JP6623200B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明はスパークプラグに関し、特に抵抗体が内蔵されたスパークプラグに関するものである。
スパーク時に発生する電波ノイズを抑えるために、抵抗体を内蔵したスパークプラグが知られている(特許文献1)。特許文献1に開示されるスパークプラグは、軸孔を有する絶縁体と、軸孔の先端側および後端側にそれぞれ配置される中心電極および端子金具と、軸孔内の端子金具と中心電極との間に配置され端子金具および中心電極に電気的に接続される抵抗体と、を備え、スパーク時の放電電流が抵抗体に流れる。
特開2013−187049号公報
しかしながら上述した従来の技術では、表皮効果によって、放電電流の電流密度は絶縁体と抵抗体との界面付近で高くなるので、ジュール熱による界面付近の抵抗体の発熱量が過大になると、抵抗体は界面付近から劣化し易くなる。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、劣化を抑制して抵抗体の耐久性を向上できるスパークプラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、先端側から後端側へと軸線に沿って延びる軸孔を有する絶縁体と、軸孔の先端側に配置される中心電極と、軸孔の後端側に配置される端子金具と、軸孔内の端子金具と中心電極との間に配置され端子金具および中心電極に電気的に接続される抵抗体と、を備え、抵抗体は絶縁体の内周面に接触している。軸線に沿って軸線を含むように切断した断面において、絶縁体と抵抗体との境界線のうち軸線の方向の任意の範囲内における部分境界線上に、軸線方向に所定の間隔で複数の点をプロットし、複数の点を用いて最小二乗法により回帰直線を引いたとき、回帰直線に対して垂直な方向における回帰直線と部分境界線との距離の平均値は0.1〜0.3μmである。
請求項1記載のスパークプラグによれば、軸線を含む断面において、絶縁体と抵抗体との部分境界線上の点と回帰直線との距離の平均値が0.1〜0.3μmなので、界面の粗さに起因する抵抗体の界面付近の抵抗が過大にならないようにできる。さらに、界面の凹凸によるアンカー効果を発揮させ、界面破壊を生じ難くできる。よって、抵抗体の耐久性を向上できる。
請求項2記載のスパークプラグによれば、絶縁体は相対密度が94〜98%なので、界面のアンカー効果を発揮させ、界面破壊をより生じ難くできる。また、絶縁体は直径10μm以上の気孔の割合が0.5%以下なので、絶縁体と抵抗体との界面に絶縁体の開気孔を存在させ難くできる。絶縁体の開気孔に抵抗体が侵入して抵抗体の界面付近の抵抗が過大にならないようにできるので、請求項1の効果に加え、発熱による抵抗体の劣化の抑制効果を向上できる。
請求項3記載のスパークプラグによれば、絶縁体はアルミナを94wt%以上含有するので、界面の粗さを抑制し易くできる。その結果、界面付近の抵抗体の発熱量を抑制し易くできるので、請求項1又は2の効果に加え、発熱による抵抗体の劣化をさらに抑制できる。
請求項4記載のスパークプラグによれば、絶縁体の外周面に配置されると共に自身の外周面におねじが形成される筒状の主体金具を備えている。おねじは呼び径が12mm以下なので、主体金具に応じて絶縁体を細くできる。絶縁体の太さに応じて絶縁体に内蔵される抵抗体が細くなると、抵抗体が太い場合に比べて、抵抗体の体積に対する界面(抵抗体の外周面)の面積の比が大きくなる。その結果、抵抗体は細くなるにつれて、抵抗体の体積に対する界面付近の発熱の影響が大きくなるので、発熱による抵抗体の劣化が生じ易くなる。これに対し、界面の粗さを小さくすることにより、界面付近の抵抗体の発熱を抑制できるので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、主体金具のおねじの呼び径が12mm以下のときに、発熱による抵抗体の劣化を抑制する効果を大きくできる。
本発明の一実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。 絶縁体と抵抗体との境界線を示すスパークプラグの断面図である。 絶縁体と抵抗体との境界線のうち任意の範囲内における部分境界線である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるスパークプラグ10の軸線Oを境にした片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という。図1に示すようにスパークプラグ10は、絶縁体11、中心電極15、端子金具18及び主体金具19を備えている。
絶縁体11は、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等により形成された部材であり、軸線Oに沿って軸孔が貫通することにより内周面12が形成されている。内周面12は、後端側を向く後端向き面13が先端側に設けられている。後端向き面13は、先端に向かって内径が次第に小さくなる。
中心電極15は軸線Oに沿って延びる棒状の部材であり、軸部16と、軸部16よりも外径が大きい頭部17と、を備えている。中心電極15は、銅または銅を主成分とする芯材がニッケル又はニッケル基合金で覆われている。中心電極15は、絶縁体11の内周面12の後端向き面13に頭部17が係止され、軸部16の先端が絶縁体11の軸孔から露出する。
端子金具18は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具18は、先端側が絶縁体11の軸孔に挿入された状態で、絶縁体11の後端に固定されている。
絶縁体11は外周面14に主体金具19が固定されている。主体金具19は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具19は、絶縁体11の先端側の外周を取り囲む胴部20と、胴部20の後端側に連接されると共に胴部20の径方向の外側へ鍔状に張り出す座部22と、を備えている。胴部20の外周面におねじ21が形成されている。主体金具19は、内燃機関(シリンダヘッド)のねじ穴(図示せず)におねじ21を締結して固定される。おねじ21は呼び径が12mm以下に設定されている。
主体金具19は、パッキン27を介して、絶縁体11の軸線O方向の先端側に一部が当接し、絶縁体11を固定する。パッキン27は、主体金具19を構成する金属材料よりも軟質の軟鋼板等の金属材料で形成される円環状の板材である。
接地電極23は、主体金具19の先端に接合される金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である。本実施の形態では、接地電極23は棒状に形成されており、先端側が屈曲し中心電極15と対向する。接地電極23は、中心電極15との間に火花ギャップを形成する。
抵抗体24は、放電電流のうち電波ノイズの原因となる周波数帯の成分の発生を抑制する。抵抗体24としては、骨材と導電性粉末とを混合したものが用いられる。抵抗体24の骨材としては、例えばガラス粉末、無機化合物粉末が挙げられる。骨材のガラス粉末としては、例えばB−SiO系、BaO−B系、SiO−B−CaO−BaO系、SiO−ZnO−B系、SiO−B−LiO系およびSiO−B−LiO−BaO系等の粉末が挙げられる。骨材の無機化合物粉末としては、例えばアルミナ、窒化ケイ素、ムライト及びステアタイト等の粉末が挙げられる。これらの骨材は1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
抵抗体24の導電性粉末としては、例えば半導性酸化物、金属および非金属導電性材料等からなる粉末が挙げられる。半導性酸化物としては、例えばSnOが挙げられる。金属としては、例えばZn,Sb,Sn,Ag及びNi等が挙げられる。非金属導電性材料としては、例えば無定形カーボン(カーボンブラック)、グラファイト、炭化ケイ素、炭化チタン、窒化チタン、炭化タングステン及び炭化ジルコニウム等が挙げられる。これらの導電性粉末は、1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
導電体25は、中心電極15の頭部17を絶縁体11の内周面12に封着・固定するための導電性を有する部材である。接続部26は、抵抗体24と端子金具18とを電気的に接続するための部材である。導電体25及び接続部26は、ガラス粉末および導電性粉末の混合物を焼成したものが用いられる。ガラス粉末および導電性粉末は、抵抗体24の材料のガラス粉末および導電性粉末と同様のものが用いられる。導電体25及び接続部26は、必要に応じてTiO等の半導性の無機化合物粉末、絶縁性粉末等を含有しても良い。抵抗体24は、導電体25及び接続部26によって中心電極15及び端子金具18に電気的に接続されている。
スパークプラグ10は、例えば、以下のような方法によって製造される。まず、絶縁体11の軸孔に中心電極15を挿入し、中心電極15の頭部17を後端向き面13に係止する。次いで、導電体25の原料粉末を軸孔に入れて、頭部17の周りに充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、頭部17の周りに充填した原料粉末を予備圧縮する。次に、抵抗体24の原料粉末を軸孔に入れて、導電体25の原料粉末の後端側に充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、軸孔に充填した原料粉末を予備圧縮する。次いで、接続部26の原料粉末を軸孔に入れて、抵抗体24の原料粉末の後端側に充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、軸孔に充填した原料粉末を予備圧縮する。
次いで、絶縁体11を炉内に移送し、例えば原料粉末に含まれるガラス成分の軟化点より高い温度まで加熱する。原料粉末を軟化させた後、絶縁体11の軸孔に挿入した端子金具18によって、軟化した原料粉末を軸線O方向へ圧縮する。この結果、原料粉末が圧縮・焼結され、軸孔内に導電体25、抵抗体24及び接続部26が形成される。
次に、接地電極23が予め接合された主体金具19に絶縁体11を挿入し、主体金具19を絶縁体11に組み付ける。接地電極23の先端部が中心電極15と対向するように接地電極23を曲げ加工して、スパークプラグ10を得る。
絶縁体11は、Al,Si,Ba及び希土類元素などを含有する。絶縁体11はAl(アルミナ)を94〜97wt%含有する。これにより、焼結性を確保すると共に良好な機械的強度および耐電圧性能を得ることができる。絶縁体11に含まれる元素の定量分析は、例えばICP発光分光分析やICP質量分析等によって行われる。絶縁体11の組成分析は、X線回折法により行われる。
Si成分、Ba成分は焼結助剤由来の成分であり、通常、絶縁体11の焼結時には溶融して液相を形成し、絶縁体11の緻密化を促進する焼結助剤として機能する。絶縁体11は、Ba以外のMg,Ca等のアルカリ土類金属を含有することができる。Mg成分およびCa成分は、Ba成分と同様に焼結助剤として機能する。
希土類成分は焼結助剤由来の成分であり、Sc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb及びLuを含む。希土類成分は、焼結時にアルミナの異常粒成長を抑制し、絶縁体の機械的強度を確保する。希土類成分は、Y,La,Pr,Nd及びYbを含む成分が、取り扱いが容易なため好適である。絶縁体11は、この発明の目的を損なわない範囲で、不可避不純物などの他の元素を含有しても良い。他の元素としては、Na,S,N,B,Ti,Cr,Mn,Fe,Co,Ni等が挙げられる。
絶縁体11は、成形体を焼成することによって得られる。成形体は、絶縁体11の原料粉末、バインダー、溶媒等を混合して得られたスラリーを噴霧乾燥して球状の造粒物を得た後、この造粒物を、例えばラバープレス又は金型プレス等の各種手段で成形して得られる。得られた成形体は、その外面がレジノイド砥石等で研削されることにより形状が整えられた後、焼成される。
図2は絶縁体11と抵抗体24との境界線28を示すスパークプラグ10の断面図である。抵抗体24は、絶縁体11の軸孔に抵抗体24の原料粉末を充填した後、絶縁体11を加熱することにより抵抗体24の原料粉末が軟化して形成される。従って、絶縁体11と抵抗体24との境界線28は、絶縁体11の内周面12のうち抵抗体24が接する部分に、抵抗体24が倣って作られる。従って境界線28の粗さは、絶縁体11の内周面12の表面粗さに依存する。境界線28は、軸線O(図1参照)を含む平面(図1紙面)で抵抗体11及び抵抗体24を切断したときに、その切り口に現れる線であり、絶縁体11と抵抗体24との界面の一部である。
絶縁体11の内周面12の表面粗さは、絶縁体11の原料粉末の粒度分布、絶縁体11の成形体の軸孔を形成する中子やピン等の表面粗さ等を設定することにより制御できる。絶縁体11の原料粉末の粒子径を小さくし、中子やピン等の表面を鏡面加工することにより、絶縁体11の内周面12の表面粗さを小さくできる。
図3は、絶縁体11と抵抗体24との境界線28のうち、軸線O方向の任意の範囲内における部分境界線30(境界線28の一部)である。以下、部分境界線30の解析方法を説明する。部分境界線30の解析は、SEM等の顕微鏡やマイクロスコープ等で得られた画像を基に、例えば画像解析ソフトWinROOF2013(三谷商事製)を用いて行われる。部分境界線30を解析するために用いる基準長さL(部分境界線30の軸線O方向(図3上下方向)の長さ)は50μmとする。
まず、部分境界線30をデジタル形式のデータにするため、軸線O方向に所定の間隔で、部分境界線30上に複数の点31をプロットする。本実施の形態では、点31の軸線O方向の間隔は0.7μmとする。次いで、複数の点31を用いて、最小二乗法により回帰直線32を求める。次に、回帰直線32と部分境界線30(複数の点31)との各々の距離P(回帰直線32に垂直な方向の距離)を全て測定し、その全ての測定値の平均値を求める。スパークプラグ10は、その平均値が0.1〜0.3μmに設定される。
なお、回帰直線32と部分境界線30との距離Pを求める部分境界線30上の点31は、回帰直線32を求めた点31と同じ点でも良いし、回帰直線32を求めた点31と違う点でも良い。全ての点31は部分境界線30上に存在するので、回帰直線32を求めた点31と同じ点を使って測定した距離Pの平均値は、回帰直線32を求めた点31と違う点を使って測定した距離Pの平均値と、ほぼ同じ値になるからである。
ここで、スパークプラグ10は、スパーク時の放電電流が抵抗体24を流れることにより電波ノイズを抑制する。放電電流の電流密度は、表皮効果によって、抵抗体24の中央付近に比べて界面(境界線28)付近が高くなる。ジュール熱によって界面付近の抵抗体24の発熱量が過大になると、抵抗体24は界面付近から劣化し易くなる。
絶縁体11と抵抗体24とが界面(境界線28)に入り組み、界面の粗さが大きくなると、抵抗体24の界面付近の抵抗が高くなる傾向がみられるので、界面付近の発熱量が増加し抵抗体24は寿命が短くなり易い。一方、界面の粗さが小さくなると、抵抗体24の界面付近の抵抗は低くなるが、界面の凹凸によるアンカー効果が乏しくなる傾向がみられ、界面破壊が生じ易くなる。
これに対し、スパークプラグ10は部分境界線30上の各点31と回帰直線32との距離Pの平均値が0.1〜0.3μmに設定されているので、界面(境界線28)の粗さに起因する界面付近の抵抗体24の抵抗が過大にならないようにできる。これにより、界面付近の抵抗体24の発熱を抑制し、抵抗体24の劣化を抑制できる。さらに、界面の凹凸によるアンカー効果を発揮させ、界面破壊を生じ難くできる。よって、抵抗体24の耐久性を向上できる。
絶縁体11は相対密度が94〜98%であると、界面(境界線28)の粗さが過大になることを防ぎつつ、抵抗体24が絶縁体11の内周面12に侵入して界面のアンカー効果を発揮させ易くなるので、界面破壊をより生じ難くできる。相対密度は、実験(アルキメデス法)により求めた密度を理論密度で除した値である。理論密度は、ICP発光分光分析およびICP質量分析により、絶縁体11のうちAl以外に0.1wt%以上含まれる元素を定量分析し、その他をアルミナとして算出する。
絶縁体11は、直径10μm以上の気孔の割合(以下「気孔率」と称す)が0.5%以下である。気孔率の算出は、SEM等の顕微鏡やマイクロスコープ等で得られた画像を基に、例えば画像解析ソフトWinROOF2013(三谷商事製)を用いて行われる。気孔率は、視野内に現出する絶縁体11に囲まれた直径10μm以上の気孔の面積の和を、絶縁体11の面積および気孔の面積の和(即ち視野の面積)で除した値である。気孔の直径は、その視野内に現出した気孔の断面と等しい面積をもつ円の直径(円相当径)である。
直径10μm以上の気孔の気孔率を0.5%以下にすることにより、抵抗体24の界面に絶縁体11の開気孔を存在させ難くできる。その結果、絶縁体11の界面に存在する開気孔に抵抗体24(主にガラス成分)を侵入させ難くできるので、界面付近の抵抗体24の抵抗が過大にならないようにできる。従って、発熱による抵抗体24の劣化の抑制効果を向上できる。
絶縁体11はアルミナを94wt%以上含有するので、アルミナの含有率が低い絶縁体に比べて、抵抗体24の界面の粗さを抑制し易くできる。その結果、界面付近の抵抗体24の発熱量を抑制し易くできるので、発熱による抵抗体24の劣化をさらに抑制できる。
絶縁体11の外周面14に配置される主体金具19は、おねじ21の呼び径が12mm以下である。従って、主体金具19が保持する絶縁体11を主体金具19に応じて細くできる。絶縁体11の太さに応じて絶縁体11に内蔵される抵抗体24が細くなると、抵抗体24が太い場合に比べて、抵抗体24の体積に対する界面(抵抗体24の外周面)の面積の比が大きくなる。その結果、抵抗体24が細くなるにつれて、抵抗体24の体積に対する界面付近の発熱の影響が大きくなるので、発熱による抵抗体24の劣化が生じ易くなる。これに対し、スパークプラグ10は界面付近の抵抗体24の発熱を抑制できるので、主体金具19のおねじ21の呼び径が12mm以下のときに、特に、発熱による抵抗体24の劣化を抑制する効果を大きくできる。
本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
試験者は、実施の形態で説明したスパークプラグ10に基づいて、表1に示すように、部分境界線30上の各点31と回帰直線32との距離Pの平均値、絶縁体11の相対密度、絶縁体11に閉じ込められた直径10μm以上の気孔率、絶縁体11のアルミナ含有率、及び、主体金具19のおねじ21の呼び径が種々の値をとるサンプル1〜15を作成した。サンプル1〜15は、これらの要素による影響を調べるため、これらの要素以外の要素は一定にした。
Figure 0006623200
なお、サンプル1〜15は主体金具19の厚さを同じにして、主体金具19のおねじ21の呼び径を小さくしたサンプル14,15における絶縁体11は、サンプル1〜13における絶縁体11よりも太さを細くした。また、サンプル1〜15は、プレス成形によって絶縁体11の成形体を作成するときのピンの表面粗さを異ならせることにより、部分境界線30上の各点31と回帰直線32との距離Pの平均値を異ならせた。
この平均値は、基準長さ50μmにおける部分境界線30について、0.7μmの間隔でプロットした部分境界線30上の複数の点31と回帰直線32との距離Pの平均(単位はμm)である。この実施例では、回帰直線32と部分境界線30との距離Pを求めた部分境界線30上の点31は、回帰直線32を求めた部分境界線30上の点31と、同じ点にした。但し、距離Pを求める点31を、回帰直線32を求めた点31と違う点にしても良い。平均値は小数第3位を四捨五入した。
各サンプルについて、端子金具18と中心電極15との間に5Vの直流電圧を加えて抵抗値を測定し、予め測定した抵抗温度特性を用いて、そのときの測定値を20℃のときの抵抗値に補正した。次いで、各サンプルを350℃の環境下におき、放電電圧を25kVに設定し、1分間に3600回の割合で所定時間、中心電極15と接地電極23との間に火花を飛ばす試験を行った。試験後、1時間放置し、試験前と同様にして抵抗値を測定し、そのときの測定値を20℃のときの抵抗値に補正した。試験前の抵抗値に対して試験後の抵抗値が1.5倍以上になった時間(以下「寿命時間」と称す)を測定した。
各サンプルについて10個ずつ試験を行い、10回の試験の寿命時間の平均値を以下の基準に従って点数化して評価した。
1点:寿命時間が150時間未満
2点:寿命時間が150時間以上200時間未満
3〜9点:寿命時間が200時間以上550時間未満(寿命時間が200時間以上250時間未満のものは3点とし、50時間毎に1点ずつ加点した)
10点:寿命時間が550時間以上
点数が高い方が、寿命時間が長く、耐久性が優れていることを示している。
この試験後、軸線Oに直交する面であってパッキン27の先端を通る面で各サンプルを切断し、絶縁体11の切断面を露出させた。切断面を露出させた絶縁体11を熱可塑性樹脂に埋め込み、切断面を鏡面研磨した。鏡面研磨した研磨面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、画像解析ソフトを使用して、直径10μm以上の気孔の割合(気孔率)を求めた。
表1に示すように、距離の平均値が0.10μm未満のサンプル1、その平均値が0.30μmを超えたサンプル2は、いずれも評価が1点であった。サンプル1は界面破壊、サンプル2は界面付近の抵抗体の発熱によって、抵抗体が極めて早く劣化したものと推察される。
絶縁体の相対密度が94.0%未満、且つ、直径10μm以上の気孔率が0.50%を超えたサンプル3は評価が4点、絶縁体の相対密度が98.0%を超えたサンプル4は評価が5点であった。サンプル3,4は界面付近の抵抗体の発熱によって、サンプル6〜15に比べ、抵抗体が早く劣化したものと推察される。
絶縁体のアルミナの含有率が94.0%未満のサンプル5は評価が5点であった。サンプル5は界面付近の抵抗体の発熱によって、サンプル6〜15に比べ、抵抗体が早く劣化したものと推察される。
サンプル6〜15は450時間以上の寿命時間を確保できることがわかった。サンプル6〜15における主体金具のおねじの呼び径は6〜12mmであった。この実施例によれば、部分境界線30上の各点31と回帰直線32との距離Pの平均値を0.10〜0.30μmにすることにより、抵抗体の寿命時間を飛躍的に延ばせることが明らかになった。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、プレス成形に代えて、射出成形で絶縁体11の成形体を得ることは当然可能である。射出成形によって成形体を得た場合には、成形後の研削や研磨による整形工程を省略できるので好ましい。
実施の形態では、絶縁体11がSi,Ba及び希土類元素を含有し、Alを94〜97wt%含有する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。スパークプラグ10の仕様に応じて、Si,Ba及び希土類元素のうちいずれか1種以上を含まない絶縁体11を採用することや、Alが97wt%よりも多く含まれる絶縁体11を採用することは当然可能である。
実施の形態では、導電性ガラスからなる接続部26によって抵抗体24が端子金具18に接続される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、導電性ガラスに代えて、抵抗体24と端子金具18との間に導電性のあるばね等の弾性体(接続部)を介在させて、抵抗体24と端子金具18とを電気的に接続することは当然可能である。
実施の形態では、主体金具19に接合された接地電極23を屈曲させる場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではない。屈曲した接地電極23を用いる代わりに、直線状の接地電極23を用いることは当然可能である。この場合には、主体金具19の先端側を軸線O方向に延ばし、直線状の接地電極23を主体金具19に接合して、接地電極23の先端部を中心電極15と対向させる。
実施の形態では、接地電極23の先端部と中心電極15とが軸線O上で対向するように接地電極23を配置する場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、接地電極23と中心電極15との位置関係は適宜設定できる。接地電極23と中心電極15との他の位置関係としては、例えば、中心電極15の側面と接地電極23の先端部とが対向するように接地電極23を配置すること等が挙げられる。
実施の形態では、主体金具19に接地電極23が1本接合された場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、接地電極23を複数本、主体金具19に接合することは当然可能である。
10 スパークプラグ
11 絶縁体
12 内周面
14 外周面
15 中心電極
18 端子金具
19 主体金具
21 おねじ
24 抵抗体
28 境界線
30 部分境界線
31 点
32 回帰直線
P 距離

Claims (4)

  1. 先端側から後端側へと軸線に沿って延びる軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸孔の先端側に配置される中心電極と、
    前記軸孔の後端側に配置される端子金具と、
    前記軸孔内の前記端子金具と前記中心電極との間に配置され前記端子金具および前記中心電極に電気的に接続される抵抗体と、を備えるスパークプラグであって、
    前記抵抗体は、前記絶縁体の内周面に接触しており、
    前記軸線に沿って前記軸線を含むように切断した断面において、前記絶縁体と前記抵抗体との境界線のうち前記軸線の方向の任意の範囲内における部分境界線上に、軸線方向に所定の間隔で複数の点をプロットし、前記複数の点を用いて最小二乗法により回帰直線を引いたとき、前記回帰直線に対して垂直な方向における前記回帰直線と前記部分境界線との距離の平均値が0.1〜0.3μmであるスパークプラグ。
  2. 前記絶縁体は相対密度が94〜98%であり、直径10μm以上の気孔の割合が0.5%以下である請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記絶縁体は、アルミナを94wt%以上含有する請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記絶縁体の外周面に配置されると共に自身の外周面におねじが形成される筒状の主体金具を備え、
    前記おねじは、呼び径が12mm以下である請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグ。
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