JP6266195B1 - 内視鏡対物光学系 - Google Patents

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Abstract

小型で十分な観察深度を確保でき、広角の視野角を有し、病変の観察および診断がしやすい、高性能な内視鏡対物光学系を提供すること。物体側から順に、負屈折力の前群FLと、明るさ絞りSと、正屈折力の後群RLと、からなり、前群FLは、物体側から順に、負の単レンズからなる第1レンズL1と、正の単レンズからなる第2レンズL2と、を有し、後群RLは、正の単レンズからなる第3レンズL3と、正の第4レンズL4と負の第5レンズL5の接合レンズCL1と、正の第6レンズL6と、を有し、第1レンズL1の物体側面は平面であり、第2レンズL2は像側に凸面を向けたメニスカス形状であり、第6レンズL6は撮像素子IMGと接合されており、以下の条件式(1)を満足する。−1.2≦D6/F12≦−0.47 …(1)ここで、D6は、第6レンズL6の肉厚、F12は、第1レンズL1から第2レンズL2までの合成焦点距離、である。

Description

本発明は、小型で、明るい対物光学系に関するもので、特に内視鏡対物光学系に関するものである。
内視鏡は、医療用分野及び工業用分野で広く使用されている装置である。特に医療用分野においては、患者への負担低減や診断精度の向上等の観点から、内視鏡の撮像素子、例えばCCDやCMOSの小型化と高画素化が進み、画素ピッチが年々小さくなってきている。その為、内視鏡対物光学系についても、広角化や収差補正等の光学性能を満足させつつ、小型化を図ることが求められている。小型な内視鏡対物光学系が、例えば、特許文献1、2に提案されている。また、デジタルカメラ用の小型な光学系が、例えば、特許文献3、4に提案されている。
特許第4997348号公報 特許弟5927368号広報 特開2008−107478号公報 特開2006−84886号公報
特許文献1の対物光学系は、小型で、大きなFnoの光学仕様となっている。特許文献2の対物光学系は、小型で小さいFnoを有しており回折の影響を受けにくい構成である。また、ピント位置のばらつきによる感度を緩めてピント調整作業を容易にした対物光学系となっている。特許文献3のズームレンズは、防振機能を有する小型、高性能な光学系である。特許文献4の光学系は、主にデジタルカメラのような小型撮像装置に用いられる小型、高性能の光学系である。
特許文献1の対物光学系では、対物光学系のFnoは、回折の影響を受けないように、下記の式(A)を満足する範囲であるのが望ましい。
Fno<2×P/1.22/λ (A)
ここで、Pは、撮像素子の画素ピッチである。
画素ピッチの小さい光学系においては、光の回折による光学性能の劣化が発生してしまう。そのため、小型化、高画素に伴って画素ピッチが小さくなってきている近年において、特許文献1の対物光学系は、光の回折の影響により適用できない。
特許文献2の対物光学系は、ピント調整後の組み立て負荷によってピント位置がずれてしまう事情を鑑みると、安定して良好な光学性能を得るためには、まだ不十分な構成である。例えば、ピント調整後にピント位置を固定するためには、メカ部材により光学系をロックし、接着剤により固定する必要がある。このとき、光学系をロックしたときに生じるピント位置のずれや、接着剤の硬化収縮、さらには、接着剤を硬化促進させるために高温環境下においた場合、ピント位置を把持しているメカ部材の熱膨張によるピント位置のずれなどが考えられる。そのため、同じ仕様の対物光学系にも関わらず上述した製造ばらつきによって観察深度が異なる現象が生じてしまい、近距離物体もしくは遠距離物体での観察では画像がボケてしまうことがある。その場合、高精細な観察ができなくなり、術者にとっては診断精度が落ちてしまう問題が生じてしまう。
さらに、特許文献2の対物光学系では、撮像素子に接合されているフィールドレンズの正屈折力を大きくすることでピント感度を緩和している。ここで、上述した問題を解決するためには、さらにピント感度を緩和する必要がある。しかしながら、フィールドレンズの正屈折力を大きくしてピント感度を緩和しただけでは非点収差が大きくなる。このため、周辺性能が悪化してしまうため、より一層のピント緩和は難しい。
このように、特許文献1、2の内視鏡対物光学系では、小型化によって生じる回折の影響や、組み立て負荷によってピント位置がずれた場合、光学性能が劣化してしまうため適用できない。
また、特許文献3、4の光学系は、小型で高性能ではあるが、光学系のレンズ構成、例えば最も物体側のレンズ形状が内視鏡に適用するには好適ではない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は小型で十分な観察深度を確保でき、広角の視野角を有し、病変の観察および診断がしやすい、高性能な内視鏡対物光学系を提供するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力をもつ後群と、からなり、前群は、物体側から順に、負の屈折力の単レンズからなる第1レンズと、正の屈折力の単レンズからなる第2レンズと、からなり、後群は、正の屈折力の単レンズからなる第3レンズと、正の屈折力の第4レンズと負の屈折力の第5レンズの接合レンズと、正の屈折力の第6レンズと、からなり
第1レンズの物体側面は平面であり、第2レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状であり、第6レンズは撮像素子と接合されており、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
−1.2≦D6/F12≦−0.47 …(1)
ここで、
D6は、第6レンズの肉厚、
F12は、第1レンズから第2レンズまでの合成焦点距離、
である。



本発明は、小型で十分な観察深度を確保でき、広角の視野角を有し、病変の観察および診断がしやすい、高性能な内視鏡対物光学系を提供できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。 (a)は、本発明の実施例1に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例1の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例2に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例2の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例3に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例3の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例4に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例4の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例5に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例5の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例6に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例6の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例7に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例7の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例8に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例8の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例9に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例9の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例10に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例10の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例11に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例11の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例12に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例12の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
以下に、実施形態に係る内視鏡対物光学系を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施形態の内視鏡対物光学系は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLと、からなり、前群FLは、物体側から順に、負の屈折力の単レンズからなる第1レンズL1と、正の屈折力の単レンズからなる第2レンズL2と、を有し、後群RLは、正の屈折力の単レンズからなる第3レンズL3と、正の屈折力の第4レンズL4と負の屈折力の第5レンズL5の接合レンズCL1と、正の屈折力の第6レンズL6と、を有し、第1レンズL1の物体側面が平面であり、第2レンズL2が像側に凸面を向けたメニスカス形状であり、第6レンズL6が撮像素子IMGと接合されており、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
−1.2≦D6/F12≦−0.47 …(1)
ここで、
D6は、第6レンズL6の肉厚、
F12は、第1レンズL1から第2レンズL2までの合成焦点距離、
である。
また、明るさ絞りSは、赤外線吸収フィルタF1の像側面に形成されている。また、撮像素子IMGの撮像面Iにおいては、撮像素子IMGにキズなどが入ることを防止するためのカバーガラスCGを貼り付けている。第6レンズL6は、カバーガラスCGと接合されている。このため、第6レンズL6は、撮像素子IMGと接合されている。
以下、本実施形態において、このような構成をとった理由と作用を説明する。内視鏡に使用できるような小型で高性能な内視鏡対物光学系を構成するために、まず最も物体側が平面である負の第1レンズL1を配置し、その像側に像側に凸面を向けたメニスカス形状の正の第2レンズL2を配置している。
このように、レトロフォーカス構成を採用し、第1レンズL1における収差を補正しつつ、レンズ径が大きくならないように、正の屈折力を有する第2レンズL2を配置する。これにより、内視鏡に好適な小型で高性能な対物光学系を構成している。
また、第1レンズL1については、以下の構成にすることが好ましい。内視鏡による観察では、第1レンズL1の物体側のレンズ面に汚れや血液などが付着したとき、内視鏡先端に設けられたノズルから水を射出することでレンズ面の洗浄を行う。洗浄の際、第1レンズL1の物体側のレンズ面の形状が凸形状の場合、汚れが落ちにくくなってしまう。また、第1レンズL1の物体側のレンズ面が凹形状の場合、水が溜まるなどの水切れが良好でなくなってしまう。さらに、第1レンズL1の物体側のレンズ面が凸形状の場合、衝撃によるキズや割れが発生しやすくなる。そこで、負の第1レンズL1を平凹レンズとすると共に、物体側に平面を向けるように負の第1レンズL1を配置している。このようにすることで、観察中の水切れを良好にすると共に、衝撃によるレンズ割れを軽減している。
そして、第2レンズL2の像側に、主に結像に寄与する正屈折力を保持するための正レンズ群を配置することで、Fnoが小さく、明るくても収差の発生を抑え、かつ小型化に必要なパワーを配分している。
また、第3レンズL3の像側であって、周辺の光線高が高くなる位置に、正レンズと負レンズの接合レンズを配置する。これにより、色収差を補正する。
さらに、後群RL内の像側に、撮像素子IMGと接合する正の第6レンズL6を配置する。これにより、光学倍率を上げ、ピント位置がばらついても光学性能への影響が少ない光学性能を得ることができる。
ただし上述したように、第6レンズL6の正の屈折力を大きくしてピント感度を緩和しただけでは、非点収差が悪化してしまい良好な光学性能を確保できない。そのためには、第6レンズL6の厚みを厚くし、レンズの曲面を像面から離すことで光学倍率を上げ、ピント感度を緩和する必要がある。また、小型でかつ各収差を抑えるためには以下の条件式(1)を満たすように構成されていることが望ましい。
−1.2≦D6/F12≦−0.47 …(1)
ここで、
D6は、第6レンズL6の肉厚、
F12は、第1レンズL1から第2レンズL2までの合成焦点距離、
である。
条件式(1)は、第6レンズL6の肉厚と、第1レンズL1から第2レンズL2までの合成焦点距離との比に関する。
条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズL1と第2レンズL2の負屈折力が小さくなることで非点収差が大きくなり、広視野で、高精細な画質を得ることができない。また、第6レンズL6の曲面が像面に近くなってしまい十分なピント緩和効果が得られない。このため、製造ばらつきによるピント位置のずれに弱い内視鏡対物光学系となってしまう。
条件式(1)の下限値を下回ると、十分なピント緩和効果を得ることができるが、第1レンズL1と第2レンズL2の負屈折力が大きくなりすぎてコマ収差などが悪化してしまう。また、第6レンズL6の曲面が像面から遠くなることで光学系の全長が長くなってしまうか、ピント出しを行うためのバックフォーカスが確保できないため、小型で高精細な画質を得ることができない。
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足することが好ましい。
−1.1≦D6/F12≦−0.5 (1’)
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1”)を満足することがさらに好ましい。
−1.0≦D6/F12≦−0.55 (1”)
また、負の第1レンズL1はレトロフォーカスタイプを構成するために比較的大きい負屈折力が必要である。ただ、上述したように、第1レンズL1の負屈折力をあまり大きくしすぎるとコマ収差などが悪化してしまうことがある。また、正の第4レンズL4は、明るさ絞りSから遠くに配置されていることから光線高が上がるため、周辺性能のコマ収差、各色収差などのバランスを取っている。よって、この負の第1レンズL1と正の第4レンズL4の屈折力を適切に設定することにより、本実施形態のように、Fnoが明るく、ピント感度が十分に緩和されつつバックフォーカスも確保された内視鏡対物光学系でも全体の収差バランスを取ることが可能になる。
このため、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
1.5≦|F4/F1|≦2.0 …(2)
ここで、
F4は、第4レンズL4の焦点距離、
F1は、第1レンズL1の焦点距離、
である。
条件式(2)は、第4レンズL4の焦点距離と第1レンズL1の焦点距離の比に関する。
条件式(2)の上限値を上回ると、負屈折力が大きくなりすぎてコマ収差が補正しきれず悪化してしまうか、色収差が補正不足となってしまう。
条件式(2)の下限値を下回ると、レンズ径が大きくなりすぎて小型化を満たせないか、色収差が補正過剰となってしまう。
条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を満足することが好ましい。
1.55≦|F4/F1|≦1.95 (2’)
条件式(2)に代えて、以下の条件式(2”)を満足することがさらに好ましい。
1.6≦|F4/F1|≦1.75 (2”)
また、第1レンズL1と第5レンズL5は、明るさ絞りSから遠くに配置されることから、画面周辺の光学性能に影響し、かつ周辺光線高が高くなるためレンズ径にも影響する。画面周辺の収差を打ち消しあうためには、周辺光線高の高くなる負の第5レンズL5の構成が重要となる。
このため、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
1.6≦|F5/F1|≦2.0 …(3)
ここで、
F5は、第5レンズL5の焦点距離、
F1は、第1レンズL1の焦点距離、
である。
条件式(3)の上限値を上回ると、負屈折力が大きくなりすぎてコマ収差が補正しきれず悪化してしまうか、倍率色収差が補正不足になってしまう。
条件式(3)の下限値を下回ると、レンズ径が大きくなりすぎるか、倍率色収差が補正過剰となってしまう。
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満足することが好ましい。
1.63≦|F5/F1|≦1.95 …(3’)
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3”)を満足することがさらに好ましい。
1.66≦|F5/F1|≦1.8 …(3”)
また、Fnoが明るい対物光学系では、球面収差、コマ収差の補正が不利になる傾向がある。本実施形態のレンズ構成における主な正屈折力は、第3レンズL3と接合レンズCL1の第4レンズL4で確保している。このため、ここで収差が発生しやすい。また、レトロフォーカスを構成する正屈折力も、第3レンズL3と第4レンズL4で保持されて、対物光学系の大きさに関係がある。特に、軸上光線が高くなるため収差的な影響は高く、また、接合されていない第3レンズL3の方が屈折力を確保しやすく、ピント緩和の際のバックフォーカス確保の寄与度も高い。このため、第3レンズL3と第4レンズL4の屈折力を適切に設定する必要がある。
このため、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.16≦|(R3R+R4L)/(R3R−R4L)|≦0.5 …(4)
ここで、
R3Rは、第3レンズL3の像側の曲率半径、
R4Lは、第4レンズL4の物体側の曲率半径、
である。
条件式(4)は、第3レンズL3の像側の曲率半径と第4レンズL4の物体側の曲率半径の適切な関係に関する。
条件式(4)の上限を上回ると、コマ収差の補正が低下し、全長も長くなってしまうため小型で高精細な画質を得ることができなくなってしまう。
条件式(4)の下限を下回ると、球面収差が悪化し、ピント出しに必要なバックフォーカスも確保できなくなってしまう。
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満足することが好ましい。
0.17≦|(R3R+R4L)/(R3R−R4L)|≦0.45 …(4’)
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4”)を満足することがさらに好ましい。
0.2≦|(R3R+R4L)/(R3R−R4L)|≦0.4 …(4”)
また、前群FLに配した負の第1レンズL1と正の第2レンズL2は、光学系の広角化かつ小型化のため重要な役割を果たしている。ここで、正の第2レンズL2の曲率半径はコマ収差や色収差の発生に寄与している。また、第6レンズL6の曲率半径は、ピント感度を緩和する上で重要な役割を果たしているが、非点収差の発生に寄与している。
このため、本実施形態の好ましい態様によれば、各収差の発生量とレンズ径およびピント感度のバランスを取るため以下の条件式(5)、(6)を満足することが望ましい。好ましくは、条件式(5)、(6)を同時に満足することが望ましい。
−2.0≦F12/R6L≦−0.62 …(5)
−4.0≦R2L/R6L≦−1.5 …(6)
ここで、
F12は、第1レンズL1から第2レンズL2までの合成焦点距離、
R6Lは、第6レンズL6の物体側の曲率半径、
R2Lは、第2レンズL2の物体側の曲率半径、
である。
条件式(5)は、第1レンズL1から第2レンズL2までの合成焦点距離と、第6レンズL6の物体側の曲率半径と、の比に関する。条件式(6)は、第2レンズL2の物体側の曲率半径と、第6レンズL6の物体側の曲率半径と、の比に関する。
条件式(5)の上限値を上回ると、コマ収差が悪化してしまうか、非点収差が悪化してしまう。
条件式(5)の下限値を下回ると、レンズ径が大きくなってしまうか、十分なピント緩和効果が得られないため、製造ばらつきによるピント位置ずれに弱い内視鏡対物光学系となってしまう。
条件式(6)の上限値を上回ると、色収差が悪化してしまうか、非点収差が悪化してしまう。
条件式(6)の下限値を下回ると、コマ収差が悪化しまうか、十分なピント緩和効果が得られないため、製造ばらつきによるピント位置ずれに弱い内視鏡対物光学系となってしまう。
条件式(5)、(6)に代えて、以下の条件式(5’)、(6’)を満足することが好ましい。
−1.8≦F12/R6L≦−0.7 …(5’)
−3.8≦R2L/R6L≦−1.6 …(6’)
条件式(5)、(6)に代えて、以下の条件式(5”)、(6”)を満足することがさらに好ましい。
−1.6≦F12/R6L≦−0.75 …(5”)
−3.5≦R2L/R6L≦−1.7 …(6”)
第4レンズL4の像側の面は光線高が高いため、各色収差の補正に大きく寄与する。また、第3レンズL3の像側の面については、コマ収差の発生量と軸上光線高が高くなるため球面収差にも大きく寄与する。
このため、本実施形態の好ましい態様によれば、各収差と各色収差補正に関して以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.55≦R4R/R3R≦1.2 …(7)
ここで、
R4Rは、第4レンズL4の像側の曲率半径、
R3Rは、第3レンズL3の像側の曲率半径、
である。
条件式(7)は、第4レンズL4の像側の曲率半径と、第3レンズL3の像側の曲率半径と、の比に関する。
条件式(7)の上限値を上回ると、色収差の補正不足となるか、球面収差が悪化してしまい、ピント出しに必要なバックフォーカスも確保できなくなってしまう。
条件式(7)の下限値を下回ると、色収差の補正過剰となってしまうか、コマ収差が悪化してしまい、光学系の全長も長くなってしまうため小型で高精細な画質を得ることができない。
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7’)を満足することが好ましい。
0.65≦R4R/R3R≦1.15 …(7’)
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7”)を満足することがさらに好ましい。
0.7≦R4R/R3R≦1.1 …(7”)
また、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
0.6≦R4R/R2R≦1.0 …(8)
ここで、
R4Rは、第4レンズL4の像側の曲率半径、
R2Rは、第2レンズL2の像側の曲率半径、
である。
条件式(8)は、第4レンズL4の像側の曲率半径と、第2レンズL2の像側の曲率半径と、の比に関する。
小型で、高画素な撮像素子に対応した内視鏡対物光学系では、色収差補正が重要である。条件式(8)は、条件式(7)と共に色収差に関するものであり、第2レンズL2の像側の面は各色収差に大きく寄与している。
条件式(8)の上限値を上回ると、倍率色収差の補正不足となってしまうか、軸上色収差補正不足となってしまい、ピント出しに必要なバックフォーカスも確保できなくなってしまう。
条件式(8)の下限を下回ると、倍率色収差の補正過剰となってしまうか、軸上色収差補正過剰となってしまい、光学系の全長も長くなってしまうため小型で高精細な画質を得ることができない。
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8’)を満足することが好ましい。
0.62≦R4R/R2R≦0.9 …(8’)
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8”)を満足することがさらに好ましい。
0.65≦R4R/R2R≦0.7 …(8”)
また、正の第3レンズL3は、レトロフォーカスを構成するために、比較的大きな屈折力を有している。このため、収差の発生量も大きくなる。
このため、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.5≦|(R3L+R3R)/(R3L−R3R)|≦5 …(9)
ここで、
R3Rは、第3レンズL3の像側の曲率半径、
R3Lは、第3レンズL3の物体側の曲率半径、
である。
条件式(9)は、第3レンズL3の像側の曲率半径と、第3レンズL3の物体側の曲率半径と、の比に関する。
条件式(9)の上限値を上回ると、コマ収差が悪化し、光学系の全長も長くなってしまう。
条件式(9)の下値限を下回ると、倍率色収差が補正不足となり、ピント出しに必要なバックフォーカスも確保できなくなってしまう。
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9’)を満足することが好ましい。
0.7≦|(R3L+R3R)/(R3L−R3R)|≦4 …(9’)
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9”)を満足することがさらに好ましい。
0.8≦|(R3L+R3R)/(R3L−R3R)|≦3.5 …(9”)
第4レンズL4と第5レンズL5の接合レンズCL1は、各色収差の補正に関して大きく寄与しており、第6レンズL6の正の屈折力はピント感度の緩和に大きく寄与している。
このため、色収差を補正しつつピント感度の緩和を満たすために、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
2.3≦F45/F6≦7.3 …(10)
ここで、
F45は、第4レンズL4と第5レンズL5の接合レンズの焦点距離、
F6は、第6レンズL6の焦点距離、
である。
条件式(10)の上限値を上回ると、倍率色収差が補正過剰となってしまうか、非点収差が悪化してしまう。
条件式(10)の下限値を下回ると、倍率色収差が補正不足となってしまうか、十分なピント緩和効果が得られないため、製造ばらつきによるピント位置ずれに弱い内視鏡対物光学系となってしまう。
条件式(10)に代えて、以下の条件式(10’)を満足することが好ましい。
2.5≦F45/F6≦7.2 …(10’)
条件式(10)に代えて、以下の条件式(10”)を満足することがさらに好ましい。
2.7≦F45/F6≦7.1 …(10”)
以下、各実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1に係る内視鏡対物光学系について説明する。図2(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図2(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例1の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例2)
実施例2に係る内視鏡対物光学系について説明する。図3(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図3(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例2の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例3)
実施例3に係る内視鏡対物光学系について説明する。図4(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図4(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例3の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例4)
実施例4に係る内視鏡対物光学系について説明する。図5(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図5(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例4の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例5)
実施例5に係る内視鏡対物光学系について説明する。図6(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、像側に凸面を向けた正の第3メニスカスレンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3メニスカスレンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図6(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例5の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例6)
実施例6に係る内視鏡対物光学系について説明する。図7(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、像側に凸面を向けた正の第3メニスカスレンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3メニスカスレンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図7(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例6の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例7)
実施例7に係る内視鏡対物光学系について説明する。図8(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図8(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例7の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例8)
実施例8に係る内視鏡対物光学系について説明する。図9(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図9(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例8の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例9)
実施例9に係る内視鏡対物光学系について説明する。図10(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、両凸の正の第3レンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図10(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例9の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例10)
実施例10に係る内視鏡対物光学系について説明する。図11(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、像側に凸面を向けた正の第3メニスカスレンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、両凹の負の第5レンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3メニスカスレンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5レンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5レンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図11(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例10の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例11)
実施例11に係る内視鏡対物光学系について説明する。図12(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群FLと、明るさ絞りSと、全体として正の屈折力をもつ後群RLとからなる。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、像側に凸面を向けた正の第3メニスカスレンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、両凹の負の第5レンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3メニスカスレンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5レンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5レンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図12(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例11の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例12)
実施例12に係る内視鏡対物光学系について説明する。図13(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹の負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、明るさ絞りSと、像側に凸面を向けた正の第3メニスカスレンズL3と、両凸の正の第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、物体側に凸面を向けた正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、から構成される。Iは撮像面、IMGは撮像素子である。
前群FLは、負の第1レンズL1と、正の第2メニスカスレンズL2と、を有する。後群RLは、正の第3メニスカスレンズL3と、正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、正の第6レンズL6と、を有する。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
正の第4レンズL4と、負の第5メニスカスレンズL5と、は接合されて接合レンズCL1を構成する。正の第6レンズL6と、CCDカバーガラスCGと、は接合されている。
図13(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例12の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数、FNoはFナンバー、ωは半画角、IHは像高、である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.361 1.07
3 -5.665 0.98 1.972 17.47
4 -3.734 0.58
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.31
8 546.967 1.18 1.888 40.76
9 -2.932 0.17
10 5.234 1.52 1.700 55.53
11 -2.540 0.67 1.972 17.47
12 -393.697 0.51
13 3.064 1.57 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.994
ω(半画角) 66.6°
IH (mm) 1
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.407 1.03
3 -5.953 0.99 1.972 17.47
4 -4.100 0.68
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.30
8 27.943 1.15 1.888 40.76
9 -3.091 0.41
10 4.988 1.40 1.700 55.53
11 -2.461 0.67 1.972 17.47
12 -718.021 0.42
13 3.100 1.56 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 3.023
ω(半画角) 65.6°
IH (mm) 1
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.366 1.05
3 -5.321 1.00 1.972 17.47
4 -3.677 0.65
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.31
8 283.432 1.18 1.888 40.76
9 -2.872 0.18
10 4.817 1.62 1.700 55.53
11 -2.541 0.80 1.972 17.47
12 -589.562 0.51
13 3.511 1.24 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.993
ω(半画角) 67.0°
IH (mm) 1
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.368 1.03
3 -5.818 1.00 1.972 17.47
4 -3.680 0.57
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.30
8 119.771 1.15 1.888 40.76
9 -3.155 0.41
10 4.431 1.39 1.700 55.53
11 -2.320 0.67 1.972 17.47
12 -51.038 0.42
13 3.100 1.56 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.951
ω(半画角) 65.7°
IH (mm) 1
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.262 1.03
3 -10.178 0.89 1.972 17.47
4 -4.500 0.41
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.32
8 -4.233 0.90 1.888 40.76
9 -2.290 0.15
10 4.248 1.07 1.700 55.53
11 -2.700 0.67 1.972 17.47
12 -195.236 0.50
13 2.838 2.89 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 3.036
ω(半画角) 64.8°
IH (mm) 1
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.366 1.03
3 -12.038 1.27 1.972 17.47
4 -4.400 0.44
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.32
8 -6.155 0.90 1.888 40.76
9 -2.227 0.15
10 6.630 1.20 1.700 55.53
11 -2.660 0.67 1.972 17.47
12 -28.953 0.50
13 3.030 2.22 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.906
ω(半画角) 63.9°
IH (mm) 1
数値実施例7
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.329 1.05
3 -5.692 0.95 1.972 17.47
4 -3.999 0.60
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.31
8 46.525 1.18 1.888 40.76
9 -2.953 0.18
10 4.709 1.64 1.700 55.53
11 -2.400 0.85 1.972 17.47
12 -87.314 0.51
13 3.700 1.27 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 3.042
ω(半画角) 67.5°
IH (mm) 1
数値実施例8
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.394 0.84
3 -6.786 1.00 1.972 17.47
4 -3.645 0.64
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.31
8 60.017 1.18 1.888 40.76
9 -3.410 0.18
10 5.407 1.54 1.700 55.53
11 -2.535 0.52 1.972 17.47
12 -505.619 0.51
13 2.011 1.64 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.785
ω(半画角) 69.8°
IH (mm) 1
数値実施例9
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.332 1.03
3 -5.685 1.00 1.972 17.47
4 -3.601 0.51
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.30
8 65.092 1.15 1.888 40.76
9 -3.201 0.41
10 4.505 1.42 1.700 55.53
11 -2.200 0.67 1.972 17.47
12 -33.509 0.42
13 3.100 1.56 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.963
ω(半画角) 66.0°
IH (mm) 1
数値実施例10
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.297 0.95
3 -4.256 0.83 1.972 17.47
4 -3.010 0.66
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.31
8 -29.573 1.18 1.888 40.76
9 -2.736 0.18
10 4.823 1.64 1.700 55.53
11 -3.010 0.83 1.972 17.47
12 38.674 0.51
13 2.800 1.33 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.935
ω(半画角) 66.6°
IH (mm) 1
数値実施例11
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.384 0.96
3 -5.524 0.95 1.972 17.47
4 -3.700 0.55
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.31
8 -393.692 1.18 1.888 40.76
9 -2.987 0.18
10 5.493 1.53 1.700 55.53
11 -2.519 0.77 1.972 17.47
12 2109.790 0.51
13 2.280 1.61 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.879
ω(半画角) 68.8°
IH (mm) 1
数値実施例12
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 0.45 1.888 40.76
2 1.214 1.03
3 -10.910 0.97 1.972 17.47
4 -4.120 0.23
5 ∞ 0.89 1.496 75.00
6(絞り) ∞ 0.07
7 ∞ 0.32
8 -3.210 0.90 1.888 40.76
9 -2.085 0.15
10 4.407 1.14 1.700 55.53
11 -2.470 0.67 1.972 17.47
12 -45.866 0.50
13 2.785 2.89 1.518 64.14
14 ∞ 0.02 1.515 64.00
15 ∞ 0.78 1.507 63.26
16(撮像面) ∞ 0.00

各種データ
FNo. 2.972
ω(半画角) 65.3°
IH (mm) 1
以下に各実施例の条件式対応値を示す。

条件式
(1)D6/F12
(2)|F4/F1|
(3)|F5/F1|
(4)|(R3R+R4L)/(R3R-R4L)|
(5)F12/R6L
(6)R2L/R6L
(7)R4R/R3R
(8)R4R/R2R
(9)|(R3L+R3R)/(R3L-R3R)|
(10)F45/F6

条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(1) -0.596 -0.627 -0.477
(2) 1.734 1.610 1.699
(3) 1.718 1.604 1.708
(4) 0.282 0.235 0.253
(5) -0.860 -0.802 -0.741
(6) -1.849 -1.920 -1.516
(7) 0.866 0.796 0.885
(8) 0.680 0.600 0.691
(9) 0.989 0.801 0.980
(10) 4.064 3.818 2.708

条件式 実施例4 実施例5 実施例6
(1) -0.566 -1.188 -0.676
(2) 1.543 1.772 1.862
(3) 1.634 1.985 1.984
(4) 0.168 0.299 0.497
(5) -0.889 -0.857 -1.084
(6) -1.877 -3.586 -3.973
(7) 0.735 1.179 1.194
(8) 0.630 0.600 0.605
(9) 0.949 3.357 2.134
(10) 2.317 2.315 4.081

条件式 実施例7 実施例8 実施例9
(1) -0.550 -0.544 -0.576
(2) 1.677 1.707 1.542
(3) 1.705 1.671 1.632
(4) 0.229 0.226 0.169
(5) -0.624 -1.499 -0.874
(6) -1.538 -3.374 -1.834
(7) 0.813 0.743 0.687
(8) 0.600 0.695 0.611
(9) 0.881 0.892 0.906
(10) 2.300 7.071 2.303

条件式 実施例10 実施例11 実施例12
(1) -0.511 -0.619 -1.072
(2) 1.984 1.718 1.775
(3) 1.948 1.661 1.980
(4) 0.276 0.296 0.358
(5) -0.929 -1.141 -0.968
(6) -1.520 -2.423 -3.917
(7) 1.100 0.843 1.185
(8) 1.000 0.681 0.600
(9) 1.204 1.015 4.706
(10) 3.976 7.227 2.356
なお、上述の内視鏡対物光学系は、複数の構成を同時に満足してもよい。このようにすることが、良好な内視鏡対物光学系を得る上で好ましい。また、好ましい構成の組み合わせは任意である。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値あるいは下限値のみを限定しても構わない。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態のみに限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、これら実施形態の構成を適宜組合せて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
以上のように、本発明は、小型で十分な観察深度を確保でき、広角の視野角を有し、病変の観察および診断がしやすい、高性能な内視鏡対物光学系に有用である。
L1、L2、L3、L4、L5、L6 レンズ
F1 赤外線吸収フィルタ
CL1 接合レンズ
CG CCDカバーガラス
IMG 撮像素子

Claims (9)

  1. 物体側から順に、全体として負の屈折力をもつ前群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力をもつ後群と、からなり、
    前記前群は、物体側から順に、負の屈折力の単レンズからなる第1レンズと、正の屈折力の単レンズからなる第2レンズと、からなり
    前記後群は、正の屈折力の単レンズからなる第3レンズと、正の屈折力の第4レンズと負の屈折力の第5レンズの接合レンズと、正の屈折力の第6レンズと、からなり
    前記第1レンズの物体側面は平面であり、前記第2レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状であり、前記第6レンズは撮像素子と接合されており、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする内視鏡対物光学系。
    −1.2≦D6/F12≦−0.47 …(1)
    ここで、
    D6は、前記第6レンズの肉厚、
    F12は、前記第1レンズから前記第2レンズまでの合成焦点距離、
    である。
  2. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    1.5≦|F4/F1|≦2.0 …(2)
    ここで、
    F4は、前記第4レンズの焦点距離、
    F1は、前記第1レンズの焦点距離、
    である。
  3. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    1.6≦|F5/F1|≦2.0 …(3)
    ここで、
    F5は、前記第5レンズの焦点距離、
    F1は、前記第1レンズの焦点距離、
    である。
  4. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    0.16≦|(R3R+R4L)/(R3R−R4L)|≦0.5 …(4)
    ここで、
    R3Rは、前記第3レンズの像側の曲率半径、
    R4Lは、前記第4レンズの物体側の曲率半径、
    である。
  5. 以下の条件式(5)、(6)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    −2.0≦F12/R6L≦−0.62 …(5)
    −4.0≦R2L/R6L≦−1.5 …(6)
    ここで、
    F12は、前記第1レンズから前記第2レンズまでの合成焦点距離、
    R6Lは、前記第6レンズの物体側の曲率半径、
    R2Lは、前記第2レンズの物体側の曲率半径、
    である。
  6. 以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    0.55≦R4R/R3R≦1.2 …(7)
    ここで、
    R4Rは、前記第4レンズの像側の曲率半径、
    R3Rは、前記第3レンズの像側の曲率半径、
    である。
  7. 以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    0.6≦R4R/R2R≦1.0 …(8)
    ここで、
    R4Rは、前記第4レンズの像側の曲率半径、
    R2Rは、前記第2レンズの像側の曲率半径、
    である。
  8. 以下の条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    0.5≦|(R3L+R3R)/(R3L−R3R)|≦5 …(9)
    ここで、
    R3Rは、前記第3レンズの像側の曲率半径、
    R3Lは、前記第3レンズの物体側の曲率半径、
    である。
  9. 以下の条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    2.3≦F45/F6≦7.3 …(10)
    ここで、
    F45は、前記第4レンズと前記第5レンズの接合レンズの焦点距離、
    F6は、前記第6レンズの焦点距離、
    である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910170A (ja) * 1995-06-29 1997-01-14 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡対物光学系
WO2011125539A1 (ja) * 2010-04-07 2011-10-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 対物レンズ及びそれを用いた内視鏡
WO2016031586A1 (ja) * 2014-08-28 2016-03-03 オリンパス株式会社 内視鏡対物光学系

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