JP6612809B2 - スイッチトリラクタンスモータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチトリラクタンスモータの制御装置に関する。
互いに対向する複数の突極を各々備えたステータおよびロータと、ステータの突極に巻回されたコイルとを備え、ステータとロータのそれぞれの突極間に発生させた磁気吸引力によってロータを回転させるスイッチトリラクタンスモータが知られている。
非特許文献1には、スイッチトリラクタンスモータに関して、二つの巻線パターン(NNNSSS巻およびNSNSNS巻)のトルク性能を比較した結果が開示されている。そして、非特許文献1には、NNNSSS巻よりもNSNSNS巻のほうが磁気飽和しにくいため、NNNSSS巻の最大トルクよりも、NSNSNS巻の最大トルクのほうが大きくなることが記載されている。
竹野元貴、外4名、「HEV用50kWSRMのヨーク部の磁気飽和を考慮したトルク性能の向上」、日本AEM学会、2011年6月、Vol.19、No.2
上記非特許文献1には、NSNSNS巻を採用することにより、スイッチトリラクタンスモータの最大トルクが向上することが示唆されている。しかしながら、NNNSSS巻およびNSNSNS巻のトルク効率(以下、単に「効率」という)は、スイッチトリラクタンスモータの負荷状態によって変動する。そのため、最大トルクの向上だけを考慮してNSNSNS巻を採用すると、効率悪化を招くおそれがある。
さらに、スイッチトリラクタンスモータでは、効率だけではなく、振動および騒音も考慮されることが望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、スイッチトリラクタンスモータの効率を悪化させることなく、振動および騒音を低減させることができるスイッチトリラクタンスモータの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の突極を有するロータと、複数の突極を有するステータと、前記ステータの突極に巻き回された三相のコイルと、を備え、異なる磁極として機能する前記ステータの突極が交互に配置されたNSNSNSの磁極配列パターンの状態で駆動するスイッチトリラクタンスモータの制御装置において、前記ステータの極数と前記ロータの極数との最小公倍数、または前記ロータの極数と前記コイルの相数との積の整数倍である次数における励磁音周波数が前記スイッチトリラクタンスモータの共振周波数と一致する場合、前記三相のコイルに電流を流した際の電流波形のうち、少なくとも一相のコイルにおける電流波形が他の相のコイルにおける電流波形とは異なる形状となるように制御する電流波形制御を実施する制御手段を備えていることを特徴とする。
上記発明によれば、NSNSNSの磁極配列パターンで駆動中に、三相の電流波形のうちの少なくとも一相の電流波形が他の相の電流波形とは異なる形状になるように制御されるので、ステータの極数とロータの極数との最小公倍数、またはロータの極数とコイルの相数との積の整数倍である次数(特定の次数)における励磁音周波数が共振周波数と一致する際の共振を低減できる。これにより、共振領域における振動および騒音を低減することができるとともに、効率との両立を図ることが可能になる。
本発明は、上記発明において、前記三相のコイルに電流を流す条件である励磁条件には、励磁開始角と、励磁終了角とが含まれ、前記制御手段は、前記スイッチトリラクタンスモータの駆動状態に応じて、前記三相のコイルの電流波形が同じ形状となるように制御する通常の励磁制御と、前記電流波形制御とを使い分け、前記制御手段が前記電流波形制御を実施する際、前記電流波形を他の相とは異なる形状にする対象の相では、前記励磁開始角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁開始角に対してずれていること、および前記励磁終了角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁終了角に対してずれていることのうち、少なくともいずれか一方が満たされていることが好ましい。
上記発明によれば、励磁条件に含まれる励磁開始角および励磁終了角のうちの少なくとも一方を変更することにより、振動および騒音を低減可能な電流波形を実現することができる。そのため、例えばインバータにスイッチング回路を追加して振動および騒音を低減できる磁極配列パターンへの切替を可能にする構成よりもコストを削減することができる。
本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記電流波形制御で用いる励磁開始角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁開始角に対してずれているずれ量、および前記電流波形制御で用いる励磁終了角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁終了角に対してずれているずれ量を所定の角度範囲内から選択して設定する励磁条件設定制御を実施することが好ましい。
上記発明によれば、励磁開始角についてのずれ量および励磁終了角についてのずれ量を所定の角度範囲内から選択することができる。つまり、ずれ量に設定される角度が可変値となる。これにより、ずれ量が一定値の場合に比べて特定の次数における周波数成分をより分散させることができ、振動および騒音を低減することができる。
本発明は、上記発明において、前記所定の角度範囲は、前記ロータの極数が多いほど狭いことが好ましい。
上記発明によれば、ロータの極数に応じてずれ量を選択可能な角度範囲が変化するので、適用可能なスイッチトリラクタンスモータの範囲が広がる。また、ロータの極数に応じて角度範囲が変わるので、効率を悪化させる角度まで励磁開始角および励磁終了角がずらされることを抑制できる。
本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記電流波形制御により前記電流波形が他の相とは異なる形状となるように制御する対象の相について、前記励磁開始角および前記励磁終了角を両方とも前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁条件に対してずらす場合、前記励磁開始角についてのずれ量と前記励磁終了角についてのずれ量とを互いに異なる値に設定することができることが好ましい。
上記発明によれば、励磁開始角についてのずれ量と励磁終了角についてのずれ量とを互いに異なる値に設定可能であるため、様々な形状の電流波形が実現可能になる。これにより、NSNSNSの磁極配列パターンで駆動中に、三相全体の電流波形がより不平衡の電流波形になり、特定の次数の周波数成分を分散させることができ、振動および騒音を低減することができる。
本発明は、上記発明において、前記電流波形制御は、隣り合う二相の電流波形が交差する二相励磁状態に制御する励磁制御を含むことが好ましい。
上記発明によれば、二相励磁状態により各相の励磁区間が一部重なるため、電流値の変化が緩やかになり、起振力(ラジアル力)の振幅を狭くできる。これにより、特定の次数での起振力をより低減させることが可能になるとともに、効率との両立を図ることが可能になる。
本発明は、上記発明において、前記三相のコイルがそれぞれ同じ方向に巻かれたNNNSSSの磁極配列パターンとなる第1巻線パターンと、前記NSNSNSの磁極配列パターンとなる第2巻線パターンとを切り替え可能なスイッチング回路をさらに備えていることが好ましい。
上記発明によれば、それぞれの巻線パターンにおける効率のよい駆動領域に応じて最適な巻線パターンに切り替えることができるとともに、NSNSNSの磁極配列パターンで駆動中には特定の次数における振動および騒音を低減することができる。
本発明によれば、スイッチトリラクタンスモータの効率を悪化させることなく、振動および騒音を低減させることができる。
図1は、第1実施形態のシステム構成を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータの構成例を模式的に示す図である。 図3は、第1実施形態のインバータ回路例を示す回路図である。 図4は、NNNSSSの磁極配列パターンを説明するための図である。 図5は、NSNSNSの磁極配列パターンを説明するための図である。 図6は、周波数分析を示す図である。 図7は、励磁条件を説明するための波形図である。 図8は、励磁条件を説明するための波形図である。 図9は、電流波形制御を実施した場合の電流波形を説明するための波形図である。 図10は、電流波形制御による36次成分の低減効果を説明するための図である。 図11は、騒音低減制御フローの一例を示すフローチャートである。 図12は、第1実施形態の変形例におけるスイッチトリラクタンスモータの構成例を模式的に示す図である。 図13は、第1実施形態の変形例におけるインバータ回路の一例を示す回路図である。 図14は、第1実施形態の変形例におけるインバータ回路の他の例を示す回路図である。 図15は、第2実施形態のインバータ回路例を示す回路図である。 図16は、適用車両の一例を示すスケルトン図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータの制御装置について具体的に説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.システム構成]
図1は、第1実施形態のシステム構成を模式的に示す図である。図1に示すように、第1実施形態のシステム構成は、スイッチトリラクタンスモータ(以下「SRモータ」という)1と、インバータ2と、昇圧部3と、バッテリ4と、制御部100とを含む構成である。SRモータ1の制御装置は、少なくともインバータ2および制御部100を含む。なお、以下の説明では「SRモータ1の制御装置」を単に「制御装置」と記載する。
SRモータ(SRM)1は、インバータ2および昇圧部3を介してバッテリ4と電気的に接続されている。SRモータ1とインバータ2とは三相のコイル12を介して電気的に接続されている(図2参照)。そのSRモータ1は、回転子に永久磁石を使用しない電動機であり、三相のコイル12に励磁電流が流れることによって駆動する。なお、SRモータ1は、電動機としてだけではなく、発電機としても機能する。
図2に示すように、SRモータ1は、突極構造のステータ10と、突極構造のロータ20とを備える三相電動機である。ステータ10は、環状構造の内周部に、突極としてのステータ歯11を複数有する。各ステータ歯11にはインバータ2に接続されたコイル12が巻回されている。ロータ20は、図示しないロータ軸と一体回転する回転子であり、ステータ10の径方向内側に配置されている。そのロータ20は、環状構造の外周部に、突極としてのロータ歯21を複数有する。
また、三相のSRモータ1には、一対のステータ歯11およびコイル12aにより構成されるA相(U相)と、一対のステータ歯11およびコイル12bにより構成されるB相(V相)と、一対のステータ歯11およびコイル12cにより構成されるC相(W相)と、が含まれる。
インバータ2は、三相の電流をコイル12に通電できるように複数のスイッチング素子を備えた電気回路(インバータ回路)によって構成されている。つまり、インバータ2はインバータ回路に接続されたそれぞれのコイル12に対して相ごとに電流を流す。
昇圧部3は、インバータ2とバッテリ4との間に設けられており、SRモータ1に印加する電圧を昇圧するものである。昇圧部3は、例えば昇圧コンバータによって構成されている。なお、昇圧部3はこのシステム構成に必須ではないため設けられていなくてもよい。
制御部100は、SRモータ1を駆動制御する電子制御装置(ECU)によって構成されている。その制御部100は、CPUと、各種プログラム等のデータが格納された記憶部と、SRモータ1を駆動制御するための各種の演算を行う演算処理部とを備えている。また、制御部100には、SRモータ1の回転数を検出する回転数センサ51からレゾルバ信号が入力される。演算処理部は、そのレゾルバ信号に基づいてSRモータ1の回転数(以下「モータ回転数」という)を演算するなど、モータ制御のための演算処理を行う。そして、演算処理部における演算の結果、インバータ2を制御するための指令信号が制御部100からインバータ2に出力される。
例えば、制御部100は、レゾルバ信号から、回転方向におけるステータ歯11とロータ歯21との相対的な位置関係に基づいて、通電対象となるコイル12の切り替えを相ごとに繰り返す制御を実行する。この制御において制御部100は、ある相のコイル12に励磁電流を流してステータ歯11を励磁させ、ステータ歯11と、そのステータ歯11の近くのロータ歯21との間に磁気吸引力を発生させることによりロータ20を回転させる。このように、制御部100はインバータ2を制御することによりSRモータ1に印加する電圧および励磁電流を制御する。
[1−2.磁極配列パターンの切替]
制御装置は、SRモータ1の駆動中に、インバータ2のスイッチング回路に含まれる切替スイッチのオン/オフを切り替えることにより、SRモータ1の磁極配列パターンを「NNNSSS」と「NSNSNS」の二つのパターンに切り替えることができる。図3に示すように、インバータ2は、磁極配列パターン(巻線パターン)を切り替えるスイッチング回路を備えている。なお、図3に示す破線で丸く囲まれている部分が、磁極配列パターンを切り替えるための切替スイッチ(スイッチング部)を表している。
[1−2−1.スイッチング回路]
図3に示すように、インバータ2を構成するインバータ回路は、一つのコンデンサCoと、相ごとに設けられた複数のダイオードおよびトランジスタとを備えている。そして、スイッチング回路は、インバータ回路のうちB相(V相)の回路に含まれている。インバータ2では、各相において、それぞれのトランジスタを同時にオンまたはオフにするか、一方のトランジスタをオンにし、かつもう一方のトランジスタをオンまたはオフにすることにより、コイル12に流れる電流値を変更する。なお、コンデンサCoの代わりに平滑キャパシタが設けられていてもよい。
詳細には、インバータ2は、B相の回路において、四つのトランジスタTrb1,Trb2,Trb3,Trb4と、四つのダイオードDb1,Db2,Db3,Db4とを備えている。トランジスタTrb3およびダイオードDb3により磁極配列パターン切替用のスイッチング部2aが構成され、トランジスタTrb4およびダイオードDb4により磁極配列パターン切替用のスイッチング部2bが構成されている。また、インバータ2は、A相の回路において、二つのトランジスタTra1,Tra2と、四つのダイオードDa1,Da2,Da3,Da4とを備えている。さらに、インバータ2は、C相の回路において、二つのトランジスタTrc1,Trc2と、四つのダイオードDc1,Dc2,Dc3,Dc4とを備えている。
そのB相の回路について、トランジスタTrb3,Trb4をオフにし、かつコイル12bの電流の制御にトランジスタTrb1,Trb2を用いることにより、SRモータ1において隣接するA相、B相、C相の磁極がそれぞれ同じになる磁極配列パターン(NNNSSS巻)を実現できる。また、B相の回路について、トランジスタTrb1,Trb2をオフにし、かつトランジスタTrb3,Trb4をコイル12bの電流の制御に用いることにより、SRモータ1において隣接するA相、B相、C相の磁極のうち、B相の磁極だけが反対となる磁極配列パターン(NSNSNS巻)を実現できる。このように、インバータ2は、切替スイッチであるトランジスタTrb3,Trb4のオン/オフを切り替えることにより、コイル12の巻線パターンを二つの巻線パターン(NNNSSS巻およびNSNSNS巻)に切り替えることができる。
[1−2−2.巻線パターン]
図4は、NNNSSSの磁極配列パターンを説明するための図である。磁極配列パターンがNNNSSSの場合、図4では右から順に、物理的には、A相、B相、C相、A相、B相、C相の順に並んでいるが、それぞれの磁極は、N極、N極、N極、S極、S極、S極の順となる。このように、三相のコイル12a,12b,12cがそれぞれ同じ方向に巻かれたような巻線パターンのことを「NNNSSS巻」という。
図5は、NSNSNSの磁極配列パターンを説明するための図である。磁極配列パターンがNSNSNSの場合、図5では右から順に、物理的には、A相、B相、C相、A相、B相、C相の順に並んでいるが、それぞれの磁極は、N極、S極、N極、S極、N極、S極の順となる。このように、異なる磁極がステータ10の周方向に交互に配置されたように三相のコイル12a,12b,12cが巻かれた巻線パターンのことを「NSNSNS巻」という。
なお、「NSNSNS巻」について、巻線方向の異なるコイル12がステータ突極単位(ステータ歯11ごと)でステータ10の周方向に交互に配置された巻線パターンということもできる。NSNSNS巻では、ステータ10の周方向でコイル12aとコイル12cとの間にコイル12bが配置され、三相のコイル12a,12b,12cの巻線方向がコイル12a,12cは同じ方向に巻かれ、かつコイル12bは反対方向に巻かれた状態となる。
[1−2−3.切替制御]
制御装置は、「NNNSSSの磁極配列パターン」となる第1巻線パターン(NNNSSS巻)と、「NSNSNSの磁極配列パターン」となる第2巻線パターン(NSNSNS巻)とを切り替える制御を実施する。この切替制御では、モータ回転数およびモータトルクに応じた切替マップを用いて、SRモータ1の現在の駆動領域を判断することにより、対応する巻線パターンに切り替えることができる。なお、切替マップは制御部100の記憶部に記憶されている。
例えば、制御装置は、SRモータ1が低回転かつ低負荷側の駆動領域内で駆動する場合にはNNNSSS巻に切り替え、SRモータ1が高回転かつ高負荷側の駆動領域内で駆動する場合にはNSNSNS巻に切り替える制御を実施する。これは、各巻線パターンの効率が、SRモータ1の駆動状態(駆動領域)によって変動するためである。SRモータ1が低回転かつ低負荷(低トルク)側の駆動領域で駆動する場合、NNNSSS巻の効率はNSNSNS巻の効率よりも高くなる。一方、SRモータ1が高回転かつ高負荷(高トルク)側の駆動領域で駆動する場合には、NSNSNS巻の効率がNNNSSS巻の効率よりも高くなる。このようにして切替制御が実施されることにより、それぞれの巻線パターンにおける効率のよい駆動領域に応じて最適な巻線パターンに切り替えることができる。
なお、巻線パターンの切替とは、コイル12の巻線方向を物理的に切り替えることを意味するのではなく、コイル12とSRモータ1との電気的な接続態様を切り替えることを意味する。要するに、コイル12を流れる電流の向きが切り替わることを「巻線パターンの切替」という。
[1−3.振動・騒音]
SRモータ1ではステータ10およびロータ20がいずれも複数の突極を有する。そのため、SRモータ1における振動および騒音の発生要因として、ステータ歯11とロータ歯21との間に発生する磁気吸引力の径方向の分力であるラジアル力が挙げられる。なお、ラジアル力(起振力)が小さいほど、あるいはラジアル力の振幅が狭いほど、SRモータ1での振動および騒音は小さくなる。
さらに、SRモータ1では、特定の次数において騒音が大きくなってしまうおそれがある。そこで、制御装置は、特定の次数における振動および騒音を低減させる制御(騒音低減制御)を実施する。
このように、制御装置は、効率を考慮した巻線パターンの切替制御に加え、振動および騒音を考慮した騒音低減制御としての電流波形制御を実施する。なお、電流波形制御(騒音低減制御)の詳細は後述する。
[1−3−1.特定の次数]
騒音および振動の低減対象となる特定の次数として、ステータ極数とロータ極数との最小公倍数である次数、またはロータ極数とコイル相数との積の整数倍である次数、が挙げられる。
まず、ステータ極数とロータ極数との最小公倍数となる特定の次数について説明する。図2に示すSRモータ1では、ステータ極数が「18」、ロータ極数が「12」である。そのため、その最小公倍数である「36」が特定の次数となる。そして、モータ極数(ステータ極数およびロータ極数)の最小公倍数である「36次」において騒音(励磁音)が大きくなってしまう。言い換えれば、36次のラジアル力(36次成分)を低減させることにより振動および騒音を効果的に低減させることができる。
次に、ロータ極数とコイル相数との積の整数倍の次数について説明する。図2に示すSRモータ1では、ロータ極数が「12」、コイル相数が「3」である。そのため、その整数倍である「36」や「72」が特定の次数となる。そして、ロータ極数の相数倍(ロータ極数とコイル相数との積の整数倍)である「36次」や「72次」において騒音が大きくなってしまう。言い換えれば、36次や72次のラジアル力(36次成分や72次成分)を低減させることにより、振動および騒音を効果的に低減させることができる。なお、この整数倍とは、ロータ極数の相数倍のことであり、正の整数倍を意味する。すなわち、ロータ極数とコイル相数と積の整数倍(ロータ極数の相数倍)には「0」が含まれない。
[1−3−2.共振]
また、振動および騒音が大きくなる要因として、特定の次数での共振が挙げられる。SRモータ1はモータ回転数が可変であるため、モータ回転数の変化に伴い励磁音周波数が変化する。ここでは、図6を参照して、特定の次数で生じる共振について説明する。図6は、周波数分析を示す図である。図6に示す周波数分析では、同一次数は、モータ回転数の上昇に比例して周波数が上昇する右上がりの線として現れる。
図6に示すように、モータ回転数が変化して、36次の周波数が共振周波数(共振成分)に近づくほど共振しやすくなる。そして、36次の周波数が共振周波数と一致する場合、最も大きな共振が生じるため、特に大きな振動および騒音が発生する。つまり、共振周波数(固有振動数)を含む所定周波数帯である共振領域では音圧が大きくなってしまう。また、SRモータ1の駆動領域(使用可能な回転数範囲)には共振領域が含まれる。そこで、制御装置は、NSNSNSの磁極配列パターンで駆動中に、特定の次数における共振が大きくなる場合には、通常の励磁条件とは異なる励磁条件に基づいてコイル12を励磁する。なお、上記の固有振動数とは、SRモータ1を構成する部材の固有振動数である。
[1−4.励磁制御]
制御装置は、コイル12を励磁する際、励磁条件に応じて各相のコイル12に励磁電流を流す制御(励磁制御)を実施する。
[1−4−1.励磁条件]
励磁条件とは、SRモータ1の駆動時に、三相のコイル12に励磁電流を流す際の条件のことである。この励磁条件には、少なくとも励磁開始角および励磁終了角が含まれる。
図7に示すように、励磁開始角(ON角)は、励磁対象のコイル12に正の電圧を印加し始める角度である。励磁終了角(OFF)は、電流が流れているコイル12に対して負の電圧を印加し始める角度である。要するに、ロータ回転角度が励磁開始角に到達すると、対象のコイル12に電流を流し始める。そして、ロータ回転角度が励磁終了角に到達すると、対象のコイル12に負の電圧を印加して電流値を下げる制御を実施する。
また、励磁条件には、上述した励磁開始角および励磁終了角に加えて、最大電流値Imaxや、転流角が含まれてもよい。最大電流値Imaxは、コイル12の電流値の上限値である。転流角は、コイル12に印加する電圧を「0」にする角度であり、コイル12に電圧を印加せずにインバータ回路内で電流を還流させる制御(還流モード)が開始される角度である。
図7に示すように、正の電圧が印加されている最中に電流値が上限値の最大電流値Imaxに到達しない場合には、励磁開始角から正の電圧が印加された状態(正電圧モード)が継続された後、励磁終了角に到達したことにより負の電圧が印加され始める。一方、図8に示すように、正の電圧が印加されている最中に電流値が上限値の最大電流値Imaxに到達すると、制御装置はヒステリシス制御を実施する。ヒステリシス制御は、所定の角度範囲となるヒステリシス区間内で、最大電流値Imaxを上限値とする所定の電流値幅の範囲内で電流値を推移させる制御である。また、ロータ回転角度が転流角に到達すると還流モードが開始される。そして、還流モード中にロータ回転角度が励磁終了角に到達すると、還流モードから負電圧モードに切り替わる。負電圧モードが実施される角度範囲を電流立下げ区間という。このように、励磁開始角と励磁終了角との間で、最大電流値Imaxを用いたヒステリシス制御と、転流角を用いた還流モードとが実施されてもよい。なお、ヒステリシス制御を実施する場合、それ以前の正電圧モードを実施する角度範囲は電流立上げ区間となる。
[1−4−2.巻線パターンごとの電流波形]
ここで、各巻線パターンの電流波形の違いについて説明する。
NNNSSS巻(第1巻線パターン)では、相によって隣り合う相が、同じ極であったり、異なる極であったりするため、三相全体でバランスがとられておらず、各相で不平衡の電流波形となる。つまり、NNNSSSの磁極配列パターンでは、磁束の流れ方が異なり、電流の立ち上り角や立下り角が異なり、各相の電流波形が不平衡となる。
NSNSNS巻(第2巻線パターン)では、各相において隣り合う磁極が異なるため、三相全体でバランスがとられており、各相で均等な電流波形となる。つまり、NSNSNSの磁極配列パターンでは、各相で最大電流値および励磁幅が揃っている均等な電流波形となる。なお、励磁幅とは、コイル12に励磁電流が流れている角度範囲のことである。一方、励磁区間とは、励磁開始角から励磁終了角までの角度範囲のことである。
しかしながら、NSNSNS巻(第2巻線パターン)では、各相が均等な電流波形であるがゆえに、次数がより揃い易くなる。そのため、振動および騒音の観点では、36次などの特定の次数において振動および騒音(励磁音)が大きくなってしまう。そこで、NSNSNSの磁極配列パターンでSRモータ1が駆動する場合、制御装置は励磁制御として、三相のコイル12の電流波形が同じ形状の波形になるように制御する通常の励磁制御と、三相のコイル12の電流波形がそれぞれの相で異なる形状の波形となるように制御する電流波形制御(騒音低減制御)とを使い分けることができる。
[1−4−3.通常の励磁制御]
通常の励磁制御では、各相の励磁条件が同じ条件であり、各相の電流波形が同じ形状の波形となる励磁状態に制御される。例えば、各相の励磁幅が同じ幅となるように励磁開始角および励磁終了角が設定されているとともに、最大電流値も同じ大きさに設定されている。
図9に実線で示すように、通常の励磁制御を実施した場合には、各相の電流波形が同じ形状の波形になる。なお、図9には、NSNSNSの磁極配列パターンにおける電流波形が図示されている。
[1−4−4.電流波形制御(騒音低減制御)]
電流波形制御では、各相の励磁条件が他の相の励磁条件とは異なる条件にずらされており、各相の電流波形が異なる形状の波形となる励磁状態に制御する。
例えば、A相(U相)の励磁条件は通常の励磁制御時と同じ励磁条件にして、B相(V相)の励磁条件は励磁開始角および励磁終了角が通常の励磁条件から「−1°」だけずらし、C相(W相)の励磁条件は励磁開始角および励磁終了角が通常の励磁条件から「+1°」だけずらされる。
このように、電流波形制御により電流波形が他の相とは異なる形状となるように制御する対象の相では、励磁開始角が通常の励磁制御で用いる同一相の励磁開始角に対してずれているとともに、励磁終了角が通常の励磁制御で用いる同一相の励磁終了角に対してずれている。また、励磁開始角についてのずれ量および励磁終了角についてのずれ量を一定値にして、一定の角度分だけ励磁条件(励磁開始角、励磁終了角)を通常の励磁条件からずらすことが可能である。
図9に破線で示すように、電流波形制御を実施した場合には、三相の電流波形がいずれも異なる形状の波形になる。このように、各相で異なる電流波形となり、三相全体でバランスがとられていない電流波形を生じることになる。この場合、各相で励磁幅が同じであってもよいが、三相全体としては少なくとも一相の電流波形(励磁状態)が他の相の電流波形(励磁状態)とは異なる形状(状態)になり、各相で不平衡の電流波形となる。各相の電流波形が不平衡になると、各相の起振力が異なる状態となる。そのため、特定の次数において次数成分を弱めることができる。
また、図9に示すように、磁極配列パターンがNSNSNSとなる場合には、隣り合う二相の電流波形が交差する二相励磁状態に制御されている。二相励磁とは、隣り合う二相の励磁幅が一部重なる電流波形のことをいう。単相励磁では最大電流値との間で電流値の変化が急峻になってしまうが、二相励磁の励磁幅は単相励磁に比べて広いため、二相励磁では単相励磁よりも電流値の変化が緩やかになる。なお、単相励磁とは、各相の電流波形が重ならない励磁状態のことをいう。
図10は、36次成分の低減効果を説明するための図である。なお、図10には、NSNSNSの磁極配列パターンで駆動中に、通常の励磁制御を実施した場合の36次成分(ラジアル力)と、電流波形制御を実施した場合の36次成分(ラジアル力)とが示されている。
図10に示すように、電流波形制御が実施された場合の特定次数の成分は、通常励磁を実施した場合と比較して低減できることが分かる。この振動および騒音の低減効果については、通常の励磁条件で励磁した場合の電流波形と、通常とは異なる励磁条件で励磁した場合の電流波形との違いにより説明することができる。
[1−5.制御フロー]
図11は、騒音低減制御フローの一例を示すフローチャートである。図11に示す制御フローは制御部100によって実施される。
まず、制御部100は、励磁制御に用いる各種情報を読み込む(ステップS1)。その各種情報には、現状の磁極配列パターンの情報(巻線パターンの情報)、各相の電流値および電圧、モータ回転数、位相(電気角)、モータ指令トルクが含まれる。なお、ステップS1では、レゾルバ信号に基づいてモータ回転数が算出され、SRモータ1の要求トルクとしてのモータトルク指令が算出されてもよい。
ステップS1の処理が実施されると、制御部100は、ステップS1で読込んだ情報に基づいて、現在の磁極配列パターンが「NSNSNS」であるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2で肯定的に判定された場合(ステップS2:Yes)、制御部100は、36次の騒音を低減する必要があるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3では、特定の次数である36次の励磁音周波数が共振周波数と一致するか否かが判定される。なお、ステップS3では、ステップS1で読み込まれたモータ回転数に基づいて36次の励磁音周波数が共振領域内に含まれるか否かが判定されてもよい。
ステップS3で肯定的に判定された場合(ステップS3:Yes)、制御部100は、NSNSNS用の励磁条件として、各相で異なる励磁条件が設定された励磁条件を読込む(ステップS4)。ステップS4では、電流波形制御用(騒音低減制御用)の励磁条件が読み込まれる。
ステップS4の処理が実施されると、制御部100は、磁極配列パターンがNSNSNSの状態で、各相で励磁状態が異なる「ずらし励磁」を実施する(ステップS5)。ステップS5では上述した電流波形制御(騒音低減制御)が実施される。つまり、ステップS5の励磁制御が実施されることにより、各相で異なる励磁条件に基づいた励磁状態となる。ステップS5の処理が実施されると、この制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS3で否定的に判定された場合(ステップS3:No)、制御部100は、NSNSNS用の励磁条件として、三相で同じ電流波形を実現する通常の励磁条件を読込む(ステップS6)。
ステップS6の処理が実施されると、制御部100は、磁極配列パターンがNSNSNSの状態で、ステップS6で読込んだNSNSNS用の通常の励磁条件に基づいて通常励磁制御を実施する(ステップS7)。ステップS7の通常励磁制御が実施されることにより、三相の励磁状態が同じになる通常励磁が実施される。ステップS7の処理が実施されると、この制御ルーチンは終了する。
また、ステップS2で否定的に判定された場合(ステップS2:No)、制御部100は、NNNSSS用の励磁条件を読込む(ステップS8)。例えば、NNNSSS用の励磁条件は、三相で励磁条件が同じ条件となっている。
ステップS8の処理が実施されると、制御部100は、磁極配列パターンがNNNSSSの状態で、ステップS8で読込んだNNNSSS用の励磁条件に基づいて励磁制御を実施する(ステップS9)。ステップS9の処理が実施されると、この制御ルーチンは終了する。
以上説明した通り、第1実施形態によれば、特定の次数について共振が発生することが考慮されているので、NSNSNSの磁極配列パターンで駆動する際に、特定の次数について振動および騒音を低減することができる。詳細には、特定の次数として、ステータ極数とロータ極数との最小公倍数となる次数、またはロータ極数とコイル相数との積の整数倍となる次数を対象としている。そして、磁極配列パターンがNSNSNSの場合には、特定の次数における励磁音周波数と共振周波数との関係から、各相で異なる励磁条件に基づいた励磁制御を実施して、振動および騒音を低減されることができる。
また、騒音低減制御としての電流波形制御では、NSNSNS巻のまま励磁条件を変更するので、振動および騒音を低減するために巻線パターンを切り替える必要がない。そのため、電流波形制御を実施時に、インバータ回路でのスイッチングを必要としないので、磁極パターン切替用のスイッチによるスイッチング損失が発生することを抑制できる。これにより、効率の低下を抑制できる。
さらに、電流波形制御による「ずらし励磁」では、隣り合う相の励磁区間同士の一部が重なる二相励磁状態に制御する。これにより、特定の次数での起振力(ラジアル力)をより低減させることが可能になる。二相励磁状態では、各相の励磁区間が一部重なるため、電流の変化が緩やかになり、起振力(ラジアル力)の振幅を狭くできる。そのため、振動および騒音を低減可能であるとともに、効率との両立を図ることが可能になる。
また、第1実施形態では、SRモータ1の駆動中に、コイル12の巻線パターンを切り替えることが可能であるため、SRモータ1の駆動状態に応じて、効率面と振動・騒音面で最適な巻線パターンに切り替えることができる。
なお、図11に示すステップS2では、ステップS1で読込んだ情報に基づいて、効率や振動・騒音の観点から適切な磁極配列パターンを判断してもよい。つまり、現在の磁極配列パターンが「NNNSSS」である場合には、ステップS2により「NNNSSS」から「NSNSNS」への切替の有無を判定してもよい。そして、ステップS2で肯定的に判定された場合には、巻線パターンの切替制御を実施し、磁極配列パターンを「NNNSSS」から「NSNSNS」に切り替え、以降のステップS3〜ステップS7の処理を実施してもよい。
なお、ステップS3において36次の起振力(ラジアル力)が所定閾値よりも大きいか否かが判定されてもよい。要するに、ステップS3の判定処理は、36次の起振力(ラジアル力)が大きいか否かを判定するように構成されていればよい。
[2.第1実施形態の変形例]
[2−1.SRモータ例]
第1実施形態の変形例として、図12に示すように、ステータ極数が「6」、ロータ極数が「4」となるSRモータ1Aであってもよい。制御装置が制御対象とするSRモータは、図2に示すような、ステータ極数が「18」およびロータ極数が「12」のSRモータ1に限定されない。
図12に示すSRモータ1Aでは、ステータ極数とロータ極数との最小公倍数は「12」となる。そのため、「12次」が特定の次数となる。
さらに、SRモータ1Aでは、ロータ極数とコイル相数との積の整数倍は「12」や「24」となる。そのため、「12次」や「24次」が特定次数となる。
SRモータ1Aを制御対象とする場合には、12次の励磁音周波数および24次の励磁音周波数が共振する際の騒音を低減することになる。上述した図6に示すように、12次の周波数と24次の周波数は、モータ回転数が変化して、共振周波数(共振成分)に近づくほど共振しやすくなる。そして、12次も24次も周波数が共振周波数と一致する場合、最も大きな共振が生じ、特に大きな振動および騒音が発生することになる。さらに、図6に示されているように、12次の周波数が共振周波数と一致する際のモータ回転数は、24次の周波数が共振周波数と一致する際のモータ回転数よりも高回転数である。すなわち、12次成分の騒音(励磁音)は24次成分の騒音よりも高回転数領域で生じる騒音である。また、モータ回転数が同じ場合、12次の周波数は24次の周波数よりも低い周波数域に存在する。
このように、12次や24次では、36次に比べてモータ回転数が高回転数側で共振成分(共振周波数)と一致する。そのため、SRモータ1Aを対象とする電流波形制御では、高回転数領域での振動および騒音を低減することになる。そのSRモータ1Aを対象とする騒音低減制御フローでは、上述した図11に示すステップS3において、12次(24次)の騒音を低減する必要があるか否かが判定される。
[2−2.励磁条件の設定方法]
第1実施形態の変形例として、電流波形制御で用いる励磁条件は、一定値ではなく可変値によって決定されてもよい。制御装置は、所定の角度範囲内から選択可能な角度(乱数)に基づいて、励磁開始角についてのずれ量(角度差)および励磁終了角についてのずれ量(角度差)を設定する励磁条件設定制御を実施することができる。
具体的には、制御装置は、電流波形を他の相とは異なる形状とする際、電流波形制御で用いる励磁条件について、任意の角度によって決定される角度分だけ通常の励磁条件からずらすことができる。その任意の角度は、所定の角度範囲内の値である。その角度範囲は、ロータ極数(モータ極数)が多いほど狭い角度範囲となる。つまり、図2に示すSRモータ1のようにロータ極数が「12」と多い場合の角度範囲は、図12に示すSRモータ1Aのようにロータ極数が「4」と少ない場合の角度範囲よりも狭くなる。すなわち、角度範囲の上限値は、ロータ極数が少ないほど大きい値となり、ロータ極数が多いほど小さい値となる。なお、この角度範囲は、電気角の範囲であり、下限値を負の値、上限値を正の値とする。
例えば、図2に示すSRモータ1は図12に示すSRモータ1Aよりもモータ極数(ロータ極数)が多いため、角度範囲の上限値はSRモータ1のほうがSRモータ1Aよりも小さい電気角に設定される。一例として、SRモータ1では「−1°〜+1°」の角度範囲内で任意の角度がずれ量として選択される。SRモータ1Aでは「−5°〜+5°」の角度範囲内で任意の角度がずれ量として選択される。
そして、SRモータ1では、A相のずれ量が「0°」、B相のずれ量が「−1°を下限値とする負の値)」、C相のずれ量が「+1°を上限値とする正の値」に設定可能である。
一方、SRモータ1Aでは、A相のずれ量が「0°」、B相のずれ量が「−5°を下限値とする負の値」、C相のずれ量が「+5°を上限値とする正の値」に設定可能である。
この変形例によれば、SRモータへの適用範囲が広がる。さらに、ずれ量が任意の角度により決定されるので、各相の起振力がランダムに変化するので、特定の次数における次数成分が分散し、周波数が揃い難くなり、振動および騒音を低減することができる。
加えて、図2に示すSRモータ1を制御対象とする場合であっても、36次成分のみならず、12次成分や24次成分を低減することが可能になる。すなわち、SRモータ1がNSNSNS巻で駆動する際に、36次の騒音および振動を低減可能であるとともに、12次や24次の振動および騒音を低減することも可能になる。
なお、同一相における励磁開始角および励磁終了角を両方ともずらす場合には、励磁開始角についてのずれ量と励磁終了角についてのずれ量とが互いに異なる値に設定されてもよい。例えば、上述したSRモータ1に対して「−1°〜+1°」の角度範囲内で選択された任意の角度を用いる設定方法では、C相について、励磁開始角のずれ量を「+1°」、励磁終了角のずれ量を「+0.7°」のように設定してもよい。これにより、励磁開始角および励磁終了角が同じずれ量に設定された場合の電流波形制御(騒音低減制御)に比べて、さまざまな形状の電流波形を実現できる。そのため、三相全体では、より不平衡の電流波形とすることができる。
さらに、励磁開始角と励磁終了角とが両方ともずらされる場合に限らず、励磁開始角と励磁終了角とのうち少なくとも一方をずらすように設定することも可能である。つまり、電流波形制御が実施される際、電流波形を他の相とは異なる形状にする対象の相では、励磁開始角が通常の励磁制御で用いる同一相の励磁開始角に対してずれていること、および励磁終了角が通常の励磁制御で用いる同一相の励磁終了角に対してずれていることのうち、少なくともいずれか一方が満たされていればよい。
例えば、上述したSRモータ1に対して「−1°〜+1°」の角度範囲内で選択された任意の角度を用いる設定方法では、C相について、励磁開始角はずらさずに、励磁終了角のみを「+0.7°」のように設定してもよい。このように、励磁条件に含まれる励磁開始角と励磁終了角とのうちの一方のみ変更する方法は、任意の角度(乱数)を用いる変形例の設定方法(可変値を用いる場合)に限らず、第1実施形態の設定方法(一定値を用いる場合)にも適用可能である。
また、電流波形制御では、A相、B相、C相の全ての相について、他の相とは異なる形状の電流波形となるように制御することが可能である。そのため、例えばA相では励磁開始角と励磁終了角とを両方とも同じ値だけずらし、B相では励磁開始角のみをずらし、C相では励磁開始角と励磁終了角とを互いに異なる値だけずらすことができる。要するに、制御装置は、上述した励磁条件設定制御を組み合わせて各相を個別に制御することが可能である。
[2−3.他のスイッチング回路例]
インバータ2は、磁極配列パターン切替用のスイッチング回路を複数の相に備えていてもよい。例えば、図13に示すインバータ2Aのように、二相にスイッチング回路を有する回路であってもよく、図14に示すインバータ2Bのように、三相すなわち各相にスイッチング回路を有する回路であってもよい。
図13に示すように、インバータ2Aでは、A相の回路が、ダイオードDa3にトランジスタTra3が追加されたスイッチング部2cと、ダイオードDa4にトランジスタTra4が追加されたスイッチング部2dとを備えている。さらに、C相の回路は、ダイオードDc3にトランジスタTrc3が追加されたスイッチング部2eと、ダイオードDc4にトランジスタTrc4が追加されたスイッチング部2fとを備えている。なお、インバータ2AのB相には、上述したスイッチング部2a,2bが設けられていない。このように、NNNSSS巻とNSNSNS巻とを切り替える際、NNNとNSNの真ん中を切り替えるのがB相であるとすると、NNNとNSNの両端を切り替えるのであれば、A相およびC相にスイッチが追加されたインバータ回路を用いることができる。
図14に示すように、インバータ2Bでは、A相の回路が二つのスイッチング部2c,2dを備え、B相の回路が二つのスイッチング部2a,2bを備え、C相の回路が二つのスイッチング部2e,2fを備えている。
このように、複数の相にスイッチング部を備えたインバータ回路例によれば、制御装置は、複数のスイッチング回路によってスイッチング動作を受け持つことにより、巻線パターンが頻繁に切り替わることによるインバータ2A,2Bの負荷を分散させることができる。
なお、上述した各種の変形例は、適宜組み合わせることが可能である。例えば、図12に示すSRモータ1Aに、図13に示すインバータ2Aを接続したシステム構成において、所定の角度範囲から選択された任意の角度を用いた励磁条件の設定を実施することなどが可能である。
[3.第2実施形態]
次に、図15を参照して、第2実施形態の制御装置について説明する。この第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、巻線パターンの切替ができないSRモータ1を制御対象とする。なお、第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、その参照符号を引用する。
まず、第2実施形態の巻線パターンは、「NSNSNSの磁極配列パターン」となる第2巻線パターン(NSNSNS巻)のみとなる(図5参照)。そのため、図15に示すように、第2実施形態のインバータ2Cには、磁極配列パターン切替用のスイッチング部が設けられていない。
詳細には、第2実施形態のインバータ2Cは、A相の回路において、二つのトランジスタTra1,Tra2と、四つのダイオードDa1,Da2,Da3,Da4とを備え、B相の回路において、二つのトランジスタTrb1,Trb2と、四つのダイオードDb1,Db2,Db3,Db4とを備え、C相の回路において、二つのトランジスタTrc1,Trc2と、四つのダイオードDc1,Dc2,Dc3,Dc4とを備えている。
そして、第2実施形態の電流波形制御は、上述した図11に示す制御フローにより実施可能である。第2実施形態では、図11に示すステップS2、ステップS8、ステップS9が除かれる。具体的には、ステップS1の処理を実施後、ステップS3に進む。以降のステップS3〜ステップS7の処理については、第2実施形態も第1実施形態と同様である。このように、第2実施形態の制御装置は、磁極配列パターンの切替制御を実施しないが、励磁制御(通常の励磁制御および電流波形制御)を実施する。
以上説明した通り、第2実施形態によれば、磁極配列パターンが切り替わらないSRモータ1であっても、特定の次数において振動および騒音を低減することができる。
また、第2実施形態によれば、磁極配列パターンを切り替えるためのスイッチング部を設けなくてよくなり、コストを削減できる。さらに、そのスイッチング部によるスイッチング損失が発生しないため、効率が向上する。
なお、第2実施形態についても、第1実施形態の変形例を適用可能である。つまり、上述した各種の変形例(組み合わせ可能)を第2実施形態に適用することができる。
[4.適用車両例]
ここで、上述した実施形態および変形例を適用可能な車両例について説明する。上述した制御装置は、各種の車両に適用することが可能である。
図16は、適用可能な車両の一例を示すスケルトン図である。図16に示す車両200は、エンジン201と、車輪202と、変速機(T/M)203と、デファレンシャルギヤ204と、駆動軸205と、走行用動力源としてのSRモータ(SRM)1と、を備えている。車両200は、四輪駆動車であり、エンジン201が左右の前輪202FL,202FRを駆動し、リヤモータであるSRモータ1が左右の後輪202RL,202RRを駆動する。
SRモータ1は、いわゆるインホイールモータであり、左右の後輪202RL,202RRにそれぞれ一つずつ設けられている。車両200のリヤ側駆動装置では、左後輪202RLには左後SRモータ1RLが接続され、かつ右後輪202RRには右後SRモータ1RRが接続されている。後輪202RL,202RRは、互いに独立して回転可能である。
左後輪202RLは、左後SRモータ1RLの出力トルク(モータトルク)によって駆動される。また、右後輪202RRは、右後SRモータ1RRの出力トルク(モータトルク)によって駆動される。
左後SRモータ1RLおよび右後SRモータ1RRは、インバータ2を介してバッテリ(B)4に接続されている。また、左後SRモータ1RLおよび右後SRモータ1RRは、バッテリ4から供給される電力によって電動機として機能するとともに、左右の後輪202RL,202RRから伝達されるトルク(外力)を電力に変換する発電機として機能する。なお、インバータ2には、左後SRモータ1RL用の電気回路と、右後SRモータ1RR用の電気回路とが含まれる。
制御部100は、左後SRモータ1RLおよび右後SRモータ1RRと、エンジン201と、を制御する。例えば、制御部100には、SRモータ用制御部(SRモータ用ECU)と、エンジン用制御部(エンジンECU)と、が含まれる。この場合、エンジンECUは、吸気制御、燃料噴射制御、点火制御等によって、エンジン201の出力トルクを目標とするトルク値に調節するエンジントルク制御を実行する。また、SRモータ用ECUは、回転数センサ51から入力される信号に基づいて、左後SRモータ1RLおよび右後SRモータ1RRについてのモータ制御を実行する。回転数センサ51には、左後SRモータ1RLの回転数を検出する左後回転数センサ51RLと、右後SRモータ1RRの回転数を検出する右後回転数センサ51RRとが含まれる。
なお、制御部100を適用可能な車両は、上述した適用例(第1適用例)に限定されない。例えば、SRモータ1の制御部100の適用例は、第1適用例とは異なり、全ての車輪202にSRモータ1が設けられた構成であってもよい(第2適用例)。また、第1適用例とは異なり、フロント側駆動装置が設けられていない後輪駆動車であってもよい(第3適用例)。
制御部100の適用例は、第1〜3適用例とは異なり、車両200の走行用動力源がインホイールモータとしてのSRモータ1のみである構成であってもよい(第4適用例)。また、第4適用例とは異なり、SRモータ1がインホイールモータではない構成であってもよい(第5適用例)。
制御部100の適用例は、第5適用例とは異なり、フロント側駆動装置として第1適用例の構成が搭載されていてもよい(第6適用例)。また、第3適用例とは異なりリヤ側駆動装置が設けられていない、あるいは第4適用例とは異なり駆動装置の配置が前後で逆である構成であってもよい(第7適用例)。
なお、本発明は、上述した実施形態および変形例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、上述した昇圧部3に代えて、SRモータ1に印加する電圧を降圧する降圧部(降圧コンバータ)が設けられてもよい。
1 スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)
2 インバータ
10 ステータ
11 ステータ歯
12 コイル
20 ロータ
21 ロータ歯
51 回転数センサ
100 制御部

Claims (7)

  1. 複数の突極を有するロータと、
    複数の突極を有するステータと、
    前記ステータの突極に巻き回された三相のコイルと、を備え、
    異なる磁極として機能する前記ステータの突極が交互に配置されたNSNSNSの磁極配列パターンの状態で駆動するスイッチトリラクタンスモータの制御装置において、
    前記ステータの極数と前記ロータの極数との最小公倍数、または前記ロータの極数と前記コイルの相数との積の整数倍である次数における励磁音周波数が前記スイッチトリラクタンスモータの共振周波数と一致する場合、前記三相のコイルに電流を流した際の電流波形のうち、少なくとも一相のコイルにおける電流波形が他の相のコイルにおける電流波形とは異なる形状となるように制御する電流波形制御を実施する制御手段を備えている
    ことを特徴とするスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  2. 前記三相のコイルに電流を流す条件である励磁条件には、励磁開始角と、励磁終了角とが含まれ、
    前記制御手段は、前記スイッチトリラクタンスモータの駆動状態に応じて、前記三相のコイルの電流波形が同じ形状となるように制御する通常の励磁制御と、前記電流波形制御とを使い分け、
    前記制御手段が前記電流波形制御を実施する際、前記電流波形を他の相とは異なる形状にする対象の相では、前記励磁開始角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁開始角に対してずれていること、および前記励磁終了角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁終了角に対してずれていることのうち、少なくともいずれか一方が満たされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記電流波形制御で用いる励磁開始角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁開始角に対してずれているずれ量、および前記電流波形制御で用いる励磁終了角が前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁終了角に対してずれているずれ量を所定の角度範囲内から選択して設定する励磁条件設定制御を実施する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  4. 前記所定の角度範囲は、前記ロータの極数が多いほど狭い
    ことを特徴とする請求項3に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記電流波形制御により前記電流波形が他の相とは異なる形状となるように制御する対象の相について、前記励磁開始角および前記励磁終了角を両方とも前記通常の励磁制御で用いる同一相の励磁条件に対してずらす場合、前記励磁開始角についてのずれ量と前記励磁終了角についてのずれ量とを互いに異なる値に設定することができる
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  6. 前記電流波形制御は、ある相の励磁幅と他の相の励磁幅とが一部重なる二相励磁状態に制御する励磁制御を含む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  7. 前記三相のコイルがそれぞれ同じ方向に巻かれたNNNSSSの磁極配列パターンとなる第1巻線パターンと、前記NSNSNSの磁極配列パターンとなる第2巻線パターンとを切り替え可能なスイッチング回路をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
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