JP6658320B2 - 車両用フロントフード - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フロントフードに関する。
歩行者の車両への衝突に対する衝撃を緩和するための車両用フロントフードとして、車両のボンネット構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された車両のボンネット構造101は、図9に示すように、ボンネットアウタ102と、このボンネットアウタ102と協働して車幅方向中央部に空間部を構成するボンネットインナ103と、ボンネットアウタ102の張り剛性を確保すると共に下方へ作用する衝撃荷重をボンネットインナ103へ伝達する脚部104を備えたスティフナ105と、を備えている。
スティフナ105は、ボンネットアウタ102の裏面に当接する天板部106と、この天板部106の前端部及び後端部から下方へ夫々延びてボンネットインナ103に支持された前後1対の脚部104と、を備えている。 前後1対の脚部104は、天板部106の前端部及び後端部から下方へ夫々延びる1対の上側脚部107と、1対の上側脚部107を夫々支持する1対の下側脚部108を備えている。そして、衝撃荷重によりスティフナ105の天板部106が所定量下方へ変位したとき、上側脚部107と下側脚部108との連結が解除されて下側脚部108に対する上側脚部107の下方移動が許容されて分離するように構成されている。
特開2015−089782号公報
従来の車両のボンネット構造101は、衝撃荷重が下方に作用した際に、上側脚部107と下側脚部108との連結が解除されるように構成されているから、例えば、歩行者が、車両のフロントフードに車両進行方向の前方から接触した場合には、上側脚部107と下側脚部108との連結が解除され難い。このため、歩行者の頭部が受ける衝撃(傷害値)を低減する効果が十分に発揮されない場合がある。
本発明は、フードアウタパネルの剛性を確保しつつ、傷害値の低減を図った車両用フロントフードを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明は、フードアウタパネルと、該フードアウタパネルに取り付けられるフードインナパネルと、前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に設けられた中間部材と、を備えた車両用フロントフードであって、前記中間部材が、前記フードアウタパネルに対向するパネル本体と、該パネル本体の車両進行方向の前縁から前記フードインナパネルに向けて延出して設けられて、当該パネル本体を前記フードインナパネルに固定するための前方側固定脚部と、前記パネル本体の車幅方向の側縁から前記フードインナパネルに向けて延出して設けられて、当該パネル本体を前記フードインナパネルに固定するための側方側固定脚部と、を有し、前記パネル本体は、前記前方側固定脚部及び前記側方側固定脚部のみで、前記フードインナパネルに固定されていることを特徴とする車両用フロントフードである。
本発明によれば、フードアウタパネルの剛性を確保しつつ、歩行者が接触した際の傷害値の低減を図ることができる。
本発明の車両フロントフードが適用された車両の一実施の形態を示す斜視図である。 図1に示された車両用フロントフードの一部を示す斜視図である。 (A)は、図1に示された車両用フロントフードを構成するフードアウタパネルを示す平面図であり、(B)は、図1に示された車両用フロントフードを構成するフードインナパネルを示す平面図である。 図2中のI−I線断面図である。 図2に示された車両用フロントフードにおいて、フードアウタパネルを省略した状態を示す斜視図である。 図2中のII−II線断面の一部を示す図である。 図6の要部を示す拡大図である。 図7の要部を示す拡大図である。 従来の車両のボンネット構造を示す断面図である。
請求項1に記載された発明は、フードアウタパネルと、該フードアウタパネルに取り付けられるフードインナパネルと、フードアウタパネルとフードインナパネルとの間に設けられた中間部材と、を備え、中間部材が、フードアウタパネルに対向するパネル本体と、該パネル本体の車両進行方向の前縁からフードインナパネルに向けて延出して設けられて、当該パネル本体をフードインナパネルに固定するための前方側固定脚部と、パネル本体の車幅方向の側縁からフードインナパネルに向けて延出して設けられて、当該パネル本体をフードインナパネルに固定するための側方側固定脚部と、を有し、パネル本体は、前方側固定脚部及び側方側固定脚部のみで、フードインナパネルに固定されている。従って、フードアウタパネルの剛性を確保しつつ、歩行者が接触した際の傷害値の低減を図ることができる。
本発明の一実施例にかかる車両用フロントフードを図1〜図8を参照して説明する。図1は、本発明の車両用フロントフード1(以下、フード1と記す)が適用された車両Bの一実施例を示す斜視図である。なお、図1等に示す「前」は車両Bの進行方向であり、「後」は車両Bの後退方向であり、「右」「左」は運転席から見て車幅方向の一方(右方)側、及び他方(左方)側であり、「上」「下」は、前後及び左右に直交する鉛直方向である。
図1に示す車両Bは、車室Rの前方にエンジンルームERが設けられている。そして、エンジンルームERの上部開口がフード1によって開閉自在に覆われている。フード1は、その後方の縁部に図示しないヒンジ機構が設けられ、当該ヒンジ機構を中心に上下に回動することで、エンジンルームERの上部開口を開閉できるように構成されている。
フード1は、図2に示すように、外装部材であるフードアウタパネル2(図2では、二点鎖線で示す)と、フードアウタパネル2に取り付けられたフードインナパネル3と、フードアウタパネル2とフードインナパネル3との間にある中間部材4と、を備えている。なお、図2においては、説明を分かり易くするため、フードアウタパネル2は、二点鎖線で示されており、透視して示すものとする。
フードアウタパネル2は、図3(A)に示すように、左右方向に長尺の略長方形のアウタパネル本体20と、該アウタパネル本体20の車両進行方向側の前縁20a、及び左右両側の側縁20bから、斜め下方に延出された周壁部21と、を有して構成されている。フードアウタパネル2は、鋼板(金属板)にプレス加工を施すことで形成されている。
アウタパネル本体20の前端部20Aは、図4にも示すように、前方に向かうに従って下方に近付くように傾斜して設けられている。周壁部21は、図3(A)、図4に示すように、アウタパネル本体20の前縁20aに連続される前側周壁部21Aと、アウタパネル本体20の側縁20bに連続される側方側周壁部21B(図3(A)に示す)と、を備えている。
フードインナパネル3は、図3(B)に示すように、フードアウタパネル2のアウタパネル本体20と対向するとともに、周壁部21に嵌められる程度の大きさとなるように左右方向に長尺の略長方形状にされている。このフードインナパネル3は、鋼板(金属板)にプレス加工を施すことで形成されているとともに、適宜な場所に凹凸形状を有している。この凹凸形状は、フードアウタパネル2側から荷重が作用した際に、変形することで衝撃を吸収するためのものである。
また、フードインナパネル3には、図4に示すように、アウタパネル本体20の前端部20Aと対向する位置に、後方側傾斜壁部31と、前方側傾斜壁部32と、が設けられている。後方側傾斜壁部31は、前方に向かうに従って上方に向けて傾斜するように構成され、前方側傾斜壁部32は、前方に向かうに従って下方に向けて傾斜するように構成されている。後方側傾斜壁部31には、中間部材4の側方側固定脚部7が固定され、前方側傾斜壁部32には、中間部材4の前方側固定脚部6が固定されている。前方側傾斜壁部32は、フードアウタパネル2の前側周壁部21Aと略同程度の勾配を有しているとともに、後方側傾斜壁部31より、急勾配となるように形成されている。
中間部材4は、図4〜図6に示すように、鋼板(金属板)にプレス加工を施すことで形成されたものである。また、中間部材4は、フードアウタパネル2のアウタパネル本体20の前端部20Aに対向するように設けられて、フードアウタパネル2の剛性を確保しつつ、例えば歩行者との接触時には、変形することで、接触による歩行者への衝撃を吸収するための部材である。また、中間部材4は、事故等ではなくフードアウタパネル2に荷重が作用した際に、フードアウタパネル2が復元できないほど凹まない程度の剛性を確保する役割を担っている。
中間部材4は、図4に示すように、中間パネル本体5(パネル本体)と、前方側固定脚部6と、一対の側方側固定脚部7と、を有して構成されている。中間パネル本体5は、アウタパネル本体20の前端部20Aにおける左右の中央部に、該前端部20Aに対向するとともに離間して設けられる。前方側固定脚部6は、中間パネル本体5の前縁5aをフードインナパネル3に固定するために設けられている。一対の側方側固定脚部7は、中間パネル本体5の左右両側の側縁5bをフードインナパネル3に固定するために設けられている。即ち、中間部材4は、前方側固定脚部6及び、一対の側方側固定脚部7のみでフードインナパネル3に固定されおり、中間パネル本体5の後縁5cはフードインナパネル3に固定されていない。また、中間部材4は、図2に示すように、その左右方向の寸法L(一対の側方側固定脚部7間の寸法)が、アウタパネル本体20の半分程度の寸法となるように形成されている。なお、本実施例において、中間部材4の寸法Lが、アウタパネル本体20の半分程度の寸法となるように形成されているが、中間部材4の寸法Lは、適宜な寸法に設計してもよい。
また、本実施例では、中間パネル本体5は、アウタパネル本体20に対向するとともに離間して設けられているが、中間パネル本体5は、アウタパネル本体20に対向するとともに接触して設けられていてもよい。
さらに、中間部材4には、図4、図5に示すように、中間パネル本体5の各縁5a、5b、5cから延出される周縁部50が設けられている。周縁部50は、前方側固定脚部6の一部である上側部分6Aと、各側方側固定脚部7の一部である上側部分7Aと、これら前方側固定脚部6の上側部分6Aと側方側固定脚部7の上側部分7Aとに連続される連続部51と、を有して構成されている。
中間パネル本体5は、図2、図5に示すように、左右方向に長尺の略長方形板状に形成されている。中間パネル本体5には、その中央部に位置して左右方向に長尺の長方形状の凹状体52と、この凹状体52に交差して前後に延在する複数(実施例では3個)のビード53(図5では2個のみ示す)と、が設けられている。さらに、凹状体52の左右の両側には、円形貫通孔54(図5では1個のみ示す)が設けられている。この中間パネル本体5は、凹状体52、3個のビード53、及び一対の円形貫通孔54が、中間パネル本体5の左右方向の中心を通る前後方向の直線を軸とする線対称となる位置に形成されている。
凹状体52の底部には、左右方向に長尺の矩形貫通孔55が3個形成されている。3個の矩形貫通孔55A、55B、55C(図2に示す)は、左右方向に沿う直線上に並んで設けられている。また、3個の矩形貫通孔55A、55B、55Cは、図2に示すように、前後寸法が略等しい寸法となるように形成されている。また、3個の矩形貫通孔55A、55B、55Cは、左右の両端に位置する2個の矩形貫通孔55A、55Cの左右寸法(長尺寸法)が、真ん中に位置する矩形貫通孔55Bの左右寸法よりも大きくなるように形成されている。
各ビード53は、図2、図5に示すように、それぞれ、各矩形貫通孔55の左右方向の中心を通って、中間パネル本体5の前後方向の両端まで延在して設けられている。即ち、各ビード53は、各矩形貫通孔55に交差する方向に延在して設けられている。各ビード53は、中間パネル本体5の左右の両端間において、略等間隔をあけて設けられている。そして、各ビード53は、フードアウタパネル2側から荷重が作用した際に、ビード53の左右の両縁に近付くように変形されるように構成されている。以下では、図2に示すように、3個のビード53のことを、左から順に、第1ビード53A、第2ビード53B、第3ビード53C、と記す場合がある。
即ち、各ビード53と、各ビード53の延在方向に交差するように中間パネル本体5に矩形貫通孔55が形成されている。これによれば、フードアウタパネル2側から荷重が作用した際に、中間パネル本体5の前後の縁5a、5cが近付くように変形されつつ、中間パネル本体5の左右の縁5bが近付くように変形される。
前方側固定脚部6は、図5に示すように、中間パネル本体5の前縁5aに連続されるとともに、上側部分6Aを含む前側脚部本体61と、前側脚部本体61に連続されて、フードインナパネル3に重ねて接合される前方側接合部62と、を有している。
前方側接合部62は、フードインナパネル3の前方側傾斜壁部32に重ねられる前方側重ね部63と、前方側重ね部63を前方側傾斜壁部32に重ねた状態で固定する複数(図示例では6個)の前方側固定部64と、を有して構成されている。このような前方側接合部62は、前側脚部本体61と前方側重ね部63との境界位置(図4に示す、曲げ部6a)で折れ曲がって前方側傾斜壁部32に重ねられた状態で、各前方側固定部64にて溶接固定されている。
また、前方側固定脚部6は、図2に示すように、中間パネル本体5の前縁5aのうち、第1ビード53A形成位置から第3ビード53C形成位置を越える位置まで連続して設けられている。
前側脚部本体61は、図4に示すように、中間パネル本体5の前縁5aから曲げ部6aまで、平坦な板状に形成されているとともに、中間パネル本体5に略直交して設けられている。
6個の前方側固定部64は、図2に示すように、左右方向に沿って直線上に並んで設けられている。即ち、前方側重ね部63は、6個の前方側固定部64により、フードインナパネル3に複数箇所(図示例では6箇所)で固定されている。また、図5に示すように、6個の前方側固定部64のうち、1個は、第1ビード53Aと第2ビード53Bとの間に設けられ、3個は、第2ビード53Bと第3ビード53Cとの間に設けられ、残りの2個は、第3ビード53Cと中間パネル本体5の一端(右側の端部)との間に設けられている。
側方側固定脚部7は、図4〜図6に示すように、中間パネル本体5の側縁5bに連続される側方側脚部本体71(脚部本体)と、側方側脚部本体71に連続されて、フードインナパネル3に重ねて接合される側方側接合部72(接合部)と、を有している。側方側脚部本体71は、上側部分7Aを含んで構成されている。側方側固定脚部7は、図6に示すように、側方側脚部本体71の付け根である中間パネル本体5の側縁5bから、側方側接合部72までの面方向(車幅方向)の寸法L1が、中間パネル本体5の側縁5bからフードインナパネル3までの面方向に直交する方向(直交方向)の寸法L2よりも大きくなる(L1>L2)ように形成されている。
なお、本実施例では、側方側固定脚部7は、側方側脚部本体71の付け根である中間パネル本体5の側縁5bから、側方側接合部72までの面方向(車幅方向)の寸法L1が、中間パネル本体5の側縁5bからフードインナパネル3までの面方向に直交する方向(直交方向)の寸法L2よりも大きくなる(L1>L2)ように形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。側方側固定脚部は、側方側脚部本体71の付け根である中間パネル本体5の側縁5bから、側方側接合部72までの面方向(車幅方向)の寸法L1と、中間パネル本体5の側縁5bからフードインナパネル3までの面方向に直交する方向(直交方向)の寸法L2と、が略等しい寸法となる(L1=L2)ように形成されていてもよい。
側方側接合部72は、図5に示すように、フードインナパネル3の後方側傾斜壁部31に重ねられる側方側重ね部73と、側方側重ね部73を後方側傾斜壁部31に重ねた状態で固定する複数(図示例では2個)の側方側固定部74と、を有して構成されている。このような側方側接合部72は、側方側脚部本体71と側方側重ね部73との境界に位置する曲げ部7aで折れ曲がって後方側傾斜壁部31に重ねられた状態で、各側方側固定部74にて溶接固定されている。
側方側脚部本体71は、図5に示すように、中間パネル本体5の側縁5bにおいて、前端から後方に離間した位置から後端まで連続して設けられているとともに、中間パネル本体5の側縁5bから側方側重ね部73まで略一定の幅寸法となるように形成されている。
側方側脚部本体71は、図6に示すように、上側部分7Aを含む第1傾斜部75と、第1傾斜部75に連続される曲がり部76と、曲がり部76に連続される三角形状の第2傾斜部77と、を有して構成されている。第1傾斜部75及び第2傾斜部77は、曲面を有さない略平坦な面から構成されている。第1傾斜部75は、中間パネル本体5に対して90度以上の傾斜角(第1傾斜部75と中間パネル本体5とが成す角)を有して構成され、第2傾斜部77は、第1傾斜部75よりも中間パネル本体5に対する傾斜角がさらに大きくなるように構成されている。第2傾斜部77は、図7に示すように、三角形状の頂点が略直角となるように形成されるとともに、対辺である曲げ部7aが後方に向かうに従って中間パネル本体5から左右方向に離間するように斜めに設けられている。
曲がり部76は、所定の曲率を有する曲面から構成されている。また、曲がり部76は、図5、図6に示すように、中間パネル本体5の面に直交する方向において、側方側脚部本体71の付け根である中間パネル本体5の側縁5bから、側方側接合部72までの略中間に位置するように形成されている。こうして、フードアウタパネル2から荷重が作用した際に、曲がり部76が変形される。即ち、曲がり部76は、易曲がり部として機能する。曲がり部76(易曲がり部)は、フードアウタパネル2から荷重が作用した際に、側方側脚部本体71のうち、最初に曲がる場所のことである。曲がり部76が最初に曲がるように、曲がり部76は、曲面から構成されるとともに、曲げ癖を有して構成されている。
側方側重ね部73は、図5、図7に示すように、第2傾斜部77の曲げ部7aに連続された部分が長尺な長方形状に形成されている。即ち、側方側重ね部73を構成する一対の長辺である曲げ部7a、7bは、後方に向かうに従って中間パネル本体5から左右方向に離間するように斜めに延在して設けられている。そして、図7に示すように、側方側固定脚部7がフードインナパネル3に固定された状態で、第2傾斜部77と側方側重ね部73との境界に位置する曲げ部7a(一方の長辺)は、後方側傾斜壁部31の下端に重ねられ、側方側重ね部73の他方の長辺7bは、後方側傾斜壁部31の上端に重ねられている。
2個の側方側固定部74(一対の固定部)は、図8に示すように、後方に向かうに従って左右に離間するように斜めに並んで設けられている。本実施例において、2個の側方側固定部74は、車両進行方向に対して45度交差する直線上に並んで設けられている。即ち、中間パネル本体5の面方向において、車両進行方向と、側方側固定部74が並ぶ方向と、が成す角θは45度となるように形成されている。なお、本実施例では、2個の側方側固定部74は、車両進行方向に対して45度交差する直線上に並んで設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。側方側固定部74(固定部)は、車両進行方向に平行でない直線上(車両進行方向に対して僅かでも交差する直線上)に並んで設けられていればよい。また、好ましくは、複数の固定部は、車両進行方向に対して40度〜90度交差する直線上に設けられているのがよく、より好ましくは、複数の固定部は、車両進行方向に対して直交する直線上に設けられているのがよい。
また、側方側固定部74(固定部)は、3個以上(複数)であってもよい。この場合には、複数の固定部のうち、少なくとも一対の固定部が並ぶ方向が、車両進行方向に交差していればよく、より好ましくは、複数の固定部のうち、2つの固定部同士が並ぶ方向の全てが、車両進行方向に交差しているのがよい。即ち、複数の固定部は、何れの固定部同士も、車両進行方向に沿って並んで設けられていないのがよい。また、側方側固定部74(固定部)が3個以上(複数)である場合には、好ましくは、これら固定部は直線上に並んで設けられていないのがよい。
また、本実施例では、2個の側方側固定部74(固定部)は、後方に向かうに従って中間パネル本体5から左右方向に離間するように斜めに並んで設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。複数の固定部は、後方に向かうに従って中間パネル本体5に近付くように斜めに並んで設けられていてもよい。
上述した実施例によれば、例えば歩行者が、フロントフード1に接触した際に、中間部材4が、後縁5cが固定されずに前方側固定脚部6及び側方側固定脚部7のみで固定されているから、例えば、歩行者の接触事故等による衝撃で、中間部材4の後方側の部分が、他の部分より大きく変形される。このように中間部材4の後方側の部分が変形されることにより、歩行者への衝撃が吸収される。そして、歩行者の頭部への傷害値(衝撃を数値化したもの)の低減を図ることができる。
また、側方側固定脚部7は、側方側脚部本体71の付け根である中間パネル本体5の側縁5bから、側方側接合部72までの面方向(車幅方向)の寸法L1が、中間パネル本体5の側縁5bからフードインナパネル3までの面方向に直交する方向(直交方向)の寸法L2よりも大きくなる(L1>L2)ように形成されているから、例えば歩行者が、車両Bのフロントフード1に接触した際に、その衝撃で、中間部材4が十分に変形される。
また、2個の側方側固定部74は、後方に向かうに従って左右に離間するように斜めに並んで設けられている。即ち、一対の側方側固定部74(固定部)が並ぶ方向が、車両進行方向に交差している。これによれば、例えば歩行者がフードアウタパネル2に接触した際に、複数の固定部が車両進行方向に沿って並んで設けられている場合に比して、各固定部に作用する荷重の差を小さくすることができる。また、フード1を開閉する際の衝撃による側方側固定部74への入力を分散させることができる。つまり、各固定部に作用する荷重の大きさが近付けられることにより、歩行者がフードアウタパネル2に接触した際に、中間部材4が適切に変形される。
また、側方側脚部本体71(脚部本体)には、曲がり部76(易曲がり部)が設けられている。これによれば、フードアウタパネル2側から荷重が作用した際に、最初に曲がり部76が変形される。そして、例えば歩行者が、車両Bのフロントフード1に接触した際に、その衝撃で、曲がり部76を含む中間部材4が十分に変形される。
なお、上述した実施例では、中間部材4が、側方側固定脚部7が、中間パネル本体5の両縁5bそれぞれから延出して設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。側方側固定脚部7が、中間パネル本体5の片方の縁5bのみから延出して設けられていてもよい。
また、上述した実施例では、曲がり部76は、易曲がり部として機能していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、易曲がり部として、曲がり部76の代わりに、第1傾斜部75と第2傾斜部77との間に、1個の貫通孔や長孔を形成してもよく、複数の貫通孔や長孔を断続的に形成してもよく、第1傾斜部75と第2傾斜部77との間部(符号76の部分)を、該間部の幅方向の両端を切り欠いて形成されたくびれ形状としてもよい。つまり、易曲がり部として、他の部分よりも脆弱な部分(脆弱部)を形成しておいてもよい。また、第1傾斜部75と第2傾斜部77との間を曲げ易くするために、プレス加工等で曲げ癖を付けておいてもよい。
また、上述した実施例では、易曲がり部としての曲がり部76は、側方側固定脚部7に設けられており、前方側固定脚部6には設けられていないが、本発明はこれに限定されるものではない。易曲がり部は、前方側固定脚部6に設けられていてもよい。易曲がり部は、前方側固定脚部6と側方側固定脚部7との両方、或いは何れか一方に設けられていてもよい。
また、上述した実施例では、易曲がり部としての曲がり部76は、中間パネル本体5の面方向に直交する方向において、側方側脚部本体71の略中間に位置するように形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。易曲がり部は、側方側脚部本体71の付け根である中間パネル本体5の側縁5bから、側方側接合部72までの間の何れの位置に設けられていてもよい。
また、上述した各実施例は本発明の好ましい形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の車両用フロントフードの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 フード(車両用フロントフード)
2 フードアウタパネル
3 フードインナパネル
4 中間部材
5 中間パネル本体(パネル本体)
5a パネル本体の車両進行方向の前縁
5b パネル本体の車幅方向の側縁
6 前方側固定脚部
7 側方側固定脚部
71 側方側脚部本体(脚部本体)
72 側方側接合部(接合部)
73 側方側重ね部(重ね部)
74 側方側固定部(固定部)
76 曲がり部(易曲がり部)

Claims (4)

  1. フードアウタパネルと、該フードアウタパネルに取り付けられるフードインナパネルと、前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に設けられた中間部材と、を備えた車両用フロントフードであって、
    前記中間部材が、前記フードアウタパネルに対向するパネル本体と、
    該パネル本体の車両進行方向の前縁から前記フードインナパネルに向けて延出して設けられて、当該パネル本体を前記フードインナパネルに固定するための前方側固定脚部と、
    前記パネル本体の車幅方向の側縁から前記フードインナパネルに向けて延出して設けられて、当該パネル本体を前記フードインナパネルに固定するための側方側固定脚部と、を有し、
    前記パネル本体は、前記前方側固定脚部及び前記側方側固定脚部のみで、前記フードインナパネルに固定されていることを特徴とする車両用フロントフード。
  2. 前記側方側固定脚部は、前記フードインナパネルに近付くに従って、前記パネル本体から車幅方向に離れるように傾斜した脚部本体と、前記脚部本体に連続されて、前記フードインナパネルに重ねて接合される接合部と、を有し、
    前記側方側固定脚部は、その車幅方向の寸法が、前記パネル本体の面方向に直交する直交方向の寸法より大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用フロントフード。
  3. 前記接合部が、前記フードインナパネルに重ねられる重ね部と、該重ね部と前記フードインナパネルとを重ねた状態で固定する複数の固定部と、を備え、
    前記複数の固定部のうち、少なくとも一対の固定部が並ぶ方向が、車両進行方向に交差していることを特徴とする請求項2に記載の車両用フロントフード。
  4. 前記脚部本体には、易曲がり部が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用フロントフード。
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