JP6638586B2 - リアクトルの製造方法 - Google Patents

リアクトルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6638586B2
JP6638586B2 JP2016140430A JP2016140430A JP6638586B2 JP 6638586 B2 JP6638586 B2 JP 6638586B2 JP 2016140430 A JP2016140430 A JP 2016140430A JP 2016140430 A JP2016140430 A JP 2016140430A JP 6638586 B2 JP6638586 B2 JP 6638586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
mold
resin
bobbin
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016140430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018011019A (ja
Inventor
真吾 宮本
真吾 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016140430A priority Critical patent/JP6638586B2/ja
Publication of JP2018011019A publication Critical patent/JP2018011019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6638586B2 publication Critical patent/JP6638586B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本明細書は、コイルの平坦な一側面が露出しているとともに、コイルの一部が樹脂モールドで覆われているリアクトルの製造方法を開示する。
特許文献1、2に、コイルの平坦な一側面が露出しているとともに、そのコイルの一部が樹脂モールドで覆われているリアクトルが開示されている。平坦な一側面は、コイルを冷却すべく、放熱板を当てるために露出させてある。樹脂モールドは、コイルとボビンの間の隙間、コイルの一部、及び、コアの一部を覆っている。樹脂モールドは、コイルやコアを保護するためと、コイルとボビンとコアを結合するために備えられている。樹脂モールドは、平坦な一側面の所定範囲を露出するためと、コイルとボビンの間の複雑な形状の隙間を埋めるために、溶融樹脂の射出成形工程で作られる。なお、以下では、説明の便宜上、コイルの平坦な一側面を平坦側面と表記する。
特開2014−123680号公報 特開2015−041686号公報
射出成形工程では、金型内にコイルとコアとボビンのアセンブリを入れ、キャビティに溶融樹脂が射出される。完成品のリアクトルにおいてコイルの平坦側面の所定範囲を正確な形状で樹脂モールドから露出させるには、射出成形工程において、露出させる範囲に溶融樹脂が漏れ出さないようにすることが重要である。ここで、露出させる範囲に金型を当てる場合、金型を強くコイルに当てないとコイルと金型の間に隙間が生じてしまい、その隙間に溶融樹脂が入り込むおそれがある。しかし一方、強く当てすぎると、コイル表面の絶縁被覆がダメージを受ける可能性がある。本明細書は、樹脂モールドの射出成形時、コイルの平坦側面の露出予定範囲に金型を当てることなく、その露出予定面を露出させたリアクトルを製造する技術を提供する。
本明細書が開示するリアクトル製造方法では、リアクトルの形状と、射出成形用の金型の双方に工夫を施す。リアクトルは、コイルとボビンとコアと樹脂モールドを備えている。コイルは、平坦側面を備えているとともに、コイル周方向で平坦側面の夫々の端から続く湾曲面を備えている。ボビンは、コイルを貫通している筒部と、筒部の両端に設けられているフランジと、コイル側面カバーを備えている。コイル側面カバーは、コイルの平坦側面に続く湾曲面に沿って、一方のフランジから他方のフランジまで延びている。コアは、ボビンの筒部を貫通している。樹脂モールドは、平坦側面を露出させているとともに、コイルと筒部の間の隙間、及び、コイルとコイル側面カバーの間の隙間を埋めている。そして、そのようなリアクトルの製造方法は、次の工程を備えている。まず、コイルとコアとボビンのアセンブリを、平坦側面を下に向けて、樹脂モールド成形用の金型に入れる。次に、金型内にて、平坦側面の下に空間(コイル下空間)を確保しつつ、平坦側面を囲むようにコイル側面カバーの下面及びフランジ下面を金型に当接させる。そして、コイルの湾曲面がコイル側面カバーに密着するようにコイルを下方へ押し付けて、コイル下空間を金型のキャビティから隔離する。その状態で、コイルと筒部の間の隙間、及び、コイルとコイル側面カバーの間の隙間を含むキャビティに溶融樹脂を射出する。
上記の製造方法では、コイル下空間に面している平坦なコイル側面(平坦側面)が完成品において樹脂モールドから露出する。射出成形において、平坦側面の露出予定範囲は、フランジとコイル側面カバーに密着した金型によって、溶融樹脂が射出されるキャビティから隔離される。このとき、コイル側面カバーとコイルの間の隙間から平坦側面へ溶融樹脂が漏れ出さないようにすべく、コイルを下方へ押し付け、コイル側面カバーをコイルの湾曲面に密着させる。こうして、コイルの露出予定面に金型を当てることを不要とし、射出成形時にコイルの露出予定範囲の絶縁被覆がダメージを受けることを防止する。特に、上記の製造方法では、コイルを下方に押し付けることによって、コイル側面カバーの内側面がコイルの湾曲面と密着する。このことによって、コイル側面カバーとコイルとの隙間から露出予定範囲へ溶融樹脂が漏れることを防止する。上記の製造方法により、コイルの絶縁被覆にダメージを与えることなく、平坦側面の露出予定範囲をきれいに露出させたリアクトルを製造することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
コイルとコアとボビンのアセンブリの平面図である。 図1Aの1B−1B線に沿った断面図である。 図1Aの1C−1C線に沿った断面図である。 完成品のリアクトルの平面図である。 図2Aの2B−2B線に沿った断面図である。 図2Aの2C−2C線に沿った断面図である。 金型内でのアセンブリのYZ平面における断面図である(コイル押し下げ前)。 金型内でのアセンブリのXZ平面における断面図である(コイル押し下げ前)。 金型内でのアセンブリのYZ平面における断面図である(コイル押し下げ時)。 金型内でのアセンブリのXZ平面における断面図である(コイル押し下げ時)。
図面を参照して実施例の製造方法を説明する。製造方法の説明に先立って、まず、図1A−図2Cを参照してリアクトルそのものを説明する。図1Aは、樹脂モールド成形前の、コア3とボビン4とコイル5のアセンブリ2aの平面図である。図1Bは、図1Aの1B−1B線に沿った断面図である。図1Cは、図1Aの1C−1C線に沿った断面図である。図2Aは、リアクトル2の平面図である。図2Bは、図2Aの2B−2B線に沿った断面図である。図2Cは、図2Aの2C−2C線に沿った断面図である。説明の便宜上、図中の座標系のZ軸正方向を上と定義する。
リアクトル2は、コア3と、ボビン4と、コイル5と、樹脂モールド9を備えている。コイル5は、平角線をエッジワイズに巻回したものである。コイル5は、軸線方向(図中のX方向)からみると、角丸の矩形である。別言すると、コイル5は、角の丸い四角筒の形状をなしている。従って、コイル5は、その側面に、4つの平坦面を備えている。コイル5の平坦な下面5aと上面5cの一部が露出しており、コイル5の側面の残部は樹脂モールド9に覆われている。コイル5の内周面も樹脂モールド9に覆われている。コイル5の巻線は樹脂被膜で覆われている。
リアクトル2のボビン4は、筒部41と、一対のフランジ43a、43bと、一対のコイル側面カバー44a、44bで構成されている。筒部41は、コイル5の内側を貫通している。一対のフランジ43a、43bは、筒部41の両端に設けられている。夫々のフランジ43a、43bは、コイル5の端面に対向している。一対のコイル側面カバー44a、44bは、コイル5の図中Y方向を向く夫々の側面に沿って、コイル軸線方向に延びている。一対のコイル側面カバー44a、44bは、一方のフランジ43aから他方のフランジ43bまで延びている。別言すれば、一対のコイル側面カバー44a、44bの夫々の端は、フランジ43a、43bの夫々に接続されている。一対のコイル側面カバー44a、44bの夫々の下部44cは、コイル周方向で下面5aに続く丸角の湾曲面5bに沿ってコイル軸線方向に延びている。一対のコイル側面カバー44a、44bの夫々の下部44cの内側面(コイルに対向する面)は、湾曲面5bに対向するように湾曲している。別言すれば、一対のコイル側面カバー44a、44bの下部44cのコイル側を向く面は、湾曲面5bに対向しているとともに、湾曲面5bに概ね平行に湾曲している。ボビン4の全体は、樹脂で作られている。
コイル側面カバー44a、44bの下部44cの内側面とコイル5の湾曲面5bは、樹脂モールド9を形成する前は離れている(図1C参照)。コイル側面カバー44a、44bの下部44cの内側面とコイル5の湾曲面5bは、樹脂モールド9の成形後では、接している。図2Cの符号Pの矢印が、コイル側面カバー44a、44bの下部44cとコイル5の湾曲面5bが接している箇所を示している。コイル側面カバー44a、44bの下部44cの内側面とコイル5の湾曲面5bは、樹脂モールド9の射出成形時に、コイルが下方へ押されることで当接する。
リアクトル2のコア3は、コイル5が巻回される柱状のI型コア31と、コイル5を囲むリングコア32に分けられる。I型コア31は、リングコア32のリング内周の対向する2か所に掛け渡されている。I型コア31は、ボビン4の筒部41を貫通している。筒部41は、コイル5の内周面とI型コア31を隔てている。また、コイル側面カバー44a、44bは、リングコア32の内周面とコイル5の側面を隔てている。
樹脂モールド9は、コイル5の一部と、コア3の一部と、ボビン4の一部を覆っている。樹脂モールド9は、コイル5の下面5aと上面5cの一部を除き、コイル5の内外を覆っている。樹脂モールド9は、ボビン4のコイル側面カバー44a、44bの外側も覆っている。樹脂モールド9は、リングコア32の下面を除き、コア3も覆っている。樹脂モールド9は、ボビン4の筒部41の外面とコイル5の内面との間の隙間、及び、コイル側面カバー44a、44bの内側面とコイル5の外面との間の隙間も埋めている。樹脂モールド9は、コア3とコイル5を保護するためと、ボビン4とコイル5とコア3を結合するために備えられている。
リアクトル2の製造方法を説明する。コア3、ボビン4、及び、コイル5は、従来の方法で製造できるので、それらの製造方法については説明を省略する。ここでは、樹脂モールド9の製造方法を説明する。まず、コア3とボビン4とコイル5を組み付け、それらのアセンブリ2aを金型60の中にセットする。金型60は、固定型61とスライド型62を備えている。なお、固定型61は、2個、あるいはそれ以上に分割されているが、図では、分割面は図示を省略している。スライド型62は、上下にスライドできるようになっている。図では、スライド型62を動かすアクチュエータは図示を省略している。
固定型61は、ボビン4のフランジ43a、43bに対向する位置に、スライド棒66を備えている。スライド棒66は、初期状態では、その先端面がキャビティ面と面一になるように位置している。スライド棒66はキャビティ面へ突出することができる。図では、スライド棒66を進退させるアクチュエータは図示を省略している。
アセンブリ2aは、コイル5の平坦な下面5aを下に向けて金型60に入れられる。図3Aと図3Bに示すように、金型60の内部にて、下面5aを囲むように、ボビン4のフランジ43a、43bの下面、及び、コイル側面カバー44a、44bの下面が固定型61に当接する。その結果、コイル5の下面5aの下方に、キャビティ64から隔離された空間(コイル下空間65)が確保される。キャビティ64は、金型60の内部にて、溶融樹脂が射出される空間を意味する。別言すれば、キャビティ64は、金型60の内部にて、樹脂射出孔63と連通している空間を意味する。コイル側面カバー44a、44bの内側面とコイル5の外周面の間の隙間、及び、筒部41の外周面とコイル5の内周面の間の隙間もキャビティ64と通じている。従って、図3Aに示すように、この段階では、コイル側面カバー44a、44bの内側面とコイル5の外周面の間の隙間を通じて、キャビティ64とコイル下空間65とは通じており、両者は完全には隔離されていない。両者の完全な隔離は、次の工程で達成される。
次に、スライド型62を下方へ動かし、コイル5に押し付ける。スライド型62をさらに下方へ動かし、コイル5を下方へ下げる。コイル5は下向きの荷重を受け、湾曲面5bが、コイル側面カバー44a、44bの下部44cの内側面に密着する。図3Aに示されているように、スライド型62を動かす前は、コイル側面カバー44a、44bと湾曲面5bは離れている。図4Aの符号Pの矢印が、金型60の内部にて、コイル側面カバー44a、44bの内側面と湾曲面5bの接触箇所を示している。
次に、前述したスライド棒66を前進させ、その先端をフランジ43a、43bに押し付ける。スライド棒66が両側からフランジ43a、43bに押し当てられると、フランジ43a、43bの夫々がコイル5の端面に密着する。なお、図2Cには、コイル側面カバー44a、44bの下部44cの外側を覆う樹脂モールド9に、スライド棒66に対応する孔が存在するが、その孔は図示を省略してある。
金型60の内部において、溶融樹脂の射出前に、スライド棒66がコイル5とフランジ43a、43bをコイル軸線方向の両側から押圧する。また、スライド型62がコイル5を押し下げ、フランジ43a、43bの下面とコイル側面カバー44a、44bを固定型61に押し当てるとともに、コイル側面カバー44a、44bと湾曲面5bを密着させる。コイル側面カバー44a、44bの内側面とコイル5の外側面の間の隙間はキャビティ64と通じているが、その隙間もコイル下空間65から隔離される。仮に、コイル5の巻線間に隙間がある場合、ボビン4の筒部41の外側面とコイル5の内側面の間の隙間とコイル下空間65が通じることになる。しかし、スライド棒66がコイル軸線方向にコイル5を押圧するため、その隙間が消失し、上記隙間もコイル下空間65から隔離される。なお、筒部41の外側面とコイル5の内側面の間の隙間とキャビティ64は、フランジ43a、43bに設けられた貫通孔によって連通しているが、その孔は図の断面には表れない。
上記の通り、スライド棒66とスライド型62を動かすことによって、コイル下空間65が、キャビティ64から完全に隔離される。なお、スライド棒66は、コイル5の巻線間の密着性とコイル端面とフランジ43a、43bの密着性を確実にする。アセンブリ2aの段階でコイル5の巻線間の密着性とコイル端面とフランジ43a、43bの密着性が確保されている場合には、スライド棒66は必ずしも必要ではない。従って重要なのは、コイル5の湾曲面5bがコイル側面カバー44a、44bに密着するようにコイル5を下方へ押し下げることによって、コイル下空間65をキャビティ64から隔離することである。
上記した状態で、樹脂射出孔63を通じて溶融樹脂をキャビティ64へ射出する。コイル5と筒部41の間の隙間、及び、コイル5とコイル側面カバー44a、44bの間の隙間を含むキャビティ64が溶融樹脂で満たされる。溶融樹脂が固化すると、キャビティ64の形状に樹脂モールド9が形成される。コイル下空間65に面している下面5aは、溶融樹脂に覆われず、リアクトル2が完成したときに露出面となる。コイル下空間65がキャビティ64から隔離されているので、コイル下空間65に溶融樹脂が漏れることがない。溶融樹脂が固まった後に樹脂モールド9が形成されたアセンブリ2aを取り出し、リアクトル2が完成する。
上記した製造方法の利点を説明する。樹脂モールド9を形成する際、露出面となる下面5aには金型(固定型61)が当接しない。上記した製造方法では、フランジ43a、43bの下面とコイル側面カバー44a、44bの下面が固定型61に当接し、さらに、コイル側面カバー44a、44bがコイル5の湾曲面5bに当接し、下面5aをキャビティ64から隔離する。下面5aが金型(固定型61)に接することがないので、下面5aにてコイルの巻線の被覆がダメージを受けることがない。露出面となった下面5aは放熱板に接することになるが、被覆がダメージを受けていると、隣接する巻線が短絡するおそれがある。実施例の製造方法では、樹脂モールドの射出成形時に、下面5aの巻線の被覆がダメージを受けることがない。なお、コイル5の上面5cはスライド型62に当接する。上面5cにおいては、スライド型62に接する巻線がダメージを受けるおそれがある。しかし、上面5cには放熱板や他の部材を当接させる予定がないので、ある程度のダメージは許容される。
上記の製造方法では、溶融樹脂の射出前に、樹脂製のボビン4のコイル側面カバー44a、44bの内側面を下面5aに続く湾曲面5bに当接させる。ボビン4と湾曲面5bとの接触箇所が、樹脂モールド9と露出範囲(下面5a)との境界を画定する。ボビン4に、湾曲面5bに沿って湾曲するコイル側面カバー44a、44bを設けることで、露出予定範囲と金型(固定型61)を接触させることなしに、露出予定範囲と樹脂モールドの境界を画定することができる。
コイル側面カバー44a、44bを含めボビン4は樹脂で作られている。それゆえ、コイル側面カバー44a、44bは、コイル5の巻線の被覆にダメージを与えることなくコイル5に密着する。
実施例のコイル5の下面5aが請求項の「平坦側面」の一例に対応する。実施例のリアクトル2のコイル5は、角丸の四角筒状をなしており、4つの平坦な側面を有している。コイルは少なくとも一つの平坦な側面を備えており、その側面が露出していればよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:リアクトル
2a:アセンブリ
3:コア
4:ボビン
5:コイル
5a:下面
5b:湾曲面
9:樹脂モールド
41:筒部
43a、43b:フランジ
44a、44b:コイル側面カバー
60:金型
61:固定型
62:スライド型
63:樹脂射出孔
64:キャビティ
65:コイル下空間
66:スライド棒

Claims (1)

  1. コイルの平坦な一側面が露出しているとともに、コイルの一部が樹脂モールドで覆われているリアクトルの製造方法であり、
    前記リアクトルは、
    平坦側面を備えているとともに、コイル周方向で前記平坦側面の夫々の端から続いている湾曲面を備えているコイルと、
    前記コイルを貫通している筒部と、当該筒部の両端に設けられているフランジと、前記コイルの前記湾曲面に沿って、一方の前記フランジから他方の前記フランジまで延びているコイル側面カバーと、を備えているボビンと、
    前記ボビンの筒部を貫通しているコアと、
    前記コイルと前記筒部の間の隙間、及び、前記コイルと前記コイル側面カバーの間の隙間を埋めている樹脂モールドと、
    を備えており、当該製造方法は、
    前記コイルと前記コアと前記ボビンのアセンブリを、前記平坦側面を下に向けて、樹脂モールド成形用の金型に入れ、
    前記金型内にて、前記平坦側面の下に空間を確保しつつ、前記平坦側面を囲むように前記コイル側面カバーの下面及び前記フランジの下面を前記金型に当接させ、
    前記コイルの前記湾曲面が前記コイル側面カバーに密着するようにコイルを下方へ押し付けて前記空間を前記金型のキャビティから隔離した状態で、前記コイルと前記筒部の間の隙間、及び、前記コイルと前記コイル側面カバーの間の隙間を含む前記キャビティに溶融樹脂を射出する、
    ことを特徴とするリアクトルの製造方法。
JP2016140430A 2016-07-15 2016-07-15 リアクトルの製造方法 Active JP6638586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016140430A JP6638586B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 リアクトルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016140430A JP6638586B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 リアクトルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018011019A JP2018011019A (ja) 2018-01-18
JP6638586B2 true JP6638586B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=60995826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016140430A Active JP6638586B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 リアクトルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6638586B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7202098B2 (ja) * 2018-08-01 2023-01-11 株式会社タムラ製作所 リアクトル
JP7307850B2 (ja) 2018-08-01 2023-07-12 株式会社タムラ製作所 リアクトル
JP7421447B2 (ja) * 2020-08-21 2024-01-24 東海興業株式会社 リアクトル及びその製造方法、リアクトル用コイル被覆体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5692203B2 (ja) * 2012-11-12 2015-04-01 トヨタ自動車株式会社 リアクトルとその製造方法、及び、リアクトルを備えた電力変換装置とその製造方法
JP5697707B2 (ja) * 2013-03-28 2015-04-08 トヨタ自動車株式会社 リアクトル
JP5869518B2 (ja) * 2013-05-10 2016-02-24 トヨタ自動車株式会社 リアクトル及びその製造方法
JP6317112B2 (ja) * 2014-01-08 2018-04-25 トヨタ自動車株式会社 リアクトルの製造方法
JP6285336B2 (ja) * 2014-10-16 2018-02-28 トヨタ自動車株式会社 リアクトル及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018011019A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6638586B2 (ja) リアクトルの製造方法
CN109687667A (zh) 马达
JP2015002614A (ja) コイル鋳造装置及びコイル鋳造方法
JPWO2013065183A1 (ja) リアクトルの製造方法
CN104428980A (zh) 线圈、旋转电机及线圈的制造方法
JP6070603B2 (ja) ステータの製造方法
JP2015073406A (ja) ステータのモールド成形方法およびモールド成形装置
WO2013065342A1 (ja) ステータコアの製造方法及びステータコア
JP6814568B2 (ja) 積層鉄心
JP5172318B2 (ja) コイル成形体の製造方法及びコイル成形体
JP6998264B2 (ja) 積層鉄心及び積層鉄心の製造方法
JP2018064327A (ja) ロータの製造方法
JP6414557B2 (ja) 表面実装インダクタ及びその製造方法
JP5738208B2 (ja) 回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法
JP2017038505A5 (ja)
US3944182A (en) Apparatus for manufacturing high-frequency coil devices
JP2018061377A (ja) ロータ製造方法
JP2009131052A (ja) モールドコイルの製造方法およびモールドコイル、それを用いた固定子および回転電機
JP4844581B2 (ja) 点火コイルおよびその製造方法
JP2019134127A (ja) リアクトル
CN103617886A (zh) 一种立体卷铁芯树脂绝缘干式变压器绝缘筒的制作方法
JP2014044423A (ja) 偏心改善型のプラスチックレンズおよびその製造方法
JP7216032B2 (ja) リアクトル
JP7196590B2 (ja) リアクトルの製造方法
JP6421424B2 (ja) バスバーアセンブリ、バスバーアセンブリの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6638586

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151