JP6460263B2 - ステアリングホイールの上下位置調節装置 - Google Patents
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Description
ステアリングコラム6は、後側に配置されたアウタコラム18の前部と、前側に配置されたインナコラム19の後部と、が摺動可能に嵌合されることにより、全長が伸縮可能である。例えば軽合金をダイキャスト成形する事により造ったアウタコラム18の前部にスリット20が設けられて、アウタコラム18の前部の内径が弾性的に拡縮可能とされる。又、スリット20を左右両側から挟む部分に左右1対の被挟持板部21a、21bが設けられ、両被挟持板部21a、21bにより変位ブラケット13が構成される。又、両被挟持板部21a、21bには、前後方向に長いテレスコ調節用長孔16a、16bが形成されている。又、支持ブラケット14に設けられた左右1対の支持板部22a、22bは、変位ブラケット13を左右両側から挟持する部分に配置される。両支持板部22a、22bには、チルト軸12(図15参照)を中心とする部分円弧状で上下方向に長い、チルト調節用長孔15a、15bが形成されている。そして、両チルト調節用長孔15a、15b及び両テレスコ調節用長孔16a、16bに、調節ロッド17が幅方向に挿通されている。
1対の被挟持板部は、前記ステアリングコラムの一部に幅方向に離隔した状態で設けられており、変位側ブラケットを構成する。
又、前記1対の通孔は、前記両被挟持板部に対し、幅方向に貫通する状態で設けられている。
又、前記1対の支持板部は、車体に支持される支持ブラケットの一部に前記両被挟持板部を幅方向両側から挟む状態で設けられている。
又、前記1対のチルト調節用長孔は、それぞれ上下方向に長い長孔であり、前記両支持板部に対し、幅方向に貫通する状態で設けられている。
又、前記調節ロッドは、前記両通孔及び前記両チルト調節用長孔を幅方向に挿通する状態で設けられている。
又、前記1対の押圧部は、前記調節ロッドのうちで前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられている。
更に、前記拡縮機構は、例えばカム装置であり、前記両押圧部同士の間隔を拡縮する為のものである。
尚、ステアリングホイールを上下方向だけでなく、前後方向にも位置調節可能とする場合には、前記各通孔を前後方向に長いテレスコピック調節用長孔とし、上下方向にのみ位置調節可能とする場合には、前記各通孔を単なる円孔とする。
或いは、前記一方の通孔の中心軸と前記他方の通孔の中心軸とを、互いに一致させると共に、水平方向に対して上下方向に傾斜させてもよい。
或いは、この様なスリーブなどの別部材を設けずに、前記各被挟持板部に形成した孔をそのまま、前記各通孔として利用してもよい。言い換えれば、前記各被挟持板部に、前記各通孔を直接形成してもよい。
例えば、前記一方の下孔に装着するスリーブと、前記他方の下孔に装着するスリーブとを同じとした場合にも、前記両通孔の中心軸を上下方向にずらしてもよい。
例えば、前記両被挟持板部のうち、一方の被挟持板部に形成した一方の下孔の中心軸と、他方の被挟持板部に形成した他方の下孔の中心軸とを互いに一致させてもよい。そして、前記一方の下孔に装着する一方のスリーブの内面により構成される一方の通孔の中心軸と、前記他方の下孔に装着した他方のスリーブの内面により構成される他方の通孔の中心軸とを、上下方向にずらしてもよい。
例えば、前記一方のスリーブと前記他方のスリーブとで、上端部及び下端部の厚さ寸法が互いに異なるものを使用してもよい。
又、前記両通孔のうち、幅方向に関して前記一方の支持板部側に配置された通孔の中心軸を、残りの通孔(他方の支持板部側に配置された通孔)の中心軸よりも上下方向に関して前記ステアリングコラムに近い側に配置してもよい。そして、前記一方の支持板部側に配置された通孔の内面の上下各面のうち、上下方向に関して前記ステアリングコラムから遠い側の面に向け、前記調節ロッドの外周面を弾性部材により付勢してもよい(前記遠い側の面に調節ロッドの外周面を押し付けてもよい)。
即ち、クランプ状態で、調節ロッドの外周面から一方の通孔の内面のうちの上面及び下面までの上下方向距離を互いに異ならせると共に、前記調節ロッドの外周面から他方の通孔の内面のうちの上面及び下面までの上下方向距離を互いに異ならせている。且つ、前記一方の通孔と前記他方の通孔とで、前記調節ロッドの外周面から内面までの上下方向距離が小さくなる側を、上下方向に関して逆側に位置させている。
この為、前述した従来構造の場合の様に、一方の通孔と他方の通孔とで、調節ロッドの外周面から内面のうちの上面及び下面までの上下方向距離の大小関係を同じにした場合に比べて、前記調節ロッドに対しステアリングコラムが実質的に上下方向に変位可能となる距離(変位量)を小さく抑える事ができる。従って、ステアリングホイールの上下方向に関する支持剛性感を向上する事ができ、運転者の操舵感を向上する事ができる。
実施形態の第1例について、図1〜4を参照しつつ説明する。本例のステアリングホイールの上下位置調節装置が適用されたステアリング装置においては、車体に支持された円筒状のステアリングコラム6aの内側に、図示しない複数の転がり軸受を介して、ステアリングシャフト5aが回転自在に支持されている。そして、ステアリングコラム6aの後端開口よりも後方に突出した、ステアリングシャフト5aの後端部分に、ステアリングホイール1(図15参照)が固定される。
本例の場合、調節ロッド17aのうちで両支持板部22c、22dの外側面から突出した部分に設けられた、押圧プレート38及び被駆動側カム27aが、特許請求の範囲に記載した1対の押圧部に相当する。同様に、カム装置28aが、特許請求の範囲に記載した拡縮機構に相当する。
本例の場合には、上述した様なクランプ状態で、ステアリングホイール1の上下方向に関する支持剛性感を向上する為に、両テレスコ調節用長孔16c、16dの内面のうちの上面及び下面と、調節ロッド17aの外周面と、の間の上下方向隙間の関係を、前述した従来構造とは異ならせている。この為に、本例の場合には、図2に示した様に、両テレスコ調節用長孔16c、16dのうち、調節レバー23aが配置される幅方向片側(図2の左側)のテレスコ調節用長孔16cの中心軸Ocが、幅方向他側(図2の右側)のテレスコ調節用長孔16dの中心軸Odよりも下方側にずらして配置されている。ここで、中心軸Ocは、被挟持板部21cの幅方向片側面47aに対して垂直に延びており、中心軸Odは、被挟持板部21dの幅方向他側面47bに対して垂直に延びている。なお、被挟持板部21cの幅方向片側面47a及び被挟持板部21dの幅方向他側面47bは、ステアリングコラム6の軸方向と垂直で、且つ、車体の幅方向と垂直である方向に延びている。すなわち、被挟持板部21cの幅方向片側面47a及び被挟持板部21dの幅方向他側面47bは、上下方向に延びている。
即ち、本例の場合には、クランプ状態で、幅方向片側のテレスコ調節用長孔16cの内面のうちの上面と、調節ロッド17aの外周面と、を当接させると共に、幅方向他側のテレスコ調節用長孔16dの内面のうちの下面と、調節ロッド17aの外周面と、を当接させており、調節ロッド17aの外周面に対する当接位置が、幅方向片側のテレスコ調節用長孔16cと幅方向他側のテレスコ調節用長孔16dとで上下方向に関して逆側になる。この為、前述した従来構造の場合の様に、幅方向片側の通孔と幅方向他側の通孔とで、調節ロッドの外周面から内面うちの上面及び下面までの上下方向隙間の大小関係を同じとした場合に比べて、調節ロッド17aに対しアウタコラム18aが実質的に上下方向に変位可能となる距離(変位量)を小さく抑える事ができる。従って、ステアリングホイール1の上下方向に関する支持剛性感を向上する事ができ、運転者の操舵感を向上する事ができる。
実施形態の第2例について、図5を参照しつつ説明する。本例の特徴は、クランプ状態で、調節ロッド17aの外周面に対し、幅方向片側(図5の左側)のテレスコ調節用長孔16cの内面のうちの上面、及び、幅方向他側(図5の右側)のテレスコ調節用長孔16dの内面のうちの下面を、それぞれ締め代を有する状態で当接させる点にある。即ち、本例の場合には、アンクランプ状態からクランプ状態への切り替えに伴い、調節ロッド17aを揺動させた際に、調節ロッド17aの外周面により、テレスコ調節用長孔16cを構成するスリーブ40cの内面のうちの上面、及び、テレスコ調節用長孔16dを構成するスリーブ40dの内面のうちの下面を、それぞれ押圧して、両スリーブ40c、40dをそれぞれ弾性変形させる様にしている。
その他の部分の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
実施形態の第3例について、図6を参照しつつ説明する。本例の特徴は、クランプ状態で、テレスコ調節用長孔16c、16dの内面のうちの上面及び下面と、調節ロッド17aの外周面と、の間に、それぞれ上下方向隙間が設けられる点にある。
即ち、本例の場合には、アンクランプ状態からクランプ状態への切り替えに伴い、調節ロッド17aを揺動させた際に、幅方向片側(図6の左側)のテレスコ調節用長孔16cの内面のうち、下面と調節ロッド17aの外周面との間に比較的大きな上下方向隙間43aが設けられると共に、上面と調節ロッド17aの外周面との間に上下方向隙間43aよりも上下方向寸法の小さい上下方向隙間43bが設けられている。又、幅方向他側(図6の右側)のテレスコ調節用長孔16dの内面のうち、上面と調節ロッド17aの外周面との間に比較的大きな上下方向隙間43cが設けられると共に、下面と調節ロッド17aの外周面との間に、上下方向隙間43cよりも上下方向寸法の小さい上下方向隙間43dが設けられている。
その他の部分の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
実施形態の第4例について、図7を参照しつつ説明する。本例の特徴は、1対のテレスコ調節用長孔16c、16dの中心軸Oc、Od同士を、実施形態の第1例とは別の構成によりずらした点にある。
即ち、本例の場合には、幅方向片側の被挟持板部21cに形成したテレスコ用下孔39cの中心軸と、幅方向他側の被挟持板部21dに形成したテレスコ用下孔39dの中心軸とを、上下方向にずらさずに、水平方向に配置した状態で互いに一致させている。これに対し、幅方向片側のテレスコ用下孔39cに装着するスリーブ40eと、幅方向他側のテレスコ用下孔39dに装着するスリーブ40fとで、上端部及び下端部に於ける厚さ寸法が互いに異ならせている。具体的には、上端部に於ける厚さ寸法(径方向寸法)を、幅方向片側に配置されるスリーブ40eで、幅方向他側に配置されるスリーブ40fよりも大きくし、下端部に於ける厚さ寸法を、幅方向片側に配置されるスリーブ40eで、幅方向他側に配置されるスリーブ40fよりも小さくしている。尚、本例の場合には、この様な寸法関係を得る為に、両スリーブ40e、40fとして、外周面に対し内周面が上下方向に偏心したものを使用すると共に、両スリーブ40e、40fを両テレスコ用下孔39c、39dに対し、位相を180度ずらした状態で(上下逆に)取り付ける様にしている。
その他の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
実施形態の第5例について、図8〜9を参照しつつ説明する。本例の特徴は、アンクランプ状態での、調節ロッド17aの傾きを、実施形態の第1例の場合とは反対にした点にある。
即ち、本例の場合には、1対のテレスコ調節用長孔16e、16fのうち、幅方向片側(図8の左側)のテレスコ調節用長孔16eの中心軸Oeよりも、幅方向他側(図8の右側)のテレスコ調節用長孔16fの中心軸Ofが下方側にずれて配置されている。この為に、本例の場合には、幅方向片側のテレスコ用下孔39eよりも、幅方向他側のテレスコ用下孔39fが下方に形成されている。そして、この様なテレスコ用下孔39e、39fに、弾性材製で環状のスリーブ40a、40bが装着される事で、両テレスコ調節用長孔16e、16fが構成されている。
その他の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
実施形態の第6例について、図10を参照しつつ説明する。本例の特徴は、1対のテレスコ調節用長孔16g、16hの中心軸Og、Oh同士を上下方向にずらさずに、これら両テレスコ調節用長孔16g、16hの内面のうちの上面及び下面と、調節ロッド17a(図3、4等参照)の外周面と、の間の上下方向隙間の関係を、前述した従来構造の場合とは異ならせた点にある。
即ち、本例の場合には、両テレスコ調節用長孔16g、16hのうち、幅方向片側のテレスコ調節用長孔16gの中心軸Ogと、幅方向他側のテレスコ調節用長孔16hの中心軸Ohとを、互いに一致させると共に、水平方向に対して上下方向にα度だけ傾斜させている。この為に、幅方向片側のテレスコ用下孔39gと、幅方向他側のテレスコ用下孔39hとを、水平方向に対して角度αだけ傾斜した状態で、同軸上に形成している。そして、この様なテレスコ用下孔39g、39hに、弾性材製で環状のスリーブ40g、40hを装着する事で、両テレスコ調節用長孔16g、16hを構成している。図10には、幅方向両側のスリーブ40g、40hの内面の直径がφEで示され、幅方向片側のスリーブ40gの内面のうち幅方向片側端部の最上部を通り、幅方向片側の被挟持板部21cの幅方向片側面47aに対して垂直方向に延びる直線がGで示され、幅方向他側のスリーブ40hの内面のうち幅方向他側端部の最下部を通り、幅方向他側の被挟持板部21dの幅方向他側面47bに対して垂直方向に延びる直線がHで示され、直線G及びHの間の上下方向幅がFで示されている。ここで、直径φEは、上下方向幅Fよりも小さい(φE<F)。
その他の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
実施形態の第7例について、図11を参照しつつ説明する。本例の特徴は、ステアリングホイール1(図15参照)の前後位置を調節する為のテレスコピック機構を備えずに、上下位置を調節する為のチルト機構のみを備えた点にある。
この為に、本例の場合には、アウタコラム18aの前端寄り部分の下方に設けた1対の被挟持板部21e、21fに、幅方向に貫通する状態で、単なる円孔45a、45bが形成されている。更に、幅方向片側の円孔45aの中心軸O45aが、幅方向他側の円孔45bの中心軸O45bよりも上方側にずらされて配置されている。
その他の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
実施形態の第8例について、図12〜14を参照しつつ説明する。本例の場合には、支持ブラケット14bを構成する1対の支持板部22e、22f同士の間で、幅方向に関する曲げ剛性を異ならせている。即ち、幅方向片側の支持板部22eの板厚を、幅方向他側の支持板部22fの板厚よりも大きくする事で、幅方向片側の支持板部22eの曲げ剛性を、幅方向他側の支持板部22fの曲げ剛性よりも高くしている。又、1対のテレスコ調節用長孔16i、16jのうち、曲げ剛性の高くなった支持板部22eが配置された幅方向片側のテレスコ調節用長孔16iの中心軸Oiが、幅方向他側のテレスコ調節用長孔16jの中心軸Ojよりも、アウタコラム18aの中心軸に近い下方側にずらされて配置されている。そして、本例の場合には、アウタコラム18aのスリット20a内に設けた弾性材製のガイド部材42aにより、調節ロッド17aの外周面のうちの下面が上方に向けて弾性的に押圧されている。
その他の構成及び作用効果については、実施形態の第1例の場合と同様である。
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10、10a ハウジング
11 車体
12 チルト軸
13 変位ブラケット
14、14a、14b 支持ブラケット
15a、15b チルト調節用長孔
16a〜16j テレスコ調節用長孔
17、17a 調節ロッド
18、18a アウタコラム
19、19a インナコラム
20、20a スリット
21a〜21f 被挟持板部
22a〜22f 支持板部
23、23a 調節レバー
24、24a ナット
25、25a スラストベアリング
26、26a 駆動側カム
27、27a 被駆動側カム
28、28a カム装置
29a〜29d 上下方向隙間
30 電動モータ
31 支持管
32 インナシャフト
33 アウタシャフト
34 取付板部
35 切り欠き
36 係止カプセル
37 頭部
38 押圧プレート
39a〜39f テレスコ用下孔
40a〜40f スリーブ
41a、41b 上下方向隙間
42、42a ガイド部材
43a〜43d 上下方向隙間
44a〜44d 上下方向隙間
45a、45b 円孔
46a〜46c 上下方向隙間
47a 幅方向片側面
47b 幅方向他側面
Claims (9)
- ステアリングコラムの一部に幅方向に離隔した状態で設けられた1対の被挟持板部と、
前記両被挟持板部に幅方向に貫通する状態で設けられた1対の通孔と、
車体に支持される支持ブラケットの一部に前記両被挟持板部を幅方向両側から挟む状態で設けられた1対の支持板部と、
前記両支持板部に幅方向に貫通する状態で設けられたそれぞれが上下方向に長いチルト調節用長孔と、
前記両通孔及び前記両チルト調節用長孔を幅方向に挿通する状態で設けられた調節ロッドと、
前記調節ロッドのうちで前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられた1対の押圧部と、
前記両押圧部同士の間隔を拡縮する拡縮機構と、
を備え、
前記両押圧部同士の間隔を縮め、且つ、前記両支持板部により前記両被挟持板部を挟持した、クランプ状態で、前記調節ロッドの外周面から前記両通孔のうち一方の通孔の内面のうちの上面及び下面までの上下方向距離が互いに異なり、且つ、前記調節ロッドの外周面から前記両通孔のうち他方の通孔の内面のうちの上面及び下面までの上下方向距離が互いに異なり、且つ、前記一方の通孔と前記他方の通孔とで、前記調節ロッドの外周面から内面までの上下方向距離が小さくなる側が、上下方向に関して逆側に位置している
事を特徴とするステアリングホイールの上下位置調節装置。 - 前記両押圧部同士の間隔を拡げ、且つ、前記両支持板部により前記両被挟持板部を挟持する力を解除した、アンクランプ状態で、前記一方の通孔の内面と前記他方の通孔の内面とが、前記調節ロッドの外周面に対しそれぞれ上下方向に関して何れか一方でのみ当接する、請求項1に記載のステアリングホイールの上下位置調節装置。
- 前記一方の通孔の中心軸と前記他方の通孔の中心軸とが上下方向にずれている、請求項1又は2に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。
- 前記各通孔が、前記各被挟持板部に形成された下孔に装着した弾性材製で環状のスリーブの内面により構成されている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。
- 前記両被挟持板部のうち、一方の被挟持板部に形成された一方の下孔の中心軸と、他方の被挟持板部に形成された他方の下孔の中心軸とが、上下方向にずれている、請求項4に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。
- 前記両被挟持板部のうち、一方の被挟持板部に形成された一方の下孔の中心軸と、他方の被挟持板部に形成された他方の下孔の中心軸と、が一致しており、
前記一方の下孔に装着した一方のスリーブの内面により構成される一方の通孔の中心軸と、前記他方の下孔に装着した他方のスリーブの内面により構成される他方の通孔の中心軸とが、上下方向にずれている、請求項4に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。 - 前記クランプ状態で、前記両通孔のうちの何れかの通孔の内面と、前記調節ロッドの外周面とが、上下方向に関して締め代を有する状態で当接している、請求項4〜6のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。
- 前記クランプ状態で、前記一方の通孔の内面の上下両面と前記調節ロッドの外周面との間にそれぞれ大きさの異なる上下方向隙間が設けられており、且つ、前記他方の通孔の内面の上下両面と前記調節ロッドの外周面との間にそれぞれ大きさの異なる上下方向隙間が設けられている、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。
- 前記両支持板部のうち、一方の支持板部の曲げ剛性が他方の支持板部の曲げ剛性よりも高く、
前記両通孔のうち、幅方向に関して前記一方の支持板部側に配置された通孔の中心軸が、残りの通孔の中心軸よりも上下方向に関して前記ステアリングコラムに近い側に配置されており、
前記一方の支持板部側に配置された通孔の内面の上下各面のうち、上下方向に関して前記ステアリングコラムから遠い側の面に向けて、前記調節ロッドの外周面を弾性部材により付勢している、請求項3〜8のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの上下位置調節装置。
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