JP2017185759A - プラスチックレンズおよびその製造方法 - Google Patents

プラスチックレンズおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017185759A
JP2017185759A JP2016078358A JP2016078358A JP2017185759A JP 2017185759 A JP2017185759 A JP 2017185759A JP 2016078358 A JP2016078358 A JP 2016078358A JP 2016078358 A JP2016078358 A JP 2016078358A JP 2017185759 A JP2017185759 A JP 2017185759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
plastic lens
rib
thickness
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016078358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017185759A5 (ja
JP6765840B2 (ja
Inventor
敦 篠原
Atsushi Shinohara
敦 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016078358A priority Critical patent/JP6765840B2/ja
Priority to US15/480,023 priority patent/US20170293103A1/en
Publication of JP2017185759A publication Critical patent/JP2017185759A/ja
Publication of JP2017185759A5 publication Critical patent/JP2017185759A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765840B2 publication Critical patent/JP6765840B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C2045/4063Removing or ejecting moulded articles preventing damage to articles caused by the ejector
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/0055Shaping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2669Moulds with means for removing excess material, e.g. with overflow cavities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • B29D11/00432Auxiliary operations, e.g. machines for filling the moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms
    • B29L2011/0016Lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 光学面形状誤差の非軸対称成分が小さくなるプラスチックレンズを提供する。【解決手段】 レンズ部と、前記レンズ部の外側に形成されたリブ部と、前記リブ部の一部から外側に突出した突出部を有し、前記リブ部の厚みは、前記レンズ部のレンズ面の開口端の厚みの1.4倍以上であることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラやビデオ、光ピックアップ装置等の光学機器に使用されるレンズに関するものである。特に直径が10mm以下のプラスチックレンズ(本明細書においては小径プラスチックレンズと称する場合がある)に関するものである。
射出成形によって製造される小径プラスチックレンズは、その小ささゆえ金型からの離型や鏡筒への組込み作業に困難が伴うことが多い。
従来技術においても、金型から取り出す時の工夫や鏡筒への組込み作業をしやすくするためのレンズ形状などが開示されている。
例えば特許文献1によれば、製品部に接続する突出部およびランナー部分、スプルー部分をエジェクタピンで押し、製品部を入子で押し、成形品離型後に入子を停止しエジェクタピンをさらに動作させることで入子から製品部を取り出す手法が開示されている。
特開2010−12693号
小径プラスチックレンズを射出成形によって製造するときに用いる射出成形用金型において、レンズの光学面を成形するために、高精度に加工された駒(本明細書においては鏡面駒と称する場合がある)が金型内に配置されている。そしてこの鏡面駒は主に旋削加工により製作される。鏡面駒は、旋回する刃物で加工するフライカットと呼ばれる方法により製作されることもあるが、小径プラスチックレンズの場合は鏡面駒の径が小さくまた光学設計によっては加工半径が極めて小さいために、フライカットによる製作が困難な場合が多い。一方、旋削加工の場合は、鏡面駒を光軸に沿って回転させ刃物を当てて加工するため、回転軸に対し対称な面は加工しやすく、また加工速度も早いことが特徴である。
しかし、プラスチックレンズを射出成形する場合、光学設計値どおりに高精度に加工した鏡面駒を用いてもプラスチックの収縮挙動により所望のレンズを得ることができない。プラスチックレンズの設計値からの誤差量を鏡面駒の加工量に載せ補正加工を行うのが一般的である。この際に前述したとおり旋削加工は軸対称加工であるから、軸対称ではない形状誤差は補正することができない。そのため成形品形状誤差の非軸対称成分が小さくなるように成形条件等を設定する必要がある。
非軸対称の成形品形状誤差が発生する一因として離型力、離型抵抗が軸対称に発生しないことが挙げられる。ここで上記特許文献1に記載されている従来技術による射出成形金型の断面図を図8に示す。またこの金型で成形されたプラスチックレンズの断面図を図9に示す。
製品部81を可動側鏡面駒83が押圧し製品部81に接続する被押圧部82をエジェクタピン84が押圧しランナー部をエジェクタピン86が押圧する構造になっている。しかしながらこの構造では、レンズのツバ部88の厚みが薄く、また、被押圧部82の厚みがツバ部88の厚みと同じであるため、ツバ部88、被押圧部82が変形しやすい。このため、エジェクタピンの押圧により発生する曲げモーメントがレンズの光学有効部89にまで影響し、レンズの面精度の悪化を招いてしまう。またエジェクタピン84が押圧する被押圧部82はゲートとは反対側の反ゲート側に1か所設けられたのみであり、ランナー部を押圧するエジェクタピン86と合わせてもランナー部から反ゲート側に向かう方向にしか離型力を発生しない。そのため成形品形状誤差においてランナー部から反ゲート側に向かう方向と、その方向に直交する方向では誤差量が異なり、旋削加工では補正できなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、軸対称ではない離型力、離型抵抗の影響が成形品光学面まで及ぶことなく、成形品形状誤差の非軸対称成分が小さいレンズを提供することにある。
本発明のプラスチックレンズは、レンズ部と、前記レンズ部の外側に形成されたリブ部と、前記リブ部の一部から外側に突出した突出部を有し、前記リブ部の厚みは、前記レンズ部のレンズ面の開口端の厚みの1.4倍以上であることを特徴とする。
本発明のプラスチックレンズの製造方法は、プラスチックレンズを転写する形状が形成された固定側駒および可動側駒を突き合わせてキャビティを形成し、前記キャビティに樹脂を注入して成形することを特徴とする。
本発明のプラスチックレンズによれば突出部とツバ形状の間に、レンズ面の開口端よりも厚いリブ形状を有している。このためリブ形状の外側で軸対称ではない離型力や離型抵抗が発生したとしてもリブの内側にある光学面への影響を小さくすることができる。
本発明のレンズ斜視図である。 本発明に使用する射出成形用金型断面図である。 本発明の第一実施形態におけるレンズ断面図である。 本発明の第一実施形態における樹脂流動の様子である。 本発明の第一実施形態における樹脂流動の様子である。 レンズ評価時の測定方向を示した図である。 本発明の第二実施形態におけるレンズ断面図である。 従来技術による射出成形用金型断面図である。 従来技術によるレンズ断面図である。
(第一の実施形態)
図1は本発明の第一実施形態におけるプラスチックレンズ1の斜視図である。このようなプラスチックレンズは射出成形により製造され、材料としては日本ゼオン社製ZEONEX E48R(登録商標)や三菱ガス化学社製ユピゼータ(登録商標)、大阪ガス化学社製OKP(登録商標)などを用いることができる。
図1において、9はレンズ部、8はツバ部、10はリブ部,2は突出部、11はゲート痕、12はリブ部の外周面を示す。つまり、本発明の第一実施形態のプラスチックレンズ1の形状は、レンズ部9の周りにツバ部8があり、その外側にリブ部10、さらにその外側に突出部2がある構成になっている。プラスチックレンズ1を射出成形するための金型には、突出部2を成形するための空間それぞれに隣接してエジェクタピンが配置される。そして、成形品であるプラスチックレンズ1を金型から離型する際、突出部2のそれぞれをエジェクタピンによって金型から押し出すことでプラスチックレンズ1を金型から離型させることができる。特に、レンズ部9の、直径が10mm以下であり、最小肉厚が0.5mm以下であるプラスチックレンズであると、本発明の効果の発現がより顕著になる。リブ部10は円環状であることが好ましい。円環状であると、軸対称ではない離型力、離型抵抗の影響をより抑えることができる。また、Oはプラスチックレンズの光軸を示し、レンズ部9の中心を通る。
突出部2は一つでもよいし複数個あってもよい。各突出部2は、例えばレンズ部より小径の円柱形状がリブ部10と接合している。本実施形態においては円柱形状である例を示したがこれに限ることはなく、四角柱形状であってもよい。ただ円柱形状であると離型抵抗を小さく抑えることができるためより好ましい。また、各突出部のリブ部10との接合領域は、リブ部10の光軸方向から見て3%以上10%以下の長さで接していることが好ましい。これによりエジェクタピンの離型力を成形品であるプラスチックレンズ1に伝えることができ、かつ鏡筒への組込みの際に鏡筒と接する外周面の長さを十分にとることができる。
本明細書においては、レンズ部9、ツバ部8、リブ部10をレンズ形状部と称する場合がある。また、レンズ形状部を成形するため金型内に形成されたキャビティに樹脂を注入するための入り口であるゲートの部分であったことが推察されるゲートの痕跡部分をゲート痕11と称することにする。さらに、ゲート痕11のリブ部10と接している部分の中心と、光軸Oに対して軸対称の位置を反ゲート痕と称する。また、反ゲート痕側に突出部2があるとは、ゲート痕11のリブ部10と接している部分の中心と反ゲート痕を結ぶ線と垂直に交わる線上に突出部2のリブ部10と接している部分の中心があること。あるいは、垂直に交わる線上より反ゲート痕側に突出部2のリブ部10と接している部分の中心があることをいう。
A−Aは、光軸方向から見て、ゲート痕11のリブ部10と接している部分の中心と、光軸の中心を結ぶ線、そして光軸の中心と、突出部2のリブ部10と接している部分(領域)の中心とを結ぶ線である。本明細書においては、ゲート痕11のリブ部10と接している部分(領域)の中心と、反ゲート痕を結ぶ線の方向をゲート痕反ゲート痕方向と称する場合がある。
突出部2は、反ゲート痕にリブ部10と接している部分(領域)の中心がある突出部が1つ、ゲート痕反ゲート痕方向に直交する方向にリブ部10と接している部分の中心がある突出部がそれぞれ1つずつの計3つ設けていることが好ましい。これは、ランナー部を突出すエジェクタピンと合わせてバランスよく離型できるためである。しかし、本発明における突出部の個数としてはこの限りではない。突出部2の個数は反ゲート痕側に1つでも構わないし、ゲート痕から±120度方向に1つずつの2つでも構わないし、3つ以上でも構わない。ただ突出部の個数が多いと鏡筒とレンズが接する外周面12の幅が小さくなり、レンズを鏡筒に組み込む際の組立精度が落ちるおそれがあるため注意が必要である。また必ずしもレンズ形状部に対して対称に配置されなくても構わないが、反ゲート痕側に少なくとも1つ設けることが好ましい。ゲート痕から±120度方向に1つずつのように反ゲート痕に突出部2がない形状の場合、後述するエアトラップが発生する可能性があるので注意が必要である。
またツバ部8は存在しなくても構わない。その場合、レンズ部9の最外縁部、つまりレンズを構成する曲面の最外周の部分(本明細書においてはレンズ面の開口端と称する)より外側にただちにリブ部10が形成される。
突出部2の厚みはリブ部10の厚みと同じでもよいが、リブ部10以上の厚みになると成形サイクルが長くなる可能性がある。またレンズを組込む時にリブ部をレンズ間隔調整に用いる場合があり、突出部2の厚みがリブ部2の厚みより大きいと他部品との干渉等により組込み精度の悪化を招く可能性がある。
本実施形態においては、レンズ部9は凸メニスレンズである例を示したが、凸レンズであっても凹レンズ、凹メニスレンズであってもよい。図1におけるA−A断面の模式図を図3に示す。レンズ面の開口端の厚みをa、リブ形状の厚みをb、突出部の厚みをcとしたときに以下の条件を満足するように各寸法を設定することが好ましい。
b≧1.4a (1)
成形品が金型から離型する際、図3において突出部2およびランナー部が図中上側からエジェクタピンによって押圧されることとなる。そして、レンズ部およびリブ部には離型手段を設けていないことから、離型する際、抵抗力が発生するため、成形品には曲げモーメントが発生する。しかしながらb≧1.4aであると、レンズのツバ部の最も肉厚の薄くなる部分、すなわちレンズ面の開口端厚みよりも十分に厚いリブ部がレンズ部を囲んでいるため、曲げモーメントに耐えることができ変形を抑えることができる。つまりこのリブ部によって、曲げモーメントによるレンズ面の形状精度の悪化を防ぐことができる。さらにこのリブ部はレンズ鏡筒にレンズを組み込む際に隣のレンズに設けたリブ部と突き当てることにより、レンズ間隔を調整する部材として用いてもよい。これにより鏡筒への組込みが容易でレンズ間隔が高精度なレンズユニットを得るという効果も期待できる。
次に、本発明の第一の実施形態におけるプラスチックレンズの製造方法について説明する。
図2は、本発明の第一実施形態におけるプラスチックレンズを得るための射出成形用金型の断面図である。図1と同じ機能を有する部分には同じ符号を付し、説明を省略する。7は固定側駒(固定側鏡面駒と称する場合もある)、3は可動側駒(可動側鏡面駒と称する場合もある)、4、6はエジェクタピンである。固定側鏡面駒7および可動側鏡面駒3には、レンズ形状部(レンズ部、ツバ部、リブ部、外周面)を転写し成形するための形状が、鏡面駒を光軸に沿って回転させ刃物を当てて加工する旋削加工によって加工されている。旋削加工による加工は、リブ部10によって、軸対称ではない離型力、離型抵抗の影響が成形品光学面まで及ぶことを抑制できたため、成形品形状誤差の非軸対称成分が小さいレンズを得ることができたため可能となる。また、レンズ形状部の光学的に非常に重要な部分を成形するための形状を旋削加工によって簡単に加工することができるようになったため、軸対称の高精度な光学性能を有するプラスチックレンズを成形することが可能となる。さらに、レンズ形状部(レンズ部、ツバ部、リブ部、外周面)を転写し成形するための形状を分割することなく一つの駒で連続して加工することも可能である。分割することなく一つの駒で連続して加工すると金型としての寸法精度が出しやすくなるという効果も有している。つまり、固定側駒7、可動側駒3は、レンズ部9、ツバ部8、リブ部10、外周面12を転写し成形するための形状、突出部2を成形するための形状、そしてゲート211を分割することなく一つの駒で加工してもよい。そして、固定側鏡面駒7および可動側鏡面駒3を突き合わせてキャビティを形成する。キャビティは、レンズ部9、ツバ部8、リブ部10、外周面12を転写し成形するための形状、突出部2を成形するための形状、そしてゲート211を成形するための空間である。そして、突出部2を成形するための空間にそれぞれ隣接してエジェクタピン4,6が配置されている。このキャビティにゲート211から樹脂を注入してプラスチックレンズを成形する。固化させた後、金型を開き、エジェクタピンを成形された突出部2に突出して、キャビティからプラスチックレンズを取りだし、プラスチックレンズを製造する。
また、図3に示すように、レンズ面の開口端の厚みをa、リブ形状の厚みをb、突出部の厚みをcとしたときに、成形品が以下の式(2)を満足するように固定側鏡面駒7および可動側鏡面駒3を加工しておくことが好ましい。
(c−a)≧(b−a)/2 (2)
レンズ部9、ツバ部8、リブ部10、外周面12、突出部2を成形するための形状およびゲート211を分割することなく一つの駒で加工すると、樹脂注入前にキャビティ内に存在しているガス(空気)の逃げる隙間が少なくなってしまう。すると、ガス(空気)がキャビティ内に残ってしまい、エアトラップと呼ばれる窪みが形成されてしまう可能性がある。式(2)を満足するように加工しておくことで、このエアトラップと呼ばれる窪みを抑制することが可能となる。
ここで図4、図5を用いてエアトラップが発生する過程を説明する。図4は(c−a)が0.05mm、(b−a)/2が0.125mmであり、式(2)を満たさない場合の、樹脂流動の様子を示したものである。図4、図5は、図3と同じ箇所の断面模式図である。図3と重複する図番、説明は省略し、異なる部分のみ説明する。図4(a)は樹脂流動先端が反ゲート痕側のリブ部に差し掛かったところである。図4は図3と同様、図1におけるA−A断面を図示しているので、当然ながら実際の樹脂流動は3次元で進んでおり円環リブ形状はツバ部に比べて断面積が大きいため樹脂が流動しやすくなっている。リブ部の厚みに対し突出部の厚みが小さい場合、図4(b)のように樹脂流動先端が図中B点リブ部と突出部の接点、実際には3次元なので稜線)に達した際に、リブ部にガス13が取り残される。このガス13はキャビティ外に逃げることができないため、樹脂圧により潰されはするが樹脂が充填されない部分として残る。これがエアトラップとなる。それに対し図5は、(c−a)が0.15mm、(b−a)/2が0.125mmであり、式(2)を満たす場合の樹脂流動の様子を示したものである。リブ部の厚みに対し突出部の厚みが十分に大きいため、図5(b)に示したように図中B点に樹脂流動先端が達したときには円環リブ形状部のガスはほとんど突出部側に追い出されている。その結果、図5(c)のようにエアトラップのないレンズ成形品を得ることができる。
(実施例1、2および比較例1)
次に本発明の第一実施形態における実施例および比較例を説明する。実施例および比較例として図3に図示した成形品の寸法a,b,cが表1のようになるように金型を作製した。なお成形したプラスチックレンズの中央部の最大肉厚(光軸上の厚み)は0.8mmであった。
Figure 2017185759
材料として日本ゼオン社製ZEONEX E48R(登録商標)を用いた。ZEONEX E48Rのガラス転移温度は約138℃であるので、金型の固定可動の鏡面駒温度が約130℃になるように金型温調機を用いて温度調節した。射出成形機に金型を取付け30トンの型締力をかけ、270℃で溶融した樹脂材料を射出成形機より射出充填し70MPaの保圧をかけた。
ここで図6を用いてレンズの評価方法を説明する。レンズの表面を形状測定機で計測しレンズ面の曲率半径を測定する。測定する方向はゲート痕反ゲート痕方向14(仮にX方向とする)およびそれに直交する方向15(仮にY方向)とする。このような測定を行うためには例えばテイラーホブソン社製フォームタリサーフ(登録商標)などを用いることができる。このレンズ面の曲率半径の設計値はR=2mmであるが、要求性能を満足するための規格として上記ゲート痕反ゲート痕方向の曲率半径Rxとそれに直交する方向の曲率半径Ryの差分が±0.3μm以下であることが求められる。
上記のように得られた実施例1、実施例2、比較例1のレンズの曲率半径を表2にまとめた。
Figure 2017185759
表2に示したとおり、実施例1および実施例2は規格をクリアしたものの比較例1においては規格をオーバーしてしまった。これは表1に示したように寸法bの値が実施例1および実施例2では寸法aの1.4倍以上となっていたのに対し、比較例1では1.4倍未満となっているために、リブ部の剛性が足りず離型力や離型抵抗の非軸対称性の影響を受けたためと考えられる。
一方で、実施例2においては反ゲート痕側のリブ形状においてエアトラップの発生がみられた。これは突出部厚みcの寸法が小さく円環リブ形状部のガスが逃げきれずにトラップしたために発生したものと考えられる。
(第二の実施形態)
図7は本発明の第二実施形態におけるプラスチックレンズの断面図である。第一実施形態と同じ機能を有する部分については同じ符号を付し、説明を省略する。第一の実施形態と異なる点としてはレンズ部9が凹メニスレンズとなっていることである。もちろん凹レンズであっても同じ効果を発揮する。この第二実施形態のプラスチックレンズを得るための金型構成は第一実施形態と同様の金型を用いることができる。
ここで第二実施形態のレンズ形状においては、第一実施形態と同様ツバ部8が存在しなくても構わない。この場合、レンズ開口端よりただちにリブ部に接続するが凹レンズ(凹メニスレンズ)においては開口端においてレンズ肉厚が最大になるので、むしろツバ部がない方が自然であるとも言える。これは鏡筒への組込みなどの観点も鑑み設計者が自由に設定することができる。
(実施例3、実施例4および比較例2)
次に本発明の第二実施形態における実施例および比較例を説明する。実施例および比較例として図7に図示した寸法a,b,cを表3のように設定した。なおレンズ中央部の最小肉厚は0.4mmである。
Figure 2017185759
材料として三菱ガス化学社製ユピゼータEP−5000(登録商標)を用いた。ユピゼータEP−5000のガラス転移温度は約145℃であるので、金型の固定可動の鏡面駒温度が約135℃になるように金型温調機を用いて温度調節した。射出成形機に金型を取付け30トンの型締力をかけ、260℃で溶融した樹脂材料を射出成形機より射出充填し60MPaの保圧をかけた。
このレンズ面の曲率半径の設計値はR=3mmであるが、要求性能を満足するための規格として上記ゲート痕反ゲート痕方向の曲率半径Rxとそれに直交する方向の曲率半径Ryの差分が±2.5μm以下であることが求められる。
上記のように得られた実施例3、4、比較例2のレンズの曲率半径を表4にまとめる。
Figure 2017185759
表4に示したとおり、実施例3および実施例4は規格をクリアしたものの比較例2においては規格をオーバーしてしまった。これは表3に示したように寸法bの値が実施例3および実施例4では寸法aの1.4倍以上となっていたのに対し、比較例2では1.4倍未満となっているために、リブ部の剛性が足りず離型力や離型抵抗の非軸対称性の影響を受けたためと考えられる。
一方で実施例4においては反ゲート側のリブ部においてエアトラップがみられた。これは突出部厚みcの寸法が小さくリブ部のガスが逃げきれずにトラップしたために発生したものと考えられる。また図7のように凹メニスレンズであってリブ部とレンズ中心の厚みが光軸に対し反対方向にある場合、レンズ部を流動してくる樹脂は円環リブ形状のないレンズ厚みがある方が流れやすくなっている。そのため、リブ部に樹脂が流動しにくくエアトラップが発生しやすいと考えられる。実施例3においては円環リブ形状厚みに対し突出部厚みが十分に大きいためにエアトラップのないレンズ成形品を得ることができた。
1 レンズ
2 突出部
3 可動側駒
7 固定側駒
4,6 エジェクタピン
5 抱き駒
8 ツバ部
9 レンズ部
10 リブ部
11 ゲート痕
12 外周面
13 エアトラップ

Claims (9)

  1. レンズ部と、前記レンズ部の外側に形成されたリブ部と、前記リブ部から外側に突出した突出部を有し、前記リブ部の厚みは、前記レンズ部のレンズ面の開口端の厚みの1.4倍以上であることを特徴とするプラスチックレンズ。
  2. 前記突出部の厚みcは、前記開口端の厚みをa、前記リブ部の厚みをbとしたときに以下の式を満足することを特徴とする請求項1記載のプラスチックレンズ。
    (c−a)≧(b−a)/2
  3. 前記レンズ部の直径は10mm以下であり、最小肉厚が0.5mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックレンズ。
  4. 前記突出部は、円柱形状であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載のプラスチックレンズ。
  5. 前記突出部の、前記リブ部と接合されている領域は、前記リブ部の光軸方向から見た外周の長さに対して、3%以上10%以下の長さを有していることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載のプラスチックレンズ。
  6. 前記突出部を、反ゲート痕側に1つ有していることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載のプラスチックレンズ。
  7. 前記突出部を3つ有していることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載のプラスチックレンズ。
  8. 請求項1乃至6いずれか一項記載のプラスチックレンズを転写する形状が形成された固定側駒および可動側駒を突き合わせてキャビティを形成し、前記キャビティに樹脂を注入して成形することを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
  9. 前記プラスチックレンズを転写する形状は旋削加工によって加工されていることを特徴とする請求項8記載のプラスチックレンズの製造方法。
JP2016078358A 2016-04-08 2016-04-08 プラスチックレンズ、光学機器、およびプラスチックレンズの製造方法 Active JP6765840B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078358A JP6765840B2 (ja) 2016-04-08 2016-04-08 プラスチックレンズ、光学機器、およびプラスチックレンズの製造方法
US15/480,023 US20170293103A1 (en) 2016-04-08 2017-04-05 Plastic lens, method of manufacturing the same, and optical instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078358A JP6765840B2 (ja) 2016-04-08 2016-04-08 プラスチックレンズ、光学機器、およびプラスチックレンズの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017185759A true JP2017185759A (ja) 2017-10-12
JP2017185759A5 JP2017185759A5 (ja) 2019-05-30
JP6765840B2 JP6765840B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=59998069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016078358A Active JP6765840B2 (ja) 2016-04-08 2016-04-08 プラスチックレンズ、光学機器、およびプラスチックレンズの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20170293103A1 (ja)
JP (1) JP6765840B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI637208B (zh) * 2017-10-27 2018-10-01 大立光電股份有限公司 成像透鏡、相機模組及電子裝置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04204409A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Hitachi Ltd 光学装置及びプラスチックレンズ及び成形金型
JPH09197239A (ja) * 1997-01-13 1997-07-31 Jiyuraron Kogyo Kk プラスチックレンズの製造方法
WO2009084377A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Konica Minolta Opto, Inc. 光学素子の製造方法及び光学素子成形金型
JP2009259393A (ja) * 2009-07-27 2009-11-05 Konica Minolta Holdings Inc 成形レンズ
JP2010012693A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Maxell Finetech Ltd 射出成形装置、成形品取出方法および樹脂レンズ。
WO2010035619A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ用対物レンズの製造方法及び光ピックアップ用対物レンズの成形金型、並びに、光ピックアップ用対物レンズ
WO2011037038A1 (ja) * 2009-09-28 2011-03-31 コニカミノルタオプト株式会社 成形金型及び成形方法
WO2013132708A1 (ja) * 2012-03-08 2013-09-12 富士フイルム株式会社 複合成形レンズ及びその製造方法、金型並びに撮像モジュール
US20130308210A1 (en) * 2012-05-18 2013-11-21 Largan Precision Co., Ltd. Plastic optical lens
JP2014044423A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Genius Electronic Optical Co 偏心改善型のプラスチックレンズおよびその製造方法
WO2014156503A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 富士フイルム株式会社 光学レンズ、成形型、レンズユニット、及び撮像装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4508274B2 (ja) * 2008-07-03 2010-07-21 マクセルファインテック株式会社 樹脂レンズおよび樹脂レンズの成形方法
CN104093548B (zh) * 2012-03-29 2015-09-16 富士胶片株式会社 光学元件的制造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04204409A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Hitachi Ltd 光学装置及びプラスチックレンズ及び成形金型
JPH09197239A (ja) * 1997-01-13 1997-07-31 Jiyuraron Kogyo Kk プラスチックレンズの製造方法
WO2009084377A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Konica Minolta Opto, Inc. 光学素子の製造方法及び光学素子成形金型
JP2010012693A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Maxell Finetech Ltd 射出成形装置、成形品取出方法および樹脂レンズ。
WO2010035619A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ用対物レンズの製造方法及び光ピックアップ用対物レンズの成形金型、並びに、光ピックアップ用対物レンズ
JP2009259393A (ja) * 2009-07-27 2009-11-05 Konica Minolta Holdings Inc 成形レンズ
WO2011037038A1 (ja) * 2009-09-28 2011-03-31 コニカミノルタオプト株式会社 成形金型及び成形方法
WO2013132708A1 (ja) * 2012-03-08 2013-09-12 富士フイルム株式会社 複合成形レンズ及びその製造方法、金型並びに撮像モジュール
US20130308210A1 (en) * 2012-05-18 2013-11-21 Largan Precision Co., Ltd. Plastic optical lens
JP2014044423A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Genius Electronic Optical Co 偏心改善型のプラスチックレンズおよびその製造方法
WO2014156503A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 富士フイルム株式会社 光学レンズ、成形型、レンズユニット、及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170293103A1 (en) 2017-10-12
JP6765840B2 (ja) 2020-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1734015A2 (en) Optical element and process and apparatus for manufacturing the same
JP2010155471A (ja) 光ピックアップ用対物レンズの製造方法及び光ピックアップ用対物レンズの成形金型、並びに、光ピックアップ用対物レンズ
WO2014162770A1 (ja) モールドレンズのレンズユニット構造とモールドレンズの成形型
JP2017185759A (ja) プラスチックレンズおよびその製造方法
US7891965B2 (en) Mold
US7594808B2 (en) Mold and molding method
JP4850130B2 (ja) 光学素子および光学素子の成形金型ならびに光学素子の成形方法
JP5361173B2 (ja) レンズ、光学系、樹脂成形金型、レンズ製造装置、及びレンズ製造方法
JP2006327005A (ja) 成形用金型および成形品の製造方法
JP6700702B2 (ja) 射出成形金型、成形品の製造方法、ドーム型カバーの製造方法、及び金型部品
JP4495585B2 (ja) 樹脂レンズの成形型
WO2013153940A1 (ja) 光学部品の製造方法
JP6400401B2 (ja) 成形用金型、及び成形方法
JP4040963B2 (ja) 射出成形金型
JP4134180B2 (ja) 射出成形用金型及び射出成形方法
CN110709227B (zh) 成型模具
JP5254731B2 (ja) 光学素子成形用金型およびこれを用いた光学素子の製造方法
JP4883331B2 (ja) 光ピックアップ装置用の光学素子の製造方法及び光ピックアップ装置用の光学素子の製造装置
JP5374424B2 (ja) 成形用金型および成形方法
JP2007223252A (ja) 光学素子射出成形金型およびその成形方法
JP2018089871A (ja) 金型装置、インサート成形品の製造方法、及びインサート成形品
JP6314003B2 (ja) 射出成形用金型、及び成形品
JP6179522B2 (ja) 成形金型、光学素子の製造方法、及び光学素子
JP2010208105A (ja) 金型装置および射出成形品の製造方法
JP2011177925A (ja) 光学素子の成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200916

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6765840

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151