JP6659323B2 - シリカ膜形成用組成物、シリカ膜の製造方法およびシリカ膜 - Google Patents

シリカ膜形成用組成物、シリカ膜の製造方法およびシリカ膜 Download PDF

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Description

本発明は、シリカ膜形成用組成物、シリカ膜の製造方法、そしてこれにより製造されたシリカ膜に関するものである。
平板表示装置では、スイッチング素子としてゲート電極、ソース電極、ドレイン電極および半導体を含む薄膜トランジスタ(thin−film−transistor、TFT)を使用し、この薄膜トランジスタを制御するための走査信号を伝達するゲート線と、画素電極に印加される信号を伝達するデータ線とが平板表示装置に備えられる。また、半導体と様々な電極との間には、これらを区分するための絶縁膜が形成されている。
前記絶縁膜は、ケイ素含有組成物を用いて製造されることができる(例えば、特許文献1参照)。このとき、前記絶縁膜は、製造工程中に多量のアウトガスの発生によってディフェクト(defect)が発生する可能性が高く、このようなディフェクトは、素子の収率および信頼性に良くない影響を与えられる。
韓国公開特許第10−1993−0006901号公報
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、膜のアウトガス量を最小化するシリカ膜形成用組成物を提供することにある。
また他の目的は、前記シリカ膜形成用組成物を用いてシリカ膜を製造する方法を提供することにある。
さらにまた他の目的は、前記方法により製造されたシリカ膜を提供することにある。
また前記シリカ膜を含む電子素子を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態によれば、ケイ素含有重合体と、溶媒と、を含み、前記ケイ素含有重合体のH−NMRスペクトルでのSi−H積分値の総合計が12以下であるシリカ膜形成用組成物:
但し、前記Si−H積分値の総合計は、下記条件1のS1およびS2段階を順次に行って算出する。
[条件1]
S1.ケイ素含有重合体をジブチルエーテル(Dibutylether、DBE)溶媒に添加して固形分含有量15±0.1質量%のサンプル1を準備し、次に前記サンプル1をCDCl(Chloroform−d)溶媒で20%希釈してサンプル2を準備する。
ここで、「サンプル1をCDCl溶媒で20%希釈してサンプル2を準備する」とは、固形分含有量15±0.1質量%のケイ素含有重合体溶液(重合体+DBE)にCDClを添加して20%だけ希釈された溶液、つまり、12±0.1質量%固形分のケイ素含有重合体溶液(重合体+DBE+CDCl)を作る(準備する)という意味である。言い換えれば、「サンプル1にCDClを添加して固形分12±0.1質量%のシリコン重合体溶液(サンプル2)を準備する。」という意味である。
S2.前記サンプル2のH−NMRスペクトルを300MHzで測定して、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計を下記方法により算出し、前記積分値合計の算出を3回繰り返してこれらの算術平均値を前記Si−H積分値の総合計とする。
(Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計の算出方法)
前記ジブチルエーテルの積分値を40と仮定し、前記ケイ素含有重合体に存在するSi−HおよびSi−Hに相当するピーク(ピークB)、そしてSi−Hに相当するピーク(ピークC)の積分値をそれぞれ算出する。その後、前記ピークBおよび前記ピークCの合計を算出してSi−H、Si−HおよびSi−Hの積分値の合計とする。
前記Si−H積分値の総合計は、5〜12であってよい。
前記Si−H積分値の総合計は、8〜11.5であってよい。
前記ケイ素含有重合体は、ポリシラザン、ポリシロキサザンまたはこれらの組み合わせを含んでよい。
前記溶媒は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、トリメチルベンゼン、トリエチルベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、デカヒドロナフタレン、ジペンテン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、エチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、p−メンタン、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、アニソール、酢酸ブチル、酢酸アミル、メチルイソブチルケトンおよびこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。
前記ケイ素含有重合体は、下記の化学式1で表される部分(moiety)を含んでよい。
前記化学式1において、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換のC1〜C30のアルキル基、置換または非置換のC3〜C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC6〜C30のアリール基、置換または非置換のC7〜C30のアリールアルキル基、置換または非置換のC1〜C30のヘテロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のアルケニル基、置換または非置換のC1〜C10のアルコキシ基、カルボキシル基、アルデヒド基、ヒドロキシ基、またはこれらの組み合わせであり、
前記「*」は、連結地点(ないし連結箇所ないし連結部位ないし連結部分)を意味する。
前記ケイ素含有重合体は、下記の化学式2で表される部分(moiety)をさらに含んでもよい。
前記化学式2のR〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換のC1〜C30(C1〜C30は、炭素数1〜30の意味である。以下、同様とする)のアルキル基、置換または非置換のC3〜C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC6〜C30のアリール基、置換または非置換のC7〜C30のアリールアルキル基、置換または非置換のC1〜C30のヘテロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のアルケニル基、置換または非置換のC1〜C10のアルコキシ基、カルボキシル基、アルデヒド基、ヒドロキシ基、またはこれらの組み合わせであり、
前記「*」は、連結地点(ないし連結箇所ないし連結部位ないし連結部分)を意味する。
前記ケイ素含有重合体は、前記シリカ膜形成用組成物の総量に対して0.1〜30質量%で含まれてよい。
他の一実施形態によれば、基板上に上述したシリカ膜形成用組成物を塗布する段階と、前記シリカ膜形成用組成物が塗布された基板を乾燥する段階と、150℃以上の非活性気体を含む雰囲気下で硬化する段階と、を含む、シリカ膜の製造方法を提供する。
前記シリカ膜形成用組成物を塗布する段階は、スピン−オンコーティング方法によって進行されてよい。
また他の一実施形態によれば、上述した製造方法により形成されたシリカ膜を提供する。
また他の一実施形態によれば、前記シリカ膜を含む電子素子を提供する。
本発明によれば、硬化過程中に発生するアウトガス量を低減可能なシリカ膜形成用組成物を提供することにより、ディフェクト発生を最小化したシリカ膜を実現することができる。
実施例1において、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計の測定方法を説明するための図面である。
本発明の実施形態について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明は、種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施形態に限定されない。
明細書全体にわたって層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上」にあるとするとき、これは他の部分の「直ぐ上」にある場合だけでなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の「直ぐ上」にあるとするときには、その中間に他の部分がないことを意味する。
本明細書において、別途の定義がない限り、「置換の」或いは「置換された」とは、化合物或いは上記R〜Rに挙げられたようなアルキル基やアリール基などの置換基中の水素原子が、ハロゲン原子(F、Br、Cl、またはI)、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、アジド基、アミジノ基、ヒドラジノ基、ヒドラゾノ基、カルボニル基、カルバミル基、チオール基、エステル基、カルボキシル基やその塩、スルホン酸基やその塩、リン酸やその塩、C1〜C30のアルキル基、C2〜C16のアルケニル基、C2〜C16のアルキニル基、C6〜C30のアリール基、C7〜C13のアリールアルキル基、C1〜C4のオキシアルキル基、C1〜C20のヘテロアルキル基、C3〜C20のヘテロアリールアルキル基、C3〜C30のシクロアルキル基、C3〜C15のシクロアルケニル基、C6〜C15のシクロアルキニル基、およびこれらの組み合わせから選択された置換基で置換されたことを意味する。
また、本明細書において、別途の定義がない限り、「ヘテロ」とは、N、O、SおよびPから選択されたヘテロ原子を(1つの化合物や置換基(例えば、ヘテロアルキル基など)、或いは1つの脂環族化合物や脂環族有機基(シクロ環基)、或いは1つの芳香族化合物や芳香族環基、或いは多環や縮合環(化合物や基)の場合には、多環や縮合環(化合物や基)を構成する各環ごと)などに)1〜3個含有したものを意味する。
また、本明細書において、「*」は、同一であるか異なる原子または化学式と連結する部分(或いは地点或いは箇所或いは部位)を意味する。
以下、本発明の一実施形態に係るシリカ膜形成用組成物について説明する。
本発明の一実施形態に係るシリカ膜形成用組成物は、ケイ素含有重合体、そして溶媒を含む。
前記ケイ素含有重合体は、その構造中にSiを含む重合体であって、例えば、ポリシラザン(polysilazane)、ポリシロキサザン(polysiloxazane)またはこれらの組み合わせを含むことができる。
本発明の一実施形態において、前記ケイ素含有重合体は、H−NMRスペクトルで所定のSi−H積分値を有する。具体的に、前記ケイ素含有重合体は、H−NMRスペクトルでSi−H積分値の総合計が12以下であり、ここでSi−H積分値の総合計とは、H−NMRスペクトル測定を通じて得られたSi−H、Si−HおよびSi−Hの積分値を合算した値を意味する。
つまり、前記Si−Hの積分値は、Si−Hに由来するピーク面積を意味し、前記Si−Hの積分値は、Si−Hに由来するピーク面積を意味し、前記Si−Hの積分値は、Si−Hに由来するピーク面積を意味し、Si−H積分値の総合計は、これらピーク面積を全て合算した値を意味する。
Si−H積分値の総合計は、下記条件1に記載のS1およびS2の段階を順次に行ってSi−H積分値の総合計を測定する。
[条件1]
S1.ケイ素含有重合体をジブチルエーテル(Dibutylether、DBE)溶媒に添加して固形分含有量15±0.1質量%のサンプル1を準備し、続いて前記サンプル1をCDCl3(Chloroform−d)溶媒で20%希釈してサンプル2を準備する。
S2.前記サンプル2のH−NMRスペクトルを300MHzで測定して、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計を下記方法により算出し、前記積分値合計の算出を3回繰り返して、これらの算術平均値を前記Si−H積分値総合計とする。
(Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計の算出方法)
前記ジブチルエーテルの積分値を40と仮定し、前記ケイ素含有重合体に存在するSi−HおよびSi−Hに相当するピーク(ピークB)、そしてSi−Hに相当するピーク(ピークC)の積分値をそれぞれ算出する。その後、前記ピークBおよび前記ピークCの合計を算出して、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値の合計とする。
ここで、前記固形分含有量の測定方法は下記のとおりである。
(固形分の測定方法)
アルミニウム皿にサンプル1gを入れて、160℃で20分間ホットプレートでベークし、ベーク前後の減量された重量を求める。ベーク前後の重量には、いずれもアルミニウム皿の重量は含めないものとする。
前記シリカ膜形成用組成物は、H−NMRスペクトルでのSi−H、Si−HおよびSi−Hの積分値の総合計を、所定範囲に限定することを特徴とし、前記シリカ膜形成用組成物を用いて得られた膜は、ディフェクト発生を最小化することができる。
一般に、ポリシラザンまたはポリシロキサザンのようなケイ素含有重合体の製造において、分子量が大きくなるほど、Si−H、Si−H、および末端のSi−Hは、Hの形態で除去されながら、Si−N結合が生成される反応に進行する。したがって、このようなケイ素重合体を半導体用電子素材、例えばギャップフィル用充填剤の材料として用いる場合、硬化工程または後工程中に残留Si−HがHの形態に転換して、例えばホール(hole)等のようなディフェクトを誘発する可能性が高いだけでなく、水分浸透の可能性もある。
本発明の一実施形態に係るシリカ膜形成用組成物は、H−NMRスペクトルでのSi−H、Si−H、およびSi−Hの積分値の合計を12以下に制御することにより、Hのようなアウトガスの発生を低減させることができる。これにより、硬化過程におけるディフェクト発生が最小化されて、高品位のシリカ膜を実現することができる。
非制限的例示によれば、前記Si−H積分値の総合計は、5〜12であるのが好ましく、例えば、前記Si−H積分値の総合計は、8〜11.5であってもよいが、これに限定されるものではない。
一方、前記シリカ膜形成用組成物に含まれているケイ素含有重合体は、下記の化学式1で表される部分(moiety)を含む水素化ポリシラザンを含むのが好ましい。
前記化学式1において、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換のC1〜C30のアルキル基、置換または非置換のC3〜C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC6〜C30のアリール基、置換または非置換のC7〜C30のアリールアルキル基、置換または非置換のC1〜C30のヘテロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のアルケニル基、置換または非置換のC1〜C10のアルコキシ基、カルボキシル基、アルデヒド基、ヒドロキシ基、またはこれらの組み合わせであり、前記「*」は、連結地点(ないし連結箇所ないし連結部位ないし連結部分)を意味する。
前記水素化ポリシラザンは、様々な方法によって製造可能であり、例えば、ハロシランとアンモニアを反応させて製造可能である。
前記シリカ膜形成用組成物に含まれているケイ素含有重合体は、前記化学式1で表される部分(moiety)のほかに、下記化学式2で表される部分(moiety)をさらに含む水素化ポリシラザンであるのが好ましい。
前記化学式2のR〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換のC1〜C30のアルキル基、置換または非置換のC3〜C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC6〜C30のアリール基、置換または非置換のC7〜C30のアリールアルキル基、置換または非置換のC1〜C30のヘテロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のアルケニル基、置換または非置換のC1〜C10のアルコキシ基、カルボキシル基、アルデヒド基、ヒドロキシ基、またはこれらの組み合わせであり、前記「*」は、連結地点(ないし連結箇所ないし連結部位ないし連結部分)を意味する。
このように、前記組成物が前記化学式2の部分をさらに含む場合、前記実施形態により製造される水素化ポリシロキサザンは、その構造内にケイ素−窒素(Si−N)結合部分のほかに、ケイ素−酸素−ケイ素(Si−O−Si)結合部分を含み、このようなケイ素−酸素−ケイ素(Si−O−Si)結合部分が熱処理による硬化時に、応力を緩和させて収縮を減らすことができる。
さらに、前記シリカ膜形成用組成物に含まれる前記ポリシラザンまたはポリシロキサザンは、末端部に下記の化学式3で表される部分を含むことができる。
前記化学式3で表される部分は、末端部が水素でキャッピングされている構造であって、これは前記ポリシラザンまたはポリシロキサザン構造中、Si−H結合の総含有量に対して15〜35質量%の範囲で含まれるのが好ましい。前記化学式3の部分が、ポリシラザンまたはポリシロキサザン構造中に前記範囲で含まれる場合、熱処理時に酸化反応が十分に起こりながらも、熱処理時にSiH部分がSiHとなって飛散するのを防止して収縮を防止し、これからクラックが発生するのを防止することができる。
前記ケイ素含有重合体は、前記シリカ膜形成用組成物の総含有量に対して0.1〜50質量%で含まれるのが好ましく、例えば0.1〜30質量%で含まれるのが特に好ましい。前記範囲で含まれる場合、適切な粘度を維持することができ、膜形成時に間隙(void)なく平坦かつ均等に形成可能である。
前記シリカ膜形成用組成物に含まれる溶媒は、前記ケイ素含有重合体を溶かせる溶媒であれば特に制限されず、具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、トリメチルベンゼン、トリエチルベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、デカヒドロナフタレン、ジペンテン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、エチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、p−メンタン、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、アニソール、酢酸ブチル、酢酸アミル、メチルイソブチルケトン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。
前記シリカ膜形成用組成物は、熱酸発生剤(thermal acid generator、TAG)をさらに含むことができる。
熱酸発生剤は、前記シリカ膜形成用組成物の現像性を改善するための添加剤であって、前記組成物に含まれているケイ素含有重合体が比較的低い温度で現像されるようにする。
前記熱酸発生剤は、熱によって酸(H)を発生可能な化合物であれば特に限定されないが、90℃以上で活性化して十分な酸を発生し、揮発性が低いものを選択するのが好ましい。
前記熱酸発生剤は、例えば、ニトロベンジルトシレート、ニトロベンジルベンゼンスルホネート、フェノールスルホネート、およびこれらの組み合わせから選択できる。
前記熱酸発生剤は、シリカ膜形成用組成物の総含有量に対して0.01〜25質量%の範囲で含まれるのが好ましく、前記範囲で含まれる場合、比較的低い温度で前記ケイ素含有重合体が現像されると同時に、コーティング性を改善することができる。
前記シリカ膜形成用組成物は、界面活性剤をさらに含むことができる。
界面活性剤は特に限定されず、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤、エフトップEF301、EF303、EF352((株)トーケムプロダクツ製造)、メガファックF171、F173(大日本インキ(株)製造)、フローラッドFC430、FC431(住友スリーエム(株)製造)、アサヒガードAG710、サーフロンS−382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106(旭硝子(株)製造)などのフッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製造)などと、その他のシリコーン系界面活性剤が挙げられる。
界面活性剤は、シリカ膜形成用組成物の総含有量に対して0.001〜10質量% の範囲で含まれるのが好ましく、前記範囲で含まれる場合、溶液の分散性を改善すると同時に、膜形成時に膜の厚さの均一性を高めることができる。
前記シリカ膜形成用組成物は、前記ケイ素含有重合体および前記成分(任意成分である前記熱酸発生剤や前記界面活性剤など)が溶媒に溶解した溶液の形態であり得る。
本発明の他の実施形態によれば、基板上に上述したシリカ膜形成用組成物を塗布する段階と、前記シリカ膜形成用組成物が塗布された基板を乾燥する段階と、約150℃以上の非活性気体雰囲気下で硬化する段階と、を含むシリカ膜の製造方法を提供する。
前記シリカ膜形成用組成物は、前記塗布する段階で塗布でき、例えばスピン−オンコーティング、スリットコーティング、インクジェット印刷などのような方法で塗布することができる。
前記基板は、例えば、半導体、液晶などのデバイス基板であってもよいが、これに限定されるものではない。
本発明の他の実施形態によれば、上述した方法により製造されたシリカ膜を提供する。前記シリカ膜は、例えば絶縁膜、分離膜、ハードコーティング膜などであってもよいが、これに限定されるものではない。
本発明の他の実施形態によれば、上述した方法により製造されたシリカ膜を含む電子素子を提供する。前記電子素子は、例えばLCDやLEDなどのようなディスプレイ素子、または半導体素子であってもよい。
以下、実施例を通じて上述した本発明の実施形態をより詳細に説明する。但し、下記の実施例は、単に説明の目的のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。
ケイ素含有重合体の用意
比較例1
容量2Lの撹拌機と温度制御装置付き反応器の内部を乾燥窒素に置換した。そして、乾燥ピリジン1,500gを反応器に注入して十分に混合した後、反応器に入れたまま混合後の乾燥ピリジンを20℃で保温した。次に、反応器内にジクロロシラン100gを1時間にわたって徐々に注入した。そして、反応器内(の溶液)を攪拌しながら、反応器内にアンモニア70gを3時間にわたって徐々に注入した。次に、反応器内に乾燥窒素を30分間注入し、反応器内に残存するアンモニアを除去した。得られた白色のスラリー状の生成物を、乾燥窒素雰囲気中で1μmのテフロン(登録商標)材質の濾過器でろ過し、ろ液1,000gを得た。得られたろ液1,000gに乾燥キシレン1,000gを添加した後、ロータリーエバポレーターを用いて、溶媒をピリジンからキシレンに置換する操作を計3回繰り返しながら、固形分濃度を20質量%に調整してキシレン状の組成物を製造した。最後に前記キシレン状の組成物をポアサイズ0.03μmのテフロン(登録商標)材質の濾過器でろ過した。
前記過程を経て、重量平均分子量3,000のポリシラザンを得た。ポリシラザンの重量平均分子量はWaters社製GPC(PLC Pump 1515、RI Detector 2414)を用いて測定した。
実施例1
前記比較例1で合成されたキシレン状の組成物に、ピリジンをキシレンに対して200%重量比で投入し、100℃で3時間攪拌しながら分子量を増やした後、再び乾燥キシレン1,000gを添加し、以降、前記比較例1と同様に実施して、重量平均分子量5,000のポリシラザンを得た。
実施例2
前記比較例1で合成されたキシレン状の組成物にピリジンをキシレンに対して200%重量比で投入し、100℃で60時間攪拌しながら分子量を増やした後、再び乾燥キシレン1,000gを添加し、以降、前記比較例1と同様に実施して、重量平均分子量23,000のポリシラザンを得た。
実施例3
前記比較例1で合成されたキシレン状の組成物にピリジンをキシレンに対して200%重量比で投入し、100℃で100時間攪拌しながら分子量を増やした後、再び乾燥キシレン1,000gを添加し、以降、前記比較例1と同様に実施して、重量平均分子量61,000のポリシラザンを得た。
実施例4
前記比較例1で合成されたキシレン状の組成物にピリジンをキシレンに対して200%重量比で投入し、100℃で120時間攪拌しながら分子量を増やした後、再び乾燥キシレン1,000gを添加し、以降、前記比較例1と同様に実施して、重量平均分子量100,000のポリシラザンを得た。
実施例5
前記比較例1で合成されたキシレン状の組成物にピリジンをキシレンに対して200%重量比で投入し、100℃で150時間攪拌しながら分子量を増やした後、再び乾燥キシレン1,000gを添加し、以降、前記比較例1と同様に実施して、重量平均分子量160,000のポリシラザンを得た。
評価1:ケイ素含有重合体のH−NMRスペクトルでのSi−H積分値の合計の測定
前記比較例1および実施例1〜5によるケイ素含有重合体をジブチルエーテル(Dibutylether;DBE)に添加して、固形分含有量15±0.1質量%のサンプル1を用意し、次に前記サンプル1をCDCl溶媒で20%希釈してサンプル2を準備する。
次に、前記サンプル2のH−NMRスペクトルを300MHzで測定して、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計を求める。具体的な測定方法を図1を参考にして説明する。
図1は、実施例1に係るケイ素含有重合体を用いて、前記過程により製造したサンプル2のNMRデータである。
図1を参考にすれば、ジブチルエーテルの積分値を40と仮定し(つまり、図1でピークAに相当する。図中、(A)で示す。)、ケイ素含有重合体に存在するSi−HおよびSi−Hに相当するピーク(ピークB;図中、(B)で示す。)、そしてSi−Hに相当するピーク(ピークC;図中、(C)で示す。)の積分値をそれぞれ算出する。その後、前記ピークBおよびピークCの合計を算出して、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値の合計とする。
前記測定および算出過程を3回繰り返して、これらの平均値を前記Si−H積分値の総合計とする。
その結果を表1に示した。
前記表1を参考にすれば、実施例1〜5によるケイ素含有重合体のH−NMRスペクトル測定時のSi−H積分値の総合計は、比較例1とは異なって全て12以下の値を有することが分かる。
評価2:アウトガスの発生の評価
前記比較例1および実施例1〜5によるケイ素含有重合体を、ジブチルエーテル(Dibutylether;DBE)に添加して固形分2質量%の溶液に製造したサンプルを、4インチのウエハ2枚にそれぞれ約500Åの厚さにコーティングした後、プリベーク(Pre−bake)を経ず、QCM(Quartz crystal microbalance)を用いて、発生した全体のアウトガスの量を150℃で600秒間の(熱処理)条件下で測定する。
その結果を表2に示した。
表2を参考にすれば、実施例1〜5によるケイ素含有重合体を含むシリカ膜形成用組成物から製造された膜は、比較例1による膜と比較してアウトガス量が相対的に非常に低いことが確認できる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、次の請求範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態もまた本発明の権利範囲に属する。

Claims (8)

  1. ケイ素含有重合体と、溶媒と、を含み、
    前記ケイ素含有重合体のH−NMRスペクトルでのSi−H積分値の総合計が5〜12であり、
    前記ケイ素含有重合体は、下記の化学式1で表される部分を含む、シリカ膜形成用組成物:
    前記化学式1において、R 〜R は、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換のC1〜C30のアルキル基、置換または非置換のC3〜C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC6〜C30のアリール基、置換または非置換のC7〜C30のアリールアルキル基、置換または非置換のC1〜C30のヘテロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のアルケニル基、置換または非置換のC1〜C10のアルコキシ基、カルボキシル基、アルデヒド基、ヒドロキシ基、またはこれらの組み合わせであり、
    前記「*」は、連結地点を意味する。
    但し、前記Si−H積分値の総合計は、下記条件1のS1およびS2段階を順次に行って算出する。
    [条件1]
    S1.ケイ素含有重合体をジブチルエーテル(Dibutylether、DBE)溶媒に添加して固形分含有量15±0.1質量%のサンプル1を準備し、次に前記サンプル1をCDCl(Chloroform−d)溶媒で20%希釈してサンプル2を準備する。
    S2.前記サンプル2のH−NMRスペクトルを300MHzで測定して、Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計を下記方法により算出し、前記積分値合計の算出を3回繰り返してこれらの算術平均値を前記Si−H積分値の総合計とする。
    (Si−H、Si−HおよびSi−Hの積分値合計の算出方法)
    前記ジブチルエーテルの積分値を40と仮定し、前記ケイ素含有重合体に存在するSi−HおよびSi−Hに相当するピーク(ピークB)、そしてSi−Hに相当するピーク(ピークC)の積分値をそれぞれ算出する。その後、前記ピークBおよび前記ピークCの合計を算出してSi−H、Si−HおよびSi−Hの積分値の合計とする。
  2. 前記Si−H積分値の総合計は、8〜11.5である、請求項に記載のシリカ膜形成用組成物。
  3. 前記ケイ素含有重合体は、ポリシラザン、ポリシロキサザンまたはこれらの組み合わせを含む、請求項1または2に記載のシリカ膜形成用組成物。
  4. 前記溶媒は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、トリメチルベンゼン、トリエチルベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、デカヒドロナフタレン、ジペンテン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、エチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、p−メンタン、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、アニソール、酢酸ブチル、酢酸アミル、メチルイソブチルケトンおよびこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のシリカ膜形成用組成物。
  5. 前記ケイ素含有重合体は、下記の化学式2で表される部分(moiety)をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリカ膜形成用組成物:
    前記化学式2において、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換のC1〜C30のアルキル基、置換または非置換のC3〜C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC6〜C30のアリール基、置換または非置換のC7〜C30のアリールアルキル基、置換または非置換のC1〜C30のヘテロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換のC2〜C30のアルケニル基、置換または非置換のC1〜C10のアルコキシ基、カルボキシル基、アルデヒド基、ヒドロキシ基、またはこれらの組み合わせであり、
    前記「*」は、連結地点を意味する。
  6. 前記ケイ素含有重合体は、前記シリカ膜形成用組成物の総量に対して0.1〜30質量%で含まれている、請求項1〜のいずれか1項に記載のシリカ膜形成用組成物。
  7. 基板上に請求項1〜のうちのいずれか1項のシリカ膜形成用組成物を塗布する段階と、
    前記シリカ膜形成用組成物が塗布された基板を乾燥する段階と、
    150℃以上の非活性気体を含む雰囲気下で硬化する段階と、
    を含む、シリカ膜の製造方法。
  8. 前記シリカ膜形成用組成物を塗布する段階は、スピン−オンコーティング方法によって進行される、請求項に記載のシリカ膜の製造方法。
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