JP7163731B2 - タイヤ用ゴム材料の裁断装置 - Google Patents

タイヤ用ゴム材料の裁断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7163731B2
JP7163731B2 JP2018212030A JP2018212030A JP7163731B2 JP 7163731 B2 JP7163731 B2 JP 7163731B2 JP 2018212030 A JP2018212030 A JP 2018212030A JP 2018212030 A JP2018212030 A JP 2018212030A JP 7163731 B2 JP7163731 B2 JP 7163731B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber material
tire rubber
presser
pressing
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018212030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020078871A (ja
Inventor
伸幸 柳橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2018212030A priority Critical patent/JP7163731B2/ja
Publication of JP2020078871A publication Critical patent/JP2020078871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7163731B2 publication Critical patent/JP7163731B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、PLYなどのタイヤ用ゴム部材を製造する際、シート状のタイヤ用ゴム材料を裁断するタイヤ用ゴム材料の裁断装置に関する。
一般に、空気入りタイヤの製造においては、コードにトッピングゴムを被覆して作製されたPLYとして、例えばコードが帯状ゴム部材の幅方向に配列されたラジアルタイヤ用カーカスなどが使用されている。
このPLYは、所定幅のTOP反を所定の長さに裁断した後、各裁断片の側縁部を順次ジョイントして長尺化することにより製造される(例えば、特許文献1~4)。
図3は、このPLYの製造装置を説明する概念図である。図3に示すように、まず、TOP反1を巻き出して、レットオフ装置20を経由して本体コンベア10上に送り、本体コンベア10上を下流側に設けられた裁断装置11に向けてTOP反1を搬送する。所定の長さTOP反1を巻き出し、TOP反1の先端を裁断装置11下の所定の位置に位置決めできた時点で本体コンベア10を一旦停止させる。その後、停止したTOP反1の上面に向けて押え板を下降させて、TOP反1を押え込む。そして、押え板に沿ってロータリーカッターを走らせることにより、TOP反1を所定の長さに裁断して、TOP反の裁断片を得る。
裁断が完了した後は、押え板を上昇させて、押え板によるTOP反1への押え込みを開放する。その後、本体コンベア10によるTOP反1の搬送を再開し、裁断片を本体コンベア10に対して直角方向に配置された搬送装置12へと送り込む。裁断片が搬送装置12上まで搬送されて載置されると、搬送装置12が作動して裁断片をジョイント装置13に向けて搬送する。そして、ジョイント装置13を用いて、送られてきた裁断片の先端部と先にジョイントされた裁断片の尾端部とをジョイントする。これにより、長尺化されたPLYが製造される。長尺化されたPLYは、その後、巻取装置14に巻き取られ、次工程へと送られる。
上記したように、裁断装置11におけるTOP反1の裁断は、送られてきたTOP反1の上面が押え部により押え付けられた状態で行われるが、このとき、TOP反の厚みやロータリーカッターの切れ味などによって、裁断時にTOP反を押え込む程度、即ち、押え代をシビアに制御する必要があるため、従来より、押え手段としての押え板には押え代調整手段が付随して設けられていた。
図4は、従来の裁断装置の一部拡大図であり、具体的には、裁断時においてTOP反1を押え板により押え付けている状態を示している。図4に示すように、押え板2は、押え板2の押え代を調整する押え代調整手段としてのシリンダー3、TOP反送り用ローラー22、および、TOP反送り用ローラー22の回転を支持するローラー支持軸23などと組み合わされて、押え部21を構成している。
押え板2は、TOP反1の幅方向に沿って延びる1枚の板状部材であり、TOP反1と接触する側の先端が細くなるように傾斜して形成されており、ローラー支持軸23に連結されて固定されている。
図5は、従来の押え部の拡大断面図である。なお、図5では、サイド部近傍における断面図を示している。図5において、4は押え板2を保持する押え板保持部であり、ホルダー6に取付けられて回転可能に支持されている。また、8はロータリーカッター、8’はカッター下刃、9はテーブルである。なお、ホルダー6の上部は、ローラー支持軸(図示せず)に連結されて固定されている。
図5に示すように、押え板2は、カッター上刃であるロータリーカッター8に対して、TOP反1の進行方向の前方に配置されており、押え板保持部4を回転させて、シリンダーにより押え代を調整した押え板2の先端部をテーブル9の方向に下降させることにより、テーブル9上に載置されたTOP反1を押え込むことができる。
特開2000-141510号公報 特開2012-179854号公報 特開2017-42941号公報 特開2017-132143号公報
しかしながら、従来の裁断装置の場合、押え代の調整を行っていても、正規の形状から変形した裁断片ができる場合があった。図6は、このような変形した裁断片の一例を示す平面図であり、裁断されたTOP反1が幅方向の中央部Cでは直線状ではなく曲線状に裁断されており、変形していることが分かる。このように変形した裁断片を用いてPLYを製造した場合、安定した物性のPLYを提供することができず、優れたユニフォミティのタイヤを安定して供給することができない。
また、PLYの製造においては、種類に応じて幅、厚み、ゴムの硬さなどが異なるTOP反を使用する必要があるため、それぞれに対応して押え板を交換する必要がある。しかし、図4に示すような、一枚物の押え板の交換は容易なことではなく、また、交換した押え板の押え代をTOP反に合わせて調整することも、シリンダーによる調整は容易なことではない。
そこで、本発明は、変形した裁断片を発生させることなくTOP反の裁断ができ、押え板の交換が容易であり、さらに、交換後の押え代の調整を容易に行うことができるタイヤ用ゴム材料の裁断装置を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題の解決について鋭意検討を行い、以下に記載する発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
コードにゴムが被覆された所定幅のシート状のタイヤ用ゴム材料を所定の長さに裁断するタイヤ用ゴム材料の裁断装置であって、
前記タイヤ用ゴム材料を搬送する搬送手段と、
搬送されてきた前記タイヤ用ゴム材料の上面を上方から幅方向に押え込む押え手段と、
押え込まれた前記タイヤ用ゴム材料を、幅方向に裁断する裁断手段とを備えており、
前記押え手段が、前記タイヤ用ゴム材料の幅方向に沿って分割された複数枚の押え板によって構成されており、前記押え板の各々に前記タイヤ用ゴム材料に対する押え代を調整する押え代調整手段が設けられており、
前記押え代調整手段が、前記押え板を前記ゴム材料へ向けて付勢するスプリングであり、前記スプリングは、押え板保持部に繋がれて固定された保持部と、前記スプリングの伸縮に合わせて移動自在のバネホルダーとの間に配置され、前記押え板と前記保持部は、回転軸により回転自在に取り付けられており、前記スプリングの伸縮に合わせて移動する前記バネホルダーに合わせて、前記押え板と前記保持部が前記回転軸を中心として回転することを特徴とするタイヤ用ゴム材料の裁断装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記押え手段が、10~20枚の前記押え板によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記押え板の各々の幅が、100~200mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置である。
請求項に記載の発明は、
前記スプリングの付勢力が、20~60Nであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置である。
請求項に記載の発明は、
前記押え板の材質が、S50C、S55C、S60C、S65Cのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置である。
本発明によれば、変形した裁断片を発生させることなくTOP反の裁断ができ、押え板の交換が容易であり、さらに、交換後の押え代の調整を容易に行うことができるタイヤ用ゴム材料の裁断装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るタイヤ用ゴム材料の裁断装置における押え板の全体を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における押え部の拡大断面図である。 PLYの製造装置を説明する概念図である。 従来のタイヤ用ゴム材料の裁断装置の一部拡大図である。 従来の押え部の拡大断面図である。 変形した裁断片の一例を示す平面図である。
[1]本発明の基本的な考え方
最初に、本発明における基本的な考え方について、本発明を完成するに至った経緯として説明する。
本発明者は、従来のタイヤ用ゴム材料の裁断装置において、変形した裁断片が発生する原因について検討を行い、従来の押え板が1枚の板で形成されており、押え板がTOP反を十分に押え込むことができるように押え代調整手段として設けられているシリンダーが押え板の両サイドの2箇所にしか配置されていないことが原因であることが分かった。
即ち、従来は、押え板をTOP反の幅方向に沿って配置した後、両サイドをシリンダーによって押え代を調整していたため、図4に示すように、押え板2の中央部付近では、押え板2がTOP反1の表面から浮き上がり弓なり形状に反ることにより、押え板2の中央部付近でTOP反1の逃げが発生したり、TOP反1の表面の凹凸に合わせて押え板2やTOP反1の下にあるテーブル9(図5)が歪んで、図5に破線で示すように、押え板2の位置にずれが生じて、TOP反1の押えにバラツキが生じたりし、このような状態でロータリーカッター8を走らせたことにより、図6に示したような変形した裁断片の発生を招いていることが分かった。
この知見に基づき、本発明者は、従来1枚の板で形成されていた押え板を分割して、複数枚の押え板から構成させることに思い至った。即ち、複数枚の押え板を幅方向に配列させて、各々の押え板でTOP反を押え込むことにより、TOP反の全面を均一に押え込むことができると考えた。
そして、実験の結果、このような押え板を用いた場合、押え板毎でTOP反に対する押え代の調整を適切に行うことにより、押え板の全体で反りが発生せず、TOP反を均一に押え込むことが可能となり、裁断面を変形させることなくTOP反を裁断することができることが確認でき、本発明を完成するに至った。
しかしながら、さらに検討を進めると、このままでは、以下に示すように、TOP反の変更に合わせて押え板を交換した後のメンテナンス性(押え代の調整の容易さ)は未だ十分とは言えず、さらなる改善が必要なことが分かった。
即ち、交換された押え板の各々における押え代の調整は個々に行われるが、この押え代の調整に従来と同様にシリンダーを使用した場合、個々の押え板について押え代を適切に調整することは容易ではなく、時間が掛かる。そして、複数の押え板の一部において押え代の調整不良があり、その箇所でTOP反のカット不良が生じると、TOP反が押え板に巻き込まれてしまい、その力で押え板のズレを生じる恐れがある。
そこで、本発明者は、押え板を上記のように分割式にするだけでなく、押え代の調整を不要としてメンテナンス性を向上させることについて、さらに検討を行い、その結果、押え代を調整する押え代調整手段として、従来のシリンダーに替えてスプリングを用いた場合、スプリングにより付勢された押え板によってTOP反の表面を押え込むことができるため、自動的に押え代の調整ができ、各押え板が均一な力で適切にTOP反を押圧できることが分かった。そして、各押え板によって均一な力で適切にTOP反を押圧することにより、裁断に際して押え板の反りやズレが発生せず、変形した裁断片を発生させることなくTOP反を裁断できることが分かった。
[2]本発明の実施の形態
以下、本発明の実施の形態に基づいて、本発明を具体的に説明する。なお、以下においては、TOP反を裁断してPLYを製造する際に使用される裁断装置を例に挙げて説明する。
図1は本実施の形態に係るタイヤ用ゴム材料の裁断装置における押え板の全体を示す斜視図である。図2は本実施の形態における押え部の断面図である。
本実施の形態に係るタイヤ用ゴム材料の裁断装置は、裁断用支持台(テーブル)に載置されたTOP反をカッター刃が所定の長さに裁断する点では、従来の裁断装置と同様である。しかしながら、本実施の形態においては、押え板として従来の一枚板の押え板(図4参照)に替えて、図1に示すように、幅方向に沿って分割された複数枚の押え板2によって押え板の全体を構成して、TOP反を均等に押え込む点において、従来の裁断装置と異なっている。
即ち、図1に示すように、本実施の形態においては、TOP反1の幅方向に亘って複数枚(図1では14枚)の押え板2が配置されて押え板の全体が構成されており、この押え板の全体でTOP反1を幅方向の全体に亘って押え込んでいる。そして、各押え板2毎に、押え代を調整できるように押え代調整手段15が配置されている。これにより、押え板の全体で、適切に押え代が調整された状態でTOP反1を押え込むことができるため、裁断片の変形を十分に抑制してTOP反を裁断でき、安定したPLYを製造することができる。
また、押え板を従来の1枚板から複数の小さな押え板の集合体に変更することにより、裁断対象のTOP反の種類に応じて押え板の全幅を変更する場合も、小さな押え板の数を調整するだけで容易に対応することができるため、容易かつ短時間に押え板の交換を行うことができる。
なお、押え板の全幅を構成するための押え板2の枚数としては、10~20枚であることが好ましい。少なすぎると、1枚当たりの押え板2の長さが長くなり、押え代調整手段15の間隔も広くなるため、押え代の調整が不十分となり、裁断片の変形を十分に抑制することができない。一方、多すぎると、1枚当たりの押え板2の長さが短くなり、押え代の調整を十分に行うことができるが、交換が煩雑となり、作業性が低下する。
また、各押え板2の幅としては、100~200mmであることが好ましい。狭すぎると、全幅を構成させるために使用される枚数が多くなり、交換が煩雑となり、作業性が低下する。一方、広すぎると、枚数が少なくなり、押え代の調整が不十分となり、裁断片の変形を十分に抑制することができない。
そして、押え板の材質としては、反りの発生を十分に抑制できるという観点から、S50C、S55C、S60C、S65Cのいずれかであることが好ましいが、これらの内でも、S50Cが好ましい。
図2は、本実施の形態における一枚の押え板における押え部の拡大断面図である。押え部は、押え板2、押え板保持部4、ホルダー6を備えており、押え板2がロータリーカッター8に対して、TOP反1の進行方向の前方に配置されている点では従来の押え部と同様であるが、本実施の形態における押え部は、さらに、スプリング5を押え代調整手段として備えている。スプリング5は、押え板保持部4に繋がれて固定された保持部7と、スプリング5の伸縮に合わせて移動自在のバネホルダー16との間に配置されており、また、押え板2と保持部7は、回転軸17により回転自在に取り付けられている。スプリング5の伸縮に合わせて移動するバネホルダー16に合わせて、押え板2と保持部7が回転軸17を中心として回転するため、押え板2を適切な押圧力でTOP反1の上面に押え込むことができる。
具体的には、スプリング5を縮めた状態で押え板2をTOP反1の上面に接触させることにより、スプリング5は伸びようとするため、その伸びに合わせてバネホルダー16が前進し、押え板2および保持部7が回転軸17を中心として下方に回転する。
この結果、押え板2に対して常に一定の押圧力が自動的に作用して、テーブル9上に載置されたTOP反1に対する押え代が一定に調整された状態でTOP反1を押圧することができるため、押え板2を交換した後の各押え板における押え代の調整作業が不要となる。
このスプリング5による付勢力は、20~60Nであることが好ましい。小さすぎると、十分に押え板を押え込むことができず、裁断片の変形を防止することができない。一方、大きすぎると、TOP反が押え込まれて厚みが変化する恐れがある。なお、この付勢力は、ばね定数(N/mm)×たわみ量(mm)で計算される。
また、押え板のTOP反との接触面は、非粘着処理されていることが好ましく、これにより、押え板とTOP反との密着が防止され、裁断後に押え板を上昇させる際にもTOP反が引っ張られることがない。好ましい非粘着処理としては、表面に凹凸を形成するコーティング加工、例えば、トシコ社製「トシカルコーティング(TS-1080)」などが挙げられる。
以上のように、本実施の形態によれば、変形した裁断片を発生させることなくTOP反の裁断ができ、押え板の交換を容易に行うことができるタイヤ用ゴム材料の裁断装置を提供することができる。そして、この結果、安定したPLYを提供することができ、さらに、優れたユニフォミティのタイヤを安定して供給することができる。
また、押え代調整手段としてスプリングを採用することにより、押え代の調整作業が不要となる。
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。
1.実施例
実施例として、16分割された押え板(サイズ:幅50×長さ102×厚み16mm)を配列させて、全幅1630mmの押え板とした裁断装置を用いて、幅1450mmのTOP反を長さ600mmで裁断し、50枚の裁断片を得た。なお、各押え板には、30Nの付勢力を有するスプリングを押え代調整手段として配置し、トシカルコーティング(TS-1080)により非粘着処理を施した。
2.比較例
1枚板で長さ1630mmの押え板を用い、押え代調整手段として両端にシリンダーを配置したこと以外は、実施例と同様にして、TOP反を裁断した。
3.評価
実施例、比較例の各々で得られた各裁断片における反りの発生の程度を、端部と中央部における高さの差を測定し、評価を行った。
具体的には、得られた測定値と共に、測定値の範囲(最大測定値と最小測定値の差)、平均、標準偏差を求めて、評価した。結果を表1に示す。
Figure 0007163731000001
表1に示すように、比較例では、端部と中央部における高さの差が2.5~4.5mmと大きく、その範囲も2.0mmと大きい。また、平均(3.53mm)、標準偏差(0.54mm)も大きい。
これに対して、実施例においては、端部と中央部における高さの差は0~1.5mmと小さく、その範囲も1.5mmと小さい。また、平均(0.59mm)、標準偏差(0.38mm)も小さく、変形した裁断片を発生させることなくTOP反を裁断できていることが確認できた。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1 TOP反
2 押え板
3 シリンダー
4 押え板保持部
5 スプリング
6 ホルダー
7 保持部
8 ロータリーカッター
8’ カッター下刃
9 テーブル
10 本体コンベア
11 裁断装置
12 搬送装置
13 ジョイント装置
14 巻取装置
15 押え代調整手段
16 バネホルダー
17 回転軸
20 レットオフ装置
21 押え部
22 TOP反送り用ローラー
23 ローラー支持軸
C 裁断されたTOP反の幅方向の中央部

Claims (5)

  1. コードにゴムが被覆された所定幅のシート状のタイヤ用ゴム材料を所定の長さに裁断するタイヤ用ゴム材料の裁断装置であって、
    前記タイヤ用ゴム材料を搬送する搬送手段と、
    搬送されてきた前記タイヤ用ゴム材料の上面を上方から幅方向に押え込む押え手段と、
    押え込まれた前記タイヤ用ゴム材料を、幅方向に裁断する裁断手段とを備えており、
    前記押え手段が、前記タイヤ用ゴム材料の幅方向に沿って分割された複数枚の押え板によって構成されており、前記押え板の各々に前記タイヤ用ゴム材料に対する押え代を調整する押え代調整手段が設けられており、
    前記押え代調整手段が、前記押え板を前記ゴム材料へ向けて付勢するスプリングであり、前記スプリングは、押え板保持部に繋がれて固定された保持部と、前記スプリングの伸縮に合わせて移動自在のバネホルダーとの間に配置され、前記押え板と前記保持部は、回転軸により回転自在に取り付けられており、前記スプリングの伸縮に合わせて移動する前記バネホルダーに合わせて、前記押え板と前記保持部が前記回転軸を中心として回転する ことを特徴とするタイヤ用ゴム材料の裁断装置。
  2. 前記押え手段が、10~20枚の前記押え板によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置。
  3. 前記押え板の各々の幅が、100~200mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置。
  4. 前記スプリングの付勢力が、20~60Nであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置。
  5. 前記押え板の材質が、S50C、S55C、S60C、S65Cのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム材料の裁断装置。
JP2018212030A 2018-11-12 2018-11-12 タイヤ用ゴム材料の裁断装置 Active JP7163731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212030A JP7163731B2 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 タイヤ用ゴム材料の裁断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212030A JP7163731B2 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 タイヤ用ゴム材料の裁断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020078871A JP2020078871A (ja) 2020-05-28
JP7163731B2 true JP7163731B2 (ja) 2022-11-01

Family

ID=70801306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018212030A Active JP7163731B2 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 タイヤ用ゴム材料の裁断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7163731B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000239782A (ja) 1999-02-16 2000-09-05 Aichi Steel Works Ltd 被削性と圧縮加工後の疲労強度に優れた非調質鍛造品の製造方法
JP2008183945A (ja) 2007-01-26 2008-08-14 Onodani Kiko Kk タイヤホイール保持具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761495A (en) * 1980-09-27 1982-04-13 Yokohama Rubber Co Ltd Cutter for beltlike material
JPS5859830A (ja) * 1981-10-06 1983-04-09 Kobe Steel Ltd タイヤ用ゴムシ−ト材料の切断装置
JPS58193137A (ja) * 1982-05-08 1983-11-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム引布のカツト幅制御方法および装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000239782A (ja) 1999-02-16 2000-09-05 Aichi Steel Works Ltd 被削性と圧縮加工後の疲労強度に優れた非調質鍛造品の製造方法
JP2008183945A (ja) 2007-01-26 2008-08-14 Onodani Kiko Kk タイヤホイール保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020078871A (ja) 2020-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3968368B2 (ja) シートの折り畳み設備
JP5480437B1 (ja) 電極材料用スリッター設備および電極材製造設備
JP7163731B2 (ja) タイヤ用ゴム材料の裁断装置
JP2003112849A (ja) 弾性を有するシート状長尺物の切断装置におけるシート状長尺物の送り機構
JPH04289264A (ja) 皮革及び類似製品の表面含浸用ローラー式染色機
JP2016215539A (ja) トップ反の耳ゴム切断装置
JP2011073439A (ja) タイヤ部材用トップ反の製造方法
JP6461501B2 (ja) トッピング装置およびトッピングシートのエッジ部分のカット方法
JP7283066B2 (ja) ゴムシート裁断装置
JP6412418B2 (ja) エッジストリップの製造装置と製造方法、およびカット装置
JP2016203505A (ja) タイヤ用ゴムのトッピング装置
WO2015022721A1 (ja) シート材料の裁断機及び裁断方法
KR100753168B1 (ko) 고무로 토핑된 직물 코드지의 분할장치
JPH06320492A (ja) ウエブの分断方法とウエブの分断装置
KR101914437B1 (ko) 압연코드지의 접촉식 사이드 트리밍 커터장치
CN114481592B (zh) 一种单向布裁切输送设备及其制得的无纬布
JP2001063885A (ja) シートロール体の製造方法及び装置
JP6673156B2 (ja) ワイヤーハーネス用外装部材の製造方法及び製造装置
JP2018052086A (ja) カーカスプライの製造装置および製造方法
JP2002224748A (ja) ウェブの平面性保持方法及び平面性矯正装置
JP2009234707A (ja) サクションロール及びサクションロールを用いた搬送シートの搬送装置
JP7263089B2 (ja) 薄膜ウエブの切込形成装置及び切込付きの薄膜ウエブの製造方法。
JPH0839762A (ja) 自動スクリーン捺染機
JP4938854B2 (ja) ベルト材の製造方法及び装置
CN113905966B (zh) 用于柔性片状材料铺展器的进给辅助设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7163731

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150