JP2013227038A - 包装箱 - Google Patents

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卓朗 伊東
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Abstract

【課題】簡単な構成で、美観を損なうことなく、ロックの強度を向上させることができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱2は、前壁部10と、後壁部12と、一対の側壁部14,14と、底壁部16と、後壁部12の上端に延設された延出部26と、側壁部14,14の上端に延設され、内側へ折り込まれる折込片17,17と、前壁部10の上端に延設され、内側に折り曲げられて、上部開口23を塞ぐ上蓋部18と、上蓋部18の先端に延設され、後壁部12の内側に挿入される挿入片54と、挿入片54の基端における両側部に形成された挿入片スリット60と、折込片17の後壁部12側の側縁に設けられ、挿入片スリット60と係合する凸状部74と、上蓋部18の先端縁の両側部に設けられ、後壁部12側に突出する突出片58,58と、後壁部12と延出部26との境界の両側部に形成され、突出片58と係合する後壁スリット90,90とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、包装箱に関し、詳しくは、電池を包装する包装箱に関する。
電池は、通常、包装箱に収納された状態で店頭に陳列され販売されている。斯かる包装箱としては、例えば、特許文献1に示されるような包装箱が知られている。この包装箱は、上部に開口を有する箱本体と、箱本体の開口を開閉可能な蓋であって、先端縁に折込線を介して連なる挿入片を有する蓋とを備えている。包装箱は、箱本体の開口から所定本数の電池が挿入された後、蓋が閉じられる。このとき蓋の挿入片が蓋本体の開口内へ挿入されることにより、その蓋が箱本体の開口に係止され、これにより包装箱の閉塞状態が維持される。このようにして電池を収納した包装箱は、工場から輸送され店頭にて陳列される。
ところで、上記の包装箱は、輸送時に振動を受けたり、あるいは、作業員や消費者が誤って落下させたりすることがある。この場合、内部の電池は衝撃により蓋を押し開け、外へ飛び出してしまう不具合が生じる虞がある。
斯かる不具合を防ぐため、包装箱の蓋の部分には、通常、ロック機構が設けられている。このようなロック機構としては、例えば、特許文献2に示されるようなロック機構が知られている。特許文献2では、包装箱の開口における両側縁に当該開口内に折り込まれるフラップが設けられ、このフラップと蓋の挿入片とを係合させる。詳しくは、蓋と挿入片との間の折込線の両端部に切込が設けられるとともに、その切込と係合すべき段部がフラップに設けられる。このロック機構においては、蓋が閉じられるとき、包装箱の開口内に蓋の挿入片が挿入されていき、その蓋が前記開口を完全に閉塞したときに、蓋の切込とフラップの段部とが係合することによりロックが掛かる。
特開平07−257642号公報 特開2001−088825号公報
ところで、近年の電池は、高容量化の要請にともない、電池の重量が増加している。このため、従来よりも重量が増した電池を収納した包装箱を落下等させた場合、衝撃がより大きくなる。このように衝撃が増大すると、従来のロック機構では、ロック強度が十分ではなく、電池が包装箱から飛び出す不具合がより生じ易くなる。
このような不具合を防ぐため、閉じた蓋を粘着シールにより箱本体にシール止めすることが考えられる。しかし、この場合、シール止めのための工数が増え、しかも、シール止めの作業は、粘着シールを所定位置に貼付しなければならない煩雑な作業のため生産効率の低下を招いてしまう。一方、包装箱に別部品を付加して蓋のロックを二重にしてロック強度を向上させることも考えられる。しかしながら、そうすると包装箱の構造が複雑化するとともに組立作業も煩雑化し、製造コストが嵩む。また、包装箱を構成する材料の量も増えるので、材料費の増加を招くとともに、包装箱が役目を終えたときの廃棄物の量が増加し、環境負荷が増大する。しかも、追加した部品により包装箱の美観が損なわれるため、消費者の購買意欲を減退させる虞がある。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で、美観を損なうことなく、ロックの強度を向上させることができる包装箱を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、前壁部と、前記前壁部に対向する後壁部と、前記前壁部の両側端と前記後壁部の両側端とをそれぞれ連結する一対の側壁部と、前記前壁部、前記後壁部及び前記一対の側壁部の下端で構成される底部開口を塞ぐ底壁部と、前記後壁部の上端に延設された延出部と、前記一対の側壁部の上端に延設され、内側へ折り込まれる折込片と、前記前壁部の上端に延設され、内側へ折り曲げられて、前記前壁部、前記後壁部及び前記一対の側壁部の上端で構成される上部開口を塞ぐ上蓋部と、前記上蓋部の先端に延設され、前記後壁部の内側に挿入される挿入片と、前記挿入片を前記折込片に係止する第1係止部と、前記上蓋部を前記延出部に係止する第2係止部と、を備える包装箱が提供される。
好ましくは、前記第1係止部は、前記挿入片の基端における両側部が切り欠かれて形成された挿入片スリットと、前記折込片の前記後壁部側の側縁に設けられ、前記挿入片スリットと係合可能な凸状部とを含み、前記第2係止部は、前記上蓋部の先端縁の両側部に設けられ、前記後壁部側に突出する突出片と、前記後壁部と前記延出部との境界の両側部が切り欠かれて形成され、前記突出片と係合可能な後壁スリットとを含む態様とする。
また、前記延出部は、商品吊り下げ手段と係合する吊り下げ孔を更に含んでいる態様とすることが好ましい。
より好ましくは、透明な樹脂材料で形成されている態様とする。
本発明に係る包装箱は、以下の効果を奏する。まず、上蓋部に対して簡単な構成で二重ロックを掛けることができるので、ロック強度が向上し、比較的重い電池を収納しても衝撃により電池が飛び出すことは有効に防止することができる。しかも、この二重ロックを掛ける作業は、上蓋部を閉めるという一度の作業で完了するので、組み立て作業の効率が向上し製造コスト削減にも寄与する。また、別部材等を必要としないので、最小限の材料で構成することができ、包装箱が役目を終えたときの廃棄物の量を少なく抑えられ、環境負荷を小さくすることができるとともに、美観を損なうこともなく、消費者の購買意欲の減退を抑制することができる。
実施形態に係る包装箱を示した斜視図である。 実施形態に係る包装箱の蓋を開けた状態を示した斜視図である。 ブランクの展開図である。 図1中の円S内を拡大し、ロック機構の態様を概略的に示した斜視図である。 図1中のV−V線に沿った部分断面図である。
以下、本発明に係る包装箱2を、図面を参照して説明する。
図1に示したように、包装箱2は、直方体形状をなし、AAサイズの電池4を2本収納可能である。本実施形態において、この包装箱2は全体が無色透明の合成樹脂材料で形成されているため、収納された電池4は外部から視認可能となっている。
この包装箱2は、前壁部10と、前壁部10に対向配置された後壁部12と、後壁部12の上端に延設された延出部26と、前壁部10および後壁部12のそれぞれ対応する側端を相互に連結する一対の側壁部14,14と、前壁部10、後壁部12および一対の側壁部14,14の上端で構成される上部開口23を塞ぐ上蓋部18と、前壁部10、後壁部12および一対の側壁部14,14の下端で構成される底部開口を塞ぐ底壁部16と、を含んでいる。
前壁部10は、包装箱2の前面側に位置付けられており、矩形状をなしている。前壁部10の高さは、電池4の高さと略同じである。前壁部10の幅は、電池4を並列に2本並べた場合の電池2本分の幅方向寸法と略同じ長さである。
後壁部12は、矩形状をなしており、高さ及び幅が前壁部10と同じである。ここで、後壁部12の上端には、上記したように延出部26が延設されている。本実施形態においては、後壁部12及び延出部26は、透明な樹脂材料で一体的に形成されているので、図2に示すように、後壁部12と延出部26との境界に包装箱2の幅方向に延びる後壁仮想線21が仮想される。そして、この後壁仮想線21の両側部には、後壁スリット90が設けられている。なお、図1に示すように、延出部26の中央には、陳列棚等のフックと係合する吊下げ孔28が設けられている。また、延出部26の上部両端は、ラウンドコーナに形成されている。
側壁部14,14は、包装箱2の両側面に位置付けらており、矩形状をなしている。側壁部14の高さは、前壁部10の高さと同じ高さであり、側壁部14の幅は、電池4の1本分の幅方向長さと略同じ長さである。ここで、図2に示すように、側壁部14の上端縁15には折込片17が延設されている。この折込片17は、図2中矢印a,bに示す方向に折り込まれ、上蓋部18の内面と重ね合わされる。これにより、折込片17は、上蓋部18の補強をなす。また、図2から明らかなように、折込片17には、後壁部12側に位置する側縁に凸状部74が設けられている。つまり、折込片17の側縁は、基端側が後壁部12側に突出する凸状に形成されている。
上蓋部18は、上記した前壁部10及び両側壁部14,14のそれぞれの上端縁19,15,15と、後壁仮想線21とにより形成される上部開口23を開閉する矩形状をなしている。ここで、上蓋部18は、図2に示すように、前壁部10の上端縁19に回動可能に連結されている。この上蓋部18の先端縁27には、挿入片54が延設されている。この挿入片54は、後壁部12の内側に挿入されるため、上壁部18に対して略90度の角度で折り曲げられている。そして、上蓋部18の先端縁27における両側部には、後壁部12側に突出する突出片58,58が形成されている。この突出片58は、挿入片54の基端よりも後壁部12側に突出しており、上記した後壁スリット90と係合する。また、挿入片54の基端側の両側部には、幅方向に延びる挿入片スリット60,60が形成されている。この挿入片スリット60は、上記した折込片17の凸状部74と係合する。
底壁部16は、上記した底部開口に対応した矩形状をなしている。
以上のような包装箱2は、図3に示される1枚のブランク40から形作ることができる。なお、図3においては、包装箱2の内側となる内面を示している。
ブランク40は、図3から明らかなように、前壁部10となる前壁パネル42を有している。この前壁パネル42の上端には上蓋部18を構成する蓋パネル46が連なっている。詳しくは、蓋パネル46は、その基端が、幅方向の全域に亘って延びる折込線50を介して前壁パネル42の上端縁に連なっている。ここで、折込線50の部分は、ヒンジとして機能するので、上蓋部18(蓋パネル46)は、前壁部10(前壁パネル42)の上端縁19にて、折込線50を中心に回動可能となる。一方、蓋パネル46の先端には、折込線52を介して挿入片フラップ48が連なっている。この挿入片フラップ48は、包装箱2が組み立てられた際、後壁部12の内側に挿入される挿入片54となる部分である。挿入片フラップ48の先端両側部は、挿入を容易にするため、ラウンドコーナーに形成されている。
ここで、蓋パネル46と挿入片フラップ48との境界は、図3から明らかなように、両側部において段差状をなしている。詳しくは、蓋パネル46は、その先端における幅方向の両側部を除いて折込線52を介して挿入片フラップ48と連結されている。そして、斯かる両側部には、挿入片フラップ48側へ突出するように段差状の切込線56,56が入れられており、蓋パネル46は、斯かる切込線56,56により両側部が挿入片フラップ48と分離されている。この分離されている両側部においては、包装箱2が組み立てられる際、折込線52に沿って挿入片フラップ48の折り込みが行われると、蓋パネル46には、折込線50とは反対側へ突出する突出片58,58が形成されると同時に、挿入片フラップ48には、突出片58の形状に沿って切り欠かれた挿入片スリット60が形成される。
また、前壁パネル42の両側縁には、側壁部14,14となる側壁パネル62,62が折込線66,68を介してそれぞれ連なっている。そして、各側壁パネル62の上端縁には折込片17となるインナトップフラップ64,64が、折込線70,72を介して連なっている。ここで、インナトップフラップ64、64は、図3から明らかなように、凸状部74を有している。詳しくは、この凸状部74は、インナトップフラップ64の側縁の先端側が部分的に切り欠かれることにより設けられた基端側の幅広部分である。この凸状部74は、組み立てられた包装箱2における、上記した挿入片スリット60と係合する位置に設けられている。
更に、側壁パネル62のうちの一方側(図2中右側)の側壁パネル62には、前壁パネル42とは反対側の位置に後壁部12及び延出部26となる背壁パネル76が折込線78を介して連なっている。この背壁パネル76は、前壁部10及び両側壁部14,14の上端縁と一致する折込線50,70,72の延長線上に想定される後壁仮想線21(図3中に二点鎖線で表示)の下側が、後壁部12となる後壁領域82であり、後壁仮想線21の上側が延出部26となる延出領域84である。ここで、図3に示すように、後壁領域82と延出領域84との境界における両側部には、後壁スリット90,90が設けられている。この後壁スリット90は、背壁パネル76の両側縁側に向かって開口する細長い矩形状をなしており、包装箱2が組み立てられた際、上蓋部18の突出片58と係合する位置に位置付けられている。また、この延出領域84の中央には、陳列棚のフックと係合する吊下げ孔28が形成されている。この吊下げ孔28は、背壁パネル76の幅方向に延びる長孔部86と、この長孔部86の中央上側に半円状に穿設された半円部88とを組み合わせた形状をなしている。
背壁パネル76の一方の側縁(図2中右側)には、折込線92を介して台形状の接着フラップ94が形成されている。この接着フラップ94は、包装箱が組み立てられる際、他方側(図2中左側)の側壁パネル62に接着される。
更に、前壁パネル42、両側壁パネル62,62及び後壁パネル76の下端縁には、底壁部16となるべき底壁パネル96,98,100,102が折込線104,106,108,110を介して連なっている。これら底壁パネル96,98,100,102は、図3に示すように、周知のいわゆる地獄底(アメリカンロック)構造を形成するための所定形状をなしている。
本実施形態の場合、ブランク40は無色透明の合成樹脂材料からなるシートを図3に示すような形状に打ち抜き加工して形成される。この合成樹脂材料としては、包装箱用の素材であれば何れであってもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニル(PVC)等を用いることができる。
上述したブランク40は、図3中の一点鎖線で示す折込線に沿ってそれぞれ折り込まれるとともに所定箇所を接着することにより、図1に示すような包装箱2に形成される。以下、包装箱2の組み立ての手順を詳しく説明する。
まず、折込線66,68,78,92がそれぞれ90度の角度で折り込まれる。そして、他方側の(図2中左側)の側壁パネル62の内面と接着フラップ94の外面とを透明な合成樹脂用接着剤により接着する。これにより、角筒状の中間製品を形成する。
得られた中間製品においては、底壁パネル96,98,100,102に対して、折込線104,106,108,110に沿って折り込み及び重ね合わせが施される。これにより周知のいわゆる地獄底構造の底壁部16が形成される。この地獄底構造の底壁部は、底抜けを起こし難いので、比較的重い電池の収納に有効である。
このように底壁部16が形成されることにより、図2に示すように、上部開口23が開かれた状態の包装箱2が得られる。なお、図2においては、底壁部の地獄底構造の形態については詳細な表示を省略してある。
次いで、図2の状態の包装箱2には、上部開口23から電池4が挿入される。電池4が挿入された包装箱2においては、折込片17,17(インナートップフラップ64,64)が矢印a,b方向に折り込まれる。その後、上蓋部18(蓋パネル46)が矢印c方向に回動され、上部開口23が閉塞される。
この閉動作のとき、上蓋部18(蓋パネル46)は、二重にロックされる。詳しくは、図4に示すように、挿入片54(挿入片フラップ48)は、後壁部12(背壁パネル76)と折込片17(インナトップフラップ64)との間を矢印d方向に進入する。そして、上部開口23が上蓋部18(蓋パネル46)により完全に閉塞されると、図5に示すように、挿入片54(挿入片フラップ48)の挿入片スリット60内に折込片17(インナトップフラップ64)の凸状部74が入り込み、挿入片スリット60と凸状部74とが係合し、第1のロックがなされる。一方、上蓋部18(蓋パネル46)の突出片58は、上蓋部18の閉動作にともない、図4の矢印eに示すように後壁スリット90へ導かれる。そして、上部開口23が上蓋部18(蓋パネル46)により完全に閉塞されると、図5に示すように、後壁スリット90内に突出片58が入り込み、後壁スリット90と突出片58とが係合し、第2のロックがなされる。
このようにして、上部開口23は閉じられ、図1に示すような電池4を収容した包装箱2が得られる。そして、この包装箱2は、工場から店舗に輸送された後、店頭において陳列棚に設けられたフックに、その吊下げ孔28が掛けられ陳列される。
上記したように、包装箱2は、上蓋部18に対して、簡単な構成で二重にロックを掛けることができるので、ロック強度が向上し、衝撃により電池が飛び出すことを有効に防止することができる。このため、比較的重い電池の収納に適している。また、包装箱2は、上蓋部18を閉じるという一つの動作で、挿入片スリット60と凸状部74とが係合するとともに突出片58と後壁スリット90が係合し、第1のロックと第2のロックを同時に掛けることができるので、煩雑な作業の追加は必要なく、作業効率が向上し、製造コスト削減にも寄与する。また、二重ロックに別部材を必要とせず材料の量を少なくできるので、美観を損なうことがないとともに、廃棄する際の廃棄物の量を少なくでき環境に対する負荷も抑えることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態の包装箱では、電池を2本収容する態様としたが、それ以上の本数を収容可能な包装箱としてもよく、また、1本だけ収容する包装箱としてもよい。また、包装箱を構成する材料として無色透明な合成樹脂材料を用いたがこれに限定されるものではなく、有色で透明な材料、半透明な材料、あるいは、紙材を用いてもよい。
2 包装箱
4 電池
10 前壁部
12 後壁部
14 側壁部
16 底壁部
17 折込片
18 上蓋部
26 延出部
28 吊下げ孔
54 挿入片
58 突出片
60 挿入片スリット
74 凸状部
90 後壁スリット

Claims (4)

  1. 前壁部と、
    前記前壁部に対向する後壁部と、
    前記前壁部の両側端と前記後壁部の両側端とをそれぞれ連結する一対の側壁部と、
    前記前壁部、前記後壁部及び前記一対の側壁部の下端で構成される底部開口を塞ぐ底壁部と、
    前記後壁部の上端に延設された延出部と、
    前記一対の側壁部の上端に延設され、内側へ折り込まれる折込片と、
    前記前壁部の上端に延設され、内側へ折り曲げられて、前記前壁部、前記後壁部及び前記一対の側壁部の上端で構成される上部開口を塞ぐ上蓋部と、
    前記上蓋部の先端に延設され、前記後壁部の内側に挿入される挿入片と、
    前記挿入片を前記折込片に係止する第1係止部と、
    前記上蓋部を前記延出部に係止する第2係止部と、を備える包装箱。
  2. 前記第1係止部は、前記挿入片の基端における両側部が切り欠かれて形成された挿入片スリットと、前記折込片の前記後壁部側の側縁に設けられ、前記挿入片スリットと係合可能な凸状部とを含み、
    前記第2係止部は、前記上蓋部の先端縁の両側部に設けられ、前記後壁部側に突出する突出片と、前記後壁部と前記延出部との境界の両側部が切り欠かれて形成され、前記突出片と係合可能な後壁スリットとを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記延出部は、商品吊り下げ手段と係合する吊り下げ孔を更に含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 透明な樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装箱。
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