JP6651288B2 - 織物 - Google Patents

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Description

本発明は、なめらかで肌触りが良く、着用時の動きに追随する織物で着脱時や着用時に快適で、動作も妨げない織物に関する。
肌に直接触れる可能性がある、シャツ地、洋服の裏地、アンダードレス、キャミソール、ペチコート等には着脱時並びに着用動作時に、なめらかで肌触りが良く、着用時の動きに追随し、動作を妨げないものが好ましい。昨今、洋服のタイト化傾向に伴い、ストレッチ性が高い表地が主流となり、洋服の裏地においても、それに追随するため、ストレッチ性を付与したものが開発されている。
これまでに、緯糸に与えた組織クリンプにより、5〜12%の軽微なストレッチ性を付与した裏地及びその製造方法について開示されているが(特許文献1)、5〜12%程度のストレッチ率では、ストレッチ性が高い表地を用いたタイトな洋服には追随することができず、縫目の滑脱や破れ、着用時の圧迫が解消できない。また、経糸に撚りを付与し、経糸を真円に近い形状にすることで、緯糸のクリンプを12〜20%まで高めた裏地及びその製造方法について開示されている(特許文献2)。緯糸のクリンプを大きくすると、緯糸がほつれやすくなる傾向にあり、そのほつれを解消するためには、経糸と緯糸の接触点を増やす、つまり経糸の密度を高めなければならない。経糸の密度を高めると、厚く、硬い風合いの裏地となり、最終的に洋服に仕立てた場合、裏地が表地に沿わない、分厚くて動きにくい等の問題があった。また上記二つの裏地は、経糸に対し、緯糸のクリンプが大きいため緯糸が浮きやすい構造となっているため、せん断ずれも起きやすく、裁断のしやすさや縫製のしやすさ等取扱性に課題もあった。
また、固有粘度の違う2種のポリエステル系重合体をサイドバイサイドに貼り合わせた糸を用い、延伸後に生じた歪差で捲縮性を得ることで、裏地にストレッチ性を付与するといった技術が開示されている(特許文献3)。しかし、ポリエステル系糸条の捲縮で得られるストレッチ性は、ポリウレタン弾性繊維を含む糸条が有するゴム弾性由来のストレッチ性と対比して伸びかたく、限界伸度も低いため、動作時に伸びにくさを感じる、大きな動作着用時には追随できずつっぱる、更には熱セット性が効きにくい等、縫製工程上の課題もあった。また、特許文献1、2と同様に組織クリンプにより伸びを付与していることに加え、2種のポリエステル重合体の熱収縮挙動の差による微細な捲縮によるクリンプであるため、経方向に触った時に微細な捲縮により滑り性が悪いものとなってしまう。従って、薄く、滑り性や風合いが良好で、伸び柔らかく、着用時の動作追随性に優れ、更には消費性能や取扱い性を満足した織物、特に裏地はこれまで存在しなかった。
国際公開第99/31309号 国際公開第2008/012869号 特許第3575395号公報
本発明は、薄く、高いストレッチ性を有し、せん断変形が起こりにくく、裏地に必要な滑り性や吸放湿性、制電性、縫目滑脱防止性を備えた織物であって、直接肌に接する衣料用織物を提供すること、特に洋服の裏地として用いた時に、薄さ、ストレッチ性、滑り性のバランスが良好で、表地の特性を惹きたてて、洋服としての着心地を高めることができる裏地を提供することである。
薄く、伸び柔らかいストレッチ性と、着用動作時に必須となる滑りの良さ、吸放湿性や制電性を有し、着心地と消費性能に優れた織物を提供する、という課題を解決するため、発明者らは、鋭意検討の結果、緯糸にポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維の複合糸条を配し、緯糸の組織クリンプを抑えて滑り性を高めつつ、柔らかいストレッチ性を付与することが重要であることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、下記の通りのものである。
本発明に係る請求項1は、セルロース系繊維及び/又は合成繊維を経糸とし、ポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維からなる複合糸を緯糸とした織物であって、以下の式(1):
40 ≦ 経糸のカバーファクター /ストレッチ率 ≦ 55 (1)
を満たす織を用いた洋服用裏地である。
又、本発明に係る請求項2は、以下の式(2):
3.5 ≦ 厚み/ストレッチ率 ≦ 8.0 (2)
をさらに満たす、請求項1に記載の洋服用裏地である。
又、本発明に係る請求項3は、前記経糸及び/又は緯糸のセルロース系繊維が、長繊維糸条である、請求項1又は2に記載の洋服用裏地である。
又、本発明に係る請求項4は、前記緯糸が、ポリウレタン弾性繊維がセルロース系繊維でカバリングされた複合糸条である、請求項1〜のいずれか1項に記載の洋服用裏地である。
又、本発明に係る請求項5は、セルロース系繊維を経糸とし、ポリウレタン弾性繊維とセルロース系長繊維からなる複合糸を緯糸とした織物であって、以下の式(1):
40 ≦ 経糸のカバーファクター /ストレッチ率 ≦ 55 (1)
を満たす織物である。
本発明の織物は、薄く、なめらかで肌触りが良く、皮膚の伸びに追随し、直接肌に触れた場合も心地よく、また、洋服の裏地として用いた場合にも、表地の特徴やデザインを活かしつつ表地に沿い、動作を妨げず、汗処理に優れて静電気も起こりにくく、快適な衣環境を提供できる。更には、消費性能や裁断、縫製工程通過性にも優れている。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の織物の織機上の経糸には、セルロース系繊維及び/又は合成繊維を用いる。長繊維、短繊維のいずれでもよいが、なめらかさや滑りの良さを高めるためには、長繊維糸条が好ましい。吸放湿性や制電性を高めるためには、セルロース系長繊維が好ましい。当該経糸は、原糸でも、予め撚りや熱による捲縮を付与されている糸でもよい。
緯糸には、ポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維からなる複合糸条を用いる。ポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維の複合には、セルロース系繊維が長繊維の場合は、両者を引き揃えてエア交絡、エア交絡後に追撚する方法や、ドラフトされたポリウレタン弾性繊維をセルロース系繊維でカバリングする方法、ドラフトされたポリウレタン弾性繊維をセルロース系繊維と直接合撚する方法、ドラフトされたポリウレタン弾性繊維をセルロース系繊維と合糸してから撚糸する方法があげられる。中でも、ドラフトされたポリウレタン弾性繊維をセルロース系繊維でカバリング方法が好ましい。この理由は、経糸や緯糸に用いるセルロース系繊維や合成繊維を染色した後、未染着状態のポリウレタン繊維の露出(目向き)を抑えられる為である。また、未染着のポリウレタン弾性繊維の露出を抑えるためには、カバリング回数の設定が重要となる。これについては、ポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維の繊度により適切に選定すればよいが、一般的には500t/m〜1500t/mの回数が好ましい。尚、tはツイストの略字で、t/mは芯糸1m当たりの鞘糸の設定カバリング回数を示す。
該緯糸のセルロース系繊維が短繊維の場合は、精紡交撚の技術により、ポリウレタン弾性繊維を内層に、セルロース系短繊維を外層に配置したコアスパンヤーン等で複合糸条を得、これを用いることができる。
経糸及び/又は緯糸に用いるセルロース系繊維としては、綿、キュプラ、ビスコースレーヨン、ポリノジックレーヨン、精製レーヨン、高強力レーヨン等が好ましく挙げられる。半合成繊維であるアセテート系でもよい。セルロース系繊維が短繊維の場合は前述の二種以上を複合させたものでもよい。
該経糸に用いる合成繊維の種類は本発明において特に限定されるものではなく、公知のポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維を用いることができる。半合成繊維であるアセテート系繊維でもよい。
織物の混用率としては、セルロース系繊維が40%以上混用されることが好ましい。更に、セルロースII型に属し、高い吸放湿性を有する再生セルロース繊維がより好ましい。その理由は、再生セルロース繊維は、吸放湿スピードが非常に高く、肌からの不感蒸泄を吸収し、外層へ放出することで、肌近傍の温湿度をコントロールすることができるためである。この湿度コントロール機能は、セルロース繊維の混率が40%以上で実感され、50%以上でその効果を大きく発揮することができる。40%以上混用することで、湿度コントロール機能だけではなく、同時に制電性も得ることができる。
本発明の織物、ストレッチ性を得るためには、単に緯糸にポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維の複合糸条を配するだけではなく、着用動作時の着心地を高めるために、薄く、柔らかく、滑りを良くすることが重要である。具体的には、織機上の経糸太さ、経糸密度からなるカバーファクターとストレッチ率が次なる式(1)で示す関係を満たすことが必要である。
40 ≦ 経糸のカバーファクター /ストレッチ率 ≦ 65 (1)
ここで、
経糸のカバーファクター;経糸太さ(dt)0.5×経糸本数/inch
ストレッチ率 ;KES−FB 緯方向EMT(%)
薄手織物(特に裏地)において、緯方向にストレッチ性を付与する従来技術は二つある。一つ目は、生機の巾入れによる、緯糸へのクリンプ付与で、組織ストレッチ性を付与する技術(特許文献1、2)であるが、組織ストレッチ性はやや高まる(製造工程上、ストレッチ率10%が限界である。)が、クリンプがついた緯糸が浮き、ほつれやすくなる欠点が生じる。ほつれは洋服縫製工程や、縫製後の消費性能に影響を及ぼす。これを抑止するためには、経糸/緯糸の接触点を増やす必要があり、必然的に経糸密度が高まる。つまり、ストレッチ性は僅かしか得られないのにも関わらず、経糸密度を高めなければならない。経糸密度を高めると、風合いが硬い織物となる。この場合、式(1)にあてまめると、100〜150と高い数値となる。40未満では、経糸密度が小さすぎて、ほつれやすいだけではなく、引き裂き、摩耗等の消費物性が持たない。
二つ目は、特許文献3に代表されるPET系ストレッチ裏地を緯糸に用いた技術である。この織物は緯糸のクリンプや位相差によるストレッチ性(10〜20%程度)を付与することができるが、捲縮糸は収束性に欠け、ばらばらになりやすく、経糸に拘束されにくい。従って、前述の緯糸のほつれを抑止するためには、経糸密度を高めなければならない。緯糸にPET系の捲縮糸を配置し、更に経糸密度を高めると、風合いが硬く、厚く、滑りが悪い織物となる。この場合、式(1)にあてはめると、70〜90と高い数値となる。
一方、本発明の、緯糸にポリウレタン弾性繊維を複合した糸を用いた場合、緯糸の張力が高いため、経糸との密着力が非常に高い。従って、経糸密度を高くせずとも、ほつれにくく、緯糸も収束しているため、薄く、滑りの良いストレッチ性の高い織物が得られる。
以上のことから、本発明は従来技術からなる織物とは構造が異なることが判り、式(1)により設計適性値として、40以上65以下を得る。
尚、KES−FBはカトーテック社が開発した、生地の物理特性を測定する装置の名前を表す。EMTは、生地cm幅あたり、500gfの荷重をかけた際の、ストレッチ率を指す(実際は、生地サンプルは20cm×20cmにカットして測定するので、10kgf荷重がかかることになる)。
緯方向にストレッチ性を高める方法としては、これまでの組織クリンプによる方法では伸度が不足するため、緯糸にストレッチ性が高い糸を配する方法が必要となる。ここでいうストレッチ性が高い糸とは、ポリウレタン弾性繊維を含む、好ましくは、ポリウレタン弾性繊維と複合、もしくはポリウレタン弾性繊維をカバリングしたセルロース系繊維を指す。この緯糸条は、ポリウレタン弾性繊維のストレッチ性による張力が糸長方向(緯方向)に働くため、効果的に経糸を拘束することができ、織物構造を薄く、経糸繊度を細く、密度も高めずに設計することができ、風合いを柔らかくすることができる。緯糸として、特許文献3に記載されているようなポリエステル系捲縮糸条を用いた場合、位相差により、ある一定以上のストレッチ性はあるものの、糸自体に捲縮やクリンプがあるため、ざらつきや厚みが増し、風合いが悪くなる。更に、経糸を拘束する糸張力が不足し、緯糸のほつれが止められない。結果的に、緯糸のほつれを止めるためには、経糸との接触点を増やす必要があり、具体的には経糸の本数を高めることとなりいっそう厚く、風合いを悪くさせていた。
この目安となるのが、式1であり、式1が65以下であると、着用時の動作性を妨げることないストレッチ率と、薄く、滑りが良く、風合いの良さを兼ね備えた着心地の良い織物となる。経糸のカバーファクターが1000を下回るとせん断ずれやすくなることや裏地としての消費性能を満足することが出来ない。1400を超えると風合いが硬くなる傾向にあるので、1000以上1400以下、更に好ましくは1000以上1300以下である。本発明の目的とするストレッチ率は15%以上30%以下、更に好ましくは18%以上25%以下である。従って式1の値は、40以上65以下を満たせば良く、好ましくは50以上65以下、更に好ましくは55以上60以下であるとよい。式1の値が40に満たない場合は、経糸のカバーファクターとストレッチ率のバランスが悪く、緯糸がほつれやすくなり、裏地としての消費性能が満足できない。
織物を薄く仕上げるためには、経及び緯を構成する糸条が長繊維の場合、経糸の太さは33dt以上84dt以下、緯糸のセルロース系繊維は33dt以上84dt以下であることが好ましい。さらに裏地として用いる場合は、経糸の太さは33dt以上56dt以下、緯糸のセルロース系繊維は56dt以上84dt以下であることが最も好ましい。経及び/又は緯糸が84dtを上回ると、厚く、風合いが硬くなる。なめらかさや滑りを良くするためには、経糸と緯糸の太さの差が、50dt以下、更には40dt以下にすることが好ましい。フィラメントの繊度は、細いほど風合いが良くなるが、物性との両立のため、単糸0.8dt以上2dt以下であることが好ましい。
経及び/又は緯を構成する糸条が短繊維の場合、経糸の太さは170番手(約33dt相当)から60番手(約84dt相当)、緯糸のセルロース系繊維の太さは170番手(約33dt相当)から60番手(約84dt相当)が好ましい。
風合いをよくするためには、短繊維糸条を構成する単糸は、0.8dt以上2dt以下が、繊維長は25mm以上、さらに30mm以上、短繊維の撚数は、番手によっても異なるが20/inch以上で40/inch以下が好ましい。経糸と緯糸の太さの差は、デシテックスに換算して50dt以下、更には40dt以下にすることが好ましい。緯糸に用いるポリウレタン弾性繊維は15dt以上44dt未満が好ましい。さらに好ましくは17dt以上30dt以下である。15dtよりも細いとストレッチ性が不足する、経糸の拘束力が弱くなるなどのおそれがある。また、44dtより太いとストレッチ性が高いものが得られるが、ゴム感が強く、風合いが硬い裏地となってしまう。用いるポリウレタン弾性繊維のフィラメント数は特に限定されない。
裏地として、なめらかさ、滑りをよりいっそう高めるためには、経及び/又は緯の少なくとも一方に長繊維糸条を用いることが好ましく、セルロース系繊維、中でも断面が円形であるキュプラを選定することが好ましい。
着用動作時の織物のすべり性、なめらかさの指標として、KES−SE摩擦感テスターで得られる摩擦係数MIUとその変動MMDを用いると、着用感に対応がとれるためふさわしい。着用時、肌側にあたる面の、経及び緯方向のMIUが、0.40以下且つMMDが0.02以下、0.38以下且つMMDが0.015以下であると好ましい。経方向のMIUが、0.40以下且つMMDが0.02以下、更には0.38以下且つMMDが0.015以下であると、着用時の袖通りや脚通り、足さばきが極めて良好となる。緯方向のMIUが、0.40以下且つMMDが0.02以下、更には0.38以下且つMMDが0.015以下であると、背の緯方向の動きがスムーズに、また、スカートを着用するとき、前に回してファスナーをとめてから後ろに戻しやすくなる。MIUが0.20を下回るとペーパーライクになり、MIUが0.40、MMDが0.02を超えると、ヒトはざらつきや凹凸を感じてしまうため、好ましい摩擦係数MIUは0.20以上0.40以下、且つMMDは0.02以下である。
着用評価における動きやすさをより惹きたてるためには、ストレッチ性に加えてせん断特性が小さい方が好ましい。一方、取扱い性、例えば、縫製時における延反・裁断のしやすさを高める指標としては、せん断特性が小さすぎないことが好ましい。その理由は、生地が変形し、動きやすくなるためである。従って、両者を鑑みると、せん断特性の経緯平均値が0.2以上0.5以下、更には0.25以上0.45以下が好ましい。
特に、本発明の織物を裏地として用いる場合、ストレッチ性との両立を鑑みると、次なる式2を満たすのがよい。
3.5 ≦ 厚み/ストレッチ率 ≦ 8.0 (2)
ここで、
厚み ;JIS規格に準拠した厚み計(μm)
接圧 :100g/cm
ストレッチ率;KES−FB 緯方向EMT(%)
表地の薄地軽量化に伴い、裏地も同様に厚みをいっそう薄くすることが好ましく、この場合160μm、更には140μm以下が好ましい。160μmを超えると厚ぼったく、反対に60μmを下回ると薄すぎて引き裂きや擦り切れ等の強力がもたない。従って式2の値は、3.5以上8.0以下が好ましく、更には5.0以上7.0以下がより好ましい。
本発明の織物の目付は50g/m以上100g/m以下が好ましい。特に、裏地として用いる場合50g/m以上85g/m以下、更に60g/m以上80g/m以下が好ましい。100g/mを超えると厚ぼったく、反対に50g/mを下回ると物性がもたない。
本発明の織物の染色加工は、精練、プレセット、染色、仕上げ加工の順で行うとよいが、この限りではない。
精練は、一般的なオープンソーパー型の拡布連続精練機が好ましく用いられる。精練時の温度は40℃〜90℃の範囲で、乾燥温度は80℃〜150℃の範囲で適宜選定すればよい。
プレセットは、ピンテンター型の処理機にて150℃〜195℃の範囲で適宜選定すればよい。又セット幅は、精練・乾燥後の幅と目標とするストレッチ率の関係から最適な条件を設定すればよい。
染色は、ポリウレタン弾性繊維以外の経糸/緯度がセルロース系繊維100%からなる
織物の場合は、コールドパッドバッチ染色法やパッドスチーム染色法を用いた拡布連続型の染色方法が好ましい。また経糸に合成繊維を用いた場合は、セルロース系繊維を染色する前に、ジッガー型染色機やビーム染色機を用いて染色するのが好ましい。
仕上げ加工は、セルロース系繊維の防縮や防皺加工に一般的に用いられるノンホルマリン系樹脂加工を施すことが好ましい。この場合、樹脂加工剤に加えて柔軟剤や撥水剤やスリップ防止剤を適宜添加しても構わない。
仕上げ加工後に、コールドペーパー型やホットペーパー型カレンダー処理を施し、風合いや滑り性の改善の為の最終処理を施しても構わないが、本発明の織物の染色加工は、上記に記載された工程や内容に何ら限定されない。
本発明の織物は、なめらかで肌触りが良く、着用時の動きに追随するストレッチ性が高い織物であり、着脱動作時に快適で、動作を妨げることがない。特に、肌に直接触れる可能性がある、シャツ地、洋服の裏地、キャミソール、アンダードレス、ペチコート等に好適に用いられる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。まず、実施例で用いた測定方法及び評価方法について説明する。
(1)布帛性量、布帛特性
20℃×65%RHの環境に保たれた恒温室にて布帛を一昼夜保管した後、同じく恒温室内で測定を行った。
経糸/緯糸密度 :デンシメーターで計測 (inchあたりの本数)
経糸カバーファクター :経糸太さ(dt)^0.5×経糸本数(inch)
目付(g/m):精密電子天秤
厚み(μm) :JIS規格に準拠した厚み計により測定
例えば、ピーコック 定圧厚み計 NO.207
接圧: 100g/cm
ストレッチ率 :カトーテックKES−FB 引張特性 標準測定
最大荷重 500gf/cm 緯方向EMT(%)
測定速度 0.2mm/sec
摩擦係数 :カトーテックKES−SE 摩擦感テスター 高感度(H)
荷重25g+摩擦子25g=50gf
移動速度 1mm/sec
摩擦子に綿標準規格布「かなきん3号」取付
かなきん3号と裏地(表側)を経方向に摩擦したときの
摩擦係数MIU/摩擦係数の変動MMD
かなきん3号と裏地(表側)を緯方向に摩擦したときの
摩擦係数MIU/摩擦係数の変動MMD
せん断変形 :カトーテックKES−FB せん断特性 標準測定
せん断ずり角度±8度
せん断角±5度
静荷重ウェイト200gf/cm
経方向および緯方向の経緯平均値
(2)着心地検査
表地(緯ストレッチ率21%、ポリエステル70%、レーヨン20%、ポリウレタン2%、目付213g/m)を用いた婦人ジャケット、婦人タイトスカート、婦人パンツをJIS標準サイズ(9号)にて縫製した。それぞれ裏地違いを、同サイズにて作成した。
25℃±1℃、60±5%RHのフィッティングルームにて、160cm±2cm、体重50kg±3kgの女性被験者10名に、着脱性、動作時の動きやすさ、蒸れ感、制電性、総合的な着用快適性について判定させた。被験者には、下記に示す動作を指示し、1着ずつ回答させた。回答については、5段階評定とし、その平均値を示した。
[着脱性]
5:大変着脱性が良い
4:良い
3:どちらともいえない
2:悪い
1:非常に悪い
[動きやすさ]
5:大変動きやすい
4:動きやすい
3:どちらともいえない
2:動きにくい
1:非常に動きにくい
[蒸れ感]
5:蒸れを全く感じず、清涼
4:蒸れをほとんど感じず、概ね清涼
3:どちらともいえない
2:蒸れをやや感じ、やや蒸し暑い
1:蒸れを感じやすく、蒸し暑い
[制電性]
5:全く静電気を感じない
4:あまり静電気を感じない
3:どちらともいえない
2:静電気を感じる
1:非常に静電気を感じる
[総合的な着用快適性]
5:大変快適
4:快適
3:どちらともいえない
2:不快
1:非常に不快
[ジャケット](所定の綿95%ポリウレタン5%ブラウスシャツ着用)
評価内容:着脱性、両腕抱え込み、両手上げ、両手曲げ、前屈
[スカート](パンティストッキング 商品名 サブリナM〜L着用)
評価内容:着脱性、大股歩き、小股歩き、ステップ上がり、椅子に座る/立つ、しゃがみこみ
[パンツ](パンティストッキング 商品名 サブリナM〜L着用)
評価内容:着脱性、大股歩き、小股歩き、ステップ上がり、椅子に座る/立つ、しゃがみこみ
(3)取扱い性、縫製性、仕立て映え
(2)で用いた洋服サンプルを作成した縫製協力者3名に、裏地の取扱い性(延反、せん断変形、裁断)、縫製性及び仕立て映えについて評価させた。回答については、5段階評定とし、その平均値を示した。
[取扱い性]
5:大変取扱いやすい
4:取扱いしやすい
3:どちらともいえない
2:取扱いにくい
1:非常に取扱いにくい
[縫製性]
5:大変縫製しやすい
4:縫製しやすい
3:どちらともいえない
2:縫製しにくい
1:非常に縫製しにくい
[仕立て映え]
5:大変仕立て映えする
4:仕立て映えする
3:どちらともいえない
2:仕立て映えしない
1:非常に仕立て映えが悪い
[実施例1]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン56dtex/45fと17dtex/1fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:127本/in.緯糸密度:93本/in.織機通幅:156cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、下記の条件で作成した。
ポリウレタン弾性繊維のドラフト:2.8
カバリング回数:800t/m
回転数:7500rpm
得られた上記生機を下記の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。
<染色加工工程>
連続精練−プレセット−パッドスチーム染色・ソーピング・乾燥−仕上げ加工−検査
得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例2]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン56dtex/45fと17dtex/1fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により500rpmの緯入れ回転数にて綾織物の生機を作成した。
(経糸密度:125本/in.緯糸密度:108本/in. 織機通幅:167cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件で作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し染色&仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例3]
経糸にビスコースレーヨン56dtex/16fを用い、緯糸にビスコースレーヨン56dtex/16fと17dtex/1fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。得られた生機の性量は下記の通りであった。
経糸密度:120本/in. 緯糸密度:90本/in. 織機通幅:156cm
尚、ビスコースレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件にて作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例4]
経糸にポリエチレンテレフタレート繊維56dtex/24fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン56dtex/45fと17dtex/1fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。得られた生機の性量は下記の通りであった。
経糸密度:120本/in. 緯糸密度:93本/in. 織機通幅:156cm
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件にて作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例5]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨンの短繊維1.7dtex×38mm(旭化成せんい(株)製 ベンベルグ)と17dtex/1fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のコアスパンヤーン糸を用いてエアージェットルーム織機により500rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:125本/in.緯糸密度:90本/in. 織機通幅:156cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、下記の条件で作成した。
ポリウレタン弾性繊維のドラフト:2.8
カバリング回数:800t/m
回転数:7500rpm
カバリング糸のトータル繊度:64dt
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例6]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン66dtex/36fと22dtex/2fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:127本/in. 緯糸密度:93本/in. 織機通幅:167cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、下記の条件で作成した。
ポリウレタン繊維のドラフト:2.8
カバリング回数:1000t/m
回転数:7500rpm
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例7]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
84dtex/45fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン110dtex/75fと22dtex/2fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:104本/in. 緯糸密度:65本/in. 織機通幅:156cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件にて作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[実施例8]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン66dtex/36fと17dtex/2fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:127本/in.緯糸密度:93本/in. 織機通幅:167cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件にて作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[比較例1]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン56dtex/45fと44dtex/4fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:127本/in. 緯糸密度:87本/in. 織機通幅:156cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、下記の条件で作成した。
ポリウレタン繊維のドラフト:3.0
カバリング回数:800t/m
回転数:7500rpm
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
[比較例2]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
56dtex/30fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン56dtex/45fと11dtex/1fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:127本/in. 緯糸密度:93本/in. 織機通幅:156cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件にて作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
この裏地を用い、洋服を縫製したところ、裁断時にほつれやすく、取扱いにくいものであった。出来上がった洋服サンプルは、着用動作時に裏地が破れる、ストレッチ性が不足して縫目が破断する、等の問題点から、着用評価が不可能となった。
[比較例3]
経糸にキュプラアンモニウムレーヨン(旭化成せんい(株)製 登録商標ベンベルグ)の
84dtex/45fを用い、緯糸にキュプラアンモニウムレーヨン110dtex/75fと33dtex/2fのポリウレタン弾性繊維(旭化成せんい(株)製 登録商標ロイカ)のカバリング糸を用いてエアージェットルーム織機により600rpmの緯入れ回転数にて平織物の生機を作成した。
(経糸密度:104本/in. 緯糸密度:64本/in. 織機通幅:156cm)
尚、緯糸に用いるキュプラアンモニウムレーヨンとポリウレタン弾性繊維のカバリング条件は、実施例1と同様の条件にて作成した。
得られた上記生機を実施例1と同様の工程に投入し、染色及び仕上げ加工が施された裏地を得た。得られた裏地の各種特性及び着心地検査結果を(表1、表2)に示した。
Figure 0006651288
Figure 0006651288
本発明に係る織物は、薄く、表面が滑らかで、高いストレッチ性を有しており、直接肌に触れる衣料用途、例えば、シャツ地、洋服の裏地、アンダードレス、キャミソール、ペチコート等に用いると、高い着用快適性が発揮できるため、適している。

Claims (5)

  1. セルロース系繊維及び/又は合成繊維を経糸とし、ポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維からなる複合糸を緯糸とした織物であって、以下の式(1):
    40 ≦ 経糸のカバーファクター /ストレッチ率 ≦ 55 (1)
    を満たす織を用いた洋服用裏地
  2. 以下の式(2):
    3.5 ≦ 厚み/ストレッチ率 ≦ 8.0 (2)
    をさらに満たす、請求項1に記載の洋服用裏地
  3. 前記経糸及び/又は緯糸のセルロース系繊維が、長繊維糸条である、請求項1又は2に記載の洋服用裏地
  4. 前記緯糸が、ポリウレタン弾性繊維がセルロース系繊維でカバリングされた複合糸条である、請求項1〜のいずれか1項に記載の洋服用裏地
  5. セルロース系繊維を経糸とし、ポリウレタン弾性繊維とセルロース系繊維からなる複合糸を緯糸とした織物であって、以下の式(1):
    40 ≦ 経糸のカバーファクター /ストレッチ率 ≦ 55 (1)
    を満たす織物。
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