JP6658766B2 - ステアリングホイールの位置調節装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車を操舵する為のステアリングホイールの前後位置又は上下位置を調節可能とする、ステアリングホイールの位置調節装置の改良に関する。
自動車用ステアリング装置は、図12に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、該入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する。ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、該ステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、該ステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続され、該中間シャフト8の前端部は、別の自在継手9を介して、入力軸3に接続されている。
上述の様なステアリング装置で、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイール1の上下位置を調節する為のチルト機構や、前後位置を調節する為のテレスコピック機構を備える事が、従来から考えられている(例えば特許文献1参照)。図示の構造では、チルト機構を構成する為に、ステアリングコラム6の前端部に固定したハウジング10の上部前端部を車体11に対し、幅方向(幅方向とは、車体の幅方向を言い、左右方向と一致する。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)に配置したチルト軸12により、揺動変位を可能に支持している。又、ステアリングコラム6の軸方向中間部下面に、変位側ブラケット13が設けられると共に、該変位側ブラケット13を幅方向両側から挟む状態で、固定側ブラケット14を設けられている。そして、該固定側ブラケット14には、上下方向に長いチルト調節用長孔15が、変位側ブラケット13のうちで、該両チルト調節用長孔15の一部に整合する部分には、軸方向(前後方向)に長いテレスコ調節用長孔16が、それぞれ形成されている。そして、該チルト調節用長孔15及び該テレスコ調節用長孔16を幅方向に挿通する状態で、調節ロッド17が挿入されている。又、これに合わせて、ステアリングシャフト5及びステアリングコラム6を伸縮可能な構造としている。図示の構造では、テレスコ調節用長孔16を前後方向に長い長孔とする事で、ステアリングホイール1の前後位置の調節を可能としている。そして、調節ロッド17の一端部に設けた図示しない調節レバーを操作する事で、固定側ブラケット14により変位側ブラケット13を幅方向両側から挟持する力を調節し、ステアリングホイール1の位置を調節できる様にしている。
ステアリングホイールの位置調節装置を備えたステアリング装置のより具体的な構造に就いて、図13、14を参照しつつ説明する。
ステアリングコラム6は、後側に配置したアウタコラム18の前部と、前側に配置したインナコラム19の後部とを摺動可能に嵌合させて、全長を伸縮可能にしている。このうち、例えば軽合金をダイキャスト成形する事により造ったアウタコラム18の前部には、スリット20が設けられて、該前部の内径を弾性的に拡縮可能としている。又、該スリット20を左右両側から挟む部分に左右1対の被挟持板部21、21が設けられ、該両被挟持板部21、21により変位側ブラケット13を構成している。又、該両被挟持板部21、21には、前後方向に長いテレスコ調節用長孔16、16が形成されている。又、固定側ブラケット14に設けられた左右1対の支持板部22、22が、変位側ブラケット13を左右両側から挟持する部分に配置されると共に、該両支持板部22、22にはチルト軸12(図12参照)を中心とする部分円弧状で上下方向に長い、チルト調節用長孔15、15が形成されている。そして、該両チルト調節用長孔15、15及び両テレスコ調節用長孔16、16に、調節ロッド17が幅方向に挿通されている。
更に、調節ロッド17の軸方向一端部に調節レバー23を、軸方向他端部にナット24を、軸方向中間部一端寄り部分にスラストベアリング25、及び駆動側カム26と被駆動側カム27とにより構成されるカム装置28を、それぞれ設け、調節レバー23の揺動に基づいて両支持板部22、22の内側面間の間隔を拡縮するロック機構を構成している。上述の様な調節ロッド17は、チルト調節用長孔15、15に沿って昇降できるが、調節レバー23の揺動に伴って回転する事はない。
ステアリングホイール1の位置調節を行う際には、調節レバー23を所定方向(一般的には下方)に揺動させて、駆動側カム26をアンロック方向に回転させる。そして、カム装置28の軸方向寸法を縮め、被駆動側カム27とナット24との間隔を拡げる。この結果、両支持板部22、22の内側面と両被挟持板部21、21の外側面との当接部の面圧が低下乃至は喪失すると同時に、アウタコラム18の前端部の内径が弾性的に拡がり、該アウタコラム18の前端部内周面とインナコラム19の後端部外周面との当接部の面圧が低下する。この状態で、調節ロッド17が両チルト調節用長孔15、15及び両テレスコ調節用長孔16、16内で動ける範囲で、ステアリングホイール1の上下位置及び前後位置を調節できる。
ステアリングホイール1を所望位置に保持するには、該ステアリングホイール1を該所望位置に移動させた後、調節レバー23を逆方向(一般的には上方)に揺動させる。これにより、駆動側カム26を、ロック状態に切り替える際の回転方向であるロック方向に回転させる。そして、カム装置28の軸方向寸法を拡げ、両支持板部22、22の内側面間の間隔を縮める。この状態で、該両支持板部22、22の内側面と両被挟持板部21、21の外側面との当接部の面圧が上昇すると同時に、アウタコラム18の前端部の内径が弾性的に縮まり、該アウタコラム18の前端部内周面とインナコラム19の後端部外周面との当接部の面圧が上昇して、ステアリングホイール1を、調節後の位置に保持できる。
ところで、上述の様な構成を有する従来構造のステアリングホイールの位置調節装置の場合、ステアリングホイール1の位置を調節可能な状態(アンロック状態)及び該位置を保持できる状態(ロック状態)に於いて、調節ロッド17の外周面と、両テレスコ調節用長孔16、16の内面(上面及び下面)との間に、図14に誇張して示す様な上下方向隙間29a、29bが存在している。又、図示は省略するが、調節ロッド17の外周面と、チルト調節用長孔15の内面(前面及び後面)との間には、前後方向隙間が存在している。この様に上下方向隙間29a、29b及び該前後方向隙間が存在すると、ステアリングホイール1の前後位置及び上下位置の調節を滑らかに行う事ができる。
但し、ロック状態に於いて、アウタコラム18が、上下方向隙間29a、29b又は前後方向隙間の分だけ前後方向及び上下方向に実質的に変位可能である為、ステアリングホイール1の支持剛性感が低下して、運転者に違和感を与える可能性がある。
日本国特開2009−227181号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、アンロック状態に於けるステアリングホイールの位置調節を滑らかに行う事ができ、且つ、ロック状態に於ける前記ステアリングホイールの前後方向又は上下方向のうちの少なくとも一方の方向に関する支持剛性感を向上する事ができる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のステアリングホイールの位置調節装置は、ステアリングコラムと、変位側ブラケットと、第一通孔と、固定側ブラケットと、1対の第二通孔と、調節ロッドと、1対の押圧部と、拡縮機構とを備えている。
ステアリングコラムは、端部にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトの周囲に設けられて該ステアリングシャフトを回転自在に支持する為のものである。
前記変位側ブラケットは、前記ステアリングコラムの一部に固設されている。
前記第一通孔は、前記変位側ブラケットに、該変位側ブラケットを幅方向に貫通する状態で設けられている。
前記固定側ブラケットは、前記変位側ブラケットを幅方向両側から挟む状態で設けられた1対の支持板部を有し、車体側に固定される。
前記両第二通孔は、前記両支持板部の互いに整合する部分に設けられている。
前記調節ロッドは、前記第一通孔及び該両第二通孔を幅方向に挿通した状態で設けられている。
前記両押圧部は、該調節ロッドの両端部で前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられている。
前記拡縮機構は、該押圧部間の間隔を拡縮する為のものである。
又、前記第一通孔と前記両第二通孔とのうちの少なくとも一方の通孔を、前記ステアリングホイールの位置を調節可能とすべき方向である位置調節方向に長い調節用長孔としている。尚、該位置調節方向とは、テレスコピック機構により前記ステアリングホイールの位置を調節する場合には前後方向であり、チルト機構により該ステアリングホイールの位置を調節する場合には上下方向である。
更に、前記拡縮機構を拡縮する際に、前記調節ロッドが回転する。
特に、本発明の場合、前記調節ロッドが、隙間調整部を有している。
又、該隙間調整部が、前記調節用長孔の内側に配置されている。
そして、前記ステアリングホイールの位置を保持できる状態(ロック状態)に前記調節ロッドを回転させた状態での、前記隙間調整部の外周面と前記調節用長孔の内面との、前記位置調節方向に直交する方向(幅方向)に関する隙間が、前記ステアリングホイールの位置を調節可能な状態(アンロック状態)に前記調節ロッドを回転させた状態での、前記隙間調整部の外周面と前記調節用長孔の内面との、前記位置調節方向に直交する方向に関する隙間よりも小さい。
上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合には、具体的に、ステアリングホイールの位置調節装置として、ステアリングホイールの前後位置を調節可能なテレスコピック機能を備えたものを採用する事ができる。この様な構成を採用した場合には、前記第一通孔を前後方向に長い長孔(テレスコ調節用長孔)とする。そして、前記調節用長孔を、前記第一通孔とする。
上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合には、具体的に、ステアリングホイールの位置調節装置として、前記ステアリングホイールの上下位置を調節可能なチルト機能を備えたものを採用する事ができる。この様な構成を採用した場合には、前記両第二通孔を上下方向に長い長孔(チルト調節用長孔)とする。そして、前記調節用長孔を、前記第二通孔とする。
上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合には、具体的に、前記隙間調整部を、断面形状が非円形状の非円形部により構成する事ができる。
又、上記発明を実施する場合には、例えば、前記非円形部を、前記調節ロッドの外周面に外嵌固定された樹脂部分により構成する。
又、上記発明を実施する場合には、例えば、前記ステアリングホイールの位置を保持できる状態での、前記非円形部の外周面に関する、前記調節ロッドの軸方向に直交する仮想平面に関する断面形状のうち、前記位置調節方向の寸法を、該位置調節方向に直交する方向の寸法よりも小さくする。
又、上記発明を実施する場合には、例えば、前記非円形部の外周面に関する、前記調節ロッドの軸方向に直交する仮想平面に関する断面形状を、楕円形(又は長円形)とする。
又、上記発明を実施する場合には、例えば、前記調節ロッドの軸方向中間部に径方向外方に突出した凸部を形成する。そして、該調節ロッドのうち、軸方向に関して該凸部と整合する部分を、前記非円形部とする。この様な構成を採用する場合には、具体的に、該凸部として、該凸部の外周面の前記調節ロッドの中心軸に直交する仮想平面に関する断面形状が、前記調節ロッドの中心軸に対して偏心した中心軸を有する円弧状のものを採用できる。
又、上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合には、具体的に、前記隙間調整部を、前記調節ロッドの回転中心に対して偏心した偏心軸部を含むクランク部により構成する事ができる。
上述の様に構成する本発明のステアリングホイールの位置調節装置によれば、アンロック状態に於けるステアリングホイールの位置調節を滑らかに行う事ができ、且つ、ロック状態に於ける前記ステアリングホイールの支持剛性感の向上を図れる。
即ち、本発明の場合、隙間調整部の外周面と調節用長孔の内面との位置調節方向に直交する方向に関する隙間を、ロック状態で、アンロック状態よりも小さくしている。この為、アンロック状態に於いては、前記調節ロッドの外周面と、前記調節用長孔の内面との間に存在する、前記位置調節方向に直交する方向に関する隙間の存在に基づいて、前記調節ロッドが前記調節用長孔の内側で、前記位置調節方向に滑らかに変位する事ができる。一方、ロック状態に於いては、前記隙間が、アンロック状態よりも小さくなる為、前記調節ロッドが、前記調節用長孔の内側で、前記位置調節方向に直交する方向に変位する距離を小さくできる。この結果、前記ステアリングホイールの支持剛性感が向上して、運転者が感じる違和感を減少(乃至はゼロに)する事ができる。
本発明の第1実施形態を示す、図14と同様の図であって、アンロック状態を示す図(A)と、ロック状態を示す図(B)。 第1実施形態を示す、調節ロッドの非円形部の外周面とテレスコ調節用長孔との配置関係を示す為の図であって、アンロック状態を示す図(A)と、ロック状態を示す図(B)。 第1実施形態を示す、非円形部とテレスコ調節用長孔との関係の別例を説明する為の、図2と同様の図。 本発明の第2実施形態を示す、図1と同様の図。 本発明の第3実施形態を示す、図2と同様の図。 第3実施形態を示す、非円形部とテレスコ調節用長孔との関係の別例を説明する為の、図2と同様の図。 本発明の第4実施形態を示す、図2と同様の図。 本発明の第5実施形態を示す、図2と同様の図。 本発明の第6実施形態を示す、図2と同様の図。 本発明の第7実施形態を示す、図2と同様の図。 本発明の第8実施形態を示す、図2と同様の図。 本発明の対象となるステアリング装置の1例を示す部分側面図。 ステアリングホイールの位置調節装置の具体的な構造を説明する為の部分側面図。 図13のXIV−XIV断面図。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に就いて、図1、2を参照しつつ説明する。本実施形態のステアリングホイールの位置調節装置を適用したステアリング装置は、図12に記載したステアリング装置の構造とほぼ同様である為、以下、図12を参照しつつ、本実施形態のステアリング装置の基本的構造に就いて簡単に説明し、その後、本実施形態の特徴部分の構造に就いて説明する。
本実施形態のステアリング装置は、ステアリングホイール1(図12参照)の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、該入力軸3の回転に伴って、ラックアンドピニオン機構を介して、左右1対のタイロッド4、4を押し引きし車輪に舵角を付与する。
ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、該ステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6(6a)を軸方向に挿通した状態で、該ステアリングコラム6(6a)に回転自在に支持されている。又、ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続されており、該中間シャフト8の前端部は、別の自在継手9を介して、入力軸3に接続されている。又、ステアリングシャフト5に操舵補助力を付与する為に、ステアリングコラム6の前方には、動力源となる電動モータ30が設けられている。
本実施形態のステアリング装置の具体的構造に就いては、図1を参照しつつ説明する。後端部にステアリングホイール1を支持固定するステアリングシャフト5は、後側(図12の右側)に設けたアウタシャフト31の前端部と、前側(図12の左側)に設けたインナシャフト32の後端部とをスプライン係合させる事により、アウタシャフト31の前後位置を調節可能としている。そして、この様なステアリングシャフト5を、アウタコラム18aとインナコラム19aとをテレスコープ状に(伸縮可能に)組み合わせて成るステアリングコラム6aの内側に、図示しない単列深溝型等の玉軸受により、回転のみ可能に支持している。尚、本実施形態の場合、インナコラム19aの外周面のうち、アウタコラム18aの内周面に嵌合される部分の円周方向複数箇所(本実施形態の場合5箇所)には、外径側に突出した状態で隆起部33、33が形成されている。
ステアリングコラム6a(インナコラム19a)の前端部には、ハウジング10(図12参照)が固定されており、該ハウジング10の上部前端部は、図示しない車体に対し、幅方向に配置したチルト軸12により、該チルト軸12を中心とした上下方向の揺動を可能な状態で支持されている。又、該ハウジング10内には、電動アシスト機構を構成する、図示しないウォーム及びウォームホイールを備えたウォーム式減速機等が配置されている。そして、インナシャフト32に作用するトルクに基づき、ウォームを、ハウジング10に固定した電動モータ30により回転駆動する事で、ステアリングシャフト5には操舵補助力が付与される。
以上の構成により、チルト軸12を中心とする揺動変位に基づいて、ステアリングホイール1の上下位置を調節可能とすると共に、ステアリングシャフト5及びステアリングコラム6aの伸縮に基づいて、ステアリングホイール1の前後位置を調節可能としている。そして、該ステアリングホイール1を、調節後の位置に保持する為に、ステアリングコラム6aの一部に、断面略コ字形の変位側ブラケット13aを、該ステアリングコラム6aの上方に溶接により結合固定すると共に、車体側には固定側ブラケット14が支持されている。具体的には、変位側ブラケット13aは、上下方向に配設された板状部材であり、下端部がステアリングコラム6aの外周面に溶接された1対の被挟持板部21a、21aと、該両被挟持板部21a、21aの上端縁同士を幅方向に連続した底部34とから成る。又、該両被挟持板部21a、21aには、前後方向に長いテレスコ調節用長孔16a、16aが形成されている。又、アウタコラム18aには、前部上端部の円周方向に離隔した2箇所位置に前後方向に長い1対のスリット20a、20aを設け、該前部の内径を弾性的に拡縮可能としている。そして、両被挟持板部21a、21aが、該両スリット20a、20aを左右両側から挟んでいる。
又、変位側ブラケット13aを幅方向両側から挟む状態で、固定側ブラケット14が設けられている。該固定側ブラケット14は、上部に設けられた取付板部35と、該取付板部35から下方に垂れ下がった左右1対の支持板部22、22とを備えている。そして、固定側ブラケット14は、取付板部35により、車体に対し1対の離脱カプセル36、36を介して、二次衝突時に前方への離脱を可能に支持されている。具体的には、取付板部35の幅方向両端部に、後端縁に開口した1対の切り欠き溝を形成し、図示しない結合部材により車体に固定された各離脱カプセル36、36を、該各切り欠き溝に係合させている。又、両支持板部22、22には、チルト軸12を中心とする部分円弧状で上下方向に長い、1対のチルト調節用長孔15、15が形成されている。尚、該両チルト調節用長孔15、15は、部分円弧状ではなく、上下方向に長い矩形状に形成する事もできる。
そして、両チルト調節用長孔15、15及び両テレスコ調節用長孔16a、16aには、調節ロッド17aが幅方向に挿通されている。本実施形態の場合には、該調節ロッド17aの軸方向他端部(図1の右端部)に形成された頭部37と他方(図1の右方)の支持板部22との間部分に、該他方の支持板部22から順に、押圧プレート38、スラストベアリング25aを配置している。
一方、調節ロッド17aの軸方向一端部(図1の左端部)に形成された雄ねじ部に螺合されたナット24aと、一方(図1の左方)の支持板部22との間部分に、該一方の支持板部22の側から順に、被駆動側カム27と、駆動側カム26と、調節レバー23とを配置している。
本実施形態の場合、押圧プレート38と被駆動側カム27とが、本発明の押圧部に相当する。
被駆動側カム27は、駆動側カム26と共に、本発明の拡縮機構に相当するカム装置28を構成する。又、被駆動側カム27は、焼結金属製で、調節ロッド17aを挿通する為の中心孔(図示省略)を有し、全体を略矩形板状としている。又、被駆動側カム27の外側面(図1の左側面)には、周方向に関する凹凸面である、被駆動側カム面が形成されている。この様な被駆動側カム27は、調節ロッド17aの軸方向一端寄り部分を、中心孔に挿通した状態で、該調節ロッド17aに対する相対回転を可能な状態に外嵌されている。
尚、被駆動側カム27の内側面には、幅方向内方に向けて突出した係合凸部(図示省略)が設けられている。そして、該係合凸部を一方の支持板部22に形成されたチルト調節用長孔15に係合させる事により、被駆動側カム27が、一方の支持板部22に対して相対回転する事を阻止している。
一方、駆動側カム26は、焼結金属製で、調節ロッド17aを挿通する(圧入しない程度に緩く挿通する)為の中心孔(図示省略)を有し、全体を略円輪板状としている。又、駆動側カム26の内側面(図1の右側面)には、周方向に関する凹凸面である、駆動側カム面が形成されている。又、駆動側カム26の外側面には、該外側面から幅方向外側に突出した駆動側係合凸部(図示省略)が設けられている。この様な駆動側カム26は、中心孔を、調節ロッド17aの軸方向一端寄り部分の外周面に隙間嵌めされた状態で、該調節ロッド17aに組み付けられている。又、この状態で、駆動側係合凸部を、調節レバー23の基端部に設けられた係合凹部(図示省略)に係合させている。この様にして、駆動側カム26は、該調節レバー23と一体的に回転可能としている。
又、本実施形態の場合、調節レバー23の基端部は、調節ロッド17aの軸方向一端部に、該調節レバー23と該調節ロッド17aとが、一体的に回転可能な状態に結合固定されている。
特に、本実施形態の場合、調節ロッド17aの軸方向両端寄り部分である2箇所位置に、本発明の隙間調整部に相当し、断面形状が図2に示すような楕円形状である1対の非円形部41、41を設けている。具体的には、調節ロッド17aは、軸方向一端部の外周面に形成された雄ねじ部(図示省略)と、該雄ねじ部よりも軸方向他方側に設けられた一方の非円形部41と、該一方の非円形部41の軸方向他方側の外周面に設けられた円筒面部42と、該円筒面部42の軸方向他方側に設けられた他方の非円形部41と、軸方向他端部に設けられた頭部37とを有している。そして、本実施形態の場合、両非円形部41、41が、両被挟持板部21a、21aの両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側に配置されている。尚、両非円形部41、41の何れか一方のみを設ける構成を採用する事もできる。
具体的には、ステアリングホイール1の位置を調節可能な状態(アンロック状態)では、非円形部41、41の長径の方向が、テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向(図2の左右方向、車体の前後方向であって、本発明の位置調節方向)に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26の回転方向(図2の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17aを配置している。尚、この様な状態では、駆動側カム26の駆動側カム面を構成する凸部が、被駆動側カム27の被駆動側カム面を構成する凹部と軸方向に対向しており、カム装置28の軸方向寸法が縮んでいる。
又、本実施形態の場合、ロック状態で、非円形部41、41の長手方向が、テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向に直交する方向に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17aを配置している。即ち、アンロック状態から、ロック状態に移行する際、調節レバー23の揺動(回転)に伴って、駆動側カム26及び調節ロッド17aが自身の中心軸を中心として45°回転する。すると、駆動側カム26の駆動側カム面を構成する各凸部が、被駆動側カム27の被駆動側カム面を構成する各凸部に乗り上げて(各凸部と対向する状態となり)、カム装置28の軸方向寸法が拡がる。又、調節ロッド17aの回転に伴い、両非円形部41、41が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側で、図2(A)に示す状態から、図2(B)に示す状態に移行する(図2の時計方向に45°回転する)。尚、アンロック状態及びロック状態に於ける、両テレスコ調節用長孔16a、16aに対する両非円形部41、41の位置関係は、図2に示す構成に限定されず、例えば、図3に示す様な構成とする事もできる。
又、図2(A)に示すアンロック状態に於いて、両非円形部41、41の外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間には、それぞれの寸法がL43a、L43bである、1対の上下方向隙間43a、43bが存在している。本実施形態の場合、該両上下方向隙間43a、43b同士の寸法を等しくしている(L43a=L43b)。但し、該両上下方向隙間43a、43bの寸法を異ならせる事もできる。この様な上下方向隙間は、ステアリングホイールの位置調節装置の構造との関係で適宜設定されるものである。
一方、図2(B)に示すロック状態に於いて、両非円形部41、41の外周面の上端縁及び下端縁(長径方向両端縁)と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間には、それぞれの寸法がL44a、L44bである、1対の上下方向隙間44a、44bが存在している。
そして、ロック状態に於ける上下方向隙間44a、44bの寸法の和であるL44a+L44bを、アンロック状態に於ける上下方向隙間43a、43bの寸法の和であるL43a+L43bよりも小さくしている(L44a+L44b<L43a+L43b)。
尚、本実施形態の場合、ロック状態に於いても、上述の様な上下方向隙間44a、44bを存在させている(L44a>0、L44b>0としている)が、該上下方向隙間44a、44bをゼロとする構成を採用する事もできる。即ち、ロック状態に於いて、非円形部41、41の外周面の上端縁及び下端縁と、テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面とを当接させる構成を採用する事もできる。
以上の様な構成を有する本実施形態のステアリングホイールの位置調節装置によれば、アンロック状態に於けるステアリングホイールの前後位置調節を滑らかに行う事ができ、且つ、ロック状態に於けるステアリングホイールの上下方向に関する支持剛性感の向上を図れる。
即ち、本実施形態の場合、ロック状態に於いて、両非円形部41、41の外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間に存在する上下方向隙間44a、44bの和(L43a+L43b)を、アンロック状態での両上下方向隙間43a、43bの和(L44a+L44b)よりも小さくしている(L44a+L44b<L43a+L43b)。この為、アンロック状態に於いては、両上下方向隙間43a、43bの存在に基づいて、調節ロッド17aが両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側で、前後方向に滑らかに変位する事ができる。一方、ロック状態に於いては、上下方向隙間44a、44bが、両上下方向隙間43a、43bよりも小さくなる為、調節ロッド17aが、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側で、上下方向に変位可能な距離を小さくできる。この結果、ステアリングホイール1の支持剛性感が向上して、運転者が感じる違和感を減少(乃至はゼロに)する事ができる。
なお、非円形部41、41は、調整ロッド17aの軸方向において、少なくともテレスコ調節用長孔16a、16aの範囲に設けられればよく、好ましくは、加工性の観点から、図1(B)に示すように、少なくともテレスコ調節用長孔16a、16a及び両チルト調節用長孔15、15の範囲に設けられればよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に就いて、図4を参照しつつ説明する。本実施形態のステアリングホイールの位置調節装置を適用したステアリング装置の基本的な構成は、前述した従来構造及び第1実施形態のステアリング装置とほぼ同様である。以下、本実施形態のステアリング装置の具体的構造に就いて、図4を参照しつつ説明する。
ステアリングコラム6は、前述した従来構造と同様に、後側に配置したアウタコラム18の前部と、前側に配置したインナコラム19の後部とを摺動可能に嵌合させて、全長を伸縮可能にしている。このうち、例えばアルミ合金等の軽合金をダイキャスト成形する事により造ったアウタコラム18の前部にスリット20を設けて、該前部の内径を弾性的に拡縮可能としている。又、該スリット20を左右両側から挟む部分に左右1対の被挟持板部21、21を設け、該両被挟持板部21、21により変位側ブラケット13を構成している。又、該両被挟持板部21、21には、前後方向に長いテレスコ調節用長孔16、16が形成されている。又、固定側ブラケット14に設けられた左右1対の支持板部22、22は、変位側ブラケット13を左右両側から挟持する部分に配置されると共に、該両支持板部22、22にはチルト軸12(図12参照)を中心とする部分円弧状で上下方向に長い、チルト調節用長孔15、15が形成されている。そして、該両チルト調節用長孔15、15及び両テレスコ調節用長孔16、16に、調節ロッド17bが幅方向に挿通されている。尚、該チルト調節用長孔15、15は、部分円弧状ではなく、上下方向に長い矩形状に形成する事もできる。
本実施形態の場合には、調節ロッド17bの軸方向一端部に形成された雄ねじ部46に螺合したナット24bと、一方(図4の左方)の支持板部22との間部分に、該一方の支持板部22から順に、押圧プレート38a、スラストベアリング25bが配置されている。
一方、調節ロッド17bの軸方向他端部に形成された頭部37aと、他方(図4の右方)の支持板部22との間部分に、該他方の支持板部22の側から順に、被駆動側カム27aと、駆動側カム26aと、調節レバー23とを配置している。
本実施形態の場合、押圧プレート38aと被駆動側カム27aとが、本発明の押圧部に相当する。
被駆動側カム27aは、駆動側カム26aと共に、本発明の拡縮機構に相当するカム装置28aを構成する。又、被駆動側カム27aは、焼結金属製で、調節ロッド17bを挿通する為の中心孔(図示省略)を有し、全体を略矩形板状としている。又、被駆動側カム27aの外側面(図4の右側面)には、周方向に関する凹凸面である、被駆動側カム面が形成されている。一方、被駆動側カム27aの内側面には、幅方向内側に突出した係合凸部39が形成されている。この様な被駆動側カム27aは、調節ロッド17bの軸方向他端寄り部分を、中心孔に挿通した状態で、該調節ロッド17bに対する相対回転を可能な状態に外嵌されている。又、この状態で、被駆動側カム27aの係合凸部39を、他方の支持板部22に形成されたチルト調節用長孔15の内側に配置している。この様にして、被駆動側カム27aの他方の支持板部22に対する回転を阻止している。
一方、駆動側カム26aは、焼結金属製で、調節ロッド17bを挿通する(圧入しない程度に緩く挿通する)為の中心孔(図示省略)を有し、全体を略円輪板状としている。又、駆動側カム26aの内側面(図4の左側面)には、周方向に関する凹凸面である、駆動側カム面が形成されている。又、駆動側カム26aの外側面には、該外側面から幅方向外側に突出した駆動側係合凸部40が設けられている。この様な駆動側カム26aは、中心孔を、調節ロッド17bの軸方向他端寄り部分の外周面に隙間嵌めされた状態で、該調節ロッド17bに組み付けられている。又、この状態で、駆動側係合凸部40を、調節レバー23の基端部に設けられた係合凹部(図示省略)に係合させている。この様にして、駆動側カム26aが、該調節レバー23と一体的に回転可能としている。
又、本実施形態の場合、調節レバー23の基端部が、調節ロッド17bの軸方向他端部に、該調節レバー23と該調節ロッド17bとが、一体的に回転可能な状態に結合固定されている。
更に、本実施形態の場合、ステアリングホイール1(図12参照)の上下方向の位置を調節する際の操作を補助する為に、ばね59により、アウタコラム18(変位側ブラケット13)を上方に付勢している。
又、本実施形態の場合、調節ロッド17bの軸方向中間部の2箇所位置には、本発明の隙間調整部に相当する1対のクランク部45a、45bが設けられている。具体的には、調節ロッド17bは、軸方向一端側から順に、雄ねじ部46と、一方の軸部47と、一方の傾斜連続部48と、偏心軸部49と、他方の傾斜連続部50と、他方の軸部51と、頭部37aとを備えている。
雄ねじ部46は、調節ロッド17bの軸方向一端部外周面に形成されている。
一方の軸部47は、断面形状が円形状であり、軸方向一端縁が、雄ねじ部46の軸方向他端縁に連続している。
一方の傾斜連続部48は、軸方向他方側に向かうほど、一方の軸部47から離れる方向に傾斜した状態で設けられている。一方の傾斜連続部48は、軸方向一端縁が一方の軸部47の軸方向他端縁に連続している。
偏心軸部49は、断面形状が円形状であり、中心軸が一方の軸部47の中心軸に対して偏心した状態で設けられている。偏心軸部49の軸方向一端縁は、一方の傾斜連続部48の軸方向他端縁に連続している。
他方の傾斜連続部50は、軸方向他方側に向かうほど、偏心軸部49から離れる方向に傾斜した状態で設けられている。他方の傾斜連続部50は、軸方向一端縁が偏心軸部49の軸方向他端縁に連続している。
他方の軸部51は、断面形状が円形状であり、一方の軸部47と同軸に設けられている。他方の軸部51の軸方向一端縁は、他方の傾斜連続部50の軸方向他端縁に連続している。
頭部37aは、軸方向一側面を他方の軸部51の軸方向他端縁に連続した状態で設けられている。
本実施形態の場合、一方の軸部47の軸方向他端寄り部分と、一方の傾斜連続部48と、偏心軸部49の軸方向一端寄り部分とにより一方のクランク部45aを構成している。
一方、偏心軸部49の軸方向他端寄り部分と、他方の傾斜連続部50と、他方の軸部51の軸方向一端寄り部分とにより、他方のクランク部45bを構成している。そして、本実施形態の場合、両クランク部45a、45bは、両被挟持板部21、21の両テレスコ調節用長孔16、16の内側に配置されている。
具体的には、ステアリングホイール1の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、クランク部45a、45bを構成する偏心軸部49の一方の軸部47及び他方の軸部51に対する偏心方向が、テレスコ調節用長孔16、16の配設方向(前後方向であって、本発明の位置調節方向)に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26aの回転方向に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17bを配置している。又、本実施形態の場合、ロック状態で、クランク部45a、45bを構成する偏心軸部49が、テレスコ調節用長孔16、16の配設方向に直交する方向(上下方向)に一致する様に、カム装置28aの構成を工夫する(被駆動側カム27aに対する駆動側カム26aの相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17iを配置している。即ち、アンロック状態から、ロック状態に移行する際、調節レバー23の揺動(回転)に伴って、駆動側カム26a及び調節ロッド17bが自身の中心軸(一方の軸部及び他方の軸部の中心軸)を中心として45°回転する。すると、駆動側カム26aの駆動側カム面を構成する凸部が、被駆動側カム27aの被駆動側カム面を構成する凸部に乗り上げて(凸部と対向する状態となり)、カム装置28aの軸方向寸法が拡がる。又、調節ロッド17bの回転に伴い、両クランク部45a、45bを構成する偏心軸部49が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側で、図4(A)に示す状態から、図4(B)に示す状態に移行(回転)する。
又、図4(A)に示すアンロック状態に於いて、両クランク部45a、45bの外周面の上端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面との間には、上下方向隙間52、52が存在している。尚、本実施形態の場合、上述の様にばね59、アウタコラム18(変位側ブラケット13)を上方に付勢している為、図4(A)に示すアンロック状態に於いて、両クランク部45a、45bの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間には、隙間が存在していない。
一方、図4(B)に示すロック状態に於いて、両クランク部45a、45bの外周面の上端縁(偏心軸部49の上端縁)と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面との間には、隙間が存在していない。別の言い方をすれば、図4(B)に示すロック状態に於いて、両クランク部45a、45bの外周面の上端縁(偏心軸部49の上端縁)と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面とが当接している。又、図4(B)に示すロック状態に於いて、両クランク部45a、45bの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間にも、隙間が存在していない。別の言い方をすれば、図4(B)に示すロック状態に於いて、両クランク部45a、45bの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面とが当接している。
即ち、ロック状態に於ける、両クランク部45a、45bの外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間の隙間(距離)を、アンロック状態に於ける、両クランク部45a、45bの外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間の隙間(距離)よりも小さくしている。
尚、本実施形態の場合、アンロック状態及びロック状態での、両クランク部45a、45bの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間に、隙間が存在していない構成を採用している。但し、アンロック状態及びロック状態での、両クランク部45a、45bの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間に、上下方向隙間を存在させる構成を採用する事もできる。この様な構成を採用した場合にも、ロック状態では、図4(B)に示す様に、両クランク部45a、45bの外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間に隙間が存在しない(或は、ロック状態での隙間よりも小さな隙間が存在する)様にする。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に就いて、図5を参照しつつ説明する。本実施形態の場合も、前述した第1実施形態の調節ロッド17aと同様に、調節ロッド17cの軸方向2箇所位置に1対の非円形部41aが設けられている。
本実施形態の場合、調節ロッド17cの外周面の軸方向中間部の2箇所位置には、当該両位置を覆う状態で1対の非円形樹脂部53が外嵌固定されている。そして、調節ロッド17cのうちの該両非円形樹脂部53が外嵌固定された部分を両非円形部41aとしている。尚、本実施形態の場合、両非円形樹脂部53の外周面の断面形状を、楕円形状としている。
そして、図5(A)に示すステアリングホイール1(図12参照)の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、両非円形部41aの長径方向が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向(前後方向)に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26(図1参照)の回転方向(図5の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17cが配置されている。
一方、ロック状態で、両非円形部41aの長手方向が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向(前後方向)に直交する方向(上下方向)に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17cが配置されている。
尚、本実施形態の場合、ロック状態に於いて、両非円形部41aの外周面の上端縁及び下端縁(長径方向両端縁)と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面とが、それぞれ当接している。但し、ロック状態に於いて、両非円形部41aの外周面の上端縁及び下端縁(長径方向両端縁)と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間に、図6(B)に示した様な上下方向隙間44c、44dを設ける構成を採用する事もできる。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に就いて、図7を参照しつつ説明する。本実施形態の場合も、前述した第1実施形態の調節ロッド17aと同様に、調節ロッド17dの軸方向2箇所位置に1対の非円形部41bが設けられている。
具体的には、本実施形態の場合、調節ロッド17dの軸方向中間部の軸方向に離隔した2箇所位置のうち、該調節ロッド17dの径方向に関して反対となる2箇所位置に1対の偏心凸部54、54を形成している。
該両偏心凸部54、54はそれぞれ、調節ロッド17dのうちの該両偏心凸部54、54が設けられた部分の外周面の曲率よりも大きい曲率を有し、且つ、調節ロッド17dの中心軸O17dに対して偏心した中心軸O54を有している。
そして、調節ロッド17dのうちの両偏心凸部54、54が形成された部分を、断面形状が略楕円形状の両非円形部41bとしている。
そして、図7(A)に示すステアリングホイール1(図12参照)の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、両非円形部41bの長径方向{調節ロッド17dの径方向に関して両偏心凸部54、54が形成されている方向}が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向{前後方向であって、図7(A)の左右方向}に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26(図1参照)の回転方向(図7の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17dを配置している。
一方、図7(B)に示すロック状態で、両非円形部41bの長手方向が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向(前後方向)に直交する方向(上下方向)に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17dを配置している。尚、本実施形態を実施する場合には、両偏心凸部54、54の形状(調節ロッド17dの中心軸に対する偏心量、突出量)は、互いに異ならせる事もできる。又、両偏心凸部54、54の何れか一方のみを設けた構造を採用する事もできる。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に就いて、図8を参照しつつ説明する。本実施形態の場合も、前述した第1実施形態の調節ロッド17aと同様に、調節ロッド17eの軸方向2箇所位置に1対の非円形部41cが設けられている。
具体的には、本実施形態の場合、調節ロッド17eの軸方向中間部の軸方向に離隔した2箇所位置の円周方向に関する1箇所位置に偏心凸部54aを形成している。
該偏心凸部54aは、調節ロッド17eのうちの該偏心凸部54aが設けられた部分の外周面(該偏心凸部54aを除いた部分の外周面)の曲率よりも大きい曲率を有し、且つ、調節ロッド17eの中心軸O17eに対して偏心した中心軸O54aを有している。
そして、調節ロッド17eのうちの偏心凸部54aが設けられた部分を、両非円形部41cとしている。
そして、図8(A)に示すステアリングホイール1(図12参照)の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、両非円形部41cのうちの偏心凸部54aが形成されている方向が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向{前後方向であって、図8(A)の左右方向}に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26(図1参照)の回転方向(図8の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17eを配置している。
一方、図8(B)に示すロック状態で、両非円形部41cのうちの偏心凸部54aが形成されている方向を、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向(前後方向)に直交する方向{図8(B)の上下方向}に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17eを配置している。
本実施形態の場合、アンロック状態に於いて、両非円形部41cの外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面との間に、1対の上下方向隙間55a、55bが存在している。一方、ロック状態に於いて、両非円形部41cの外周面の上端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面とが当接すると共に、両非円形部41cの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間に上下方向隙間55aが存在している。
尚、本実施形態の場合、アンロック状態に於いて、両非円形部41cの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間に、上下方向隙間55bを設けている。但し、該上下方向隙間55bを設けない構造を採用する事もできる。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態に就いて、図9を参照しつつ説明する。本実施形態の場合も、前述した第1実施形態の調節ロッド17aと同様に、調節ロッド17fの軸方向2箇所位置に1対の非円形部41dが設けられている。
具体的には、本実施形態の場合、調節ロッド17fの軸方向中間部の軸方向に離隔した2箇所位置の円周方向に関する1箇所位置に偏心凸部54bを形成している。
該偏心凸部54bは、調節ロッド17fのうちの該偏心凸部54bが設けられた部分(該偏心凸部54bを除いた部分)の外周面の曲率よりも大きい曲率を有し、且つ、調節ロッド17fの中心軸O17fに対して偏心した中心軸O54bを有している。
そして、調節ロッド17fのうちの偏心凸部54bが設けられた部分を、両非円形部41dとしている。
そして、図9(A)に示すステアリングホイール1(図12参照)の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、両非円形部41dのうちの偏心凸部54bが形成されている方向が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向{前後方向であって、図9の左右方向}に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26(図1参照)の回転方向(図9の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17fを配置している。
一方、図9(B)に示すロック状態で、両非円形部41dのうちの偏心凸部54bが形成されている方向を、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向に直交する方向{図9(B)の上下方向}に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17fを配置している。
本実施形態の場合、アンロック状態に於いて、両非円形部41dの外周面の上端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面とが当接すると共に、両非円形部41dの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面との間に、上下方向隙間56が存在している。即ち、本実施形態の場合、ステアリングホイール1の上下方向の位置を調節する際の操作を補助する為の構造(例えば、図4のばね59)を設けていない為、アンロック状態で、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13aが、重力の影響により下方に垂れ下り、両非円形部41dの外周面の上端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面とが当接する。
一方、ロック状態に於いて、両非円形部41dの外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面とが当接している。
以上の様な本実施形態の構造は、アンロック状態に於いて、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13a(図1参照)が、重力の影響により下方に垂れ下り、両非円形部41dの外周面の上端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面とが当接しているが、図9(A)に示すアンロック状態から、図9(B)に示すロック状態に移行する際、両非円形部41dの外周面のうち、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面と当接している部分は、調節ロッド17fの中心軸(回転中心)O17fに対して偏心していない部分である為、当接している部分が、上下方向に変位する事がない。従って、調節ロッド17fを回転させても、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13aが上下方向に変位する事がない。この結果、アンロック状態からロック状態に移行する際に、運転者に違和感を与える事もない。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態に就いて、図10を参照しつつ説明する。本実施形態は、例えば、ステアリングホイール1(図12参照)の上下方向の位置を調節する際の操作を補助する為に、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13a(図1参照)を上方に付勢する機構(例えば、図4に示すばね59等)を有する構造に適用したものである。この様な本実施形態の場合も、前述した第1実施形態の調節ロッド17aと同様に、調節ロッド17gの軸方向2箇所位置に1対の非円形部41eが設けられている。
具体的には、本実施形態の場合、調節ロッド17gの軸方向中間部の軸方向に離隔した2箇所位置の円周方向に関する1箇所位置に偏心凸部54cを形成している。
該偏心凸部54cは、調節ロッド17gのうちの該偏心凸部54cが設けられた部分(該偏心凸部54cを除いた部分)の外周面の曲率よりも大きい曲率を有し、且つ、調節ロッド17gの中心軸O17gに対して偏心した中心軸O54cを有している。
そして、調節ロッド17gのうちの偏心凸部54cが設けられた部分を、両非円形部41eとしている。
そして、図10(A)に示すステアリングホイール1の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、両非円形部41eのうちの偏心凸部54cが形成されている方向が、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向{前後方向であって、図10(A)の左右方向}に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26(図1参照)の回転方向(図10の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17gを配置している。
一方、図10(B)に示すロック状態で、両非円形部41eのうちの偏心凸部54cが形成されている方向を、両テレスコ調節用長孔16a、16aの配設方向(前後方向)に直交する方向(上下方向)に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17gを配置している。
本実施形態の場合、アンロック状態に於いて、両非円形部41eの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面とが当接すると共に、両非円形部41eの外周面の上端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面との間に、上下方向隙間57が存在している。即ち、本実施形態の場合、ステアリングホイール1の上下方向の位置を調節する際の操作を補助する為の構造(例えば、図4に示すばね59等)を設けている為、アンロック状態で、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13aが上方に押し上げられて、両非円形部41eの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面とが当接する。
一方、ロック状態に於いて、両非円形部41eの外周面の上端縁及び下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの上面及び下面とを当接させている。
以上の様な本実施形態の構造は、アンロック状態に於いて、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13a(図1参照)が、上方に押し上げられ、両非円形部41eの外周面の下端縁と、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面とが当接しているが、図10(A)に示すアンロック状態から、図10(B)に示すロック状態に移行する際、両非円形部41eの外周面のうち、両テレスコ調節用長孔16a、16aの下面と当接している部分は、調節ロッド17gの中心軸(回転中心)O17gに対して偏心していない部分である為、当接している部分が、上下方向に変位する事がない。従って、調節ロッド17gを回転させても、アウタコラム18a及び変位側ブラケット13aが上下方向に変位する事がない。この結果、アンロック状態からロック状態に移行する際に、運転者に違和感を与える事もない。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第8実施形態]
本発明の第8実施形態に就いて、図11を参照しつつ説明する。本実施形態のステアリングホイールの位置調節装置を構成する調節ロッド17iは、軸方向2箇所位置に1対の非円形部41fを備える。
具体的には、調節ロッド17iの軸方向両端寄り部分である2箇所位置に、本発明の隙間調整部に相当し、断面形状が図11に示すような楕円形状である1対の非円形部41fを設けている。そして、本実施形態の場合、両非円形部41fを、固定側ブラケット14(図1参照)を構成する両支持板部22、22に形成された1対のチルト調節用長孔15、15の内側に配置している。又、本実施形態の場合、両非円形部41fを、変位側ブラケット13a(図1参照)を構成する両被挟持板部21a、21aに形成された1対のテレスコ調節用長孔16a、16aの内側には配置していない。即ち、本実施形態の場合、調節ロッド17iのうち、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側に配置されている部分の断面形状を円形状としている。
本実施形態の場合、図11(A)に示すステアリングホイール1(図12参照)の位置を調節可能な状態(アンロック状態)で、両非円形部41fの長径方向が、両チルト調節用長孔15、15の配設方向(図11の上下方向であって、本発明の位置調節方向)に対して、アンロック状態からステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)に移行する際の、駆動側カム26(図1参照)の回転方向(図11の時計方向)に45°傾斜した方向と一致する様に、調節ロッド17iを配置している。
又、本実施形態の場合、図11(B)に示すステアリングホイール1の位置を保持可能な状態(ロック状態)で、両非円形部41fの長径方向が、両チルト調節用長孔15、15の配設方向に直交する方向(前後方向)に一致する様に、カム装置28の構成を工夫する(被駆動側カム27に対する駆動側カム26の相対変位量を規制する)と共に、調節ロッド17iを配置している。即ち、アンロック状態から、ロック状態に移行する際、調節レバー23(図1参照)の揺動(回転)に伴って、駆動側カム26及び調節ロッド17iが自身の中心軸を中心として45°回転する。すると、駆動側カム26の駆動側カム面を構成する凸部が、被駆動側カム27の被駆動側カム面を構成する凸部に乗り上げて(凸部と対向する状態となり)、カム装置28の軸方向寸法が拡がる。又、調節ロッド17iの回転に伴い、両非円形部41fが、両チルト調節用長孔15、15の内側で、図11(A)に示す状態から、図11(B)に示す状態に移行(図11の時計方向に45°回転する)する。尚、アンロック状態及びロック状態に於ける、両チルト調節用長孔15、15に対する両非円形部41fの位置関係は、図11に示す状態に限定されず、例えば、両非円形部41fの長径方向を、図11に示す状態から反時計方向に45°程度回転させた状態で設ける事もできる。
又、アンロック状態に於いて、両非円形部41fの外周面の前端縁及び後端縁と、両チルト調節用長孔15、15の前面及び後面との間には、それぞれの寸法がL58a、L58bである、1対の前後方向隙間58a、58bが存在している。
一方、ロック状態に於いて、両非円形部41fの外周面の前端縁及び後端縁(長径方向両端縁)と、両チルト調節用長孔15、15の前面及び後面との間には、それぞれの寸法がL58c、L58dである、1対の前後方向隙間58c、58dが存在している。
そして、ロック状態に於ける両前後方向隙間58c、58dの寸法の和であるL58c+L58dを、アンロック状態に於ける両前後方向隙間58a、58bの寸法の和であるL58a+L58bよりも小さくしている(L58c+L58d<L58a+L58b)。
尚、本実施形態の場合、ロック状態に於いても、上述の様な前後方向隙間58c、58dを存在させている(L58c>0、L58d>0としている)。但し、該両前後方向隙間58c、58cをゼロとする構成を採用する事もできる。即ち、ロック状態に於いて、両非円形部41fの外周面の短径方向両端縁{図11(B)の左右方向両端縁}と、両チルト調節用長孔15、15の前面及び後面とを当接させる構成を採用する事もできる。又、本実施形態の場合、各前後方向隙間58a、58bの大きさを等しくしている。但し、該各前後方向隙間58a、58bの大きさを異ならせる事もできる。
以上の様な構成を有する本実施形態のステアリングホイールの位置調節装置によれば、アンロック状態に於けるステアリングホイールの上下位置調節を滑らかに行う事ができ、且つ、ロック状態に於けるステアリングホイールの前後方向に関する支持剛性感の向上を図れる。
即ち、本実施形態の場合、ロック状態に於いて、両非円形部41fの外周面の前後方向両端縁と、両チルト調節用長孔15、15の前面及び後面との間に存在する前後方向隙間58c、58dの和(L58c+L58d)を、アンロック状態での、両非円形部41fの外周面の前後方向両端縁と、両チルト調節用長孔15、15の前面及び後面との間に存在する両前後方向隙間58a、58bの和(L58a+L58b)よりも小さくしている(L58c+L58d<L58a+L58b)。この為、アンロック状態に於いては、両前後方向隙間58a、58bの存在に基づいて、調節ロッド17aが両チルト調節用長孔15、15の内側で、上下方向に滑らかに変位する事ができる。一方、ロック状態に於いては、前後方向隙間58c、58dが、両前後方向隙間58a、58bよりも小さくなる為、調節ロッド17aが、両チルト調節用長孔15、15の内側で前後方向に変位可能な距離を小さくできる。この結果、ステアリングホイール1の前後方向に関する支持剛性感が向上して、運転者が感じる違和感を減少(乃至はゼロに)する事ができる。
尚、本実施形態を実施する場合には、調節ロッド17iのうち、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側に配置された部分を、両非円形部41fを円周方向に90°回転させた如き楕円形状を有する非円形部(図示省略)とする事もできる。この様な構成を採用した場合には、該非円形部を、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側に、前述した第1実施形態の場合と同様の状態になる様に配置する。この様な構成を採用すれば、該第1実施形態と同様に、ステアリングホイール1の上下方向に関する支持剛性感が向上して、運転者が感じる違和感を減少(乃至はゼロに)する事ができる。即ち、両テレスコ調節用長孔16a、16aの内側に非円形部を配置する構造と、両チルト調節用長孔15、15の内側に両非円形部41fを配置する構造とを同時に採用する事により、ステアリングホイール1の上下方向及び前後方向に関する支持剛性感の向上を図る事ができる。
又、図示は省略するが、非円形部41fとして、前述した各実施形態の構造を採用する事もできる。又、該非円形部41fの代わりに、前述した第2実施形態のクランク部45a、45bの様な隙間調整部を採用する事もできる。
その他の構造及び作用・効果は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
本発明を実施する場合に、隙間調整部の構造は、前述した各実施形態の構造に限定されるものではない。即ち、ステアリングホイールの位置を保持可能な状態での、位置調節方向に直交する方向の変位量を、該ステアリングホイールの位置を調節可能な状態での位置調節方向に直交する方向の変位量よりも小さくする事ができる各種構造を採用できる。別の言い方をすれば、隙間調整部の構造として、ステアリングホイールの位置を保持可能な状態での、隙間調整部と、調節用長孔(テレスコ調節用長孔又はチルト調節用長孔)の内面との間に存在する、位置調節方向に直交する方向に関する隙間を、該ステアリングホイールの位置を調節可能な状態での当該方向に関する隙間よりも小さくできる、各種構造を採用できる。
又、前述した各実施形態の構造は、適宜組み合わせて実施する事ができる。即ち、第1乃至第7実施形態の構造と、第8実施形態の構造とを組み合わせて実施すれば、ステアリングホイールの上下方向及び前後方向に関する支持剛性感の向上を図る事ができる。
更に、例えば、前述した第1実施形態の何れか一方の非円形部41を、前述した第8実施形態の非円形部41fとした構造を採用する事もできる。即ち、調節ロッドの軸方向一端寄り部分に形成した一方の隙間調整部を、テレスコ調節用長孔の内側に配置され、ロック状態での、一方の隙間調整部と、テレスコ調節用長孔の上下方向両面との間に存在する、上下方向に関する隙間(隙間の総和)を、アンロック状態での当該方向に関する隙間よりも小さくできる構造のものとする。一方、調節ロッドの軸方向他端寄り部分に形成した他方の隙間調整部を、チルト調節用長孔の内側に配置されて、ロック状態での、他方の隙間調整部と、チルト調節用長孔の前後方向両面との間に存在する、前後方向に関する隙間(隙間の総和)を、アンロック状態での当該方向に関する隙間よりも小さくできる構造のものとする。この様な構成を採用すれば、調節ロッドの2箇所位置に設けた非円形部により、ロック状態での、該ステアリングホイールの上下方向及び前後方向の支持剛性感を向上する事ができる。
また、本発明の非円径部は、外径に直線部を含むものであってもよく、例えば、矩形形状であってもよい。
さらに、押圧部間の間隔を拡縮する拡縮機構としては、上記実施形態のカム装置に限定されるものでなく、例えば、ねじによる締結機構であてもよい。
本出願は、2015年11月2日出願の日本特許出願2015−216127に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5 ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 ハウジング
11 車体
12 チルト軸
13、13a 変位側ブラケット
14 固定側ブラケット
15 チルト調節用長孔
16、16a テレスコ調節用長孔
17、17a、17b、17c、17d、17e、17f、17g、17i 調節ロッド
18、18a アウタコラム
19、19a インナコラム
20、20a スリット
21、21a 被挟持板部
22 支持板部
23 調節レバー
24、24a、24b ナット
25、25a、25b スラストベアリング
26、26a 駆動側カム
27、27a 被駆動側カム
28、28a カム装置
29a、29b 上下方向隙間
30 電動モータ
31 アウタシャフト
32 インナシャフト
33 隆起部
34 底部
35 取付板部
36 離脱カプセル
37、37a 頭部
38 押圧プレート
39 係合凸部
40 駆動側係合凸部
41、41a、41b、41c、41d、41e、41f 非円形部
42 円筒面部
43a、43b 上下方向隙間
44a、44b、44c、44d 上下方向隙間
45a、45b クランク部
46 雄ねじ部
47 一方の軸部
48 一方の傾斜連続部
49 偏心軸部
50 他方の傾斜連続部
51 他方の軸部
52 上下方向隙間
53 非円形樹脂部
54、54a、54b、54c 偏心凸部
55a、55b 上下方向隙間
56 上下方向隙間
57 上下方向隙間
58a、58b、58c、58d 前後方向隙間
59 ばね

Claims (6)

  1. 端部にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトの周囲に設けられて該ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、
    該ステアリングコラムの一部に固設された変位側ブラケットと、
    該変位側ブラケットに、該変位側ブラケットを幅方向に貫通する状態で設けられた第一通孔と、
    前記変位側ブラケットを幅方向両側から挟む状態で設けられた1対の支持板部を有し、車体側に固定される固定側ブラケットと、
    前記両支持板部の互いに整合する部分に設けられた1対の第二通孔と、
    前記第一通孔及び該両第二通孔を幅方向に挿通した状態で設けられた調節ロッドと、
    該調節ロッドの両端部で前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられた1対の押圧部と、
    該押圧部間の間隔を拡縮する拡縮機構と、を備え、
    前記第一通孔と前記両第二通孔とのうちの少なくとも一方の通孔を、前記ステアリングホイールの位置を調節可能とすべき方向である位置調節方向に長い調節用長孔とし、
    前記拡縮機構を拡縮する際に、前記調節ロッドが回転するステアリングホイールの位置調節装置であって、
    前記調節ロッドが、隙間調整部を有しており、
    前記隙間調整部が、前記調節用長孔の内側に配置されており、
    前記ステアリングホイールの位置を保持できる状態での、前記隙間調整部の外周面と前記調節用長孔の内面との、前記位置調節方向に直交する方向に関する隙間が、
    前記ステアリングホイールの位置を調節可能な状態での、前記隙間調整部の外周面と前記調節用長孔の内面との、前記位置調節方向に直交する方向に関する隙間よりも小さく、
    前記隙間調整部が、断面形状が非円形状の非円形部により構成されており、
    前記非円形部が、前記調節ロッドの外周面に外嵌固定された樹脂部分により構成されている、ステアリングホイールの位置調節装置。
  2. 前記ステアリングホイールの位置を保持できる状態での、前記非円形部の、前記調節ロッドの軸方向に直交する仮想平面に関する断面形状のうち、前記位置調節方向の寸法が、該位置調節方向に直交する方向の寸法よりも小さい、請求項1に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  3. 前記調節ロッドの軸方向中間部に径方向外方に突出した凸部が形成されており、該調節ロッドのうち、軸方向に関して該凸部と整合する部分を、前記非円形部としている、請求項1又は2に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  4. 端部にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトの周囲に設けられて該ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、
    該ステアリングコラムの一部に固設された変位側ブラケットと、
    該変位側ブラケットに、該変位側ブラケットを幅方向に貫通する状態で設けられた第一通孔と、
    前記変位側ブラケットを幅方向両側から挟む状態で設けられた1対の支持板部を有し、車体側に固定される固定側ブラケットと、
    前記両支持板部の互いに整合する部分に設けられた1対の第二通孔と、
    前記第一通孔及び該両第二通孔を幅方向に挿通した状態で設けられた調節ロッドと、
    該調節ロッドの両端部で前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられた1対の押圧部と、
    該押圧部間の間隔を拡縮する拡縮機構と、を備え、
    前記第一通孔と前記両第二通孔とのうちの少なくとも一方の通孔を、前記ステアリングホイールの位置を調節可能とすべき方向である位置調節方向に長い調節用長孔とし、
    前記拡縮機構を拡縮する際に、前記調節ロッドが回転するステアリングホイールの位置調節装置であって、
    前記調節ロッドが、隙間調整部を有しており、
    前記隙間調整部が、前記調節用長孔の内側に配置されており、
    前記ステアリングホイールの位置を保持できる状態での、前記隙間調整部の外周面と前記調節用長孔の内面との、前記位置調節方向に直交する方向に関する隙間が、
    前記ステアリングホイールの位置を調節可能な状態での、前記隙間調整部の外周面と前記調節用長孔の内面との、前記位置調節方向に直交する方向に関する隙間よりも小さく、
    前記隙間調整部が、前記調節ロッドの回転中心に対して偏心した偏心軸部を含むクランク部により構成されている、ステアリングホイールの位置調節装置。
  5. 前記ステアリングホイールの前後位置を調節可能なテレスコピック機能を備えており、
    前記第一通孔が前後方向に長い長孔であり、
    前記調節用長孔が、前記第一通孔である、請求項1〜のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  6. 前記ステアリングホイールの上下位置を調節可能なチルト機能を備えており、
    前記両第二通孔が上下方向に長い長孔であり、
    前記調節用長孔が、前記第二通孔である、請求項1〜のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
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