JP6673156B2 - ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法及び製造装置 - Google Patents

ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、ワイヤーハーネス用外装部材を製造する技術に関する。
特許文献1は、保護シートにおける電線の延在方向に沿う一対の縁部にそれぞれ両面粘着テープが設けられ、一方を電線側に貼り付けて巻始め部分とし、他方を電線周りに既に巻き付けられた保護シートの外面に貼り付けて巻終わり部分とする電線に対する保護シートの巻き付け方法を開示している。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、保護シートが元に戻ろうとする反力により径が大きくなるように保護シートが変形しようとして、保護シートを小さい径で巻付けた状態を維持できない恐れがあった。また、保護シートが元に戻ろうとする反力が両面粘着テープの粘着力より強い場合に巻終わり部分の両面粘着テープが剥がれてしまう恐れがあった。
そこで本願出願人は、シート状の基材に、基材が電線に巻付けられたときに電線の延在方向に沿うミシン目を設けることで、反力を抑えることができる外装部材を提案している。この際、基材の中心に対して左右でミシン目の数が異なる外装部材も提案されている。このような外装部材は、例えば、基材の中心に対してミシン目の数が多い側を巻始め側として電線に巻付けることで、反力をより効果的に抑えることができると考えられる。
ここで、上記のようなミシン目が設けられた外装部材を連続的に生産しようとする場合、基材を延在方向に沿って送りつつ基材の一部に延在方向に沿うミシン目を設ける手法が考えられる。
特開2014−17985号公報
しかしながら、基材の中心に対して左右でミシン目の数が異なる外装部材を生産する場合、基材の左右でミシン刃の数が異なるため、基材の左右で基材を送る力が不均一になってしまう。これにより、基材の搬送のバランスが崩れ、基材が搬送軌道から外れる恐れが生じる。
そこで、本発明は、基材の中心に対して左右でミシン目の数が異なる外装部材を生産する場合でも、基材の左右で基材を送る力をなるべく均一にすることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、基材の中心に対して一方側に他方側よりも多くのミシン目が設けられたワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、(a)前記基材を延在方向に沿って送る工程と、(b)前記一方側に前記他方側よりも多く配設されたミシン刃と前記ミシン刃に対向して設けられたアンビルとで前記基材を挟み込みつつ前記ミシン刃が前記延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転することで、送られている前記基材に前記延在方向に沿って順次ミシン目を設ける工程と、(c)引張力補正部材を前記基材の前記他方側に押し当てて前記基材の前記一方側と前記他方側との引張力の違いを補正する工程と、を備え、前記工程(a)は、前記ミシン刃及び前記引張力補正部材よりも下流側から前記基材を引っ張って送る
第2の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、第1の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、前記引張力補正部材は、前記他方側において前記ミシン刃に並ぶように設けられて、前記アンビルとで前記基材を挟み込んでいる。
第3の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、第2の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、前記引張力補正部材は、前記ミシン刃の回転軸と平行な軸周りに回転するローラを含む。
第4の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、第3の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、前記ローラの外周に凹凸部が形成されている。
第5の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、第4の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、前記凹凸部は、前記ローラの軸心方向に沿って形成されている軸心方向凹凸部を含む。
第6の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、第5の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、前記ローラは、前記軸心方向凹凸部のピッチが前記一方側に並ぶ前記ミシン刃の間隔と同じに形成されている模擬刃ローラを含む。
第7の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法は、第1から第6のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、前記ミシン刃よりも小さい径に形成され前記ミシン刃に隣接して設けられたカラー部材を前記基材に押し当てて、前記基材に対する前記ミシン刃の深さを調節する。
第8の態様に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造装置は、基材の中心に対して一方側に他方側よりも多くのミシン目が設けられたワイヤーハーネス用外装部材の製造装置であって、前記基材を延在方向に沿って送る搬送部と、前記延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転可能に、かつ前記一方側に前記他方側よりも多く配設されたミシン刃と、前記ミシン刃に対向して設けられ、前記ミシン刃とで前記基材を挟み込むアンビルとを含み、送られている前記基材に前記延在方向に沿って順次ミシン目を設けるミシン目加工部と、前記他方側を押圧可能に設けられ、前記基材の前記一方側と前記他方側との引張力の違いを補正する引張力補正部材と、を備え、前記搬送部は、前記ミシン刃及び前記引張力補正部材よりも下流側から前記基材を引っ張って送る
第1から第7の態様によると、ミシン刃の数が少ない他方側に設けられた引張力補正部材を基材に押し当てることによって基材の左右の引張力の違いを補正しているため、基材の中心に対して左右でミシン目の数が異なる外装部材を生産する場合でも、基材の左右で基材を送る力をなるべく均一にすることができる。
特に、第2の態様によると、基材の搬送方向に沿ってミシン刃の位置で引張力を補正することができる。
特に、第3の態様によると、ミシン刃と同様に回転するため、回転しない場合に比べて余計な力がかかりにくい。
特に、第4の態様によると、凹凸部がない場合に比べて基材への引掛りが良くなる。
特に、第5の態様によると、軸心方向に凹凸部がない場合に比べて基材への引掛りが良くなる。
特に、第6の態様によると、基材の延在方向と交差する方向に沿って模擬刃ローラがミシン刃と同じ間隔で引っ掛かるため、基材に捩れ等が生じにくくなる。
特に、第7の態様によると、カラー部材でミシン刃の深さを調節することで、ミシン刃がアンビルへ食い込む量が多くなることを抑制することができる。
第8の態様によると、ミシン刃の数が少ない他方側に設けられた引張力補正部材によって基材の左右の引張力の違いを補正しているため、基材の中心に対して左右でミシン目の数が異なる外装部材を生産する場合でも、基材の左右で基材を送る力をなるべく均一にすることができる。
ワイヤーハーネス用外装部材を示す平面図である。 ワイヤーハーネス用外装部材が電線に取付けられた様子を示す正面図である。 実施形態に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造装置を示す概略側面図である。 実施形態に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造装置を示す概略平面図である。 ミシン目加工部を示す概略平面図である。 ミシン目加工部を示す概略側面図である。 ミシン目加工部を示す概略正面図である。 ミシン刃が基材に当たる様子を示す説明図である。 引張力補正部材を示す斜視図である。 引張力補正部材の変形例を示す斜視図である。 引張力補正部材の変形例を示す平面図である。 引張力補正部材の別の変形例を示す平面図である。 引張力補正部材のさらに別の変形例を示す平面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造方法及び製造装置について説明する。
ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法及び製造装置は、基材12の中心に対して一方側に他方側よりも多くのミシン目14が設けられたワイヤーハーネス用外装部材10を製造するための方法及び装置である。
ここで、図1、図2を参照しつつ製造対象となるワイヤーハーネス用外装部材10について説明する。図1は、ワイヤーハーネス用外装部材10を示す平面図である。図2は、ワイヤーハーネス用外装部材10が電線Wに取付けられた様子を示す正面図である。
ワイヤーハーネス用外装部材10は、シート状に形成された基材12と、基材12に設けられたミシン目14とを含む。
基材12は、電線Wに巻付け可能に形成されている。ここでは、基材12は、電線Wに巻付けた状態で巻付け状態を解消しようとする方向に反力がはたらくものが想定されている。このような基材12としては、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)又はPP(ポリプロピレン)等の樹脂を材料として一様に形成されているものが考えられる。また、例えば、スパンボンド不織布等の不織布が採用されることが考えられる。ここでは、基材12は、電線W周りに2周巻付け可能に形成されている。もっとも、基材12の巻付け量は、電線W周りに2周より少なくてもよいし、多くてもよい。
ミシン目14は、延在方向に沿った寸法が小さい凹み15が、延在方向に間隔をあけて複数形成された集合体である。つまり、小さい凹み15が延在方向に断続的に形成されてミシン目14を成している。なお、凹み15としては、幅寸法(延在方向に直交する方向に沿った寸法)を有する孔であってもよいし、幅寸法のない切れ込みであってもよい。凹み15が孔である場合、孔の形状は特に限定されるものではない。しかしながら、孔は、長方形状又は長円状等に形成され、延在方向に長い長孔であることが好ましい。なお、ミシン目14は、電線Wの延在方向に対して多少傾斜していてもよい。
基材12のうちミシン目14が形成された部分は、剛性が低下する。これにより、基材12を巻付けた際の反力が低下する。この結果、巻付けた状態に維持されやすくなる。特に基材12のうちミシン目14が形成された部分は、屈曲状に曲がることが可能となる。基材12のうちミシン目14が形成された部分が屈曲状に曲がると、基材12のうちミシン目14が形成された部分以外の部分の曲率半径が小さくて済み、その反力が弱くなる。さらに、ミシン目14が形成された部分は、基材12を構成する材料によっては、屈曲状に曲げられることで当該屈曲状又はそれに近い形状に癖付される。これによっても反力が弱まると考えられる。
ここでは、ミシン目14は巻始め部分と巻終わり部分とにそれぞれ設けられている。
巻始め部分のミシン目14aは、電線W周りに2周巻き付けられたうちの内周側に位置する領域に設けられている。これにより、外周側に巻付けられる部分に比べて径が小さくなる内周側に巻付けられる部分の反力が小さくなり、径が大きくなろうとする力が弱まる。この結果、内周側部分を径が小さい状態に維持しやすくなる。
巻終わり部分のミシン目14bは、両面粘着テープ16等により接合される部分の境界領域に形成されている。これにより、基材12のうち接合される部分の境界領域における反力が小さくなり、接合される部分の接合状態を解消しようとする力が弱まる。この結果、接合される部分が解消されにくくなり、外装部材の巻付け状態が維持され易くなる。
なお、図2に示す例では、ミシン目14aが12本、周方向に等間隔に形成されているが、ミシン目14aの数及び位置はこれに限られない。また、ミシン目14bは1本形成されているが、ミシン目14bの数及び位置はこれに限られない。ただしここでは、ミシン目14aの数とミシン目14bの数とは異なる。ここでは、ミシン目14aの数はミシン目14bの数よりも多く形成される。
また、ここでは、基材12の両側の外縁に沿って両面粘着テープ16が貼り付けられている。当該両面粘着テープ16は、長尺の基材12にミシン目14を入れた後、所定の寸法に切断してワイヤーハーネス用外装部材10を製造する際に、併せて貼り付けられるものとして説明する。この場合、図1に示すように、巻付け前の基材12には、粘着層の表面に剥離紙17が設けられることが考えられる。もっとも、両面粘着テープ16は所定の寸法に切断された後に貼り付けられるものであってもよいし、貼り付けられなくてもよい。
次に、上記のように基材12の中心に対して左右でミシン目14の数が異なるワイヤーハーネス用外装部材10を製造するための装置について説明する。
まず、図3、図4を参照しつつ実施形態に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造装置20の全体構成について説明する。図3は、実施形態に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造装置20を示す概略側面図である。図4は、実施形態に係るワイヤーハーネス用外装部材の製造装置20を示す概略平面図である。
ワイヤーハーネス用外装部材の製造装置20は、搬送部22と、ミシン目加工部30と、引張力補正部材40と、を備える。さらにここでは、ワイヤーハーネス用外装部材10の製造装置20は、送出ドラム26と、両面粘着テープ貼付部50と、調尺切断部60と、を備える。
搬送方向の最上流側には、ミシン目14を入れる前であって長尺の基材12Bが巻回収容された送出ドラム26が配設される。そして、搬送部22が当該送出ドラム26から搬送方向に沿って基材12Bを送る。従って長尺な基材12Bは搬送部22によって延在方向に沿って送られる。搬送部22は、例えば、一対の駆動ローラ24で構成され、送出ドラム26の下流側に設けられる。ここでは、一対の駆動ローラ24が下流側の調尺切断部60に組み込まれているものとして説明する。
送出ドラム26から送り出された基材12Bは、まず、ミシン目加工部30に送られる。ミシン目加工部30に送られた基材12Bには、ミシン目加工部30のミシン刃32によってミシン目14が設けられる。ここでは、ミシン刃32は、基材12の延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転可能に設けられた回転刃である。ミシン刃32は、ミシン刃32に対向配置されたアンビル36と共に基材12を挟み込んだ状態で、搬送されてくる基材12Bに対して回転しつつミシン目14を形成する。ミシン刃32は、ミシン目14を加工するため、最も径の大きい部分が周方向に不連続に形成されている。
ここで、上述したように基材12Bの中心に対して左右で設けられるミシン目14の数が異なる。これに対応するため、ミシン目加工部30に設けられるミシン刃32の数も左右で異なる。このように、ミシン刃32の数が左右で異なると、基材12Bの左右にそれぞれかかる引張力(駆動ローラ24とミシン目加工部30との間の基材12Bにかかるテンション)が異なってくる。具体的には、引張力は、基材12Bの材質、厚み、ミシン刃32の形状、材質、数、アンビル36の形状、材質、ミシン刃32とアンビル36との間隔、駆動ローラ24の駆動力等によって逐一変わるものである。しかしながら、概してミシン刃32の数が多い方にミシン刃32の数が少ない方よりも大きな引張力がかかる。
このように基材12Bの左右で引張力が変わると、基材12Bの搬送バランスが崩れ、基材12Bが搬送軌道から外れてしまう恐れがある。これを防ぐために、ここでは、引張力補正部材40によって、左右の引張力の違いを補正している。引張力補正部材40は、ミシン刃32の数が少ない他方側に設けられる。引張力補正部材40は基材12Bに押し当てられる。これにより、基材12Bにおいてミシン刃32の数が少ないことによって引張力の小さい他方側の引張力が大きくなり、もって、左右の引張力の違いが補正される。ここでは、引張力補正部材40として、ローラ42が他方側のミシン刃32と並んで設けられている。
なお、ミシン目加工部30及び引張力補正部材40について詳しくは、後述する。
ミシン目加工部30によってミシン目14が形成されると共に、引張力補正部材40によって左右の引張力の違いが補正された基材12Bは、次に、両面粘着テープ貼付部50に送られる。ここでは、両面粘着テープ16Bが巻回収容されたテープ巻回体52から両面粘着テープ16Bが引き出されて基材12Bに貼り付けられる。また、ここでは、両面粘着テープ16Bは、基材12Bの両側外縁に貼り付けられる。従って、ここでは、両面粘着テープ貼付機構51が基材12の左右にそれぞれ設けられる。具体的には、両面粘着テープ貼付機構51は、上記テープ巻回体52と、巻回体支持部54と、テープ押え部56と、複数のローラ58とを備える。
巻回体支持部54は、テープ巻回体52を回転可能に支持する。テープ押え部56は、テープ巻回体52から引き出された両面粘着テープ16Bが基材12Bの上方に接近した状態で、当該両面粘着テープ16Bを基材12Bに向けて押さえつけて、基材12Bにしっかり固着させる。複数のローラ58は、テープ押え部56と、テープ巻回体52との間に配設されて、両面粘着テープ16Bの引出にかかる力を調節する。具体的には、ここでは、3つのローラ58a、58b、58cが回転可能に設けられている。そのうち2つのローラ58a、58bは、一定位置に支持され、残りの1つのローラ58cは上下動可能に支持されている。上下動可能なローラ58cは、両面粘着テープ16Bの引出にかかる力が弱い時に、他のローラ58a、58bと遠い位置に位置し、両面粘着テープ16Bの余長を長くする。そして、上下動可能なローラ58cは、両面粘着テープ16Bの引出にかかる力が強くなろうとすると、他のローラ58a、58bに接近する方向に移動する。これにより、両面粘着テープ16Bの余長が短くなり、この部分が貼付に用いられることで、両面粘着テープ16Bの引出にかかる力が強くなり過ぎることを抑制している。
両面粘着テープ貼付部50によって両面粘着テープ16Bが貼り付けられた基材12Bは、次に調尺切断部60に送られる。調尺切断部60では、長尺の基材12Bが所定の寸法に調尺された後、切断される。具体的には、調尺切断部60は、調尺部62と切断部64とを備える。
調尺部62は、送られてくる基材12Bを所定の寸法に調尺する部分である。上述したように、調尺切断部60には、搬送部22としての一対の駆動ローラ24が組みこまれている。調尺部62は、例えば、ロータリエンコーダ等で構成され、駆動ローラ24の回転を測定する。これにより、調尺部62は、駆動ローラ24によって送られる基材12Bの寸法を測定することができる。切断部64は、例えば、一対の刃部及びこれを駆動する駆動部等で構成され、長尺の基材12Bを調尺部62によって調尺された寸法で切断する。
以上のように、長尺の基材12Bにミシン目14が設けられると共に両面粘着テープ16Bが貼り付けられた状態で、所定の寸法に調尺されて切断されることで、ワイヤーハーネス用外装部材10が完成する。
なお、ワイヤーハーネス用外装部材10において、センターなどの一部の位置を特定したい場合、特定したい箇所にラインマーカー等でライン18を設けることも考えられる。この場合、上記ワイヤーハーネス用外装部材の製造装置20にラインマーカー70が組み込まれてもよい。図2,3に示す例では、ラインマーカー70が、ミシン目加工部30と両面粘着テープ貼付部50との間に配設されている。
次に、図5乃至図9を参照しつつミシン目加工部30及び引張力補正部材40について詳述する。図5は、ミシン目加工部30を示す概略平面図である。図6は、ミシン目加工部30を示す概略側面図である。図7は、ミシン目加工部30を示す概略正面図である。図8は、ミシン刃32が基材12Bに当たる様子を示す説明図である。図9は、引張力補正部材40を示す斜視図である。
ミシン目加工部30は、上述したように、送られている基材12Bに延在方向に沿って順次ミシン目14を設ける部分である。ミシン目加工部30は、ミシン刃32と、アンビル36とを含む。さらにここでは、ミシン目加工部30は、カラー部材38を含む。
ミシン刃32は、基材12の延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転可能に設けられている。ミシン刃32は、一方側に他方側よりも多く配設されている。具体的には、ミシン刃32は、一方側に12枚配設され、他方側に1枚配設されている。つまり、一方側のミシン刃32aがミシン目14aを形成し、他方側のミシン刃32bがミシン目14bを形成する。各ミシン刃32は、基材12Bにミシン目14を加工するため、径方向外側に凸の凸刃33と、凸刃33に対して径方向内側に凹む凹部34とが周方向に交互に連続する形状に形成されている。この際、ミシン刃32の周方向における凸刃33の寸法に応じてミシン目14の1つの凹み15の長さ寸法が決まる。また、ミシン刃32の周方向における凹部34の寸法に応じて、ミシン目14の隣り合う凹み15の間隔が決まる。また、ミシン刃32の周方向における凸刃33及び凹部34の寸法に応じて、ミシン目14のピッチが決まる。上記1つの凹み15の長さ寸法、隣り合う凹み15の間隔およびミシン目14のピッチ等は、基材12Bの剛性及び巻付対象の径等に応じて適宜設定される値である。
アンビル36は、ミシン刃32に対向して設けられている。アンビル36は回転可能に軸支される。アンビル36は、ミシン刃32とで基材12Bを挟み込む。ここでは、アンビル36として、軸心方向に長尺のものが1つ設けられ、当該1つのアンビル36が一方側のミシン刃32a及び他方側のミシン刃32bに対して対向するように配置されている。アンビル36を構成する材料は特に限定されるものではないが、例えば、アンビル36は、凸刃33よりも柔らかい材料で形成されるとよい。これにより、凸刃33の先端がアンビル36に食い込むことができ、基材12Bにミシン目14の各凹み15をより確実に形成できる。例えば、アンビル36は、ウレタン等の樹脂材料で形成されることが考えられる。
また、ミシン刃32とアンビル36とは、それぞれの中心軸同士の間隔が変更可能に設けられているとよい。これにより、基材12Bの厚みの違いに対応可能とされる。この際、図5に示す例では、ミシン刃32aとミシン刃32bとが1つの軸部に軸支されているが、ミシン刃32aとミシン刃32bとが異なる軸部に軸支されていてもよい。この場合、ミシン刃32aとアンビル36との間隔と、ミシン刃32bとアンビル36との間隔とを異ならせることもあり得る。
なお、ここでは、搬送方向に沿ってミシン刃32及びアンビル36の上流側及び下流側に押さえローラ37が設けられている。そして、基材12Bのうちアンビル36に当接する部分が押さえローラ37に当接する部分よりも上方に位置している。これにより、アンビル36と基材12Bとが面接触可能となり、ミシン刃32によるミシン目14を加工する精度が向上している。
カラー部材38は、ミシン刃32よりも小さい径に形成されている。カラー部材38は、ミシン刃32に隣接して設けられている。ここでは、カラー部材38は、隣り合うミシン刃32の間に配設されている。カラー部材38は、例えば円板状などの環状に形成され、ミシン刃32を支持する軸部に支持される。ミシン刃32の凸刃33が基材12Bの内部に達する状態で、カラー部材38が基材12Bの表面に当接する。従って、カラー部材38は、基材12Bに押し当てられて、基材12Bに対するミシン刃32の深さを調節する。これにより、基材12Bの左右でミシン刃32の数が異なる場合にミシン刃32がアンビル36に食い込みすぎることを抑制できる。また、ここでは、カラー部材38は、ミシン刃32の側面に当接して、ミシン刃32を支持している。これにより、ミシン刃32が傾いたり、がたついたりすることを抑制できる。
引張力補正部材40は、基材12Bの一方側と他方側との引張力の違いを補正する。引張力補正部材40は、基材12Bのうちミシン刃32の少ない他方側を押圧可能に設けられている。引張力補正部材40は、金属を材料として形成されていてもよいし、樹脂を材料として形成されていてもよいし、ゴム等の弾性材料を材料として形成されていてもよい。ここでは、引張力補正部材40は、基材12Bに対して他方側においてミシン刃32bに並ぶように設けられて、アンビル36とで基材12Bを挟み込んでいる。引張力補正部材40は、ミシン刃32bの回転軸と平行な軸周りに回転するローラ42を含む。ここでは、ローラ42は、ミシン刃32bを支持する軸部に支持されている。
ここでは、ローラ42は表面が一様に形成されて凹凸がないように形成されている。ローラ42の引張力は、主として材質及び大きさ等で決まると考えられる。例えば、同じ大きさのローラの場合、金属などの滑りやすい材料で形成されているローラと、ゴム等の滑りにくい材料で形成されているローラとでは、後者の方が、引張力が大きくなると考えられる。また、同じ材料で形成されているローラの場合、小さいローラと、大きいローラとでは、後者の方が、引張力が大きくなると考えられる。ローラ42の径方向の大きさとしては、ミシン刃32の凸刃33よりも大きい場合、小さい場合、又は同じ場合のいずれの場合もあり得る。同様にローラ42の軸心方向の大きさとしては、他方側のミシン刃32bとで押える領域が、一方側のミシン刃32aの領域よりも大きい場合、小さい場合、又は同じ場合のいずれの場合もあり得る。
もっとも、ローラ42の形状は上記したものに限られない。以下、図10乃至図13を参照しつつ、ローラ42の形状の変形例について説明する。図10は、ローラ42の変形例を示す斜視図である。図11は、ローラ42の変形例を示す平面図である。図12は、ローラ42の別の変形例を示す平面図である。図13は、ローラ42のさらに別の変形例を示す平面図である。
図10及び図11に示す変形例に係るローラ42Aは、ローラ42Aの外周に凹凸部44が形成されている。ここでは、凹凸部44は、ローラ42Aの軸心方向に沿って形成されている軸心方向凹凸部45を含む。従って、ローラ42Aは、軸心方向に沿って、太環状部46と細環状部47とが交互に連続する形状に形成されている。このように軸心方向凹凸部45が形成されたローラ42Aは、軸心方向凹凸部45が形成されないローラ42よりも基材12Bへの引掛りが良くなると考えられる。
この軸心方向凹凸部45のピッチは、適宜設定されていればよい。例えば、図12に示す別の変形例に係るローラ42Bでは、ローラ42Aよりも軸心方向凹凸部45Bのピッチが小さくなっている。また、図13に示す別の変形例に係るローラ42Cでは、ローラ42Bよりも軸心方向凹凸部45Cのピッチが小さくなっている。このときローラ42Cは、軸心方向凹凸部45のピッチが一方側に並ぶミシン刃32aの間隔と同じに形成されている。以下では、このようなローラ42Cを模擬刃ローラと呼ぶことがある。他方側における模擬刃ローラとミシン刃32bとは、一方側のミシン刃32aと同様の領域に同様の間隔で押し当てられるため、引張力の調整を比較的容易に行うことができると考えられる。
なお、引張力補正部材40は、左右の引張力の差を小さくするものであればよく、左右の引張力を同じにすることは必須ではない。
<製造方法>
次に、上記ワイヤーハーネス用外装部材の製造装置20を用いて、ワイヤーハーネス用外装部材10を製造する方法について説明する。
まず、基材12Bを延在方向に沿って送る(工程(a))。具体的には、まず、送出ドラム26から基材12Bの先端を搬送経路に沿って引き出す。引き出された先端は、駆動ローラ24にセットされる。この状態で、駆動ローラ24を駆動することで、基材12Bが送出ドラム26から順に引き出されて延在方向に送られる。
次に、ミシン目加工部30によって、送られている基材12Bに延在方向に沿って順次ミシン目14を設ける(工程(b))。ここでは、ミシン刃32とアンビル36とで基材12を挟み込みつつ、ミシン刃32が延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転することで、ミシン目14を設けている。
この際、基材12Bの一方側のミシン刃32aが他方側のミシン刃32bの数よりも多いため、基材12Bの左右で引張力が異なる。このため、ここでは、引張力補正部材40を基材12Bの他方側に押し当てて基材12Bの一方側と他方側との引張力の違いを補正している(工程(c))。ここでは、他方側のミシン刃32bの側方に並んで設けられたローラ42とアンビル36とで基材12Bを挟み込むことによって他方側の引張力を補正している。
ミシン目加工部30によってミシン目14が設けられた基材12Bは、引張力が補正された状態で下流側に送られる。ミシン目加工部30の下流側では、まず、両面粘着テープ貼付部50によって、基材12Bの両側外縁に両面粘着テープ16Bが貼り付けられる。両面粘着テープ16Bが貼り付けられたら、調尺切断部60によって、所定の寸法に調尺されて切断される。これにより、ワイヤーハーネス用外装部材10が完成する。この際、ミシン目加工部30において基材12Bの引張力が補正されているため、これより下流側で基材12Bが搬送軌道を外れることが抑制される。このため、両面粘着テープ貼付部50においては、基材12Bに対する両面粘着テープ16Bの貼付け不良が生じにくい。また、調尺切断部60においては、調尺ミス又は基材12B切断時の形状がいびつになることなどが抑制される。
上記ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法及び製造装置20によると、ミシン刃32の数が少ない他方側に設けられた引張力補正部材40を基材12Bに押し当てることによって基材12Bの左右の引張力の違いを補正しているため、基材12の中心に対して左右でミシン目14の数が異なるワイヤーハーネス用外装部材10を生産する場合でも、基材12Bの左右で基材12Bを送る力をなるべく均一にすることができる。これにより、基材12Bが搬送軌道を外れることが抑制され、もって、これより下流側での基材12Bの加工時に搬送軌道の外れに起因する不良が生じにくくなる。
また、引張力補正部材40が、他方側においてミシン刃32bに並ぶように設けられて、アンビル36とで基材12Bを挟み込んでいるため、基材12Bの搬送方向に沿ってミシン刃32の位置で引張力を補正することができる。
また、引張力補正部材40が、ミシン刃32bの回転軸と平行な軸周りに回転するローラ42を含むことによってミシン刃32bと同様に回転するため、回転しない場合に比べて余計な力がかかりにくい。
また、ローラ42の外周に凹凸部44が形成されているため、凹凸部44がない場合に比べて基材12Bへの引掛りが良くなる。特にここでは、凹凸部44が、ローラ42の軸心方向に沿って形成されている軸心方向凹凸部45を含むため、軸心方向に凹凸部44がない場合に比べて基材12Bへの引掛りが良くなる。
また、ローラ42は、軸心方向凹凸部45のピッチが一方側に並ぶミシン刃32aの間隔と同じに形成されている模擬刃ローラを含むことによって、基材12Bの延在方向と交差する方向に沿って模擬刃ローラがミシン刃32aと同じ間隔で引っ掛かるため、基材12Bに捩れ等が生じにくくなる。
また、ミシン刃32aよりも小さい径に形成されミシン刃32aに隣接して設けられたカラー部材38でミシン刃32aの深さを調節することで、ミシン刃32aがアンビル36へ食い込む量が多くなることを抑制することができる。
なお、基材12Bの左右でミシン刃32の数が異なると、基材12の左右で1つのミシン刃32にかかる圧力も異なる。より詳細には、数の少ないミシン刃32bに1つあたりにかかる圧力は、数の多いミシン刃32aに1つあたりにかかる圧力よりも大きくなる。このため、ミシン刃32bがミシン刃32aよりもアンビル36に食い込みやすい。ここで、ミシン刃32がアンビル36に食い込みすぎると、アンビル36の交換サイクルが短くなり、その分コストアップ要因となる。しかしながらここでは、ミシン刃32bの側方にローラ42が設けられているため、ミシン刃32bにかかる圧力を減らすことができ、もってミシン刃32bがアンビル36に食い込みすぎることを抑制できる。
{変形例}
実施形態において、引張力補正部材40が、他方側においてミシン刃32bに並ぶように設けられて、アンビル36とで基材12Bを挟み込んでいるものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、引張力補正部材40が搬送方向に沿ってミシン刃32bと離れた位置に設けられていてもよい。
また、実施形態において、引張力補正部材40が、ミシン刃32bの回転軸と平行な軸周りに回転するローラ42を含むものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、引張力補正部材は、回転しない部材が基材12Bに押し当てられるように構成されたものであってもよい。
また、実施形態において、凹凸部44が、ローラ42の軸心方向に沿って形成されている軸心方向凹凸部45を含むものとして説明したが、このことは必須ではない。凹凸部44が、周方向に沿って形成されている周方向凹凸部を含むものであってもよい。この場合、周方向凹凸部を含むローラは、ミシン刃32に似た形状となり、周方向凹凸部がない場合に比べて基材12Bへの引掛りが良くなる。ただし、周方向凹凸部の凸部は、ミシン刃32の凸刃33とは異なり、基材12Bを切断しない形状に形成される。さらに、周方向凹凸部のピッチがミシン刃32の周方向の凹凸のピッチと同じに形成されていることも考えられる。この場合、周方向凹凸部が形成されたローラが基材12Bに対して、基材12Bの延在方向に沿ってミシン刃32の凸刃33と同じピッチで引っ掛かるため、基材12Bに捩れ等が生じにくくなる。
また、実施形態において、ミシン目加工部30の下流側に両面粘着テープ貼付部50が設けられるものとして説明したが、このことは必須ではなく、両面粘着テープ貼付部50の下流側にミシン目加工部30が設けられてもよい。この場合、両面粘着テープ16Bが貼り付けられる領域と、ミシン目14が設けられる領域とが重なる場合、両面粘着テープ16Bにもミシン目14が施される。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス用外装部材
12 基材
14 ミシン目
16 両面粘着テープ
20 ワイヤーハーネス用外装部材の製造装置
22 搬送部
24 駆動ローラ
26 送出ドラム
30 ミシン目加工部
32 ミシン刃
36 アンビル
38 カラー部材
40 引張力補正部材
42 ローラ
44 凹凸部
45 軸心方向凹凸部
50 両面粘着テープ貼付部
60 調尺切断部
W 電線

Claims (8)

  1. 基材の中心に対して一方側に他方側よりも多くのミシン目が設けられたワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    (a)前記基材を延在方向に沿って送る工程と、
    (b)前記一方側に前記他方側よりも多く配設されたミシン刃と前記ミシン刃に対向して設けられたアンビルとで前記基材を挟み込みつつ前記ミシン刃が前記延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転することで、送られている前記基材に前記延在方向に沿って順次ミシン目を設ける工程と、
    (c)引張力補正部材を前記基材の前記他方側に押し当てて前記基材の前記一方側と前記他方側との引張力の違いを補正する工程と、
    を備え、前記工程(a)は、前記ミシン刃及び前記引張力補正部材よりも下流側から前記基材を引っ張って送る、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    前記引張力補正部材は、前記他方側において前記ミシン刃に並ぶように設けられて、前記アンビルとで前記基材を挟み込んでいる、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  3. 請求項2に記載のワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    前記引張力補正部材は、前記ミシン刃の回転軸と平行な軸周りに回転するローラを含む、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  4. 請求項3に記載のワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    前記ローラの外周に凹凸部が形成されている、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  5. 請求項4に記載のワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    前記凹凸部は、前記ローラの軸心方向に沿って形成されている軸心方向凹凸部を含む、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  6. 請求項5に記載のワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    前記ローラは、前記軸心方向凹凸部のピッチが前記一方側に並ぶ前記ミシン刃の間隔と同じに形成されている模擬刃ローラを含む、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス用外装部材の製造方法であって、
    前記ミシン刃よりも小さい径に形成され前記ミシン刃に隣接して設けられたカラー部材を前記基材に押し当てて、前記基材に対する前記ミシン刃の深さを調節する、ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法。
  8. 基材の中心に対して一方側に他方側よりも多くのミシン目が設けられたワイヤーハーネス用外装部材の製造装置であって、
    前記基材を延在方向に沿って送る搬送部と、
    前記延在方向と交差する方向に沿った軸周りに回転可能に、かつ前記一方側に前記他方側よりも多く配設されたミシン刃と、前記ミシン刃に対向して設けられ、前記ミシン刃とで前記基材を挟み込むアンビルとを含み、送られている前記基材に前記延在方向に沿って順次ミシン目を設けるミシン目加工部と、
    前記他方側を押圧可能に設けられ、前記基材の前記一方側と前記他方側との引張力の違いを補正する引張力補正部材と、
    を備え、前記搬送部は、前記ミシン刃及び前記引張力補正部材よりも下流側から前記基材を引っ張って送る、ワイヤーハーネス用外装部材の製造装置。
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