光体ドラムは、矢印方向に回転するように構成されている。
中間転写ベルト36は、駆動ローラ34A、背面支持ローラ34B、張力付与ローラ34C、及び従動ローラ34Dに巻き掛けられている。これらのローラを区別する必要がない場合には、複数のローラ34と総称する。複数のローラ34は、図示しない駆動機構により駆動されている。駆動機構により駆動ローラ34Aが回転駆動されることにより、中間転写ベルト36は予め定めた速度で矢印B方向に移動する。また、駆動機構により張力付与ローラ34Cが外側に移動することにより、中間転写ベルト36に予め定めた張力が付与されている。
画像形成部30は、具体的には以下の手順で画像を形成する。
画像形成ユニット32Kにより、K色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。画像形成ユニット32Kでは、感光体ドラムが、帯電装置により帯電される。露光装置は、帯電された感光体ドラム上をK色画像に応じた光で露光する。これにより、感光体ドラム上にK色画像に応じた静電潜像が形成される。現像装置は、感光体ドラム上に形成された静電潜像をK色トナーにより現像する。転写装置は、感光体ドラム上に形成されたK色のトナー像を、中間転写ベルト36上に転写する。
同様に、画像形成ユニット32Cにより、C色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Mにより、M色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Yにより、Y色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Vにより、V色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Wにより、W色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。
中間転写ベルト36上には、K色、C色、M色、Y色、V色及びW色のトナー像が重ね合わされて「重ねトナー像」が形成される。二次転写装置38は、中間転写ベルト36上の「重ねトナー像」を、用紙上に一括転写する。定着装置39は、用紙上に一括転写された「重ねトナー像」を加熱等により定着する。
画像形成装置100により用紙上に形成される画像の濃度は、上記の通り複雑な工程を経て形成されるため、環境条件を含む種々の要因により変動する。本実施の形態では、画像形成ユニット32K、32C、32M、32Y及び32Vの少なくとも1つにより、中間転写ベルト36上に濃度補正用画像群G2(図5参照)を形成し、各濃度補正用画像Pの実測濃度を濃度検出部60で取得して、実測濃度と目標濃度との比較結果に基づいて濃度補正処理を実施する。また、本実施の形態では、先行取得した単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて、単位処理に係る画像形成で使用される色から補正対象色を決定し、補正対象色について濃度補正を行う。換言すれば、単位処理に対する濃度補正が行われた後に、単位処理に係る画像形成が行われる。
用紙供給部40は、用紙が収容される用紙収容部42、用紙収容部42から画像形成部30に用紙を供給する供給機構等を含んで構成されている。供給機構は、用紙収容部42から用紙を取り出す取出ローラ44、搬送ローラ46等で構成されている。用紙の種類やサイズに応じて、複数の用紙収容部42が設けられている。用紙供給部40は、いずれかの用紙収容部42から用紙を取り出し、画像形成部30に供給する。用紙排出部50は、用紙が排出される排出部54、用紙を排出部54上に排出させるための排出機構等を含んで構成されている。
濃度検出部60は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子及びPD(Photo Diode)等の受光素子を有する光センサとして構成されている。濃度検出部60は、上記の構成により、中間転写ベルト36上に形成された濃度補正用画像Pに検出光を照射すると共に、濃度補正用画像Pから反射された反射光の光量を検出する。濃度検出部60は、K色の濃度補正用画像Pからは正反射光の光量を検出し、K色以外のYMCVW各色の濃度補正用画像Pからは拡散反射光の光量を検出する。検出された光量に応じた「実測濃度」が、濃度検出部60から出力される。
通信部80は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。通信部80は、外部装置から、印刷指示や電子文書の画像情報と共に、画像形成情報を取得する。記憶部90は、ハードディスク等の記憶装置を備えている。記憶部90には、ログデータ等の各種データ、各種プログラム等が記憶される。
本実施の形態では、後述する「画像形成処理」の制御プログラムが、ROM70Bに予め記憶されている場合について説明する。予め記憶された制御プログラムは、CPU70Aにより読み出されて実行される。なお、制御プログラムは、記憶部90等の他の記憶装置に記憶されていてもよいし、通信部80を介して外部から取得されてもよい。また、本実施の形態では、ROM70Bには、後述する「濃度補正履歴」が予めグラフ、テーブル等の形式で記憶されている。
なお、制御部70には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
<濃度補正用画像>
次に、濃度補正用画像について説明する。
図4は中間転写ベルト上の画像領域と非画像領域とを示す平面図である。図4に示すように、中間転写ベルト36上には、異なる用紙上に転写される複数の画像G1が形成される。中間転写ベルト36の移動方向(矢印B方向)に対し、画像G1が形成される領域を画像領域S1という。画像領域S1とこれに隣接する画像領域S1との間は、画像G1が形成されない非画像領域S2となる。濃度補正用画像群G2は、非画像領域S2に形成される。
本実施の形態では、単位処理に係る画像形成が行われる前に、単位処理に対する濃度補正処理が行われる。従って、単位処理に係る濃度補正用画像群G2は、単位処理に係る画像G1が形成される画像領域S1の上流側にある非画像領域S2に形成される。なお、濃度補正用画像群G2は用紙上に二次転写されずに除去される。
図5は中間転写ベルト上に形成される濃度補正用画像群の構成を示す模式図である。図5に示すように、濃度補正用画像群G2は、複数の濃度補正用画像Pを有している。ここでは、濃度補正用画像Pをパッチ画像Pという。複数のパッチ画像Pの各々は、特定の1色(例えば、K色)によって形成されたトナー像である。複数のパッチ画像Pは、中間転写ベルト36の移動方向(矢印B方向)に沿って、中間転写ベルト36上に一次元状に配列されている。即ち、複数のパッチ画像Pを配列した画像群が、濃度補正用画像群G2である。
1つのパッチ画像Pは、予め定めた面積に予め定めた面積率で形成される画像である。図5に示す例では、複数のパッチ画像Pは、各々異なる「面積率」を有している。パッチ画像Pの「面積率」は、例えば「60%」のように、単位面積当たりの露光面積率で表される。なお、本実施の形態では、複数のパッチ画像Pの面積率は段階的に変化するため、以下では、パッチ画像の面積率を「階調」又は「階調値」と称する。即ち、複数のパッチ画像Pは、配列方向に沿って「階調」が増加又は減少するように配列されている。
図5に示す例では、濃度補正用画像群G2は、Y色濃度補正用画像群G2Y、M色濃度補正用画像群G2M、及びC色濃度補正用画像群G2Cを有している。Y色濃度補正用画像群G2Yは、4個のY色のパッチ画像P1〜P4を有している。M色濃度補正用画像群G2Mは、4個のM色のパッチ画像P5〜P8を有している。C色濃度補正用画像群G2Cは、4個のC色のパッチ画像P9〜P12を有している。12個のパッチ画像P1〜P12は、図面上で左側から右側に向かってY色、M色、C色の順序で配列されている。YMC各色については、図面上で左側から右側に向かって階調が減少する。
中間転写ベルト36が矢印B方向に移動することにより、濃度検出部60によって、中間転写ベルト36上に形成された濃度補正用画像群G2の各パッチ画像Pからの反射光量が順次測定されて、画像濃度が検出される。上記では、YMC各色のパッチ画像Pを含む濃度補正用画像群G2を例示したが、これに限定されるわけではない。本実施の形態では、次に画像形成で使用される色を補正対象とし、対象色のパッチ画像Pを含む濃度補正用画像群G2を形成する。例えば、Y色及びC色が対象色とされた場合には、Y色のパッチ画像PとC色のパッチ画像Pを含む濃度補正用画像群G2を形成する。また、パッチ画像Pは必要な個数だけ形成すればよい。例えば、1個のパッチ画像Pだけを形成してもよい。
<画像形成装置の動作>
次に、画像形成装置の動作について説明する。
ここでは、制御部70による各種処理を画像形成装置の動作として説明する。図6は本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成の一例を示す機能ブロック図である。即ち、制御部70による処理の全体を機能ブロックで表したものである。また、図7〜図9の各々は図6に示す各部をより詳細な機能ブロックで表したものである。
図6に示すように、制御部70は、画像処理部71、画像情報記憶部72 、画像形成駆動制御部73、情報先行取得部74、先行取得情報記憶部75、濃度補正部76、及び濃度補正履歴記憶部77を備えている。図7に示すように、画像処理部71は、特別色指定情報取得部81、画像展開部82、色変換処理部83、及び出力画像処理部84を備えている。また、情報先行取得部74は、各色画像有無情報取得部85、及び補正対象色決定部86を備えている。
図6に示すように、画像処理部71は、通信部80を介して印刷指示と共に単位処理に係る画像情報及び画像形成情報を取得する。ここで画像情報は、ページ記述言語で記述された情報(PDLデータ)として取得される。図7に示す画像処理部71では、画像展開部82は、ページ記述言語で記述された情報を展開処理して、頁毎にRGB各色に展開処理された画像情報(ラスタデータ)を取得する。展開処理された画像情報(RGBデータ)は、色変換処理部83に出力される。
また、特別色指定情報取得部81は、画像形成情報から特別色を指定する特別色指定情報を取得して、色変換処理部83に出力する。例えば、画像形成情報がカラーモード選択情報としてKCMYVW6色のトナーを使用する「6Cモード」を含む場合には、特別色V、特別色Wの2色が指定されていることになる。
色変換処理部83は、展開処理された画像情報(RGBデータ)を、画像形成装置で再現可能なYMCK各色で表現された画像情報(YMCKデータ)に変換する。ここで、特別色Vが指定されている場合は、RGBデータを、YMCKV各色で表現されたYMCKVデータに変換する。色変換処理後の画像情報は、出力画像処理部84に出力されると共に、情報先行取得部74に出力される。ここでは、特別色V、特別色Wの2色が指定されており、YMCKVデータが出力される場合について説明する。なお、特別色Wは透明色であるため、出力画像処理部84に特別色Wの指定がある旨が通知される。
出力画像処理部84は、色変換処理後の画像情報に対し、γ変換処理、精細度処理、中間調処理等の画像処理を施し、画像G1を形成するための画像形成用画像情報(YMCKVデータ)を取得する。画像形成用画像情報は、画像情報記憶部72に記憶される。図7に示す情報先行取得部74では、各色画像有無情報取得部85は、濃度補正部76から補正時期情報を取得し、画像処理部71から取得した色変換処理後の画像情報を解析して、次回の濃度補正前にYMCKV各色で形成される画像が有るか否かを表す各色画像有無情報を取得する。各色画像有無情報は、補正対象色決定部86に出力される。
また、YMCKV各色で形成される画像が有るか否かは、次回の濃度補正前に各色で形成される画像の像密度の合計値が予め定めた値以上か否かで判断してもよい。像密度の合計値が予め定めた値以上の場合に、各色で形成される画像が有ると判断される。また、YMCKV各色で形成される画像が有るか否かは、次回の濃度補正前に各色で形成される画像の種類に応じて判断してもよい。例えば、点や線の画像のみである場合は、各色で形成される画像は無いと判断してもよい。
また、YMCKV各色で形成される画像が有るか否かは、色変換処理後の画像情報及び画像形成情報を解析して取得してもよい。例えば、カラーモードとして白黒モードが設定されている場合には、K色以外の色で形成される画像は無いと判断してもよい。
補正対象色決定部86は、各色画像有無情報を取得すると共に、特別色指定情報取得部81から特別色指定情報を取得する。補正対象色決定部86は、取得された各色画像有無情報及び特別色指定情報に基づいて、濃度補正の対象となる対象色を決定し、対象色情報を取得する。例えば、画像形成に使用される色と特別色として指定された色とを対象色としてもよい。或いは、特別色が指定されていても画像形成に使用されない場合は対象色とせず、画像形成に使用される色だけを対象色としてもよい。対象色情報は、先行取得情報として先行取得情報記憶部75に記憶される。なお、単位処理に係る画像情報及び画像形成情報が先行取得されるが、ここでは画像情報等を解析して取得された「対象色情報」を「先行取得情報」とする。
図8に示すように、濃度補正部76は、濃度補正用に使用される部分画像情報記憶部91、濃度補正用画像生成部92 、濃度比較部93、補正情報生成部94、補正情報格納部95、及び補正時期管理部96を備えている。補正時期管理部96は、予め定めた期間毎に到来する濃度補正の時期を表す補正時期情報を、濃度補正用画像生成部92、補正情報格納部95、及び情報先行取得部74に通知する。
部分画像情報記憶部91には、濃度補正用画像群G2を生成するための部分画像情報が記憶されている。濃度補正用画像生成部92は、補正時期情報が通知されると、先行取得情報記憶部75から対象色情報を読み出す。そして、補正対象色については、部分画像情報記憶部91に記憶された部分画像情報を用いて、濃度補正用画像情報(例えば、YMCKVデータ)を生成する。濃度補正用画像情報は、画像情報記憶部72に記憶される。
後述する通り、画像形成駆動制御部73は、濃度補正用画像情報に基づいて中間転写ベルト36上に濃度補正用画像群G2を形成する。濃度比較部93は、濃度検出部60から濃度補正用画像群G2の実測濃度を取得し、画像形成駆動制御部73から目標濃度を取得して、取得された実測濃度と目標濃度とを比較する。濃度比較部93による比較結果は、補正情報生成部94に出力される。補正情報生成部94は、濃度補正履歴記憶部77から濃度補正履歴情報を取得し、比較結果及び濃度補正履歴情報に基づいて、濃度補正に用いる補正情報を生成する。後で詳しく説明するが、補正対象色が前回濃度補正された実施色の場合には補正量を制限し、補正対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には補正量の制限を緩和する。
補正情報生成部94で生成された補正情報は、補正情報格納部95に格納される。本実施の形態では、補正情報が、色毎の光量補正データである場合について説明する。補正情報格納部95は、通知された補正時期が到来すると、補正情報を画像形成駆動制御部73に出力すると共に、新たな補正情報を濃度補正履歴記憶部77に記憶して補正履歴を更新する。
図9に示すように、画像情報記憶部72には、画像形成用画像情報110と濃度補正用画像情報111とが記憶されている。画像形成駆動制御部73は、出力情報選択部112、パルス幅変調部113、露光装置駆動部114、及び現像装置駆動部115を備えている。
出力情報選択部112は、画像情報記憶部72に記憶された画像形成用画像情報110と濃度補正用画像情報111とを、単位処理に係る画像形成が行われる前に単位処理に対する濃度補正が行われるように、設定された順序に従って順次選択して出力する。パルス幅変調部113は、出力情報選択部112から出力される各色の画像情報を、その濃度に応じてパルス幅変調することで、パルスのオンタイムの長さに変換する。パルス幅変調された画像情報(YMCKVデータ)は、各色の光量データとして露光装置駆動部114に出力される。また、露光装置駆動部114は、濃度補正部76から光量データを補正するための光量補正データを取得する。
露光装置駆動部114は、画像形成用画像情報110に基づいて中間転写ベルト36上に画像群G1を形成する場合に、各色の光量データ及び光量補正データに基づいて、光量補正を行いながら画像形成部30の各色の露光装置(Y色露光装置116Y、M色露光装置116M、C色露光装置116C、K色露光装置116K、V色露光装置116V、及びW色露光装置116W)を駆動する。なお、透明色であるW色については、光量補正データは生成されず、光量補正は行われない。
現像装置駆動部115は、操作表示部10から取得された設定情報に基づいて、画像形成部30の各色の現像装置(Y色現像装置117Y、M色現像装置117M、C色現像装置117C、K色現像装置117K、V色現像装置117V、及びW色現像装置117W)を駆動する。ここで「設定情報」とは、使用されていない現像装置を稼動状態とするか停止状態とするかの設定情報である。
<画像形成処理>
次に、画像形成装置で実行される「画像形成処理」の手順を簡単に説明する。
図12は本実施の形態に係る画像形成装置の「画像形成処理」の手順を示すフローチャートである。「画像形成処理」の制御プログラムは、ROM70Bから読み出され、CPU70Aにより実行される。「画像形成処理」の制御プログラムは、通信部80を介して端末装置からの印刷指示を受け取ると開始される。なお、処理中に取得された情報は、ワークエリアであるRAM70Cに記憶されて使用される。
図12に示すように、まず、ステップ100で、単位処理に係る画像情報と画像形成情報とを取得する。次に、ステップ102で、画像形成情報から特別色指定情報を取得する。次に、ステップ104で、ページ記述言語で記述された画像情報を展開処理して、頁毎にRGB各色に展開処理された画像情報(ラスタデータ)を取得する。次に、ステップ106で、展開処理された画像情報(RGBデータ)を、画像形成装置で再現可能な色で表現された画像情報(YMCKデータ又はYMCKVデータ)に色変換処理する。「色変換処理」の詳細については後述する。
次に、ステップ108で、色変換処理後の画像情報に対し、γ変換処理、精細度処理、中間調処理等の画像処理を施し、画像G1を形成するための画像形成用画像情報(YMCKVデータ)を取得する。次に、ステップ110で、画像形成用画像情報をRAM70Cに記憶する。
ステップ108及びステップ110と並行して、ステップ112で、色変換処理後の画像情報を用いて、濃度補正用画像情報を生成する「濃度補正用画像生成処理」を実行する。次に、ステップ114で、生成された濃度補正用画像情報をRAM70Cに記憶する。
次に、ステップ116で、操作表示部10から利用者の設定情報を取得する。次に、ステップ118で、利用者の設定情報に基づいて、使用しない現像装置を稼動状態又は停止状態とするように、画像形成部30の各色の現像装置を駆動制御する。なお、単位処理に係る画像形成に使用されない現像装置は、単位処理に対する濃度補正にも使用されない。このため現像装置の状態情報は、濃度補正履歴として記憶される。
次に、ステップ120で、濃度補正用画像情報に基づいて中間転写ベルト36上に濃度補正用画像群G2を形成するように、画像形成部30の各部を駆動制御する。次に、ステップ122で、濃度補正用画像群G2を用いて「濃度補正処理」を実行する。単位処理に係る画像形成が行われる前に、単位処理に対する濃度補正が行われる。「濃度補正処理」の詳細については後述する。
次に、ステップ124で、画像形成用画像情報に基づいて中間転写ベルト36上に画像G1を形成するように、画像形成部30の各部を駆動制御する。画像G1を形成する場合には、各色の光量データ及び光量補正データに基づいて、光量補正を行いながら画像形成部30の各色の露光装置が駆動される。画像G1を形成して「画像形成処理」のルーチンを終了する。
(色変換処理)
次に、「色変換処理」について説明する。図13は「色変換処理」の手順を示すフローチャートである。図13に示すように、ステップ200で、特別色の指定があるか否かを判断する。特別色が指定されている場合は、ステップ202に進み、指定された特別色が色変換される特別色Vであるか否かを判断する。特別色Vが指定されている場合は、ステップ204に進み、展開処理された画像情報(RGBデータ)を、YMCKV各色で表現された画像情報(YMCKVデータ)に色変換処理してルーチンを終了する。特別色Vが指定されていない場合及び特別色の指定がない場合は、ステップ206に進み、RGBデータをYMCKデータに色変換処理してルーチンを終了する。
(濃度補正用画像生成処理)
次に、「濃度補正用画像生成処理」について説明する。図14は「濃度補正用画像生成処理」の手順を示すフローチャートである。図14に示すように、ステップ300で、色変換処理後の画像情報(YMCKデータ又はYMCKVデータ)を取得する。次に、ステップ302で、濃度補正の時期を表す補正時期情報を取得する。次に、ステップ304で、色変換処理後の画像情報を解析して、次回の濃度補正前にYMCKV各色で形成される画像が有るか否かを表す各色画像有無情報を取得する。
次に、ステップ306で、特別色指定情報を取得する。次に、ステップ308で、取得された各色画像有無情報及び特別色指定情報に基づいて、濃度補正の対象となる対象色を決定し、対象色情報を取得する。次に、ステップ310で、補正時期情報及び対象色情報に応じて、予め記憶された部分画像情報を用いて、補正対象色について濃度補正用画像情報(例えば、YMCKVデータ)を生成してルーチンを終了する。
(濃度補正処理)
次に、「濃度補正処理」について説明する。図15は「濃度補正処理」の手順を示すフローチャートである。図15に示すように、ステップ400で、濃度検出部60から濃度補正用画像群G2の各濃度補正用画像Pの実測濃度を取得する。次に、ステップ402で、各濃度補正用画像Pの目標濃度を取得する。次に、ステップ404で、濃度補正履歴情報を取得する。次に、ステップ406で、補正時期情報を取得する。
次に、ステップ408で、最初の濃度補正用画像Pについて、実測濃度と目標濃度とを比較して比較結果を取得する。次に、ステップ410で、濃度補正履歴情報に基づいて補正制限を変更して、濃度補正を行うための補正情報を取得する「履歴対応補正処理」を実行する。本実施の形態では、露光装置の光量データを補正する光量補正データを補正情報として取得する。次に、ステップ412で、補正情報をRAM70Cに記憶する。
次に、ステップ414で、次の濃度補正用画像があるか否かを判断する。次の濃度補正用画像がある場合は、ステップ422に進み、次の濃度補正用画像について、実測濃度と目標濃度とを比較して比較結果を取得する。そして、ステップ410に戻って「履歴対応補正処理」を実行し、ステップ412で補正情報をRAM70Cに記憶する。すべての濃度補正用画像に対して履歴対応補正処理が実行されるまで、ステップ410、412、414及び422の手順を繰り返し行う。
一方、次の濃度補正用画像が無い場合は、ステップ416に進み、新たな補正情報を加えて濃度補正履歴情報を更新する。次に、ステップ418で、補正時期情報に基づいて補正時期が到来したか否かを判断する。補正時期が到来するまで、ステップ418の判断を繰り返し行う。補正時期が到来すると、ステップ420に進み、RAM70Cに記憶しておいた補正情報を出力して、ルーチンを終了する。
(履歴対応補正処理)
次に、「履歴対応補正処理」について説明する。図16は「履歴対応補正処理」の手順を示すフローチャートである。図16に示すように、ステップ500で、濃度補正履歴情報に基づいて、濃度補正用画像の色(補正対象色)が前回濃度補正を実施した色か否かを判断する。補正対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、ステップ502に進む。ステップ502で、補正量が第1の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。即ち、補正量を第1の上限値以内に制限する。ここで「第1の上限値」は、補正前後の濃度が大幅に変動しないように予め設定された値である。
補正対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には、ステップ504に進む。ステップ504で、補正量が第2の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。ここで「第2の上限値」は、補正前後の濃度変動を許容するように予め設定された値である。従って、「第2の上限値」は「第1の上限値」よりも大きい。即ち、補正対象色が未実施色の場合には、補正量の制限を緩和する。前回濃度補正されていない未実施色は、前回画像形成に使用されていない色でもあり、補正前後の濃度変動に対する許容範囲が広い。
ここで、ジョブと称される一連処理中に濃度補正を4回行った場合の実験結果について説明する。図10は本実施の形態に係る画像形成装置での濃度補正による濃度変化を示すグラフである。これに対し、図11は従来の画像形成装置での濃度補正による濃度変化を示すグラフである。黒丸は、濃度補正が実施されたことを示す。実線は実測濃度を示し、点線は目標濃度を示す。
本実施の形態に係る画像形成装置では、上記の「履歴対応補正処理」を実施しているが、従来の画像形成装置では、「履歴対応補正処理」を実施していない。従って、従来の画像形成装置では、補正対象色が実施色か未実施色かに拘わらず、補正量を第1の上限値以内に制限する。また、従来の画像形成装置では、濃度変動が目立たないように、複数頁に分けて濃度補正を行う分割補正を実施している。
この例では、一連処理中の1回目の濃度補正時には、次回の濃度補正までにM色で形成される画像が無く、M色は補正対象色とされていない。図11に示す従来例では、一連処理中の2回目の濃度補正時に、M色は前回濃度補正されていない未実施色であるが、補正量が第1の上限値以内に制限される。この例では、2回目の濃度補正時にM色濃度は大幅に低下している。しかしながら、補正量が制限されているため、M色濃度は濃度補正後も目標濃度に到達しない。また、分割補正であるため、濃度補正に時間がかかる。
図10に示すように、本実施の形態では、一連処理中の2回目の濃度補正時に、M色は前回濃度補正されていない未実施色であり、補正量の制限が緩和される。従って、M色濃度は濃度補正後に目標濃度に到達する。また、一括補正であるため、濃度補正の直後に目標濃度に到達する。即ち、本実施の形態では、従来例に比べて、目標濃度に対する濃度追従性が向上する。
また、この例では、一連処理中の2回目、3回目の濃度補正時には、次回の濃度補正までにC色で形成される画像が無く、C色は補正対象色とされていない。図11に示す従来例では、一連処理中の4回目の濃度補正時に、補正量が制限されているため、C色濃度は濃度補正後も目標濃度に到達しない。これに対し、図10に示す本実施の形態では、一連処理中の4回目の濃度補正時に、C色は前回濃度補正されていない未実施色であり、補正量の制限が緩和されて、C色濃度は濃度補正後に目標濃度に到達する。
なお、本実施の形態では、補正対象色が未実施色である場合に「一括補正」を行う例について説明したが、補正量の制限が緩和されていればよく、複数頁に分けて濃度補正を行う「分割補正」としてもよい。
−第2の実施の形態−
第1の実施の形態では、補正対象色が実施色か未実施色かで補正量の制限を変更する「履歴対応補正処理」の例について説明したが、第2の実施の形態では、補正時の現像装置の駆動状況も考慮して補正量の制限を変更する。「履歴対応補正処理」の手順以外は、第1の実施の形態と同様であるため、「履歴対応補正処理」の手順以外については説明を省略する。
(履歴対応補正処理)
図17は本発明の第2の実施の形態に係る「履歴対応補正処理」の手順を示すフローチャートである。図17に示すように、ステップ506で、濃度補正履歴情報に基づいて、濃度補正用画像の色(補正対象色)が前回濃度補正を実施した色か否かを判断する。補正対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、ステップ508に進む。ステップ508で、補正量が第1の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。
補正対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には、ステップ510に進む。ステップ510で、濃度補正履歴情報に基づいて、補正対象色が前回濃度補正時に現像装置を停止状態として濃度補正した色か否かを判断する。現像装置を停止状態として濃度補正した色である場合には、ステップ512に進む。ステップ512で、補正量が第2の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。ここで「第2の上限値」は、補正前後の濃度変動を許容するように予め設定された値である。従って、「第2の上限値」は「第1の上限値」よりも大きい。
一方、前回濃度補正時に現像装置を稼動状態として濃度補正した色である場合には、ステップ514に進む。ステップ514で、補正量が第3の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。ここで「第3の上限値」は、補正前後の濃度変動を制限するように予め設定された値である。従って、「第3の上限値」は「第1の上限値」よりも大きく且つ「第2の上限値」よりも小さい。
補正対象色が未実施色で且つ前回画像形成に使用されていない色であっても、現像装置を稼動状態としたまま(いわゆる「空回し」)であれば、現像装置を停止状態とした場合に比べて、補正対象色の濃度変動は小さいと予測される。従って、現像装置を稼動状態とした場合は、現像装置を停止状態とした場合に比べて、補正量の制限を厳しくする。
−第3の実施の形態−
第1の実施の形態では、補正対象色が実施色か未実施色かで補正量の制限を変更する「履歴対応補正処理」の例について説明したが、第3の実施の形態では、補正量の制限が不要な場合を考慮して補正量の制限を変更する。「履歴対応補正処理」の手順以外は、第1の実施の形態と同様であるため、「履歴対応補正処理」の手順以外については説明を省略する。
(履歴対応補正処理)
図18は本発明の第3の実施の形態に係る「履歴対応補正処理」の手順を示すフローチャートである。図18に示すように、ステップ516で、画像情報及び画像形成情報に基づいて、次回の画像形成が予め定めた時間以上先に実施されるか否か、即ち、予め定めた時間以内に画像形成が実施されないか否かを判断する。予め定めた時間以内に画像形成が実施される場合は、ステップ518に進む。
ステップ518で、濃度補正履歴情報に基づいて、濃度補正用画像Pの色(補正対象色)が前回濃度補正を実施した色か否かを判断する。補正対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、ステップ520に進む。ステップ520で、補正量が第1の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。
補正対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には、ステップ522に進む。ステップ522で、濃度補正履歴情報に基づいて、補正対象色について補正未実施回数が予め定めた回数以下かを判断する。補正未実施回数が予め定めた回数以下である場合には、ステップ524に進む。ステップ524で、補正量が第2の上限値以内となるように補正情報を生成してルーチンを終了する。ここで「第2の上限値」は、補正前後の濃度変動を許容するように予め設定された値である。従って、「第2の上限値」は「第1の上限値」よりも大きい。
一方、予め定めた時間以内に画像形成が実施されない場合及び補正未実施回数が予め定めた回数を超えた場合には、ステップ526に進む。ステップ526で、補正量を制限せずに補正情報を生成してルーチンを終了する。予め定めた時間以内に画像形成が実施されない場合は、補正前後の濃度変動の許容範囲が広い。補正未実施回数が予め定めた回数を超えた場合は、補正対象色の濃度変動は大きいと予測される。従って、補正量を制限せずに補正情報を生成する。なお、電源オン時や省電力状態から待機状態への復帰時にも、補正量を制限せずに補正情報を生成して濃度補正が実施される。
−第4の実施の形態−
第1の実施の形態では、濃度補正の対象色を表す対象色情報象を「先行取得情報」として取得する例について説明したが、第4の実施の形態では、対象色情報象に加えて、濃度補正用画像の階調数及び階調値を「先行取得情報」として取得する。情報先行取得部74の構成及び「濃度補正用画像生成処理」の手順以外は、第1の実施の形態と同様であるため、情報先行取得部74の構成及び「濃度補正用画像生成処理」の手順以外については説明を省略する。
図19は本発明の第4の実施の形態に係る画像処理部及び情報先行取得部の構成の一例を示す機能ブロック図である。図19に示す情報先行取得部74は、各色画像情報取得部87と、補正対象色及び階調数/階調値決定部88とを備えている。各色画像情報取得部87は、濃度補正部76から補正時期情報を取得し、画像処理部71から取得した色変換処理後の画像情報及び通信部80(図6参照)を介して取得した画像形成情報を解析して、次回の濃度補正前にYMCKV各色で形成される画像の有無、各色で形成される画像の画像濃度、各色で形成される画像が表すオブジェクトの種類等を含む各色画像情報を取得する。各色画像情報は、補正対象色及び階調数/階調値決定部88に出力される。
補正対象色及び階調数/階調値決定部88は、各色画像情報を取得すると共に、特別色指定情報取得部81から特別色指定情報を取得する。補正対象色及び階調数/階調値決定部88は、取得された各色画像情報及び特別色指定情報に基づいて、濃度補正の対象となる対象色を決定し、対象色情報を取得する。
また、補正対象色及び階調数/階調値決定部88は、取得された各色画像情報に基づいて、濃度補正用画像の階調数/階調値を決定し、階調数/階調値情報を取得する。例えば、階調値25%、50%、75%、100%の4個の濃度補正用画像Pを含む濃度補正用画像群G2を形成するというように、濃度補正用画像群G2に含まれる濃度補正用画像Pの階調数と階調値とを取得する(図5参照)。
濃度補正用画像の階調数及び階調値は、取得された各色画像情報に応じて決定される。例えば、各色で形成される画像の画像濃度が低い場合には、濃度補正用画像の階調値を小さくする。各色で形成される画像が表すオブジェクトが「写真」である場合には、濃度補正用画像の階調数(形成数)を多くする。各色で形成される画像が表すオブジェクトが「文字」である場合には、濃度補正用画像の階調数(形成数)を少なくする。
(濃度補正用画像生成処理)
図20は本発明の第4の実施の形態に係る「濃度補正用画像生成処理」の手順を示すフローチャートである。図20に示すように、ステップ600で、色変換処理後の画像情報(YMCKデータ又はYMCKVデータ)を取得する。次に、ステップ602で、画像形成情報を取得する。次に、ステップ604で、補正処理の時期を表す補正時期情報を取得する。次に、ステップ606で、色変換処理後の画像情報を解析して、次回の濃度補正前にYMCKV各色で形成される画像の有無を表す画像有無情報を取得する。
次に、ステップ608で、特別色指定情報を取得する。次に、ステップ610で、取得された各色画像有無情報及び特別色指定情報に基づいて、濃度補正の対象となる対象色を決定し、対象色情報を取得する。次に、ステップ612で、色変換処理後の画像情報及び画像形成情報を解析して、次回の濃度補正前にYMCKV各色で形成される画像の画像濃度、各色で形成される画像が表すオブジェクトの種類等を含む各色画像情報を取得する。
次に、ステップ614で、取得された各色画像情報に基づいて、濃度補正用画像Pの階調数及び階調値を決定し、階調数/階調値情報を取得する。次に、ステップ616で、取得された補正時期情報、対象色情報及び階調数/階調値情報に応じて、予め記憶された部分画像情報を用いて、補正対象色について濃度補正用画像情報(例えば、YMCKVデータ)を生成して、ルーチンを終了する。
本実施の形態では、次回の濃度補正前にYMCKV各色で形成される画像の画像濃度、各色で形成される画像が表すオブジェクトの種類等を含む各色画像情報を先行取得することで、各色画像情報に応じて濃度補正用画像の階調数及び階調値が決定される。なお、上記では、画像濃度及びオブジェクトの種類の両方を「各色画像情報」として先行取得する例について説明したが、画像濃度及びオブジェクトの一方を「各色画像情報」として先行取得してもよい。
−変形例−
なお、上記各実施の形態で説明した画像形成装置及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
例えば、上記の実施の形態では、各色の露光装置の露光光量を補正して濃度補正を行う場合について説明したが、画像形成条件を調整して濃度補正が行われればよく、露光光量の補正には限定されない。例えば、現像器内のトナー濃度を調整してトナー供給量を変更してもよく、感光体上の帯電量、現像ロールの現像バイアスを調整して像保持体上のトナー量を変更してもよい。また、画像情報の入力階調値と出力階調値の関係を調整する階調補正を行ってもよい。
また、補正量を制限するための上限値は、制御値として出荷時等に予め設定されていてもよく、利用者により予め(補正処理前に)設定されるようにしてもよい。
10 操作表示部
20 画像読取部
30 画像形成部
32 画像形成ユニット
34 ローラ
36 中間転写ベルト
38 二次転写装置
39 定着装置
40 用紙供給部
42 用紙収容部
44 取出ローラ
46 搬送ローラ
50 用紙排出部
60 濃度検出部
70 制御部
71 画像処理部
72 画像情報記憶部
73 画像形成駆動制御部
74 情報先行取得部
75 先行取得情報記憶部
76 濃度補正部
77 濃度補正履歴記憶部
80 通信部
81 特別色指定情報取得部
82 画像展開部
83 色変換処理部
84 出力画像処理部
85 各色画像有無情報取得部
86 補正対象色決定部
87 各色画像情報取得部
88 階調値決定部
90 記憶部
91 部分画像情報記憶部
92 濃度補正用画像生成部
93 濃度比較部
94 補正情報生成部
95 補正情報格納部
96 補正時期管理部
100 画像形成装置
102 端末装置
104 通信回線
110 画像形成用画像情報
111 濃度補正用画像情報
112 出力情報選択部
113 パルス幅変調部
114 露光装置駆動部
115 現像装置駆動部
G1 画像
G2 濃度補正用画像群
P 濃度補正用画像(パッチ画像)
S1 画像領域
S2 非画像領域

Claims (11)

  1. 画像情報及び画像形成情報を単位処理毎に取得する第1の取得手段と、
    画像情報及び画像形成情報に基づいて予め定めた複数色のうちの少なくとも1色により画像を形成する画像形成手段と、
    前記単位処理の実行前に前記画像形成手段による画像形成条件を調整して、前記画像形成手段により形成される画像の濃度を色毎に補正する濃度補正手段と、
    前記単位処理の実行前に当該単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて、当該単位処理の実行前に実施する次回の濃度補正の対象となる対象色を取得する第2の取得手段と、
    濃度補正の実施履歴を取得する第3の取得手段と、
    前記濃度補正の実施履歴に基づいて、前記対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には補正量が第1の上限値を超えても補正を行い、前記対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、補正量が第1の上限値以下となる範囲で補正を行うように、前記濃度補正手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記濃度補正手段が、複数の単位処理を含む一連の処理中に、各単位処理の実行前に濃度補正を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段が、前記対象色が前記未実施色の場合には、補正量に上限値を設けずに補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段が、前記対象色が前記未実施色の場合には、補正量が前記第1の上限値より大きい第2の上限値以下となる範囲で補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段が、濃度補正されていない回数が予め定めた回数を超える場合には、補正量に上限値を設けずに補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段が、前記単位処理の実行開始が予め定めた時間以上先である場合には、前記対象色が実施色か未実施色かに拘わらず、補正量に上限値を設けずに補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記濃度補正の実施履歴が、濃度補正時の画像形成手段の稼動状況を含み、
    前記制御手段が、前記対象色が前記未実施色で且つ濃度補正時に前記画像形成手段が停止状態の場合には補正量が前記第1の上限値より大きい第2の上限値以下となる範囲で補正を行い、前記対象色が前記未実施色で且つ濃度補正時に前記画像形成手段が稼動状態の場合には補正量が前記第1の上限値より大きく且つ前記第2の上限値より小さい第3の上限値以下となる範囲で補正を行うように前記濃度補正手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  8. 前記単位処理の実行前に当該単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて次回の濃度補正に用いる濃度補正用画像を取得する第4の取得手段を更に備え、
    前記濃度補正手段が、前記第4の取得手段で取得された濃度補正用画像を用いて前記画像形成手段による画像形成条件を調整する、
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第4の取得手段が、前記画像情報及び画像形成情報から前記対象色で形成される画像の画像濃度及び/又は当該画像に含まれるオブジェクトの種類を含む情報を抽出し、抽出された情報に基づいて前記濃度補正用画像の階調数及び階調値を決定する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. コンピュータを、
    画像情報及び画像形成情報を単位処理毎に取得する第1の取得手段、
    画像情報及び画像形成情報に基づいて予め定めた複数色のうちの少なくとも1色により画像を形成するように画像形成手段を制御する画像形成制御手段、
    前記単位処理の実行前に前記画像形成手段による画像形成条件を調整して、前記画像形成手段により形成される画像の濃度を色毎に補正する濃度補正手段、
    前記単位処理の実行前に当該単位処理に係る画像情報及び画像形成情報に基づいて、当該単位処理の実行前に実施する次回の濃度補正の対象となる対象色を取得する第2の取得手段、
    濃度補正の実施履歴を取得する第3の取得手段、
    前記濃度補正の実施履歴に基づいて、前記対象色が前回濃度補正されていない未実施色の場合には補正量が第1の上限値を超えても補正を行い、前記対象色が前回濃度補正された実施色の場合には、補正量が第1の上限値以下となる範囲で補正を行うように、前記濃度補正手段を制御する制御手段と、
    として機能させるプログラム。
  11. 前記濃度補正手段が、複数の単位処理を含む一連の処理中に、各単位処理の実行前に濃度補正を行う、請求項10に記載のプログラム。
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