JP6684695B2 - エレベーター - Google Patents

エレベーター Download PDF

Info

Publication number
JP6684695B2
JP6684695B2 JP2016232859A JP2016232859A JP6684695B2 JP 6684695 B2 JP6684695 B2 JP 6684695B2 JP 2016232859 A JP2016232859 A JP 2016232859A JP 2016232859 A JP2016232859 A JP 2016232859A JP 6684695 B2 JP6684695 B2 JP 6684695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
counterweight
workbench
elevator
hoistway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016232859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018090349A (ja
Inventor
隆博 西野
隆博 西野
泰裕 金山
泰裕 金山
重幸 大菅
重幸 大菅
克典 西野
克典 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016232859A priority Critical patent/JP6684695B2/ja
Publication of JP2018090349A publication Critical patent/JP2018090349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6684695B2 publication Critical patent/JP6684695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、巻上機等の保守作業が必要なエレベーターに関する。
従来、平坦な上面部を有する作業台を乗りかごの天井の上面全体を覆うように設置して、作業員が作業台に乗って巻上機等の保守作業を行うエレベーターが知られている(特許文献1)。
一方、保守作業を行う作業者の安全を確保するために、昇降路の頂部と作業台との間には、所定の高さを確保した退避スペースを設けることが法律で義務づけられている。
特開2000−16725号公報
しかしながら、退避スペースの高さは作業台の上面部から計算されることになるため、従来のエレベーターでは、退避スペースを確保するために昇降路全体の高さが高くなり、これに合わせて、エレベーターを設置する建屋を大きくしなければならないという問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、容易に巻上機等の保守作業を行えるとともに、建屋を大きくすることなく作業員の退避スペースを確保できるエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願のエレベーターは、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
昇降路を昇降する乗りかごと、乗りかごと釣り合うように昇降路を昇降する釣合おもりと、乗りかごと前記釣合おもりを懸架するロープと、ロープと係合して乗りかご及び釣合おもりを昇降する巻上機と、釣合おもりの下方に設置された釣合おもり緩衝器と、乗りかごの上面部に設置された平坦な上面部を有し、内部に乗りかご内の環境を整える付属機器を収納した矩形状の作業台と、乗りかごの上面部を囲むように設けられた手摺りと、を備える。そして、作業台は、乗りかごの上面部において、乗りかごの上面部の中心位置よりも巻上機側に設置され、作業台の上面部の面積は、乗りかごの上面部の面積よりも小さく形成されている。また、乗りかごの上面部の作業台が設置されている面以外の乗りかごの上面部は露出した状態であり、露出した面は、作業台に乗って作業する作業者が作業台から降りて退避するための退避スペースであって、乗りかごが、釣合おもりが釣合おもり緩衝器を全圧縮した場合の位置である最上位停止位置に最も近づいたときに、昇降路の頂部と乗りかごの上面部との距離が、作業者が頂部に接触するのを回避することができるように設定された退避スペースである。
本発明のエレベーターによれば、巻上機等の保守作業を容易に行えるとともに、建屋を大きくすることなく作業員の退避スペースを確保できる。
本発明の一実施形態によるエレベーターの全体概略図である。 本発明の一実施形態によるエレベーターの巻上機を保守作業員が修理する際の概念図である。 本発明の一実施形態による乗りかごの上面図である。
以下、本発明のエレベーターの実施の形態例(以下、「本例」という。)について、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一要素又は同一機能を有する部材には、同一符号を用いることとし、重複する発明の説明は省略する。
図1は、本例のエレベーター1の全体概略図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建屋内に形成された昇降路2と、乗りかご3と、釣合おもり4と、主ロープ5と、巻上機6とを具備している。巻上機6により主ロープ5を移動させることで、乗りかご3及び釣合重り4が昇降路2内を昇降する。昇降路2の底部に形成されたピットの底面7には、おもり緩衝器8が設置されている。おもり緩衝器8は、圧縮機能を有し、釣合おもり4の床面7への投影面積内に設けられている。おもり緩衝器8は、何らかの理由によって釣合おもり4に過下降が生じた場合に、釣合おもり4を受け止めて、乗りかご3への衝撃を緩和する。なお、本例のエレベーター1は、昇降路2の上部に機械室を設ける必要がないタイプであり、建屋上部への荷重が少なく、また、昇降路を比較的自由に設計することができる。
図中の点線11は、釣合おもり4がおもり緩衝器8を全圧縮した際の乗りかご2の位置(最上位停止位置)を示す。すなわち、本例のエレベーター1では、乗りかご2の位置が、原則として点線11よりも上方に移動しないように設計されている。
図2は、保守作業員が乗りかご3の天井の上に乗り、巻上機6を修理する際の概念図であり、図3は、乗りかご3の上面図である。
図2に示すように、巻上機6は、昇降路2の天頂部2aの近くに配置されている。巻上機6は、レールブラケット17により固定されたガイドレール18の上部に設置された複数の巻上機支持用ブラケット19に載置されている。
乗りかご3の上面部3aには、上面10aが平坦に形成された高さH2の矩形状の作業台10が設置されている。図3に示すように、本例の作業台10の上面部10aの面積は、乗りかご3の上面部3aの面積よりも小さくなうように形成されている。また、作業台10は、乗りかご3の上面部3aの中心線Sよりも巻上機6に近づく側に配置されている。
本例では、乗りかご3の上面部3aの中心線Sよりも巻上機6から遠くなる側には作業台10が存在しておらず、その部分は乗りかご3の上面部3aが露出した状態にある。すなわち、乗りかご3の上面部3aには、作業台10が存在して高さが高い部分31と、作業台10がなく高さが低い部分32が設けられており、高さの低い部分32は、緊急時に作業員が退避するための退避スペース20を構成する。
ここで、退避スペースとは、建築基準法で要求されている作業者の安全を確保するための空間であり、その大きさはエレベーターの規模等により定められる。退避スペース20の大きさは、例えば、釣合おもり4が釣合おもり緩衝器8を全圧縮した場合における作業者の安全を確保するために必要な天頂部2aまでの長さであり、本例では図2のH1で示す。
本例のエレベーター1によれば、乗りかご3の上面部3aの高さが低い部分32を基準として退避スペース20の大きさを決めることができるので、作業台10を乗りかご3の上面部3aの全体に設けた場合よりもH1の長さを小さくすることができる。これにより、昇降路2の全体の高さを低くすることができ、エレベーター1を設置する建屋を小さくすることができる。
また、本例のエレベーター1によれば、巻上機6の保守作業を行う場合には、図2に示すように、作業員30が作業台10の上面部10aに乗ることで、作業台の高さH2と作業者の高さH3を合わせたH2+H3を作業範囲として確保することができる。従って、巻上機6の高さが高いような場合であっても、作業員30は容易に保守作業を行うことができる。
また、作業員の意図に反して、何らかの理由により、保守作業中に乗りかご3が上昇し始めたような場合には、作業者30は、作業台10を降りて、乗りかご3の上面部3aが露出している低い部分32に退避する。これにより、昇降路2の天頂2a部分までの距離が長くなるので、作業者30は昇降路2の天頂2a部分に接触することを回避できる。
なお、本例では、作業台10を設ける位置を乗りかご3の上面部3aの巻上機6側としたが、退避スペース20を設けるには乗りかご3の上面部3aに高さの低い部分32を形成すればよいので、例えば、作業台10を乗りかご3の上面部3aの中央付近に設け、上面部3aの周辺部を退避スペース20としてもよい。なお、この場合には、巻上機6からの作業台10までの距離が遠くなるので、作業台10の高さをH2よりも高くして、作業範囲を広くしておくことが望ましい。
また、作業台10の内部には、乗りかご室内を照明する照明器具、換気扇、制御器等の乗りかご内の環境を整える付属機器14が収納されている。これにより、作業者30は、足下の付属機器に邪魔をされることなく保守作業を行うことができる。
また、乗りかご3の上面部3a及び作業台10には、乗りかご3の上面部3aの周囲を囲うように手摺り12が設置されている。手摺り12を設けることにより、作業員30が、保守作業中に誤って乗りかご3から昇降路2内に転落することを防ぐことができる。
以上述べたように、本例のエレベーター1によれば、乗りかご3の上面部3aに、退避スペース20として高さの低い部分32を設けたので、建築基準法で要求されている作業者の安全を確保するための空間を小さくすることができ、エレベーター1を設置する建屋の大きさを小さくすることができる。
なお、本発明のエレベーターは、上述の各形態に限定されるものではなく、その他材料、構成等において本発明の構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。
1・・・エレベーター、2・・・昇降路、2a・・・天頂部、3・・・乗りかご、3a・・・上面部、4・・・釣合おもり、5・・・主ロープ、6・・・巻上機、7・・・床面、8・・・釣合おもり緩衝器、10・・・作業台、11・・・最上位停止位置、12・・・手摺り、14・・・付属機器、17・・・レールブラケット、18・・・ガイドレール、19・・・巻上機支持用ブラケット、20・・・退避スペース、30・・・作業員

Claims (1)

  1. 昇降路を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごと釣り合うように昇降路を昇降する釣合おもりと、
    前記乗りかごと前記釣合おもりを懸架するロープと、
    前記ロープと係合して前記乗りかご及び前記釣合おもりを昇降する巻上機と、
    前記釣合おもりの下方に設置された釣合おもり緩衝器と、
    前記乗りかごの上面部に設置された平坦な上面部を有し、内部に前記乗りかご内の環境を整える付属機器を収納した矩形状の作業台と、
    前記乗りかごの上面部を囲むように設けられた手摺りと、を備え、
    前記作業台は、前記乗りかごの上面部において、前記乗りかごの上面部の中心位置よりも前記巻上機側に設置され、
    前記作業台の上面部の面積は、前記乗りかごの上面部の面積よりも小さく形成され、
    前記乗りかごの上面部の前記作業台が設置されている面以外の前記乗りかごの上面部は露出した状態であり、前記露出した面は、前記作業台に乗って作業する作業者が前記作業台から降りて退避するための退避スペースであって、前記乗りかごが、前記釣合おもりが釣合おもり緩衝器を全圧縮した場合の位置である最上位停止位置に最も近づいたときに昇降路の頂部と前記乗りかごの上面部との距離が、作業者が頂部に接触するのを回避することができるように設定された退避スペースである
    エレベーター。
JP2016232859A 2016-11-30 2016-11-30 エレベーター Active JP6684695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016232859A JP6684695B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 エレベーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016232859A JP6684695B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 エレベーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018090349A JP2018090349A (ja) 2018-06-14
JP6684695B2 true JP6684695B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=62564931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016232859A Active JP6684695B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 エレベーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6684695B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018090349A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264751B2 (ja) エレベータの揚重装置及びエレベータの揚重方法
KR101936010B1 (ko) 엘리베이터 장치
JP6422570B2 (ja) 機械室レスエレベータ
JP6496231B2 (ja) エレベーター装置
JP6684695B2 (ja) エレベーター
JP5923607B2 (ja) エレベーター装置
WO2015159319A1 (ja) エレベータのピット出入り装置
JP3797873B2 (ja) エレベータ装置
JP7064620B2 (ja) 工事用エレベーター装置
JP4839692B2 (ja) エレベータ釣合いおもりの上部足場装置
JP7213362B2 (ja) 工事用エレベーター装置
JP6818909B2 (ja) 機械室レスエレベータ
JP6521184B1 (ja) エレベーターのかごの位置を作業に適する位置に維持する機能を備えた制御装置およびエレベーターシステム
JP4248678B2 (ja) エレベータ装置
JP2005008335A (ja) エレベーター装置
JP2015013713A (ja) コンペンチェーン装置及びエレベータ装置
JP2021062957A (ja) エレベーター装置
JP2005082386A (ja) エレベータのカウンタウェイト
JP2013086935A (ja) ダブルデッキエレベーター
JP6588136B1 (ja) エレベータの重量物運搬方法およびエレベータ装置
JP2011256001A (ja) エレベータ装置
JP6973162B2 (ja) エレベーターの秤装置の保護装置
JP2010168185A (ja) エレベータ装置
JP6521183B1 (ja) エレベーターの作業者の安全を確保する機能を備えた制御装置およびエレベーターシステム
WO2018150579A1 (ja) エレベータのかご上昇制限装置及び保守点検方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6684695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150