JP2019134127A - リアクトル - Google Patents

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JP2019134127A JP2018017311A JP2018017311A JP2019134127A JP 2019134127 A JP2019134127 A JP 2019134127A JP 2018017311 A JP2018017311 A JP 2018017311A JP 2018017311 A JP2018017311 A JP 2018017311A JP 2019134127 A JP2019134127 A JP 2019134127A
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真吾 宮本
Shingo Miyamoto
真吾 宮本
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Abstract

【課題】本明細書は、コイル単体をモールドするのに好適な形状を有するリアクトルを提供する。【解決手段】リアクトル2は、樹脂でモールドされているコイル3と、コイル3に挿通されているコア(分割コア6a、6b)を備えている。コイル3は、コア(分割コア6a、6b)が挿通される前に樹脂カバー4で覆われている。コイル3の一方の引き出し線31がコイル3の軸線方向に延びているとともに、コイル3の他方の引き出し線32が軸線方向と直交する方向に延びている。他方の引き出し線32が軸線方向と直交する方向に延びているため、コイル3を金型にセットする際に金型にコイルが噛み込み難い。また、一方の引き出し線32がコイル軸線と直交する方向、即ち、コイルの径方向に延びているので、その引き出し線32が出ている側ではコイル3が平坦となるため、金型内でコイルを位置決めし易い。【選択図】図2

Description

本明細書が開示する技術は、コイルにコアが挿通されているリアクトルに関する。
一部が樹脂でモールドされているリアクトルが知られている。特許文献1には、コイルとコアのアセンブリが樹脂でモールドされているリアクトルが開示されている。特許文献2には、樹脂でモールドされたコイルにコアが挿通されているリアクトルが開示されている。特許文献1のリアクトルでは、樹脂でモールドする前にコアがコイルに挿通されるので、コアの一部が欠けた場合、その破片がコイル巻線の絶縁被膜を傷付けるおそれがある。一方、特許文献2のリアクトルでは、コアを挿通する前のコイルが樹脂でモールドされているので、挿通の際にコアの一部が欠けたとしてもその破片がコイル巻線の絶縁被膜を傷付けることがない。
特開2013−149841号公報 特開2011−249427号公報
特許文献2のリアクトルのように、樹脂でモールドされたコイルにコアが挿通されているリアクトルの場合、樹脂でモールドする際にコイル単体を樹脂射出成型用の金型に入れ、コイルの周囲に樹脂カバーを成形する必要がある。コイルの両端からは引き出し線が延びており、引き出し線は樹脂でモールドしないので、金型のどこかで引き出し線を挟む必要がある。本明細書は、コイル単体をモールドするのに好適な形状を有するリアクトルを提供する。
本明細書が開示するリアクトルは、樹脂でモールドされているコイルと、コイルに挿通されているコアを備えている。コイルの一方の引き出し線がコイルの軸線方向に延びているとともに、コイルの他方の引き出し線がコイルの軸線方向と直交する方向に延びている。このリアクトルは、引き出し線が互いに直交する方向に延びているので、コイルを金型にセットする際に金型にコイルが噛み込み難い。また、一方の引き出し線がコイル軸線と直交する方向、即ち、コイルの径方向に延びているので、その引き出し線が出ている側ではコイルの端面が平坦となるため、金型内でコイルを位置決めし易い。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のリアクトルの斜視図である。 リアクトルの分解斜視図である。 モールド前のコイルの斜視図である。 モールドコイルの3面図である。 金型とコイルの断面図である(図4のV−V線に沿った断面に相当)。
図面を参照して実施例のリアクトル2を説明する。リアクトル2は、例えば、昇圧コンバータに用いられる。図1に、リアクトル2の斜視図を示し、図2にリアクトル2の分解斜視図を示す。リアクトル2は、樹脂でモールドされているコイル3と、コア6を有している。以下では、コイル3を覆っている樹脂カバー4とコイル3を合わせてモールドコイル5と称する。樹脂カバー4には窓41が設けられており、そこからコイル3が見えている。樹脂カバー4は、コイル3の筒の内面は全て覆っている。図2の符号42が、樹脂カバー4の筒内部(モールドコイル5の筒内部42)を示している。
図中の座標系について説明する。X軸は、コイル3の軸線の方向に一致させてある。コイル3の軸線とX軸の関係は全ての図で同じである。
コア6は、E字形状の分割コア6a、6bで構成されている。E字形状の分割コア6a、6bは、中央の柱状部61と、その両側の柱状部62が平行になるように、連結部63が連結している。中央の柱状部61が、モールドコイル5の筒内部42に挿通される。分割コア6a、6bは、柱状部61、62の先端同士が対向するように配置される。そのため、分割コア6a、6bの両側の柱状部62と連結部63がリングをなし、そのリングの内側の2か所に柱状部61の端部が連結される形状となる。そして、中央の柱状部61がコイル3の内側に挿通される。コイル3に挿通されている柱状部61と、連結部63と、両側の柱状部62によって、閉じた磁路が形成される。中央の柱状部61に発生した磁束は、連結部63を介して両側の柱状部62の夫々に分かれる。磁路全体で磁束密度が一様となるように、中央の柱状部61の断面積は、両側の柱状部62と連結部63の断面積の約2倍となっている。
コア6は、絶縁コーティングされた磁性体の粒子を樹脂で固めた圧粉鉄芯で作られている。圧粉鉄芯のコア6は、欠け易い。コイル3の樹脂カバー4は、分割コア6a、6bを挿通する前に形成されており、先に述べたように、コイル3の内側(筒内部42)は全て覆っている。モールドコイル5に分割コア6a、6bを挿通する際、コイル3の内側は樹脂カバー4で覆われているため、分割コア6a、6bの一部が欠けても、樹脂カバー4が破片からコイル3を保護する。
図3に、コイル3の斜視図を示す。コイル3は、高電圧用であり、その巻線に、内部抵抗が小さく許容電流が大きい平角線を用いている。平角線は、絶縁被覆されている。コイル3の筒の内側が樹脂で覆われていないと、モールドコイル5に分割コア6a、6bを挿通する際、かけたコアがコイル巻線の絶縁被覆が剥がされるおそれがある。実施例のリアクトル2では、分割コア6a、6bを挿通する前にコイル3(その筒の内側を含む)が樹脂でモールドされるため分割コア6a、6bの一部が欠けても、その破片がコイル3の巻線の絶縁被覆を破ることがない。
コイル3は、平角線をエッジワイズに捲回したものである。コイル3の全体は、丸角の四角筒形状をなしている。
コイル3の引き出し線31、32は、それぞれ異なる方向に延びている。一方の引き出し線31は、コイル3の軸線CLの方向(図中の座標系のX方向)に延びており、他方の引き出し線32は、コイル3の軸線CLと直交する方向(図中の座標系のY方向)に延びている。一方の引き出し線31は、捲回方向からX方向に90度屈曲して軸線CLの方向へと延びている。他方の引き出し線32は、四角筒形状の一辺から、そのまま直線的に延びている。一方の引き出し線32をコイル3の軸線CLに対して直交する方向へ、平角線をコイル周方向へ湾曲させずにそのまま直線的に延ばすことで、樹脂カバー4が形成し易くなる。
樹脂カバー4について説明する。図4に、モールドコイル5の三面図を示す。先に述べたように、樹脂カバー4は、コイル3の内側は全て覆っている。樹脂カバー4には、引き出し線31、32の基部を保護するための取り出し口43、44が設けられている。
コイル3を覆う樹脂カバー4は、射出成形で作られる。即ち、樹脂カバー4は、コイル3を、金型に入れ、キャビティに溶融樹脂を射出し、冷却することで形成される。図5に、図4のV−V線に沿った断面に相当する金型とコイルの断面図を示す。図5(A)は、金型7を開いた状態を示しており、図5(B)は、金型7を閉じた状態を示している。
金型7は、下型71、上型72、側面型73、74で構成されている。図5ではコイル3に隠れて見えないが、下型71には、モールドコイル5の筒部を形成するための突出部が形成されている。図5(A)は、コイル3を下型71にセットし、他の型(上型72、側面型73、74)が開いた状態を示している。下型71には、引き出し線32の取り出し口44(図4参照)を形成するための段差75が設けられており、側面型73には、下型71の段差75に対向する段差76が設けられている。金型7が閉じられると、下型71の段差75と側面型73の段差76の間に引き出し線32が挟まれ、引き出し線32の周囲でキャビティCVが閉じられる。段差75、76で挟まれた部分のうち、幅の広い部分で取り出し口44(図4参照)が形成される。
上型72には、引き出し線31を通す段差付孔77が設けられており、上型72を閉じると段差付孔77に引き出し線31が挿通される。段差付孔77の細い部位に引き出し線31が密着し、太い部位で取り出し口43(図4参照)が形成される。上型72には樹脂を注入するためのスプルー78が設けられており、金型7を閉じた後、スプルー78から溶融樹脂がキャビティCVへ射出される。
先に述べたように、引き出し線32は、コイル3の軸線CL(図3、図4参照)に直交する方向に延びており、引き出し線32の側におけるコイル3の端面が、引き出し線32を含め平坦になっている。それゆえ、下型71にコイル3をセットするときに、下型71のキャビティCVを画定する面に対して平行に延びる引き出し線32が下型71に噛み込まれることがない。また、下型71に対するコイル3の位置決めが容易となる。
リアクトル2のそのほかの利点を述べる。リアクトル2のコア6は、外周が矩形になっているので空間効率がよい。すなわち、実施例のリアクトル2の形状は小型化に適している。また、コイル3は、分割コア6a、6bが挿通される前に樹脂でモールドされているので、コイル3の巻線のターン間に異物が挟まることが防止できる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:リアクトル
3:コイル
4:樹脂カバー
5:モールドコイル
6:コア
6a、6b:分割コア
7:金型
31、32:引き出し線
41:窓
43、44:取り出し口
61、62:柱状部
63:連結部
71:下型
72:上型
73:側面型
74:側面型
75、76:段差
77:段差付孔
78:スプルー
CL:軸線
CV:キャビティ

Claims (1)

  1. 樹脂でモールドされているコイルと、
    前記コイルに挿通されているコアと、
    を備えているリアクトルであり、
    前記コイルの一方の引き出し線が前記コイルの軸線方向に延びているとともに、前記コイルの他方の引き出し線が前記軸線方向と直交する方向に延びている、リアクトル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021061346A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 株式会社デンソー リアクトルの製造方法およびリアクトル製造用の金型

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