JP6651933B2 - 免振装置及び積層ゴム支承の変形量調整方法 - Google Patents
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Description
上構造物と下構造物との間に介装される免振装置であって、
前記上構造物及び前記下構造物のうちの一方への圧接力を付与する撓み部材に押圧されて前記一方との間で摺動して振動エネルギーを吸収する摺動部を備えたダンパー機構と、
水平方向における前記上構造物と前記下構造物との相対変位に伴う前記上構造物の所定量の沈み込みにより、前記上構造物及び前記下構造物のうちの他方が当接されて前記上構造物を支持する支持部を備え、前記沈み込みを規制する沈み込み規制機構と、
を有し、
前記支持部と前記他方との間に前記沈み込みの量を調整するスペーサーが介装可能な空隙が設けられていることを特徴とする。
前記上構造体の前記沈み込みの量が前記所定量未満の場合には、前記撓み部材による前記圧接力により前記摺動部が押圧されることが望ましい。
前記摺動部と前記支持部とは一体をなしており、
前記他方は、前記支持部と係合して当該他方の水平方向の移動とともに前記摺動部を移動させるガイド部を有していることが望ましい。
前記ガイド部は筒状をなし、
前記摺動部と、前記ガイド部との間に前記撓み部材をなす皿ばねが介装されており、
前記支持部は、前記摺動部の前記他方側に突出されて前記皿ばねを貫通するとともに前記ガイド部内に挿入されており、
前記空隙は、前記ガイド部内に設けられていることが望ましい。
前記ガイド部は、前記支持部と係合した状態のまま前記他方から取り外し可能に取り付けられており、前記他方から取り外されたときに前記空隙と繋がって前記他方側に開放された開孔を有していることが望ましい。
前記摺動部は、前記撓み部材により前記一方に押圧されるフェノール樹脂製の摩擦材を有していることが望ましい。
前記積層ゴム支承と併設され、前記上構造物及び前記下構造物のうちの一方への圧接力を付与する撓み部材に押圧されて前記一方との間で摺動して振動エネルギーを吸収する摺動部を備えたダンパー機構と、
水平方向における前記上構造物と前記下構造物との相対変位に伴う前記上構造物の所定量の沈み込みにより前記上構造物及び前記下構造物のうちの他方が当接されて前記上構造物を支持する支持部を備え、前記沈み込みを規制する沈み込み規制機構と、
を有する免振装置の、
前記支持部と前記他方との間隔を、スペーサーにより変更させて前記所定量を調整することを特徴とする。
前記積層ゴム支承の経年による前記沈み込みにより減じた、前記支持部と前記他方との間隔の変化量に基づいて前記スペーサーの高さを減ずることが望ましい。
1c ベースプレート、2 積層ゴム支承、3 摩擦皿ばね支承、4 ボルト、
5 ナット、30 摩擦減衰力生成部(ダンパー機構)、31 摩擦材、
32 滑り板、33 皿ばね(撓み部材)、34 皿ばねユニット、
35 下フランジ(摺動部)、36 フランジ部材(ガイド部)、
36a 中央フランジ、36b 上フランジ、36c シリンダー部、
36d 開孔、37 規制部(支持部)、38 スペーサー、
S 空隙
Claims (9)
- 上構造物と下構造物との間に介装される免振装置であって、
前記上構造物及び前記下構造物のうちの一方への圧接力を付与する撓み部材に押圧されて前記一方との間で摺動して振動エネルギーを吸収する摺動部を備えたダンパー機構と、
水平方向における前記上構造物と前記下構造物との相対変位に伴う前記上構造物の所定量の沈み込みにより、前記上構造物及び前記下構造物のうちの他方が当接されて前記上構造物を支持する支持部を備え、前記沈み込みを規制する沈み込み規制機構と、
を有し、
前記支持部と前記他方との間に前記沈み込みの量を調整するスペーサーが介装可能な空隙が設けられていることを特徴とする免振装置。 - 請求項1に記載の免振装置であって、
前記所定量は、前記撓み部材の可能たわみ量以下であることを特徴とする免振装置。 - 請求項1または請求項2に記載の免振装置であって、
前記上構造体の前記沈み込みの量が前記所定量未満の場合には、前記撓み部材による前記圧接力により前記摺動部が押圧されることを特徴とする免振装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の免振装置であって、
前記摺動部と前記支持部とは一体をなしており、
前記他方は、前記支持部と係合して当該他方の水平方向の移動とともに前記摺動部を移動させるガイド部を有していることを特徴とする免振装置。 - 請求項4に記載の免振装置であって、
前記ガイド部は筒状をなし、
前記摺動部と、前記ガイド部との間に前記撓み部材をなす皿ばねが介装されており、
前記支持部は、前記摺動部の前記他方側に突出されて前記皿ばねを貫通するとともに前記ガイド部内に挿入されており、
前記空隙は、前記ガイド部内に設けられていることを特徴とする免振装置。 - 請求項4または請求項5に記載の免振装置であって、
前記ガイド部は、前記支持部と係合した状態のまま前記他方から取り外し可能に取り付けられており、前記他方から取り外されたときに前記空隙と繋がって前記他方側に開放された開孔を有していることを特徴とする免振装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の免振装置であって、
前記摺動部は、前記撓み部材により前記一方に押圧されるフェノール樹脂製の摩擦材を有していることを特徴とする免振装置。 - 上構造物と下構造物との間に介装されて前記上構造物を支持する積層ゴム支承と、
前記積層ゴム支承と併設され、前記上構造物及び前記下構造物のうちの一方への圧接力を付与する撓み部材に押圧されて前記一方との間で摺動して振動エネルギーを吸収する摺動部を備えたダンパー機構と、
水平方向における前記上構造物と前記下構造物との相対変位に伴う前記上構造物の所定量の沈み込みにより前記上構造物及び前記下構造物のうちの他方が当接されて前記上構造物を支持する支持部を備え、前記沈み込みを規制する沈み込み規制機構と、
を有する免振装置の、
前記支持部と前記他方との間隔を、スペーサーにより変更させて前記所定量を調整することを特徴とする積層ゴム支承の変形量調整方法。 - 請求項8に記載の積層ゴム支承の変形量調整方法であって、
前記積層ゴム支承の経年による前記沈み込みにより減じた、前記支持部と前記他方との間隔の変化量に基づいて前記スペーサーの高さを減ずることを特徴とする積層ゴム支承の変形量調整方法。
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