JP6475520B2 - すべり支承及び免震システム - Google Patents
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Description
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
[第1の実施の形態]
本発明のすべり支承及び免震システムの第1の実施の形態を採用した免震建屋の構成を図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明のすべり支承及び免震システムの第1の実施の形態を採用した免震建屋を示す概略縦断面図、図2は図1に示す本発明のすべり支承及び免震システムの第1の実施の形態を採用した免震建屋をII−II矢視から見た横断面図である。
図3は本発明のすべり支承の第1の実施の形態を示す縦断面図、図4は図3に示す本発明のすべり支承の第1の実施の形態をIV−IV矢視から見た横断面図である。なお、図3及び図4において、図1及び図2に示す符号と同符号のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明のすべり支承及び免震システムの第1の実施の形態の変形例を図9及び図10を用いて説明する。
図9は本発明のすべり支承の第1の実施の形態の変形例を示す縦断面図、図10は図9に示す本発明のすべり支承の第1の実施の形態の変形例における過大な地震動の入力時の浮上がり状態を示す説明図である。なお、図9及び図10において、図1乃至図8に示す符号と同符号のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明のすべり支承及び免震システムの第2の実施の形態を図11乃至図13を用いて説明する。
図11は本発明のすべり支承の第2の実施の形態を示す縦断面図、図12は図11に示す本発明のすべり支承の第2の実施の形態の一部を構成する緩衝用リングを示す平面図、図13は図11に示す本発明のすべり支承の第2の実施の形態における過大な地震動の入力時の浮上がり状態を示す説明図である。なお、図11乃至図13において、図1乃至図10に示す符号と同符号のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明のすべり支承及び免震システムの第2の実施の形態の変形例を図14及び図15を用いて説明する。
図14は、本発明のすべり支承の第2の実施の形態の変形例の一例を示す縦断面図であり、上部建屋の浮上がり後の接触時の状態を示す図である。図15は、本発明のすべり支承の第2の実施の形態の変形例の他の例を示す縦断面図であり、上部建屋の浮上がり後の接触時の状態を示す図である。なお、図14及び図15において、図1乃至図13に示す符号と同符号のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
先ず、本発明のすべり支承及び免震システムの第2の実施の形態の変形例の一例を図14を用いて説明する。
第2の実施の形態は、下側固定部材14Bの上面及び上側固定部材15Bの下面の外周部に亘って形成した円環状の収容部25Bに緩衝用リング30Bをその内周側が当接するように収容するものである。それに対して、図15に示す本発明のすべり支承の第2の実施の形態の変形例の他の例は、下側固定部材14Dの上面に設けた第1の収容溝部21と上側固定部材15Dの下面に設けた第2の収容溝部22とにより形成した円環状の収容部25Dに緩衝用リング30Dをその外周側が当接するように収容するものである。
なお、上述した本発明の免震システムの第1乃至第2の実施の形態の変形例においては、免震システムを適用する構造物として免震建屋1を例に挙げて説明したが、免震建屋以外の工場設備や一般的な建築物等の構造物にも適用することができる。例えば、基礎上に設けた下部構造物としての下部建物と上部構造物としての上部建物で構成された建築物に適用することも可能である。また、下部構造物としての橋脚と上部構造物としての橋桁とで構成された橋梁等にも適用可能である。
Claims (9)
- 構造物の下部構造物と上部構造物との間に設置されるすべり支承であって、
前記下部構造物上に固定される下側すべり部材と、
前記下側すべり部材上に配置され、前記下側すべり部材に対して相対的に摺動可能な上側すべり部材と、
前記上側すべり部材の上側に配置され、前記上側すべり部材が固定された下側固定部材と、
下面が前記下側固定部材の上面に当接すると共に上端部が前記上部構造物に固定される上側固定部材と、
前記下側固定部材と前記上側固定部材との間に形成された収容部と、
前記収容部内に配置され、前記上部構造物の浮上がり後の接触時の衝撃を復元力により緩和する緩衝部材とを備え、
前記下側固定部材の上面及び前記上側固定部材の下面の少なくとも一方に、収容溝部が設けられ、
前記収容部は、前記収容溝部と、前記収容溝部の開口部を閉塞する前記上側固定部材の下面又は前記下側固定部材の上面とにより形成され、
前記緩衝部材は、弾塑性体であり、
前記弾塑性体は、その上端部及び下端部がそれぞれ前記上側固定部材及び前記下側固定部材に固定された状態で、その全体が前記収容部に収容される
ことを特徴とするすべり支承。 - 構造物の下部構造物と上部構造物との間に設置されるすべり支承であって、
前記下部構造物上に固定される下側すべり部材と、
前記下側すべり部材上に配置され、前記下側すべり部材に対して相対的に摺動可能な上側すべり部材と、
前記上側すべり部材の上側に配置され、前記上側すべり部材が固定された下側固定部材と、
下面が前記下側固定部材の上面に当接すると共に上端部が前記上部構造物に固定される上側固定部材と、
前記下側固定部材と前記上側固定部材との間に形成された収容部と、
前記収容部内に配置され、前記上部構造物の浮上がり後の接触時の衝撃を復元力により緩和する緩衝部材とを備え、
前記収容部は、円環状に形成されると共に円錐面を有し、
前記緩衝部材は、前記収容部の前記円錐面に当接するテーパ面を有し、軸方向の圧縮荷重により復元力が生じる緩衝用リングである
ことを特徴とするすべり支承。 - 請求項2に記載のすべり支承において、
前記下側固定部材及び前記上側固定部材は、円柱状に形成され、
前記収容部は、前記下側固定部材及び前記上側固定部材の外周部により形成され、
前記緩衝用リングは、C形に形成されると共に、その内周側に前記テーパ面を有するばね本体部を備える
ことを特徴とするすべり支承。 - 請求項3に記載のすべり支承において、
前記緩衝用リングは、前記ばね本体部に設けられ、前記ばね本体部の締付力を調整可能な締付力調整機構を更に備える
ことを特徴とするすべり支承。 - 請求項2に記載のすべり支承において、
前記下側固定部材の上面及び前記上側固定部材の下面の少なくとも一方に、前記円錐面を有する円環状の収容溝部が設けられ、
前記収容部は、少なくともその一部が前記収容溝部により形成され、
前記緩衝用リングは、C形に形成されると共に、前記テーパ面を有するばね本体部を備える
ことを特徴とするすべり支承。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のすべり支承において、
前記下側固定部材は、その上面に、凹部又は突部を有し、
前記上側固定部材は、その下面に、前記下側固定部材の前記凹部又は前記突部に嵌合する突部又は凹部を有する
ことを特徴とするすべり支承。 - 構造物の下部構造物と上部構造物との間に介在し、上部構造物に入力される地震動荷重を低減する免震システムであって、
少なくとも複数のすべり支承を備え、
前記複数のすべり支承の各々は、
前記下部構造物上に固定される下側すべり部材と、
前記下側すべり部材上に配置され、前記下側すべり部材に対して相対的に摺動可能な上側すべり部材と、
前記上側すべり部材の上側に配置され、前記上側すべり部材が固定された下側固定部材と、
下面が前記下側固定部材の上面に当接すると共に上端部が前記上部構造物に固定される上側固定部材と、
前記下側固定部材と前記上側固定部材との間に形成された収容部と、
前記収容部内に配置され、前記上部構造物の浮上がり後の接触時の衝撃を復元力により
緩和する緩衝部材とを備え、
前記下側固定部材の上面及び前記上側固定部材の下面の少なくとも一方に、収容溝部が設けられ、
前記収容部は、前記収容溝部と、前記収容溝部の開口部を閉塞する前記上側固定部材の下面又は前記下側固定部材の上面とにより形成され、
前記緩衝部材は、弾塑性体であり、
前記弾塑性体は、その上端部及び下端部がそれぞれ前記上側固定部材及び前記下側固定部材に固定された状態で、その全体が前記収容部に収容される
ことを特徴とする免震システム。 - 構造物の下部構造物と上部構造物との間に介在し、上部構造物に入力される地震動荷重を低減する免震システムであって、
少なくとも複数のすべり支承を備え、
前記複数のすべり支承の各々は、
前記下部構造物上に固定される下側すべり部材と、
前記下側すべり部材上に配置され、前記下側すべり部材に対して相対的に摺動可能な上側すべり部材と、
前記上側すべり部材の上側に配置され、前記上側すべり部材が固定された下側固定部材と、
下面が前記下側固定部材の上面に当接すると共に上端部が前記上部構造物に固定される上側固定部材と、
前記下側固定部材と前記上側固定部材との間に形成された収容部と、
前記収容部内に配置され、前記上部構造物の浮上がり後の接触時の衝撃を復元力により
緩和する緩衝部材とを備え、
前記収容部は、円環状に形成されると共に円錐面を有し、
前記緩衝部材は、前記収容部の前記円錐面に当接するテーパ面を有し、軸方向の圧縮荷重により復元力が生じる緩衝用リングである
ことを特徴とする免震システム。 - 請求項7又は8に記載の免震システムにおいて、
複数の積層ゴム支承を更に備え、
前記複数のすべり支承は、前記下部構造物の外周側に配置され、
前記複数の積層ゴム支承は、前記複数のすべり支承の内側に配置される
ことを特徴とする免震システム。
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JP2015047443A JP6475520B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | すべり支承及び免震システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015047443A JP6475520B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | すべり支承及び免震システム |
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JP2015047443A Active JP6475520B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | すべり支承及び免震システム |
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