JP6632323B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置、並びに、クロロガリウムフタロシアニン結晶及びその製造方法 - Google Patents
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Description
使用測定器:日本分光株式会社製、紫外可視分光光度計JASCO V−570
測光モード:Abs吸光度測定
レスポンス:fast
バンド幅:2.0nm
走査速度:200nm/min
データ取込間隔:0.5nm。
合成工程とは、ガリウム化合物とフタロシアニン環を形成する化合物とをクロロ化芳香族化合物中で反応させてクロロガリウムフタロシアニン結晶を合成する工程である。ガリウム化合物が三塩化ガリウムであることが好ましい。また、フタロシアニン環を形成する化合物がオルトフタロニトリルであり、クロロ化芳香族化合物がα−クロロナフタレンであることが好ましい。
アシッドペースティング処理工程とは、合成工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶を酸と混合するアシッドペースティング処理を行い、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得る工程である。アシッドペースティング処理に用いる酸は、硫酸であることが好ましく、濃硫酸であることがより好ましい。
塩酸処理工程とは、アシッドペースティング工程で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶と、塩酸水溶液とを混合し、クロロガリウムフタロシアニン結晶を得る工程である。
湿式ミリング処理工程とは、塩酸処理工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶と、有機化合物とを混合し、湿式ミリング処理する工程である。有機化合物は、この湿式ミリング処理工程において、クロロガリウムフタロシアニン結晶の結晶内に取り込まれ、有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を得ることができる。尚、本発明において、「湿式ミリング処理」とは、例えば、サンドミル、ボールミル、ペイントシェーカーなどのミリング装置、ホモジナイザー、撹拌翼、マグネチックスターラーを使った撹拌装置を用いて行う処理を意味する。ミリング処理時間は、1〜100時間が好ましい。
本発明の電子写真感光体は、支持体と、感光層とを有する。感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層中に含有する単層型感光層であってもいいし、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とが分かれている積層型(機能分離型)感光層であってもいい。電子写真特性の観点から、支持体と、電荷発生層と、電荷輸送層とをこの順に有する電子写真感光体が好ましい。
支持体は、導電性を有する導電性支持体であることが好ましい。例えば、アルミニウムやステンレス鋼といった金属製又は合金製の支持体が挙げられる。また、表面に導電性皮膜を設けてなる、金属製、プラスチック製又は紙製の支持体が挙げられる。支持体の形状としては、円筒状、フィルム状などが挙げられる。
支持体と後述する下引き層との間に、支持体の表面のムラの隠蔽、干渉縞の抑制を目的として、導電層を設けてもよい。導電層は、導電性粒子、結着樹脂及び溶剤を分散させて得られる導電層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで形成することができる。導電層の膜厚は、5〜40μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。
バリア機能や接着機能を持つ下引き層(中間層ともいう)を、感光層の支持体側の面に隣接して設けてもよい。下引き層は、結着樹脂及び溶剤を混合させることによって調製された下引き層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで形成することができる。下引き層の膜厚は、0.1〜10μmであることが好ましく、0.3〜5.0μmであることがより好ましい。
(1)単層型感光層
感光層が、単層型感光層である場合、感光層は、電荷発生物質として本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有する。感光層は、本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶、電荷輸送物質及び結着樹脂を溶剤に混合して調製された感光層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで形成することができる。電荷輸送物質及び結着樹脂としては、後述する「(2)積層型感光層」における材料の例示と同様である。
感光層が、積層型感光層である場合、感光層は、電荷発生層と電荷輸送層とを有する。
電荷発生層は、電荷発生物質として本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有する。電荷発生層は、まず、クロロガリウムフタロシアニン結晶及び結着樹脂を溶剤に混合させることによって調製された電荷発生層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで形成することができる。電荷発生層の膜厚は、0.05〜1μmであることが好ましく、0.1〜0.3μmであることがより好ましい。
電荷輸送層は、電荷輸送物質及び結着樹脂を溶剤に溶解させて調製された電荷輸送層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで形成することができる。電荷輸送層の膜厚は、5〜40μmであることが好ましく、10〜25μmであることがより好ましい。
感光層の支持体と反対側の面に、感光層を保護することを目的として、保護層を設けてもよい。保護層は、結着樹脂を溶剤に溶解させて調製された保護層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで形成することができる。保護層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリカーボネート、ナイロン、ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマーが挙げられる。保護層の膜厚は、0.05〜20μmであることが好ましい。
電子写真感光体の表面層には、導電性粒子、紫外線吸収剤、フッ素原子含有樹脂粒子などの潤滑性粒子を含有させてもよい。導電性粒子としては、例えば、酸化スズ粒子などの金属酸化物粒子が挙げられる。
本発明のプロセスカートリッジは、これまで述べてきた電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とする。
また、実施例3、4、7、8及び14〜18は、参考例である。
<合成工程>
オルトフタロニトリル36.7部、三塩化ガリウム25部、α−クロロナフタレン300部を窒素雰囲気下200℃で5.5時間反応させた後、130℃で生成物を濾過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、濾過し、濾取物をメタノールで洗浄乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを46部得た。
合成工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン24部を温度5℃の濃硫酸750部に溶解させ、氷水2500部中に攪拌下に滴下して再析出させた。これを減圧濾過した。このときにフィルターとして、No.5C(アドバンテック社製)を用いた。その後、2%アンモニア水で30分分散洗浄し、次いでイオン交換水で分散洗浄を4回行った。最後にフリーズドライ(凍結乾燥)を行い、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を97%の収率で得た。
アシッドペースティング処理工程で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶10部と、濃度35質量%で温度23℃の塩酸水溶液200部を混合して、マグネチックスターラーで90分撹拌した。塩酸水溶液を混合した量は、ヒドロキシガリウムフタロシアニン1molに対して、塩酸は118molであった。撹拌後、氷水で冷却された1000部のイオン交換水に滴下して、マグネチックスターラーで30分撹拌した。これを減圧濾過した。このときにフィルターとして、No.5C(アドバンテック社製)を用いた。その後、温度23℃のイオン交換水で分散洗浄を4回行った。このようにしてクロロガリウムフタロシアニン9部を得た。
塩酸処理工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン0.5部、及びN,N−ジメチルホルムアミド10部を室温(23℃)下、マグネチックスターラーで湿式ミリング処理を4時間行った。この分散液からテトラヒドロフランを用いてクロロガリウムフタロシアニン結晶を取り出し、濾過し、濾過器上をテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、クロロガリウムフタロシアニン結晶を0.47部得た。
直径24mm、長さ257.5mmのアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金)を支持体(導電性支持体)とした。
実施例1において、湿式ミリング処理工程の処理時間を4時間から24時間に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、湿式ミリング処理工程の処理時間を4時間から48時間に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、湿式ミリング処理工程の処理時間を4時間から96時間に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例2において、湿式ミリング処理工程で混合する有機化合物をN,N−ジメチルホルムアミド10部からジメチルスルホキシド10部に変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例2において、湿式ミリング処理工程で混合する有機化合物をN,N−ジメチルホルムアミド10部からアセトン10部に変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例2において、湿式ミリング処理工程で混合する有機化合物をN,N−ジメチルホルムアミド10部からN−メチルホルムアミド10部に変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例2において、湿式ミリング処理工程で混合する有機化合物をN,N−ジメチルホルムアミド10部からテトラヒドロフラン10部に変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、湿式ミリング処理工程でメディアとして直径1mmのガラスビーズを15部加え、装置をペイントシェーカーに、処理時間を1時間に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例9において、湿式ミリング処理工程の装置をボールミル(120rpm)に、処理時間を2時間に変更した以外は、実施例9と同様にして電子写真感光体を製造した。分光吸収スペクトルの測定結果を図4に示す。
実施例10において、湿式ミリング処理工程の処理時間を4時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例10において、湿式ミリング処理工程の処理時間を8時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例10において、湿式ミリング処理工程の処理時間を16時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例10において、湿式ミリング処理工程の処理時間を24時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例10において、湿式ミリング処理工程の処理時間を48時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例10において、湿式ミリング処理工程の処理時間を96時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、湿式ミリング処理工程の装置を超音波分散機に、処理時間を1時間に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例10において、湿式ミリング処理工程で混合する有機化合物をN,N−ジメチルホルムアミド10部からジメチルスルホキシド10部に、処理時間を500時間に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例2において、塩酸処理工程で混合する塩酸水溶液200部を塩酸水溶液100部に変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例18において、湿式ミリング処理工程で混合する有機化合物をN,N−ジメチルホルムアミド10部からテトラヒドロフラン10部に変更した以外は、実施例18と同様にして電子写真感光体を製造した。分光吸収スペクトルの測定結果を図5に示す。
実施例9において、湿式ミリング処理工程の処理時間を48時間に変更した以外は、実施例9と同様にして電子写真感光体を製造した。比較例2の分光吸収スペクトルは、Aの範囲(646nm以上668nm以下)に極大ピークを有さず、643nmに極大ピークを有していた。
実施例1において、電子写真感光体を製造する工程のクロロガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)を特開2005−249964公報の合成例2に記載されている方法で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。比較例3の分光吸収スペクトルは、Aの範囲(646nm以上668nm以下)に極大ピークを有さず、672nmに極大ピークを有していた。
比較例3において、電子写真感光体を製造する工程のクロロガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)を特開2009−62475号公報の比較例1に記載されている方法で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶に変更した。それ以外は、比較例3と同様にして電子写真感光体を製造した。比較例4の分光吸収スペクトルは、Bの範囲(782nm以上809nm以下)に極大ピークを有さず、780nmに極大ピークを有していた。
上記で製造した各電子写真感光体を用いて、感度の評価を行った。
2 軸
3 帯電手段(一次帯電手段)
4 露光光(像露光光)
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
Claims (10)
- 支持体と、感光層とをこの順に有する電子写真感光体であって、
前記感光層が、クロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、
前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、分光吸収スペクトルにおいて、646nm以上668nm以下の波長範囲及び791nm以上798nm以下の波長範囲にそれぞれ少なくとも1つのピークを有し、
646nm以上668nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第1のピークとし、
791nm以上798nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第2のピークとした際に、
前記第1のピークの吸光度が、前記第2のピークの吸光度より大きいことを特徴とする電子写真感光体。 - 支持体と、電荷発生層と、電荷輸送層とをこの順に有する電子写真感光体であって、
前記電荷発生層が、クロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、
前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、分光吸収スペクトルにおいて、646nm以上668nm以下の波長範囲及び791nm以上798nm以下の波長範囲にそれぞれ少なくとも1つのピークを有し、
646nm以上668nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第1のピークとし、
791nm以上798nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第2のピークとした際に、
前記第1のピークの吸光度が、前記第2のピークの吸光度より大きいことを特徴とする電子写真感光体。 - 前記第2のピークの吸光度が、前記第1のピークの吸光度に対して、0.65倍以上0.99倍以下である請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
- 前記第1のピークが、657nm以上665nm以下の波長範囲に存在する請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、その結晶内に、アセトン、ジメチルスルホキシド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドからなる群より選択される少なくとも1種の有機化合物を含む請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子写真感光体。
- 電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、
前記電子写真感光体が、支持体と、感光層とをこの順に有し、
前記感光層が、クロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、
前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、分光吸収スペクトルにおいて、646nm以上668nm以下の波長範囲及び791nm以上798nm以下の波長範囲にそれぞれ少なくとも1つのピークを有し、
646nm以上668nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第1のピークとし、
791nm以上798nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第2のピークとした際に、
前記第1のピークの吸光度が、前記第2のピークの吸光度より大きいことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有する電子写真装置であって、
前記電子写真感光体が、支持体と、感光層とをこの順に有し、
前記感光層が、クロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、
前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、分光吸収スペクトルにおいて、646nm以上668nm以下の波長範囲及び791nm以上798nm以下の波長範囲にそれぞれ少なくとも1つのピークを有し、
646nm以上668nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第1のピークとし、
791nm以上798nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第2のピークとした際に、
前記第1のピークの吸光度が、前記第2のピークの吸光度より大きいことを特徴とする電子写真装置。 - クロロガリウムフタロシアニン結晶であって、
その分光吸収スペクトルにおいて、646nm以上668nm以下の波長範囲及び791nm以上798nm以下の波長範囲にそれぞれ少なくとも1つのピークを有し、
646nm以上668nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第1のピークとし、
791nm以上798nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第2のピークとした際に、
前記第1のピークの吸光度が、前記第2のピークの吸光度より大きいことを特徴とするクロロガリウムフタロシアニン結晶。 - 有機化合物を結晶内に含むクロロガリウムフタロシアニン結晶の製造方法であって、
ガリウム化合物とフタロシアニン環を形成する化合物とをクロロ化芳香族化合物中で反応させてクロロガリウムフタロシアニン結晶を合成する合成工程、
前記合成工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶を硫酸と混合するアシッドペースティング処理を行い、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得るアシッドペースティング処理工程、
前記アシッドペースティング処理工程で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶と塩酸水溶液を混合し、クロロガリウムフタロシアニン結晶を得る塩酸処理工程、及び、
前記塩酸処理工程で得られたクロロガリウムフタロシアニンとN,N−ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシドから選択される少なくとも1種の有機化合物を混合し、湿式ミリング処理してクロロガリウムフタロシアニン結晶を得る工程
を有し、
前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、分光吸収スペクトルにおいて、646nm以上668nm以下の波長範囲及び782nm以上809nm以下の波長範囲にそれぞれ少なくとも1つのピークを有し、646nm以上668nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第1のピークとし、782nm以上809nm以下の波長範囲に存在するピークのうち最大の吸光度を示すピークを第2のピークとした際に、前記第1のピークの吸光度が、前記第2のピークの吸光度より大きいことを特徴とするクロロガリウムフタロシアニン結晶の製造方法。 - 前記塩酸処理工程で用いる、前記塩酸水溶液の濃度が10質量%以上であり、前記塩酸水溶液中の塩酸の使用量が、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の使用量1molに対して、10mol以上である請求項9に記載のクロロガリウムフタロシアニン結晶の製造方法。
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