JP2000242001A - 電子写真感光体の作製方法、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体の作製方法、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ

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JP2000242001A
JP2000242001A JP11039937A JP3993799A JP2000242001A JP 2000242001 A JP2000242001 A JP 2000242001A JP 11039937 A JP11039937 A JP 11039937A JP 3993799 A JP3993799 A JP 3993799A JP 2000242001 A JP2000242001 A JP 2000242001A
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electrophotographic
photoreceptor
photosensitive member
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organic pigment
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Tatsuya Niimi
達也 新美
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感層を失うことなく繰り返し使用によって
も帯電性の低下と残留電位の上昇を生じない安定な電子
写真感光体を提供する。 【解決手段】 電子写真感光体作製における最終乾燥工
程の後のその感光体を、暗所で絶対湿度が10g/m3
以上の環境下に設置するか、又は暗所で常温常湿下に1
週間以上保存するかして、感光層中の水分量を平衡状態
に保つようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の処理を行な
う電子写真感光体の作製方法、ならびにその電子写真感
光体を用いた電子写真方法、電子写真装置および電子写
真装置用プロセスカートリッジに関し、詳しくは、繰り
返し使用によっても感光体の帯電電位と残留電位の安定
性に優れた電子写真感光体の作製方法、それを用いた電
子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセ
スカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた情報処理シ
ステム機の発展は目覚ましいものがある。特に情報をデ
ジタル信号に変換して光によって情報記録を行う光プリ
ンターは、そのプリント品質、信頼性において向上が著
しい。このデジタル記録技術はプリンターのみならず通
常の複写機にも応用され、所謂デジタル複写機が開発さ
れている。また、従来からあるアナログ複写にこのデジ
タル記録技術を搭載した複写機は、種々様々な情報処理
機能が付加されるため今後その需要性が益々高まってい
くと予想される。
【0003】光プリンターの光源としては現在のところ
小型で安価で信頼性の高い半導体レーザー(LD)や発
光ダイオード(LED)が多く使われている。現在よく
使われているLEDの発光波長は660nmであり、L
Dの発光波長域は近赤外光領域にある。このため可視光
領域から近赤外光領域に高い感度を有する電子写真感光
体の開発が望まれている。
【0004】電子写真感光体の感光波長域は感光体に使
用される電荷発生物質の感光波長域によってほぼ決まっ
てしまう。そのため従来から各種アゾ顔料、多環キノン
系顔料、三方晶形セレン、各種フタロシアニン顔料等多
くの電荷発生物質が開発されている。それらの内、チタ
ニルフタロシアニン(TiOPcと略記される)は60
0〜800nmの長波長光に対して高感度を示すため、
光源がLEDやLDである電子写真プリンターやデジタ
ル複写機用の感光体用材料として極めて重要かつ有用で
ある。
【0005】一方、カールソンプロセスおよび類似プロ
セスにおいてくり返し使用される電子写真感光体の条件
としては、感度、受容電位、電位保持性、電位安定性、
残留電位、分光特性に代表される静電特性が優れている
ことが要求される。とりわけ、高感度感光体について
は、くり返し使用による帯電性の低下と残留電位の上昇
が、感光体の寿命特性を支配することが多くの感光体で
経験的に知られている。
【0006】有機顔料を用いた感光体の光キャリア発生
機構に関してはいくつか報告されており、一般には光キ
ャリア発生が内因型(顔料それ自身が単独で光キャリア
発生する)と外因型(顔料単独では光キャリア発生でき
ずに、異分子との相互作用により光キャリア発生する)
に区別されている。ところが、内因型と報告されている
有機顔料も実は雰囲気の水分子あるいは酸素分子、バイ
ンダー樹脂などと相互作用をして光キャリア発生してい
るようである。従って、厳密に言えば有機顔料単独で光
キャリア発生する有機顔料はほとんど無いと言っても過
言ではない。
【0007】これら内因性と定義された顔料のほとんど
は、実は雰囲気の水分量により上記感光体特性が変化す
るものが多い。もちろん、外因性と定義された顔料も程
度の差はあれ同様である。ここで言う雰囲気の水分量
は、電荷発生層中の水分量に置き換えても同様な影響度
合いを表す。
【0008】このようなことから、有機顔料を用いた電
子写真感光体は作製後(最上層の加熱乾燥後)、感光体
特性の経時変化が認められる。特に、初期特性的には変
化が無いように見えても、繰り返し使用などの静電疲労
に対して電位安定性、特に残留電位の上昇が顕著な場合
がある。このような感光体を用いた電子写真方法、電子
写真装置および電子写真用プロセスカートリッジは、電
位安定性に劣るものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高感
度を失うことなく繰り返し使用によっても帯電性の低下
と残留電位の上昇を生じることなく、耐摩耗性を向上し
た電子写真感光体の作製方法を提供することにある。本
発明の別の目的は、高感度を失うことなく繰り返し使用
によっても帯電性の低下と残留電位の上昇を生じない安
定な電子写真方法を提供することにある。本発明の更に
別の目的は、高感度を失うことなく繰り返し使用によっ
ても帯電性の低下と残留電位の上昇を生じない安定な電
子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、電子写真感
光体について次のように考察した。本発明者は感光体作
製後の感光体特性の経時変化に関して解析を行ったが、
その結果電荷発生層中の水分量が感光体特性に大きく影
響しており、静電特性の経時変化は電荷発生層中の水分
量の経時変化に基づくものであることが判明した。すな
わち、感光体を作製する際、湿式法で作製する限り、有
機溶媒の乾燥工程が必ず存在する。この際、感光層(電
荷発生層)中の水分も一緒に乾燥(蒸発)され、感光層
(電荷発生層)中には水分が非常に少ない状態になって
いる。このような状態では、光キャリア発生がしにく
く、光感度の低下や残留電位の上昇が認められる場合が
ある。また、初期特性としてこのような現象が認められ
にくい場合でも、繰り返し使用などの静電疲労がかかる
と強制的に連続して光キャリア生成されるため、このよ
うな現象は顕著に現れる。
【0011】電荷発生層中の水分量の少なさは、感光体
雰囲気の水分からある時間が経過することにより、平衡
状態を保つために補給される。先の電荷発生層中の水分
量の経時変化はこのようにして起こるものである、この
時間は、感光体の乾燥温度・感光体雰囲気の水分量によ
っても異なるが、発明者の実験の範囲ではほぼ1週間程
度で飽和する。
【0012】しかしながら、感光体作成から所定期間以
上保管する必要を生じ、スペースの問題・コスト面の問
題が起こることは必至である。本発明者は、感光体雰囲
気の絶対湿度が電荷発生層中における水分量のリカバリ
ーに関係があることを見いだした。すなわち、絶対湿度
が10g/m3以上であれば、比較的短時間で水分量の
リカバリーが行われ、感光体上、影響のない限り、その
湿度は高いほど良好であることを見いだし、本発明の一
つを完成するに至った。また、電子写真装置・プロセス
は常温常湿の環境下で用いられることが多いが、これら
に使用する電子写真感光体を予めこのような環境下でな
じませておくことが、初期状態から安定して用いること
ができることを見いだして、本発明の他の一つを完成す
るに至った。
【0013】従って、本発明によれば、第一に、導電性
支持体上に少なくとも有機顔料を含有する感光層を有す
る電子写真感光体の作製方法において、感光体作製にお
ける最終乾燥工程の後、該感光体を暗所でかつ常温常湿
の環境下に1週間以上放置する処理を施すことを特徴と
する電子写真感光体の作製方法が提供される。
【0014】第二に、有機顔料がフタロシアニン系顔料
であることを特徴とする上記第一の電子写真感光体の作
製方法が提供される。
【0015】第三に、有機顔料がチタニルフタロシアニ
ンであることを特徴とする上記第一の電子写真感光体の
作製方法が提供される。
【0016】第四に、有機顔料が少なくともCuKαの
特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θ
の最大回折ピークが27.2°±0.2°にあるチタニ
ルフタロシアニンであることを特徴とする上記第三の電
子写真感光体の作製方法が提供される。
【0017】第五に、導電性支持体上に少なくとも有機
顔料を含有する感光層を有する電子写真感光体の作製方
法において、感光体作製における最終乾燥工程の後、該
感光体を暗所でかつ絶対湿度が10g/m3以上の環境
下に10分以上放置する処理を施すことを特徴とする電
子写真感光体の作製方法が提供される。
【0018】第六に、有機顔料がフタロシアニン系顔料
であることを特徴とする上記第五の電子写真感光体の作
製方法が提供される。
【0019】第七に、有機顔料がチタニルフタロシアニ
ンであることを特徴とする上記第五の電子写真感光体の
作製方法が提供される。
【0020】第八に、有機顔料が少なくともCuKαの
特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θ
の最大回折ピークが27.2°±0.2°にあるチタニ
ルフタロシアニンであることを特徴とする上記第五の電
子写真感光体の作製方法が提供される。
【0021】第九に、電子写真感光体に、少なくとも帯
電、画像露光、現像、転写、クリーニング、除電を繰り
返し行う電子写真方法において、該電子写真感光体とし
て上記第一〜八のいずれかの電子写真感光体を用いるこ
とを特徴とする電子写真方法が提供される。
【0022】第十に、少なくとも帯電手段、画像露光手
段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段
および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置にお
いて、該電子写真感光体が上記第一〜八のいずれかの電
子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置が提
供される。
【0023】第十一に、少なくとも電子写真感光体を具
備してなる電子写真装置用プロセスカートリッジであっ
て、該電子写真感光体が上記第一〜八のいずれかの電子
写真感光体であることを特徴とする電子写真装置用プロ
セスカートリッジが提供される。
【0024】
【発明の実態の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明に係る電子写真感光体は導電性支持体上
に、少なくとも有機顔料を含有する感光層を有するもの
である。これには感光層が一層の単層感光体と、電荷発
生層、電荷輸送層を積層した積層感光体とがあるが、特
に後者の積層感光体の使用が有利である。ところが、積
層感光体は耐ガス性などの点からガス透過性の低い材料
・構成により設計された電荷輸送層を用いることが多い
ため、電荷発生層の水分量のリカバリーにより時間がか
かる傾向にある。
【0025】このような場合にも、電子写真感光体を電
子写真装置・プロセスなどに搭載する前に、一定期間の
エージング(水分の補給)を設けるか、搭載後一定のエ
ージング期間を設けてからプロセスを動かすことによ
り、安定な画像が得られるようになる。従って本発明に
おいては、このような場合に(1)電子写真感光体を暗
所でかつ常温常湿の環境下に1週間以上放置するか、又
は(2)電子写真感光体を暗所でかつ絶対湿度が10g
/m3以上の環境下に少なくとも10分以上放置する
か、の処理を施す手段が得られる。
【0026】本発明において、暗所でかつ常温常湿の環
境下で又は暗所でかつ絶対湿度が10g/m3以上の環
境下で処理がなされる対象物は、感光体作製の最終乾燥
工程を通過した電子写真感光体である。ここで「暗所」
とは、太陽光あるいは蛍光灯などの光が遮断されたいず
れかの状態を指す。従って、少なくとも感光体が入る大
きさで上記の環境が維持できるのであれば箱のようなも
のでもよいし、温湿度がコントロールされた部屋でもよ
い。また「常温常湿」とは、一般に言われている常温常
湿を指し、より具体的には15〜35℃で30〜80%
RH程度の雰囲気である。
【0027】本発明で作製される電子写真感光体に用い
られる有機顔料は、公知の有機顔料のいずれもが適用さ
れるが、例えば、フタロシアニン系顔料、モノアゾ顔
料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、
ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多
環化合物、スクエアリック酸系染料、ナフタロシアニン
系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げられ用いられ
る。
【0028】特に電荷発生物質に関しては、LD光源用
としてフタロシアニン系顔料が非常に有効であり、中で
もチタニルフタロシアニン、さらにその中でもCuKα
の特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2
θの最大回折ピークが27.2°±0.2°にあるチタ
ニルフタロシアニンは、高感度材料として特に有用であ
る。これらを用いた感光体は、感光体(電荷発生層)中
の水分量に対する感光体特性の変化が特に大きく、これ
ら感光体を用いた電子写真方法・電子写真装置・プロセ
スカートリッジに本発明を適用することは特に有効であ
る。
【0029】図1は、本発明に用いられる電子写真感光
体を表わす断面図であり、導電性支持体31上に、電荷
発生材料と電荷輸送材料を主成分とする単層感光層33
が設けられている。図2および図3は本発明に用いられ
る電子写真感光体の別の二例の構成例を示す断面図であ
り、電荷発生材料を主成分とする電荷発生層35と、電
荷輸送材料を主成分とする電荷輸送層37とが、積層さ
れた構成をとっている。
【0030】導電性支持体31としては、体積抵抗10
10Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニ
ウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金
などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化
物を、蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状も
しくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、ある
いは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ス
テンレスなどの板およびそれらを押し出し、引き抜きな
どの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表面
処理した管などを使用することができる。また、特開昭
52−36016号公報に開示されたエンドレスニッケ
ルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性支持体
31として用いることができる。
【0031】この他、上記支持体上に導電性粉体を適当
な結着樹脂に分散して塗工したものも、本発明の導電性
支持体31として用いることができる。この導電性粉体
としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ま
たアルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、
銀などの金属粉、あるいは導電性酸化スズ、ITOなど
の金属酸化物粉体などがあげられる。また、同時に用い
られる結着樹脂には、ポリスチレン、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロー
ス樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、アルキッド樹脂などの熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂または光硬化性樹脂があげられる。このよう
な導電性層は、これらの導電性粉体と結着樹脂を適当な
溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、
メチルエチルケトン、トルエンなどに分散して塗布する
ことにより設けることができる。
【0032】さらに、適当な円筒基体上にポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン
などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チュー
ブによって導電性層を設けてなるものも、本発明の導電
性支持体31として良好に用いることができる。
【0033】次に感光層について説明する。感光層は単
層でも積層でもよいが、説明の都合上、先ず電荷発生層
35と電荷輸送層37で構成される場合から述べる。
【0034】電荷発生層35は、有機顔料を主成分とす
る層である。電荷発生層35は、電荷発生材料を必要に
応じてバインダー樹脂とともに適当な溶剤中にボールミ
ル、アドライダー、サンドミル、超音波などを用いて分
散し、これを導電性支持体上に塗布し、乾燥することに
より形成される。
【0035】電荷発生層35には、モノアゾ顔料、ジス
アゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン
系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合
物、スクアリック酸系染料、他のフタロシアニン系顔
料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等
が挙げられ用いられる。特に、フタロシアニン類が有用
に用いられ、中でもチタニルフタロシアニン、その中で
もCuKαの特性X線(波長1.514Å)に対するブ
ラッグ角2θの最大回折ピークが27.2±0.2°に
あるチタニルフタロシアニンは、高感度材料として特に
有用である。
【0036】必要に応じて電荷発生層35に用いられる
結着樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポキ
シ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコン樹
脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニル
ホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリス
ルホン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリル
アミド、ポリビニルベンザール、ポリエステル、フェノ
キシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸
ビニル、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリビ
ニルピリジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン等があげられる。
結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し0〜
500重量部、好ましくは10〜300重量部が適当で
ある。
【0037】ここで用いられる溶剤としては、例えばイ
ソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチ
ルセルソルブ、酢酸エチル、酢酸メチル、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、シクロヘキ
サン、トルエン、キシレン、リグロイン等が挙げられ
る。塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、スプレーコ
ート、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、
リングコート等の方法を用いることができる。電荷発生
層35の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、
好ましくは0.1〜2μmである。
【0038】電荷輸送層37は、電荷輸送物質および結
着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電荷発
生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。また、
必要により可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤等を添加
することもできる。
【0039】電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸
送物質とがある。電荷輸送物質としては、例えばクロル
アニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン
−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェ
ン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電
子受容性物質が挙げられる。
【0040】正孔輸送物質としては、ポリ−N−ビニル
カルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−ガルバゾリ
ルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホル
ムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルフェナントレン、ポリシラン、オキサゾ
ール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘
導体、モノアリールアミン誘導体、ジアリールアミン誘
導体、トリアリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、
α−フェニルスチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ジ
アリールメタン誘導体、トリアリールメタン誘導体、9
−スチリルアントラセン誘導体、ピラゾリン誘導体、ジ
ビニルベンゼン誘導体、ヒドラジン誘導体、インデン誘
導体、ブタジエン誘導体、ピレン誘導体、ビススチルベ
ン誘導体、エナミン誘導体等その他公知の材料が挙げら
れる。これらの電荷輸送物質は単独、または2種以上混
合して用いられる。
【0041】結着樹脂としてはポリスチレン、スチレン
−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアレー
ト、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロー
ス樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性または熱硬
化性樹脂が挙げられる。
【0042】電荷輸送物質の量は結着樹脂100重量部
に対し、20〜300重量部、好ましくは40〜150
重量部が適当である。また、電荷輸送層の膜厚は5〜1
00μm程度とすることが好ましい。ここで用いられる
溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トル
エン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロ
エタン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセ
トンなどが用いられる。
【0043】また、電荷輸送層には電荷輸送物質として
の機能とバインダー樹脂の機能を持った高分子電荷輸送
物質も良好に使用される。これら高分子電荷輸送物質か
ら構成される電荷輸送層は耐摩耗性に優れたものであ
る。高分子電荷輸送物質としては、公知の材料が使用で
きるが、トリアリールアミン構造を主鎖および/または
側鎖に含むポリカーボネートが良好に用いられる。中で
も、(1)〜(10)式で表される高分子電荷輸送物質
が良好に用いられ、これらを以下に例示し、具体例を示
す。
【0044】
【化1】 式中、R1、R2、R3はそれぞれ独立して置換もしくは
無置換のアルキル基又はハロゲン原子、R4は水素原子
又は置換もしくは無置換のアルキル基、R5、R 6は置換
もしくは無置換のアリール基、o,p,qはそれぞれ独
立して0〜4の整数、k,jは組成を表し、0.1≦k
≦1、0≦j≦0.9、nは繰り返し単位数を表し5〜
5000の整数である。Xは脂肪族の2価基、環状脂肪
族の2価基、または下記一般式で表される2価基を表
す。
【化2】 式中、R101、R102は各々独立して置換もしくは無置換
のアルキル基、アリール基またはハロゲン原子を表す。
l、mは0〜4の整数、Yは単結合、炭素原子数1〜1
2の直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキレン基、−O
−,−S−,−SO−,−SO2−,−CO−,−CO
−O−Z−O−CO−(式中Zは脂肪族の2価基を表
す。)または、
【化3】 式中、aは1〜20の整数、bは1〜2000の整数、
103、R104は置換または無置換のアルキル基又はアリ
ール基を表す。ここで、R101とR102、R103とR
104は、それぞれ同一でも異なってもよい。
【0045】
【化4】 式中、R7、R8は置換もしくは無置換のアリール基、A
1、Ar2、Ar3は同一又は異なるアリレン基を表
す。X、k、jおよびnは、(1)式の場合と同じであ
る。
【0046】
【化5】 式中、R9、R10は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar4、Ar5、Ar6は同一又は異なるアリレン基を表
す。X、k、jおよびnは、(1)式の場合と同じであ
る。
【0047】
【化6】 式中、R11、R12は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar7、Ar8、Ar9は同一又は異なるアリレン基、p
は1〜5の整数を表す。X、k、jおよびnは、(1)
式の場合と同じである。
【0048】
【化7】 式中、R13、R14は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar10、Ar11、Ar 12は同一又は異なるアリレン基、
1、X2は置換もしくは無置換のエチレン基、又は置換
もしくは無置換のビニレン基を表す。X、k、jおよび
nは、(1)式の場合と同じである。
【0049】
【化8】 式中、R15、R16、R17、R18は置換もしくは無置換の
アリール基、Ar13、Ar14、Ar15、Ar16は同一又
は異なるアリレン基、Y1、Y2、Y3は単結合、置換も
しくは無置換のアルキレン基、置換もしくは無置換のシ
クロアルキレン基、置換もしくは無置換のアルキレンエ
ーテル基、酸素原子、硫黄原子、ビニレン基を表し同一
であっても異なっていてもよい。X、k、jおよびn
は、(1)式の場合と同じである。
【0050】
【化9】 式中、R19、R20は水素原子、置換もしくは無置換のア
リール基を表し、R19とR20は環を形成していてもよ
い。Ar17、Ar18、Ar19は同一又は異なるアリレン
基を表す。X、k、jおよびnは、(1)式の場合と同
じである。
【0051】
【化10】 式中、R21は置換もしくは無置換のアリール基、A
20、Ar21、Ar22、Ar23は同一又は異なるアリレ
ン基を表す。X、k、jおよびnは、(1)式の場合と
同じである。
【0052】
【化11】 式中、R22、R23、R24、R25は置換もしくは無置換の
アリール基、Ar24、Ar25、Ar26、Ar27、Ar28
は同一又は異なるアリレン基を表す。X、k、jおよび
nは、(1)式の場合と同じである。
【0053】
【化12】 式中、R26、R27は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar29、Ar30、Ar 31は同一又は異なるアリレン基を
表す。X、k、jおよびnは、(1)式の場合と同じで
ある。
【0054】本発明において電荷輸送層37中に可塑剤
やレベリング剤を添加してもよい。可塑剤としては、ジ
ブチルフタレート、ジオクチルフタレートなど一般の樹
脂の可塑剤として使用されているものがそのまま使用で
き、その使用量は、結着樹脂に対して0〜30重量%程
度が適当である、レベリング剤としては、ジメチルシリ
コーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルなどの
シリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロアルキル基
を有するポリマーあるいはオリゴマーが使用され、その
使用量は結着樹脂に対して0〜1重量%が適当である。
【0055】次に感光層が単層構成33の場合について
述べる。単層感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質お
よび結着樹脂を適当な溶剤に上述の方法により分散し、
これを塗布、乾燥することによって形成できる。さら
に、この感光層には上述した電荷輸送材料を添加した機
能分離タイプとしても良く、良好に使用できる。また、
必要により、可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添
加することもできる。
【0056】結着樹脂としては、先に電荷輸送層37で
挙げた結着樹脂をそのまま用いるほかに、電荷発生層3
5で挙げた結着樹脂を混合して用いてもよい。もちろ
ん、先に挙げた高分子電荷輸送物質も良好に使用でき
る。結着樹脂100重量部に対する、電荷発生物質の量
は5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜
190重量部が好ましくさらに好ましくは50〜150
重量部である。単層感光層は、電荷発生物質、結着樹脂
を必要ならば電荷輸送物質とともにテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等の
溶媒を用いて分散機等で分散した塗工液を、浸漬塗工法
やスプレーコート、ビードコートなどで塗工して形成で
きる。単層感光層の膜厚は5〜100μm程度が適当で
ある。
【0057】本発明の電子写真感光体には、導電性支持
体31と感光層との間に下引き層を設けることができ
る。下引き層は一般には樹脂を主成分とするが、これら
の樹脂はその上に感光層を溶剤で塗布することを考える
と、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂である
ことが望ましい。このような樹脂としては、ポリビニル
アルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の
水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロ
ン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン
樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等
が挙げられる。また、下引き層にはモアレ防止、残留電
位の低減等のために酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸
化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で例示で
きる金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。
【0058】これらの下引き層は前述の感光層の如く適
当な溶媒、塗工法を用いて形成することができる。更に
本発明の下引き層として、シランカップリング剤、チタ
ンカップリング剤、クロムカップリング剤等を使用する
こともできる。この他、本発明の下引き層には、A12
3を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリレン
(パリレン)等の有機物やSiO2、SnO2、Ti
2、ITO、CeO2等の無機物を真空薄膜作成法にて
設けたものも良好に使用できる。このほかにも公知のも
のを用いることができる。下引き層の膜厚は0〜5μm
が適当である。
【0059】本発明の電子写真感光体には、感光層保護
の目的で、保護層が感光層の上に設けられることもあ
る。保護層に使用される材料としてはABS樹脂、AC
S樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合体、塩素化
ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセ
タール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレ
ート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルス
ルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリ
プロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、
ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。保護層にはそ
の他、耐摩耗性を向上する目的でポリテトラフルオロエ
チレンのような弗素樹脂、シリコーン樹脂、及びこれら
の樹脂に酸化チタン、酸化錫、チタン酸カリウム等の無
機材料を分散したもの等を添加することができる。保護
層の形成法としては通常の塗布法が採用される、なお保
護層の厚さは0.1〜10μm程度が適当である。ま
た、以上のほかに真空薄膜作成法にて形成したa−C,
a−SiCなど公知の材料を保護層として用いることが
できる。
【0060】本発明においては感光層と保護層との間に
中間層を設けることも可能である。中間層には、一般に
バインダー樹脂を主成分として用いる。これら樹脂とし
ては、ポリアミド、アルコール可溶性ナイロン、水溶性
ポリビニルブチラール、ポリビニルブチラール、ポリビ
ニルアルコールなどが挙げられる。中間層の形成法とし
ては、前述のごとく通常の塗布法が採用される。なお、
中間層の厚さは0.05〜2μm程度が適当である。
【0061】次に図面を用いて本発明の電子写真方法な
らびに電子写真装置を詳しく説明する。
【0062】図4は、本発明の電子写真プロセスおよび
電子写真装置を説明するための概略図であり、以下に示
すような変形例も本発明の範疇に属するものである。
【0063】図4において、感光体1は導電性支持体上
に有機顔料を含有する感光層が設けられてなる。感光体
1はドラム状の形状を示しているが、シート状、エンド
レスベルト状のものであっても良い。帯電チャージャー
3、転写前チャージャー7、転写チャージャー10、分
離チャージャー11、クリーニング前チャージャー13
には、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッ
ド・ステート・チャージャー)、帯電ローラを始めとす
る公知の手段が用いられる。
【0064】転写手段には、一般に上記の帯電器が使用
できるが、図に示されるように転写チャージャーと分離
チャージャーを併用したものが効果的である。
【0065】また、画像露光部5、除電ランプ2等の光
源には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンラン
プ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LE
D)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセ
ンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。
そして、所望の波長域の光のみを照射するために、シャ
ープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外
カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フ
ィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルター
を用いることもできる。
【0066】かかる光源等は、図4に示される工程の他
に光照射を併用した転写工程、除電工程、クリーニング
工程、あるいは前露光などの工程を設けることにより、
感光体に光が照射される。
【0067】現像ユニット6により感光体1上に現像さ
れたトナーは、転写紙9に転写されるが、全部が転写さ
れるわけではなく、感光体1上に残存するトナーも生ず
る。このようなトナーは、ファーブラシ14およびブレ
ード15により、感光体より除去される。クリーニング
は、クリーニングブラシだけで行なわれることもあり、
クリーニングブラシにはファーブラシ、マグファーブラ
シを始めとする公知のものが用いられる。
【0068】電子写真感光体に正(負)帯電を施し、画
像露光を行なうと、感光体表面上には正(負)の静電潜
像が形成される。これを負(正)極性のトナー(検電微
粒子)で現像すれば、ポジ画像が得られるし、また正
(負)極性のトナーで現像すれば、ネガ画像が得られ
る。かかる現像手段には、公知の方法が適用されるし、
また、除電手段にも公知の方法が用いられる。
【0069】図5には、本発明による電子写真プロセス
の別の例を示す。感光体21は有機顔料を含有する感光
層を有しており、駆動ローラ22a、22bにより駆動
され、帯電器23による帯電、光源24による画像露
光、現像(図示せず)、帯電器25を用いる転写、光源
26によるクリーニング前露光、ブラシ27によるクリ
ーニング、光源28による除電が繰返し行なわれる。図
5においては、感光体21(勿論この場合は支持体が透
光性である)に支持体側よりクリーニング前露光の光照
射が行なわれる。
【0070】以上の図示した電子写真プロセスは、本発
明における実施形態を例示するものであって、もちろん
他の実施形態も可能である。例えば、図5において支持
体側よりクリーニング前露光を行っているが、これは感
光層側から行ってもよいし、また、画像露光、除電露光
の照射を支持体側から行ってもよい。
【0071】一方、光照射工程は、画像露光、クリーニ
ング前露光、除電露光が図示されているが、他に転写前
露光、画像露光のプレ露光、およびその他公知の光照射
工程を設けて、感光体に光照射を行なうこともできる。
【0072】以上に示すような画像形成手段は、複写装
置、ファクシミリ、プリンター内に固定して組み込まれ
ていてもよいが、プロセスカートリッジの形でそれら装
置内に組み込まれてもよい。プロセスカートリッジと
は、感光体を内蔵し、他に帯電手段、露光手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段、除電手段を含んだ1
つの装置(部品)である。プロセスカートリッジの形状
等は多く挙げられるが、一般的な例として、図6に示す
ものが挙げられる。感光体16は、導電性支持体上に有
機顔料を含有する感光層を有してなるものである。
【0073】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれら実施例により制約を受けるものではな
い。なお、部はすべて重量部である。
【0074】まず、実施例に用いるチタニルフタロシア
ニン顔料の具体的な合成例を述べる。 (顔料合成例)フタロジニトリル52.5部と1−クロ
ロナフタレン400部を撹拌混合し、窒素気流下で四塩
化チタン19部を滴下する。滴下終了後、徐々に200
℃まで昇温し、反応温度を190℃〜210℃の間に保
ちながら5時間撹拌して反応を行った。反応終了後、放
冷し130℃になったところで熱時ろ過し、ついで1−
クロロナフタレンで粉体が青色になるまで洗浄し、つぎ
にメタノールで数回洗浄し、さらに80℃の熱水で数回
洗浄した後、乾燥し42.2部の粗チタニルフタロシア
ニン顔料を得た。得られた熱水洗浄処理した粗チタニル
フタロシアニン顔料のうち6部を96%硫酸100部に
3〜5℃下で撹拌し、溶解し、ろ過した。得られた硫酸
溶液を氷水3500部中に撹拌しながら滴下し、析出し
た結晶をろ過し、ついで洗浄液が中性になるまで水洗を
繰り返し、チタニルフタロシアニン顔料のウエットケー
キを得た。このウエットケーキに1,2−ジクロロエタ
ン1500部を加え、室温下2時間撹拌した後、メタノ
ール250部をさらに加え撹拌し、ろ過した。これをメ
タノール洗浄し、更に乾燥してチタニルフタロシアニン
顔料4.9部を得た。
【0075】得られたチタニルフタロシアニン顔料につ
いてのX線回折スペクトルを以下に示す条件で測定し
た。 X線管球 Cu、 電圧40kV、 電流20mA、 走査速度1°/分、 走査範囲3°〜40° 時定数2秒、
【0076】顔料合成例で得られたチタニルフタロシア
ニン顔料のX線回折スペクトルを図7に示す。得られた
チタニルフタロシアニン顔料はブラッグ角2θの最大ピ
ークが27.2°±0.2°にある結晶形を有している
ことが分かる。
【0077】実施例1〜3および比較例1〜6 電鋳ニッケル・ベルト上に下記組成の下引き層塗工液、
電荷発生層塗工液、および電荷輸送層塗工液を、順次塗
布・乾燥して、各々3μm厚の下引き層、0.2μm厚
の電荷発生層、25μm厚の電荷輸送層を形成し、積層
型電子写真感光体を作製した。 (下引き層塗工液) 二酸化チタン粉末 15部 ポリビニルブチラール 6部 2−ブタノン 150部 (電荷発生層塗工液) 前記のチタニルフタロシアニン粉末 5部 ポリビニルブチラール 2部 2−ブタノン 170部 (電荷輸送層塗工液) ポリカーボネート 10部 下記構造式の電荷輸送物質 8部
【化13】 塩化メチレン 80部
【0078】実施例1〜3および比較例1として、上記
のように作製した電子写真感光体を作製後ただちに、表
1に示す期間だけ暗所で絶対湿度20g/m3の環境下
に放置した後、図5に示す電子写真プロセス(ただし、
クリーニング前露光は無し)に装着し、画像露光光源を
780nmの半導体レーザー(ポリゴン・ミラーによる
画像書き込み)として、現像直前の感光体の表面電位が
測定できるように表面電位計のプローブを挿入した。連
続して5000枚の印刷を行い、その時の画像露光部と
画像非露光部の表面電位を初期と5000枚後に測定し
た。更に比較例2〜6として、上記のように作製した電
子写真感光体を作製後ただちに、表1に示す期間だけ暗
所で9.5g/m3の環境下に放置した後、実施例1〜
3と同じ方法で評価を行った。結果をまとめて表1に示
す。
【0079】
【表1】 表1より、実施例1〜3の電子写真感光体は、絶対湿度
9.5g/m3の環境下に保管処理した場合(比較例2
〜6)に比べ、短時間で安定した特性を示すようになっ
ていることが分かる。また、繰返し使用後にも、安定し
た表面電位を維持していることがわかる。
【0080】実施例4〜6および比較例7〜12 アルミニウムシリンダー表面を陽極酸化処理した後封孔
処理を行った。この上に、下記電荷発生層塗工液、電荷
輸送層塗工液を、順次塗布・乾燥して各々0.3μm厚
の電荷発生層、23μm厚の電荷輸送層を形成し、積層
型電子写真感光体を作製した。 (電荷発生層塗工液) 実施例1で使用した電荷発生層塗工液をそのまま用い
た。 (電荷輸送層塗工液) 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【化14】 ポリカーボネート 10部 塩化メチレン 80部
【0081】実施例4〜6および比較例7として、上記
のように作成した電子写真感光体を作製後ただちに、表
2に示す期間だけ暗所で絶対湿度17g/m3の環境下
に放置した後、図6に示す電子写真用プロセスカートリ
ッジに装着した後、画像形成装置に搭載した。ただし、
画像露光光源を780nmの半導体レーザー(ポリゴン
・ミラーによる画像書き込み)とした。連続して300
0枚の印刷を行い、初期及び3000枚目の画像を評価
した。更に比較例8〜12として、上記のように作製し
た電子写真感光体を作製後ただちに、表1に示す期間だ
け暗所で絶対湿度9.5g/m3の環境下に放置した
後、実施例4〜6と同じ方法で評価を行った。結果をま
とめて表2に示す。
【0082】
【表2】 表2より、実施例4〜6の電子写真感光体は、絶対湿度
9.5g/m3の環境下に保管処理した場合(比較例8
〜12)に比ベ、短時間で良好な画像を与えるようにな
っていることが分かる。また、繰返し使用後にも、良好
な画像が得られることが分かる。
【0083】実施例7〜9および比較例13〜18 アルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層塗工
液、電荷発生層塗工液、および電荷輸送層塗工液を、順
次塗布・乾燥して、各々3.5μm厚の下引き層、0.
2μm厚の電荷発生層、28μm厚の電荷輸送層を形成
し、積層型電子写真感光体を作製した。 (下引き層塗工液) 二酸化チタン粉末 60部 アルキッド樹脂 18部 メラミン樹脂 10部 2−ブタノン 210部 (電荷発生層塗工液) 前記のチタニルフタロシアニン粉末 3部 ポリビニルアセタール 2部 2−ブタノン 120部 (電荷輸送層塗工液) ポリカーボネート 10部 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【化15】 塩化メチレン 80部
【0084】実施例7〜9として上記のように作製した
電子写真感光体を作成後ただちに、表3に示す期間だけ
暗所で絶対湿度15g/m3の環境下に放置した後、特
開昭60−100167号公報に開示されている装置を
用いてそれらの電子写真特性を次のように評価した。ま
ず、−6.0kVの放電電圧にて、コロナ帯電を20秒
間行ない、次いで20秒間暗減衰させ、暗減衰後に2.
5μW/cm2の光(780±10nm)を照射した。
この時、暗減衰後の表面電位を1/5の電位に光減衰さ
せるのに必要な露光量E1/5[μJ/cm2]を測定
した、また、上記感光体を図4に示す電子写真プロセス
に装着し(ただし、画像露光光源を780nmに発光を
持つLDとした)、連続して1万枚の印刷を行った。そ
の際の1万枚目の画像評価を行った。更に、比較例13
〜18として、上記のように作製した電子写真感光体を
作製後ただちに、表1に示す期間だけ暗所で絶対湿度
9.5g/m3の環境下に放置した後、実施例7〜9と
同じ方法で評価を行った。結果をまとめて表3に示す。
【0085】
【表3】 表3によれば、実施例7〜9の電子写真感光体は、絶対
湿度9.5g/m3の環境下(常温・常湿)に保管処理
した場合(比較例13〜18)に比ベ、短時間で良好な
画像を与えるようになっていることが分かる。また、繰
返し使用後にも、良好な画像が得られることが分かる。
【0086】実施例10〜12および比較例19〜22 電鋳ニッケル・ベルト上に下記組成の下記組成の下引き
層塗工液、電荷発生層塗工液、および電荷輸送層塗工液
を、順次塗布・乾燥して、各々3μm厚の下引き層、
0.2μm厚の電荷発生層、25μm厚の電荷輸送層を
形成し、積層型電子写真感光体を作製した。 (下引き層塗工液) 二酸化チタン粉末 15部 ポリビニルブチラール 6部 2−ブタノン 150部 (電荷発生層塗工液) 前記のチタニルフタロシアニン粉末 5部 ポリビニルブチラール 2部 2−ブタノン 170部 (電荷輸送層塗工液) ポリカーボネート 10部 下記構造式の電荷輸送物質 8部
【化16】 塩化メチレン 80部
【0087】このようにしてなる電子写真感光体を表4
に示す期間だけ暗所・常温常湿の環境下に放置した後、
図5に示す電子写真プロセス(ただし、クリーニング前
露光は無し)に装着し、画像露光光源を780nmの半
導体レーザー(ポリゴン・ミラーによる画像書き込み)
として、現像直後の感光体の表面電位が測定できるよう
に表面電位計のプローブを挿入した。連続して5000
枚の印刷を行い、その時の画像露光部と画像非露光部の
表面電位を初期と5000枚後に測定した。結果を表4
に示す。
【0088】
【表4】 表4より、実施例10〜12の電子写真感光体は繰返し
使用後にも、安定した表面電位を維持していることがわ
かる。
【0089】実施例13〜15および比較例23〜26 アルミニウムシリンダー表面を陽極酸化処理した後封孔
処理を行った。この上に、下記電荷発生層塗工液、電荷
輸送層塗工液を、順次塗布・乾燥して各々0.3μm厚
の電荷発生層、23μm厚の電荷輸送層を形成し、積層
型電子写真感光体を作製した。 (電荷発生層塗工液)実施例1又は10で使用した電荷
発生層塗工液をそのまま用いた。 (電荷輸送層塗工液) 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【化17】 ポリカーボネート 10部 塩化メチレン 80部
【0090】このようにしてなる電子写真感光体を表5
に示す期間だけ暗所・常温常湿の環境下に放置した後、
図6に示す電子写真用プロセスカートリッジに装着した
後、画像形成装置に搭載した。ただし、画像露光光源を
780nmの半導体レーザー(ポリゴン・ミラーによる
画像書き込み)とした。連続して3000枚の印刷を行
い、初期及び3000枚目の画像を評価した。結果を併
せて表5に示す。
【0091】
【表5】 表5より、実施例13〜15の感光体は、初期および繰
返し使用後にも良好な画像が得られることがわかる。
【0092】実施例16〜18および比較例27〜30 アルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層塗工
液、電荷発生層塗工液、および電荷輸送層塗工液を、順
次塗布・乾燥して、各々3.5μm厚の下引き層、0.
2μm厚の電荷発生層、28μm厚の電荷輸送層を形成
し、積層型電子写真感光体を作製した。 (下引き層塗工液) 二酸化チタン粉末 60部 アルキッド樹脂 18部 メラミン樹脂 10部 2−ブタノン 210部 (電荷発生層塗工液) 前記のチタニルフタロシアニン粉末 3部 ポリビニルアセタール 2部 2−ブタノン 120部 (電荷輸送層塗工液) ポリカーボネート 10部 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【化18】 塩化メチレン 80部
【0093】以上のように作製した電子写真感光体を表
6に示す期間だけ暗所・常温常湿の環境下に放置した
後、特開昭60−100167号公報に開示されている
装置を用いてそれらの電子写真特性を次のように評価し
た。まず、−6.0kVの放電電圧にて、コロナ帯電を
20秒間行ない、次いで20秒間暗減衰させ、暗減衰後
に2.5μW/cm2の光(780±10nm)を照射
した。この時、暗減衰後の表面電位を1/5の電位に光
減衰させるのに必要な露光量E1/5[μJ/cm2
を測定した、また、上記感光体を図4に示す電子写真プ
ロセスに装着し(ただし、画像露光光源を780nmに
発光を持つLDとした)、連続して1万枚の印刷を行っ
た。その際の1万枚目の画像評価を行った。以上の結果
を併せて表6に示す。
【0094】
【表6】 表6によれば、実施例16〜18の電子写真感光体は、
優れた特性を有していることが分かる。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、感光体作製における最
終乾燥工程の後のその感光体を、所定期間以上(1週間
以上)暗所で常温常湿下に保存することにより、又は、
一定時間以上(10分以上)暗所で絶対湿度10g/m
3以上の環境下に放置することにより、高感度を失うこ
となく繰り返し使用によっても帯電性の低下と残留電位
の上昇を生じない安定な電子写真感光体が提供される。
また本発明によれば、高感度を失うことなく繰り返し使
用によっても帯電性の低下と残留電位の上昇を生じない
安定な電子写真方法が提供される。さらに本発明によれ
ば、高感度を失うことなく繰り返し使用によっても帯電
性の低下と残留電位の上昇を生じない安定な電子写真装
置および電子写真装置用プロセスカートリッジが提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる電子写真感光体の模式断面
図。
【図2】本発明で用いられる別の電子写真感光体の模式
断面図。
【図3】本発明で用いられる更に別の電子写真感光体の
模式断面図。
【図4】本発明の電子写真プロセスおよび電子写真装置
を説明するための概略図。
【図5】本発明の電子写真プロセスおよび電子写真装置
を説明するための概略図。
【図6】本発明の代表的な電子写真装置を説明するため
の概略図。
【図7】本発明の合成例により得られるチタニルフタロ
シアン顔料のX線回折スペクトル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも有機顔料を
    含有する感光層を有する電子写真感光体の作製方法にお
    いて、感光体作製における最終乾燥工程の後、該感光体
    を暗所でかつ常温常湿の環境下に1週間以上放置する処
    理を施すことを特徴とする電子写真感光体の作製方法。
  2. 【請求項2】 有機顔料がフタロシアニン系顔料である
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体の作製
    方法。
  3. 【請求項3】 有機顔料がチタニルフタロシアニンであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体の作
    製方法。
  4. 【請求項4】 有機顔料が少なくともCuKαの特性X
    線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの最大
    回折ピークが27.2°±0.2°にあるチタニルフタ
    ロシアニンであることを特徴とする請求項3記載の電子
    写真感光体の作製方法。
  5. 【請求項5】 導電性支持体上に少なくとも有機顔料を
    含有する感光層を有する電子写真感光体の作製方法にお
    いて、感光体作製における最終乾燥工程の後、該感光体
    を暗所でかつ絶対湿度が10g/m3以上の環境下に1
    0分以上放置する処理を施すことを特徴とする電子写真
    感光体の作製方法。
  6. 【請求項6】 有機顔料がフタロシアニン系顔料である
    ことを特徴とする請求項5記載の電子写真感光体の作製
    方法。
  7. 【請求項7】 有機顔料がチタニルフタロシアニンであ
    ることを特徴とする請求項5記載の電子写真感光体の作
    製方法。
  8. 【請求項8】 有機顔料が少なくともCuKαの特性X
    線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの最大
    回折ピークが27.2°±0.2°にあるチタニルフタ
    ロシアニンであることを特徴とする請求項7記載の電子
    写真感光体の作製方法。
  9. 【請求項9】 電子写真感光体に、少なくとも帯電、画
    像露光、現像、転写、クリーニング、除電を繰り返し行
    う電子写真方法において、該電子写真感光体として請求
    項1〜8のいずれかに記載の電子写真感光体を用いるこ
    とを特徴とする電子写真方法。
  10. 【請求項10】少なくとも帯電手段、画像露光手段、現
    像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段および
    電子写真感光体を具備してなる電子写真装置において、
    該電子写真感光体が請求項1〜8のいずれかに記載の電
    子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置。
  11. 【請求項11】少なくとも電子写真感光体を具備してな
    る電子写真装置用プロセスカートリッジであって、該電
    子写真感光体が請求項1〜8のいずれかに記載の電子写
    真感光体であることを特徴とする電子写真装置用プロセ
    スカートリッジ。
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