JP4658624B2 - 車両用フード装置 - Google Patents

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本発明は、衝突時にフードを持上げ、フード上に跳ね上げられた障害物などの保護を図ることができる車両用フード装置に関するものである。
車両用フード装置として、衝突時にフードを持上げることで、エンジンルームとフードとの距離を設け、フードを十分に変形させ、フード上に跳ね上げられた障害物の保護を図ろうという試みがなされている。
このような車両用フード装置の一例として、フードの前端を支点としてフードの後端を持上げるものが提案されている。
しかし、フードの前端を支点としてフードの後端を持上げる方式の車両用フード装置では、当然ながら、フードの前端ではエンジンルームとフードとの距離は短く、フードの後端ではエンジンルームとフードとの距離は長い。
例えば、車両に障害物が衝突する形態は各種のものが想定され、障害物が車両のフロントバンパなどに当たった後に、車両の別の部位に再度当たることが考えられる。障害物が、フロントバンパなどに当たる最初の衝突を「一次衝突」、次に車両の他の部位に当たる衝突を「二次衝突」と呼ぶことにする。
一般的に、小さな障害物(例えば、背の低い歩行者)が、バンパに当接した場合は、フードの前端寄りに二次衝突し(跳ね上げられ)、大きな障害物(例えば、背の高い歩行者)が、バンパに当接した場合は、フードの後端寄りに二次衝突する(跳ね上げられる)ことが多い。従って、小さな障害物がフードに二次衝突する場合には、フードの前端を支点としてフードの後端を持上げる形式の車両用フード装置では、エンジンルームとフードとの距離げ不足することが考えられる。そこで、フード全体を持上げる試みがなされている。
このような車両用フード装置として、フード全体を持上げるためにフードの前後にフード持上げ用のアクチュエータを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−81052公報(第8頁、図4−5)
図12(a),(b)は従来の基本構成を説明する図であり、従来の車両用フード装置は、フードの前部を持上げる前部ユニットと、フードの後部を持上げる後部ユニットと、を備えることで、フード全体を上方に持上げることができるようにしたものであり、(a)において、前部ユニット210を、フード212側のストライカ213をロックする車体側フック(ロック機構)214と、この車体側フック214を支持する第1リンク215と、この第1リンク215の一端に接続するとともに他端を車体211側に支持させた第2リンク216と、これらの第1・第2リンク間215,216に介在させた移動手段(モータなどのアクチュエータ)217と、から構成したものである。
(b)において、フード212を持上げるときには、移動手段217を駆動することで第1・第2リンク215,216間を開くようにする。
しかし、上記の車両用フード装置では、前部ユニット210を、第1・第2リンク215,216間に移動手段(モータなどのアクチュエータ)217を組込む形態に構成するため、前部ユニット210を配置しにくいという問題があった。
一般的に、フード内前部には、エンジン冷却用のラジエータやエアコンのコンデンサなどが密集することが多く、この密集する部分に上記の前部ユニット210を配置するのでは、設計の自由度を制約することがある。
すなわち、フード全体を持上げることのできる車両用フード装置において、設計の制約を課すことなく、前部ユニットを配置することができる車両用フード装置が望まれる。
本発明は、設計の制約を課す点を解決し、構成部品を自由に配置することができる車両用フード装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、フードの後端にフード開閉ヒンジを備え、衝突時にフード全体を持上げる車両用フード装置であって、フードの前端に、通常時は車体側フックに係合するとともに衝突時は延びる伸縮自在のストライカと、このストライカとは独立させて衝突時にフードを持上げるアクチュエータと、を備え、ストライカが、フードのインナパネルに取付けた前後の固定側部材と、これらの固定側部材にスライド可能に取付けた略U字のスライド側部材と、通常時は伸縮を阻止するとともにアクチュエータ作動時は伸縮を許容する剪断ピンと、から構成されたことを特徴とする。
例えば、車両用フード装置を構成するときに、構成部品を自由に配置することができるとすれば、設計の自由に進めることができるので好ましいことである。
そこで、フードの前端に、通常時は車体側フックに係合するとともに衝突時は延びる伸縮自在のストライカと、このストライカとは独立させて衝突時にフードを持上げるアクチュエータと、を備えることで、例えば、エンジン冷却用のラジエータやエアコンのコンデンサなどが密集するフード前端に、伸縮自在のストライカと、フードを持上げるアクチュエータと、を自由に配置することができる。
請求項2に係る発明は、固定側部材に、スライド側部材を所定の移動量にて係止する係止爪及び係止孔を備え、スライド側部材に、係止爪に係止する突起と、係止孔にロックするロック爪と、これらのロック爪に介在させた圧縮ばねと、を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、アクチュエータが、ストライカの近傍且つ後方に配置されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、フードが、フード開閉ヒンジの近傍に、フードの後端(を持上げる左右の後アクチュエータをそれぞれ備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フードの前端に、通常時は車体側フックに係合するとともに衝突時は延びる伸縮自在のストライカと、このストライカとは独立させて衝突時にフードを持上げるアクチュエータと、を備えたので、例えば、エンジン冷却用のラジエータやエアコンのコンデンサなどが密集するフード前端に、伸縮自在のストライカと、フードを持上げるアクチュエータと、を自由に配置することができる。この結果、車両用フード装置の構成部品の配置を空いたスペースに楽に配置することができ、フード内のスペース効率の向上を図ることができるという利点がある。
さらに、ストライカが、フードのインナパネルに取付けた前後の固定側部材と、これらの固定側部材にスライド可能に取付けた略U字のスライド側部材と、通常時は伸縮を阻止するとともにアクチュエータ作動時は伸縮を許容する剪断ピンと、から構成された。
請求項2に係る発明では、固定側部材に、スライド側部材を所定の移動量にて係止する係止爪及び係止孔を備え、スライド側部材に、係止爪に係止する突起と、係止孔にロックするロック爪と、これらのロック爪に介在させた圧縮ばねと、を備えた。
請求項3に係る発明では、アクチュエータが、ストライカの近傍且つ後方に配置された。
請求項4に係る発明では、フードが、フード開閉ヒンジの近傍に、フードの後端(を持上げる左右の後アクチュエータをそれぞれ備えた。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用フード装置を採用した車両の斜視図であり、10は車両、11は車体、12はフロントバンパ、13はラジエータグリル、14フロントフェンダ、15,15は前照灯、16,16フロントピラー、17はフロントガラス、18は前ドア、19は後ドア、21はルーフ、22は前輪、23は後輪、24,24はドアミラー、25はトランクリッド、26はリヤバンパ、27はエンジンルームである。
本発明に係る車両用フード装置30は、障害物がフロントバンパ12に当接(一次衝突)したときに、フード(車両用フード)31の全体を上方に持上げ、フード31の上に障害物が跳ね上げられた(二次衝突した)ときに、障害物にかかる衝撃の低減を図ることのできる装置である。
図2は本発明に係る車両用フード装置のシステム図であり、車両用フード装置30は、車体11のフロント部分を覆うフード(車両用フード)31と、このフード31を開閉するためにフード31の後方に設けた左右のフード開閉ヒンジ33,33と、フード31の前端を車体11側に止めるためにフード31の前端に設けた伸縮自在(伸縮式)のストライカ35と、このストライカ35をロックするために車体11側に設けた車体側フック(ロック機構)36と、車体11側に設けることでフード31の前端31aを持上げるアクチュエータとしての前アクチュエータ37と、車体11側に設けることでフード31の左右の後端31bを持上げる左右の後アクチュエータ41,41と、フロントバンパ12に設けることで障害物49がフロントバンパ12に一次衝突したことを検知するバンパセンサ43及びフロアセンサ44と、衝突時を含む車速を検知する車速センサ45と、これらのセンサ43〜45からの情報に基づいて前アクチュエータ37及びアクチュエータとしての左右の後アクチュエータ41,41を作動させ且つ制御する制御部46と、からなる。なお、バンパセンサ43、フロアセンサ44は、加速度センサであり、車速センサ45は速度センサである。
図3は本発明に係る車両用フード装置の側面断面図であり、図中、51はエンジン冷却用のラジエータ、52はエアコンのコンデンサ、53はバンパビーム、54はダッシュボード、55はガスケット、56はフード31のインナパネル、57はフード31のアウタパネルを示す。
車両用フード装置30は、フード31の後端31bにフード開閉ヒンジ33を備え、衝突時にフード31全体を持上げる車両用フード装置であって、フード31の前端31aに、通常時は車体側フック36に係合するとともに衝突時は延びる伸縮自在のストライカ35と、このストライカ35とは独立させて衝突時にフード31を持上げる前アクチュエータ(アクチュエータ)37と、を備えたものと言える。
例えば、車両用フード装置を構成するときに、構成部品を自由に配置することができるとすれば、設計の自由に進めることができるので好ましいことである。
そこで、フード31の後端31bにフード開閉ヒンジ33を備え、衝突時にフード31全体を持上げる車両用フード装置であって、フード31の前端31aに、通常時は車体側フック36に係合するとともに衝突時は延びる伸縮自在のストライカ35と、このストライカ35とは独立させて衝突時にフード31を持上げる前アクチュエータ(アクチュエータ)37と、を備えることで、例えば、エンジン冷却用のラジエータ51やエアコンのコンデンサ52などが密集するフード31前端31aに、伸縮自在のストライカ35と、フード31を持上げる前アクチュエータ37と、を自由に配置することができる。この結果、車両用フード装置30の構成部品の配置を空いたスペースに楽に配置することができ、設計の自由度の拡大を図ることができる。また、フード31(エンジンルーム27)内のスペース効率の向上をも図ることができる。
以下、前部持上げ部61(図1参照)及び左右の後部持上げ部81L,81R(図1参照)の詳細を説明する。
図4は本発明に係る車両用フード装置の前部持上げ部の初期状態を示す側面断面図であり、前部持上げ部61は、先に示した伸縮自在(伸縮式)のストライカ35と、車体側フック36と、前アクチュエータ37と、から構成する部分である。
前アクチュエータ37は、車体11側に支持するシリンダ62と、このシリンダ62にスライド可能に取付けることでフード31の前部を持上げるロッド63と、シリンダ62の底62aに封入することでロッド63を移動させるインフレータ64と、からなる。
図5は本発明に係る車両用フード装置の前部持上げ部の動作状態を示す側面断面図であり、前部持上げ部61は、図3に示す制御部46の指示でインフレータ64に着火することで、ロッド63を白抜き矢印a1のように移動することで、フード31の前端31aを上方の盛り上げることができることを示す。なお、後述するように、ストライカ35は、伸縮自在(伸縮式)に構成した部材であって、通常時は伸縮を阻止するとともに前アクチュエータ37作動時は伸縮を許容するシェアピン69,69(図4参照)を備えた部材である。
図6は本発明に係る車両用フード装置のストライカの初期状態を示す側面断面図でありストライカ35は、フード31のインナパネル56に取付けた前後の固定側パイプ(固定側部材)65,65と、これらの前後の固定側パイプ65,65にスライド可能に取付けたU字ロッド(スライド側パイプ若しくはスライド側部材)67と、このU字ロッド67を前後の固定側パイプ65,65に固定するシェアピン(剪断ピン)69,69と、からなる。
図7は本発明に係る車両用フード装置のストライカの動作状態を示す側面断面図であり、固定側パイプ65は、シェアピン69を嵌合させる嵌合孔71・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)と、U字ロッド67を所定の移動量にて係止する係止爪72及び係止孔73と、インナパネル56に取付けるためのかしめ部74と、を備える。
U字ロッド67は、車体側フック36にロックさせるパイプであり、シェアピン69,69を貫通させる貫通孔75・・・(手前の75,75は不図示)と、係止爪72,72に係止する突起76,76と、係止孔73,73にロックするロック爪77,77と、ロック77,77爪を収納する凹部78,78と、これらの凹部78,78及びロック爪77,77に介在させた圧縮ばね79,79と、からなる。
圧縮ばね79は、ロック爪77を固定側パイプ65の付勢するとともに、ロック爪77をU字ロッド67側に保持する機能を持たせたばねである。
ストライカ35は、前後の固定側パイプ65,65にU字ロッド(スライド側パイプ)67を差込み、U字ロッド67をシェアピン69,69で前後の固定側パイプ65,65に係止したものであり、前アクチュエータ37(図4参照)を駆動することでシェアピン69,69を破壊し、ロック爪77,77を係合孔73,73に係合させるとともに突起76,76に係止爪72,72を係止することで、ストライカ35を所定長まで伸ばした状態で保持することができるようにしたものである。
図8は本発明に係る車両用フード装置の後部持上げ部の初期状態を示す側面断面図であり、左の後部持上げ部81Lを示す。なお、右の後部持上げ部81R(図1参照)は左の後部持上げ部81Lに車体中心に関して対象であり、詳細な説明は省略する。
左の後部持上げ部81Lは、先に説明したフード開閉ヒンジ33と、後アクチュエータ41と、から構成したものである。
フード開閉ヒンジ33は、車体11側に取付ける車体側ホルダ82と、この車体側ホルダ82に回転自在に取付ける第1リンク83と、この第1リンク83の先端に回転自在に取付ける第2リンク84と、この第2リンク84の先端に回転自在に取付けるフード側ホルダ85と、車体側ホルダ82と第1リンク83とを回転自在に連結する連結ピン86と、第1リンク83と第2リンク84とを回転自在に連結する連結ピン87と、第2リンク84とフード側ホルダ85とを回転自在に連結する連結ピン88と、車体側ホルダ82と第1リンク83を通常時に繋ぎ止めるシェアピン(剪断ピン)89と、からなる。
後アクチュエータ41は、車体11側に支持するシリンダ92と、このシリンダ92にスライド可能に取付けることでフード31の後端31bを持上げるロッド93と、シリンダ92の底92aに封入することでロッド93を移動させるインフレータ94と、からなる。
図9は本発明に係る車両用フード装置の後部持上げ部の動作状態を示す側面断面図であり、車体側ホルダ82は、シェアピン89を嵌合させる嵌合孔101と、倒立状態の第1リンク83を保持するストッパ部102を備え、第1リンク83は、シェアピン89を貫通させる貫通孔103を備え、第2リンク84は、倒立状態で第1リンク83に当てる当て部104を備えたことを示す。
左の後部持上げ部81Lは、制御部46(図3参照)の指示でインフレータ94(図8参照)に着火し、後アクチュエータ41を矢b1のように駆動することでシェアピン89を矢印b2のように破壊し、フード31の後端31bをを矢印b3のように持上げることができる。また、第1・第2リンク83,84を倒立させたときに、第1リンク83を車体側ホルダ82のストッパ部102に当接させ、第2リンク84の当て部104を第1リンク83に当てることでフード31の持上げ姿勢を維持することができる。
以上に述べた車両用フード装置30の作用を説明する。
図10(a),(b)は本発明に係る車両用フード装置の示す初期状態を示す作用説明図である。
(a)において、フード開閉ヒンジ33は、通常時(後アクチュエータ41作動前)に
、車体側ホルダ82と第1リンク83をシェアピン(剪断ピン)89で繋ぎ止めるとともに、フード側ホルダ85(図9参照)と第2リンク84とを連結ピン88で回転自在に連結したものである、従って、連結ピン88を支点としてフード31を想像線で示すように矢印c1の如く開けることができ、エンジンルーム27に収納した部品の保守・点検作業をすることができる。
(b)において、車両用フード装置30は、障害物49がフロントバンパ12に矢印c2の如く一次衝突したときに、制御部46(図3参照)に指示で、前アクチュエータ37及び左右の後アクチュエータ41,41(一方の41は不図示)を作動させ、ストライカ35を伸ばすとともに、フード開閉ヒンジ33,33(一方の33は不図示)を開き(倒立させ)、フード(車両用フード)31全体を矢印c3の如く持上げることができる。これにより、フード31とエンジンルーム27との距離を大きく開けることができる。
図11(a),(b)は本発明に係る車両用フード装置の示す動作状態を示す作用説明図である。
(a)において、障害物49が小さい場合(例えば、背の低い歩行者)には、フード31の前部に(前端31a寄りに)二次衝突するケースが多いことが知られる。車両用フード装置30は、例えば、フードの前端を支点として片持ちにてフードを持上げる場合に比べ、フード(車両用フード)31とエンジンルーム27との距離を大きく空けることができる。この結果、障害物49が小さい場合においても、障害物49の十分な保護を図ることができる。
(b)において、障害物49が大きい場合(例えば、背の高い歩行者)には、フード31の後部に(後端31b寄りに)二次衝突するケースが多いことが知られる。車両用フード装置30は、フード(車両用フード)31全体を持上げることができ、フード31とエンジンルーム27との距離を大きく開けることができる。この結果、障害物49が大きい場合においても、障害物49の十分な保護を図ることができる。
すなわち、車両用フード装置30は、小さな障害物(例えば、背の低い歩行者)及び大きな障害物(例えば、背の高い歩行者)に対しても保護効果の高い車両用フード装置であると言える。
尚、本発明に係る車両用フード装置は、図1に示すように、前部持上げ部61の前アクチュエータ37を略車体中心に一本設けたが、これに限るものではなく、車体の左右の設けたものであってもよい。
本発明に係る車両用フード装置は、図8に示すように、車体側ホルダ82と第1リンク83をシェアピン89で繋ぎ止めたが、これに限るものではなく、車体側ホルダ及び第1リンクとともに第2リンクをも同時にシェアピンで繋ぎ止めるようにしたものであってもよい。
本発明に係る車両用フード装置は、ミニバンや乗用車などのフードの持上げに採用するのに好適な装置ある。
本発明に係る車両用フード装置を採用した車両の斜視図である。 本発明に係る車両用フード装置のシステム図である。 本発明に係る車両用フード装置の側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置の前部持上げ部の初期状態を示す側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置の前部持上げ部の動作状態を示す側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置のストライカの初期状態を示す側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置のストライカの動作状態を示す側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置の後部持上げ部の初期状態を示す側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置の後部持上げ部の動作状態を示す側面断面図である。 本発明に係る車両用フード装置の示す初期状態を示す作用説明図である。 本発明に係る車両用フード装置の示す動作状態を示す作用説明図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両、11…車体、30…車両用フード装置、31…フード、31a…前端、31b…後端、33…フード開閉ヒンジ、35…ストライカ、36…車体側フック、37…アクチュエータ(前アクチュエータ)。

Claims (4)

  1. フード(31)の後端(31b)にフード開閉ヒンジ(33,33)を備え、衝突時にフード(31)全体を持上げる車両用フード装置であって、
    前記フード(31)の前端(31a)に、通常時は車体側フック(36)に係合するとともに衝突時は延びる伸縮自在のストライカ(35)と、このストライカ(35)とは独立させて衝突時に前記フード(31)を持上げるアクチュエータ(37)と、を備え
    前記ストライカ(35)は、前記フード(31)のインナパネル(56)に取付けた前後の固定側部材(65,65)と、これらの固定側部材(65,65)にスライド可能に取付けた略U字のスライド側部材(67)と、通常時は伸縮を阻止するとともに前記アクチュエータ(37)作動時は伸縮を許容する剪断ピン(69,69)と、から構成されたことを特徴とする車両用フード装置。
  2. 前記固定側部材(65,65)は、前記スライド側部材(67)を所定の移動量にて係止する係止爪(72,72)及び係止孔(73,73)を備え、
    スライド側部材(67)は、前記係止爪(72,72)に係止する突起(76,76)と、前記係止孔(73,73)にロックするロック爪(77,77)と、これらのロック爪(77,77)に介在させた圧縮ばね(79,79)と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用フード装置。
  3. 前記アクチュエータ(37)は、前記ストライカ(35)の近傍且つ後方に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用フード装置。
  4. 前記フード(31)は、前記フード開閉ヒンジ(33,33)の近傍に、該フード(31)の後端(31b)を持上げる左右の後アクチュエータ(41,41)をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両用フード装置。
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