JP6653641B2 - 感光性材料の収納箱 - Google Patents

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Description

本開示は、感光性材料の収納箱に関する。
特許文献1には、開口部が設けられた容器本体と、1枚の段ボール紙を立体形状に組立てることにより構成され、容器本体の開口部に被せられる蓋と、を備える容器が開示されている。また、特許文献2には、1枚のブランク材を組み立てることにより構成された感光材料用の収納箱が開示されている。さらに、特許文献3には、インロウ部を有する内箱と、内箱の外面を覆う外箱と、内箱のインロウ部に嵌合される蓋体と、を備える感光材料用包装箱が開示されている。
特開2008−37428号公報 特開2003−156820号公報 特開平08−334867号公報
特許文献1の容器は、蓋に形成された折返し片が容器本体に形成された舌片に係止されることにより、密封状態とされている。このため、容器内に収容された感光性材料等の収容物を取出し難く、取扱いが容易ではない。また、特許文献2では、感光材料を遮光防湿袋によって密封包装した状態で収納箱に収納する必要がある。このため、特許文献2において、収納箱のみでは遮光性を十分に確保することができない。
また、特許文献3の感光材料用包装箱では、例えばブランクを立体形状に組立てて接着剤等を用いて圧着固定することにより、内箱が形成されている。このため、内箱の組立て作業が煩雑となる。
本開示は、上記事実を考慮して、遮光性を有し、取扱い及び組立てが容易である感光性材料の収納箱を得ることを目的とする。
本開示の第1態様に係る感光性材料の収納箱は、平面展開可能に構成された中箱と、中箱の外面を覆って中箱に嵌合される外箱と、を備える。
上記態様によれば、収納箱が中箱と外箱の2重構造とされているため、遮光性を高めることができる。ここで、中箱は、例えば平面状のブランクを圧着せずに組立てる等の方法により、平面展開可能に構成されている。このため、中箱の組立てが容易であり、また、中箱から感光性材料を容易に取出すことができるため、取扱いが容易である。
本開示の第2態様に係る感光性材料の収納箱は、第1態様に係る感光性材料の収納箱において、外箱は、中箱の下端部側に嵌合される外箱本体と、外箱本体より高さが低く、中箱の上端部側に嵌合される蓋部材と、によって構成されている。
上記態様によれば、外箱が外箱本体と蓋部材とによって構成されているため、蓋部材を取外すことにより中箱から感光性材料を容易に取出すことができる。なお、本態様において、中箱の外箱本体が嵌合される一端部側を「下端部側」、中箱の蓋部材が嵌合される他端部側を「上端部側」とする。同様に、以下に記載の態様において、「下面」とは外箱本体側の面、「上面」とは蓋部材側の面を指す。
本開示の第3態様に係る感光性材料の収納箱は、第2態様に係る感光性材料の収納箱において、外箱本体及び蓋部材は、それぞれ折畳み可能に構成されている。
上記態様によれば、外箱本体と蓋部材が折畳み可能に構成されているため、外箱本体と蓋部材とが折畳み不可能とされている構成と比較して、保管スペース等を小さくすることができ、コストを削減することができる。
本開示の第4態様に係る感光性材料の収納箱は、第3態様に係る感光性材料の収納箱において、外箱本体の下面及び蓋部材の上面の少なくとも一方は、外箱本体及び蓋部材の少なくとも一方の第1胴面に基端部が一体的に接続された第1構成片と、第1胴面に対向する第2胴面に基端部が一体的に接続され、第1構成片の先端部の下部に先端部が差込まれる第2構成片と、を有しており、第2構成片の先端部は円弧形状とされている。
上記態様によれば、外箱本体の下面及び蓋部材の上面の少なくとも一方は、第1構成片及び第1構成片の先端部の下部に先端部が差込まれる第2構成片を有している。ここで、第2構成片の先端部が円弧形状とされているため、第1構成片の先端部の下部に第2構成片を容易に差込むことができ、組立てが容易となる。
本開示の第5態様に係る感光性材料の収納箱は、第2態様〜第4態様のいずれか1つの態様に係る感光性材料の収納箱において、中箱の上面には、中箱の側面及び胴面の少なくとも一方と上面との隙間を覆うフラップが設けられている。
上記態様によれば、中箱は平面展開可能に構成されているため、上面と側面や胴面との間に隙間が生じ易い。しかし、中箱の側面及び胴面の少なくとも一方と上面との隙間を覆うフラップが中箱の上面に設けられているため、蓋部材を取外した際に中箱の上面周囲の隙間から中箱内に光が入ることをフラップによって抑制することができる。
本開示の第6態様に係る感光性材料の収納箱は、第5態様に係る感光性材料の収納箱において、フラップは、中箱の胴面と上面との隙間を覆う胴面フラップであり、胴面フラップの上面からの垂下長さは、20mm以上かつ蓋部材の高さ以下とされている。
上記態様によれば、中箱の胴面と上面との隙間を覆う胴面フラップの垂下長さが20mm以上とされているため、蓋部材を取外した際に胴面フラップが捲上がって隙間から中箱内に光が入ることを抑制することができる。また、胴面フラップの垂下長さが蓋部材の高さ以下とされているため、胴面フラップと外箱本体とが干渉して蓋部材が取外し難くなることを、抑制することができる。
本開示の第7態様に係る感光性材料の収納箱は、第5態様に係る感光性材料の収納箱において、フラップは、中箱の側面と上面との隙間を覆う上側面フラップであり、上側面フラップは、先端部の幅が中箱の上面に一体的に接続する基端部の幅より小さくされている。
上記態様によれば、中箱の側面と上面との隙間を覆う上側面フラップの先端部の幅が基端部の幅より小さくされているため、蓋部材が上側面フラップの先端部に引掛かって蓋部材が取外し難くなることを、抑制することができる。
本開示の第8態様に係る感光性材料の収納箱は、第2態様〜第7態様の何れか1つの態様に係る感光性材料の収納箱において、中箱の下面には、中箱の側面と下面との隙間を覆う下側面フラップが設けられており、下側面フラップは、中箱の側面の幅と同じ幅とされている。
本態様によれば、中箱の側面と下面との隙間を覆う下側面フラップが中箱の側面の幅と同じ幅とされているため、外箱本体を中箱に嵌合させた際に下側面フラップが外箱本体の内面に引掛かり易くなる。このため、外箱本体から中箱が抜け出ることを抑制することができる。
本開示の第9態様に係る感光性材料の収納箱は、第2態様〜第8態様の何れか1つの態様に係る感光性材料の収納箱において、蓋部材には、指掛かりとなる指掛部が形成されている。
本態様によれば、蓋部材に指掛部が形成されているため、指掛部に指を引掛けることにより容易に蓋部材を取外すことができる。
本開示の第10態様に係る感光性材料の収納箱は、第9態様に係る感光性材料の収納箱において、指掛部は貫通孔である。
本態様によれば、指掛部が貫通孔とされているため、指掛部が凸部等である構成と比較して、蓋部材の板厚を増やすことなく蓋部材に指掛部を形成することができる。
本開示によれば、遮光性を有し、取扱い及び組立てが容易である感光性材料の収納箱を得ることができる。
実施形態の一例における感光性材料の収納箱を示す斜視図である。 図1における蓋部材を取外した状態を示す斜視図である。 実施形態の一例における感光性材料の収納箱の中箱の組立てる前の状態を示す展開図である。 感光性材料の収納箱の中箱の組立てた後の状態を示す斜視図である。 実施形態の一例における感光性材料の収納箱の外箱本体の組立てる前の状態を示す展開図である。 感光性材料の収納箱の外箱本体の側面を圧着した状態を示す斜視図である。 感光性材料の収納箱の外箱本体の組み立てた後の状態を示す斜視図である。 実施形態の一例における感光性材料の収納箱の蓋部材の組立てる前の状態を示す展開図である。 感光性材料の収納箱の蓋部材の側面を圧着した状態を示す斜視図である。 感光性材料の収納箱の蓋部材の組み立てた後の状態を示す斜視図である。
以下、本開示に係る感光性材料の収納箱の実施形態の一例について、図1〜図10に沿って説明する。なお、以下、特に記載がない場合には、図中における上方向が収納箱における上方向、図中における下方向が収納箱における下方向とする。
(全体の構成)
本実施形態の収納箱10は、厚紙や段ボール等の紙製とされており、例えば医療用や工業用のレントゲンフイルム等の感光性材料Kを収納する用途に用いられる。なお、感光性材料Kは、収納箱10に直接収納されていてもよく、また、感光や湿度等の影響をより低減するために、遮光性や防湿性等を有する保護袋に包装された状態で収納箱10に収納されていてもよい。
図1、図2に示すように、収納箱10は、長方体形状の中箱12と、中箱12の外面を覆って中箱12に嵌合される外箱14と、を備えている。また、外箱14は、中箱12の下端部側に嵌合される外箱本体16と、外箱本体16より高さが低く、中箱12の上端部側に嵌合される蓋部材18と、によって構成されている。なお、収納箱10はプラスチック製等とされていてもよく、蓋部材18の高さは例えば100mm程度とされている。
(中箱の構成)
中箱12は、図3に示すように、1枚の平面状のブランク20で構成されている。具体的には、ブランク20は、長方形形状の第1胴面22A及び第2胴面22Bと、第1胴面22A、第2胴面22Bの長辺に沿って形成された3つの長方形形状の側面24A、24B、24Cと、第1胴面22Aの短辺に沿ってそれぞれ形成された長方形形状の上面26A及び下面26Bと、を有している。
また、上面26Aの短辺には、それぞれ上側面フラップ28の基端部28Aが一体的に接続されており、上面26Aの長辺には、上胴面フラップ30の基端部30Aが一体的に接続されている。
ここで、上側面フラップ28は、先端部28Bの幅が基端部28Aの幅より小さくされており、上胴面フラップ30側の側端部28Cが基端部28Aから先端部28Bへ向かって傾斜した略台形形状とされている。
なお、上胴面フラップ30は略長方形形状とされており、上胴面フラップ30の先端部30Bから基端部30Aの長さ(垂下長さ)は、例えば20mm以上、かつ、図1に示す蓋部材18の高さ(例えば100mm)以下とされている。
同様に、下面26Bの短辺には、それぞれ下側面フラップ32の基端部32Aが一体的に接続されており、下面26Bの長辺には、下胴面フラップ34の基端部34Aが一体的に接続されている。なお、下側面フラップ32及び下胴面フラップ34は、ともに略長方形形状とされており、下側面フラップ32の幅は、中箱12の側面24A、24B、24Cの幅と略同じか、もしくは僅かに(2mm程度)大きくされている。
中箱12は、図4に示すように、側面24Aと側面24Cとが重なるようにブランク20を立体形状に組立てることによって形成されている。なお、中箱12は接着剤等で圧着されておらず、平面展開可能とされている。
また、ブランク20を組立てた際、上側面フラップ28及び下側面フラップ32は、側面24A(24C)上及び側面24B上にそれぞれ重なるように配置され、上胴面フラップ30及び下胴面フラップ34は第2胴面22B上にそれぞれ重なるように配置される。
つまり、中箱12の側面24A(24C)、24Bと上面26A、下面26Bとの隙間、及び第2胴面22Bと上面26A、下面26Bとの隙間が、上側面フラップ28、下側面フラップ32、上胴面フラップ30、及び下胴面フラップ34によって、それぞれ覆われる。
(外箱本体の構成)
図5〜図7に外箱本体16の構成を示す。なお、図5〜図7では、図中における上方向が外箱本体16における下方向、図中における下方向が外箱本体16における上方向となる。
外箱本体16は、図5に示すように、1枚の平面状のブランク36で構成されている。具体的には、ブランク36は、長方形形状の第1胴面38A及び第2胴面38Bと、第1胴面38A、第2胴面38Bの長辺に沿って形成された2つの長方形形状の側面40A、40B及び圧着代42と、を有している。
また、第1胴面38Aの一方の短辺(図5における上端辺)には、第1構成片44の基端部44Aが一体的に接続されている。第1構成片44は略長方形形状とされており、先端部44Bの両端に一対の係止突起44Cが形成されている。
第2胴面38Bの一方の短辺(図5における上端辺)には、第2構成片46の基端部46Aが一体的に接続されている。なお、第2構成片46の先端部46Bは、円弧形状とされている。また、側面40A、40Bの一方の短辺(図5における上端辺)には、第3構成片48の基端部48Aがそれぞれ一体的に接続されている。
外箱本体16は、図6に示すように、側面40Aと圧着代42とを接着剤等により圧着することで、予め筒状に組立てられている。なお、この状態で、外箱本体16は平面状に折畳み可能とされている。
そして、第1構成片44の係止突起44C上に第3構成片48を重ね、第3構成片48上に第2構成片46を重ね、第1構成片44の先端部44Bの下部に第2構成片46の先端部46Bを差込むことにより、図7に示すように、第1構成片44、第2構成片46、及び第3構成片48によって外箱本体16の下面16Aが形成される。
(蓋部材の構成)
蓋部材18は、図8に示すように、1枚の平面状のブランク50で構成されている。具体的には、ブランク50は、長方形形状の第1胴面52A及び第2胴面52Bと、第1胴面52A、第2胴面52Bの長辺に沿って形成された2つの長方形形状の側面54A、54B及び圧着代56と、を有している。
なお、第1胴面52A及び第2胴面52Bには、指掛部の一例として、楕円形形状の貫通孔58がそれぞれ形成されている。また、第1胴面52Aの一方の短辺(図8における上端辺)には、第1構成片60の基端部60Aが一体的に接続されている。第1構成片60は略長方形形状とされており、先端部60Bの両端に一対の係止突起60Cが形成されている。
第2胴面52Bの一方の短辺(図8における上端辺)には、第2構成片62の基端部62Aが一体的に接続されている。なお、第2構成片62の先端部62Bは、円弧形状とされている。また、側面54A、54Bの一方の短辺(図8における上端辺)には、第3構成片64の基端部64Aがそれぞれ一体的に接続されている。
蓋部材18は、図9に示すように、側面54Aと圧着代56とを接着剤等により圧着することで、予め筒状に組立てられている。なお、この状態で、蓋部材18は平面状に折畳み可能とされている。
そして、第1構成片60の係止突起60C上に第3構成片64を重ね、第3構成片64上に第2構成片62を重ね、第1構成片60の先端部60Bの下部に第2構成片62の先端部62Bを差込むことにより、図10に示すように、第1構成片60、第2構成片62、及び第3構成片64によって蓋部材18の上面18Aが形成される。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態の収納箱10は、手組みによって組立てられる。具体的には、図4に示すように、感光性材料Kを包むようにブランク20を組み立てて中箱12を形成する。また、ブランク36、50をそれぞれ組み立てて、図7、図10に示す外箱本体16及び蓋部材18をそれぞれ形成する。
そして、図2に示すように、中箱12の下端部側に外箱本体16を嵌合し、中箱12の上端部側に蓋部材18を嵌合することで、収納箱10によって図4に示す感光性材料Kを収納する。
なお、収納箱10から感光性材料Kを取出す場合には、蓋部材18を中箱12から取外し、中箱12の上面26Aを展開することで中箱12の上端部を開口させ、中箱12内から感光性材料Kを取出す。
ここで、本実施形態によれば、収納箱10が中箱12と外箱14の2重構造とされている。このため、収納箱10が2重構造とされていない構成と比較して遮光性を高めることができ、収納箱10内に収納されている感光性材料Kのかぶりを抑制することができる。
また、外箱14が外箱本体16と蓋部材18とによって構成されているため、外箱14が1つの部材からなる構成と比較して、中箱12から外箱14を取外し易く、収納箱10から感光性材料Kを容易に取出すことができる。
なお、外箱本体16及び蓋部材18は、図6、図9に示すように、予め筒状に組立てられており、折畳み可能に構成されている。このため、手組みによって下面16A及び上面18Aを形成することで、容易に外箱本体16及び蓋部材18を組立てることができる。また、外箱本体16と蓋部材18とが折畳み不可能とされている構成と比較して、保管スペース等を小さくすることができ、コストを削減することができる。
ここで、外箱本体16の第2構成片46の先端部46B、及び蓋部材18の第2構成片62の先端部62Bがそれぞれ円弧形状とされている。このため、第2構成片46、62の先端部46B、62Bが直線形状等とされている構成と比較して、外箱本体16及び蓋部材18の第1構成片44、60の先端部44B、60Bの下部に、第2構成片46、62の先端部46B、62Bを容易に差込むことができ、組立てが容易となる。
また、本実施形態によれば、蓋部材18の第1胴面52A及び第2胴面52Bに、指掛部としての貫通孔58がそれぞれ形成されている。このため、貫通孔58に指を引掛けることにより容易に蓋部材を取外すことができる。なお、指掛部が貫通孔58とされているため、指掛部が凸部等である構成と比較して、蓋部材18の板厚を増やすことなく蓋部材18に指掛部を形成することができる。
また、本実施形態によれば、平面状のブランク20を圧着することなく組立てることにより、中箱12が平面展開可能に構成されている。このため、中箱12の組立てが容易であり、かつ、中箱12から感光性材料Kを容易に取出すことができるため、取扱いが容易である。
さらに、中箱12に上側面フラップ28、下側面フラップ32、上胴面フラップ30、及び下胴面フラップ34が設けられており、各フラップ28、30、32、34によって、中箱12の側面24A(24C)、24Bと上面26A、下面26Bとの隙間、及び第2胴面22Bと上面26A、下面26Bとの隙間が、それぞれ覆われる。このため、外箱本体16や蓋部材18を取外した際に、中箱12内に光が入ることを各フラップ28、30、32、34によって抑制することができる。
ここで、本実施形態によれば、上胴面フラップ30の先端部30Bから基端部30Aの長さ(垂下長さ)が20mm以上とされているため、蓋部材18を取外した際に上胴面フラップ30が捲上がって隙間から中箱12内に光が入ることを抑制することができる。また、上胴面フラップ30の垂下長さが蓋部材18の高さ以下とされているため、上胴面フラップ30と外箱本体16とが干渉して蓋部材18が取外し難くなることを、抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上側面フラップ28の先端部28Bの幅が基端部28Aの幅より小さくされており、上胴面フラップ30側の側端部28Cが基端部28Aから先端部28Bへ向かって傾斜している。このため、図2に示すように、蓋部材18を中箱12から取外す際に上側面フラップ28が浮上がった場合であっても、上側面フラップ28に引掛かって蓋部材18が取外し難くなることを、抑制することができる。
一方、本実施形態によれば、下側面フラップ32の幅が、中箱12の側面24A、24B、24Cの幅と略同じか、僅かに大きくされている。このため、外箱本体16を中箱12に嵌合させた際に下側面フラップ32が外箱本体16の内面に引掛かり易くなり、外箱本体16から中箱12が抜け出ることを抑制することができる。
(その他の実施形態)
なお、本開示について実施形態の一例を説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、上記実施形態では、外箱14が折畳み可能な外箱本体16と蓋部材18とによって構成されていたが、外箱14は外箱本体と蓋部材とが一体となった1つの部材で構成されていてもよい。また、外箱本体16及び蓋部材18は、予め立体形状の箱状に形成された折畳み不可能な構成とされていてもよい。
また、上記実施形態では、感光性材料Kを収納箱10の中箱12に直接収納し、中箱12内から感光性材料Kを直接取出していた。しかし、感光性材料Kを保護袋で包装した状態で収納箱10の中箱12に収納し、中箱12内から保護袋ごと感光性材料Kを取出す構成としてもよい。
また、図3に示すブランク20の形状は一例であり、中箱12はどのように平面展開可能とされていてもよい。なお、中箱12の隙間を覆うことができる構成であれば、各フラップ28、30、32、34の位置や形状も上記実施形態には限られない。例えば、上側面フラップ28は、両方の側端部28Cが基端部28Aから先端部28Bへ向かって同じ角度で傾斜する等脚台形形状とされていてもよい。同様に、図5、図8に示すブランク36、50の形状も一例である。
また、蓋部材18の指掛部も貫通孔58には限られず、蓋部材18に凹部や凸部等を設けることにより、指掛部を形成してもよい。さらに、貫通孔58の位置や形状等も上記実施形態には限られない。
以下、本開示の実施例1〜8、及び比較例1について具体的に説明する。なお、実施例及び比較例では、遮光性、手組性、取扱性の3項目について収納箱の性能を評価した。評価結果を下記の表1に示す。
Figure 0006653641
遮光性については、側面、胴面、上面の計3箇所を蛍光灯下で30分ずつ照射させて感光性材料のかぶりの確認を行う。かぶり無しの場合をA、かぶり部分が20mm以内の場合をB、かぶり部分が20mm以上100mm以下の場合をC、かぶり部分が100mm以上の場合をDとし、評価A及び評価Bを製品として許容できる範囲とした。
手組性については、収納箱を手組みで組立てる作業時間を測定する。作業時間が2分以内をA、作業時間が2分以上3分以内をB、作業時間が3分以上をC、手組み不可能な場合をDとし、評価A、評価B及び評価Cを製品として許容できる範囲とした。
取扱性については、スムーズに感光性材料を収納箱から取出すことができる場合をA、手間がかかるが感光性材料を収納箱から取出すことができる場合をB、解体しないと感光性材料を収納箱から取出すことができない場合をCとし、評価A及び評価Bを製品として許容できる範囲とした。
(実施例1)
実施例1では、上記実施形態と同様の構成の収納箱を形成した。具体的には、中箱に接着部分がなく、上胴面フラップの垂下長さが30mmとされ、上側面フラップの側端部が傾斜し、下側面フラップが中箱の側面の幅と略同じ幅(直線状)とされている。また、外箱本体及び蓋部材の第2構成片の先端部がそれぞれ円弧形状とされており、蓋部材に指掛部としての貫通孔が形成されている。
図5からも分かるように、実施例1の収納箱では、感光性材料のかぶりが無く、2分以内に収納箱を手組みすることができ、スムーズに蓋部材を取外して感光性材料を収納箱から取出すことができた。
(実施例2)
実施例2では、外箱本体及び蓋部材の第2構成片の先端部の形状が直線形状とされた収納箱を形成した。なお、実施例2において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例2の収納箱では、遮光性及び取扱性は実施例1と同様の結果となったが、収納箱を手組みするのに3分以上かかった。
(実施例3)
実施例3では、上胴面フラップの垂下長さが10mmとされた収納箱を形成した。なお、実施例3において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例3の収納箱では、手組性及び取扱性は実施例1と同様の結果となったが、20mm以内のかぶり部分が生じた。
(実施例4)
実施例4では、上側面フラップが中箱の側面の幅と略同じ幅(直線状)とされた収納箱を形成した。なお、実施例4において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例2の収納箱では、遮光性及び取扱性は実施例1と同様の結果となったが、実施例1と比較して、蓋部材を取外すのに手間がかかった。
(実施例5)
実施例5では、上胴面フラップの垂下長さが蓋部材の高さより大きくされた収納箱を形成した。なお、実施例5において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例5の収納箱では、遮光性及び取扱性は実施例1と同様の結果となったが、実施例1と比較して、上胴面フラップが長いため蓋部材を取外すのに手間がかかった。
(実施例6)
実施例6では、外箱本体側のみ第2構成片の先端部の形状が直線形状とされた収納箱を形成した。なお、実施例6において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例6の収納箱では、遮光性及び取扱性は実施例1と同様の結果となったが、収納箱を手組みするのに2分以上かかった。
(実施例7)
実施例7では、下側面フラップの側端部が上側面フラップのように傾斜された収納箱を形成した。なお、実施例7において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例7の収納箱では、遮光性及び手組性は実施例1と同様の結果となったが、蓋部材を取外す際に外箱本体側が中箱から抜けてしまい、実施例1と比較して、蓋部材を取外すのに手間がかかった。
(実施例8)
実施例8では、蓋部材に指掛部が形成されていない収納箱を形成した。なお、実施例8において、その他の条件は実施例1と同一の条件とした。図5からも分かるように、実施例8の収納箱では、遮光性及び手組性は実施例1と同様の結果となったが、実施例1と比較して、蓋部材を取外すのに手間がかかった。
(比較例1)
比較例1では、中箱、外箱本体、及び蓋部材が立体形状の箱状に組立てられ、接着剤等によって圧着固定されている従来の収納箱を形成した。図5からも分かるように、比較例1の収納箱では、20mm以内のかぶり部分が生じ、かつ、感光性材料をスムーズに収納箱から取出すことができなかった。また、収納箱が予め接着剤等によって固定されて箱状に形成されているため、手組みが不可能であった。
10 収納箱
12 中箱
14 外箱
16 外箱本体
16A 下面
18 蓋部材
18A 上面
20 ブランク
22A 第1胴面
22B 第2胴面
24A、24B、24C 側面
26A 上面
26B 下面
28 上側面フラップ
28A 基端部
28B 先端部
28C 側端部
30 上胴面フラップ
30A 基端部
30B 先端部
32 下側面フラップ
32A 基端部
34 下胴面フラップ
34A 基端部
36 ブランク
38A 第1胴面
38B 第2胴面
40A、40B 側面
42 圧着代
44 第1構成片
44A 基端部
44B 先端部
44C 係止突起
46 第2構成片
46A 基端部
46B 先端部
48 第3構成片
48A 基端部
50 ブランク
52A 第1胴面
52B 第2胴面
54A、54B 側面
56 圧着代
58 貫通孔
60 第1構成片
60A 基端部
60B 先端部
60C 係止突起
62 第2構成片
62A 基端部
62B 先端部
64 第3構成片
64A 基端部
K 感光性材料

Claims (8)

  1. 平面状のブランクを圧着せずに組立てることにより平面展開可能に構成された中箱と、
    前記中箱の下端部側に嵌合される外箱本体と、前記外箱本体より高さが低く、前記中箱の上端部側に嵌合される蓋部材と、によって構成され、前記中箱の外面を覆外箱と、
    前記中箱の上面に設けられ、前記中箱の側面及び胴面の少なくとも一方の外側に配置され、前記中箱の前記側面及び前記胴面の少なくとも一方と前記上面との隙間を覆うことで隙間から前記中箱内に光が入ることを抑制するフラップと、
    を備える感光性材料の収納箱。
  2. 前記外箱本体及び前記蓋部材は、それぞれ折畳み可能に構成されている、請求項に記載の感光性材料の収納箱。
  3. 前記外箱本体の下面及び前記蓋部材の上面の少なくとも一方は、前記外箱本体及び前記蓋部材の少なくとも一方の第1胴面に基端部が一体的に接続された第1構成片と、前記第1胴面に対向する第2胴面に基端部が一体的に接続され、前記第1構成片の先端部に形成された一対の係止突起の間に先端部が差込まれる第2構成片と、を有しており、
    前記第2構成片の前記先端部は円弧形状とされている、
    請求項に記載の感光性材料の収納箱。
  4. 前記フラップは、前記中箱の前記胴面の外側に配置され、前記中箱の前記胴面と前記上面との隙間を覆う胴面フラップであり、
    前記胴面フラップの前記上面からの垂下長さは、20mm以上かつ前記蓋部材の高さ以下とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性材料の収納箱。
  5. 前記フラップは、前記中箱の前記側面の外側に配置され、前記中箱の前記側面と前記上面との隙間を覆う上側面フラップであり、
    前記上側面フラップは、先端部の幅が前記中箱の前記上面に一体的に接続する基端部の幅より小さくされており、
    前記上側面フラップの前記上面からの垂下長さは、前記蓋部材の高さ以下とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性材料の収納箱。
  6. 前記中箱の下面には、前記中箱の前記側面の外側に配置され、前記中箱の前記側面と前記下面との隙間を覆う下側面フラップが設けられており、
    前記下側面フラップは、前記中箱の前記側面の幅と同じ幅とされている、
    請求項のいずれか1項に記載の感光性材料の収納箱。
  7. 前記蓋部材の第1胴面、及び前記第1胴面に対向する第2胴面には、指掛かりとなる指掛部がそれぞれ形成されている、請求項のいずれか1項に記載の感光性材料の収納箱。
  8. 前記指掛部は貫通孔である、請求項に記載の感光性材料の収納箱。
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