JP6003132B2 - 画像記録装置、画像記録方法 - Google Patents

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Description

この発明は、記録媒体を間欠的に搬送しつつ停止中の記録媒体に液体を噴射することで画像を記録する技術に関し、特に記録媒体への液体噴射に先立って記録媒体に表面改質処理を実行する技術に関する。
特許文献1には、プラテン上に支持される記録媒体に対して、記録ヘッドがインクを噴射して、記録媒体に画像を印刷する画像記録装置が記載されている。特にこの画像記録装置では、記録媒体はプラテン上に間欠的に搬送され、記録ヘッドはプラテン上で停止中の記録媒体に画像を記録する。こうして、プラテン上に順次搬送される記録媒体に、記録ヘッドがインクを噴射して画像を記録する。
特開2011−194797号公報
ところで、インクのような液体を記録媒体に噴射して画像を記録する上記装置では、液体を記録媒体にしっかりと定着させることが重要となる。そこで、コロナ処理機のような表面改質機を用いて、記録媒体に表面改質処理を実行することが考えられる。具体的には、記録媒体の搬送経路において記録ヘッドの上流側に表面改質機を配置し、記録媒体の搬送に伴って表面改質機の前を通過する記録媒体に対して、表面改質処理を実行すれば良い。これによって、表面改質処理の施された記録媒体を記録ヘッドに対して供給して、記録ヘッドが噴射する液体の記録媒体への定着性を高めることができる。
しかしながら、表面改質機が表面改質処理を行う対象である記録媒体は、上述のように間欠搬送される。したがって、表面改質機は、その前を間欠的に通過する記録媒体に対して表面改質処理を実行する必要がある。この際、記録媒体の通過が開始されると、直ちに表面改質処理を始動できることが理想的であるが、実際には、記録媒体の通過が開始してから表面改質処理が始動するまでには時間差が生じる。
このような時間差が大きいと、表面改質処理が施されないままに記録媒体が表面改質機の前を通過して、表面改質処理の不足する領域が記録媒体において長大に発生するおそれがある。このような場合、表面改質処理の不足領域を外して画像を記録すれば、この不足領域分だけ記録媒体が無駄に消費され、表面改質処理の不足領域に画像を記録すれば、この不足領域とそれ以外の領域の間で画像ムラが発生するおそれがある。そのため、いずれにしても、表面改質処理の不足領域は少なく抑えることが好適となる。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、記録媒体を間欠搬送しつつ停止中の記録媒体に液体を噴射して画像を記録する技術において、記録媒体に表面改質処理を施すにあたり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることを可能とする技術の提供を目的とする。
この発明にかかる画像記録装置は、上記目的を達成するために、搬送経路に沿って搬送される記録媒体を支持する支持部材と、支持部材の上で停止中の記録媒体に液体を噴射して画像を記録する記録ヘッドと、搬送経路において支持部材より上流側の処理位置で記録媒体の表面を改質する表面改質処理を、処理実行信号を受けて実行する表面改質機と、搬送経路の上流側から支持部材へ記録媒体を間欠搬送するとともに、搬送経路の上流側から処理位置へ記録媒体を送り出すことで記録媒体を処理位置に所定の通過速度で間欠的に通過させる搬送部と、記録媒体が処理位置を通過速度で通過しはじめてから停止するまでの通過期間、処理実行信号を表面改質機に与える制御部とを備え、制御部は、記録媒体が処理位置の通過を停止してから処理位置の通過速度での通過を開始するまでの待機期間のうちの所定時間、処理実行信号を表面改質機に与えることを特徴としている。
この発明にかかる画像記録方法は、上記目的を達成するために、搬送経路に沿って記録媒体を搬送しつつ、支持部材の上で停止中の記録媒体に液体を噴射して画像を記録する画像記録方法において、処理実行信号を受けて表面改質処理を実行する表面改質機を用いて、搬送経路において支持部材より上流側の処理位置で記録媒体に表面改質処理を実行する表面改質工程と、搬送経路の上流側から支持部材へ記録媒体を間欠搬送するとともに、搬送経路の上流側から処理位置へ記録媒体を送り出すことで記録媒体を処理位置に所定の通過速度で間欠的に通過させる搬送工程とを備え、記録媒体が処理位置を搬送速度で通過しはじめてから停止するまでの通過期間、処理実行信号を表面改質機に与えるとともに、記録媒体が処理位置の通過を停止してから処理位置の搬送速度での通過を開始するまでの待機期間のうちの所定時間、処理実行信号を表面改質機に与えることを特徴としている。
このように構成された発明(画像記録装置および画像記録方法)は、搬送経路に沿って記録媒体を支持部材に間欠的に搬送しつつ、支持部材の上で停止中の記録媒体に液体を噴射して画像を記録する。また、処理実行信号に応じて表面改質処理を実行する表面改質機が設けられており、搬送経路において支持部材より上流側の処理位置で記録媒体に表面改質処理が実行可能となっている。そこで、この発明は、記録媒体を処理位置に所定の通過速度で通過させつつ、表面改質機に処理実行信号を適宜与えることで、記録媒体への表面改質処理を実行している。
具体的には、支持部材への記録媒体の間欠搬送に応じて、搬送経路の上流側から処理位置へ記録媒体が送り出されることで、記録媒体が処理位置を通過速度で間欠的に通過する。そして、記録媒体が通過速度で処理位置を通過しはじめてから停止するまでの通過期間、処理実行信号が表面改質機に与えられて、処理位置を通過する記録媒体に表面改質処理が実行される。この際、通過期間が開始して(すなわち、記録媒体が処理位置を通過速度で通過しはじめて)、直ちに表面改質機が表面改質処理を始動できない場合には、上述したような表面改質処理の不足した領域が多量に生じるおそれがあった。
これに対して、この発明では、記録媒体が処理位置の通過を停止してから処理位置の搬送速度での通過を開始するまでの待機期間(すなわち、通過期間が開始するまでの期間)のうちの所定時間、処理実行信号が表面改質機に与えられる。これにより、通過期間に先立って記録媒体への表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
この際、制御部は、待機期間が終了するまでの所定時間、処理実行信号を表面改質機に与えることで、待機期間から通過期間にかけて継続的に処理実行信号を表面改質機に与えるように画像記録装置を構成しても良い。このような構成では、通過期間の開始前から開始後にかけて継続して、表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることがより効果的に可能となる。
また、制御部は、待機期間において記録媒体が処理位置の通過を停止している所定時間、処理実行信号を表面改質機に与えるように画像記録装置を構成しても良い。つまり、待機期間において処理位置に停止している記録媒体の部分は、次の通過期間において表面改質処理が開始される部分あるいはその近傍に相当する。したがって、待機期間において処理位置に記録媒体が停止している所定時間に、処理開始信号を表面改質機に与えることで、次の通過期間において表面改質処理が開始される部分あるいはその近傍に対して予め表面改質処理を実行しておくことが可能となる。その結果、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
また、搬送部は、待機期間において加速期間をかけて記録媒体を通過速度まで加速させた後に、通過期間において記録媒体を処理位置に通過速度で通過させ、制御部は、加速期間が終了するまでの所定期間、処理実行信号を表面改質機に与えることで、待機期間から通過期間にかけて継続的に処理実行信号を表面改質機に与えるように画像記録装置を構成しても良い。このような構成では、通過期間の開始前から開始後にかけて継続して、表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることがより効果的に可能となる。
また、搬送部は、記録媒体を支持部材に間欠搬送する動作と、記録媒体を処理位置に間欠的に通過させる動作とを異なるタイミングで実行するように画像記録装置を構成しても良い。この際、搬送部は、支持部材への記録媒体の搬送を開始してから一定の間、記録媒体を処理位置に停止させた後に、記録媒体を処理位置に通過させるように画像記録装置を構成しても良い。
本発明を適用可能な印刷システムの一例を示す模式図。 記録ユニットの構成を部分的に示す平面図。 図1の印刷システムが備える電気的構成を模式的に示すブロック図。 第1実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャート。 第2実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャート。 第3実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャート。 第4実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャート。
第1実施形態
図1は、本発明を適用可能な印刷システムの一例を示す模式図である。なお、図1や以下の図面では必要に応じて、装置各部の配置関係を明確にするために、Z軸を鉛直軸とするXYZ直交座標が併記されている。以下の説明では、各座標軸(の矢印)が向く方向を正方向とし、その反対方向を負方向とし、Z軸の正側を上側とし、Z軸の負側を下側として適宜取り扱う。
印刷システム100は、パーソナルコンピューター等の外部装置から受信した画像データに基づいて印刷データを生成するホスト装置200と、ホスト装置200から受信した印刷データに基づいて画像を印刷するプリンター300とを備える。このプリンター300は、その両端がロール状に巻かれた長尺な1枚のシートS(ウェブ)をロール・トゥ・ロール方式で搬送しつつ、シートSに対してインクジェット方式を用いて画像を印刷(画像を形成)するものである。
図1に示すように、プリンター300は、略直方体形状を有する本体ケース1を備える。本体ケース1内部には、シートSを巻いたロールR1からシートSを繰り出す繰出部2と、繰り出されたシートSにインクを噴射して印刷を行う印刷室3と、インクが付着したシートSを乾燥させる乾燥部4と、乾燥後のシートSをロールR2として巻き取る巻取部5とが配置されている。
より詳しくは、本体ケース1内は、XY平面に平行に(すなわち水平に)配置された平板状の基台6によってZ軸方向へ上下に区画されており、基台6の上側が印刷室3となっている。印刷室3内の略中央部では、プラテン30が基台6の上面に固定されている。プラテン30は矩形状を有しており、XY平面に平行なその上面によって、シートSを下側から支持する。そして、記録ユニット31が、プラテン30上に支持されたシートSに対して印刷を行う。
一方、基台6の下側には、繰出部2、乾燥部4および巻取部5が配置されている。繰出部2は、プラテン30に対してX軸負方向の下側(図1の左斜め下)に配置されており、回転自在な繰出軸21を備えている。そして、この繰出軸21にシートSがロール状に巻きつけられて、ロールR1が支持されている。一方、巻取部5は、プラテン30に対してX軸正方向の下側(図1の右斜め下)に配置されており、回転自在な巻取軸51を備えている。そして、この巻取軸51にシートSがロール状に巻き取られて、ロールR2が支持されている。また、乾燥部4は、X軸方向における繰出部2と巻取部5との間で、プラテン30の直下に配置されている。なお、乾燥部4は、繰出部2および巻取部5に対してはやや上側にある。
そして、シートSは、繰出部2から巻取部5へ向かう搬送経路Pcに沿って搬送されて、印刷室3と乾燥部4とを順番に通過する。具体的には、繰出部2が備える繰出軸21から繰り出されたシートSは、ローラー70、71を経由して印刷室3内のローラー72、73へと案内される。ローラー70はシートSを裏面から巻き掛けつつ、後述するコロナ処理機8に対向する。一方、ローラー71は、Z軸方向に可動な可動ローラーである。
具体的には、この可動ローラー71は回転フレーム711の一端に回転自在に枢支されている。そして、この回転フレーム711が、その他端の回転軸C711を中心として回転自在に構成されている。その結果、可動ローラー71は回転フレーム711に伴って、回転軸C711を中心に回転自在となっている。そして、このように構成された可動ローラー71が、ローラー70とローラー72に張架されたシートSに対して、自重により上側から当接している。したがって、可動ローラー71は、シートSから受ける反作用に応じて鉛直方向に変位する。換言すれば、図1の実線および破線表記で例示するように、可動ローラー71は、ローラー71からローラー72までの領域Rb(バッファー領域Rb)におけるシートSの長さの変化に伴って変位しつつ、当該バッファー領域でシートSを巻きかけて、シートSに張力を与えるダンサーローラーとして機能する。
そして、シートSは、この可動ローラー71を経由して、印刷室3内へと案内される。この印刷室3の内部には、2本のローラー72、73がシートSのX軸正方向にこの順に並んでいる。そして、印刷室3内に案内されたシートSは、これら2本のローラー72、73へ巻き掛けられる。ローラー72、73は、プラテン30を挟むようにしてX軸方向にまっすぐ並んで(すなわち水平に)配置されており、それぞれの頂部がプラテン30の上面(シートSを支持する面)と同一の高さとなるように位置調整されている。したがって、ローラー72に巻き掛けられたシートSは、ローラー73に到るまでの間、プラテン30の上面に摺接しつつ水平(X軸方向)に移動する。そして、ローラー73に巻き掛けられたシートSは、下へと案内される。
ローラー73の下側(基台6より下側)には、2本のローラー74、75がX軸負方向にこの順に並んでいる。ローラー74とローラー75とに巻き掛けられたシートSは、両ローラー74、75の間においてX軸方向に平行に(すなわち水平に)案内される。また、ローラー74、75の間には乾燥部4が配置されている。したがって、ローラー74に巻き掛けられたシートSは、X軸負方向に向きを変えるとともに、ローラー75に到るまでの間に乾燥部4の内部を通過する。ローラー75の下側では、2本のローラー76、77がX軸正方向にこの順に並んでいる。そして、ローラー76に巻き掛けられたシートSは、X軸正方向に向きを変えてローラー77に到る。また、ローラー77に巻き掛けられたシートSは、ローラー77のX軸正方向に配置された巻取部5の巻取軸51に巻き取られる。
このように、繰出部2から繰り出されたシートSは、印刷室3や乾燥部4を通過して巻取部5に巻き取られる。そして、このシートSに対して、印刷室3での印刷処理や乾燥部4の乾燥処理等の各種処理が施される。
印刷室3での印刷処理は、プラテン30の上側に配置された記録ユニット31により実行される。この記録ユニット31は、印刷室3内のX軸負方向の端部(図1の左端部)に配置されたインクカートリッジCRから図示しないインク供給機構によって供給されたインクを、インクジェット方式によりシートSに噴射して印刷を行う。具体的には、この記録ユニット31は、キャリッジ32と、キャリッジ32の下面に取り付けられた平板状の支持板33と、支持板33の下面に取り付けられた複数の記録ヘッド34とを備える。
図2は、記録ユニットの構成を部分的に示す平面図である。図2に示すように、支持板33の下面では、15個の記録ヘッド34がY軸方向に等ピッチで2行千鳥で並んでいる。これらの記録ヘッド34は、ノズル35からインクを噴射するものであり、互いに同一の構成を備えている。そこで以下では、1つの記録ヘッド34で代表して、その構成の詳細について説明する。
記録ヘッド34の下面では、複数(例えば180個)のノズル35がY軸方向に等ピッチで直線状に並んで1つのノズル列35Lが構成されるとともに、複数のノズル列35LがX軸方向に等ピッチで並んでいる。記録ヘッド34の下面で並ぶ複数のノズル列35Lは、互いに異なるインク色に対応しており、例えば8色のインクを用いた場合は、8列のノズル列35Lが記録ヘッド34の下面に並ぶ。そして、同じノズル列35Lに属するノズル35は互いに同じ色のインクを噴射する一方、異なるノズル列35Lに属するノズル35は互いに異なる色のインクを噴射する。なお、ノズル35は、インクの詰まった微細管に取り付けられたピエゾ素子に電圧を印加して変形させることで、インクを管外に噴射するピエゾ方式によるものである。
図1に戻って説明を続ける。上述のように構成された記録ユニット31のキャリッジ32は、支持板33および記録ヘッド34と一体的に移動自在となっている。具体的には、印刷室3内には、X軸方向に延びる第1ガイドレール36が設けられており、キャリッジ32は、第1CRモーターMx(図3)の駆動力を受けると、第1ガイドレール36に沿ってX軸方向に移動する。さらに、印刷室3内には、Y軸方向に延びる第2ガイドレール(図示省略)が設けられており、キャリッジ32は、第2CRモーターMy(図3)の駆動力を受けると、第2ガイドレールに沿ってY軸方向に移動する。
そして、プラテン30の上面で停止するシートSに対して、記録ユニット31のキャリッジ32をXY面内で二次元的に移動させて、印刷が実行される。具体的には、記録ユニット31は、キャリッジ32をX軸方向(主走査方向)に移動させつつ記録ヘッド34の各ノズル35からシートSにインクを噴射する動作(主走査)を実行する。この主走査では、1つのノズルが噴射するインクにより形成されたX軸方向に延びる1ライン分の画像(ライン画像)が、Y軸方向に間隔を空けつつ複数並んで、二次元の画像が印刷される。そして、この主走査と、キャリッジ32をY軸方向(副走査方向)に移動させる副走査とが交互に実行されて、複数回の主走査が実行される(ラテラルスキャン方式)。
つまり、記録ユニット31は1回の主走査を完了すると、副走査を行なってキャリッジ32をY軸方向に移動させる。続いて、記録ユニット31は、この副走査によって移動した位置から、キャリッジ32をX軸方向(の先程の主走査とは反対向き)に移動させる。これによって、先程の主走査により既に形成された複数のライン画像それぞれの間に、新たな主走査によるライン画像が形成される。そして、これら主走査と副走査とが交互に実行される。つまり、このプリンター300では、キャリッジ32をX軸方向に移動させつつノズル35からインクを噴射して、複数のライン画像から成る中間生成画像を形成する動作(主走査)を、Y軸方向への位置を変えながら(副走査)、複数回数実行することで、中間生成画像を重ね合わせた画像が形成される。
このように、複数回の主走査を実行することで、1回の印刷が実行される。ここで、1回の主走査を「パス」と称することとし、複数回のパスにより実行される1回の印刷を「フレーム」と称することとする。また、1回のパスでシートSに形成される中間生成画像を「1パス画像」と称することとする。
このような主走査と副走査を交互に繰り返して行う理由は、解像度を向上させるためである。つまり、M回のパスを実行して、M個の1パス画像を重ね合わせることで、1パス画像のM倍の解像度を有する1フレーム分の画像を得ることが可能となる。そこで、記録ユニット31は、印刷すべき画像の解像度に応じた回数のパスを実行して1フレームの印刷を実行する。ちなみに、キャリッジ32は、X軸方向に往復移動可能である。そこで、記録ユニット31は、キャリッジ32の往路および復路のそれぞれでパスを実行することで、複数のパスを効率的に実行している。
上述のような1フレームの印刷は、シートSをX軸方向に間欠的に移動させながら繰り返し実行される。具体的には、プラテン30の上面のほぼ全域にわたる所定範囲が印刷領域となっている。そして、この印刷領域のX軸方向への長さに対応する距離(間欠搬送距離)を単位として、シートSをX軸方向へ間欠的に搬送するとともに、間欠搬送中にプラテン30の上面に停止するシートSに対して1フレームの印刷が行われる。具体的に言えば、プラテン30に停止するシートSに1フレームの印刷が終わると、シートSが間欠搬送距離だけX軸方向に搬送されて、シートSの未印刷の面がプラテン30に停止する。続いて、この未印刷面に新たに1フレームの印刷が実行され、これが完了すると、再びシートSが間欠搬送距離だけX軸方向に搬送される。そして、これら一連の動作が繰り返し実行される。
なお、間欠搬送中にプラテン30の上面に停止しているシートSを平坦に保つために、プラテン30は、その上面に停止しているシートSを吸引する機構を備える。具体的には、プラテン30の上面には、図示しない多数の吸引孔が開口するとともに、プラテン30の下面には、吸引部37が取り付けられている。そして、吸引部37が動作することで、プラテン30の上面の吸引孔に負圧が発生して、シートSがプラテン30の上面に吸引される。そして、吸引部37は、印刷のためにシートSがプラテン30上に停止している間は、シートSを吸引することで、シートSを平坦に保つ一方、印刷が終了すると、シートSの吸引を止めて、シートSのスムーズな搬送を可能とする。
さらに、プラテン30の下面には、ヒーター38が取り付けられている。このヒーター38は、プラテン30を所定温度(例えば45度)に加熱するものである。これにより、シートSは、記録ヘッド34から印刷処理を受けるのと並行して、プラテン30の熱によって1次乾燥されることとなる。そして、この1次乾燥により、シートSに着弾したインクの乾燥が促進される。
こうして、プラテン30の上面において、1フレームの印刷を受けるとともに1次乾燥されたシートSは、シートSの間欠搬送に伴って移動して乾燥部4へ到達する。この乾燥部4は、乾燥用に加熱した空気により、シートSに着弾したインクを完全に乾燥させる乾燥処理を実行する。そして、この乾燥処理を受けたシートSは、シートSの間欠搬送に伴って巻取部5に到達して、ロールR2として巻き取られる。
以上のようにして、記録ユニット31および乾燥部4によって、シートSに対して印刷・乾燥処理が施される。また、プリンター300は、上述した記録ユニット31や乾燥部4ほかに、コロナ処理機8やメンテナンスユニット9といった機能部を備える。続いて、これらの構成および動作の詳細について説明する。
コロナ処理機8は、搬送経路Pcにおいて繰出軸21のロールR1と可動ローラー71の間で、シートSを挟んでローラー70に対向して配置されている。このコロナ処理機8は、コロナ放電電極801と、コロナ放電電極801を覆う電極カバー802とを有する。一方、シートSを裏面から巻き掛けてコロナ処理機80に対向するローラー70は、接地されたアースローラーである。そして、シートSは、コロナ処理機80に対向する処理位置Ap(換言すれば、アースローラー821に巻き掛けられた位置)でコロナ処理を受ける。
つまり、放電バイアス発生部84(図3)からコロナ放電電極801に放電バイアスが印加されると、コロナ放電電極801とアースローラー821との間にコロナ放電が発生して、処理位置ApにあるシートSの表面にコロナ処理(表面改質処理)が実行される。こうして、コロナ放電によるエネルギーがシートS表面に与えられて、シートS表面が改質されて、シートSのインクに対する濡れ性が向上する。そして、かかるコロナ処理を受けたシートSがプラテン30に供給されて、記録ユニット31による印刷処理を受ける。なお、コロナ処理ユニット8の動作の詳細については後述する。
メンテナンスユニット9は、プラテン30からX軸負方向に外れた位置に設けられており、非印刷時にホームポジション(メンテナンスユニットの直上位置)に退避する記録ヘッド34に対してメンテナンスを行う。このメンテナンスユニット9は、15個の記録ヘッド34に対して一対一の対応関係で設けられた15個のキャップ91と、キャップ91を昇降する昇降部93とを有する。
このメンテナンスユニット9で実行されるメンテナンスとしては、キャッピング、クリーニングおよびワイピングがある。キャッピングは、昇降部93によりキャップ91を上昇させて、ホームポジションにある記録ヘッド34をキャップ91で覆う処理である。このキャッピングにより、記録ヘッド34が有するノズル35内でインクの粘性が増大するのを抑制することができる。また、クリーニングは、記録ヘッド34をキャッピングした状態で、キャップ91内に負圧を発生させることにより、ノズル35から強制的にインクを排出する処理である。このクリーニングにより、粘性が増大したインクやインク中の気泡等をノズル35から除去することができる。ワイピングは、記録ヘッド34においてノズル35の開口が並ぶ面(ノズル開口形成面)を、図示しないワイパーにより拭く処理である。このワイピングにより、記録ヘッド34のノズル開口形成面からインクを拭き取ることができる。
以上が、印刷システム100が備える装置構成の概要である。続いて、上述した図1に図3を加えて、図1の印刷システムが備える電気的構成について詳述する。ここで、図3は、図1の印刷システムが備える電気的構成を模式的に示すブロック図である。
上述したとおり、印刷システム100は、プリンター300のほか、これを制御するホスト装置200を備える。このホスト装置200は、例えばパーソナルコンピューターにより構成されており、プリンター300の動作を制御するプリンタードライバー210を内蔵するほか、プリンター300との通信機能を司る転送制御部220を備える。なお、プリンタードライバー210は、ホスト装置200の備えるCPU(Central Processing Unit)がプリンタードライバー210用のプログラムを実行することで構築される。
また、ホスト装置200は、プリンタードライバー用のプログラムが記憶されたメディア230にアクセスして、当該プログラムを読み出すメディア駆動部240を備える。このメディア230としては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の種々のメディアを用いることができる。
さらに、ホスト装置200は、作業者とのインターフェースとして、液晶ディスプレイ等で構成されるモニター250と、キーボードやマウス等で構成される操作部260とを備える。なお、タッチパネル式のディスプレイをモニター250として用いて、このモニター250のタッチパネルで操作部260を構成しても良い。モニター250には、印刷対象の画像のほかにメニュー画面が表示されている。したがって、作業者は、モニター250を確認しつつ操作部260を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、印刷媒体の種類、印刷媒体のサイズ、印刷品質、版数等の各種の印刷条件を設定することができる。
印刷媒体(すなわちシートS)の種類は、紙系とフィルム系に大別される。具体例を挙げると、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)、PP(polypropylene)等がある。印刷媒体のサイズとしては、シートSの幅(Y軸方向の幅)が設定される。印刷品質は、印刷する解像度に応じて用意された複数の印刷モードから1つの印刷モードを選択することで、設定することができる。例を挙げれば次のとおりである。つまり、上記プリンター300では、1フレームで実行されるパスの数を変えることで解像度を変化できる。そこで、1フレームで実行されるパスの数が異なる複数の印刷モードを用意しておき、印刷する解像度に応じたパス数の印刷モードを選択できるように構成すれば良い。これにより、選択した印刷モードのパス数に応じた解像度で印刷を実行することができる。なお、印刷モードに代えて解像度を直接入力することで、印刷品質を設定するように構成しても良い。版数は、印刷媒体の同一エリアに複数の版(画像)を重ねて印刷する際に設定されるものであり、具体的には、重ねて印刷する版の数が設定される。ちなみに、複数の版が設定されている場合は、モニター250に版毎の画像を表示することができる。
そして、プリンタードライバー210は、上述のような、モニター250の表示や、操作部260からの入力の処理を制御するホスト制御部211を備える。つまり、ホスト制御部211は、メニュー画面や印刷設定画面等の各種画面をモニター250表示させるともに、各種画面において操作部260から入力された内容に応じた処理を行う。これにより、ホスト制御部211は、作業者からの入力に応じてプリンター300を制御するために必要な制御信号を生成する。
また、プリンタードライバー210は、外部装置から受信した画像データに対して画像処理を施して、印刷データを生成する画像処理部213を備える。具体的には、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理等といった画像処理が実行される。
そして、ホスト制御部211で生成された制御信号や、画像処理部213で生成された印刷データは転送制御部220を介して、プリンター300の本体ケース1内に設けられたプリンター制御部400に転送される。この転送制御部220は、プリンター制御部400との間で双方向のシリアル通信が可能となっており、プリンター制御部400に制御信号や印刷データを転送するとともに、その応答信号をプリンター制御部400から受信してホスト制御部211に送信する。
プリンター制御部400は、ヘッドコントローラー410とメカコントローラー420とを備える。ヘッドコントローラー410は、プリンタードライバー210から送信されてきた印刷データに基づいて、記録ヘッド34を制御する機能を司る。具体的には、ヘッドコントローラー410は、記録ヘッド34のノズル35からのインク噴射を、印刷データに基づいて制御する。この際、ノズル35からインクを噴射するタイミングは、キャリッジ32のX軸方向への移動に基づいて制御される。つまり、印刷室3内には、キャリッジ32のX軸方向の位置を検出するリニアエンコーダーE32が設けられている。そして、ヘッドコントローラー410は、リニアエンコーダーE32の出力を参照することで、キャリッジ32のX軸方向への移動に応じたタイミングで、ノズル35からインクを噴射させる。
一方、メカコントローラー420は、シートSの間欠搬送やキャリッジ32の駆動を制御する機能を主として司る。具体的には、メカコントローラー420は、繰出部2、ローラー71〜77および巻取部5で構成されるシート搬送系を駆動する搬送モーターMsを、搬送モーターMsの回転を検出するエンコーダーEmcの出力に基づいて制御して、シートSの間欠搬送を実行する。また、メカコントローラー420は、第1CRモーターMxを制御することで、主走査のためのX軸方向への移動をキャリッジ32に実行させるとともに、第2CRモーターMxを制御することで、副走査のためのY軸方向への移動をキャリッジ32に実行させる。
そして、ヘッドコントローラー410とメカコントローラー420とが同期を取りつつ、これらの制御を適宜実行することで、間欠搬送されるシートSに対して、解像度に応じた回数のパスが実行されて、1フレーム分の印刷が実行される。これにより、所望の解像度を有する1フレーム分の画像がシートSに印刷される。
また、メカコントローラー420は、印刷処理のための上記制御のほかに種々の制御を実行できる。具体的には、メカコントローラー420は、電源スイッチSWのオン/オフを検出して、電源スイッチSWがオンした場合には、プリンター300の各部の起動処理を実行する。また、メカコントローラー420は、プラテン30上面の温度を検出する温度センサーS30の出力に基づいて、ヒーター38をフィードバック制御したり、乾燥部4の内部の温度を検出する温度センサーS4の出力に基づいて、乾燥部4をフィードバック制御したりといった温度制御を実行する。さらに、メカコントローラー420は、吸引部37を制御してプラテン30の吸引孔に発生する負圧を調整したり、メンテナンスユニット9を制御して所定のメンテナンスを実行したりといった各動作を実行可能である。特に、後に説明するように、この実施形態のメカコントローラー420は、放電バイアス発生部84を制御して、シートSへの表面改質処理を実行する。
以上が、図1の印刷システムが備える電気的構成の概要である。続いては、第1実施形態で実行される印刷動作の詳細について説明する。図4は、第1実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャートである。上述したとおり、プリンター300では、プラテン30の上面に間欠的にシートSを搬送しつつ、プラテン30の上面で停止中のシートSの表面に対して印刷が実行される。そこで、印刷動作においては、シートSの間欠搬送を制御するための搬送指令がメカコントローラー420から出力される。具体的には、図4に示す例では、時刻t1から所定の搬送期間Tcと、時刻t3から所定の搬送期間Tcは、搬送指令が出力される一方、これら以外の期間は、搬送指令が出力されない(図4の「搬送指令」のグラフ)。
搬送指令が出力される搬送期間Tcは、ローラー72(駆動ローラー)が正方向(図1の時計回り方向)に回転して、搬送経路Pcの上流側のバッファー領域Rbからプラテン30にシートSを搬送する。また、プラテン30へのシート搬送に応じて、繰出軸21も正方向(図1時計の時計回り方向)に回転して、搬送経路Pcの上流側からコロナ処理機80を介してバッファー領域RbにシートSを搬送する。これによって、バッファー領域Rbからプラテン30へ搬送されるシートSが、繰出軸21のロールR1からバッファー領域Rbに供給される。この際、バッファー領域Rbには一定量のシートSが搬送期間Tcに先立って蓄えられている(バッファーされている)ため、ロールR1からバッファー領域RbにシートSを搬送する速度Vpは、バッファー領域Rbからプラテン30へシートSを搬送する速度より低く設定することができる。そして、搬送指令の出力が停止されると、ローラー72はシートSの搬送を停止する一方、繰出軸21は所定期間TdだけシートSの搬送を継続して、バッファー領域Rbに所定量のシートSを蓄えた後に、シートSの搬送を停止する(時刻t2、t4)。
また、このようにして間欠搬送されるシートSは、コロナ処理機80の処理位置Apを間欠的に通過する(図4の「シート通過速度」のグラフ)。具体的には、図4に示す例では、時刻t1〜t2の間と時刻t3〜t4の間は、シートSが一定の速度Vpで処理位置Apを通過する一方、時刻t2〜t3の間は、シートSが処理位置Apにおいて停止している。つまり、通過期間Tp(時刻t1〜t2の間と時刻t3〜t4の間)は、シートSは搬送経路Pcの下流側へ向けて処理位置Apを速度Vpで通過する一方、待機期間Tw(時刻t2〜t3の間)は、シートSは処理位置Apで停止する(搬送工程)。
そして、メカコントローラー420は、シートSが処理位置Apを通過するタイミングに応じて、コロナ処理機80のオン・オフを制御する放電指令を放電バイアス発生部84に与える。具体的には、メカコントローラー420は、通過期間Tpが開始するより所定時間Teだけ前の時点から、当該通過期間Tpが終了する時点までを通じて、継続的に放電指令を放電バイアス発生部84に出力し、当該通過期間Tpの終了と同時に放電指令の出力を停止する。つまり、通過期間Tpの開始より所定時間Teだけ先立って出力された放電指令は、当該通過期間Tpの終了まで継続して出力される。そして、放電バイアス発生部84がこの放電指令に応じて出力する放電バイアスを受けて、コロナ処理機80がコロナ放電を実行する(表面改質工程)。
ちなみに、図4の「放電状況」のグラフに示すように、コロナ処理機80のコロナ放電は、放電指令の出力の開始から一定の遅延時間dを経てから放電を開始し、放電指令の出力の終了とともに終了する。このように、放電指令の出力開始からコロナ放電の立ち上がりまでには、時間差dが生じる。したがって、放電指令の出力開始から遅延時間dの間に処理位置Apを通過したシートSに対しては、表面改質処理が実行されない。換言すれば、コロナ放電の立ち上がりからシートSの通過期間Tpが終了するまでの間に処理位置Apを通過したシートSに対してのみ、表面改質処理(コロナ処理)が実行される(表面改質工程)。なお、ここでは、放電信号が出力されてから通過期間Tpが開始するまでの所定時間Teは、コロナ放電の立ち上がりに要する遅延時間d以上に設定されている。この際、コロナ放電の立ち上がりの遅延時間dは、実験的に予め求めることができる。具体的には、放電指令が発生してから、シートSの表面改質に必要なエネルギーの放電が開始するまでの期間を遅延時間dとして求めれば良い。
以上に説明したように、第1実施形態は、搬送経路Pcに沿ってシートSをプラテン30に間欠的に搬送しつつ、プラテン30の上で停止中のシートSにインクを噴射して画像を記録する。また、放電指令に応じて表面改質処理を実行するコロナ処理機80が設けられており、搬送経路Pcにおいてプラテン30より上流側の処理位置ApでシートSに表面改質処理が実行可能となっている。そこで、この実施形態は、シートSを処理位置Apに速度Vpで通過させつつ、コロナ処理機80に放電指令を適宜与えることで、シートSへの表面改質処理を実行している。
具体的には、プラテン30へのシートSの間欠搬送に応じて、搬送経路Pcの上流側から処理位置ApへシートSが送り出されることで、シートSが処理位置Apを速度Vpで間欠的に通過する。そして、シートSが速度Vpで処理位置Apを通過しはじめてから停止するまでの通過期間Tp、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられて、コロナ処理機80が処理位置Apを通過するシートSに表面改質処理を実行する。しかも、この実施形態では、シートSが処理位置Apの通過を停止してから処理位置Apの速度Vpでの通過を開始するまでの待機期間Tw(すなわち、通過期間Tpが開始するまでの期間)のうちの所定時間Te、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられる。これにより、通過期間Tpに先立ってシートSへの表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
特に、この実施形態では、待機期間Twが終了するまでの所定時間Te、放電信号が放電バイアス発生部84に与えられており、これによって、待機期間Twから通過期間Tpにかけて継続的に放電指令が放電バイアス発生部84に与えられている。このような構成では、通過期間Tpの開始前から開始後にかけて継続して、表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることがより効果的に可能となる。
第2実施形態
図5は、第2実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャートである。第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、放電指令が出力されるタイミングであるので、以下ではこの差異部分を中心に説明を行なうこととし、その他の部分については相当符号を付して説明を適宜省略する。なお、第1実施形態と共通する構成を具備することで、第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が奏されることは言うまでもない。
第2実施形態では、メカコントローラー420は、通過期間Tpの開始時点から、当該通過期間Tpの終了時点より所定時間Teだけ経過した時点までを通じて、継続的に放電指令を放電バイアス発生部84に出力する。つまり、通過期間Tpの開始と同時に出力された放電指令は、当該通過期間Tpの終了後から所定時間Teを経過する時点まで継続して出力される。そして、放電バイアス発生部84がこの放電指令に応じて出力する放電バイアスを受けて、コロナ処理機80がコロナ放電を実行する(表面改質工程)。なお、通過期間Tp終了後の所定時間Teでは、シートSは処理位置Apで停止している。つまり、この所定時間Teでは、処理位置Apで停止しているシートSに対してコロナ処理が実行される。
このように、第2実施形態においても、シートSが処理位置Apの通過を停止してから処理位置Apの速度Vpでの通過を開始するまでの待機期間Tw(すなわち、通過期間Tpが開始するまでの期間)のうちの所定時間Te、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられる。これにより、後に発生する通過期間Tpに先立ってシートSへの表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
特に、この実施形態では、待機期間TwにおいてシートSが処理位置Apで停止している所定時間Te、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられる。つまり、待機期間Twにおいて処理位置Apに停止しているシートSの部分は、次の通過期間Tpにおいて表面改質処理が開始される部分あるいはその近傍に相当する。したがって、待機期間Twにおいて処理位置ApにシートSが停止している所定時間Teに、放電指令をコロナ処理機80に与えることで、次の通過期間Tpにおいて表面改質処理が開始される部分あるいはその近傍に対して予め表面改質処理を実行しておくことが可能となる。その結果、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となっている。
第3実施形態
図6は、第3実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャートである。第3実施形態が上記実施形態と異なるのは、シートSが処理位置Apを通過するタイミングと放電指令が出力されるタイミングであるので、以下ではこの差異部分を中心に説明を行なうこととし、その他の部分については相当符号を付して説明を適宜省略する。なお、上記実施形態と共通する構成を具備することで、第3実施形態においても上記実施形態と同様の効果が奏されることは言うまでもない。
第3実施形態では、ローラー72がプラテン30へのシートSの搬送を開始した時点(つまり、搬送期間Tcの開始時点)から所定時間Te(>d)が経過するまでは、繰出軸21はシートSの搬送を開始しない。したがって、この間は、バッファー領域Rbに予め蓄えられていたシートSがプラテン30へと搬送される。そして、搬送期間Tcの開始から所定時間Teが経過してから、繰出軸21がシートSの搬送を開始して、シートSが処理位置Apを速度Vpで通過し始める(つまり、通過期間Tpが開始する)。続いて、搬送指令の出力が停止されると、ローラー72はシートSの搬送を停止する(つまり、搬送期間Tcが終了する)一方、繰出軸21は所定期間TdだけシートSの搬送を継続して、バッファー領域Rbに所定量のシートSを蓄えた後に、シートSの搬送を停止する(つまり、通過期間Tpが終了する)。
これに対して、放電信号の放電バイアス発生部84への出力は、ローラー72がプラテン30へのシート搬送を開始した時点(つまり、搬送期間Tcの開始時点t1、t3)から、繰出軸21が処理位置Apへのシート搬送を停止した時点(つまり、通過期間Tpの終了時点t2、t4)まで継続される。換言すれば、通過期間Tpの開始より所定時間Te先立って放電信号の出力が開始されるとともに、この放電信号の出力は当該通過期間Tpの終了まで継続される。そして、放電バイアス発生部84がこの放電指令に応じて出力する放電バイアスを受けて、コロナ処理機80がコロナ放電を実行する(表面改質工程)。
このように、第3実施形態においても、シートSが処理位置Apの通過を停止してから処理位置Apの速度Vpでの通過を開始するまでの待機期間Tw(すなわち、通過期間Tpが開始するまでの期間)のうちの所定時間Te、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられる。これにより、後に発生する通過期間Tpに先立ってシートSへの表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
第4実施形態
図7は、第4実施形態で実行される印刷動作の一例を示すタイミングチャートである。第4実施形態が上記実施形態と異なるのは、シートSが処理位置Apを通過するタイミングと放電指令が出力されるタイミングであるので、以下ではこの差異部分を中心に説明を行なうこととし、その他の部分については相当符号を付して説明を適宜省略する。なお、上記実施形態と共通する構成を具備することで、第4実施形態においても上記実施形態と同様の効果が奏されることは言うまでもない。
第4実施形態では、ローラー72がプラテン30へのシートSの搬送を開始した時点(つまり、搬送期間Tcの開始時点)から加速期間Taをかけて、繰出軸21はシートSの搬送速度を「0」から「Vp」まで加速する。そして、搬送期間Tcの開始から加速期間Taが経過してから、シートSが一定速度Vpでの処理位置Apの通過を開始する(つまり、通過期間Tpが開始される)。続いて、搬送指令の出力が停止されると、ローラー72はシートSの搬送を停止する(つまり、搬送期間Tcが終了する)一方、繰出軸21は所定期間TdだけシートSの搬送を継続して、バッファー領域Rbに所定量のシートSを蓄えた後に、シートSの搬送を停止する(つまり、通過期間Tpが終了する)。
これに対して、放電信号の放電バイアス発生部84への出力は、通過期間Tpが開始するより所定時間Te(>d)だけ前の時点から、当該通過期間Tpが終了する時点までを通じて、継続的に放電指令を放電バイアス発生部84に出力し、当該通過期間Tpの終了と同時に放電指令の出力を停止する。つまり、通過期間Tpの開始より所定時間Teだけ先立って出力された放電指令は、当該通過期間Tpの終了まで継続して出力される。そして、放電バイアス発生部84がこの放電指令に応じて出力する放電バイアスを受けて、コロナ処理機80がコロナ放電を実行する(表面改質工程)。
このように、第4実施形態においても、シートSが処理位置Apの通過を停止してから処理位置Apの速度Vpでの通過を開始するまでの待機期間Tw(すなわち、通過期間Tpが開始するまでの期間)のうちの所定時間Te、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられる。これにより、後に発生する通過期間Tpに先立ってシートSへの表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
特に、この実施形態では、繰出軸21は、待機期間Twにおいて加速期間TaをかけてシートSを速度Vpまで加速させた後に、通過期間TpにおいてシートSを処理位置Apに速度Vpで通過させる。そして、加速期間Taが終了するまでの所定期間Te、放電信号が放電バイアス発生部84に与えられており、換言すれば、待機期間Twから通過期間Tpにかけて継続的に放電指令が放電バイアス発生部84に与えられている。このような構成では、通過期間Tpの開始前から開始後にかけて継続して、表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることがより効果的に可能となる。
その他
以上のように、プリンター300が本発明の「画像記録装置」に相当し、シートSが本発明の「記録媒体」に相当し、搬送経路Pcが本発明の「搬送経路」に相当し、インクが本発明の「液体」に相当し、プラテン30が本発明の「支持部材」に相当し、記録ヘッド34が本発明の「記録ヘッド」に相当し、繰出部2、ローラー71〜77および巻取部5で構成されるシート搬送系が「搬送部」に相当し、コロナ処理機80が本発明の「表面改質機」に相当し、処理位置Apが本発明の「処理位置」に相当し、放電指令が本発明の「処理実行信号」に相当し、メカコントローラー420が本発明の「制御部」に相当し、通過期間Tpが本発明の「通過期間」に相当し、待機期間Twが本発明の「待機期間」に相当し、所定時間Teが本発明の「所定時間」に相当し、速度Vpが本発明の「通過速度」に相当し、加速期間Taが本発明の「加速期間」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、通過期間Tp、待機期間Tw、所定時間Te、遅延時間d等のタイミングや長さについては適宜変更可能である。
そこで、例えば、待機期間Twいおいて放電指令を放電バイアス発生部84に与える所定時間Teを遅延時間より短く設定しても構わない。この場合においても、待機期間Twのうちの所定時間Te、放電指令が放電バイアス発生部84に与えられるため、後に発生する通過期間Tpに先立ってシートSへの表面改質処理を実行することが可能となり、表面改質処理の不足領域を少なく抑えることが可能となる。
また、上記実施形態では、コロナ処理により表面改質処理を実行していた。しかしながら、コロナ処理以外の手法、例えばプラズマ処理によって表面改質処理を実行するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、ピエゾ方式を用いたインクジェットプリンターに対して本発明を適用した場合について説明した。しかしながら、サーマル方式を用いたインクジェットプリンターに対しても本発明を適用可能であることは言うまでもない。
300…プリンター、 S…シート、 Pc…搬送経路、 70…アースローラー、 8…コロナ処理ユニット、 80…コロナ処理機、 801…コロナ放電電極、 802…電極カバー、 84…放電バイアス発生部、 21…繰出軸、 30…プラテン、 34…記録ヘッド、 72…ローラー、 400…プリンター制御部、 410…ヘッドコントローラー、 420…メカコントローラー、 Tp…通過期間、 Tw…待機期間、 Te…所定時間、 Ta…加速期間、 Vp…通過速度

Claims (6)

  1. 搬送経路に沿って搬送される記録媒体を支持する支持部材と、
    前記支持部材の上で停止中の前記記録媒体に液体を噴射して画像を記録する記録ヘッドと、
    前記搬送経路において前記支持部材より上流側の処理位置で前記記録媒体の表面を改質する表面改質処理を、処理実行信号を受けて実行する表面改質機と、
    前記記録媒体の移動と停止とを繰り返す間欠搬送を実行し、前記搬送経路の上流側から前記支持部材へ前記記録媒体を搬送するとともに、前記搬送経路の上流側から前記処理位置へ前記記録媒体を送り出すことで前記記録媒体を前記処理位置に所定の通過速度で間欠的に通過させる搬送部と、
    前記間欠搬送中において、前記記録媒体が前記処理位置を前記通過速度で通過しはじめてから停止するまでの期間を通過期間、前記通過期間以外の期間を待機期間としたときに、前記通過期間の間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与える制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記間欠搬送中において、前記記録媒体が停止している期間のうちの所定時間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与える画像記録装置。
  2. 前記制御部は、前記待機期間が終了するまでの前記所定時間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与えることで、前記待機期間から前記通過期間にかけて継続的に前記処理実行信号を前記表面改質機に与える請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 搬送経路に沿って搬送される記録媒体を支持する支持部材と、
    前記支持部材の上で停止中の前記記録媒体に液体を噴射して画像を記録する記録ヘッドと、
    前記搬送経路において前記支持部材より上流側の処理位置で前記記録媒体の表面を改質する表面改質処理を、処理実行信号を受けて実行する表面改質機と、
    前記記録媒体の移動と停止とを繰り返す間欠搬送を実行し、前記搬送経路の上流側から前記支持部材へ前記記録媒体を搬送するとともに、前記搬送経路の上流側から前記処理位置へ前記記録媒体を送り出すことで前記記録媒体を前記処理位置に所定の通過速度で間欠的に通過させる搬送部と、
    前記間欠搬送中において、前記記録媒体が前記処理位置を前記通過速度で通過しはじめてから停止するまでの期間を通過期間、前記通過期間以外の期間を待機期間としたときに、前記通過期間の間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与える制御部と
    を備え、
    前記搬送部は、前記待機期間において加速期間をかけて前記記録媒体を前記通過速度まで加速させた後に、前記通過期間において前記記録媒体を前記処理位置に前記通過速度で通過させ、
    前記制御部は、前記加速期間が終了するまでの前記所定期間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与えることで、前記待機期間から前記通過期間にかけて継続的に前記処理実行信号を前記表面改質機に与える画像記録装置。
  4. 搬送経路に沿って搬送される記録媒体を支持する支持部材と、
    前記支持部材の上で停止中の前記記録媒体に液体を噴射して画像を記録する記録ヘッドと、
    前記搬送経路において前記支持部材より上流側の処理位置で前記記録媒体の表面を改質する表面改質処理を、処理実行信号を受けて実行する表面改質機と、
    前記記録媒体の移動と停止とを繰り返す間欠搬送を実行し、前記搬送経路の上流側から前記支持部材へ前記記録媒体を搬送するとともに、前記搬送経路の上流側から前記処理位置へ前記記録媒体を送り出すことで前記記録媒体を前記処理位置に所定の通過速度で間欠的に通過させる搬送部と、
    前記間欠搬送中において、前記記録媒体が前記処理位置を前記通過速度で通過しはじめてから停止するまでの期間を通過期間、前記通過期間以外の期間を待機期間としたときに、前記通過期間の間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与える制御部と
    を備え、
    前記搬送部は、前記支持部材への前記記録媒体の移動を開始してから一定の間、前記記録媒体を前記処理位置に停止させた後に、前記記録媒体を前記処理位置に通過させる画像記録装置。
  5. 前記搬送部は、前記記録媒体を前記支持部材に間欠搬送する動作と、前記記録媒体を前記処理位置に間欠的に通過させる動作とを異なるタイミングで実行する請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像記録装置。
  6. 搬送経路に沿って記録媒体を搬送しつつ、前記支持部材の上で停止中の前記記録媒体に液体を噴射して画像を記録する画像記録方法において、
    処理実行信号を受けて表面改質処理を実行する表面改質機を用いて、前記搬送経路において前記支持部材より上流側の処理位置で前記記録媒体に前記表面改質処理を実行する表面改質工程と、
    前記記録媒体の移動と停止とを繰り返す間欠搬送を実行し、前記搬送経路の上流側から前記支持部材へ前記記録媒体を搬送するとともに、前記搬送経路の上流側から前記処理位置へ前記記録媒体を送り出すことで前記記録媒体を前記処理位置に所定の通過速度で間欠的に通過させる搬送工程と
    を備え、
    前記間欠搬送中において、前記記録媒体が前記処理位置を前記搬送速度で通過しはじめてから停止するまでの期間を通過期間、前記通過期間以外の期間を待機期間としたときに、前記通過期間の間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与えるとともに、
    前記間欠搬送中において、前記記録媒体が停止している期間のうちの所定時間、前記処理実行信号を前記表面改質機に与えることを特徴とする画像記録方法。
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