JP5930257B1 - 内視鏡用対物光学系 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一態様は、
物体側から順に、平凹の第1負レンズと、像側に凸面を向けた第2メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズと、正レンズ群と、正レンズと負レンズが接合された接合レンズと、からなり、
第3正メニスカスレンズが光軸に沿って移動してフォーカシングを行い、
第2メニスカスレンズは負レンズであり、
以下の条件式(1)を満たし、
以下の条件式(4−1)、(4−2)の少なくともいずれか1つを満たすことを特徴とする内視鏡用対物光学系。
2.3≦fp/Ih≦5 (1)
−1.5≦r2/r3≦−0.28 (4−1)
−0.2≦r2/r4≦−0.08 (4−2)
ここで、
fpは正レンズ群の焦点距離、
Ihは内視鏡用対物光学系の最大像高、
r2は第1負レンズの像側曲率半径、
r3は第2メニスカスレンズの物体側曲率半径、
r4は第2メニスカスレンズの像側曲率半径、
である。
−2≦f1/Ih≦−0.9 (2)
ここで、
f1は第1負レンズの焦点距離、
Ihは内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。
−3≦(fc1×fc2)/(fc×f)≦−0.85 (3)
ここで、
fc1は接合レンズの正レンズの焦点距離、
fc2は接合レンズの負レンズの焦点距離、
fcは接合レンズの合成焦点距離、
fは内視鏡用対物光学系の通常観察状態または近接観察状態での全系の焦点距離、
である。
0.45≦fp/fc≦1.3 (5)
ここで、
fpは正レンズ群の焦点距離、
fcは接合レンズの合成焦点距離、
である。
−5≦fpc/f1≦−2 (6)
ここで、
fpcは正レンズ群と接合レンズとの合成焦点距離、
f1は第1負レンズの焦点距離、
である。
22≦f3/df≦50 (7)
ここで、
f3は第3正メニスカスレンズの焦点距離、
dfは第3正メニスカスレンズの最大移動量、
である。
1.35≦Σd(L1−L3)/Ih≦3 (8)
ここで、
Σd(L1−L3)は第1負レンズの物体側面から第3正メニスカスレンズの物体側面の最小の軸上距離、
Ihは内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。
4≦Fno≦7 (9)
ここで、
Fnoは内視鏡用対物光学系のFナンバー、
である。
2.3≦fp/Ih≦5 (1)
ここで、
fpは第4正レンズ群L4の焦点距離、
Ihは内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。
条件式(1)の下限値を下回ると、Fnoに対して第4正レンズ群L4の正屈折力が強くなりすぎる。この場合、球面収差やコマ収差が悪化してしまう。そのため、高い光学性能を確保できなくなる。
2.4≦fp/Ih≦4 (1’)
さらに、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’’)を満たすことが望ましい。
2.5≦fp/Ih≦3.5 (1’’)
−2≦f1/Ih≦−0.9 (2)
ここで、
f1は第1負レンズL1の焦点距離、
Ihは内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。
条件式(2)の下限値を下回ると、第1負レンズL1の負屈折力が弱くなりすぎる。この場合、光学系の全長が大きくなりすぎてしまう。そのため、内視鏡対物光学系として必要な小型化の条件を満たすことができない。
−1.6≦f1/Ih≦−0.9 (2’)
さらに、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’’)を満たすことが望ましい。
−1.2≦f1/Ih≦−0.9 (2’’)
−3≦(fc1×fc2)/(fc×f)≦−0.85 (3)
ここで、
fc1は接合レンズの第5正レンズL5の焦点距離、
fc2は接合レンズの第6負レンズL6の焦点距離、
fcは接合レンズの合成焦点距離、
fは内視鏡用対物光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(3)の下限値を下回ると、光学系の全長が大きくなりすぎるか、または倍率色収差の補正が過剰になってしまう。
−2.3≦(fc1×fc2)/(fc×f)≦−0.88 (3’)
さらに、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’’)を満たすことが望ましい。
−1.7≦(fc1×fc2)/(fc×f)≦−0.9 (3’’)
−1.5≦r2/r3≦−0.28 (4−1)
−0.2≦r2/r4≦−0.08 (4−2)
ここで、
r2は第1負レンズL1の像側曲率半径、
r3は第2メニスカスレンズL2の物体側曲率半径、
r4は第2メニスカスレンズL2の像側曲率半径、
である。
条件式(4−1)、(4−2)の下限値を下回ると、非点収差やコマ収差が補正過剰になるか、または光学系の全長が大きくなりすぎてしまう。
−1≦r2/r3≦−0.3 (4−1’)
−0.15≦r2/r4≦−0.09 (4−2’)
さらに、条件式(4−1)、(4−2)に代えて、以下の条件式(4−1’’)、(4−2’’)を満たすことが望ましい。
−0.75≦r2/r3≦−0.32 (4−1’’)
−0.13≦r2/r4≦−0.1 (4−2’’)
0.45≦fp/fc≦1.3 (5)
ここで、
fpは正レンズ群L4の焦点距離、
fcは接合レンズの合成焦点距離、
である。
条件式(5)の下限値を下回ると、バックフォーカスが短すぎて、組立が出来なくなってしまうか、または第4正レンズ群L4によって発生する球面収差が補正しきれなくなってしまう。
0.47≦fp/fc≦1.1 (5’)
さらに、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’’)を満たすことが望ましい。
0.45≦fp/fc≦0.9 (5’’)
−5≦fpc/f1≦−2 (6)
ここで、
fpcは正レンズ群L4と接合レンズとの合成焦点距離、
f1は第1負レンズL1の焦点距離、
である。
条件式(6)の下限値を下回ると、第1負レンズL1の屈折力が強くなりすぎる。これにより、全体的に収差が悪化するか、または所定の光学系における屈折力が弱くなりすぎて、光学系の全長が大きくなってしまう。
−4≦fpc/f1≦−2.1 (6’)
さらに、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’’)を満たすことが望ましい。
−3.2≦fpc/f1≦−2.2 (6’’)
22≦f3/df≦50 (7)
ここで、
f3は第3正メニスカスレンズL3の焦点距離、
dfは第3正メニスカスレンズL3の最大移動量、
である。
条件式(7)の下限値を下回ると、フォーカスや、ばらつき即ち製造誤差の発生、による収差発生量が大きくなる。そのため、光学系の光学性能が劣化してしまう。
22≦f3/df≦40 (7’)
さらに、条件式(7)に代えて、以下の条件式(7’’)を満たすことが望ましい。
22≦f3/df≦35 (7’’)
1.35≦Σd(L1−L3)/Ih≦3 (8)
ここで、
Σd(L1−L3)は第1負レンズL1の物体側面から第3正メニスカスレンズL3の物体側面までの最小の軸上距離、
Ihは内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。
条件式(8)の下限値を下回ると、第1負レンズL1、第3正メニスカスレンズL3の屈折力が強くなりすぎてしまう。そのため、コマ収差が悪化してしまう。
1.4≦Σd(L1−L3)/Ih≦2.5 (8’)
さらに、条件式(8)に代えて、以下の条件式(8’’)を満たすことが望ましい。
1.5≦Σd(L1−L3)/Ih≦2 (8’’)
4≦Fno≦7 (9)
ただし、
Fnoは内視鏡用対物光学系のFナンバー、
である。
条件式(9)の下限値を下回ると、残存する収差が大きくなりすぎて、共に光学的な高性能を満たせなくなってしまう。
4.5≦Fno≦6.6 (9’)
さらに、条件式(9)に代えて、以下の条件式(9’’)を満たすことが望ましい。
5≦Fno≦6.3 (9’’)
また、本実施形態に係る対物光学系では、第4正レンズ群L4は、複数のレンズで構成してもよい。
実施例1に係る内視鏡用対物光学系について説明する。
図2(a)は、本実施例に係る内視鏡用対物光学系の、通常観察状態(遠距離物点)における断面図、(b)は近接観察状態(近距離物点)における断面図である。
本実施例1では、物体側から順に、平凹の第1負レンズL1と、像側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズL2と、物体側に凸を向けた第3正メニスカスレンズL3と、明るさ絞りSと、両凸の第4正レンズL4と、両凸の第5正レンズL5と、像側に凸の第6負メニスカスレンズL6と、赤外吸収フィルタ、カバーガラスFとCCDカバーガラスCGと、から構成される。
なお、第5正レンズL5と第6負メニスカスレンズL6とは接合されている。また、カバーガラスFとCCDカバーガラスCGとは接合されている。d15は接着層である。また、赤外吸収フィルタの物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。さらに、第3正メニスカスレンズL3は、通常観察状態(図2(a))から近接観察状態(図2(b))へフォーカシングするに際して、像(像面I)側に移動する。
図3(e)、(f)、(g)、(h)は、本実施例の近接観察状態における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
これら、諸収差図は、656.27nm(C線)、587.56nm(d線)、486.13nm(F線)及び435.84nm(g線)の各波長について示されている。また、各図中、”FIY”は最大像高を示す。以下、収差図に関しては、同様である。
実施例2に係る内視鏡用対物光学系について説明する。
図4(a)は、本実施例に係る内視鏡用対物光学系の、通常観察状態(遠距離物点)における断面図、(b)は近接観察状態(近距離物点)における断面図である。
実施例2は、上述した実施例1と同様な構成で広角化している。
物体側から順に、平凹の第1負レンズL1、像側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズL2、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズL3、明るさ絞りS、両凸の第4正レンズL4、両凸の第5正レンズL5、像側に凸の第6負メニスカスレンズL6、赤外吸収フィルタF、カバーガラスF、CCDカバーガラスCGから構成される。
なお第5正レンズL5と第6負メニスカスレンズL6とは接合されている。また、カバーガラスFとCCDカバーガラスCGは接合されている。また赤外吸収フィルタの物体側にYAGレーザーカット、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。さらに、第3正メニスカスレンズL3は通常観察状態(図4(a))から近接観察状態(図4(b))へフォーカシングに際して像(像面I)側に移動する。
図5(e)、(f)、(g)、(h)は、本実施例の近接観察状態における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
実施例3に係る内視鏡用対物光学系について説明する。
図6(a)は、本実施例に係る内視鏡用対物光学系の、通常観察状態(遠距離物点)における断面図、(b)は近接観察状態(近距離物点)における断面図である。
実施例3も上述の実施例1と同様に、物体側から順に、平凹の第1負レンズL1と、像側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズL3と、明るさ絞りSと、両凸の第4正レンズL4と、両凸の第5正レンズL5と、像側に凸面を向けた第6負メニスカスレンズL6と、赤外吸収フィルタ、カバーガラスF、CCDカバーガラスCGから構成される。
なお、第5正レンズL5と第6負メニスカスレンズL6とは接合されている。また、カバーガラスFとCCDカバーガラスCGは接合されている。また赤外吸収フィルタの物体側にLDレーザーカットのコーティング、像側にYAGレーザーカットのコーティングを施している。さらに、第3正メニスカスレンズL3は、通常観察状態(図6(a))から近接観察状態(図6(b))へのフォーカシングに際して像(像面I)側に移動する。
図7(e)、(f)、(g)、(h)は、本実施例の近接観察状態における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
実施例4に係る内視鏡用対物光学系について説明する。
図8(a)は、本実施例に係る内視鏡用対物光学系の、通常観察状態(遠距離物点)における断面図、(b)は近接観察状態(近距離物点)における断面図である。
実施例4も上述した実施例2と同様に、物体側から順に、平凹の第1負レンズL1と、像側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズL3と、明るさ絞りSと、両凸の第4正レンズL4と、両凸の第5正レンズL5と、像側に凸面を向けた第6負メニスカスレンズL6と、赤外吸収フィルタ、カバーガラスF、CCDカバーガラスCGから構成される。
なお、第5正レンズL5と第6負メニスカスレンズL6とは接合されている。また、カバーガラスFとCCDカバーガラスCGは接合されている。また、赤外吸収フィルタの物体側にLDレーザーカットのコーティング、像側にYAGレーザーカットのコーティングを施している。さらに、第3正メニスカスレンズL3は通常観察状態(図8(a))から近接観察状態(図8(b))へのフォーカシングに際して像(像面I)側に移動する。
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.320 1.88300 40.76
2 0.9087 0.7537
3 -1.2930 0.4800 1.88300 40.76
4 -1.5764 d4
5 1.4374 0.5400 1.88300 40.76
6 1.5329 d6
7(絞り)∞ 0.1910
8 2.6879 1.0600 1.51633 64.14
9 -2.6879 0.7537
10 2.8896 1.2000 1.48749 70.23
11 -1.4034 0.4200 1.92286 18.90
12 -2.6879 0.9999
13 ∞ 0.6000 1.52100 65.13
14 ∞ 0.5000 1.51633 64.14
15 ∞ 0.0100 1.51300 64.00
16 ∞ 0.5000 1.61062 50.49
像面 ∞
各種データ
通常観察状態 近接観察状態
焦点距離 1.072 1.056
物点距離 12.5 4.5
Fno 5.94 5.95
ω 67.2 66.0
IH 1 1
d4 0.1730 0.4809
d6 0.7325 0.4246
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.3200 1.88300 40.76
2 0.8291 0.6274
3 -2.4204 0.4000 1.88300 40.76
4 -4.3174 d4
5 1.5329 0.4800 1.64769 33.79
6 1.7898 d6
7(絞り)∞ 0.0860
8 3.0870 1.1600 1.62004 36.26
9 -3.0870 0.7750
10 3.0998 1.0600 1.58913 61.14
11 -1.4374 0.3200 1.92286 18.90
12 -3.7166 1.0000
13 ∞ 0.7431 1.52100 65.13
14 ∞ 0.5854
15 ∞ 0.7000 1.51633 64.14
16 ∞ 0.0100 1.51300 64.00
17 ∞ 0.5000 1.61062 50.49
像面 ∞ 0.0000
各種データ
通常観察状態 近接観察状態
焦点距離 0.998 0.990
物点距離 11.5 4.0
Fno 6.00 6.02
ω 80.5 76.5
IH 1 1
d4 0.3216 0.6444
d6 0.7229 0.4002
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.3185 1.88300 40.76
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4 -1.7058 d4
5 1.2793 0.5400 1.88300 40.76
6 1.2840 d6
7(絞り)∞ 0.1911
8 2.8681 0.6950 1.48749 70.23
9 -3.3606 0.7488
10 2.0631 1.2700 1.48749 70.23
11 -1.3083 0.4250 1.92286 18.90
12 -2.7838 0.1900
13 ∞ 0.6000 1.52100 65.13
14 ∞ 1.2918
15 ∞ 0.5000 1.51633 64.14
16 ∞ 0.0100 1.51300 64.00
17 ∞ 0.5000 1.61062 50.49
像面 ∞
各種データ
通常観察状態 近接観察状態
焦点距離 1.087 1.075
物点距離 12.7 4.1
Fno 6.09 6.11
ω 68.6 66.0
IH 1 1
d4 0.2014 0.5257
d6 0.7521 0.4280
単位 mm
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.3200 1.88300 40.76
2 0.8134 0.6081
3 -3.3652 0.4000 1.88300 40.76
4 -7.0620 d4
5 1.3621 0.4800 1.64769 33.79
6 1.6153 d6
7(絞り)∞ 0.0850
8 2.7557 1.0360 1.58144 40.75
9 -2.7539 0.7967
10 2.9158 1.0700 1.58913 61.14
11 -1.4447 0.4250 1.92286 18.90
12 -3.8660 1.5479
13 ∞ 0.6000 1.52100 65.13
14 ∞ 0.5000 1.51633 64.14
15 ∞ 0.0100 1.51300 64.00
16 ∞ 0.5000 1.61062 50.49
像面 ∞
各種データ
通常観察状態 近接観察状態
焦点距離 1.005 0.995
物点距離 11.4 4.0
Fno 5.90 5.92
ω 79.5 76.1
IH 1 1
d4 0.3185 0.5666
d6 0.6770 0.4289
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1) 2.78 2.67 3.28 2.53
(2) -1.02 -0.93 -0.91 -0.92
(3) -1.51 -0.99 -1.24 -1.00
-1.53 -1.00 -1.26 -1.01
(4-1) -0.70 -0.34 -0.55 -0.24
(4-2) -0.58 -0.19 -0.47 -0.12
(5) 0.57 0.54 0.77 0.52
(6) -2.23 -2.29 -2.50 -2.26
(7) 23.1 29.2 22.1 30.7
(8) 1.73 1.67 1.78 1.65
(9) 5.94 6.00 6.09 5.90
L2 第2負メニスカスレンズ
L3 第3正メニスカスレンズ
L4 第4正レンズ
L5 第5正レンズ
L6 第6負メニスカスレンズ
S 明るさ絞り
Claims (10)
- 物体側から順に、平凹の第1負レンズと、像側に凸面を向けた第2メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズと、正レンズ群と、正レンズと負レンズが接合された接合レンズとからなり、
前記第3正メニスカスレンズが光軸に沿って移動してフォーカシングを行い、
前記第2メニスカスレンズは負レンズであり、
以下の条件式(1)を満たし、
以下の条件式(4−1)、(4−2)の少なくともいずれか1つを満たすことを特徴とする内視鏡用対物光学系。
2.3≦fp/Ih≦5 (1)
−1.5≦r2/r3≦−0.28 (4−1)
−0.2≦r2/r4≦−0.08 (4−2)
ここで、
fpは前記正レンズ群の焦点距離、
Ihは前記内視鏡用対物光学系の最大像高、
r2は前記第1負レンズの像側曲率半径、
r3は前記第2メニスカスレンズの物体側曲率半径、
r4は前記第2メニスカスレンズの像側曲率半径、
である。 - 以下の条件式(2)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
−2≦f1/Ih≦−0.9 (2)
ここで、
f1は前記第1負レンズの焦点距離、
Ihは前記内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。 - 以下の条件式(3)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
−3≦(fc1×fc2)/(fc×f)≦−0.85 (3)
ここで、
fc1は前記接合レンズの前記正レンズの焦点距離、
fc2は前記接合レンズの前記負レンズの焦点距離、
fcは前記接合レンズの合成焦点距離、
fは前記内視鏡用対物光学系の通常観察状態または近接観察状態での全系の焦点距離、
である。 - 以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
0.45≦fp/fc≦1.3 (5)
ここで、
fpは前記正レンズ群の焦点距離、
fcは前記接合レンズの合成焦点距離、
である。 - 以下の条件式(6)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
−5≦fpc/f1≦−2 (6)
ここで、
fpcは前記正レンズ群と前記接合レンズとの合成焦点距離、
f1は前記第1負レンズの焦点距離、
である。 - 以下の条件式(7)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
22≦f3/df≦50 (7)
ここで、
f3は前記第3正メニスカスレンズの焦点距離、
dfは前記第3正メニスカスレンズの最大移動量、
である。 - 以下の条件式(8)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内
視鏡用対物光学系。
1.35≦Σd(L1−L3)/Ih≦3 (8)
ここで、
Σd(L1−L3)は前記第1負レンズの物体側面から前記第3正
メニスカスレンズの物体側面の最小の軸上距離、
Ihは前記内視鏡用対物光学系の最大像高、
である。 - 以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
4≦Fno≦7 (9)
ここで、
Fnoは内視鏡用対物光学系のFナンバー、
である。 - フォーカス時には前記第3正メニスカスレンズのみが移動することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
- 明るさ絞りは前記第3正メニスカスレンズの像側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物光学系。
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