JP6619630B2 - ワイヤーハーネス配策構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤーハーネスを車体パネル等の被取付部材に固定して配策するワイヤーハーネス配策構造に関する。
車体に配策されるワイヤーハーネスは、車体からの振動を受けて振動する。ワイヤーハーネスが振動すると、ワイヤーハーネスがダメージを受けて電気的接触不良の恐れが発生したり、車室内騒音が発生したり等の不具合を防止するため、振動を抑制する技術が種々提案されている。特許文献1には、図5に示すように、ワイヤーハーネスWHを車体パネル50に固定するクランプ60に振動減衰機能を持たせたものが開示されている。
具体的には、クランプ60は、ワイヤーハーネスWHを固定するハーネス固定部61と車体パネル50に支持されたパネル支持部62とを備え、ハーネス固定部61とパネル支持部62の間にスプリング63が介在されている。車体パネル50からの振動をスプリング63によって減衰させてワイヤーハーネスWHに伝達し、これによってワイヤーハーネスWHの振動を抑制する。
特開2010−173400号公報
しかしながら、前記従来例では、クランプ60の構造が複雑であり、部品コストも高いという問題がある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、簡単な構成で、しかも、低コストでワイヤーハーネスの振動を抑制できるワイヤーハーネス配策構造を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電線からなるワイヤーハーネスを間隔を置いて固定部材で被取付部材に固定して配策されたワイヤーハーネス配策構造であって、隣り合う2つの前記固定部材の間でワイヤーハーネスを撓ませた状態で配策され、隣り合う2つ以上の前記固定部材間に配置された前記ワイヤーハーネスの撓ませ箇所は、2つ以上の電線束に分割され、分割された2つ以上の前記電線束は、前記各電線束を伝わる振動が一方の分岐・合流位置から他方の分岐・合流位置までで位相が逆転する長さに設定されていることを特徴とするワイヤーハーネス配策構造である。
本発明によれば、被取付部材の振動が固定部材を通ってワイヤーハーネスに伝達されると、ワイヤーハーネスが振動するが、隣り合う固定部材との間のワイヤーハーネスの箇所が撓んでいるため、この箇所で振動が減衰される。これによりワイヤーハーネスの振動を抑制できる。
本発明の第1実施形態を示し、(a)はワイヤーハーネス配策構造の平面図、(b)はワイヤーハーネス配策構造の側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ワイヤーハーネス配策構造の平面図である。 本発明の第3実施形態を示し、ワイヤーハーネス配策構造の平面図である。 本発明の第4実施形態を示し、(a)はグロメットを装着したワイヤーハーネス配策構造の斜視図、(b)はグロメット内のワイヤーハーネス配策構造の一部破断斜視図である。 従来例を示し、クランプの取付箇所の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態を示す。複数の電線の束であるワイヤーハーネスWHは、被取付部材である車体パネル10に沿って配策されている。ワイヤーハーネスWHは、配策方向の間隔を置いた複数位置で固定部材11,12を介して車体パネル10に固定されている。隣り合う2つの固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの箇所は、撓ませて配策されている。換言すれば、隣り合う2つの固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの箇所は、2つの固定部材11,12間の最短距離(直線距離)よりも長い配策寸法とし、撓ませた状態で配策されている。
更に、隣り合う2つの固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの撓ませた箇所は、2つの電線束1,2に分割され、分割された2つの電線束1,2は、各電線束1,2を伝わる振動が一方の分岐・合流位置A(又はB)から他方の分岐・合流位置B(又はA)までで位相が逆転する長さに設定されている。換言すれば、2つの電線束1,2は、共に撓わせた形態であるが、互いの電線束1,2の一方の分岐・合流位置A(又はB)から他方の分岐・合流位置B(又はA)までで振動の位相が逆転する寸法差に設定されている。具体的には、電線1の一方の分岐・合流位置A(又はB)から他方の分岐・合流位置B(又はA)の間の長さL1と、電線2の一方の分岐・合流位置A(又はB)から他方の分岐・合流位置B(又はA)の間の長さL2(L2>L1)は、双方の振動の位相差が逆転する寸法差に設定されている。
各長さL1,L2(L2>L1)は、次のようにして決定可能である。車体パネル10は、固有振動数で振動し、この振動が固定部材11,12を介してワイヤーハーネスWHに伝達される。そのため、伝達される振動は、その振動数、波長がほぼ同じもの、或いは所定範囲に限定される。このような振動が伝達された場合を想定して決定可能である。
隣り合う2つの固定部材11,12は、ワイヤーハーネスWHを同一の車体パネル10に固定している。
上記構成において、車体パネル10の振動が固定部材11,12を介してワイヤーハーネスWHに伝達されると、ワイヤーハーネスWHが振動する。ここで、隣り合う固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの箇所が撓んでいるため、この箇所で振動が減衰される。
また、分割された2つの電線束1,2をそれぞれ伝わる振動は、一方の分岐・合流位置A(又はB)から他方の分岐・合流位置B(又はA)までで位相が逆転されるため、合流位置で2つの振動が打ち消し合うことによっても減衰する。以上より、車体パネル10から伝達される振動によるワイヤーハーネスWHの振動を抑制できる。
このようにワイヤーハーネスWHの振動を有効に抑制できるため、エンジンルールから車室内に配策されるワイヤーハーネスに適用することによって、車室内への振動伝達を低減できる。又、ワイヤーハーネスWHの振動が被取付部材(例えば車体パネル10)を揺らすことで発生する発生音を低減できる。
隣り合う2つの固定部材11,12は、ワイヤーハーネスWHを同一の車体パネル10に固定している。従って、車体パネル10からワイヤーハーネスWHにいずれの固定部材11,12を介して振動が伝達されても同じ固有振動数の振動が伝達されるため、2つの電線束1,2を伝わる振動の位相逆転長さを精度良く特定でき、ワイヤーハーネスWHの振動を有効に抑制できる。
(第2実施形態)
図2は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、隣り合う2つの固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの箇所は、1つの電線束が分割されずに、1つの電線束3の状態で撓ませて配策されている。他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
この第2実施形態においても、ワイヤーハーネスWHの撓ませた箇所はワイヤーハーネスWHとしての剛性が弱く、ワイヤーハーネスWHを伝わる振動が減衰されるため、ワイヤーハーネスWHの振動を抑制できる。
(第3実施形態)
図3は本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、隣り合う2つの固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの箇所は、1つの電線束が分割されずに、1つの電線束3の状態で撓ませて配策されている。その撓ませ方が前記第2実施形態と異なり、バネ形状に撓ませている。他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
この第3実施形態においても、ワイヤーハーネスWHの撓ませた箇所はワイヤーハーネスWHとしての剛性が弱く、ワイヤーハーネスWHを伝わる振動が減衰されるため、ワイヤーハーネスWHの振動を抑制できる。
(第4実施形態)
図4は本発明の第4実施形態を示す。この第4実施形態では、隣り合う2つの固定部材11,12間のワイヤーハーネスWHの箇所には、グロメット20が装着されている。このグロメット20内には星形の分岐部材21が配置されている。この分岐部材21によって、ワイヤーハーネスWHは、多数の電線(1本又は複数本の電線から成るものを含む)4に分岐され、且つ、各電線4が撓んだ状態で配策されている。各電線4は、2つの固定部材11,12間の最短距離(直線距離)よりも長い配策寸法で配策されている。他の前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
この第4実施形態でも、ワイヤーハーネスWHの撓ませた箇所はワイヤーハーネスWHとしての剛性が弱く、ワイヤーハーネスWHを伝わる振動が減衰されるため、ワイヤーハーネスWHの振動を抑制できる。
また、この第4実施形態にあって、複数の電線4の長さを第1実施形態のような条件で設定しても良い。具体的には、多数の電線4を2種類の電線長さ(第1長さの電線と第2長さの電線)に区分けし、第1長さの電線と第2長さの電線をそれぞれ伝わる振動が一方の分岐位置から合流位置までで位相が逆転する長さに設定する。
長さが異なる第1長さの電線と第2長さの電線をそれぞれ伝わる振動は、一方の分岐・合流位置から他方の分岐・合流位置までで位相が逆転されるため、他方の分岐・合流位置で2つの振動が打ち消し合うことによっても減衰する。以上より、ワイヤーハーネスWHの振動を抑制できる。
尚、各実施形態では、隣り合う2つの固定部材11,12は、ワイヤーハーネスWHを同一の車体パネル10に固定しているが、異なる被取付部材(車体パネル)に固定しても良い。
WH ワイヤーハーネス
1,2,3 電線束
10 車体パネル(被取付部材)
11,12 固定部材

Claims (2)

  1. 複数の電線からなるワイヤーハーネスを間隔を置いて固定部材で被取付部材に固定して配策されたワイヤーハーネス配策構造であって、
    隣り合う2つの前記固定部材の間でワイヤーハーネスを撓ませた状態で配策され
    隣り合う2つ以上の前記固定部材間に配置された前記ワイヤーハーネスの撓ませ箇所は、2つ以上の電線束に分割され、分割された2つ以上の前記電線束は、前記各電線束を伝わる振動が一方の分岐・合流位置から他方の分岐・合流位置までで位相が逆転する長さに設定されていることを特徴とするワイヤーハーネス配策構造。
  2. 請求項記載のワイヤーハーネス配策構造であって、
    隣り合う2つの前記固定部材は、前記ワイヤーハーネスを同一の前記被取付部材に固定されていることを特徴とするワイヤーハーネス配策構造。
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