JP6655545B2 - 投影リソグラフィのための照明光学ユニット - Google Patents

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Description

優先権出願DE 10 2014 203 187.7の内容が引用によって組み込まれている。
本発明は、マイクロリソグラフィ照明光学ユニットに関する。本発明は、更に、そのような照明光学ユニットを含む光学系、そのような照明光学ユニットを含む照明系、そのような光学系を含む投影露光装置、微細構造化又はナノ構造化構成要素を生成する方法、及び本方法によって生成される構成要素に関する。
伝達光学ユニットと、その下流に配置された照明事前決定ファセットミラーとを含む照明光学ユニットは、WO 2010/099807 A1及びUS 2006/0132747 A1から公知である。照明事前決定ファセットミラー又は対応する屈折構成要素が瞳平面に配置された照明光学ユニットは、WO 2005/015314 A2、US 5,963,305、及びUS 7,095,560から公知である。US 2013/0128251 A1は、アナモルフィック投影光学ユニットを有する投影露光装置を開示している。DE 10 2011 113 521 A1は、マイクロリソグラフィ投影露光装置を開示している。DE 10 2008 009 600 A1は、マイクロリソグラフィ投影露光装置における使用のためのファセットミラー、及びそれが装備された投影露光装置を開示している。DE 199 31 848 A1は、EUV照明系内のハニカムアスペクト比を低減するための非点収差構成要素を開示している。
WO 2010/099807 A1 US 2006/0132747 A1 WO 2005/015314 A2 US 5,963,305 US 7,095,560 US 2013/0128251 A1 DE 10 2011 113 521 A1 DE 10 2008 009 600 A1 DE 199 31 848 A1 US 2003/0043455 A1 WO 2010/099 807 A US 6,452,661 US 6,195,201 DE 10 2009 047 316 A1 DE 10 2009 045 096 A1 US 2007−0058269 A1
本発明の目的は、物体視野を像視野に結像するための下流の投影光学ユニットの射出瞳が可能な限り完全に充填されるという結果をもたらすような冒頭に示したタイプの照明光学ユニットを開発することである。
本発明により、上述の目的は、請求項1に指定する特徴を含む照明光学ユニットによって達成される。
明らかになったことは、照明瞳内の部分瞳領域の行単位(line−by−line)及び/又は列単位(column−by−column)の配置が、所定瞳領域の範囲で円形形態から外れている包線(envelope)を有する照明瞳だけではなく、物体視野を結像するための下流の投影光学ユニットの射出瞳も密に充填するということである。物体変位にわたって積分すると、特に完全に充填された瞳を達成することができ、更に所定許容範囲で均一で完全に充填された瞳さえも達成することができる。
照明光学ユニットの照明瞳の包線は、照明光学ユニットの最大広がりを有する照明瞳を内接させることができる輪郭である。照明光学ユニットの最大広がりを有する照明瞳は、照明光学ユニットを用いて物体視野内に最大照明角度帯域幅の照明角度分布を生成する照明瞳である。照明光学ユニットによって異なる照明角度分布を有する異なる照明設定を生成することができる場合に、最大の生成可能面積を有する照明瞳が、最大広がりを有する照明瞳である。均一な瞳充填の場合に、最大面積を有するそのような瞳を従来照明設定とも呼ぶ。
照明光学ユニットが瞳ファセットミラーを含む場合に、瞳ファセットミラーの最大入射領域の包線が照明瞳の包線に対応する。部分瞳領域は、行単位及び列単位の方式のラスター配置で存在することができる。このラスター配置の行は、照明瞳を張る2つの座標軸の一方に沿って延びることができ、ラスター配置の列は、照明瞳を張るこれらの座標軸のうちの他方に沿って延びることができる。このラスター配置の行及び列は、照明瞳を張る座標軸に対して例えば45度だけ回転させることができる。照明瞳を張るこれらの座標軸の一方は、投影リソグラフィ中に照明される物体が投影露光中に変位した物体変位方向と平行に延びている。照明光学ユニットがスキャナ照明投影露光装置内に使用される場合に、物体変位方向は走査方向である。第1の伝達光学ユニット及び照明事前決定ファセットミラーの配置は、物体視野内の照明分布を予め決定する照明光学ユニットの照明瞳の照明が円形形態から外れている包線を用いてもたらされるようなものとすることができる。
これに代えて又はこれに加えて、円形形態から外れている照明瞳の包線は、照明事前決定ファセットミラーの下流に配置された更に別の伝達光学ユニットによって発生させることができる。
照明される物体は、照明光学ユニットによって照明される物体視野に配置することができる。投影露光中に、この物体を物体変位方向に沿って変位させることができる。物体視野は、物体視野座標x及びyによって張られ、y座標は物体変位方向と平行に延びている。最大広がりを有する照明瞳の包線のx/yアスペクト比は、1よりも大きいとすることができ、特に1.1よりも大きく、1.2よりも大きく、1.25よりも大きく、1.5よりも大きく、1.75よりも大きいとすることができ、例えば、2に等しいとすることができる。
請求項2に記載の瞳ファセットミラーを含む照明光学ユニットの実施形態は、その価値を証明したものである。照明光学ユニットの視野平面に配置された視野ファセットミラーは、第1の伝達光学ユニットの一部とすることができる。そのような視野ファセットミラーの視野ファセットは、複数の個々のミラー、特に複数のMEMSミラーに細分(subdivide)することができる。照明光学ユニットの瞳ファセットミラー実施形態の場合に、瞳ファセットの配置が部分瞳領域の配置に対応する。相応に、この場合に、瞳ファセットの配置は、対応する行単位及び/又は列単位の方式で存在する。そのような瞳ファセットも、同じく複数の個々のミラー、例えば、複数のMEMSミラーで構成することができる。その結果、下流の投影光学ユニットに対して全体的に使用することができるエタンデュを最適化することができる。
請求項3に記載の照明光学ユニットは、瞳ファセットミラーを有する実施形態に対する変形を構成する。照明事前決定ファセットミラーが照明光学ユニットの瞳平面から離れた場所に配置されるこの別の実施形態は、鏡面反射器としても公知である。
請求項4に記載の照明瞳の構成は、下流の投影光学ユニットのアナモルフィック効果の補償を可能にする。上記で解説した包線のx/yアスペクト比に対応する最大広がりと最小広がりの間の比は、少なくとも1.2、少なくとも1.4、少なくとも1.5、少なくとも1.7、少なくとも2、少なくとも2.5、少なくとも3、少なくとも3.5、少なくとも4とすることができ、更に大きいとすることができる。照明光学ユニットの伝達光学ユニット及び照明事前決定ファセットミラーは、部分瞳領域が2つの瞳寸法において互いからの同じ間隔を有するように配置することができる。これに代えて、照明光学ユニットの伝達光学ユニット及び照明事前決定ファセットミラーは、部分瞳領域が、最小広がりを有する瞳寸法よりも最大広がりを有する瞳寸法において互いから大きく離間するように配置することができる。
請求項5に記載の部分瞳領域のオフセット配置は、照明瞳内の部分瞳領域の更に別の密集化を可能にする。配置の行のうちの1つの部分瞳領域を配置の隣接行の部分瞳領域に対して、行内で互いに隣接する部分瞳領域の間隔の半分だけオフセットして配置することができる。一例として、列の内部及び行内の部分瞳領域の間隔に基づいて、すなわち、そのような行単位及び列単位の配置の格子定数に基づいて、この場合に、部分瞳領域の回転した直交配置、又は他に部分瞳領域の六角形配置を出現させることができる。
隣接行の部分瞳領域は、行の広がりに対して垂直な方向に互いに部分的に重なることができ、それによって照明瞳内の部分瞳領域の配置の密集度が更に高まる。対応する陳述が、可能な列の重ね合わせに適用される。
請求項9に記載の照明瞳内でさえも、1から外れた部分瞳領域のアスペクト比は、照明光学ユニットから下流に配置された投影光学ユニットのアナモルフィック効果の事前補償のために使用することができる。部分瞳領域のアスペクト比は、その後の投影光学ユニットのアナモルフィック効果の結果として投影光学ユニットの射出瞳内に続いて例えば円形の部分瞳領域が出現するように事前設定することができる。部分瞳領域の最大広がりと最小広がりの間の比は、少なくとも1.2、少なくとも1.4、少なくとも1.5、少なくとも1.7、少なくとも2、少なくとも2.5、少なくとも3、少なくとも3.5、少なくとも4とすることができ、更に大きいとすることができる。部分瞳領域は、特に楕円形実施形態を有することができる。アスペクト比は、光源に起因する可能性があり、又は伝達光学ユニットを用いて、例えば、照明光学ユニット内におけるアナモルフィック結像によって達成することができるかのいずれかである。部分瞳領域の最大広がりを有する部分瞳寸法は、照明瞳の包線の最大広がりを有する瞳寸法と平行に延びることができる。
請求項10に記載の伝達ファセットは、一体形成により、又は個々のMEMSミラーの群として具現化することができる。伝達ファセット又は伝達ファセット群は、円柱光学ユニットとして具現化することができる。それによって照明光学ユニットの望ましいアナモルフィック像への寄与を発生させることができる。
請求項11に記載の伝達ファセットミラーの包線のアスペクト比は、伝達ファセットミラーが照明光学ユニットのアナモルフィック結像の一部である場合に有利とすることができる。最大視野寸法は、最小瞳寸法と平行に延びることができる。最小視野寸法は、最大瞳寸法と平行に延びることができる。
請求項12に記載のコレクターは、照明光学ユニットのアナモルフィック結像効果の事前決定に特に適することが見出されている。このコレクターによって照明光学ユニットの追加の構成要素が省かれる。そのようなコレクターのアナモルフィック結像は、回転対称から外れた部分瞳領域、特に楕円形部分瞳領域を発生させることができる。コレクターは、照明光のビーム経路に光源の2次中間像を発生させるコレクターサブユニットを含むことができる。コレクターは、照明瞳の瞳平面に更に別の中間像を発生させる少なくとも1つの更に別のコレクターサブユニットを含むことができる。2次中間像は回転対称とすることができる。コレクターは、NIミラー及び/又はGIミラーによって達成されるコレクターサブユニット又はコレクター構成要素を含むことができる。コレクターサブユニットのうちの少なくとも1つは、ウォルターコレクターユニットとして構成することができる。一例として、ウォルター光学ユニットは、US 2003/0043455 A1及びその中で明記されている引用文献に記載されている。コレクターは、回転対称から外れた光源の中間像を第1の中間像として発生させることができる。次いで、そのような中間像を伝達光学ユニットの更に別の構成要素によって照明瞳の瞳平面に結像することができる。
請求項13に記載の更に別の伝達光学ユニットは、照明光学ユニットの光学構成要素を設計する際の自由度数を増加する。更に別の伝達光学ユニットは、アナモルフィック光学ユニットとして具現化することができる。これに代えて、更に別の伝達光学ユニットを用いて予め非回転対称な光源像を結像することができる。更に別の伝達光学ユニットは、回転対称テレスコープ光学ユニットによって具現化することができる。これに代えて、伝達光学ユニットは、少なくとも1つの円柱構成要素を含むことができる。
請求項15に記載の光学系、請求項16に記載の照明系、請求項17に記載の投影露光装置、請求項18に記載の生成方法、及び請求項19に記載の微細構造化又はナノ構造化構成要素の利点は、照明光学ユニットに関して上記で既に解説したものに対応する。
本発明の例示的実施形態を図面に基づいて下記で詳細に説明する。
光源と、照明光学ユニットと、投影光学ユニットとを含むEUVマイクロリソグラフィのための投影露光装置を非常に概略的に示す子午断面図である。 図1に記載の照明光学ユニット内で中間フォーカスから発して投影光学ユニットの物体平面に配置されたレチクルに至る照明光の代表的な個々の光線に関するビーム経路を略例示する類似の子午断面図である。 投影光学ユニットの射出側瞳平面にある射出瞳内に照明光学ユニットによって生成される部分瞳領域の配置を示す図である。 照明光学ユニットの照明瞳の瞳平面内の図3に記載の部分瞳領域配置に属する部分瞳領域配置を示す図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示し、部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示し、部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 図3から図6に記載の照明設定とは異なり、この図には記載の配置を発生させるために照明光学ユニットの照明事前決定ファセットミラーが照明光学ユニットの瞳平面に配置されていない投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示す図である。 図3から図6に記載の照明設定とは異なり、この図には記載の配置を発生させるために照明光学ユニットの照明事前決定ファセットミラーが照明光学ユニットの瞳平面に配置されていない投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示す図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示し、部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示し、部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示し、行単位オフセットを有する部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示し、行単位オフセットを有する部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示し、部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示し、部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示し、照明瞳内で部分瞳領域の直交xy格子を45°だけ回転させることによって生成される部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示し、照明瞳内で部分瞳領域の直交xy格子を45°だけ回転させることによって生成される部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図3に対応する部分瞳配置を示し、図3から図14におけるものとは異なり、部分瞳領域が照明光学ユニットの照明瞳内で円形形態から外れ、すなわち、回転対称ではなく、投影光学ユニットの射出瞳内では円形であり、すなわち、そこでは回転対称である部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 投影露光装置の更に別の照明設定のための図4に対応する部分瞳配置を示し、図3から図14におけるものとは異なり、部分瞳領域が照明光学ユニットの照明瞳内で円形形態から外れ、すなわち、回転対称ではなく、投影光学ユニットの射出瞳内では円形であり、すなわち、そこでは回転対称である部分瞳領域の代替充填を例示する図である。 照明光を第1のファセットミラーを通して照明光学ユニットの照明事前決定ファセットミラーに導くための伝達光学ユニットの一部としてのコレクターの実施形態を示す図である。 照明光学ユニットと投影光学ユニットとを含み、照明光学ユニットの第1のファセットミラーの上流に光源の楕円形中間像を発生させるための第1の伝達光学ユニットを含むEUVマイクロリソグラフィのための投影露光装置の更に別の実施形態を示す、図1と類似の図である。 照明光学ユニットの一実施形態の瞳ファセットミラーの瞳ファセットの焦点距離に対する照明光学ユニットによる第1に瞳結像の結像スケールの依存性、及び第2に視野結像の結像スケールの依存性を示すグラフである。 物体視野内の照明角度分布を予め決定し、円形形態から外れている包線を有する照明光学ユニットの照明瞳を発生させるために照明事前決定ファセットミラーの下流に配置され、回転対称結像効果を有するテレスコープ光学ユニットとして具現化される更に別の伝達光学ユニットを含む照明光学ユニットの更に別の実施形態を含む投影露光装置を示す図18と類似の図である。 更に別の伝達光学ユニットがアナモルフィック光学ユニットとして具現化される照明光学ユニットの更に別の実施形態を含む投影露光装置を示す、図20と類似の図である。 更に別の伝達光学ユニットがアナモルフィック光学ユニットとして具現化される照明光学ユニットの更に別の実施形態を含む投影露光装置を示す、図20と類似の図である。 照明光学ユニットのうちで照明事前決定ファセットミラーの一部分と照明されるレチクルの下流のビーム経路に配置された照明瞳との間にある部分を通る物体変位方向を含む縦断面(yz断面)を示し、照明光学ユニットの照明瞳に配置されない照明事前決定ファセットミラーを含む照明光学ユニットの更に別の実施形態のレンズ部分と円柱光学ユニットの形態にある下流の伝達光学ユニットとを非常に概略的に示す図である。 縦断面(yz断面)と垂直に形成された対応する縦断面(xz断面)を示し、照明光学ユニットの照明瞳に配置されない照明事前決定ファセットミラーを含む照明光学ユニットの更に別の実施形態のレンズ部分と円柱光学ユニットの形態にある下流の伝達光学ユニットとを非常に概略的に示す図である。 図23に記載の光学効果を有する照明光学ユニットの更に別の実施形態を含む投影露光装置を示す図18と類似の図である。 投影光学ユニットの射出瞳内に楕円形部分瞳領域を有する更に別の照明設定(最大瞳充填)の照明部分瞳の配置を示す図3と類似の図である。 照明光学ユニットの照明瞳内の円形部分瞳領域を示す図4と類似の図である。 投影光学ユニットの射出瞳内に楕円形部分瞳領域を有する更に別の充填部分瞳領域配置を示す図25と類似の図である。 照明光学ユニットの照明瞳内の円形部分瞳領域を示す図26と類似の図である。 部分瞳領域の更に別のラスター配置を示す図7と類似の図である。 部分瞳領域の更に別のラスター配置を示す図28と類似の図である。 図25から図29に記載の配置とは異なり、この図に記載の配置を発生させるために照明光学ユニットがその瞳平面に配置されない照明事前決定ファセットミラーを含む部分瞳領域の更に別の配置を示す図29と類似の図である。 図25から図29に記載の配置とは異なり、この図に記載の配置を発生させるために照明光学ユニットがその瞳平面に配置されない照明事前決定ファセットミラーを含む部分瞳領域の更に別の配置を示す図30と類似の図である。 行単位オフセットを有する部分瞳領域の更に別の配置を示す図31と類似の図である。 行単位オフセットを有する部分瞳領域の更に別の配置を示す図32と類似の図である。 投影光学ユニットの射出瞳内で円形であるように具現化される部分瞳領域の配置を示す図27と類似の図である。 照明光学ユニットの照明瞳内で楕円形であるように具現化される部分瞳領域の配置を示す図28と類似の図である。 2つの代表的な視野点の主光線、上側コマ光線、及び下側コマ光線に対する結像ビーム経路を例示し、図1に記載の投影露光装置内で投影レンズとして使用することができる物体側アナモルフィック光学ユニットとして具現化された結像光学ユニットの実施形態を示す子午断面図である。 図37の視線方向XXXVIIIから見た図37に記載の結像光学ユニットの図である。
図1の子午断面に非常に概略的に示すマイクロリソグラフィ投影露光装置1は、照明光3のための光源2を含む。光源は、5nmと30nmの間の波長領域の光を発生させるEUV光源である。この場合に、この光源は、LPP(レーザ生成プラズマ)光源、DPP(放電生成プラズマ)光源、又はシンクロトロン放射線を利用した光源、例えば、自由電子レーザ(FEL)とすることができる。
伝達光学ユニット4は、光源2から発する照明光3を導くように機能する。この伝達光学ユニットは、図1には反射効果に関してのみ示すコレクター5と、第1のファセットミラーとも呼び、下記でより詳細に説明する伝達ファセットミラー6とを含む。コレクター5と伝達ファセットミラー6の間には照明光3の中間フォーカス5aが配置される。
中間フォーカス5aの領域内の照明光3の開口数は、例えば、NA=0.182である。
伝達ファセットミラー6の下流、従って、伝達光学ユニット4の下流には、同じくそれにも関わらず下記でより詳細に説明する照明事前決定ファセットミラー7が配置される。同じく下記でより詳細に説明するように、照明事前決定ファセットミラー7は、照明光学ユニット11の一実施形態では照明光学ユニット11の瞳平面内又はその領域に配置することができ、照明光学ユニット11の更に別の実施形態では照明光学ユニット11の1つ又は複数の瞳平面から離れた場所に配置することができる。
照明光3のビーム経路内で照明事前決定ファセットミラー7の下流には、投影露光装置1の下流投影光学ユニット10の物体平面9に配置されるレチクル12が配置される。投影光学ユニット10及び下記で説明する更に別の実施形態の投影光学ユニットは、それぞれ投影レンズである。
位置関係の例示を容易にするために、下記では直交xyz座標系を使用する。図1では、x方向は作図面と垂直に、その中に入り込むように延びている。図1では、y方向は右に延びている。図1では、z方向は下向きに延びている。図面内に使用する座標系は、互いに平行に延びるx軸をそれぞれ有する。これらの座標系のz軸の広がりは、それぞれ注意する図の範囲で照明光3のそれぞれの主方向を辿る。
光学構成要素5から7は、投影露光装置1の照明光学ユニット11の構成要素である。照明光学ユニット11は、物体平面9内のレチクル12上で物体視野8を定義方式で照明するために使用される。物体視野8は、弓形又は部分円形の形状を有し、互いに平行な2つの円弧と、y方向に長さy0だけ延び、x方向にx0の間隔を有する直線側縁部とによって境界が定められる。アスペクト比x0/y0は13から1までである。図1の挿入図は、物体視野8の平面図(正確な縮尺のものではない)を示している。縁部形態8aは弓形である。変形の同じく可能な物体視野8の場合に、その縁部形態は矩形である。
図1には投影光学ユニット10を部分的かつ非常に概略的にしか示していない。図示しているのは、投影光学ユニット10の物体視野側開口数13と像視野側開口数14とである。例えば、EUV照明光3を反射するミラーとして具現化することができる、投影光学ユニット10の示すこれらの光学構成要素15、16の間には、光学構成要素15、16の間で照明光3を導くための投影光学ユニット10の更に別の光学構成要素(図1には描示していない)が置かれる。
投影光学ユニット10は、物体視野8をそれ程詳細には描示していないホルダによってレチクル12と同じく担持されるウェーハ19上の像平面18の像視野17に結像する。
レチクルホルダとウェーハホルダの両方が、適切な変位デバイスを用いてx方向とy方向の両方に変位可能である。図1では、ウェーハホルダの要求設置空間を20の場所に矩形の四角取り囲みとして描示している。要求設置空間20は、内部に含まれる構成要素に依存するx方向、y方向、及びz方向に広がりを有する矩形である。一例として、要求設置空間20は、像視野17の中心から発してx方向及びy方向に1mの広がりを有する。要求設置空間20は、像平面18から発してz方向にも例えば、1mの広がりを有する。照明光3は、照明光学ユニット11及び投影光学ユニット10内で各々要求設置空間20のそばを通過するように導かれなければならない。
伝達ファセットミラー6は、複数の伝達ファセット21を有する。伝達ファセットミラー6は、MEMSミラーとして構成することができる。図2に記載の子午断面は、これらの伝達ファセット21のうちで、合計で9つの伝達ファセット21を有する行を略示しており、図2ではこれらのファセット21を左から右に211から219に示している。伝達ファセットミラー6は、実際にはかなり多数の伝達ファセット21を有する。伝達ファセット21は、それ程詳細には描示していない複数の伝達ファセット群にグループ分けされる。
全体的に伝達ファセットミラー6は、照明光3による入射を受け、1よりも小さいx/yアスペクト比を有することができる領域を有する。このアスペクト比の値y/xは、少なくとも1.1又はそれよりも更に大きいとすることができる。
瞳平面に配置された照明事前決定ファセットミラー7を有する照明光学ユニットの一実施形態において、伝達ファセット群のx/yアスペクト比は、少なくとも物体視野8のx/yアスペクト比と同じサイズを有する。図示の実施形態において、伝達ファセット群のx/yアスペクト比は、物体視野8のx/yアスペクト比よりも大きい。伝達ファセット群は、物体視野8の縁部形態と類似の部分円形湾曲群縁部形態を有する。伝達ファセットミラー6の設計に関する更なる詳細に関しては、WO 2010/099 807 Aを参照されたい。
伝達ファセット21をグループ分けすることによって形成される伝達ファセット群又はこれらのファセットの群に対応する一体形成ファセットは、x方向に70mmの広がりを有し、y方向に約4mmの広がりを有することができる。
例として、各伝達ファセット群は、x方向に互いからオフセット配置され、y方向に隣接して配置された伝達ファセット21の7つの行からそれぞれ構成される16本の列に配置される。伝達ファセット21の各々は矩形である。
伝達ファセット群の各々は、物体視野8の部分的又は全体的な照明に向けて照明光3の一部分を導く
伝達ファセット21は、少なくとも2つの傾斜位置の間で切換可能なマイクロミラーである。伝達ファセット21は、互いに垂直な2つの回転軸の周りに傾斜可能なマイクロミラーとして具現化することができる。伝達ファセット21は、照明事前決定ファセットミラー7が、事前決定縁部形態と、伝達ファセット21と照明事前決定ファセットミラー7の照明事前決定ファセット25との間の予め決められた関連付けとによって照明されるように位置合わせされる。照明事前決定ファセットミラー7及び投影光学ユニット10の実施形態に関する更なる詳細に関しては、WO 2010/099 807 Aを参照されたい。照明事前決定ファセット25は、少なくとも2つの傾斜位置の間で切換可能なマイクロミラーである。照明事前決定ファセット25は、特に照明事前決定ファセットミラー7が照明光学ユニットの瞳平面から離れた場所に配置される場合に、互いに垂直な2つの傾斜軸の周りに連続的かつ個々に傾斜可能なマイクロミラー、すなわち、複数の異なる傾斜位置に傾けることができるマイクロミラーとして具現化することができる。
伝達ファセット21と照明事前決定ファセット25の間の予め決められた関連付けに関する一例を図2に描示している。伝達ファセット211から219にそれぞれ関連付けられた照明事前決定ファセット25は、この関連付けに対応する添字を有する。この関連付けの結果として、照度ファセット25は、左から右に256、258、253、254、251、257、255、252、及び259という順番で照明される。
添字6、8、及び3のファセット21、25は、図2で左から右に番号が振られた3つの物体視野点26、27、28を第1の照明方向から照明する3つの照明チャネルVI、VIII、及びIIIに関連付けられる。添字4、1、及び7のファセット21、25は、3つの物体視野点26から28を第2の照明方向から照明する3つの更に別の照明チャネルIV、I、及びVIIに関連付けられる。添字5、2、及び9のファセット21、25は、3つの物体視野点26から28を第3の照明方向から照明する3つの更に別の照明チャネルV、II、及びIXに関連付けられる。
以下の照明チャネルに割り当てられた照明方向は各々等しい。
−照明チャネルVI、VIII、III
−照明チャネルIV、I、VII
−照明チャネルV、II、IX
従って、伝達ファセット21は、物体視野8のテレセントリック照明が図で示す照明例をもたらすように照明事前決定ファセット25に割り当てられる。
物体視野8は、伝達ファセットミラー6と照明事前決定ファセットミラー7とによって鏡面反射器の方式で照明される。鏡面反射器の原理はUS 2006/0132747 A1から公知である。
投影光学ユニット10は、930mmの物体/像オフセットdOISを有する。物体/像オフセットdOISは、像視野17の中心点での法線が物体平面9を通る交点からの物体視野8の中心点の距離として定められる。投影光学ユニット10を有する投影露光装置1は、1280mmの中間フォーカス/像オフセットDを有する。中間フォーカス/像オフセットDは、像平面18上での中間フォーカス5aの法線の交点からの像視野17の中心点の距離として定められる。投影光学ユニット10を有する投影露光装置1は、1250mmの照明光ビーム/像オフセットEを有する。照明光ビーム/像オフセットEは、像平面18を通る照明光ビーム3の交差領域からの像視野17の中心点の距離として定められる。
投影光学ユニット10は、円形形態から外れている包線を有する入射瞳を有する。同時に投影光学ユニット10は、この入射瞳が、回転対称な包線を有する像視野側射出瞳に転写されるようなアナモルフィック光学ユニットとして具現化される。図1には、投影光学ユニット10の射出瞳が収まる瞳平面を29aの場所に略示している。
投影光学ユニット10の射出瞳のそのような回転対称の、すなわち、特に円形の包線29を図3に描示している。この包線29内では、照明光3を投影光学ユニット10内の結像光として導くことができる。照明光3が内部で導かれる部分瞳領域30を描示している。すなわち、部分瞳領域30は、照明光学ユニット11の照明チャネルを表している。部分瞳領域30は、ウェーハ19を露光するための四重極照明設定の方式で極31を形成するようにグループ分けされる。図3に記載の極31は、ほぼ扇形の形状を有し、それぞれ約45°の円周角を覆う。この四重極照明設定の個々の極31は、部分瞳領域30のラスター状配置群の包線として出現する。部分瞳領域30は、これらの群内で行単位及び列単位の方式で配置される。
図4は、図3に記載の部分瞳領域30の配置をもたらす照明光3のビーム経路に沿って更に下流にある照明光学ユニット11の照明瞳内の部分瞳領域30の配置を示している。
図1では、照明光学ユニットの照明瞳が収まる瞳平面を32の場所に略示している。この照明瞳平面32は、図1に記載の実施形態では照明事前決定ファセットミラー7の配置平面から離れた場所にある。
変形の照明光学ユニットでは、照明瞳平面32は、照明事前決定ファセットミラーの配置平面と一致する。この場合に、照明事前決定ファセットミラー7は瞳ファセットミラーである。この場合に、照明事前決定ファセット25は瞳ファセットとして具現化される。
この形態は、一体形成瞳ファセット、又は他に複数のマイクロミラーに細分されたミラー群に関することができる。照明光学ユニットの一部としてのそのような瞳ファセットミラーは、例えば、US 6,452,661、US 6,195,201、及びDE 10 2009 047 316 A1から公知である。
図4に記載の照明瞳は、照明事前決定ファセットミラー7が瞳ファセットミラーとして具現化される照明光学ユニット10の変形によって生成される。
図4に記載の照明光学ユニット11の照明瞳は、投影光学ユニット10の入射瞳に適応され、この適応化に従って円形形態から外れている包線33を有する。
照明光学ユニット11の照明瞳の包線33は、照明光学ユニット11の最大広がりを有する照明瞳を内接させることができる輪郭である。照明光学ユニット11の最大広がりを有する照明瞳は、照明光学ユニット11を用いて物体視野8内に最大照明角度帯域幅の照明角度分布を発生させる照明瞳である。照明光学ユニット11によって異なる照明角度分布を有する異なる照明設定を発生させることができる場合に、最大の生成可能面積を有する照明瞳が最大広がりを有する照明瞳である。均一な瞳充填の場合に、最大面積を有するそのような瞳を従来照明設定とも呼ぶ。
図4に記載の実施形態において、包線33は楕円形形状を有する。この適応化に従って、極31も図3に記載の射出瞳内の形状と比較してy方向に圧縮される。図4に記載の照明瞳内では、部分瞳領域30は円形であり、光源2の像として出現する。回転対称な使用光放出面を有する光源2の場合に、従って、非アナモルフィック結像の場合の照明光学ユニット11の照明瞳内に円形形状の部分瞳領域30がもたらされる。
アナモルフィック投影光学ユニット10は、その射出瞳内で楕円形に歪曲され、図3に示すようにx方向よりもy方向に大きい広がりを有する部分瞳領域30をもたらす。
照明瞳の包線33は、第1の瞳寸法、すなわち、x方向に最大広がりAを有し、第2の瞳寸法、すなわち、y方向に最小広がりBを有する。広がりの比A/B、すなわち、包線33のx/yアスペクト比は、投影光学ユニットのアナモルフィック結像スケールの比に対応する。投影光学ユニット10では、これらの結像スケールは、yz平面内で1/8の縮小結像スケールβyであり、xz平面内で1/4の縮小結像スケールβxである。明らかになることは、βx/βy=A/B=2ということである。1.05と5の間の範囲、特に1.2と3の間の範囲にある他の比も可能である。
図4に記載の照明瞳内における部分瞳領域30の配置は、最小広がりBを有する瞳寸法よりも最大広がりAを有する瞳寸法において互いから大きく離間するようなものである。この距離比は、投影光学ユニット10の射出瞳内でほぼ1:1の比(図3を参照されたい)に適合する。
照明瞳における部分瞳領域30の配置は、行Zと列Sとを有するラスター配置である。この場合に、行Zi、Zjの間の距離は、部分瞳領域30の広がりにほぼ対応する。隣接列の間の距離は、個々の部分瞳領域30の広がりの倍数である。
隣接行Zi、Zjの部分瞳領域30は、隣接部分瞳領域30の行間隔aijの半分だけ互いからオフセットして配置される。
図5及び図6は、第1に投影光学ユニット10の射出瞳(図5を参照されたい)内、第2に投影光学ユニット10の入射瞳に適応された照明光学ユニット11の照明瞳(図6を参照されたい)内の部分瞳領域30の変形の配置を示している。図3及び図4に関して上述したものに対応する構成要素及び構造要素、更に、機能を適切に同じ参照符号で表しており、これらに対して再度詳細に解説することはしない。これは、第1に投影光学ユニット10の射出瞳内、第2に投影光学ユニット10の入射瞳に適応された照明光学ユニット11の照明瞳内の部分瞳領域30の配置をそれぞれ示すその後の図の対にも適用される。
図5及び図6に記載の部分瞳領域30の配置も、瞳ファセットミラーとして具現化された照明事前決定ファセットミラーを有する照明光学ユニットによって生成される。図6に記載の瞳ファセットは矩形である。縁部長さのアスペクト比は、投影レンズの結像スケールの比に対応する。
投影光学ユニット10の射出瞳内には、極31の包線の形状において図3に記載の設定とは異なる四重極照明設定の変形が存在する。図5に記載の極31は、ほぼ正方形の形状を有し、極31の半径方向に外側の境界は包線29の形状に従う。
図5及び図6に記載の配置では、部分瞳領域30は、矩形ラスターの形状で配置される。この部分瞳領域配置の行間隔は、図6に記載の照明瞳内の部分瞳領域30の広がりにほぼ対応する。列間隔はその倍数である。
図7及び図8は、図5及び図6に記載のものに原理的に対応する四重極照明設定における、第1に投影光学ユニット10の射出瞳(図7)内、照明光学ユニット11の照明瞳(図8)内の部分瞳領域30の配置を示している。図7及び図8に記載の部分瞳領域30のこの配置は、瞳平面に配置されない照明事前決定ファセットミラー7によって生成される。瞳平面には照明チャネルの重ね合わせが出現し、従って、部分瞳領域30はy方向に互いに融合する。この場合に、部分瞳領域30のy方向の行間隔は、個々の部分瞳領域30の広がりよりも小さい。部分瞳領域の列間隔は、部分瞳領域のx方向の広がりとほぼ同じサイズである。図8では、照明事前決定ファセットミラー7のファセット25は、図6に記載の瞳ファセットのように矩形である。縁部長さのアスペクト比は、投影レンズの結像スケールの比に対応する。
図9及び図10は、更に別の四重極照明設定の場合の部分瞳領域30の更に別の配置変形を示している。図3に記載の設定とは対照的に、図9に記載の設定における極31は切頭扇形の形状で境界が定められ、従って、図3と比較してより大きい最小照明角度を有する四重極照明が出現する。
照明瞳(図10を参照されたい)内では、部分瞳領域30は、隣接列Si、Sjの間隔に対応する隣接行Zi、Zjの間隔を用いて配置される。上述の場合のように、隣接行Zi、Zjの部分瞳領域30は、1つの行内で隣接部分瞳領域30の間隔aijの半分だけそれぞれ互いからオフセットして配置される。部分瞳領域30は、六角形格子で配置することができる。照明事前決定ファセットミラー7のファセット25は、この場合に、円形又は六角形であり、プラズマの形状、すなわち、光源2の形状に適応される。
図11及び図12は、部分瞳領域配置の隣接列の間の距離が短縮された図5及び図6に記載のものに対応する部分瞳領域30の更に別の配置を示している。極31は、投影光学ユニット10の射出瞳内でほぼ正方形の縁部輪郭を有する。
図13及び図14は、この場合に、ラスター配置の行のうちの1つの部分瞳領域30が、ラスター配置の隣接行の部分瞳領域に対して、行内で互いに隣接する部分瞳領域30の間隔aijの半分だけ互いからオフセットして配置された図11及び図12に記載の配置にそれ以外は対応する部分瞳領域30の配置を示している。この配置により、投影光学ユニット10のアナモルフィック結像効果の得られるy方向の圧縮(図13を参照されたい)の後に、射出瞳内でさえも部分瞳領域の非常に密な充填がもたらされる。
照明事前決定ファセットミラー7のファセット25は、一体形成ファセット又は巨視的ファセットとしては具現化されず、マイクロミラーの群によって近似することができる。この場合に、マイクロミラーがそれぞれサブユニット上で組み合わされる場合、これらの実質的ファセットの行単位又は列単位の変位は可能ではない。この場合に、実質的ファセットはサブユニットを超えて延びることができないので、上述の変位は、サブユニット間の移行の結果として存在する間隙に起因して失敗する。特に照明事前決定ファセットミラー7のファセット25のこの技術的実施に関しては、これらのサブユニットを従って、同じく実質的ファセット25の配置を回転対称縁部のない照明瞳、例えば、楕円形照明瞳の長軸に対して回転させた直交格子上で企図することが有利である。走査方向に対して垂直及び並列の瞳の座標x及びyに対して、この回転直交格子は、配置の列のうちの1つSiの部分瞳領域の配置の隣接列のうちの1つSjの部分瞳領域30に対する、列内で互いに隣接する部分瞳領域30の間隔bijの半分の互いからのオフセットに対応する。その結果、上述の変位と実質的に等しい効果を射出瞳内に発生させることができる。これを図14a及び図14bに描示している。
これらの図は、それぞれ瞳が可能な最も相補的な方式で充填される照明設定のための第1に投影光学ユニット10の射出瞳(図14a)、第2にそれに関連付けられた照明光学ユニット11の照明瞳(図14b)の照明の変形を示している。図14a及び図14bの図は、原理的には、例えば、図3及び図4の瞳図に対応する。
図14bは、照明事前決定ファセットミラー7が照明瞳に配置された照明光学ユニット11のための配置に基づくので、部分瞳領域30の配置に従う実質的照明事前決定ファセット25の配置を示している。照明事前決定ファセット25は、直交xy格子に対して45°だけ回転される。
図14aは、投影光学ユニット10の射出瞳内の部分瞳領域30の配置上へのアナモルフィック結像の後に出現する効果を示している。照明瞳内の円形部分瞳領域30の直交回転配置は、射出瞳内では楕円形部分瞳領域30のほぼ六角形の配置になる。
図15及び図16は、照明瞳(図16を参照されたい)内の部分瞳領域30が、それぞれ円形形態から外れている形状を有し、すなわち、図16のx方向である第1の部分瞳寸法に最大広がりを有し、図16のy方向である第2の部分瞳寸法に最小広がりを有するという相違点を有する、図13及び図14にそれ以外は対応する部分瞳領域30の配置を示している。
部分瞳領域30は、軸比が2である楕円形であり、楕円の長軸はx方向と平行に延び、短軸はy方向と平行に延びている。図16に記載の照明瞳内の楕円形部分瞳領域30は、例えば、対応する楕円形光源2の像として出現する。照明瞳内で楕円形である部分瞳領域30の向きは、投影光学ユニット10のアナモルフィック効果の結果として円形部分瞳領域30が投影光学ユニット10の照明瞳内に出現するように選択される。
これに代えて、図16の方式で楕円形である部分瞳領域が、例えば、回転対称光源2のアナモルフィック結像によって出現することも可能である。
図17は、図1に記載のコレクター5の代わりに使用することができるコレクター34が、第1のファセットミラー6と組になって、照明光を瞳平面32に導くための伝達光学ユニット4を形成することに関する例を示している。図1から図16、特に図1及び図2に関して上述したものに対応する構成要素を同じ参照符号で表しており、これらに対して再度詳細に解説することはしない。
コレクター34を含む伝達光学ユニット4は、瞳平面32内の照明瞳内に図16の方式の楕円形部分瞳領域30が生成されるようなアナモルフィック効果を有する。図17には、伝達における第1のファセットミラー6を略示している。第1のファセットミラー6の光学効果が反射において相応に得られることが明らかである。
コレクター34は、その中心光学軸OAに関して回転対称な第1の楕円面ミラー35を照明光3のビーム経路に含む。
楕円面ミラー35は、光源2からの使用放出光を中間フォーカス5aに伝達する。従って、楕円面ミラー35は、照明光3のビーム経路内で光源2の2次中間像を発生させる第1のコレクターサブユニットである。図17に記載の実施形態において、中間像5aは、光源2の対称性を有する。光源2が回転対称である場合に、この回転対称性は中間像5aにも適用される。
照明光3のビーム経路内では、入れ子コレクターとして具現化され、その機能に関して、いかなる場合にもその主平面に関してウォルターコレクターに対応する別のコレクターサブユニット36が楕円面ミラー35に続く。図17は、yz断面内、すなわち、図1に記載の子午断面に対応する平面内のビーム経路を破線を用いて描示している。図17には、この断面に対して垂直なxz断面内の照明光3のビーム経路を一点鎖線を用いて示している。
コレクターサブユニット36は、光学軸OAに関して回転対称な反射面断面形状を有する双曲シェル37と楕円形シェル38とに細分される。
これらの楕円形シェルをyz断面(図17のシェル断面38yを参照されたい)内とxz断面(図17のシェル断面38xを参照されたい)内とにそれぞれ描示している。この場合に、yz断面はシェル断面38yのみを切断することになり、xz断面はシェル断面38xのみを切断することになる。図17では、光学軸の周りの連続的な広がりにおいて互いに接続されるそれぞれの楕円形シェル38に、同じ上付き添字、例えば、添字「1」を付与している。シェル断面38x 1及び38y 1は、異なる曲率半径と異なる円錐定数とを有し、光学軸の周りの周方向に沿って互いに間断なく融合する円錐断面である。このようにして、コレクターサブユニット36の互いに入れ子配置された合計で8つの楕円形シェル38が出現する。
楕円形シェル38x iの偏向反射効果、すなわち、抽象的に屈折力は、それぞれ関連付けられたシェル38y iの偏向反射効果よりも大きい。出現するものは、楕円形シェル38xによって反射された照明光3の光線が互いに対して収束するように伝播し、楕円形シェル38yによって反射された照明光3の光線が互いに平行に伝播する図17に示すようなコレクターサブユニット36と第1のファセットミラー6の間の照明光3のビーム経路である。
yz平面内では、第1のファセットミラー6の伝達ファセット21は結像効果を有し、楕円形シェル38yと組になってyz平面に光源2の更に別の像を発生させる。この像は、瞳平面32内に生成される。次いで、瞳平面32内に、各照明実施チャネル又は照明チャネルに対する部分瞳領域30が生成される。xz平面内では、第1のファセットミラー6の伝達ファセットは結像効果を持たず、従って、照明光3は、xz平面内で平面ミラーによって反射されることになる場合と同じく伝達ファセット21によって反射され、図17に記載の概略的な伝達図では、それによってxz方向に伝播する照明光3の一点鎖線の光線の方向の変化がもたらされることはない。従って、同じく瞳平面32内に中間像5aを結像する楕円形シェル38xの結像効果の場合に、この光線の方向は保たれる。
全体的に、図17に記載の配置の第1のファセットミラー6の伝達ファセット21は、yz平面に凹湾曲を有する円柱ミラーとして具現化される。第1のファセットミラー6は、y広がりがx広がりよりも大きい照明領域にわたって照明されるので、瞳平面32内に、例えば、図16に示すようにy広がりがx広がりよりも小さい光源の像、すなわち、部分瞳領域が生成される。
図18は、投影露光装置1の更に別の実施形態を示している。内部にある6つのミラーM1からM6を用いて子午断面に示す投影光学ユニット10の代わりに、例えば、US 2013/0128251 A1に記載されているようなアナモルフィック投影光学ユニットの実施形態を使用することができる。
図18に記載の投影露光装置1の照明光学ユニット11は、光源2の下流のビーム経路にコレクター39と下流の伝達ミラー40とを含み、これらの両方が、この実施形態では回転対称である光源2から楕円形中間像を中間フォーカス5aにおいて発生させるアナモルフィック光学ユニットを形成する。この図では、コレクター39から第1のファセットミラー6までのyz平面内のビーム経路を実線で描示しており、コレクター39から第1のファセットミラー6までのxz平面内のビーム経路を破線で描示している。
伝達光学構成要素39、40の光学効果は、中間フォーカス5aにおける中間像が回転対称ではなく、y方向よりもx方向に大きい広がりを有するようなものである。中間フォーカス5aにおける中間像は楕円形とすることができる。この場合に、この中間像に対応するx/yアスペクト比を有する部分瞳領域30を有する照明瞳が、第1のファセットミラー6と照明事前決定ファセットミラー7とを通して生成される。この実施形態は、例えば、図16に記載の配置に従う部分瞳領域30の配置を照明瞳内に発生させるために使用することができる。図18に記載の照明光学ユニット11では、第1のファセットミラー6の伝達ファセット21は、回転非対称屈折力又は回転対称から十分に外れるいずれかの屈折力を必要としない。第1のファセットミラー6の伝達ファセット21は、照明光3によって垂直には結像されず、これらのファセット21を円環形方式又は楕円形方式で具現化することを有利とすることができる。
図18に記載の例示的実施形態において、伝達ミラー40をNIミラー、すなわち、照明光3による0°と30°の間の入射角における入射を受けるミラーとして描示している。これに代えて伝達ミラー40は、かすめ入射ミラー(GIミラー)、すなわち、照明光3による60°と90°の間の入射角における入射を受けるミラーとして具現化することができる。
上記とは逆に、図17の状況で上述のコレクターサブユニット36のミラー、特に楕円形シェル38は、NIミラーとして具現化することができる。
図18に記載の照明光学ユニット11は、コレクター39の下流に合計で3つのNIミラー構成要素、すなわち、伝達ミラー40と、第1のファセットミラー6と、照明事前決定ファセットミラー7とを含む。それによって必要とされることは、上述の照明光学ユニットとは異なり、図18に記載の照明光学ユニット11内の光源2を投影光学ユニット10と同じ像平面18の側に配置することである。
下記では、投影露光装置1のための照明光学ユニット11の更に別の実施形態を図19及び図20に基づいて説明する。図1から図18、特に図18に関して上述したものに対応する構成要素を同じ参照符号で表しており、これらに対して再度詳細に解説することはしない。
光源2から進んで、図20に記載の照明光学ユニット11は、図1に記載の実施形態にあるコレクター5のものに対応する機能を有する回転対称コレクター41と、その下流の第1のファセットミラー6及び照明事前決定ファセットミラー7とを含む。中間フォーカス5aにおける光源2の像は回転対称である。伝達ファセットミラー6と照明事前決定ファセットミラー7とを用いて、上述の実施形態による円形形態から外れている包線を有する照明瞳が生成される。図20に記載の照明光学ユニット11では、照明事前決定ファセットミラー7は、瞳平面32と共役な瞳平面に配置される。この場合に、瞳ファセットミラーとして機能する照明事前決定ファセットミラー7の広がりは、x方向においてy方向におけるもの2倍大きい。
照明事前決定ファセットミラー7と物体視野8の間には、2つの伝達ミラー43、44を有する更に別の伝達光学ユニット42が配置される。伝達光学ユニット42は、照明事前決定ファセットミラー7と組になって第1に伝達ファセットミラー6の伝達ファセット群を物体視野8上に結像し、第2に瞳平面32aを瞳平面32に配置された投影光学ユニット10の入射瞳上に結像する。この瞳平面32は、物体視野8の上流、すなわち、照明光3のビーム経路内で第2の伝達ミラー44と物体視野8との間、又は物体視野8の下流のレチクル12によって反射された結像光のビーム経路に配置することができる。図20には両方の変形を略示している。このように伝達光学ユニット42は、瞳平面32aを投影光学ユニット10の入射瞳平面32上に結像し、次いで、部分瞳領域30の様々な配置変形に関する解説において上述したように、この入射瞳平面32内に、照明瞳のうちの1つが部分瞳領域30の重ね合わせとして生成される。
伝達光学ユニット42が関わっているこの視野と瞳との組合せ結像に対して、図19のグラフで解説する結像スケールのある一定の対をもたらすことができる。プロットしているものは、各々瞳ファセットミラー7の瞳ファセットの焦点距離fの関数としての結像スケールβである。2つの上側分岐線βZP及びβZFは、伝達光学ユニット42が中間像を発生させる場合の瞳結像(βZP)及び視野結像(βZF)の結像スケールの依存性を表している。2つの下側分岐線βP及びβFは、下記で更に詳述に解説し、図20に記載の投影光学ユニット11内で達成される、伝達光学ユニット42が中間像を生成しない場合を表している。この場合に、βPは瞳結像の結像スケールを表し、βFは視野結像の結像スケールを表している。
図20に記載の照明光学ユニット11は、770mmの領域における瞳ファセットの焦点距離の組合せで、瞳結像に対して−1という結像スケールβPが、視野結像に対してほぼ−1.75という結像スケールが提供されるように寸法決めされる。第1の伝達ミラー43は、約−1100mmの焦点距離を有し、第2の伝達ミラー44は、絶対値で約1000mmの若干小さい焦点距離を有する。照明光3が入射する瞳ファセットミラー7の使用領域は、x方向に約500mmの広がりを有し、y方向に約250mmの広がりを有する。
図21は、投影露光装置1に使用するための照明光学ユニット11の更に別の実施形態を示している。図1から図20に関して上述したものに対応する構成要素及び構造要素、更に、機能を同じ参照符号で表しており、これらに対して再度詳細に解説することはしない。
図21に記載の照明光学ユニット11では、この場合は瞳ファセットミラー7として具現化される照明事前決定ファセットミラー7は円形であり、すなわち、1というxyアスペクト比を有する。瞳ファセットミラー7の下流の伝達光学ユニット42はアナモルフィック光学ユニットとして具現化され、様々な部分瞳領域配置の関連において上述したように、瞳からの円形形態から外れている包線33を有するが、それにも関わらず回転対称包線を用いて瞳平面32aに存在する照明光学ユニット11の照明瞳を発生させる。
図21に記載のアナモルフィック伝達光学ユニット42は、この場合に、照明光3による入射の順番に参照番号45及び46で表す2つの伝達ミラーを用いて具現化される。約1010mm及び670mmの瞳ファセットミラー7の瞳ファセットの焦点距離と合わさって、この伝達光学ユニット42は、xy平面に約−1.2、yz平面に約2.4の結像スケールβFを発生させる。同時に、伝達光学ユニット42は、円形瞳ファセットミラーをxz平面内及びyz平面にそれぞれ−1.5及び−0.75の結像スケールで結像し、従って、望ましい楕円形入射瞳を与える。
伝達ミラー45、46の焦点距離は、xz平面内で−12.6m及び1214mmであり、yz平面内で−461mm及び889mmである。
図21に記載の照明光学ユニット11では、瞳ファセットミラー7上の入射領域は184mmの全半径を有する。従って、瞳ファセットミラー7上の入射領域の直径は、図20に記載の瞳ファセットミラー7内の入射領域の最大広がりよりも有意に小さい。この小さいスイッチング角度は、伝達ファセット21に対して小さいスイッチング角度をもたらす。それによってこれらのファセット21の技術的実施が容易になる。
図21に記載の照明光学ユニット11では、伝達ファセット21がグループ分けされた伝達ファセット群、又はこれらのファセット群に対応する一体形成ファセットは、x方向に100mm、y方向に3mmの広がりを有する。
図22は、図21に記載の伝達光学ユニット42にそれ以外は対応する異なる設計の伝達光学ユニット47を含む図21にそれ以外は対応する照明光学ユニット11の更に別の実施形態を示している。伝達光学ユニット47の伝達ミラー45、46は、それぞれ約2010mm及び1020mmの瞳ファセットミラー7の瞳ファセットの焦点距離に整合され、ここでもまた、中間像を伴わずに視野及び瞳を結像する。それによってそれぞれ−1.3及び−0.65という瞳結像に対する結像スケールβP、及びそれぞれ−1.0及び−2.0という視野結像に対する結像スケールβFがもたらされる。
図22に記載の照明光学ユニット11においても瞳ファセットミラー7は円形であり、瞳ファセットミラー7の入射領域は211mmの半径を有する。
伝達ファセット21をグループ分けすることによって形成される伝達ファセット群又はこれらの群に対応する一体形成視野ファセットは、x方向に120mm、y方向に4mmよりも若干小さい寸法を有する。
特に照明事前決定ファセットミラーが瞳平面に配置されない場合に、すなわち、鏡面反射器として具現化される場合に、伝達ファセット21の必要なスイッチング角度を低減するために、照明事前決定ファセットミラー7の下流に配置された伝達光学ユニットを使用することができる。
図23aは、照明事前決定ファセットミラー7と、この場合は照明光3のビーム経路にあるレチクル12の下流に配置された内部に照明瞳が生成される瞳平面32との間の照明光学ユニット11の一部分を通るyz断面を示している。
図23bは、対応するxz断面を示している。
図示しているのは、ここでもまた、上述の図17と同等な概略的な伝達レンズ断面内の照明光3のビーム経路の構造である。
照明瞳内の部分瞳領域30の広がりは、次式の関係から明らかになる。
Δk=l(1/zEP−1/zSR)
Δkは、照明角度の変化に対する尺度であり、従って、それぞれ注意する照明チャネルに属するそれぞれの部分瞳領域30の広がりに対する尺度である。この場合に、lは、それぞれ注意する座標軸x又はyにおける物体視野8の広がりを表している。zEPは、照明瞳と物体平面9の間のz方向の、すなわち、照明光3のビーム経路に沿った距離を表している。yz平面内のこの距離は、xz平面内と異なることができる。zSRは、物体平面9からの照明事前決定ファセットミラー7のz方向距離を表している。
yz平面、すなわち、物体変位方向yを含む平面内で上式を考える場合に、lは走査長(走査方向の物体視野寸法)を表している。この場合に、Δkは、y方向の走査処理中に積分方式で出現する部分瞳領域30の長さを表している。従って、走査処理の結果として、それぞれの部分瞳領域30は、走査方向に沿ってロッド成形方式で変形され、これが、部分瞳領域30をロッドとも呼ぶ理由である。
アナモルフィック投影光学ユニット10の場合に走査積分方式でもたらすことができることは、照明瞳が、全域又は予め決められた照明極(例えば、図4の極31を参照されたい)内のいずれかにおいて部分瞳領域30によって完全に充填されること、すなわち、走査積分方式でレチクル12上の点が、照明瞳の内部又は所定極内で全ての照明方向からの照明光による入射を受けることである。zSR及びzEPに対する距離条件と投影露光装置の走査幾何学形状との適切な整合により、走査積分方式で均一に完全充填された瞳を所定許容範囲で達成することができる。
照明事前決定ファセットミラー7とレチクル8の間には、照明事前決定ファセットミラー7の下流に配置された伝達光学ユニットに対応する円柱ミラー48が配置される。円柱ミラー48はxz平面にのみ結像効果を有し、この結像効果の結果、図23bに示すように、照明事前決定ファセットミラー7の虚像拡大がもたらされる。図23bには、49の場所に照明事前決定ファセットミラー7の虚像拡大像を示している。この場合に、円柱ミラー48の結果として、図23bに双方向矢印49を用いて示すように、x広がりに関して照明事前決定ファセットミラー7のサイズ縮小がある。その結果、伝達ファセット21の必要なスイッチング角度が低減される。上述の場合のように、第1にyz平面内、第2にxz平面内の図23に記載の照明光学ユニットの異なる結像効果に起因して、照明瞳平面に楕円形部分瞳領域30が出現する。次いで、これらの楕円形部分瞳領域30は、例えば、図15及び図16の関連において上述したように、投影光学ユニット10の射出瞳内の円形部分瞳領域30に変換される。
瞳平面32は、xz平面内でyz平面内と同じz座標を有する必要はない。図23にはこれも示しており、レチクル12と瞳平面32の間の距離は図23bよりも図23aにおいて大きい。
図23で記述した伝達ファセット21の傾斜角要件の低減に対する代替として、ファセット21の大きいスイッチング角度を必要とする照明事前決定ファセットミラー7のアスペクト比を個別の大きいスイッチング角度及び精度に向けて設計された2つの傾斜軸を含む伝達ファセット21によって対処することができる。一例として、これらの異方性傾斜角特性は、異なる硬度を有するバネヒンジ、異なる位置決め力又は異方性減衰を使用する位置決めモータによって達成することができる。
図24は、そのような円柱ミラー48を含む投影光学ユニット11の例示的実施形態を含む投影露光装置1の変形を示している。コレクター41から進んで、図24に記載の投影光学ユニット11は、ここでもまた、奇数個の反射構成要素、すなわち、伝達ファセットミラー6と、照明事前決定ファセットミラー7と、円柱ミラー48とを含む。従って、図24に記載の照明光学ユニットでは、図18に記載の照明光学ユニットと同等な方式で、光源も、投影光学ユニット10と同じ像平面18の側に配置される。
図25から図36は、それぞれ可能な限り完全に充填される瞳を有する照明設定のための第1に照明光学ユニット11の照明瞳の第2に投影光学ユニット10の射出瞳の照明の更に別の変形を示している。図25から図36の図は、原理的に図3から図16の瞳図に対応する。
図25は、円形包線29を有する投影光学ユニット10の射出瞳内に楕円形部分瞳領域30を有する実施形態を示している。部分瞳領域30は、約1/2というx/yアスペクト比を有する楕円形である。関連付けられる照明瞳(図26を参照されたい)は、2というx/yアスペクト比を有する包線33と、円形部分瞳領域30とを有する。照明瞳内で入射を受ける全体的な領域は楕円形である。
射出瞳(図25)内では、部分瞳領域30のラスター配置は、x方向とy方向とで同じ格子定数を用いて存在する。
図27及び図28は、第1に投影光学ユニット10の射出瞳内、第2に照明光学ユニット11の照明瞳内の部分瞳領域30の充填密度が高いという相違点を用いて図25及び図26に対応する。
図29及び図30は、この場合に、ラスター配置の列のうちの1つの部分瞳領域30が、ラスター配置の隣接列の部分瞳領域に対して、列内で互いに隣接する部分瞳領域30の間隔の半分だけ互いからオフセットして配置された部分瞳領域30の配置を示している。更に、隣接行の間の間隔が部分瞳領域30のy広がりよりも小さいので、隣接行の部分瞳領域30は重なる。それによってレンズの射出瞳内の照明部分瞳の配置の対称性の破壊の低減がもたらされ、その結果、投影露光装置の結像特性の低い方向依存性がもたらされる(図29を参照されたい)。
図31及び図32は、図25から図29とは異なり、照明事前決定ファセットミラー7が瞳平面内ではなく、そこから離れた場所に配置される、図27、図28のものに対応する部分瞳領域配置を示している。それによって前と同じくy座標軸における部分瞳領域30の集密状態がもたらされる。
図33及び図34は、部分瞳領域30が第1にオフセット方式で第2に密充填方式で配置される瞳平面から離れた場所に配置された照明事前決定設定ミラーを使用する場合の図29及び図30と同等な部分瞳領域配置の状況を示している。この配置により、投影光学ユニット10の射出瞳の非入射領域のない事実上完全な充填がもたらされる。
図35及び図36は、照明瞳内に楕円形部分瞳領域を有し(図36を参照されたい)、投影光学ユニット10のアナモルフィック効果の結果として投影光学ユニット10の射出瞳内に得られる円形の部分瞳領域30を有する、ここでもまた、図15及び図16と同等な状況を示している。
図37及び図38は、投影露光装置1内で投影光学ユニット10の代わりに使用することができる投影光学ユニットの更に別の実施形態50の光学設計を示している。図37及び図38に各々図示しているのは、図37及び図38のy方向に分離した物体視野点から発する3つの個々の光線のビーム経路である。図示しているのは、主光線51、すなわち、投影光学ユニット50の瞳平面内で瞳中心を通過する個々の光線、並びに各々これらの物体視野点の上側及び下側のコマ光線52である。図37は、投影光学ユニット50の子午断面を示している。図38は、投影光学ユニット50の矢状断面を示している。
物体視野8から発して、主光線51は、物体平面9の法線と5.1°の角度CRAOを含む。
物体平面9は、像平面18と平行に位置する。
投影光学ユニット50は、0.55という像側開口数を有する。
図2に記載の投影光学ユニット50は、物体視野8から発する個々の光線15のビーム経路の順番にM1からM8と番号を振った合計で8つのミラーを有する。そのような結像光学ユニットは、異なる個数のミラー、例えば、4つのミラー又は6つのミラーを有することができる。
物体側では、投影光学ユニット50はアナモルフィック光学ユニットとして具現化される。図37に記載のyz断面内で、投影光学ユニット50は1/8という縮小結像スケールβyを有する。それに対して垂直なxz平面(図38を参照されたい)内では、投影光学ユニット50は1/4という縮小結像スケールβxを有する。
回転対称射出瞳との組合せで、これらの異なる結像スケールβx、βyは、図37と図38の間の比較から容易に明らかなように、xz平面と比較してyz平面内でサイズが半分である物体側開口数をもたらす。その結果、yz平面内で5.1°の有利に小さい主光線角度CRAOが得られる。
この場合に関するアナモルフィック投影レンズの利点は、US 2013/0128251 A1においても解説されており、この文献は、その全体が本出願に引用によって組み込まれている。
投影光学ユニット50のアナモルフィック効果は、ミラーM1からM8の全ての光学面に分散される。
図37及び図38は、ミラーM1からM8の計算上の反射面を描示している。図37及び図38に記載の図から分るように、これらの計算上の反射面の一部分しか使用されない。本物のミラーM1からM8内には、反射面のこの実用領域しか実際には存在しない。これらの使用反射面は、ミラー本体によって公知の方式で担持される。
投影光学ユニット50では、ミラーM1、M4、M7、及びM8は、法線入射ミラー、すなわち、結像光3が45°よりも小さい入射角で入射するミラーとして具現化される。従って、投影光学ユニット50は、合計で4つの法線入射ミラーM1、M4、M7、及びM8を有する。
ミラーM2、M3、M5、及びM6は、照明光3のかすめ入射のためのミラー、すなわち、結像光3が60°よりも大きい入射角で入射するミラーである。かすめ入射ミラーM2、M3及びM5、M6上への結像光3の個々の光線15の典型的な入射角は、80°の領域内にある。全体的に、投影光学ユニット50は、正確に4つのかすめ入射ミラーM2、M3、M5、及びM6を含む。
ミラーM2及びM3は、結像光3のビーム経路内で直接連続して配置されたミラー対を形成する。ミラーM5及びM6も、結像光3のビーム経路内で直接連続して配置されたミラー対を形成する。
一方のミラー対M2、M3と、他方のミラー対M5、M6とは、これらの2つのミラー対のそれぞれのミラーM2、M3又はM5、M6上の反射角が合算されるように結像光3を反射する。従って、それぞれのミラー対M2、M3及びM5、M6のそれぞれの第2のミラーM3及びM6は、それぞれの最初のミラーM2、M5がそれぞれの個々の光線に対して作用する偏向効果を増幅する。ミラー対M2、M3及びM5、M6それぞれのミラーのこの配置は、照明光学ユニットに関するDE 10 2009 045 096 A1に記載されているものに対応する。
かすめ入射ミラーM2、M3、M5、及びM6は、各々半径に対して非常に大きい絶対値を有し、すなわち、平面からの比較的小さいずれを有する。従って、これらのかすめ入射ミラーM2、M3、M5、及びM6は、事実上屈折力を持たず、すなわち、凹ミラー又は、凸ミラーのような全体的なビーム形成効果を事実上持たないが、特に特定の局所収差補正に寄与する。
ミラーM1からM8は、結像光3に対してその反射率を最適化するコーティングを担持する。このコーティングは、ルテニウムコーティング、モリブデンコーティング、又は最上層がルテニウムで製造されたモリブデンコーティングとすることができる。かすめ入射ミラーM2、M3、M5、及びM6では、例えば、モリブデン又はルテニウムで製造された段を有するコーティングを使用することができる。特に法線入射ミラーM1、M4、M7、及びM8のこれらの高反射層は、異なる材料から連続層を製造することができる多段層として具現化することができる。交替する材料の層を使用することができる。典型的な多段層は、各々モリブデン層とシリコン層とで製造された50個の二重段を含むことができる。
ミラーM8、すなわち、像視野8の前の結像ビーム経路内で最後のミラーは、最後から第3のミラーM6から最後から第2のミラーM7に反射された結像光3が通過するための通過開口部54を有する。ミラーM8は、通過開口部54の周りにおいて反射方式に使用される。全ての他のミラーミラーM1からM7は通過開口部を含まず、間隙のない連続領域内で反射方式に使用される。
ミラーM1からM8は、回転対称関数によって表すことができない自由曲面として具現化される。ミラーM1からM8のうちの少なくとも1つが回転対称非球面として具現化される投影光学ユニット50の他の実施形態も可能である。更に、全てのミラーM1からM8をそのような非球面として具現化することができる。
自由曲面は、以下の自由曲面式(式1)によって表すことができる。
Figure 0006655545
(1)
この式(1)のパラメータに対して以下のことが適用される。
PHは、x2+y2=r2である時の点x,yにおける自由曲面のサグである。上式中のrは、自由曲面式の基準軸(x=0;y=0)からの距離である。
自由曲面式(1)中で、C1、C2、C3...は、x及びyのべき乗における自由曲面級数展開の係数を表している。
円錐底面区域の場合に、cx、cyは、対応する非球面の頂点曲率に対応する定数である。従って、cx=1/Rx及びcy=1/Ryが成り立つ。kx及びkyの各々は、対応する非球面の円錐定数に対応する。従って、式(1)は、双円錐形自由曲面を表している。
回転対称基準面から変形の可能な自由曲面を発生させることができる。マイクロリソグラフィ投影露光装置の投影光学ユニットのミラーの反射面のためのそのような自由曲面は、US 2007−0058269 A1から公知である。
これに代えて、自由曲面は、2次元スプライン面を用いて表すことができる。これに関する例は、ベジェ曲線又は不均一有理基底スプライン(NURBS)である。一例として、2次元スプライン面は、xy平面内の点格子と、それに関連付けられるz値とにより、又はこれらの点と、それに関連付けられる勾配とによって表すことができる。スプライン面のそれぞれのタイプに基づいて、例えば、連続性及びその微分可能性に関して特定の性質を有する多項式又は関数を用いた格子点の間の内挿によって完全な面が得られる。これに関する例は解析関数である。
投影光学ユニット50のミラーM1からM8の反射面の光学設計データは、以下に続く表から集めることができる。これらの光学設計データは、各々像平面18から進み、すなわち、それぞれの投影光学ユニットを像平面18と物体平面9との間で結像光3の逆伝播方向に説明する。
これらの表のうちの最初は、光学構成要素の光学面に関する頂点半径(半径=R=Ry)を明記している。
第2の表は、ミラーM1からM8に関してmmを単位として、円錐定数kx及びky、場合によって値R(=Ry)から外れる頂点半径Rx、及び自由曲面係数Cnを明記している。
更に、第3の表は、基準面から進むそれぞれのミラーがy方向に偏心され(DCY)、z方向に変位(DCZ)及び傾斜(TLA、TLC)された大きさを明記している。この変位及び傾斜は、自由曲面設計法を実施するときの平行変位及び傾斜に対応する。この場合に、変位は、y方向とz方向とにmmを単位として具現化され、傾斜は、x軸及びz軸の周りに実施される。この場合に、傾斜角は度を単位として明記したものである。最初に偏心が実施され、傾斜がそれに続く。偏心の間の基準面は、各々明記した光学設計データの最初の面である。物体視野8に関してもy方向及びz方向の偏心を明記している。
更に4番目の表は、ミラーM8からM1の伝達率データ、すなわち、それぞれのミラー上で中心に入射する照明光光線の入射角に対する反射率を明記している。全体伝達率は、入射強度から投影光学ユニット内の全てのミラーでの反射の後に残る比例ファクタとして明記している。
Figure 0006655545
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投影光学ユニット50の全体反射率は、10.17%である。
非球面ミラーの回転対称軸は、表内の傾斜値によって明らかなように、像平面9の法線に対して一般的に傾斜している。
物体視野8は、13mmの2倍のx広がりと1.20mmのy広がりとを有する。投影光学ユニット50は、照明光3の13.5nmの作動波長に対して最適化される。
投影光学ユニット50は、正確に8つのミラーM1からM8を有する。一方でミラーM2及びM3、他方でM5、M6は、かすめ入射ミラーとして具現化され、各々結像ビーム経路内で互いに直接前後するミラー対として配置される。投影光学ユニット50は、正確に4つのかすめ入射ミラー、すなわち、ミラーM2、M3、M5、及びM6を有する。ミラーM1、M4、M7、及びM8は法線入射ミラーとして具現化される。
投影光学ユニット50では、ミラーM1とM2の間のミラーM2上でのかすめ入射の近くに絞り53が配置される。絞り53は、ミラーM1とM2の間の照明光又は結像光3のビーム経路内で最初の瞳平面の領域に配置される。この最初の瞳平面53は、中心視野点の主光線51に対して傾斜され、すなわち、この主光線の間に角度≠90°を含む。結像光3の全体のビームが、ミラーM1とM2の間のこの最初の瞳平面の領域内で全ての側からアクセス可能であり、従って、開口絞りとして具現化される絞り53がここに配置される。これに代えて又はこれに加えて、ミラーM2の面上に直接絞りを配置することができる。
xz平面(図38を参照されたい)内では、照明光のビーム経路内で物体視野8の2740mm手前に投影光学ユニット50の入射瞳が位置する。yz平面内では、入射瞳は、投影光学ユニット50の結像ビーム経路内で物体視野8の5430mm下流に位置する。従って、物体視野8から発する主光線51の広がりは、図37に記載の子午断面内と、図38に記載の図内の両方で収束する。
xz断面(図38を参照されたい)内では、絞り53は、そのyz断面内の位置と比較してz方向に変位した位置に配置することができる。
物体視野8と像視野17の間のz距離、すなわち、投影光学ユニット50の構造長は約1850mmである。
物体/像オフセット(dOIS)、すなわち、中心物体視野点と中心像視野点の間のy間隔は、約2400mmである。
ミラーM7と像視野17の間の自由作動距離は、83mmである。
投影光学ユニット34では、波面収差に関するRMS値は最大で7.22mλであり、平均で6.65mλである。
最大歪曲値は、x方向に最大で0.10nmであり、y方向に最大で0.10nmである。x方向のテレセントリック性値は、像視野側で最大で1.58mradであり、y方向のテレセントリック性値は、像視野側で最大で0.15mradである。
投影光学ユニット50の更に別のミラーデータは、以下の表から明らかになる。
Figure 0006655545
yz平面(図37)内ではビーム経路内のミラーM5上の反射領域内に、xz平面(図38)内では結像ビーム経路内のミラーM6とM7の間に中間像53aが存在する。
ミラーM7及びM8上の結像光3の反射領域内には投影光学ユニット50の更に別の瞳平面が配置される。
ミラーM7及びM8の領域内の開口絞りを一方でx座標軸、他方でy座標軸に分散させて結像ビーム経路内の2つの位置に配置することができ、例えば、主としてy方向に沿った制限を与えるための開口絞りがミラーM8上に存在し、主としてx方向に沿った制限を与えるための開口絞りがミラーM7上に存在することができる。
ミラーM8は掩蔽され、ミラーM6とM7の間の結像ビーム経路内の照明光3の通過のための通過開口部54を含む。通過開口部54の結果として投影光学ユニット50の開口数の20%未満しか掩蔽されない。従って、投影光学ユニット50の系瞳内では、掩蔽に起因して照明されない面は、全体の系瞳面の0.20 2 よりも小さい。系瞳内の非照明面は、y方向とは異なる広がりをx方向に有することができる。更に、照明することができない系瞳内のこの面は、系瞳の中心に対してx方向及び/又はy方向に偏心させることができる。
結像ビーム経路内の最後のミラーM8のみが、結像光3に対する通過開口部54を含む。他の全てのミラーM1からM7は連続反射面を有する。ミラーM8の反射面は、その通過開口部54の周りに使用される。
ミラーM1、M3、M4、M6、及びM8は、半径に対して負の値を有し、すなわち、原理的に凹ミラーである。他のミラーM2、M5、及びM7は、半径に対して正の値を有し、すなわち、原理的に凸ミラーである。かすめ入射ミラーM2、M3、M5、及びM6は、非常に大きい半径を有し、平面反射面からの小さいずれしか引き起こさない。
投影露光装置1を用いて微細構造化構成要素、特に高集積半導体構成要素、例えば、メモリチップを生成するために、最初にレチクル12及びウェーハ19が与えられる。次いで、投影露光装置1の投影光学ユニットを用いて、レチクル8上の構造がウェーハ19上の光感応層上に投影される。その後に、光感応層を現像することにより、ウェーハ19上に微細構造が生成され、そこから微細構造化又はナノ構造化構成要素が生成される。
30 部分瞳領域
32 瞳平面
33 包線
A 最大広がり
S 列

Claims (18)

  1. 物体視野(8)を照明するための投影リソグラフィのための照明光学ユニット(11)であって、
    光源(2)から発する照明光(3)を導くための第1の伝達光学ユニット(4)を含み、
    前記第1の伝達光学ユニット(4)の下流に配置され、かつ多くの照明事前決定ファセット(25)を含み、照明される照明事前決定ファセット(25)の配置を用いて前記物体視野(8)の予め決められた照明を発生させる照明事前決定ファセットミラー(7)を含み、
    前記物体視野(8)内の照明角度分布を予め決定する照明光学ユニット(11)の最大広がりを有する照明瞳の円形形態から外れている包線(33)を有する照明をもたらすような照明光学ユニット(11)の配置を含み、
    前記照明瞳は、行単位(line−by−line)(Z)及び/又は列単位(column−by−column)(S)方式に配置されて存在する複数の部分瞳領域(30)に細分され、
    前記照明瞳内の前記部分瞳領域(30)は、第1の部分瞳寸法(x)に最大広がり及び第2の部分瞳寸法(y)に最小広がりを有し、該最大広がりと該最小広がりの間の比が、少なくとも1.1である
    ことを特徴とする照明光学ユニット(11)。
  2. 前記照明事前決定ファセットミラー(7)は、複数の瞳ファセットを含みかつ照明光学ユニットの瞳平面(32)に又はそれと共役な平面(32a)に配置された瞳ファセットミラー(7)として構成され、該瞳ファセットは、前記照明瞳内の前記部分瞳領域(30)を予め決定することを特徴とする請求項1に記載の照明光学ユニット。
  3. 前記物体視野(8)の前記予め決められた照明は、
    前記照明事前決定ファセットミラー(7)の照明可能縁部形態と、
    前記照明事前決定ファセット(25)の個々の傾斜角と、
    を用いて前記物体視野(8)の視野形態及び照明角度分布の予め決められた照明として予め決定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明光学ユニット。
  4. 前記照明瞳の前記包線(33)が、第1の瞳寸法(x)に最大広がり(A)及び第2の瞳寸法(y)に最小広がり(B)を有し、該最大広がり(A)と該最小広がり(B)の間の比が、少なくとも1.1であるような配置を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  5. 前記配置の前記列のうちの1つ(Si)の前記部分瞳領域(30)は、該配置の隣接列(Sj)の該部分瞳領域(30)に対して列内で互いに隣接する部分瞳領域(30)の間隔(bij)の半分だけ互いからオフセットされて配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  6. 前記部分瞳領域(30)の配置は、該部分瞳領域(30)の六角形配置が得られるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の照明光学ユニット。
  7. 前記部分瞳領域(30)の配置は、該部分瞳領域(30)の回転した直交配置が得られるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の照明光学ユニット。
  8. 前記照明光学ユニット(11)の配置は、該照明光学ユニット(11)の照明瞳の前記包線(33)が楕円形状を有するようになっていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  9. 前記部分瞳領域(30)は楕円形部分瞳領域であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  10. 前記第1の伝達光学ユニットは、複数の伝達ファセット(21)を有する伝達ファセットミラー(6)を含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  11. 前記伝達ファセットミラーの包線が、第1の視野寸法(y)に最大広がり及び第2の視野寸法(x)に最小広がりを有し、該最大広がりと該最小広がりの間の比が、少なくとも1.1であることを特徴とする請求項10に記載の照明光学ユニット。
  12. 前記伝達光学ユニット(4)は、照明光学ユニット(11)の前記照明瞳上に前記光源(2)のアナモルフィック像を発生させるコレクター(34)を含むことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  13. 前記照明瞳を発生させるために前記照明事前決定ファセットミラー(7)の下流に配置された更に別の伝達光学ユニット(42;47;48)を特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の照明光学ユニット。
  14. 瞳ファセットミラー(7)の前記包線(33)の配置が楕円形状を有し、瞳ファセット(25)が六角形配置を有する、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明光学ユニット(11)の一部としての該瞳ファセットミラー(7)。
  15. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明光学ユニットと、
    物体視野(8)を像視野(17)に結像するための投影光学ユニット(10)と、
    を含むことを特徴とする光学系。
  16. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明光学ユニットと、
    光源(2)と、
    を含むことを特徴とする照明系。
  17. 請求項15に記載の光学系と、
    光源(2)と、
    を含むことを特徴とする投影露光装置。
  18. 微細構造化構成要素を生成する方法であって、
    レチクル(8)を与える段階と、
    照明光(3)に感応するコーティングを有するウェーハ(19)を与える段階と、
    請求項17に記載の投影露光装置(1)を用いて前記レチクル(8)の少なくとも一部分を前記ウェーハ(19)上に投影する段階と、
    前記照明光(3)に露光された前記光感応層を前記ウェーハ(19)上で現像する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
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