JP6631692B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

この発明は、記録媒体に反応液を付与してから、反応液によって凝集する色材を含むインクを記録媒体に付与することで画像を印刷する技術に関するものである。
従来、キャリッジに搭載された記録ヘッドをキャリッジとともに移動させつつ記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出することで、記録媒体に画像を印刷する印刷装置が知られている。また、特許文献1では、インクを吐出する記録ヘッド(インクヘッド)とともに、反応液を吐出する記録ヘッド(反応液ヘッド)がキャリッジに搭載されている。この反応液ヘッドはキャリッジの移動方向においてインクヘッドの下流側に配置され、インクヘッドからのインクの吐出の前に、予め記録媒体に反応液を吐出する。こうして、インクヘッドから記録媒体に吐出されたインクの色材を反応液により凝集させて、記録媒体に定着させることができる。
特開平11−268260号公報
また、印刷装置では、複数のインクヘッドを用いて画像を印刷することができる。かかる印刷装置では、記録媒体に対する移動方向における反応液ヘッドの上流側で複数のインクヘッドが並び、反応液ヘッドおよび各インクヘッドが記録媒体に対して相対移動しつつ反応液およびインクをそれぞれ吐出する。これによって、反応液ヘッドが反応液を吐出した範囲に、複数のインクヘッドが順番にインクを吐出する。この際、反応液ヘッドによる反応液の吐出からインクヘッドがインクを吐出するまでの経過時間は、インクヘッドの位置によって異なるのに対し、記録媒体上に残留する反応液の量は時間経過とともに減少する。そのため、反応液ヘッドから遠いインクヘッドがインクを吐出する際には、記録媒体上に残留する反応液の量が不足して、インクの色材を十分に凝集できないおそれがあった。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数のインクヘッドを用いて画像を印刷する印刷装置において、各インクヘッドからインクを吐出する際に記録媒体上の反応液の量が不足するのを抑制可能とする技術の提供を目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
本発明の印刷装置は、反応液によって凝集する色材を含むインクを媒体に吐出する複数のインクヘッドと、反応液を記録媒体に吐出する第1反応液ヘッドと、反応液を記録媒体に吐出する第2反応液ヘッドとを有する記録部と、記録部を記録媒体に対して相対的に駆動可能な駆動部と、駆動部により記録部を記録媒体に対して第1方向へ相対移動させつつ、複数のインクヘッドにインクを吐出させ、第1反応液ヘッドおよび第2反応液ヘッドに反応液を吐出させる第1動作を実行可能である制御部とを備え、複数のインクヘッドは、第1方向へ並び、第1反応液ヘッドは、複数のインクヘッドのうち第1方向の最下流のインクヘッドより第1方向の下流側に位置し、第2反応液ヘッドは、第1方向に隣り合う2個のインクヘッドの間に位置することを特徴とする。
このように本発明(印刷装置)では、複数のインクヘッドと第1および第2反応液ヘッドが記録媒体に対して第1方向へ相対移動しつつ、インクおよび反応液を記録媒体に吐出する(第1動作)。この際、複数のインクヘッドは第1方向に並び、第1反応液ヘッドはこれらインクヘッドの第1方向の下流側に位置する。したがって、第1動作においては、第1方向の先頭に位置する第1反応液ヘッドが反応液を吐出した範囲に、複数のインクヘッドがインクを順番に吐出する。そして、本発明では、記録媒体上の反応液の残量が第1動作の実行中に減少するのに対応するために、隣り合う2個のインクヘッドの間に第2反応液ヘッドが設けられている。これによって、第1反応液ヘッドによる反応液の吐出の後に、第2反応液ヘッドが記録媒体に反応液を追加的に吐出して、記録媒体上の反応液の量を補うことができる。その結果、各インクヘッドからインクを吐出する際に記録媒体上の反応液の量が不足するのを抑制することが可能となっている。
また、第1動作において、第1反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量よりも、第2反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量が少ないように、印刷装置を構成しても良い。これによって、第2反応液ヘッドによる反応液の追加によって記録媒体上の反応液が過剰となるのを抑制できる。
また、第1反応液ヘッドと第2反応液ヘッドとの間に、少なくとも2個のインクヘッドが位置するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、第1反応液ヘッドによる反応液の吐出からある程度時間が経過し、記録媒体上に残留する反応液が減少したタイミングで、第2反応液ヘッドにより反応液を追加することができる。
また、第2反応液ヘッドより第1方向の上流側のインクヘッドの個数が、第2反応液ヘッドより第1方向の下流側のインクヘッドの個数以下であるように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、第1反応液ヘッドによる反応液の吐出からある程度時間が経過し、記録媒体上に残留する反応液が減少したタイミングで、第2反応液ヘッドにより反応液を追加することができる。
また、黒色のインクを吐出するインクヘッドが第2反応液ヘッドより第1方向の上流側に位置するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、第2反応液ヘッドにより反応液が補われた記録媒体に対して黒色のインクを吐出して、黒色の色材を記録媒体に確実に定着させることができる。
また、第2反応液ヘッドは、第1反応液ヘッドが吐出する反応液と比べて、第2反応液ヘッドより第1方向の上流側のインクヘッドが吐出するインクに適した反応液を吐出するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、第2反応液ヘッドによる反応液の吐出の後にインクヘッドから吐出されたインクの色材を記録媒体に確実に定着させることができる。
また、記録部は、複数のインクヘッドのうち第1方向の反対方向である第2方向の最下流のインクヘッドより第2方向の下流側に位置して、反応液を記録媒体に吐出する第3反応液ヘッドを有し、制御部は、駆動部により記録部を記録媒体に対して第2方向へ相対移動させつつ、複数のインクヘッドにインクを吐出させ、第3反応液ヘッドおよび第2反応液ヘッドに反応液を吐出させる第2動作を実行可能であるように、印刷装置を構成しても良い。
かかる構成では、第2動作において、第2方向の先頭に位置する第3反応液ヘッドが反応液を吐出した範囲に、複数のインクヘッドがインクを順番に吐出する。この際、第2反応液ヘッドが設けられていることから、記録媒体上の反応液の残量が第2動作の実行中に減少するのに対応可能となっている。つまり、第3反応液ヘッドによる反応液の吐出の後に、第2反応液ヘッドが記録媒体に反応液を追加的に吐出して、記録媒体上の反応液の量を補うことができる。その結果、各インクヘッドからインクを吐出する際に記録媒体上の反応液の量が不足するのを抑制することが可能となっている。
また、記録部は、第2反応液ヘッドより第2方向の上流側の2個のインクヘッドの間に位置する第4反応液ヘッドを有し、制御部は、第1動作および第2動作において第4反応液ヘッドに反応液を吐出させるように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、第1および第2動作のそれぞれにおいて、第2および第4反応液ヘッドにより反応液を記録媒体に追加でき、各インクヘッドからインクを吐出する際に記録媒体上の反応液の量が不足するのをより確実に抑制できる。
また、第1動作においては、第4反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、第1反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ないとともに、第2反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、第4反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少なく、第2動作においては、第2反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、第3反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ないとともに、第4反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、第2反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ないように、印刷装置を構成しても良い。これによって、第1および第2動作のそれぞれにおいて、第2および第4反応液ヘッドからの反応液の追加によって記録媒体上の反応液が過剰となるのを抑制できる。
また、第2反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、第2動作よりも第1動作において少なく、第4反応液ヘッドが記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、第1動作よりも第2動作において少ないように、印刷装置を構成しても良い。これによって、第1および第2動作のそれぞれにおいて、第2および第4反応液ヘッドからの反応液の追加によって記録媒体上の反応液が過剰となるのを抑制できる。
また、第1反応液ヘッドが吐出した反応液が記録媒体に着弾する位置と、第2反応液ヘッドが吐出した反応液が記録媒体に着弾する位置とが異なるように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、記録媒体に対して比較的均一に反応液を吐出することができる。
具体的には、第1方向に交差する第3方向に第1反応液ヘッドと第2反応位置ヘッドとがずれており、第1反応液ヘッドが吐出した反応液が記録媒体に着弾する位置と、第2反応液ヘッドが吐出した反応液が記録媒体に着弾する位置とが第3方向に異なるように、印刷装置を構成しても良い。あるいは、制御部が、第1反応液ヘッドが反応液を吐出するタイミングおよび第2反応液ヘッドが反応液を吐出するタイミングを制御することで、第1反応液ヘッドが吐出した反応液が記録媒体に着弾する位置と、第2反応液ヘッドが吐出した反応液が記録媒体に着弾する位置とを第1方向に異ならせるように、印刷装置を構成しても良い。
本発明を適用したプリンターを備える印刷システを示す正面図。 記録ユニットの構成を部分的に示す底面図。 図1の印刷装置が備える電気的構成を模式的に示すブロック図。 第1実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第1実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第1実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第1実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第2実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第2実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第2実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 第2実施形態の印刷処理で実行される動作を示す図。 記録ユニットの第1変形例を模式的に示す図。 記録ユニットの第2変形例を部分的に示す底面図。
図1は本発明を適用したプリンターを備える印刷システムの一例を模式的に示す正面図である。なお、図1や以下の図面では必要に応じて、装置各部の配置関係を明確にするためにZ軸を鉛直軸とするXYZ直交座標が併記されている。また、以下の説明では、各座標軸(の矢印)が向く方向を正方向と、その反対方向を負方向と適宜取り扱う。
印刷システム100は、パーソナルコンピューター等の外部装置から受信した画像データ(ビットマップデータ)から印刷データを生成するホスト装置200と、ホスト装置200から受信した印刷データに基づいて画像を印刷するプリンター300とを備える。このプリンター300は、長尺なシートSをロール・トゥ・ロールで搬送しつつ、インクジェット方式を用いてシートSの表面に画像を印刷するものである。
図1に示すように、プリンター300は、略直方体形状を有する本体ケース1を備える。本体ケース1内部には、シートSを巻いたロールR1からシートSを繰り出す繰出部2と、繰り出されたシートSの表面にインクを吐出して印刷を行う印刷室3と、インクが付着したシートSを乾燥させる乾燥部4と、乾燥後のシートSをロールR2として巻き取る巻取部5とが配置されている。
より詳しくは、本体ケース1内は、XY平面に平行に(すなわち水平に)配置された平板状の基台6によってZ軸方向へ上下に区画されており、基台6の上側が印刷室3となっている。印刷室3内の略中央部では、プラテン30が基台6の上面に固定されている。プラテン30は矩形状を有しており、XY平面に平行なその上面によって、シートSを下側から支持する。そして、プラテン30上に支持されたシートSの表面に対して記録ユニット31が印刷を行う。
一方、基台6の下側には、繰出部2、乾燥部4および巻取部5が配置されている。繰出部2は、プラテン30に対してX軸負方向の下側(図1の左斜め下)に配置されており、回転可能な繰出軸21を備えている。そして、この繰出軸21にシートSが巻きつけられて、ロールR1が支持されている。一方、巻取部5は、プラテン30に対してX軸正方向の下側(図1の右斜め下)に配置されており、回転可能な巻取軸51を備えている。そして、この巻取軸51にシートSが巻き取られて、ロールR2が支持されている。また、乾燥部4は、X軸方向における繰出部2と巻取部5との間で、プラテン30の直下に配置されている。
そして、繰出部2の繰出軸21から繰り出されたシートSが、ローラー71〜77により案内されながら印刷室3と乾燥部4とを順番に通過した後に、巻取部5の巻取軸51に巻き取られる。ちなみに、ローラー72、73は、プラテン30を挟むようにしてX軸方向にまっすぐ並んで(すなわち水平に)配置されており、それぞれの頂部がプラテン30の上面(シートSを支持する面)と同一の高さとなるように位置調整されている。したがって、ローラー72に巻き掛けられたシートSは、ローラー73に到るまでの間、プラテン30の上面に摺接しつつ水平(X軸方向)に移動する。
印刷室3では、プラテン30の上側に配置された記録ユニット31によりシートSへの印刷処理が実行される。この記録ユニット31は、シートSの表面に反応液を吐出してからシートSの表面にインクを吐出することで、シートSの表面に画像を印刷する。つまり、印刷室3内のX軸負方向の端部(図1の左端部)にはカートリッジ装着部8が設けられており、カートリッジ装着部8には、反応液を貯留する反応液カートリッジ81と、互いに異なる色のインクを貯留する複数のインクカートリッジ82とが着脱可能に装着されている。そして、記録ユニット31は、反応液カートリッジ81から供給された反応液と、インクカートリッジ82から供給されたインクとをそれぞれインクジェット方式によりシートSの表面に吐出可能である。
ちなみに、反応液は、インクに含まれる色材を凝集させる凝集剤を溶媒に溶解させたものである。凝集剤としては、多価金属塩を好適に用いることができる。多価金属塩としては、例えば硝酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムおよびギ酸カルシウムのうちの1または複数を好適に用いることができる。また、反応液の溶媒としては水が好ましく、水に加えて多価アルコール類、多価アルコール誘導体等の水溶性有機溶媒を添加してもよい。
図2は記録ユニットの構成を部分的に示す底面図である。ここでは、図1および図2を用いつつ、記録ユニット31の詳細を説明する。この記録ユニット31は、キャリッジ32と、キャリッジ32の下面に取り付けられた平板状の支持板33と、支持板33の下面に取り付けられた記録ヘッド34、35とを有する。支持板33の下面では、1個の記録ヘッド34、2個の記録ヘッド35、1個の記録ヘッド34、2個の記録ヘッド35および1個の記録ヘッド34がX軸方向に等ピッチで並ぶ。すなわち、記録ユニット31は、X軸方向に並ぶ4個の記録ヘッド35と、4個の記録ヘッド35の両側に配置された2個の記録ヘッド34と、4個の記録ヘッド35のうちの中央の2個の記録ヘッド35の間に配置された記録ヘッド34とを有する。各記録ヘッド34、35では複数のノズルNがY軸方向に平行に並ぶ。そして、3個の記録ヘッド34のそれぞれは反応液をノズルNから吐出し、4個の記録ヘッド35のそれぞれは互いに異なる色のインクをノズルNから吐出する。
図1に戻って説明を続ける。上述のように構成された記録ユニット31のキャリッジ32は、支持板33および記録ヘッド34、35と一体的に移動可能となっている。つまり、印刷室3内には、X軸方向に平行に延びるX軸ガイドレール37が設けられており、キャリッジ32はX軸モーターMx(図3)の駆動力を受けると、X軸ガイドレール37に沿ってX軸方向に移動する。さらに、印刷室3内には、Y軸方向に延びるY軸ガイドレール(図示省略)が設けられており、キャリッジ32はY軸モーターMy(図3)の駆動力を受けると、Y軸ガイドレールに沿ってY軸方向に移動する。
そして、例えば特開2013−000997号公報等に記載のラテラルスキャン方式により印刷が実行される。この方式によれば、プラテン30の上面で停止するシートSに対して、記録ユニット31のキャリッジ32をXY面内で二次元的に移動させて、印刷が実行される。具体的には、記録ユニット31は、キャリッジ32をX軸方向(主走査方向)に移動させつつ記録ヘッド35の各ノズルNからシートSの表面にインクを吐出する動作(主走査)を実行する。この主走査では、1つのノズルNが吐出するインクにより形成されたX軸方向に延びる1ライン分の画像(ライン画像)が、Y軸方向に間隔を空けつつ複数並んで、二次元の画像が印刷される。そして、この主走査と、キャリッジ32をY軸方向(副走査方向)に移動させる副走査とが交互に実行されて、複数回の主走査が実行される。
つまり、記録ユニット31は1回の主走査を完了すると、副走査を行なってキャリッジ32をY軸方向に移動させる。続いて、記録ユニット31は、この副走査によって移動した位置から、キャリッジ32をX軸方向(の先の主走査とは反対向き)に移動させる。これによって、先の主走査により既に形成された複数のライン画像それぞれの間に、新たな主走査によるライン画像が形成される。そして、プリンター300は、これら主走査と副走査とを交互に実行することで、キャリッジ32を往復移動させつつ複数回の主走査を実行し、1フレーム分の画像を印刷する。
特にこの実施形態の各主走査では、キャリッジ32の移動方向の先頭に位置する記録ヘッド34と、中央の記録ヘッド34とから反応液が吐出される。つまり、実行中の主走査において、これらの記録ヘッド34は移動方向のそれぞれの上流側の各記録ヘッド35がインクを吐出する予定の範囲に対して、反応液を吐出する。したがって、主走査で印刷された各ライン画像のインクの色材は、シートSの表面に予め吐出された反応液の作用によって凝集してシートSの表面に定着する。
上述のような1フレームの印刷は、シートSをX軸方向に間欠的に移動させながら繰り返し実行される。具体的には、プラテン30の上面のほぼ全域にわたる所定範囲が印刷領域となっている。そして、この印刷領域のX軸方向への長さに対応する距離(間欠搬送距離)を単位として、シートSをX軸方向へ間欠的に搬送するとともに、間欠搬送中にプラテン30の上面に停止するシートSに対して1フレームの印刷が行われる。換言すれば、プラテン30に停止するシートSに1フレームの印刷が終わると、シートSが間欠搬送距離だけX軸方向に搬送されて、シートSの未印刷の面がプラテン30に停止する。続いて、この未印刷面に新たに1フレームの印刷が実行され、これが完了すると、再びシートSが間欠搬送距離だけX軸方向に搬送される。そして、これら一連の動作が繰り返し実行される。
なお、間欠搬送中にプラテン30の上面に停止しているシートSを平坦に保つために、プラテン30は、その上面に停止しているシートSを吸引する機構を備える。具体的には、プラテン30の上面には、図示しない多数の吸引孔が開口しており、プラテン30の下面には吸引部38が取り付けられている。そして、吸引部38が動作することで、プラテン30の上面の吸引孔に負圧が発生して、シートSがプラテン30の上面に吸引される。そして、印刷のためにシートSがプラテン30上に停止している間は、吸引部38がシートSを吸引することでシートSを平坦に保つ。一方、印刷が終了すると、吸引部38がシートSの吸引を停止することでシートSのスムーズな搬送を可能とする。
さらに、プラテン30の下面には、ヒーター39が取り付けられている。このヒーター39は、プラテン30を所定温度(例えば45度)に加熱するものである。これにより、シートSは記録ヘッド34、35による印刷処理を受けつつ、プラテン30の熱によって1次乾燥されることとなる。そして、この1次乾燥により、シートSに着弾した反応液やインクの乾燥が促進される。
こうして、1フレームの印刷を受けつつ1次乾燥されたシートSは、シートSの間欠搬送に伴ってプラテン30から乾燥部4へ移動する。この乾燥部4は、乾燥用に加熱した空気により、シートSに着弾した反応液やインクを完全に乾燥させる乾燥処理を実行する。そして、乾燥処理を受けたシートSは、シートSの間欠搬送に伴って巻取部5に到達し、ロールR2として巻き取られる。
以上が、印刷システム100が備える機械的構成の概要である。続いて、上述した図1に図3を加えて、図1の印刷システム100が備える電気的構成について詳述する。ここで、図3は図1の印刷装置が備える電気的構成を模式的に示すブロック図である。
上述したとおり、印刷システム100は、プリンター300を制御するホスト装置200を備える。このホスト装置200は、例えばパーソナルコンピューターにより構成されており、プリンター300の動作を制御するプリンタードライバー210を備える。ちなみに、プリンタードライバー210は、ホスト装置200が備えるCPU(Central Processing Unit)がプリンタードライバー210用のプログラムを実行することで構築される。さらに、ホスト装置200は、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard disk Drive)等で構成された記憶部220と、プリンター300との通信機能を司る通信制御部230とを備える。
また、ホスト装置200は、作業者とのインターフェースとして、液晶ディスプレイ等で構成されるモニター240と、キーボードやマウス等で構成される入力機器250とを備える。ちなみに、モニター240および入力機器250は、タッチパネル式のディスプレイにより一体的に構成されても良い。モニター240には、印刷対象の画像の他にメニュー画面が表示されている。したがって、作業者は、モニター240を確認しつつ入力機器250を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、シートSの種類、シートSのサイズ、印刷品質、版数等の各種の印刷条件を設定することができる。
プリンタードライバー210は主制御部211を有し、主制御部211がモニター240の表示や、入力機器250からの入力の処理を制御する。具体的には、主制御部211は、メニュー画面や印刷設定画面等の各種画面をモニター240に表示させるともに、各種画面において入力機器250から入力された内容に応じた処理を行う。これにより、主制御部211は、作業者からの入力に応じてプリンター300を制御するために必要な制御信号を生成する。
さらに、プリンタードライバー210は、外部装置から受信した画像データに対して画像処理を実行する画像処理部213を有する。画像処理部213は記録ヘッド35を画像データに応じて駆動するために必要となる印刷データを生成する。具体的には、画像処理部213は、この画像データに対して色変換処理およびハーフトーン処理を実行する。つまり、外部装置から受信した画像データは、レッド、グリーン、ブルーの3つの色成分で構成され、各画素の画素値を多階調(例えば256階調)で表す。そこで、画像処理部213は、プリンター300で印刷可能な複数の色成分(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)にレッド、グリーン、ブルーの色成分を変換する色変換処理を画像データに実行する。そして、画像処理部213は、色変換処理後の画像データに対してディザマトリックスを用いたハーフトーン処理を実行する。このハーフトーン処理によって、各画素の画素値を多階調で表わす画像データが、各画素へのインクドットの吐出の有無を示す二値データである印刷データに変換される。
通信制御部230
そして、主制御部211で生成された制御信号や、画像処理部213で生成された印刷データは通信制御部230を介して、プリンター300の本体ケース1内に設けられたプリンター制御部400に転送される。この通信制御部230は、プリンター制御部400との間で双方向のシリアル通信が可能となっており、プリンター制御部400に制御信号や印刷データを転送するとともに、その応答信号をプリンター制御部400から受信して主制御部211に送信する。
このプリンター制御部400は、記憶部410と、ヘッドコントローラー420と、メカコントローラー430とを備える。記憶部410はHDD等で構成されており、印刷処理の実行に必要なプログラムや、ホスト装置200から送信されてきた制御信号および印刷データを記憶する。
ヘッドコントローラー420は、プリンタードライバー210から送信されてきた制御信号や印刷データに基づいて、記録ヘッド34、35を制御する。具体的には、ヘッドコントローラー420は、記録ヘッド34からシートSに吐出される単位面積当たりの反応液の量、すなわちデューティーを制御することで、シートSの所定の位置に適量の反応液を着弾させる。また、ヘッドコントローラー420は、記録ヘッド35からのインクの吐出を印刷データに基づき制御することで、印刷データが示す位置へインクを着弾させる。
この際、記録ヘッド34、35からの吐出タイミングは、キャリッジ32のX軸方向への移動に基づいて制御される。つまり、印刷室3内には、キャリッジ32のX軸方向の位置を検出するリニアエンコーダーE32が設けられている。そして、ヘッドコントローラー420は、リニアエンコーダーE32の出力を参照することで、キャリッジ32のX軸方向への移動に応じたタイミングで、記録ヘッド34、35から反応液やインクを吐出させる。
一方、メカコントローラー430は、シートSの間欠搬送やキャリッジ32の駆動を主に制御する。具体的には、メカコントローラー430は、繰出部2、ローラー71〜77および巻取部5で構成されるシート搬送系を駆動する搬送モーターMsを制御して、シートSの間欠搬送を実行する。また、メカコントローラー430は、X軸モーターMxを制御することで、主走査のためのX軸方向への移動をキャリッジ32に実行させるとともに、Y軸モーターMyを制御することで、副走査のためのY軸方向への移動をキャリッジ32に実行させる。
さらに、メカコントローラー430は、印刷処理のための上記制御のほかに種々の制御を実行できる。例えばメカコントローラー430は、プラテン30上面の温度を検出する温度センサーS30の出力に基づいてヒーター39をフィードバック制御したり、乾燥部4の内部の温度を検出する温度センサーS4の出力に基づいて乾燥部4をフィードバック制御したりといった温度制御を実行する。
以上が、図1の印刷システムが備える電気的構成の概要である。上述のとおり、プリンター300で実行される印刷処理では、記録ヘッド34から反応液をシートSの表面に吐出してから、記録ヘッド35からインクをシートSの表面に吐出することで、インクの色材を反応液の作用によりを凝集させてシートSの表面に定着させる。このような印刷処理では、シートSのある範囲に反応液が着弾してからインクが当該範囲に着弾するまでにはタイムラグが生じる。そして、このタイムラグの間に、シートSの表面に着弾した反応液がシートSの内部に浸透する。この際、インクをシートSの表面に吐出する際に十分な量の反応液がシートSの表面に残留するように、印刷処理を制御することが求められる。続いては、この点について説明する。
図4、図5、図6および図7は第1実施形態の印刷処理で実行される動作を模式的に示す図である。ここでは、反応液用の3個の記録ヘッド34を区別するために異なる符号34a〜34cが付されるとともに、インク用の4個の記録ヘッド35を区別するために異なる符号35a〜35dが付されている。上述のとおり、印刷処理では、記録ユニット31はX軸方向(主走査方向)に往復移動しつつ往路および復路のそれぞれで主走査を行う。これに対して、図4および図5では、記録ユニット31が往路方向Dv1に速度Vで移動しつつ主走査を実行する往路印刷動作が示されており、図6および図7では、記録ユニット31が往路方向Dv1の反対方向である復路方向Dv2に速度Vで移動しつつ主走査を実行する復路印刷動作が示されている。
図4および図5に示すように、記録ヘッド34a、34c、34bが往路方向Dv1の下流側からこの順で並ぶ。そして、2個の記録ヘッド34a、34cの間で2個の記録ヘッド35a、35bが往路方向Dv1の下流側からこの順で並び、2個の記録ヘッド34c、34bの間で2個の記録ヘッド35c、35dが往路方向Dv1の下流側からこの順で並ぶ。こうして、記録ヘッド34a、35a、35b、34c、35c、35d、34bは、往路方向Dv1の下流側からこの順番で、往路方向Dv1に沿って等ピッチPで並ぶ。そして、往路印刷動作では、記録ヘッド35a〜35dのそれぞれがインクを吐出するとともに、往路方向Dv1において記録ヘッド35a〜35dのうち最下流の記録ヘッド35aのさらに下流側に配置された記録ヘッド34aと、隣り合う2個の記録ヘッド35b、35cの間に配置された記録ヘッド34cとが反応液を吐出する。
特にここでは、シートSの所定範囲Aに反応液およびインクを吐出する例について説明する。時刻T11において、往路方向Dv1の先頭(最下流)の記録ヘッド34aが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出する。続いて、記録ヘッド35a〜35dのうち、2個の記録ヘッド34a、34cの間に配置された2個の記録ヘッド35a、35bがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T12、T13)。これによって、記録ヘッド34aからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35a、35bから吐出されたインクの色材が凝集する。
この際、時刻T11でシートSの表面に付与された反応液は時間経過に伴ってシートSに浸透するため、シートSの表面に残留する反応液の量は、時間が時刻T11〜T13へと経過するのに伴って減少する。これに対応するため、時刻T14では、記録ヘッド34cが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出することで、シートSの表面に反応液を補う。なお、時刻T14において記録ヘッド34cが吐出する反応液のデューティーは、時刻T11で記録ヘッド34aが吐出する反応液のデューティーより低い。続いて、記録ヘッド35a〜35dのうち、2個の記録ヘッド34c、34bの間に配置された2個の記録ヘッド35c、35dがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T15、T16)。これによって、記録ヘッド34a、34cからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35c、35dから吐出されたインクの色材が凝集する。
こうして、往路印刷動作が完了すると、続いて復路印刷動作が同様の要領で実行される。つまり、図6および図7に示すように、記録ヘッド34b、35d、35c、34c、35b、35a、34aは、復路方向Dv2の下流側からこの順番で、復路方向Dv2に平行に等ピッチPで並ぶ。そして、復路印刷動作では、記録ヘッド35d〜35aのそれぞれがインクを吐出するとともに、復路方向Dv2において記録ヘッド35d〜35aのうち最下流の記録ヘッド35dのさらに下流側に配置された記録ヘッド34bと、隣り合う2個の記録ヘッド35c、35bの間に配置された記録ヘッド34cとが反応液を吐出する。
つまり、時刻T21において、復路方向Dv2の先頭(最下流)の記録ヘッド34bが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出する。続いて、記録ヘッド35d〜35aのうち、2個の記録ヘッド34b、34cの間に配置された2個の記録ヘッド35d、35cがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T22、T23)。これによって、記録ヘッド34bからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35d、35cから吐出されたインクの色材が凝集する。
この際、時刻T21でシートSの表面に付与された反応液は時間経過に伴ってシートSに浸透するため、シートSの表面に残留する反応液の量は、時間が時刻T21〜T23へと経過するのに伴って減少する。これに対応するため、時刻T24では、記録ヘッド34cが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出することで、シートSの表面に反応液を補う。なお、時刻T24において記録ヘッド34cが吐出する反応液のデューティーは、時刻T21で記録ヘッド34bが吐出する反応液のデューティーより低い。続いて、記録ヘッド35d〜35aのうち、2個の記録ヘッド34c、34aの間に配置された2個の記録ヘッド35b、35aがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T25、T26)。これによって、記録ヘッド34b、34cからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35b、35aから吐出されたインクの色材が凝集する。こうして、復路印刷動作が完了する。
以上に説明したように本実施形態では、4個の記録ヘッド35a〜35dと2個の記録ヘッド34a、34cがシートSに対して往路方向Dv1へ相対移動しつつ、インクおよび反応液をシートSに吐出する(往路印刷動作)。この際、4個の記録ヘッド35a〜35dは往路方向Dv1に並び、記録ヘッド34aはこれら記録ヘッド35a〜35dの往路方向Dv1の下流側に位置する。したがって、往路印刷動作においては、往路方向Dv1の先頭に位置する記録ヘッド34aが反応液を吐出した範囲Aに、複数の記録ヘッド35a〜35dがインクを順番に吐出する。そして、本実施形態では、シートSの表面の反応液の残量が往路印刷動作の実行中に減少するのに対応するために、隣り合う2個の記録ヘッド35b、35cの間に記録ヘッド34cが設けられている。これによって、記録ヘッド34aによる反応液の吐出の後に、記録ヘッド34cがシートSに反応液を追加的に吐出して、シートSの表面の反応液の量を補うことができる。その結果、各記録ヘッド35a〜35dからインクを吐出する際にシートSの表面の反応液の量が不足するのを抑制することが可能となっている。
また、4個の記録ヘッド35a〜35dの復路方向Dv2の下流側には、記録ヘッド34bが配置されている。そして、4個の記録ヘッド35d〜35aと2個の記録ヘッド34b、34cがシートSに対して復路方向Dv2へ相対移動しつつ、インクおよび反応液をシートSに吐出する(復路印刷動作)。かかる構成では、復路印刷動作において復路方向Dv2の先頭に位置する記録ヘッド34bが反応液を吐出した範囲Aに、4個の記録ヘッド35d〜35aがインクを順番に吐出する。この際、記録ヘッド34cが設けられていることから、シートSの表面の反応液の残量が復路印刷動作の実行中に減少するのに対応可能となっている。つまり、記録ヘッド34bによる反応液の吐出の後に、記録ヘッド34cがシートSに反応液を追加的に吐出して、シートSの表面の反応液の量を補うことができる。その結果、各記録ヘッド35d〜35aからインクを吐出する際にシートSの表面の反応液の量が不足するのを抑制することが可能となっている。
また、往路印刷動作および復路印刷動作の各印刷動作では、記録ヘッド34a、34bドがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量よりも、記録ヘッド34cがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量が少ない。これによって、記録ヘッド34cによる反応液の追加によって記録媒体上の反応液が過剰となるのを抑制できる。
つまり、シートSの表面において反応液の量が過剰であると、シートSに着弾したインクの液滴の周りに反応液の膜が生じて、インクの液滴が十分に広がらず、画像に掠れが生じる場合がある。これに対して、記録ヘッド34cから吐出する反応液のデューティーを上記のように設定することで、このような画像の掠れの発生を抑制することができる。この際、例えばデューティーを変化させつつ印刷した画像を目視で確認する実験を予め行い、この実験結果から求めた最適値にデューティーを設定しても良い。
また、記録ヘッド34a、34bと記録ヘッド34cとの間に、少なくとも2個の記録ヘッド35が位置する。かかる構成では、記録ヘッド34a、34bによる反応液の吐出からある程度時間が経過し、シートSの表面に残留する反応液が減少したタイミング(時刻T14、時刻T24)で、記録ヘッド34cにより反応液を追加することができる。
また、記録ヘッド34cより往路方向Dv1の上流側の記録ヘッド35c、35dの個数が、記録ヘッド34cより往路方向Dv1の下流側の記録ヘッド35a、35bの個数以下である(ここの例では等しい)。かかる構成では、往路印刷動作において、記録ヘッド34aによる反応液の吐出からある程度時間が経過し、シートSの表面に残留する反応液が減少したタイミング(時刻T14)で、記録ヘッド34cにより反応液を追加することができる。
同様に、記録ヘッド34cより復路方向Dv2の上流側の記録ヘッド35b、35aの個数が、記録ヘッド34cより復路方向Dv2の下流側の記録ヘッド35d、35cの個数以下である。かかる構成では、復路印刷動作において、記録ヘッド34bによる反応液の吐出からある程度時間が経過し、シートSの表面に残留する反応液が減少したタイミング(時刻T24)で、記録ヘッド34cにより反応液を追加することができる。
図8、図9、図10および図11は第2実施形態の印刷処理で実行される動作を模式的に示す図である。第2実施形態においても、複数の記録ヘッド35が互いに異なる色のインクを吐出するとともに記録ヘッド34が反応液を吐出する点で第1実施形態と共通する。ただし、第2実施形態では、インク用の記録ヘッド35が6色分(例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、レッド、グリーン)設けられ、反応液用の記録ヘッド34が4個設けられている点で第1実施形態と異なる。そこで、ここでは、第1実施形態との差異点を主に説明することとし、第1実施形態と共通する構成については相当符号を付して適宜説明を省略する。ただし、共通する構成を備えることで、同様の効果が奏されることは言うまでも無い。また、図8〜図11では、反応液用の4個の記録ヘッド34を区別するために異なる符号34a〜34dが付されるとともに、インク用の6個の記録ヘッド35を区別するために異なる符号35a〜35fが付されている。
上述のとおり、印刷処理では、記録ユニット31はX軸方向(主走査方向)に往復移動しつつ往路および復路のそれぞれで主走査を行う。これに対して、図8および図9では、記録ユニット31が往路方向Dv1に速度Vで移動しつつ主走査を実行する往路印刷動作が示されており、図10および図11では、記録ユニット31が往路方向Dv1の反対方向である復路方向Dv2に速度Vで移動しつつ主走査を実行する復路印刷動作が示されている。
図8および図9に示すように、記録ヘッド34a、34d、34c、34bが往路方向Dv1の下流側からこの順で並ぶ。そして、2個の記録ヘッド34a、34dの間で2個の記録ヘッド35a、35bが往路方向Dv1の下流側からこの順で並び、2個の記録ヘッド34d、34cの間で2個の記録ヘッド35c、35dが往路方向Dv1の下流側からこの順で並び、2個の記録ヘッド34c、34bの間で2個の記録ヘッド35e、35fが往路方向Dv1の下流側からこの順で並ぶ。こうして、記録ヘッド34a、35a、35b、34d、35c、35d、34c、35e、35f、34bは、往路方向Dv1の下流側からこの順番で、往路方向Dv1に沿って等ピッチPで並ぶ。そして、往路印刷動作では、記録ヘッド35a〜35fのそれぞれがインクを吐出するとともに、往路方向Dv1において記録ヘッド35a〜35fのうち最下流の記録ヘッド35aのさらに下流側に配置された記録ヘッド34aと、隣り合う2個の記録ヘッド35b、35cの間に配置された記録ヘッド34dと、隣り合う2個の記録ヘッド35d、35eの間に配置された記録ヘッド34cとが反応液を吐出する。
特にここでは、シートSの所定範囲Aに反応液およびインクを吐出する例について説明する。時刻T31において、往路方向Dv1の先頭(最下流)の記録ヘッド34aが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出する。続いて、記録ヘッド35a〜35fのうち、2個の記録ヘッド34a、34dの間に配置された2個の記録ヘッド35a、35bがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T32、T33)。これによって、記録ヘッド34aからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35a、35bから吐出されたインクの色材が凝集する。
時刻T34では、記録ヘッド34dが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出することで、シートSの表面に反応液を補う。なお、時刻T34において記録ヘッド34dが吐出する反応液のデューティーは、時刻T31で記録ヘッド34aが吐出する反応液のデューティーより低い。続いて、記録ヘッド35a〜35fのうち、2個の記録ヘッド34d、34cの間に配置された2個の記録ヘッド35c、35dがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T35、T36)。これによって、記録ヘッド34a、34dからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35c、35dから吐出されたインクの色材が凝集する。
時刻T37では、記録ヘッド34cが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出することで、シートSの表面に反応液を補う。なお、時刻T37において記録ヘッド34cが吐出する反応液のデューティーは、時刻T34で記録ヘッド34dが吐出する反応液のデューティーより低い。続いて、記録ヘッド35a〜35fのうち、2個の記録ヘッド34c、34bの間に配置された2個の記録ヘッド35e、35fがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T38、T39)。これによって、記録ヘッド34a、34d、34cからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35e、35fから吐出されたインクの色材が凝集する。
こうして、往路印刷動作が完了すると、続いて復路印刷動作が同様の要領で実行される。つまり、図10および図11に示すように、記録ヘッド34b、35f、35e、34c、35d、35c、34d、35b、35a、34aは、復路方向Dv2の下流側からこの順番で、復路方向Dv2に沿って等ピッチPで並ぶ。そして、復路印刷動作では、記録ヘッド35f〜35aのそれぞれがインクを吐出するとともに、復路方向Dv2において記録ヘッド35f〜35aのうち最下流の記録ヘッド35fのさらに下流側に配置された記録ヘッド34bと、隣り合う2個の記録ヘッド35e、35dの間に配置された記録ヘッド34cと、隣り合う2個の記録ヘッド35c、35bの間に配置された記録ヘッド34dとが反応液を吐出する。
つまり、時刻T41において、復路方向Dv2の先頭(最下流)の記録ヘッド34bが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出する。続いて、記録ヘッド35f〜35aのうち、2個の記録ヘッド34b、34cの間に配置された2個の記録ヘッド35f、35eがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T42、T43)。これによって、記録ヘッド34bからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35f、35eから吐出されたインクの色材が凝集する。
時刻T44では、記録ヘッド34cが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出することで、シートSの表面に反応液を補う。なお、時刻T44において記録ヘッド34cが吐出する反応液のデューティーは、時刻T41で記録ヘッド34bが吐出する反応液のデューティーより低い。続いて、記録ヘッド35f〜35aのうち、2個の記録ヘッド34c、34dの間に配置された2個の記録ヘッド35d、35cがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T45、T46)。これによって、記録ヘッド34b、34cからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35d、35cから吐出されたインクの色材が凝集する。
時刻T47では、記録ヘッド34dが範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出することで、シートSの表面に反応液を補う。なお、時刻T47において記録ヘッド34dが吐出する反応液のデューティーは、時刻T44で記録ヘッド34cが吐出する反応液のデューティーより低い。続いて、記録ヘッド35f〜35aのうち、2個の記録ヘッド34d、34aの間に配置された2個の記録ヘッド35b、35aがこの順で範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する(時刻T48、T49)。これによって、記録ヘッド34b、34c、34dからシートSに吐出された反応液によって、記録ヘッド35b、35aから吐出されたインクの色材が凝集する。
以上に説明したように本実施形態では、6個の記録ヘッド35a〜35fと3個の記録ヘッド34a、34d、34cがシートSに対して往路方向Dv1へ相対移動しつつ、インクおよび反応液をシートSに吐出する(往路印刷動作)。この際、6個の記録ヘッド35a〜35fは往路方向Dv1に並び、記録ヘッド34aはこれら記録ヘッド35a〜35fの往路方向Dv1の下流側に位置する。したがって、往路印刷動作においては、往路方向Dv1の先頭に位置する記録ヘッド34aが反応液を吐出した範囲Aに、複数の記録ヘッド35a〜35fがインクを順番に吐出する。そして、本実施形態では、シートSの表面の反応液の残量が往路印刷動作の実行中に減少するのに対応するために、隣り合う2個の記録ヘッド35b、35cの間に記録ヘッド34dが設けられ、隣り合う2個の記録ヘッド35d、35eの間に記録ヘッド34cが設けられている。これによって、記録ヘッド34aによる反応液の吐出の後に、記録ヘッド34d、34cがシートSに反応液を追加的に吐出して、シートSの表面の反応液の量を補うことができる。その結果、各記録ヘッド35a〜35fからインクを吐出する際にシートSの表面の反応液の量が不足するのを抑制することが可能となっている。
また、6個の記録ヘッド35a〜35fの復路方向Dv2の下流側には、記録ヘッド34bが配置されている。そして、6個の記録ヘッド35f〜35aと3個の記録ヘッド34b、34c、34dがシートSに対して復路方向Dv2へ相対移動しつつ、インクおよび反応液をシートSに吐出する(復路印刷動作)。かかる構成では、復路印刷動作において復路方向Dv2の先頭に位置する記録ヘッド34bが反応液を吐出した範囲Aに、6個の記録ヘッド35f〜35aがインクを順番に吐出する。この際、記録ヘッド34c、34dが設けられていることから、シートSの表面の反応液の残量が復路印刷動作の実行中に減少するのに対応可能となっている。つまり、記録ヘッド34bによる反応液の吐出の後に、記録ヘッド34c、34dがシートSに反応液を追加的に吐出して、シートSの表面の反応液の量を補うことができる。その結果、各記録ヘッド35f〜35aからインクを吐出する際にシートSの表面の反応液の量が不足するのを抑制することが可能となっている。
つまり、両端の反応液用の記録ヘッド34a、34bの間に、さらに反応液用の記録ヘッド34c、34dが設けられており、これら記録ヘッド34c、34dが往路印刷動作および復路印刷動作のそれぞれにおいて反応液を吐出する。これによって、記録ヘッド35a〜35fのそれぞれからインクを吐出する際にシートSの表面の反応液の量が不足するのをより確実に抑制可能となっている。
また、往路印刷動作においては、記録ヘッド34dがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量は、記録ヘッド34aがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量より少なく、記録ヘッド34cがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量は、記録ヘッド34dがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ない。また、復路印刷動作においては、記録ヘッド34cがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量は、記録ヘッド34bがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量より少なく、記録ヘッド34dがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量は、記録ヘッド34cがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ない。これによって、往路印刷動作および復路印刷動作のそれぞれにおいて、記録ヘッド34c、34dからの反応液の追加によってシートSの表面の反応液が過剰となるのを抑制できる。
また、記録ヘッド34cがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量は、復路印刷動作よりも往路印刷動作において少なく、記録ヘッド34dがシートSに吐出する単位面積当たりの反応液の量は、往路印刷動作よりも復路印刷動作において少ない。これによって、往路印刷動作および復路印刷動作のそれぞれにおいて、記録ヘッド34c、34dからの反応液の追加によってシートSの表面の反応液が過剰となるのを抑制できる。
以上に説明したように、上記実施形態では、プリンター300が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、記録ユニット31が本発明の「記録部」の一例に相当し、X軸モーターMxが本発明の「駆動部」の一例に相当し、プリンター制御部400が本発明の「制御部」の一例に相当し、シートSが本発明の「記録媒体」の一例に相当し、往路方向Dv1が本発明の「第1方向」の一例に相当し、復路方向Dv2が本発明の「第2方向」の一例に相当し、往路印刷動作が本発明の「第1動作」の一例に相当し、復路印刷動作が本発明の「第2動作」の一例に相当する。第1実施形態においては、記録ヘッド35a〜35dのそれぞれが本発明の「インクヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド34aが本発明の「第1反応液ヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド34cが本発明の「第2反応液ヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド34bが本発明の「第3反応液ヘッド」の一例に相当する。また、第2実施形態においては、記録ヘッド35a〜35fのそれぞれが本発明の「インクヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド34aが本発明の「第1反応液ヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド34cが本発明の「第2反応液ヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド35bが本発明の「第3反応液ヘッド」の一例に相当し、記録ヘッド34dが本発明の「第4反応液ヘッド」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、記録ユニット31の具体的構成を適宜変更しても良い。したがって、記録ヘッド35の個数は、上述の「4」あるいは「6」に限られず、変更することができ、記録ヘッド34の個数や配置箇所も適宜変更しても良い。
図12は記録ユニットの第1変形例を模式的に示す図である。図12の変形例では、両端に記録ヘッド34が位置するように、反応液用の記録ヘッド34とインク用の記録ヘッド35とが1個ずつ交互にX軸方向に並ぶ。そして、往路印刷動作においては、各記録ヘッド35がインクを吐出するとともに、往路方向Dv1の最上流の記録ヘッド34以外の各記録ヘッド34が反応液を吐出する。この際、往路方向Dv1の上流側の記録ヘッド34ほど低いデューティーで反応液を吐出する。また、復路印刷動作においては、各記録ヘッド35がインクを吐出するとともに、復路方向Dv2の最上流の記録ヘッド34以外の各記録ヘッド34が反応液を吐出する。この際、復路方向Dv2の上流側の記録ヘッド34ほど低いデューティーで反応液を吐出する。
あるいは、図12の変形例では、各記録ヘッド34は互いに同じデューティーで反応液を吐出しても良い。この際、往路印刷動作においては、各記録ヘッド34は、往路方向Dv1の上流側で隣り合う記録ヘッド35が吐出するインクの色材を凝集させるのに要する量の反応液を吐出すれば良く、復路印刷動作においては、各記録ヘッド34は復路方向Dv2の上流側で隣り合う記録ヘッド35が吐出するインクの色材を凝集させるのに要する量の反応液を吐出すれば良い。
図13は記録ユニットの第2変形例を部分的に示す底面図である。図13の変形例では、X軸方向の両端の記録ヘッド34に対して、中央の記録ヘッド34がY軸方向にずれ量Δだけずれている。したがって、中央の記録ヘッド34からシートSに吐出された反応液の着弾位置は、両端の記録ヘッド34からシートSに吐出された反応液の着弾位置に対してずれ量ΔだけY軸方向(第3方向)にずれる。かかる構成では、シートSの表面に対して比較的均一に反応液を吐出することが可能となっている。
この際、各記録ヘッド34においてノズルNがY軸方向に並ぶピッチの半分にずれ量Δを設定すると良い。これによって、両端の記録ヘッド34により吐出されてシートSの表面でY軸方向に並ぶ複数の液滴の間に、中央の記録ヘッド34から吐出された液滴を着弾させることができ、より均一に反応液を吐出することが可能となる。
なお、中央の記録ヘッド34が吐出した反応液の着弾位置と、両端の記録ヘッド34が吐出した反応液のとの着弾位置とを、Y軸方向ではなく、X軸方向にずらすこともできる。具体的には、ヘッドコントローラー420が、中央の記録ヘッド34が反応液を吐出するタイミングと、端の記録ヘッド34が反応液を吐出するタイミングとを制御することで、各記録ヘッド34からの反応液の着弾位置をX軸方向に異ならせる。これによって、シートSに対して比較的均一に反応液を吐出することができる。
また、例えば第1実施形態に記載の構成において、記録ヘッド34cの位置を2個の記録ヘッド35c、35dの間に変更しても良い。かかる変形例では、記録ヘッド34cより往路方向Dv1の上流側の記録ヘッド35dの個数が、記録ヘッド34cより往路方向Dv1の下流側の記録ヘッド35a、35b、35cの個数未満である。したがって、往路印刷動作において、記録ヘッド34aによる反応液の吐出からある程度時間が経過し、シートSの表面に残留する反応液が減少したタイミングで、記録ヘッド34cにより反応液を追加することができる。
また、上記実施形態では、記録ヘッド34a、34bと記録ヘッド34cとは同一の組成の反応液を吐出するとの前提で説明を行った。しかしながら、記録ヘッド34a、34bが吐出する反応液の組成と、記録ヘッド34cが吐出する反応液の組成とを異ならせても良い。第1実施形態の構成を例に挙げて説明すると次の通りである。
具体的には、例えば反応液の中の金属イオンのモル濃度を異ならせても良い。第1実施形態を例に挙げると、記録ヘッド34a、34bからは、硝酸カルシウムを0.81mol/Lで含む反応液を吐出し、記録ヘッド34cからは、硝酸カルシウムを0.4mol/Lで含む反応液を吐出しても良い。この際、凝集できる色材(顔料分子)の量は金属イオンのモル濃度に比例することから、記録ヘッド34a、34bから吐出された反応液によって、より多くの色材が凝集されることとなる。
あるいは、反応液の中の金属イオンの種類を異ならせても良い。つまり、記録ヘッド34a、34bからは、硝酸カルシウムを0.81mol/Lで含む反応液を吐出し、記録ヘッド34cからは、硝酸マグネシウムを0.81mol/Lで含む反応液を吐出しても良い。この際、色材の反応性は、硝酸マグネシウムよりも硝酸カルシウムの方が高いことから、記録ヘッド34a、34bから吐出された反応液によって、より多くの色材が凝集されることとなる。
また、記録ヘッド34aが吐出する反応液と比べて、記録ヘッド34cが吐出する反応液が、記録ヘッド35c、35dから吐出されるインクに適した組成を有するように構成しても良い。この場合、インクに適した組成とは、当該インクの色材に対する反応性がより高い組成、換言すれば、より多くの色材を凝集できる組成である。具体的には、異なる組成の複数の反応液で記録ヘッド35c、35dから吐出されたインクの色材を凝集させる実験を行った結果により、この組成を予め決定することができる。かかる構成では、往路印刷動作において、記録ヘッド34cによる反応液の吐出の後に記録ヘッド35c、35dから吐出されたインクの色材をシートSに確実に定着させることができる。
ちなみに、反応液の組成に関するこれらの変形は、第2実施形態の構成に対しても同様に適用することができる。また、これらの変形を第1あるいは第2実施形態の構成に適用するにあたっては、往路印刷動作のみを行うようにプリンター300を構成しても良い。この場合、記録ヘッド34bは設けないようにしてもよい。
また、往路印刷動作のみを実行する構成において、例えば次のようにして、記録ヘッド34a、34cの配置やそれぞれから吐出する反応液の組成を構成しても良い。つまり、第1実施形態の構成において、記録ヘッド34aから硝酸カルシウムを0.81mol/Lで含む反応液を吐出し、記録ヘッド34cから硝酸カルシウムを0.4mol/Lで含む反応液を吐出するようにし、さらに記録ヘッド34cの配置を記録ヘッド35c、35dの間に変更する。そして、イエローは単色のムラが目立ちにくいことを勘案して、記録ヘッド35a、35b、35cからはそれぞれ黒、シアン、マゼンタのインクを吐出し、記録ヘッド35dからはイエローのインクを吐出するように構成しても良い。かかる構成では、往路印刷動作において、黒、シアン、マゼンタのインクの色材は、硝酸カルシウムの濃度が高い反応液により主に凝集され、イエローのインクの色材は、硝酸カルシウムの濃度が低い反応液により主に凝集される。
また、複数の記録ヘッド34から何色のインクを吐出するかについても適宜変更が可能である。そこで、記録ヘッド34cより往路方向Dv1の上流側に位置する記録ヘッド35から黒色のインクを吐出しても良い。かかる構成では、記録ヘッド34cにより反応液が補われたシートSに対して黒色のインクを吐出して、黒色の色材をシートSに確実に定着させることができる。ちなみに、この変形例を第1あるいは第2実施形態の構成に適用するにあたっては、往路印刷動作のみを行うようにプリンター300を構成しても良い。
また、上記実施形態では、シートSを停止させた状態で、記録ヘッド34および記録ヘッド35を移動速度Vに移動させていた。しかしながら、例えば特開2015−134460号公報に記載のように、反応液を吐出するヘッドおよびインクを吐出するヘッドを固定しつつ記録媒体を搬送するようにプリンター300を構成することもできる。
300…プリンター、31…記録ユニット、32…キャリッジ、33…支持板、34、34a〜34d…(反応液用の)記録ヘッド、35、35a〜35f…(インク用の)記録ヘッド、400…プリンター制御部、Mx…X軸モーター、S…シート、Dv1…往路方向、Dv2…復路方向、X…X軸方向、Y…Y軸方向、Z…Z軸方向、N…ノズル

Claims (12)

  1. 反応液によって凝集する色材を含むインクを記録媒体に吐出する複数のインクヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第1反応液ヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第2反応液ヘッドとを有する記録部と、
    前記記録部を前記記録媒体に対して相対的に駆動可能な駆動部と、
    前記駆動部により前記記録部を前記記録媒体に対して第1方向へ相対移動させつつ、前記複数のインクヘッドにインクを吐出させ、前記第1反応液ヘッドおよび前記第2反応液ヘッドに反応液を吐出させる第1動作を実行可能である制御部と
    を備え、
    前記複数のインクヘッドは、前記第1方向へ並び、
    前記第1反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうち前記第1方向の最下流の前記インクヘッドより前記第1方向の下流側に位置し、
    前記第2反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうち2個の前記インクヘッドの間に位置し、
    前記第1動作において、前記第1反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量よりも、前記第2反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量が少ない印刷装置。
  2. 前記第1反応液ヘッドと前記第2反応液ヘッドとの間に、少なくとも2個の前記インクヘッドが位置する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第2反応液ヘッドより前記第1方向の上流側の前記インクヘッドの個数が、前記第2反応液ヘッドより前記第1方向の下流側の前記インクヘッドの個数以下である請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 黒色のインクを吐出する前記インクヘッドが前記第2反応液ヘッドより前記第1方向の上流側に位置する請求項1ないしのいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 反応液によって凝集する色材を含むインクを記録媒体に吐出する複数のインクヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第1反応液ヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第2反応液ヘッドとを有する記録部と、
    前記記録部を前記記録媒体に対して相対的に駆動可能な駆動部と、
    前記駆動部により前記記録部を前記記録媒体に対して第1方向へ相対移動させつつ、前記複数のインクヘッドにインクを吐出させ、前記第1反応液ヘッドおよび前記第2反応液ヘッドに反応液を吐出させる第1動作を実行可能である制御部と
    を備え、
    前記複数のインクヘッドは、前記第1方向へ並び、
    前記第1反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうち前記第1方向の最下流の前記インクヘッドより前記第1方向の下流側に位置し、
    前記第2反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうちの1つである第1インクヘッドと前記複数のインクヘッドのうちの1つである第2インクヘッドとの間に、前記第1方向において前記第1インクヘッド、前記第2反応液ヘッド、前記第2インクヘッドの順に配置されており、
    前記第2反応液ヘッドは、前記第1反応液ヘッドが吐出する反応液と比べて、前記第2反応液ヘッドより前記第1方向の上流側の前記インクヘッドが吐出するインクに適した反応液を吐出する印刷装置。
  6. 反応液によって凝集する色材を含むインクを記録媒体に吐出する複数のインクヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第1反応液ヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第2反応液ヘッドと、反応液を前記記録媒体に吐出する第3反応液ヘッドとを有する記録部と、
    前記記録部を前記記録媒体に対して相対的に駆動可能な駆動部と、
    前記駆動部により前記記録部を前記記録媒体に対して第1方向へ相対移動させつつ、前記複数のインクヘッドにインクを吐出させ、前記第1反応液ヘッドおよび前記第2反応液ヘッドに反応液を吐出させる第1動作と、
    前記駆動部により前記記録部を前記記録媒体に対して前記第1方向の反対方向である第2方向へ相対移動させつつ、前記複数のインクヘッドにインクを吐出させ、前記第3反応液ヘッドおよび前記第2反応液ヘッドに反応液を吐出させる第2動作と、
    を実行可能である制御部と
    を備え、
    前記複数のインクヘッドは、前記第1方向へ並び、
    前記第1反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうち前記第1方向の最下流の前記インクヘッドより前記第1方向の下流側に位置し、
    前記第3反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうち前記第1方向の最上流の前記インクヘッドより前記第1方向の上流側に位置し、
    前記第2反応液ヘッドは、前記複数のインクヘッドのうちの1つである第1インクヘッドと前記複数のインクヘッドのうちの1つである第2インクヘッドとの間に、前記第1方向において前記第1インクヘッド、前記第2反応液ヘッド、前記第2インクヘッドの順に配置されている印刷装置。
  7. 前記記録部は、前記第2反応液ヘッドより前記第2方向の上流側の2個の前記インクヘッドの間に位置する第4反応液ヘッドを有し、
    前記制御部は、前記第1動作および前記第2動作において前記第4反応液ヘッドに反応液を吐出させる請求項に記載の印刷装置。
  8. 前記第1動作においては、前記第4反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、前記第1反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ないとともに、前記第2反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、前記第4反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少なく、
    前記第2動作においては、前記第2反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、前記第3反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ないとともに、前記第4反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、前記第2反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量より少ない請求項に記載の印刷装置。
  9. 前記第2反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、前記第2動作よりも前記第1動作において少なく、
    前記第4反応液ヘッドが前記記録媒体に吐出する単位面積当たりの反応液の量は、前記第1動作よりも前記第2動作において少ない請求項またはに記載の印刷装置。
  10. 前記第1反応液ヘッドが吐出した反応液が前記記録媒体に着弾する位置と、前記第2反応液ヘッドが吐出した反応液が前記記録媒体に着弾する位置とが異なる請求項1ないしのいずれか一項に記載の印刷装置。
  11. 前記第1方向に交差する第3方向に前記第1反応液ヘッドと前記第2反応ヘッドとがずれており、前記第1反応液ヘッドが吐出した反応液が前記記録媒体に着弾する位置と、前記第2反応液ヘッドが吐出した反応液が前記記録媒体に着弾する位置とが前記第3方向に異なる請求項10に記載の印刷装置。
  12. 前記制御部が、前記第1反応液ヘッドが反応液を吐出するタイミングおよび前記第2反応液ヘッドが反応液を吐出するタイミングを制御することで、前記第1反応液ヘッドが吐出した反応液が前記記録媒体に着弾する位置と、前記第2反応液ヘッドが吐出した反応液が前記記録媒体に着弾する位置とを前記第1方向に異ならせる請求項10または11に記載の印刷装置。
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