JP6647195B2 - コリメータレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、コリメータレンズに関連し、詳細には、光源からの光線を平行光に変換するために使用されるコリメータレンズに関連する。
レーザ光源等の光源からの発散光束を平行光に変換するレンズであるコリメータレンズが知られている。
このようなコリメータレンズとしては、例えば、レーザ光源を用いた投射型画像表示装置の光学系に組み込まれるものが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1のコリメータレンズでは、温度上昇に伴う作動距離(ワーキングディスタンス)の変化を抑えるために色収差特性が改善されている。そして、このレンズは、レーザ光源からの波長が375nm以上750nm以下の光を対象とし、開口数が0.2以上0.75以下であり、(1)レンズの厚さをD、レンズの焦点距離をfとしたとき、D/f>0.85が成立し、且つ(2)アッベ数をνdとしたとき、νd>57が成立することを特徴としている。
また、特許文献2のコリメータレンズでは、コリメートされた平行光の像面スポットの増大を防ぐために、レンズの光源側面(第1面)及び射出側面(第2面)を凸形状とし、これらの少なくとも一方の面に回折構造が設けられている。
国際公開WO2010/116862 特開2011−145387号公報
例えば、投影型画像表示装置に用いられる場合、コリメータレンズは、レーザ光源等の光源から射出する発散光束を平行光束に変換することを主な機能とする。近年、投影画像の大型化や高精細化等の要求に伴い、画像表示装置に輝度向上が求められている。これに伴い、画像表示装置の光学系に用いられるコリメータレンズに対して、高NA化とともに、レンズ透過率の向上が求められている。
本発明はこのような課題に対してなされたものであり、高NA化とともに、レンズ透過率が向上したコリメータレンズを提供することを目的とする。
本発明によれば、
光源から射出された波長380nm〜700nmの光線を平行光束に変換する、ガラス材料からなるコリメータレンズであって、
前記光源に対向する面と反対側に、凸部が設けられた面を有し、
開口数NAが0.6以上であり、
焦点距離fに対する中心レンズ厚tの割合t/fが1.3以下であり、
前記凸部が設けられた面の最大面角度が65°以下であり、
前記ガラス材料は屈折率ndが1.59以上であり、
前記ガラス材料のTiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量が0〜40wt%である、
コリメータレンズが提供される。
本発明によれば、高NA化とともに、レンズ透過率が向上したコリメータレンズが提供される。
本発明の好ましい実施形態のコリメータレンズの形状を示す概略的な側面図である。 図1のコリメータレンズが組み込まれた投影型画像表示装置の光源部の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のコリメータレンズが組み込まれた他の投影型画像表示装置の光源部の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の他の好ましい実施態様のコリメータレンズの形状を示す概略的な側面図である。 本発明の別の好ましい実施態様のコリメータレンズの形状を示す概略的な側面図である。 本発明の更に別の好ましい実施態様のコリメータレンズの形状を示す概略的な側面図である。 本発明のコリメータレンズで用いられる非球面の一例の構成を説明するための図面である。 本発明のNA0.6以上のレンズにおける、レンズの射出側面の最大面角度とレンズの透過率の関係を示す図面である。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に沿って説明する。図1は、本発明の好ましい実施態様のコリメータレンズ1の形状を示す概略的な側面図である。本実施態様のコリメータレンズ1は、レーザ装置等の光源から射出される波長380nm乃至700nmの光線を平行光に変換するために使用されるガラスレンズである。具体的には、例えば、液晶プロジェクタ等の投影型画像表示装置の光学系で使用される。
図1に示されているように、コリメータレンズ1は、単レンズであって、外縁に環状のコバ部が設けられた所謂両凸レンズ形状を有している。詳細には、使用時に光源Sに対向する面(光源側面)2と、この光源側面2と反対側の面(射出側面)4の両面が凸面形状を備えている。本実施態様では、光源側面2および射出側面4の両面が球面である。さらに、コリメータレンズ1は、外縁部に、フランジ状のコバ部6を備えている。なお、コバ部6は、投影型画像表示装置等に組み込む際に装置内のレンズ固定部材に固定するためには有用であるが、設けなくてもよい。
コリメータレンズ1は、射出側面2の最大面角度が65°以下が好ましい。この最大面角度は、55°以下が更に好ましく、50°以下が一層好ましい。尚、面角度θとは、レンズ面上有効径内の一位置における法線とレンズ中心軸Zとがなす角度を意味する。最大面角度が65°以下であると、プレス成形性や研削または研磨加工性等のレンズ加工性が良好なものとなり、さらにレンズの形状評価が容易になる効果がある。
さらに、コリメータレンズ1は、t/f(t:中心レンズ厚、f:焦点距離)が、1.3以下が好ましい。1.3を超えると実用上十分なワーキングディスタンス(作動距離)(Working Distance; WD)、例えば1mm以上のWDを確保することができなくなるためである。このt/fは、1.20以下がより好ましい。十分なWDの確保に加え、レンズ加工性の観点から、t/fは好ましくは0.3〜1.3、更に好ましくは0.3〜0.85、一層好ましくは0.3〜0.80である。
さらに、t/fの上限と下限について詳述する。t/fの上限は、WDの確保の観点から、1.20以下、1.00以下、0.80以下、0.70以下の順に好ましい。t/fの下限は、レンズ加工性の観点から、0.30以上、0.40以上、0.50以上の順に好ましい。
尚、本明細書において、「ワーキングディスタンス(作動距離)(Working Distance ;WD)」とは、例えば、図1に示されているように、光源S、詳細には光源中の点状の発光部位と、コリメータレンズ1の光源側面2の最も光源に近い部位の間の距離を指す。
また、コリメータレンズ1の開口数NAは0.6以上である。NAの上限は、WDの確保と最大面角度を65°以下とするため、例えば0.9以下が好ましい。
さらに、NAの上限は、0.85以下、0.80以下、または0.75以下とすることができる。NAの下限は、0.6超(0.6<)、0.65以上、0.70以上、または0.71以上とすることができる。
コリメータレンズ1を製造する方法には、ガラス材料を用いた、精密プレス成形や研削加工、研磨加工による方法等がある。
コリメータレンズ1を形成する材料として、例えば以下の2種類の組成系を有するガラス材料(ガラスI、ガラスII)を用いることができる。
ガラスIは、B23を含有するとともに、La23、Gd23、及びY23等の希土類酸化物から選択される少なくとも一種を含有するガラス材料である。
ガラスIIは、P25を含有するとともに、Nb25、WO3、TiO2、及びBi23から選択される少なくとも一種を含有するガラス材料である。
コリメータレンズ1を形成するガラス材料には、ガラスIまたはガラスIIにおいて、TiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量が0〜40wt%であることが好ましい。TiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量は、プレス性向上等の観点から、0〜28wt%がより好ましく、0〜16wt%が、更に好ましい。
また、コリメータレンズ1を形成するガラス材料として、ガラスIの中では、レンズ透過率の観点から、TiO2+WO3+Nb25+Bi23/((希土類酸化物の合計含有量)+Ta25)≦1.1であることが好ましい。この割合は、0.9以下がより好ましく、0.5以下が更に好ましい。
コリメータレンズ1を形成するガラス材料は、屈折率ndが1.59以上である。この屈折率ndは、1.68以上がより好ましく、1.75以上が更に好ましく、1.80以上がいっそう好ましい。このような屈折率ndにすることにより、射出側面の最大面角度を小さくすることができるからである。
コリメータレンズ1を形成するガラス材料のアッベ数は、屈折率ndが1.59以上の高屈折率化を維持する観点から、その上限は57以下であることが好ましい。さらに、アッベ数の上限は、高屈折率化の観点から、50以下、または45以下がより好ましい。アッベ数の下限は、特に制限はないが、20以上が挙げられる。
さらに、コリメータレンズ1を形成するガラス材料は、精密プレス成形への適性の観点から、ガラス転移温度Tg≦630℃であることが好ましい。
これに関連し、コリメータレンズ1を形成するガラス材料では、Tg低下に寄与することから、ZnO含有量が3wt%以上が好ましく、8wt%以上が更に好ましく、10wt%以上であることがいっそう好ましい。
このような本実施態様のコリメータレンズ1では、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量を40wt%以下に抑えているため、レンズ透過率が向上し、レーザ光源からの射出光の利用効率を高めることができる。
また、コリメータレンズ1では、レーザ光源からの射出光の利用効率が高められるため、投影型画像表示装置における投影画像の輝度が向上する。
現在、レーザ光源(レーザ・ダイオード(Laser Diode;LD))、特に緑色レーザは高出力化が課題であるが、高出力化は容易ではない。しかしながら、コリメータレンズの透過率が向上すれば、レーザ出力が低くても投影画像の輝度が向上し、十分な投影画像が得られるようになる。さらに、低消費電力化も達成できる。
図2は、本実施態様のコリメータレンズ1が組み込まれた投影型画像表示装置(例えば、液晶プロジェクタ)の光源部(照明光学系)10の構成を概略的に示すブロック図である。
図2に示されているように、光源部10は、それぞれが赤色光、緑色光、および青色光を発生させる3つのレーザ装置R、G、Bを備え、各レーザ(LD)装置R、G、Bの下流側にコリメータレンズ1がそれぞれ配置されている。コリメータレンズ1は、各レーザ装置R、G、Bから射出された発散光を平行光に変換する。
この光源部10では、各コリメータレンズ1によって平行光とされた赤色光、青色光、および緑色光は、ダイクロイックプリズム等を備えた合波光学系12によって合波され、投影光学系に送られる。
図3は、本実施態様のコリメータレンズ1が組み込まれた他の投影型画像表示装置(例えば、液晶プロジェクタ)の光源部(照明光学系)14の構成を概略的に示すブロック図である。
図3に示されているように、光源部14は、近紫外光レーザ装置のような単色光源(LD)16を備え、単色光源16の下流側にコリメータレンズ1が配置されている。コリメータレンズ1は、単色光源16から射出された光線を平行光に変換する。
この光源部14は、近紫外光を赤色光、青色光、および緑色光に変換する3つの部分を備えた変換部18を備えている。この変換部18では、赤色光、青色光、および緑色光に変換する3つの部分が順次、近紫外光の光路上に配置され、近紫外光を一定時間毎に、赤色光、青色光、および緑色光に変換していく。そして、これらの赤色光、青色光、および緑色光が、順次、投影光学系に送られる。
例えば、この実施形態のコリメータレンズ1は、所謂両凸形状を備えたコリメータレンズであったが、本発明は、このような両凸形状のコリメータレンズに限定されるものではない。本発明のコリメータレンズは、光源に対向する面と反対側に凸部が設けられた面を有し、さらに所定の条件を備えていればよい。
したがって、例えば、図4ないし図6に示されているような外形を備えたものであってもよい。すなわち、図4に示されているような、コバ部を備えず、光源Sに対向する面が平面であり、光源Sに対向する面2と反対側の面4が凸面である平凸レンズ104でもよい。光源に対向する面を平坦にすることにより、ワーキングディスタンス(WD)の確保やレンズ加工性の点で有利になる。また、光源に対向する面2と反対側の面4との間での偏心(ディセンタ)の問題が発生しなくなる。
また、図5に示されているような、コバ部を備えず、光源Sに対向する面が凸面であり、光源Sに対向する面2と反対側の面4も凸面である両凸105レンズでもよい。さらに、図6に示されているような、コバ部を備えず、光源Sに対向する面2が凹面であり、光源Sに対向する面と反対側の面4が凸面である凸メニスカスレンズ106でもよい。
前記実施態様のコリメータレンズ1では、光源に対向する面2および反対側の面4の両面が球面であったが、これらの面の一方または両方が非球面であっても良い。
図7に示すように、特に、光源に対向する面の反対側の凸面4Aは、球面(点線)の近軸曲率半径(R0)よりも、近軸曲率半径の周辺の曲率半径(R1またはR2)が大きくなるような非球面(実線)とすることが好ましい。レンズ周辺部での面角度が小さくなり、レンズ透過率向上に寄与するためである。この場合、図7に示されているように、レンズ中心軸Zから周辺(レンズ端部1a)に向かって曲率半径が増加していることが好ましい。ここで、近軸曲率半径とは、レンズの中心軸上における曲率半径のことを指す。
光源に対向する面の反対側の面の凸面を非球面とするとともに、光源に対向する面の凸面または凹面を非球面としてもよい。これにより、収差特性が更に改善される。
例えば、後述する実施例4の硝材が用いられ、以下のようなスペックを有する非球面レンズでもよい。
焦点距離(mm) 2.14
NA 0.7
中心厚み(mm) 1.8
平行光側有効直径(mm) 3
(非球面データ)
光源側面 平行光側面
R 9.33 −1.947
K 0 −1.06
A4 −5.841E−02 −1.169E−02
A6 3.564E−02 −8.968E−04
A8 −1.211E−02 5.864E−05
A10 1.869E−03 4.951E−05
表1は、図4のレンズ形状において、レンズ透過率の射出側面4の最大面角度依存性を求める際に用いた硝材の構成成分(組成)を示したものである。
図8は、本発明のNA0.6以上のレンズにおける、レンズの射出側面(図1における射出側面4)の最大面角度とレンズの透過率の関係(すなわち透過率の射出側面最大面角度依存性)を示す図面である。尚、t/fは、1.3以下である。t/fは、NA=0.60については、0.30、0.40、0.50、0.60、0.75、0.80、1.00、1.20、1.30、NA=0.65については、0.30、0.40、0.50、0.60、0.75、0.80、1.00、1.20、1.30、NA=0.71については、0.40、0.60、0.71、0.80、0.90、1.00、1.10、1.20、1.28、1.30とした。
具体的には、図8は、下記表1に示す各硝材について、波長430nm(青色)におけるNA0.6、0.65、0.71の場合のレンズ透過率を示している。なお、波長530nm(緑色)、波長650nm(赤色)のデータは記載していないが、一般的にガラス材料の内部透過率は、短波長側である紫色の450nm近辺以下になると急激に低下する。本明細書では、この波長域の波長(430nm)でのレンズ透過率をレンズ透過率の指標としてレンズの特性を検討した。
なお、図8中で、点線で囲まれた領域のプロットは、本願発明の実施例である。
図8の縦軸のレンズ透過率は、最大値を1として正規化している。図8に示されているように、レンズ透過率は、最大面角度が55°以下において良好なものとなるが、65°を超えると急激に悪化する。波長530nm、波長650nmのデータも、図8の波長430nmと同様な傾向を示した。
なお、最大面角度が65°を超えるコリメータレンズでは、中心部と周辺部とでレンズ透過率が大きく異なるため、コリメータレンズにより変換された平行光において、コリメータレンズの中心部を通過した光と中心部周辺の周辺部を通過した光との間で輝度差が生じてしまう。輝度差を抑制しつつ、レンズ透過率を高める観点から、最大面角度の上限は、65°以下、60°以下、55°以下の順に好ましい。最大面角度の下限は、NAを0.6以上にする観点から、20°以上とすることが好ましい。
表1には、各硝材の最大面角度とレンズ透過率の指標を示している。最大面角度は、図8の結果から65°以下の場合は○、65°を超える場合は×で示す。
Figure 0006647195
レンズ透過率は指標として◎○×で示す。ここで、◎はグレードA(0.985以上)、○はグレードB(0.970以上、かつ0.985未満)、×はグレードC(0.970未満)である。前記( )内の値はレンズ透過率を正規化した値である。最大面角度の要件とレンズ透過率の双方の指標を満たす硝材は実施例、満たさない硝材は比較例として示す。
表1から、実施例1〜7に示す硝材では、最大面角度を65°以下とし、nd=1.59以上、TiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量を40wt%以下に抑えることで良好なレンズ透過率特性を得ることができることがわかる。
表1から、比較例1の硝材は、最大面角度の要件を満たしていないことがわかる。また、表1から、ガラス中のTiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量が多い比較例2の硝材は、レンズ透過率が不十分であることがわかる。ガラス中でのこれら金属イオンは紫外線吸収が大きく、レンズ透過率を悪化させていると考えられる。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明を総括する。
第1の実施形態のコリメータレンズ1は、図1に示されているように、光源Sから射出された波長380nm〜700nmの光線を平行光束に変換する、ガラス材料からなるコリメータレンズである。コリメータレンズ1は、光源Sに対向する面2と反対側に凸部が設けられた面4を有している。このコリメータレンズ1では、開口数NAが0.6以上であり、t/fが1.3以下(t:中心レンズ厚、f:焦点距離)である。さらに、凸部が設けられた面4の最大面角度θ65°以下である。またコリメータレンズ1を形成するガラス材料は、屈折率ndが1.59以上であり、TiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量が0〜40wt%である。
コリメータレンズ1では、光源Sに対向する面と反対側の面4に設けられた凸部を非球面とすることができる。
また、コリメータレンズ1において、光源Sに対向する面が平坦面でもよい。
さらに、コリメータレンズ1では、例えば図1に示されているように、光源Sに対向する面に、凸部が設けられている。
この光源に対向する面に設けられた凸部が非球面でもよい。
また、本発明は、図6に示されている実施態様のコリメータレンズ106のように、光源Sに対向する面に、凹部が設けられている構成でもよい。
本発明のコリメータレンズでは、光源Sは照明光学系に使用される光源であってもよい。
また、本発明のコリメータレンズでは、この照明光学系が、投影型画像表示装置の照明光学系であってもよい。
図2および図3に示されているように、本発明のコリメータレンズでは、光源Sがレーザ光源であってもよい。
さらに、本発明は、上記総括した各コリメータレンズを使用して照明光学系でもよい。
さらにまた、本発明は、このような照明光学系を備えた投写型画像表示装置でもよい。
1:コリメータレンズ
2:光源側面
4:射出側面
S:光源
t:中心レンズ厚
f:焦点距離

Claims (7)

  1. 光源から射出された波長380nm〜700nmの光線を平行光束に変換する、ガラス材料からなるコリメータレンズであって、
    前記光源に対向する面と反対側に、凸部が設けられた面を有し、
    開口数NAが0.6以上であり、
    焦点距離fに対する中心レンズ厚tの割合t/fが1.3以下であり、
    前記凸部が設けられた面の最大面角度が65°以下であり、
    前記ガラス材料は屈折率ndが1.68以上であり、
    前記ガラス材料のTiO2、WO3、Nb25、Bi23の合計含有量が0〜40wt%であり、さらに、
    TiO 2 +WO 3 +Nb 2 5 +Bi 2 3 /((希土類酸化物の合計含有量)+Ta 2 5 )≦1.1である、
    コリメータレンズ。
  2. 前記光源に対向する面と反対側の面に設けられた凸部が非球面である、
    請求項1に記載のコリメータレンズ。
  3. 前記光源に対向する面が平坦面である、
    請求項1または2に記載のコリメータレンズ。
  4. 前記光源に対向する面に、凸部が設けられている、
    請求項1または2に記載のコリメータレンズ。
  5. 前記光源に対向する面に設けられた凸部が非球面である、
    請求項4に記載のコリメータレンズ。
  6. 前記光源に対向する面に、凹部が設けられている、
    請求項1または2に記載のコリメータレンズ。
  7. 前記光源に対向する面に設けられた凹部が非球面である、
    請求項6に記載のコリメータレンズ。
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