JP2014044423A - 偏心改善型のプラスチックレンズおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】偏心が改善されたプラスチックレンズ、およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】プラスチックレンズは、第1の面と、この第1の面と反対側の第2の面と、これら第1の面と第2の面とを相互接続する周縁面と、第1と第2の面がこれに沿って配置される中心光軸と、を有するレンズ本体であって、第1の面は、曲面部と、この曲面部の周囲の段差面部と、を含む、レンズ本体を備え、さらに、段差面部に位置して、中心光軸を囲繞している第1のバリと、段差面部に位置して、第1のバリを囲繞している第2のバリと、を有する。
【選択図】なし
【解決手段】プラスチックレンズは、第1の面と、この第1の面と反対側の第2の面と、これら第1の面と第2の面とを相互接続する周縁面と、第1と第2の面がこれに沿って配置される中心光軸と、を有するレンズ本体であって、第1の面は、曲面部と、この曲面部の周囲の段差面部と、を含む、レンズ本体を備え、さらに、段差面部に位置して、中心光軸を囲繞している第1のバリと、段差面部に位置して、第1のバリを囲繞している第2のバリと、を有する。
【選択図】なし
Description
本発明は、プラスチックレンズおよびその製造方法に関するものである。
プラスチックレンズの製造に使用される射出成形用金型装置は、一般に、第1のベース金型と、第1のベース金型の中に配置される第1のコア金型と、第1のベース金型に対して配置される第2のベース金型と、第2のベース金型の中に配置される第2のコア金型と、を含んでいる。
第1のベース金型と、第2のベース金型と、第1のコア金型と、第2のコア金型とは、協働してキャビティを画成する。キャビティに溶融プラスチック材料を注入した後に冷却することで、プラスチックレンズが形成される。第2のベース金型と第2のコア金型は、プラスチックレンズと一緒に、第1のベース金型と第1のコア金型から離すように動かされる。そして、第2のコア金型を押すことで、プラスチックレンズを第2のベース金型から押し出す。その後、第2のベース金型と第2のコア金型は、次の射出成形プロセスのために、それらの最初の位置に戻される。
第1のベース金型と、第2のベース金型と、第1のコア金型と、第2のコア金型とは、協働してキャビティを画成する。キャビティに溶融プラスチック材料を注入した後に冷却することで、プラスチックレンズが形成される。第2のベース金型と第2のコア金型は、プラスチックレンズと一緒に、第1のベース金型と第1のコア金型から離すように動かされる。そして、第2のコア金型を押すことで、プラスチックレンズを第2のベース金型から押し出す。その後、第2のベース金型と第2のコア金型は、次の射出成形プロセスのために、それらの最初の位置に戻される。
第2のコア金型が第2のベース金型に対してスムーズに動くことを可能にするためには、第2のベース金型と第2のコア金型との間に隙間がなければならない。
ところが、そのような隙間に起因して、第2のコア金型が第2のベース金型に対して半径方向に変位することがあり、その結果、得られるプラスチックレンズに偏心が生じ得る。
さらに、第2のコア金型は、第2のベース金型に対して軸方向に変位することもあり、その結果、プラスチックレンズが厚くなるか、または薄くなることがある。上記の2つのシナリオは、プラスチックレンズの光学特性に悪影響を及ぼすことになる。
ところが、そのような隙間に起因して、第2のコア金型が第2のベース金型に対して半径方向に変位することがあり、その結果、得られるプラスチックレンズに偏心が生じ得る。
さらに、第2のコア金型は、第2のベース金型に対して軸方向に変位することもあり、その結果、プラスチックレンズが厚くなるか、または薄くなることがある。上記の2つのシナリオは、プラスチックレンズの光学特性に悪影響を及ぼすことになる。
そこで、本発明の目的は、偏心が改善されたプラスチックレンズ、およびその製造方法を提供することである。
前述した課題を解決する第1の発明では、レンズ本体と、第1のバリと、第2のバリと、を有するプラスチックレンズを提供する。レンズ本体は、第1の面と、この第1の面と反対側の第2の面と、これら第1の面と第2の面とを相互接続する周縁面と、第1と第2の面がこれに沿って配置される中心光軸と、を有する。第1の面は、曲面部と、この曲面部の周囲の段差面部と、を含んでいる。中心光軸は、曲面部の中心を垂直に貫通する。第1のバリは、段差面部に位置して、中心光軸を囲繞している。第2のバリは、段差面部に位置して、第1のバリを囲繞している。
前述した課題を解決する第2の発明では、偏心が改善されたプラスチックレンズを製造する方法を提供する。該方法は、以下のステップを含んでいる。
(a)第1の金型と、第2の金型と、エジェクタと、を含む金型装置であって、第1の金型は、第1のベース金型と、この第1のベース金型の中に配置される第1のコア金型とを含み、第2の金型は、第2のベース金型と、この第2のベース金型の中に配置される第2のコア金型とを含み、エジェクタは、第2のベース金型と第2のコア金型との間に配置されて、第2のコア金型を囲繞しており、また、第1のベース金型と、第1のコア金型と、第2のベース金型と、第2のコア金型と、エジェクタとは、協働してキャビティを画成する、金型装置を準備するステップ。
(b)キャビティに溶融プラスチック材料を注入した後に冷却することで、プラスチックレンズを形成するステップ。
(c)プラスチックレンズと、第2の金型と、エジェクタとからなるアセンブリから、第1の金型を取り外すステップ。
(d)第2のコア金型を動かないように維持しつつ、第2の金型に対してエジェクタを動かすことで、プラスチックレンズを第2の金型から離すように動かすステップ。
(a)第1の金型と、第2の金型と、エジェクタと、を含む金型装置であって、第1の金型は、第1のベース金型と、この第1のベース金型の中に配置される第1のコア金型とを含み、第2の金型は、第2のベース金型と、この第2のベース金型の中に配置される第2のコア金型とを含み、エジェクタは、第2のベース金型と第2のコア金型との間に配置されて、第2のコア金型を囲繞しており、また、第1のベース金型と、第1のコア金型と、第2のベース金型と、第2のコア金型と、エジェクタとは、協働してキャビティを画成する、金型装置を準備するステップ。
(b)キャビティに溶融プラスチック材料を注入した後に冷却することで、プラスチックレンズを形成するステップ。
(c)プラスチックレンズと、第2の金型と、エジェクタとからなるアセンブリから、第1の金型を取り外すステップ。
(d)第2のコア金型を動かないように維持しつつ、第2の金型に対してエジェクタを動かすことで、プラスチックレンズを第2の金型から離すように動かすステップ。
本発明の他の特徴および効果は、添付の図面に関する以下の好ましい実施形態の詳細な説明において明らかになるであろう。留意すべきことは、図面は、単なる例示目的のものにすぎないということである。本発明は、図面に示す寸法およびサイズに限定されるべきではない。
図1および2は、偏心改善型のプラスチックレンズ100の好ましい実施形態を示している。プラスチックレンズ100は、レンズ本体2と、第1のバリ3と、第2のバリ4と、第3のバリ5と、を有している。
レンズ本体2は、第1の面21と、この第1の面21と反対側の第2の面22と、これら第1の面21と第2の面22とを相互接続する周縁面23と、第1と第2の面21、22がこれに沿って配置される中心光軸(I)と、を有する。第1の面21は、曲面部211と、この曲面部211の周囲の段差面部212と、を含んでいる。中心光軸(I)は、第1の面21の曲面部211の中心を垂直に貫通する。
第1のバリ3は、段差面部212に位置して、中心光軸(I)を囲繞している。
第2のバリ4は、段差面部212に位置して、第1のバリ3を囲繞している。
第3のバリ5は、周縁面23と第2の面22との間に位置している。
本実施形態では、第2のバリ4は、第1のバリ3を同心円状に囲繞している。第1のバリ3と第2のバリ4との間の距離は、0.22mmである。しかし、実際には、第1のバリ3と第2のバリ4との間の距離は、0.15mm〜0.30mmの範囲とすることができ、さらに好ましくは0.20mm〜0.25mmの範囲とすることができ、0.22mmには限定されない。
本実施形態のプラスチックレンズ100は、中心光軸(I)に垂直であって、第1と第2の面21、22の間に位置するものと定義される仮想平面(P)を有する。第1と第2のバリ3、4の間の段差面部212から仮想平面(P)までの距離(t1)は、第1のバリ3と曲面部211との間の段差面部212から仮想平面(P)までの距離(t2)よりも小さい。第1のバリ3と曲面部211との間の段差面部212は、さらに当接面213を含んでいる。当接面213から仮想平面(P)までの距離は、第1のバリ3から仮想平面(P)までの距離と、第2のバリ4から仮想平面(P)までの距離のどちらよりも大きい。
このような設計では、プラスチックレンズ100が、その当接面213を周囲の電気機器200の要素に対して当接させることで、電気機器200に組み付けられるときに、この組み付けに、第1と第2のバリ3、4が悪影響を及ぼすことはない(図4を参照)。
このような設計では、プラスチックレンズ100が、その当接面213を周囲の電気機器200の要素に対して当接させることで、電気機器200に組み付けられるときに、この組み付けに、第1と第2のバリ3、4が悪影響を及ぼすことはない(図4を参照)。
図3を参照する。第1と第2のバリ3、4の間の段差面部212は、平行な表面テクスチャを有している。第1のバリ3で囲繞された曲面部211は、同心円状の表面テクスチャを有している。
図4は、電気機器200に取り付けられているプラスチックレンズ100を示しており、当接面213は、周囲の電気機器200の要素に対して当接している。第1の面21は、撮像方向に向いている。一方、第1のバリ3、第2のバリ4、第3のバリ5は、プラスチックレンズ100の取り付けには影響を与えない。
図5、6、7は、偏心改善型のプラスチックレンズ100を製造するプラスチック製造方法の好ましい実施形態を示している。
本方法は、以下のステップを含んでいる。金型装置を準備するステップ(ステップ101)と、溶融プラスチック材料を注入するステップ(ステップ102)と、金型装置の第1の金型を取り外すステップ(ステップ103)と、プラスチックレンズを突き出すように金型装置のエジェクタを動かすステップ(ステップ104)と、プラスチックレンズを得るステップ(ステップ105)。
本方法は、以下のステップを含んでいる。金型装置を準備するステップ(ステップ101)と、溶融プラスチック材料を注入するステップ(ステップ102)と、金型装置の第1の金型を取り外すステップ(ステップ103)と、プラスチックレンズを突き出すように金型装置のエジェクタを動かすステップ(ステップ104)と、プラスチックレンズを得るステップ(ステップ105)。
ステップ101において、金型装置10は、第1の金型11と、第2の金型13と、エジェクタ15とを含むものである。第1の金型11は、第1のベース金型111と、この第1のベース金型111の中に配置される第1のコア金型12と、を含む。第1のベース金型111は、第1のスリーブ112を含んでいる。第2の金型13は、第2のベース金型131と、この第2のベース金型131の中に配置される第2のコア金型14と、を含む。第2のベース金型131は、第2のスリーブ132を含んでいる。エジェクタ15は、第2のコア金型14と第2のスリーブ132との間に配置されて、第2のコア金型14を囲繞している。エジェクタ15は、管状の形状を有している。
本実施形態では、第1のスリーブ112と、第1のコア金型12と、第2のスリーブ132と、第2のコア金型14と、エジェクタ15とが協働して、キャビティ16を画成する。エジェクタ15は、キャビティ16に面した上端151を有している。第2のコア金型14とエジェクタ15との間に第1の隙間17があり、エジェクタ15と第2のスリーブ132との間に第2の隙間18があり、第1のスリーブ112と第2のスリーブ132との間に第3の隙間19がある。
キャビティ16に面する第1のコア金型12と第2のコア金型14の表面には転削が施され、これにより、それらの表面に、同心円状の表面テクスチャが形成される。キャビティ16に面するエジェクタ15の上端151の表面には平面研削が施され、これにより、上端151の表面に、平行な表面テクスチャが形成される。そして、それらのテクスチャは、プラスチックレンズ100の表面に印刷される。
つまり、第1と第2のバリ3、4の間の段差面部212は平行な表面テクスチャを有し、第1のバリ3で囲繞された曲面部211は、同心円状の表面テクスチャを有する。
本実施形態では、第1のスリーブ112と、第1のコア金型12と、第2のスリーブ132と、第2のコア金型14と、エジェクタ15とが協働して、キャビティ16を画成する。エジェクタ15は、キャビティ16に面した上端151を有している。第2のコア金型14とエジェクタ15との間に第1の隙間17があり、エジェクタ15と第2のスリーブ132との間に第2の隙間18があり、第1のスリーブ112と第2のスリーブ132との間に第3の隙間19がある。
キャビティ16に面する第1のコア金型12と第2のコア金型14の表面には転削が施され、これにより、それらの表面に、同心円状の表面テクスチャが形成される。キャビティ16に面するエジェクタ15の上端151の表面には平面研削が施され、これにより、上端151の表面に、平行な表面テクスチャが形成される。そして、それらのテクスチャは、プラスチックレンズ100の表面に印刷される。
つまり、第1と第2のバリ3、4の間の段差面部212は平行な表面テクスチャを有し、第1のバリ3で囲繞された曲面部211は、同心円状の表面テクスチャを有する。
ステップ102では、キャビティ16に溶融プラスチック材料を注入した後に冷却することで、プラスチックレンズ100が形成される。
ステップ103では、プラスチックレンズ100と、第2の金型13と、エジェクタ15とからなるアセンブリから、第1の金型11が取り外される。
ステップ104では、第2の金型13に対してエジェクタ15を動かすことで、プラスチックレンズ100を第2の金型13から離すように動かして、そこから解放する。このステップでは、第2のコア金型14は動かないように維持される。
ステップ105では、エジェクタ15からプラスチックレンズ100を取得する。
ステップ102において、溶融プラスチック材料がキャビティ16に注入されると、少量の溶融プラスチック材料が、第1の隙間17、第2の間隙18、第3の間隙19に流れ込んで、溶融プラスチック材料が冷却された後に、それぞれ、第1のバリ3、第2のバリ4、第3のバリ5を形成する。
プラスチックレンズ100の第2の面22は、金型装置10の第1のコア金型12と第1のスリーブ112とによって形成される。第2のコア金型14は、プラスチックレンズ100の曲面部211を形成するための凹面を有する。プラスチックレンズ100の段差面部212は、第2のコア金型14と、エジェクタ15の上端151と、第2のスリーブ132とによって形成される。
プラスチックレンズ100の第2の面22は、金型装置10の第1のコア金型12と第1のスリーブ112とによって形成される。第2のコア金型14は、プラスチックレンズ100の曲面部211を形成するための凹面を有する。プラスチックレンズ100の段差面部212は、第2のコア金型14と、エジェクタ15の上端151と、第2のスリーブ132とによって形成される。
また、エジェクタ15の上端151は、第2のベース金型131の第2のスリーブ132と接する外側表面と、第2のコア金型14と接する内側表面との間に、厚さを有する。好ましくは、エジェクタ15の上端151の厚さは、0.15mm〜0.3mmの範囲にあり、より好ましくは、0.20mm〜0.25mmの範囲にある。エジェクタ15の上端151の厚さの範囲は、製造、組み付け、およびエジェクタ15の占有空間を考慮して設計される。この好ましい実施形態では、上端151の幅は0.22mmである。また、上端151の幅は、第1のバリ3と第2のバリ4との間の距離に等しい。
言及すべきことは、実際には、第1と第2のスリーブ112、132は、他の実施形態において省くことができるということである。
本実施形態のプラスチックレンズ100を製造する方法では、プラスチックレンズ100を第2の金型13から離すように動かすのに、エジェクタ15を用いる。第2のコア金型14を、第2のスリーブ132または第2のベース金型131に対して動かす必要はない。従って、プラスチックレンズ100の偏心の原因となる第2のベース金型131における第2のコア金型14の半径方向の変位を防ぐことができ、これによって、プラスチックレンズ100の曲面部211が所望の位置に正確に形成されて、優れた光学特性が得られる。
本発明について、最も現実的な実施形態であると考えられるものに関して説明したが、当然のことながら、本発明は、開示された実施形態に限定されるものではなく、最も広い解釈の趣旨および範囲に含まれる種々の構成を包含し、そのような変形および均等な構成のすべてを網羅するものとする。
Claims (11)
- 曲面部および前記曲面部の周囲の段差面部を含む第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面および前記第2の面を相互接続する周縁面と、前記第1の面および前記第2の面の配置方向に沿うとともに前記曲面部に対し垂直に中心を貫通する中心光軸と、を有するレンズ本体と、
前記段差面部に位置して、前記中心光軸を囲繞する第1のバリと、
前記段差面部に位置して、前記第1のバリを囲繞する第2のバリと、
を備えたことを特徴とする偏心改善型のプラスチックレンズ。 - 前記第2のバリは前記第1のバリを同心円状に囲繞し、
前記第1のバリと前記第2のバリとの間の距離は0.15mmから0.3mmまでの範囲にある
ことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレンズ。 - 前記第1のバリと前記第2のバリとの間の距離は0.20mmから0.25mmまでの範囲にあることを特徴とする請求項2に記載のプラスチックレンズ。
- 前記周縁面と前記第2の面との間に位置する第3のバリをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレンズ。
- 前記第1のバリおよび前記第2のバリの間の前記段差面部から、前記中心光軸に垂直であり且つ前記第1の面および前記第2の面の間に位置する仮想平面までの距離は、
前記第1のバリおよび前記曲面部の間の前記段差面部から、前記仮想平面までの距離よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレンズ。 - 前記第1のバリおよび前記曲面部の間の前記段差面部は当接面をさらに含み、
前記当接面から前記仮想平面までの距離は、前記第1のバリから前記仮想平面までの距離と、前記第2のバリから前記仮想平面までの距離との双方よりも大きい
ことを特徴とする請求項5に記載のプラスチックレンズ。 - 前記第1のバリおよび第2のバリの間の前記段差面部は、平行な表面テクスチャを有することを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレンズ。
- 当該プラスチックレンズが電気機器に取り付けられる場合、前記第1の面は撮像方向を向くことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレンズ。
- 請求項1に記載の偏心改善型のプラスチックレンズを製造するプラスチックレンズ製造方法であって、
(a)第1のベース金型および当該第1のベース金型の中に配置される第1のコア金型を含む第1の金型と、前記第1のベース金型に対し配置される第2のベース金型および当該第2のベース金型の中に配置される第2のコア金型を含む第2の金型と、前記第2のベース金型および前記第2のコア金型の間に配置されて当該第2のコア金型を囲繞するエジェクタとを有し、前記第1のベース金型と前記第1のコア金型と前記第2のベース金型と前記第2のコア金型と前記エジェクタとが協働してキャビティを画成する金型装置を提供するステップと、
(b)前記キャビティに溶融プラスチック材料を注入し、その後に冷却して、前記プラスチックレンズを形成するステップと、
(c)前記プラスチックレンズと前記第2の金型と前記エジェクタとのアセンブリから、前記第1の金型を取り外すステップと、
(d)前記第2のコア金型を変位しないように維持しつつ、前記第2の金型に対し前記エジェクタを移動させることによって、前記プラスチックレンズを前記第2の金型から離れるように移動させるステップと、
を備えたことを特徴とするプラスチックレンズ製造方法。 - 前記エジェクタは、管状をなし、前記キャビティに面するとともに前記プラスチックレンズに当接する上端を有し、前記上端は、内側縁と外側縁との間での測定値が0.20mmから0.25mmまでの範囲の厚さを有することを特徴とする請求項9に記載のプラスチックレンズ製造方法。
- 前記キャビティに面する前記第1のベース金型と、前記第1のコア金型と、前記第2のベース金型と、前記第2のコア金型との表面には転削が施され、前記キャビティに対向する前記エジェクタの表面には平面研削が施されることを特徴とする請求項9に記載のプラスチックレンズ製造方法。
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