JP6634220B2 - 収納家具 - Google Patents

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Description

本願発明は、子供用(特に児童用)として家庭で使用するのに好適な収納家具に関するものである。
小学校に就学している児童は学校で多くの物品を使用しており、これらの物品は、整理棚に収納したり机の引出しに収納したりしているが、学校で使用する物品は様々な形で大きさもまちまちであるため、出し入れが容易な状態で整理しにくい場合もある。そこで、児童がランドセルや小物を整理して収納できるようにした「ランドセルラック」と呼ばれる商品が提案されており、これに類したものが特許文献1に開示されている。
特開2014−12985号公報
上記のとおり、児童が学校等で使用する物品の形状や大きさは様々であり、整理して収容しにくい物品もある。その例として、ピアニカやメロディアンの商品名(登録商標)で販売されている鍵盤ハーモニカが挙げられる。
すなわち、この鍵盤ハーモニカは、横長の鍵盤と吹き込みホースとを備えたもので、通常はケーススに入れて保管されるが、ケースは、一般的には、左右長さが約40cm弱〜50cm強、幅が20cm弱、厚さが約6cm程度の大きさであり、一般的なパソコン用キーボードを厚くしたような大きさであるため、横向きにすると棚の仕切が邪魔になって載置できず、さりとて、縦向きして棚に置くと半分程度が棚から手前にはみ出るため、邪魔になると共に体裁も悪く、また、棚の例えば外側板と背板とが繋がってコーナー部に立て掛けておくという収納方法もあるが、この場合は倒れやすくなるという問題があり、いずれにしても、整理して収納するのが厄介な物品である。
従って、鍵盤ハーモニカのような嵩張る物品を整理して収納できる収納家具に対する要望は高いと云えるが、特許文献1はランドセルの収納には配慮されてはいるものの、鍵盤ハーモニカのような細長くて嵩張る厚板状物品の整理収納については配慮されておらず、収納家具に関してまだ改善の余地が残っている。
本願発明はこのような現状を端緒として成されたものであり、嵩張る物品であっても整理して収納し得る収納家具を提供せんとするものである。
請求項1の発明に係る本願発明の収納家具は、
「前方及び上方に開口した収納空間を構成する背板及び棚板と、前記収納空間を左右に仕切る少なくとも1枚の固定式仕切板とを備えており、前記仕切板の後部に、物品を上から出し入れ自在な収納整理用切り欠き部が前記背板に向けて開口するように形成されている」
という基本構成において、
前記収納整理用切り欠き部は、その下端が前記棚板の上面に至るように形成されている」
という構成になっている。
請求項2の発明は、請求項1において、
左右に隣り合った2枚の仕切板を備えており、前記左右の仕切板の両方に、前記収納整理用切り欠き部が、略同じ前後位置になるようにして形成されている
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項1において、
「前記収納整理用切り欠き部の左右両側に前記棚板が配置されている」
という構成になっている。
請求項4の発明は、請求項1において、
前記収納整理用切り欠き部の左右片側に前記棚板が配置されている」
という構成になっている。
請求項5の発明は、請求項1又は2において、
前記収納整理用切り欠き部の後幅は約60〜90mm程度に設定されている
という構成になっている。
本願発明によると、仕切板に設けた収納整理用切り欠き部に上から物品を嵌め込みできるため、従来は仕切板が邪魔になって横長姿勢で収納できなかった長い物品であっても、邪魔にならず見栄えがよい状態に整理して収納家具に収納し得る。また、物品は、収納整理用切り欠き部によって手前向き移動不能に保持されるため、物品がずり落ちるような不都合もない(嵩張る物品がずり落ちると、物品自身のダメージも大きいし、落ちた場所のダメージも大きい。)。更に、児童用収納家具に適用すると、物を片づける習慣を付けさせることができて、躾けの一助ともなりうる。
収納整理用切り欠き部は、仕切板の前後中途部に上向きにのみ開口した状態に形成することも可能であるが、本願発明では、仕切板の後部を背板に向けて切り欠くことによって形成しており、収納整理用切り欠き部に嵌め入れた物品は背板に寄せた状態になるため、デッドスペースを無くして収納空間を有効利用できる利点がある。
また、本願発明では、収納整理用切り欠き部はその下端が前記棚板の上面に至るように形成されており、物品は棚板に載った状態で収納整理用切り欠き部に収納されるため、物品を安定した状態に収納できる。また、収納整理用切り欠き部の深さが深くなるため、鍵盤ハーモニカのような幅が大きい物品であっても、仕切板の上に全く又はあまりはみ出ないように安定した状態に収納することも容易になる。
請求項の構成を採用すると、例えば、1つの物品を2つの仕切板に跨がった状態で収納できる。このため、鍵盤ハーモニカやパソコン用キーボード、或いは大型絵の具ケース(パレットケース)などのように長さが長い物品であっても、手前に滑り落ちない状態に安定的に収納できる利点がある。また、2枚の仕切板の収納整理用切り欠き部の個所に別々の物品を収納することも可能であり、この面でも用途が拡大していてユーザーフレンドリーである。
なお、仕切板は3枚以上あってもよいのであり、その場合、収納整理用切り欠き部は全ての仕切板に形成してもよいし、一部の仕切板に形成してもよい。
収納整理用切り欠き部には、様々な物品を嵌め入れて収納できる。従って、収納整理用切り欠き部の前後幅は、収容が予想される物品の大きさに応じて設定したらよいが、小学校の音楽で使用されている鍵盤ハーモニカは、厚さが6cm程度のケースに入っているため、請求項5の寸法に設定すると、鍵盤ハーモニカを、その広幅面を前後方向に向けた横向きに配置できる。このため、嵩張る鍵盤ハーモニカを効率よくかつ安定した状態に収納できる利点がある。勿論、他の物品の収納にも好適である。
なお、収納整理用切り欠き部には、単一の物品のみでなく、複数の物品を前後に重ねて収納したり、上下に重ねて収納したり、或いは束ねて収納したりすることができる。つまり、収納整理用切り欠き部に何を嵌め入れて収納するかはユーザーが自由に選択できるのであり、このような選択の自由性も本願発明の特徴の一つである。
上棚と第1実施形態の収納家具との分離斜視図である。 上棚を取り付けた状態での第1実施形態の斜視図である。 第1実施形態の使用状態の一例を示す正面図である。 第1実施形態を示す図で、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 使用例の一例を示す図である。 収納態様を変更した収納家具の斜視図である。 使用態様の例を示す平面図である。
(1).第1実施形態の概要
次に、本願発明を児童用収納家具に適用した実施形態を、図面に基づいて説明する。図1〜図7では主たる実施形態である第1実施形態を表示している。この点をまず説明する。以下では、方向を特定するために「間口方向」「奥行き方向」の文言を使用しているが、収納家具の開口方向と対向した状態で、間口方向は左右方向、奥行き方向は前後方向になる。念のため、図1に方向を明示している。
図1,2から明瞭に把握できるように、本実施形態の収納家具は、上下方向に長い左右の外側板1,2と、左右の外側板1,2の後端同士を連結する背板3と、左右外側板1,2及び背板3の下端部に連結した底板4とで外形が構成されている。従って、収納家具は前方と上方とに開口しており、平面視で左右横長の形態になっている。
収納家具の内部には、左右外側板1,2と平行な第1及び第2の仕切板5,6が配置されており、これら仕切板5,6は、背板4と底板4とに接合されている。従って、収納家具の内部は、左外側板1と第1仕切板5とで挟まれた第1収納エリア7と、右外側板2と第2仕切板6とで挟まれた第2収納エリア8と、第1及び第2の仕切板5,6で挟まれた第3収納エリア9とに分けられている。
図1,2に示す態様では、第1収納エリア7はサイド上棚板10を有する棚部として使用し、第2収納エリア8は、上部に左右横長のハンガーポール11が配置された衣類収納部として使用されている。第3収納エリア9は、センター上棚板12を有する棚部として使用されている。
例えばサイド上棚板10又はセンター上棚板12には、ランドセル13を左右横長の姿勢で載置することができる。もとより、ランドセルの収納位置はユーザーが自由に選択できるのであり、第1収納エリア7は又は第2収納エリア0の中間棚板に載置することも可能である。また、どこに置くにしても、ランドセル13は寝かせた姿勢で置くこともができる。ランドセル13の代わりに通学用のザックを使用している場合は、ザックは上棚板10,12等に載置できる。上棚板10,12等には、他のカバン類やバッグ類も載置できる。
なお、ランドセル13は、ベルトを背板3に向けた前向き姿勢で収納することも、ベルトを手前に向けた後ろ向き姿勢で収納することも可能である。ベルトを持つのが出し入れしやすいので、後者の態様を採る子供が多いかもしれないが、見た目にはベルトを隠した前向き姿勢がすっきりしているので、片づける習慣をつけさせるという意味では、前向き姿勢が好ましいと云えるであろう。
収納家具には、上棚15を載せることができる。上棚15は、左右の側板16と背板17 と1枚の棚板18とを有しており、内部は棚板18で上下に区分されている。棚板18のうち右寄り部位は固定仕切板19で左右に分割されており、固定仕切板19と右側の側板16とで挟まれた空間のうち、棚板16の下方の部位には引出し20を設けている。また、左側の側板16と固定仕切板19との間には、可動仕切板21が左右移動自在に装着されている。
なお、上棚15の奥行き寸法は、図1では収納装置の奥行き寸法よりも少し小さく描いて、図2では収納装置の奥行き寸法と同じ寸法に描いている。図1の態様が、圧迫感がなくてよいともいえる。
図2に示すように、上棚15は、その左右側板16が左右のクランプ具22で収納家具に固定されている。また、図示していないが、上棚15の左右側板16と収納家具の左右外側板1,2とは、1本ずつ又は前後複数本(2本)のダボによって位置決めされている。従って、収納家具における左右外側板1,2の上面にはダボ穴(図示せず)が空いている。
(2).各部の詳細
次に、詳細を説明する。左右の外側板1,2と背板3と仕切板5,6とは、同じ高さになっているが、仕切板5,6は、他の部材と異なる高さに設定することも可能である。左右の外側板1,2と背板3の上端部には、板厚よりも幅広の板材を配置することによって外向き張り出し部23,24を形成しており、上棚15の側板16は、収納家具を構成する外側板1,2の外向き張り出し部23にクランプ具22で固定されている。
仕切板5,6は固定式であり、センター上棚板12と背板3と底板4とに固定されている。センター上棚板12に対しては、図3に示すように、正面視L形の受け金具25を介してビスで固定されている。背板3及び底板4に対してはダボで接合されているが、ビス止めしてもよい。また、サイド上棚板10も、L形の受け金具25で左外側板1,2と第1仕切板5とに固定されている。従って、受け金具25を外すと、サイド上棚板10を取り外しできる。
サイド上棚板10とセンター上棚板12とは、同じ高さに配置されていると共に、背板3の上端よりも低い高さに位置している。このため、両仕切板5,6はサイド上棚板10及びセンター上棚板12の上方に突出している。そして、両仕切板5,6の後端部は、サイド上棚板10及びセンター上棚板12の上に位置した部分が、ある程度の前後幅で切り欠かれている。仕切板5,6の収納整理用切り欠き部を符号26で示している。この収納整理用切り欠き部26は、例えば、鍵盤ハーモニカケース27を横長姿勢にして上から嵌め入れできる前後幅になっている。なお、ケースに入れていない鍵盤ハーモニカをそのまま収納することも可能である。
収納整理用切り欠き部26には、ソロバンや絵の具ケースのように、ある程度の長さがある略長方形で嵩張る厚板状物品を、単一で又は複数重ねて上から嵌め入れることができる。これら鍵盤ハーモニカケース27等の物品は、両仕切板5,6の収納整理用切り欠き部26のうち片方だけに嵌め入れてもよいし、2つの収納整理用切り欠き部26に跨がって嵌め入れてもよい。
本実施形態では、収納整理用切り欠き部26の前後幅は80mm程度に設定している。このため、鍵盤ハーモニカケース27は、横長姿勢でかつ広幅面を前後に向けた姿勢で収納できる。各収納エリア7〜9の左右横幅(間口寸法)は300mm程度になっているので、鍵盤ハーモニカケース27は問題なく収納できる。
収納整理用切り欠き部26の深さ(換言すると、両仕切板5,6が上棚板10,12から突出した高さ)は、例えば180mm程度に設定している。このため、鍵盤ハーモニカケース27を横長姿勢にして広幅面を前後に向けて配置すると、全体が収納整理用切り欠き部26に納まる。このため、鍵盤ハーモニカケース27の安定性に優れると共に、見た目にもスッキリする。
サイド上棚板10における後ろの左右コーナー部は、おおよそ四角形に切り開かれて(切り欠かれて)いる。すなわち、サイド上棚板10の後ろのコーナー部の個所には、貫通部の例として、外側板1と背板3とで外側から囲われた切り開き穴28が形成されている。この切り開き穴28に、例えば、リコーダー29を差し込んで収納できる。
サイド上棚板10の下方には、上から順に第1〜第3の可動棚板30,31,32が高さ調節可能に配置されており、リコーダー29は、第1可動棚板30で支持されている。
これらの可動棚板30,31,32は、例えば、ピン(図示せず)によって外側板1及び仕切板5に支持されている。従って、外側板1及び仕切板5には、ピン穴33が多段に形成されている。また、可動棚板30,31,32の左右端部の下面には,ピンに上から嵌まる切り欠き部が形成されている。
リコーダー29は、切り開き穴28に差し込んで収納される細長い物品の一例である。リコーダー29の他の各種の細長い物品を切り開き穴28に挿入して、立てた状態で整理して収納できる。例えば、バトントワリング用のバトンや、物差し、工作で使用するパイプなど、棒状や帯板状等の各種の物品を収納できる。
図4(B)に明示するように、第1及び第2の可動棚板30,31は、前後幅が第1収納エリア7の奥行き寸法の半分程度になっており、第3可動棚板33は第1収納エリア7の奥行き寸法と同じ前後幅になっているが、可動棚板30,31,32の奥行きや段数などは任意に設定できる。図4(A)に明示するように、第1収納エリア7の上部においてピン穴33を前後多列(4列)に形成することにより、奥行きが異なる可動棚板を安定して装架できるように配慮している。
図4(C)に示すように、第3収納エリア9のうちセンター上棚板12の下方の空間にも、複数枚の可動棚板34が高さ調節可能に配置されている。第3収納エリア9における可動棚板34の配置態様は、第1収納エリア7の場合と同様に変更できる。このため、仕切板5,6にはピン穴33が貫通している。
既述のとおり、第2収納エリア8には棚板は配置されておらず、上端部に左右横長のハンガーポール11が配置されている。従って、第2仕切板6の箇所では、収納整理用切り欠き部26を挟んだ片側のみに棚板12が存在しており、第1仕切板5の箇所では、収納整理用切り欠き部26を挟んだ両側に棚板10,12が存在している。
ハンガーポール11は、その端面が第2仕切板6と右外側板2とに当接しており、ビス35(図1参照)によって、第2仕切板6と右外側板2とに固定されている。ハンガーポール11には、ハンガー36を介して衣類37を吊り懸けることができるが、ハンガーポール11は第3収納エリア9の手前部に寄っているため、衣類37は部分的に第3収納エリア9の手前にはみ出ている。
図6に示すように、収納家具は、第1収納エリア7をハンガーポール11が配置された衣類収納部と成して、第3収納エリア9を棚板10,30〜32が配置された棚部と成すことができる。すなわち、第1収納エリア7とサイド上棚板10とは、棚部と第1収納エリア7とに選択して変更できる。このため、図7に示すように、2つの収納家具を背中併せに配置して、それぞれ手前側の収納エリアを衣類収納部と成すことができる。
右の外側板1,2と両仕切板5,6とには、ハンガーポール11を取り付けるためのビス穴38(図1,2参照)と、サイド上棚板10を取り付けるためのビス穴(鬼目ナット、図示せず)と、可動棚板30〜32を装架するためのピン穴33(図4参照)とが、左右対称の配置態様で形成されている。このような構造により、第1収納エリア7と第2収納エリア8との収納態様を棚部と衣類収納部とに選択して変更できる。
既述のとおり、サイド上棚板10における後ろ側の左右コーナー部にはそれぞれ切り開き穴28が形成されているため、サイド上棚板10を第1収納エリア7に付け換えると、サイド上棚板10に左右2つの切り開き穴28が開口する。
例えば図2に示すように、外側板1,2のうち片方又は両方の外面の上部には、フック39を吊掛けできる水平状の支持バー40が固定されている。フック39を利用して袋物などを吊支できる。フック39に衣類用ハンガーを懸けることも可能である。
本実施形態の収納家具は、児童用の机(学習机)とセットで使用できるように配慮されている。つまり、収納家具は、図3のように手前に開口した姿勢で机42の横に配置できるのみでなく、図5,7に示すように、机42の右側面に向けて開口した姿勢に配置したり、机42の左側面に向けて開口した姿勢に配置したりすることができる。
収納家具を机42の右横に配置する場合は、第2収納エリア8を衣類収納部とすることにより、第2収納エリア8の全体を机42の手前に露出させつつ、収納家具を机42の右側面に当接させることができる。他方、収納家具を机42の左横に配置する場合は、第1収納エリア7を衣類収納部とすることにより、図9(A)に示すように、第2収納エリア8の全体を机42の手前に露出させつつ、収納家具を机42の右側面に当接させることができる。
従って、第1収納エリア7及び第2収納エリア8の間口寸法をW1、第3収納エリア9の間口寸法をW2とすると、W1とW2と外側板1,2及び仕切板5,6の板厚の総和は、机42の奥行き寸法よりも大きくなっている。具体的には、収納家具の全体の左右横幅は1000mm程度、各収納エリア7,8,9の間口寸法は既述のとおり約300mm程度に設定されている。ランドセル13は寸法が多少相違したものが複数種類存在するが、最も大きいものでも左右幅は23cm程度なので、ベルトが左右に張り出していても、第3収納エリア9に余裕を持たせた状態で前向き又は後ろ向きの姿勢に収納できる。
机42の高さは、例えば760mm程度に設定しており、収納家具におけるサイド上棚板10とセンター上棚板12の上面が机42の上面と同一面になるように設定している。図示の収納家具は、全体の高さを1m弱に設定している。ランドセル13の全高は大きいものでも33cm程度なので、上棚15を載置しても収納機能には全く問題はない。収納家具に天板(上面板)を設ける場合は、上棚板10,12と天板との間隔は、例えば40cm程度以上あれば実用的に問題はないと云える。
鍵盤ハーモニカケース27の幅はランドセル13の高さよりも遥かに小さいので、収納家具に天板(上面板)を設ける場合は、上棚板10,12と天板との間隔が40cm程度以上あれば、実用的に問題はないと云える。
机42は、左右横長の天板43と左右の脚44とを有しており、天板43の左右個所には左右一対の平引出し45を前後動自在に配置している。脚44は木板製であり、左右脚44の後部は後ろ幕板47で連結されている。引出し45の下方の空間には、キャスタ付きワゴンや、キャスタ無しの袖キャビネット(いずれも図示せず)を配置できる。
また、図3に示すように、天板43の左右側部には、脚44の上部が外側から重なるサイド枠板48をビス(図示せず)で固定しており、このサイド枠板48に脚44を外側から重ねてビス(図示せず)で固定している。また、左右のサイド枠板48は、その下面に重ねた補強桟板で連結されている。
図5や図7のように、収納家具を、机42の側面に向けて開口した姿勢で配置する場合は、机42の左右脚44のうち収納家具に向いた側の脚44を取り外して、机42と収納家具とをL形の連結金具(図示ぜず)で固定している。連結金具は、収納家具のサイド上棚板10とセンター上棚板12との個所に配置しており、サイド上棚板10とセンター上棚板12と天板43との下面に固定されており、固定した状態で、机42の天板43と収納家具の上棚板10,12とが同一面を成している。従って、天板43と上棚板10,12とは同じ厚さに設定されている。
(3).第1実施形態のまとめ
鍵盤ハーモニカケース27はかなりの大きさがあって嵩張るが、既述のとおり、本実施形態では、仕切板5,6に収納整理用切り欠き部26を設けたことにより、背板3に寄せた状態でかつ広幅面を前後に向けた姿勢で上棚板10,12に載置できるため、邪魔にならない状態で美麗に整理して収納できる。また、鍵盤ハーモニカケース27の手前は他の物品の収納部として使用できるため、上棚板10,12の上の空間を収納部としてフルに使用することができる。このため、収納スペースを有効利用できる。
また、鍵盤ハーモニカケース27は容易に視認できるため、収納場所を忘れるようなことはない。このため、学校での使用日には携帯の準備を素早くかつ確実に行える。更に、子供に整理する習慣をつけさせることができるため、子供の生活態度の向上にも貢献できるといえる。本実施形態では、音楽用のリコーダー29と鍵盤ハーモニカケース27とが近くに収納されているため、音楽がある日の準備を迅速に行える利点があると云える。
本実施形態では、第3収納エリア9(或いはセンター上棚板12)はランドセル13の収納部に設定している。従って、ランドセル13を取り出すと鍵盤ハーモニカケース27の手前はオープンになって、鍵盤ハーモニカケース27を容易に取り出すことができる。
なお、第1収納エリア7(サイド上棚板10)には教科書などを収納可能であり、教科書がA4サイズであると、上棚板10,12からの仕切板5,6の上向き突出高さが180mm程度であると、教科書が仕切板5,6の上に少しはみ出るが、衣類収納部を構成するハンガーポール35は仕切板5,6の上端よりも下に位置していて、ハンガーポール35の上は障害物がない空間になっているため、鍵盤ハーモニカケース27は、衣類収納部の側にずらして、ハンガーポール35が固定されている仕切板5,6の上で手前に移動させることにより、教科書に干渉することなく容易に取り出すことができる。収納の場合も同様である。この点、本実施形態の利点である。
本実施形態のように衣類収納部を設ける場合、ハンガーポール35に掛けた衣服37が収納整理用切り欠き部26よりも手前に位置するように設定しておくと、鍵盤ハーモニカケース27を、衣服37に触れない状態で第2収納エリア8にはみ出させることができる。このため、鍵盤ハーモニカケース27の出し入れが一層容易になる利点がである。もっとも、衣服37を自在に変形するので、衣類37が背板3の近接する状態で収納されていても、特段の問題はない。
削除
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えは、収納エリアの個数は3つには限らず、1つのみや2つのみ、或いは4つ以上あってもよい。本願発明の収納家具は、児童用のみでなく各種の用途に使用できる。
収納態様についても限定はないのであり、3つの収納エリアを有する場合、第1収納エリア7と第2収納エリア8とを衣類収納部として、第3収納エリアを棚部としたり、逆に、第3収納エリア9を衣類収納部として、第1収納エリア7と第2収納エリア8とを棚部とすることも可能である。いずれにしても仕切板は存在するから、少なくとも1枚の仕切板に収納用切り欠き部を形成したらよい。収納形態は変更可能である必要はなく、固定的であってもよい。
また、上向き及び後ろ向きに開口した収納整理用切り欠き部と、上向きにのみ開口した収納整理用切り欠き部とを設けることも可能である。
本願発明は、実際に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1,2 外側板
3 背板
5,6 仕切板
7 第1収納エリア
8 第2収納エリア
9 第3収納エリア
10 サイド上棚板
11 衣類用ハンガーの吊支手段の一例としてのハンガーポール
12 センター上棚板
26 収納整理用切り欠き部
27 嵩張る物品の一例としての鍵盤ハーモニカケース
29 リコーダー

Claims (5)

  1. 前方及び上方に開口した収納空間を構成する背板及び棚板と、前記収納空間を左右に仕切る少なくとも1枚の固定式仕切板とを備えており、前記仕切板の後部に、物品を上から出し入れ自在な収納整理用切り欠き部が前記背板に向けて開口するように形成されている構成であって、
    前記収納整理用切り欠き部は、その下端が前記棚板の上面に至るように形成されている、
    収納家具。
  2. 左右に隣り合った2枚の仕切板を備えており、前記左右の仕切板の両方に、前記収納整理用切り欠き部が、略同じ前後位置になるようにして形成されている、
    請求項1に記載した収納家具。
  3. 前記収納整理用切り欠き部の左右両側に前記棚板が配置されている、
    請求項1に記載した収納家具。
  4. 前記収納整理用切り欠き部の左右片側に前記棚板が配置されている、
    請求項1に記載した収納家具。
  5. 前記収納整理用切り欠き部の前後幅は約60〜90mm程度に設定されている、
    請求項1〜4のうちのいずれかに記載した収納家具。
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