JP6664839B2 - 機械式駐車場 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車場に関する。
少ないスペースで多数の車両を効率的に駐車できる駐車場として、機械式駐車場が知られている。その一つとして、乗降室においてパレットの上に車両を載置し、このパレットを移動させることにより、空いている駐車スペースへ運ぶ構成としたパレット式の機械式駐車場が提供されている。従来では、例えば特許文献1に記載されるような機械式駐車場が提案されている。
特開平7−109849号公報
特許文献1に記載される機械式駐車場は、車両入出庫室においてパレットの隅を支持しうる支持ローラを備える。これにより、車両がパレットに乗る際またはパレットから降りる際にパレットが転倒するのを抑止できる。しかしながら、この機械式駐車場においてパレットをその長手方向及び短手方向の両方向に移動可能とする場合には、支持ローラがパレットに干渉しないよう支持ローラとパレットとの間に隙間を設ける必要がある。しかしながら、当該隙間を設けると、車両がパレットに乗る際またはパレットから降りる際に、この隙間の範囲でパレットが振動し、振動に伴う騒音が発生しうる。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両がパレットに乗る際またはパレットから降りる際にパレットが転倒するのを抑止でき、かつ、パレットの移動を阻害することなくパレットの振動およびそれに伴う騒音を抑止できる機械式駐車場を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の機械式駐車場は、駐車スペースと外部との間に設けられた乗降室と、乗降室内に設けられたパレットと、パレットの中央下面を支持する中央支持部と、パレットの端部下面を支持する端部支持部と、を備える。端部支持部は、端部下面に接触してパレットを支持する第1位置と、端部下面と接触しない第2位置との間を移動可能に構成されている。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車両がパレットに乗る際またはパレットから降りる際にパレットが転倒するのを抑止でき、かつ、パレットの移動を阻害することなくパレットの振動およびそれに伴う騒音を抑止できる。
第1の実施の形態に係る機械式駐車場の断面図である。 図1のB1F駐車室の平面図である。 図1の乗降室の平面図である。 図1の乗降室の平面図である。 図4の端部支持装置とその周辺を示す正面図である。 図4の端部支持装置を示す上面図である。 図4の端部支持装置とその周辺を示す側面図である。 図1の制御装置の機能および構成を示すブロック図である。 機械式駐車場に車両を入庫する際の機械式駐車場における一連の処理を示すフローチャートである。 機械式駐車場から車両を出庫する際の機械式駐車場における一連の処理を示すフローチャートである。 実施の形態の変形例に係る機械式駐車場のリフトフレームおよび第1移載装置とそれらの周辺を示す平面図である。 実施の形態の変形例に係る機械式駐車場のリフトフレームとその周辺を示す側面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る機械式駐車場10の断面図である。図2は、B1F駐車室14の平面図である。機械式駐車場10は、地上に設けられた建物104の地下に地下3階まで設けられた、いわゆる地下式の機械式駐車場である。
機械式駐車場10は、地下1階の駐車室であるB1F駐車室14と、地下2階の駐車室であるB2F駐車室16と、地下3階の駐車室であるB3F駐車室18と、複数のパレット32と、第1移載装置56と、複数の第2移載装置58と、旋回デッキ60と、リフトフレーム88と、断面が略矩形の昇降路96の四隅に支柱として設けられた4本のマスト90と、昇降装置94と、乗降室12の外側に設けられた操作盤28と、操作盤28と接続された制御装置30と、を備える。
機械式駐車場10は、パレットを用いたパレット式の駐車場である。このパレット式の機械式駐車場10は、昇降装置94を用いて自動車20、バイク74、自転車等の車両が搭載された状態のパレット32を昇降させたり、あるいは第1移載装置56や第2移載装置58を使用して面方向に移動させたりすることにより、駐車室に車両を駐車させる構成とされている。
機械式駐車場10へ車両を入れたり機械式駐車場10から車両を取り出したりするための乗降室12は建物104内に設けられている。乗降室12は昇降路96の上端に設けられている。より具体的には、乗降室12と昇降路96とはパレット32が通過できる程度の大きさの連通孔100を介して連結されている。また、乗降室12内には、パレットを入出庫口の方向に旋回させるための旋回デッキ60も設置される。すなわち、本実施の形態の機械式駐車場10は、旋回デッキ60とともにパレット32が旋回するいわゆる旋回デッキタイプの機械式駐車場である。なお、機械式駐車場10は、パレット32だけが旋回するよう構成されてもよい。
昇降路96は、鉛直方向(z方向)に沿って設けられている。昇降路96は、B1F駐車室14、B2F駐車室16、B3F駐車室18のそれぞれと連通する。昇降路96の下端には、リフトフレーム88を昇降させる昇降装置94が設置される。昇降路96の四隅には、4本のマスト90が設けられる。
リフトフレーム88は、4本のマスト90に昇降自在に支持され、昇降装置94により昇降路96に沿って昇降する。リフトフレーム88の上部には第1移載装置56が設けられる。なお、リフトフレーム88、4本のマスト90、および昇降装置94には、本出願人が先に出願した特開2009−197417号公報に記載のリフトフレーム、4本のマスト、昇降装置、をそれぞれ適用することができる。
パレット32は、平板状の部材である。パレット32の車両が搭載される上面である車両積載面32aは略矩形である。パレット32は、画一的な大きさを有する。
B1F駐車室14、B2F駐車室16、B3F駐車室18はそれぞれ10の駐車スペースを含む。それら10の駐車スペースは、平面視した場合に移載方向(x方向)に5行、移載方向と実質的に直交する交差方向(y方向)に2列のマトリクス状に配列される。各駐車スペースは、パレット32を収容可能に構成される。駐車スペースは、パレットと共に車両が駐車されうる駐車室内の1駐車領域(駐車の1単位)である。駐車スペースと駐車スペースとの間には、駐車スペースをまたいでパレットが移動する際にそれを支持する転倒防止ローラ38が設置される。
第1移載装置56は、リフトフレーム88の上部に設けられ、パレットをx方向に移動させる。第1移載装置56により、パレットは、昇降路96と各駐車室との間を移動する。第2移載装置58は各駐車スペースに設けられており、パレット32をx方向またはy方向に移動させる。第2移載装置58により、パレットは駐車スペースの間を移動する。
第1移載装置56および第2移載装置58には、本出願人が先に出願した特公平7−29681号公報に記載の搬送装置を適用することができる。すなわち、第1移載装置56の四隅には、モータにより駆動される駆動車輪が配設されている。第1移載装置56は、搭載されたパレット32をこれらの駆動車輪を回すことで移動する。また、この四隅に配設された4個の駆動車輪は、アクチュエータにより約90°回転可能な構成とされている。さらに、駆動車輪は正転および逆転のいずれも行いうるよう構成される。したがって、第1移載装置56は、パレット32を移載方向および交差方向のいずれにも移動することができる。第2移載装置58についても同様である。なお、パレット32を移動させるときに4個の駆動車輪同士の間や4個の駆動車輪と転倒防止ローラ38との間でパレット32が転倒しないように、4個の駆動車輪はパレット32の中央下面を支持するように配置される。
操作盤28は、車両のドライバまたは機械式駐車場10の係員に対するユーザインタフェースとしての機能を有する。操作盤28はタッチパネルを有する。車両の入出庫の際、操作盤28はタッチパネルを介して、入出庫の別と、車両を特定する識別番号である車両IDの入力を求める。操作盤28は、制御装置30と接続されており、タッチパネルに入力された操作に応じて制御装置30に制御信号を送信するとともに、制御装置30からの制御信号を受信してタッチパネルに必要な情報を表示させる。制御装置30の処理については図8で後述する。
図3、4は、乗降室12の平面図である。図3は、乗降室12に車両が進入する前に乗降室12にパレット32が呼び出された状態を示す。図4は、図3からパレット32および旋回デッキ60を取り外した状態を示す。機械式駐車場10は、複数の支持ローラ34と、駆動ローラ36と、2つの端部支持装置44と、をさらに備える。
旋回デッキ60の中央部には長方形の開口部61が形成されている。パレット32は、昇降装置94によって下方から乗降室12まで移動され、旋回デッキ60の開口部61に係合する。旋回デッキ60は、床面40よりも一段下がった旋回ピット底42に設置された複数の支持ローラ34によって旋回可能に支持され、駆動ローラ36から駆動力を受けて旋回する。
2つの端部支持装置44は、旋回ピット底42に設置される。2つの端部支持装置44は特に、平面視した場合に、その一方は第1移載装置56と入出庫口46との間に位置し、もう一方は第1移載装置56に対して入出庫口46とは反対側に位置するよう設置される。すなわち、2つの端部支持装置44は、車両がパレット32に乗る際または車両がパレット32から降りる際(すなわちパレット32が図3の位置にあるとき)に車両の乗り込み方向におけるパレット32の両端部すなわちパレット32の長手方向の両端部を支持するように設けられる。
図5は、端部支持装置44とその周辺を示す正面図である。図6は、端部支持装置44を示す上面図である。図7は、端部支持装置44とその周辺を示す側面図である。図7では、ギヤドモータ62の表示を省略している。なお、図5では支持ローラ54が第1位置(後述)にある場合を示し、図6、7では支持ローラ54が第2位置(後述)にある場合を示している。
端部支持装置44は、駆動軸48と、2つの軸受50と、2つのアーム52と、2つの支持ローラ54と、2つのギヤドモータ62と、を含む。
2つの軸受50は、駆動軸48の中心軸がx方向を向くよう駆動軸48を回転自在に支持する。2つのギヤドモータ62はそれぞれ、駆動軸48の端部に連結される。アーム52は、駆動軸48から径方向外側に延在するよう駆動軸48に固定される。支持ローラ54は、アーム52の先端に、軸受を介して回転自在に支持される。
ギヤドモータ62が駆動すると、駆動軸48が回転し、駆動軸48に固定されたアーム52および支持ローラ54も回転する。これにより、支持ローラ54のz方向の位置、すなわち支持ローラ54の高さ位置が変化する。
本実施の形態では、アーム52の延在方向がz方向を向くとき、すなわち支持ローラ54の高さ位置が一番高いときに、パレット32の下面に支持ローラ54が接触するよう駆動軸48、軸受50、アーム52、および支持ローラ54が構成される。
図8は、制御装置30の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御装置30は、駐車スペース特定部112と、パレット制御部114と、ゲート制御部116と、支持装置制御部118と、駐車状況保持部120と、を含む。
駐車状況保持部120は、機械式駐車場10の駐車状況を保持する。駐車状況保持部120は特に、駐車スペースを特定するスペースIDと、その駐車スペースに車両が駐車されているか否かを示す情報と、その駐車スペースに車両が駐車されている場合はその車両を特定する車両管理番号と、を対応づけて保持する。
駐車スペース特定部112は、操作盤28で入力された情報に基づき、駐車スペースを特定する。駐車スペース特定部112は、入力情報が入庫指示である場合、駐車状況保持部120を参照し、車両が駐車されていない駐車スペース(以下、「空き駐車スペース」という)を特定する。駐車スペース特定部112は、入力情報が出庫指示である場合、駐車状況保持部120を参照し、出庫指示に含まれる車両IDによって特定される車両が駐車されている駐車スペースを特定する。
パレット制御部114は、入力情報が入庫指示である場合、任意の空きパレット32を乗降室12に移動させる。また、パレット制御部114は、車両が搭載されたパレット32を、乗降室12から駐車スペース特定部112によって特定された空き駐車スペースに移動させる。また、パレット制御部114は、入力情報が出庫指示である場合、駐車スペース特定部112によって特定された駐車スペースから車両が搭載されたパレット32を乗降室12に移動させる。パレット制御部114は、これらの移動に必要な機械式駐車場10内でのパレット32の動きを公知のパズル動作のアルゴリズムを使用して決定する。パレット制御部114は、決定されたパレット32の動きが実現されるよう第1移載装置56、第2移載装置58、昇降装置94に指令を送信する。
ゲート制御部116は、パレット制御部114に制御されてパレット32が乗降室12に移動されると、入出庫口46のゲート(不図示)を開く。
支持装置制御部118は、入出庫口46のゲートが開くのと実質的に同時に、または入出庫口46のゲートが開く直前もしくは直後に、端部支持装置44の支持ローラ54を第1位置に移動させる。ここで「第1位置」は、支持ローラ54が第1移載装置56に支持された空きパレット32に下方から接触して空きパレットを支持する所定の高さ位置をいう。したがって、支持ローラ54が第1位置に位置する際、支持ローラ54の上端は、第1移載装置56に支持された空きパレット32(すなわち実質的に撓んでいない状態におけるパレット32)の下面と接触する高さに位置する。本実施の形態では、アーム52の延在方向がz方向を向くとき、すなわち支持ローラ54が一番高い位置にあるときの支持ローラ54の位置を第1位置とする。
なお、車両がパレット32に乗る際またはパレット32から降りる際に支持ローラ54が第1位置に位置していればよく、支持装置制御部118は、これらの以外のタイミングで支持ローラ54を第1位置に移動させてもよい。
また、支持装置制御部118は、パレット32を旋回(移動)させる直前に、端部支持装置44の支持ローラ54を第2位置に移動させる。ここで「第2位置」は、支持ローラ54が第1移載装置56に支持されたパレット32(すなわち空きパレット32および車両が搭載されて撓んでいるパレット32)に接触せず、かつ、パレット32が旋回や移動する際にパレット32に干渉しない所定の高さ位置をいう。本実施の形態では、アーム52の延在方向がy方向を向くとき、すなわち支持ローラ54が第1位置よりも十分に低い高さ位置にあるときの支持ローラ54の位置を第2位置とする。
なお、パレット32を移動させる際に支持ローラ54が第2位置に位置していればよく、支持装置制御部118は、これ以外のタイミングで支持ローラ54を第2位置に移動させてもよい。例えば、支持装置制御部118は、パレット32上に車両が停車されたら支持ローラ54を第2位置に移動させてもよい。
以上の構成による機械式駐車場10の動作を説明する。
図9は、機械式駐車場10に車両を入庫する際の機械式駐車場10における一連の処理を示すフローチャートである。操作盤28は、ドライバまたは係員から入庫の指示を受け付ける(S10)。制御装置30は、空き駐車スペースを特定し(S12)、任意の空きパレット32を乗降室12に移動させる(S14)。制御装置30は、入出庫口46のゲートを開くとともに(S16)、端部支持装置44の支持ローラ54を第2位置から第1位置に移動させる(S18)。機械式駐車場10は、車両を乗降室12内のパレット32に誘導する(S20)。操作盤28は、ドライバまたは係員から格納の指示を受け付ける(S22)。制御装置30は、端部支持装置44の支持ローラ54を第1位置から第2位置に移動させ(S24)、車両が搭載されたパレット32を空き駐車スペースに移動させる(S26)。
図10は、機械式駐車場10から車両を出庫する際の機械式駐車場10における一連の処理を示すフローチャートである。操作盤28は、ドライバまたは係員から出庫の指示を受け付ける(S30)。制御装置30は、出庫対象の車両が駐車されている駐車スペースを特定し(S32)、特定された駐車スペースから車両が搭載されたパレット32を乗降室12に移動させる(S34)。制御装置30は、入出庫口46のゲートを開くとともに(S36)、端部支持装置44の支持ローラ54を第2位置から第1位置に移動させる(S38)。機械式駐車場10は、車両を乗降室12外に誘導する(S40)。
以上、説明した本実施の形態に係る機械式駐車場10によると、支持ローラ54は、車両がパレット32に乗る際またはパレットから降りる際には、第1位置に位置してパレット32の長手方向における両端部に下方から接触し、それら両端部を支持する。一方、支持ローラ54は、パレット32が移動するまたは回転(旋回)する際には、接触しないよう第1位置よりも低い第2位置に位置する。したがって、機械式駐車場10によると、パレット32の転倒の抑止と振動・騒音の抑止とを両立できる。
また、本実施の形態に係る機械式駐車場10では、支持ローラ54は、パレット32の長手方向における両端部を支持する。パレット32の入出庫口46側の端部が支持されることにより、車両がパレット32に乗り降りする際のパレット32の振動が抑止され、第1移載装置56に対して入出庫口46とは反対側のパレット32の端部も支持されることにより、車両がパレット32に乗ってブレーキを掛けたときの車両からの慣性力によるパレット32の振動が抑止される。つまり、本実施の形態に係る機械式駐車場10よると、車両が乗り降り等する際のパレット32の揺れが抑止され、ユーザに与える不快感が低減される。
以上、実施の形態に係る機械式駐車場の構成と動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
実施の形態では、端部支持装置44が旋回ピット底42に設置される場合に付いて説明したが、これに限られない。例えば、端部支持装置44は、リフトフレーム88に設置されてもよい。この場合、乗降室12において、パレット32および第1移載装置56とともにリフトフレーム88も旋回するよう構成される。あるいは、機械式駐車場が、乗降室12内においてパレット32が旋回しないタイプの機械式駐車場として構成されてもよい。
図11は、実施の形態の変形例に係る機械式駐車場のリフトフレーム88および第1移載装置56とそれらの周辺を示す平面図である。図12は、リフトフレーム88とその周辺を示す側面図である。図12では、第1移載装置56の表示は省略している。図11、12に示すように、本変形例では、端部支持装置44はリフトフレーム88に設置される。
支持装置制御部118は、実施の形態と同様に、車両がパレット32に乗る際またはパレット32から降りる際に支持ローラ54が第1位置に位置するよう支持ローラ54を第1位置に移動させる。例えば、支持装置制御部118は、入出庫口46のゲートが開くのと実質的に同時に、または入出庫口46のゲートが開く直前もしくは直後に、端部支持装置44の支持ローラ54を第1位置に移動させてもよい。
また、支持装置制御部118は、第1移載装置56から各駐車室にパレット32を受け渡す際またはパレット32を受け取る際に支持ローラ54が第2位置に位置するよう支持ローラ54を第2位置に移動させる。例えば、支持装置制御部118は、第1移載装置56から各駐車室にパレット32を受け渡す直前またはパレット32を受け取る直前に支持ローラ54が第2位置に位置するよう支持ローラ54を第2位置に移動させてもよい。また例えば、支持装置制御部118は、乗降室12においてパレット32上に車両が停車されたら支持ローラ54を第2位置に移動させてもよい。
本変形例に係る機械式駐車場によれば、実施の形態に係る機械式駐車場10によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。
(変形例2)
実施の形態では、端部支持装置44の支持ローラ54によりパレット32の端部を支持する場合について説明したが、これに限られない。例えば、端部支持装置44は、パワーシリンダを含んで構成されてもよい。この場合、パワーシリンダのロッドを、パレット32の下面に接触してパレット32を支持する第1位置と、第1位置よりも低い位置であってパレット32の旋回等に干渉しない第2位置と、の間を移動させればよい。つまり、車両がパレット32に乗る際またはパレット32から降りる際に乗り込み方向におけるパレット32の端部に接触してその端部を支持し、かつ、パレット32が旋回・移動するときにパレット32に干渉しない位置まで下がるよう構成された支持部であればよい。
(変形例3)
実施の形態では、支持ローラ54によりパレット32の長手方向における両端部を支持する場合について説明したが、これに限られず、少なくとも入出庫口46側の端部を支持できればよい。これにより、パレット32に乗り込む際またはパレット32から降りる際にパレット32が振動するのを抑止できる。
(変形例4)
実施の形態では、第2位置は、支持ローラ54が第1位置よりも低い高さ位置にあるときの支持ローラ54の位置をいう場合について説明したが、これに限られない。第2位置は、支持ローラ54が第1移載装置56に支持されたパレット32の下面に接触せず、パレット32の旋回等に干渉しない位置であればよい。
例えば、第2位置は、平面視において、第1移載装置56に支持されたパレット32よりも外側(したがって第1位置よりも外側)で、かつ、パレット32が旋回や移動する際にパレット32に干渉しない位置であってもよい。この場合、第2位置は、第1位置と同じ高さ位置であっても、第1位置よりも高い位置であっても低い位置であってもよい。
(変形例5)
実施の形態では、乗降室が昇降路の上端に位置する地下式の機械式駐車場10について説明したが、これに限られず、本実施の形態の技術的思想は乗降室が昇降路の下端に位置する場合や、昇降路の中間に乗降室を設ける場合にも適用できる。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10 機械式駐車場、 12 乗降室、 30 制御装置、 32 パレット、 44 端部支持装置、 54 支持ローラ、 56 第1移載装置、 118 支持装置制御部。

Claims (3)

  1. 駐車スペースと外部との間に設けられた乗降室と、
    前記乗降室内に設けられたパレットと、
    前記パレットの中央下面を支持する中央支持部と、
    前記パレットの端部下面を支持する端部支持部と、
    前記端部支持部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記端部支持部は、前記端部下面に接触して前記パレットを支持する第1位置と、前記端部下面と接触しない第2位置との間を移動可能に構成されており、
    前記制御部は、車両が前記パレットに乗る際または前記パレットから降りる際に前記端部支持部を前記第1位置に位置させ、前記パレットを移動させる際に前記第2位置へ位置させることを特徴とする機械式駐車場。
  2. 前記端部支持部が前記第1位置に位置する際、前記端部支持部の上端は、前記パレットが撓まない状態における前記パレットの下面と接触する高さに位置することを特徴とする請求項に記載の機械式駐車場。
  3. 前記端部支持部は、前記パレットの長手方向における両端にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の機械式駐車場。
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