JP2014054066A - 回転電機駆動システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁束可変型の回転電機を含む回転電機駆動システムの制御装置において、PWM制御と矩形波制御との切替を行う構成で、システム損失を低くすることである。
【解決手段】制御装置10は、PWM制御モードと矩形波制御モードとの間で切り替えるモード切替部54と、回転電機20の回転数及びトルク指令値とロータ32の設定磁束量との関係を予め設定した磁束量マップ16,18から、回転数及びトルク指令値に応じた設定磁束量を設定する磁束量設定部56とを含む。磁束量マップ16,18は、回転数及びトルク指令値と設定磁束量との関係において、回転数が増大するほど設定磁束量が減少しトルク指令値が増大するほど設定磁束量が増大し、モード切替境界L1の磁束切替境界S1,S2近傍では、回転数の増大に応じて設定磁束量が不連続に増大する関係を有する。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置10は、PWM制御モードと矩形波制御モードとの間で切り替えるモード切替部54と、回転電機20の回転数及びトルク指令値とロータ32の設定磁束量との関係を予め設定した磁束量マップ16,18から、回転数及びトルク指令値に応じた設定磁束量を設定する磁束量設定部56とを含む。磁束量マップ16,18は、回転数及びトルク指令値と設定磁束量との関係において、回転数が増大するほど設定磁束量が減少しトルク指令値が増大するほど設定磁束量が増大し、モード切替境界L1の磁束切替境界S1,S2近傍では、回転数の増大に応じて設定磁束量が不連続に増大する関係を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロータの磁束量を可変とする磁束可変型の回転電機を含む回転電機駆動システムの制御装置に関する。
従来から特許文献1、2に記載されるように磁束可変型の回転電機が知られている。特許文献1に記載された回転電機は、回転軸方向に二分割した2つのロータの回転軸方向の位置関係を変化させ、ロータで発生しトルクに寄与する有効磁束を可変とする機械的磁束可変型の構造である。また、特許文献1には、回転電機の回転数とトルクと最大効率点との関係を示す効率マップを使用することも記載されている。
特許文献2に記載された回転電機は、ロータにそれぞれ複数ずつ設けられた固定磁石及び可変磁石を含む電気的磁束可変型の構造である。固定磁石の磁束量はほぼ一定であり、可変磁石の磁束量はステータ電流に応じて変化する。
特許文献1、2に記載された磁束可変型の回転電機は、駆動回路であるインバータにより駆動される。インバータは、回転電機とともに回転電機駆動システムを構成する。また、回転電機駆動システムの制御装置によって、回転電機の制御方式をPWM制御モードと矩形波制御モードとの間で切り替える場合がある。回転電機駆動システムのシステム損失には、鉄損等の回転電機自体の損失だけでなく、スイッチング損失等のインバータ損失も含まれる。制御方式としてPWM制御を使用すると、矩形波制御の場合よりもスイッチング回数が多くなりスイッチング損失が高くなるので、システム損失を小さくするためにPWM制御よりも矩形波制御を使用する方がよい場合がある。
また、高回転領域では誘起電圧がインバータの入力電圧を越えるのでPWM制御領域を行えず、PWM制御から矩形波制御に切り換えることが一般的である。一方、特許文献1に記載された磁束可変型回転電機で使用する効率マップでは、回転電機のトルクが一定で、回転数が高くなるほど磁束量が減少するように、トルクと回転数との関係から磁束量を設定し、回転電機の高回転での効率が向上するようにしている。ただし、磁束量が減少するほどPWM制御から矩形波制御への切り替わりが高回転側になり、PWM制御が使用される範囲が大きくなる。このため、システム損失として、回転電機の損失だけでなくスイッチング損失も考慮すると、回転数の増大に応じて磁束量を単純に減少させることはシステム損失を低くする面から好ましくない。このため、PWM制御と矩形波制御との切替を行う構成で、駆動回路の損失を含めたシステム損失を低くする面から改良の余地がある。
本発明の目的は、磁束可変型の回転電機を含む回転電機駆動システムの制御装置において、PWM制御と矩形波制御との切替を行う構成で、駆動回路の損失を含めたシステム損失を低くすることである。
本発明に係る回転電機駆動システムの制御装置は、ロータの磁束量を可変とする磁束可変型の回転電機と、前記回転電機を駆動する駆動回路とを備える回転電機駆動システムの制御装置であって、前記回転電機の制御方式をPWM制御モードと矩形波制御モードとの間で切り替えるモード切替部と、前記回転電機の回転数及びトルク指令値と前記ロータの設定磁束量との関係を予め設定した磁束量関係から、前記回転数及び前記トルク指令値に応じた前記設定磁束量を設定する磁束量設定部と、前記ロータの磁束量が前記設定磁束量になるように前記磁束量を変更する磁束量変更部とを備え、前記磁束量関係は、前記回転数及び前記トルク指令値と前記設定磁束量との関係において、前記回転数が増大するほど前記設定磁束量が減少し、前記トルク指令値が増大するほど前記設定磁束量が増大し、前記制御方式のモード切替の設定磁束量切替近傍では、前記回転数の増大に応じて前記設定磁束量が不連続に増大する関係を有することを特徴とする。
本発明に係る回転電機駆動システムの制御装置において、好ましくは、前記磁束量関係は、前記回転電機駆動システムの損失が最小となるように、前記回転数及び前記トルク指令値と前記設定磁束量との関係を設定している。
本発明に係る回転電機駆動システムの制御装置において、好ましくは、前記モード切替が前記回転数及び前記トルク指令値の関係で非線形に変化する。
本発明に係る回転電機駆動システムの制御装置において、好ましくは、前記磁束量関係を記憶する磁束量関係記憶部を備え、前記磁束量設定部は、前記磁束量関係記憶部から取得した前記磁束量関係から、前記制御装置で取得された前記回転数及び前記トルク指令値に応じた前記設定磁束量を設定する。
本発明に係る回転電機駆動システムの制御装置において、好ましくは、前記磁束量関係記憶部は、前記駆動回路の入力電圧の複数の設定電圧値に対応して複数種類の前記磁束量関係を記憶し、前記磁束量設定部は、前記制御装置で取得された前記駆動回路の入力電圧に応じて前記磁束量関係を選択し、選択された前記磁束量関係から、前記制御装置で取得された前記回転数及び前記トルク指令値に応じて前記設定磁束量を設定する。
本発明に係る回転電機駆動システムの制御装置において、好ましくは、前記磁束量関係記憶部は、前記磁束量関係として、前記回転数及び前記トルク指令値と前記設定磁束量との関係を表すマップまたは関係式を記憶する。
本発明の回転電機駆動システムの制御装置によれば、回転電機の回転数及びトルク指令値と設定磁束量との関係を設定する磁束量関係は、制御方式のモード切替の設定磁束量切替近傍で、回転電機の回転数の増大に応じて設定磁束量が不連続に増大する関係を有する。このため、設定磁束量の低い側で回転数が比較的低くても、設定磁束量が不連続に、すなわちステップ状に増大するので、磁束量と回転数との積に比例する誘起電圧を高くでき、システム損失を低くするための矩形波制御の実行範囲を大きくでき、システム損失を低くできる。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。以下ではすべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、本発明の実施形態の制御装置10を含む回転電機駆動システム12の概略構成(a)と、制御装置10の磁束量関係記憶部14に記憶された磁束量マップ16,18(b)とを示す図である。
回転電機駆動システム12は、回転電機20と、駆動回路であるインバータ26と、電源である蓄電装置28と、昇圧回路であるDC/DCコンバータ29と、制御装置10とを備える。回転電機駆動システム12は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車等の電動車両に搭載されて、回転電機20をモータとして使用し、図示しない車輪を回転電機20により駆動するために使用する。回転電機20は、発電機として使用してもよい。
回転電機20は、図示しないケーシングに固定されるステータ30と、ステータ30に径方向に対向配置されるロータ32とを備える。回転電機20は、ロータ32で発生しトルクに寄与する有効磁束を機械的に可変とする。なお、回転電機は、有効磁束を可変とするものであればよく、後述するように有効磁束を電気的に可変とするものでもよい。
ステータ30は、ステータコア34と、複数相であるu相、v相、w相の3相のステータ巻線36とを含む。3相のステータ巻線36は、ステータコア24に集中巻きまたは分布巻き等で巻回されている。
ステータ巻線36に複数相の交流電流が流れるとステータコア34の内周面に設けられた複数の突極38が磁化し、ステータ30に回転磁界が生成される。
ロータ32は、ステータ30と所定の空隙をあけて径方向内側に対向配置され、ステータ30に対し回転可能である。ロータ32の中心軸孔には回転電機20のケーシングの軸受に支持された回転軸40が挿入固定される。ロータ32は、回転軸方向に分離された第1ロータ要素42と第2ロータ要素44と、アクチュエータ46とを含む。第1ロータ要素42は回転軸40に固定されるが、第2ロータ要素44は、回転軸40上に設けられた図示しない螺旋状のスプラインに沿って回転しながら回転軸40方向に変位可能である。
第1ロータ要素42は、図示しない円筒状の第1ロータコアの外周面に埋め込み等により固定された複数の永久磁石48,50を含む。複数の永久磁石48,50の極性はロータ回転方向に交互に異なっている。第2ロータ要素44は、図示しない円筒状の第2ロータコアの外周面に同様に固定された複数の永久磁石48,50を含んでいる。永久磁石48は外周側がN極であり、永久磁石50は外周側がS極である
アクチュエータ46は、第2ロータ要素44を回転軸40方向に移動させることで、第1ロータ要素42に対する第2ロータ要素44の回転軸40方向の位置関係を変更可能とする。この位置関係が変更されることで第2ロータ要素44における永久磁石48,50の回転方向の位置関係が、第1ロータ要素42の永久磁石48,50に対して変わるのでロータ32の有効磁束量が変化する。
図1(a)は第1ロータ要素42の永久磁石48,50の位相が第2ロータ要素44の永久磁石48,50の位相と一致する場合である。この場合、ロータ32の有効磁束量が最大となる。これに比べて第2ロータ要素44が回転軸40に対しいずれかの方向に回転して、第2ロータ要素44の永久磁石48,50の位相が第1ロータ要素42の永久磁石48,50の位相に対してずれると有効磁束量が減少する。
図2は、図1に示した回転電機20でロータ32の2つのロータ要素42,44の位相をずらした様子を示す図である。図2に示すように、第2ロータ要素44の永久磁石48,50の位相が第1ロータ要素42の永久磁石48,50の位相に対して180度の電気角分ずれると、ロータ32のロータ要素42,44は、軸方向にN極とS極とが配置され、有効磁束量は0になる。図1の有効磁束量を100%とすると、第2ロータ要素44を第1ロータ要素42に対し回転軸40方向に移動させることで有効磁束量を0〜100%の間、すなわち図1と図2とのそれぞれのロータ要素42,44の配置関係の間で変化させることが可能になる。ロータ32の有効磁束量は後述するように、制御装置10で設定され、その設定された有効磁束量が得られるようにアクチュエータ46が制御される。
図1に示すように、回転電機20の単位時間当たりの回転数Re(min-1)は、レゾルバ等を含む回転数検出部52で検出され、その回転数Reが制御装置10に入力される。なお、回転数検出部52の代わりに、回転電機20の回転角度を検出し、その回転角度を制御装置10に入力する角度検出部を使用してもよい。この場合、制御装置10で検出された回転角度から回転電機20の単位時間当たりの回転数を演算し取得する。
回転電機20は、回転電機駆動システム12のインバータ26により駆動する。インバータ26は、蓄電装置28に接続され、制御装置10により制御されて、蓄電装置28からの直流電流をu相、v相、w相の3相の交流電流に変換する。蓄電装置28は、充放電可能であり、例えば二次電池により構成する。蓄電装置28はキャパシタでもよい。
DC/DCコンバータ29は、インバータ26と蓄電装置28との間に接続され、蓄電装置28の電圧を、蓄電装置28の出力電圧VL(V)から後述するK2(V)までの範囲で昇圧してインバータ26に出力する。DC/DCコンバータ29の昇圧比は制御装置10により制御される。蓄電装置28に昇圧の必要がない場合、DC/DCコンバータ29を省略してもよい。インバータ26の入力電圧であるインバータ電圧Vhは、電圧センサ53により検出され、制御装置10に入力される。
制御装置10は、CPU、メモリ等を有するマイクロコンピュータを含み、例えば回転電機20が車両の駆動モータとして利用された場合、車両の図示しないアクセルペダルセンサ等から入力される加速指令信号に応じて図示しない別の制御装置で回転電機20のトルク指令値Tr(Nm)を算出する。制御装置10は、別の制御装置から供給されたトルク指令値Trに応じて、インバータ26のスイッチング素子を制御してインバータ26を駆動して回転電機20を制御する。制御装置10は、機能ごとに分割された複数の制御装置により構成してもよい。また、制御装置10で加速指令信号を入力しトルク指令値Trを算出してもよい。
制御装置10は、モード切替部54と磁束量設定部56と磁束量変更部58とを有する。モード切替部54は、回転電機20の回転数Re及びトルク指令値Trに関係づけて、図1(b)、図3、図4に示す磁束量マップ16,18に設定されるモード切替であるモード切替境界L1,L2で、回転電機20の制御方式をPWM制御と矩形波制御との間で切り替える機能を有する。なお、PWM制御は、正弦波PWM制御と、過変調PWM制御との一方または両方でもよい。PWM制御は、電圧指令値と搬送波とを比較することでPWM信号を生成し、回転電機を制御する方式である。一方、矩形波制御は、矩形波の電圧で回転電機を制御する方式であり、電圧振幅は最大値に固定され電流位相を制御することでトルクを制御する。図3の場合、モード切替境界L1は、ロータ32の有効磁束量に応じて異なる範囲に設定される境界要素M1,M2,M3を含む。境界要素M1,M2,M3は、それぞれ磁束量が異なる領域に設定されており、磁束量が低い領域の境界要素になるほど回転数が高くなるように設定されている。この理由は、ロータ32の磁束量が低くなるほど、インバータ電圧Vhとバランスさせる誘起電圧が高回転側にずれるためである。インバータ電圧Vhに対する回転電機20の電圧指令の実効値の比である変調率が所定値未満ではPWM制御が実行され、所定値以上では矩形波制御が実行される。
磁束量設定部56は、電圧センサ53から取得したインバータ電圧Vhと、回転電機20の回転数Re及びトルク指令値Trとロータ22の有効磁束量である設定磁束量との関係を予め設定した磁束量関係である磁束量マップとから、回転数Re及びトルク指令値Trに応じた設定磁束量を設定する機能を有する。より具体的には、制御装置10が有する磁束量関係記憶部14に、複数の磁束量マップ16,18のデータを記憶している。複数の磁束量マップ16,18は、インバータ電圧Vhについて予め所定電圧間隔ごとに設定された複数の設定電圧値K1,K2(V)のそれぞれに対応して複数種類が記憶されている。なお、以下の説明では磁束量マップ16,18が2つ記憶された場合を説明するが、磁束量マップとして1つまたは3つ以上を記憶させ、記憶させたものを使用してもよい。
図3、図4は、2つのインバータ電圧Vhにおける磁束量マップである。図3は、インバータ電圧VhがK1(V)である場合の磁束量マップ16を示す図であり、図4は、インバータ電圧VhがK2(V)である場合の磁束量マップ18を示す図である。K2はK1よりも大きい。図5Aは、図3のA部拡大図である。
各磁束量マップ16,18で、回転数Re及びトルク指令値Trに関係づけて互いに設定磁束量が異なる複数の磁束量領域G1,G2,G3,G4,G5が設定される。図3、図4で砂地部分、複数の丸印部分、複数のX印部分、複数の三角印部分、白地部分のそれぞれで、磁束量領域G1,G2,G3,G4,G5を示している。ここでG1,G2,G3,G4,G5ではそれぞれ設定磁束量φが100%、75%、50%、25%、0%である。ここで設定磁束量は最大に設定される場合を100%として、他の磁束量を最大設定の場合に対する比率として説明する。
このような磁束量領域G1、G2・・・G5は、回転数Re及びトルク指令値Trの関係で、鉄損や弱め界磁損失等の回転電機20の損失及びインバータ26の損失であるスイッチング損失を含む回転電機駆動システム12のシステム損失を最小にするように設定される。各磁束量マップ16,18において、隣り合う磁束量領域G1、G2・・・G5間は、設定磁束量切替である磁束切替境界S1,S2,S3,S4で仕切られている。図3の各磁束切替境界S1,S2,S3,S4は、回転電機20の回転数の増大に応じて階段状に、トルク指令値の高い側である図3の上側に単調に変化する。また、図3の磁束切替境界S1,S2は、モード切替境界L1の近傍で、回転数の増大に応じてトルク指令値の低い側に変化する磁束量切替要素S1a、S2aを有する。また、磁束切替境界S1,S2は、磁束量切替要素S1a、S2aの高回転数側端部からトルク指令値の高い側に向かって立ち上がる磁束量切替要素S1b、S2bを有する。このような図3の磁束量マップ16は、回転数Re及びトルク指令値Trと設定磁束量φとの関係として、標準関係と磁束量増大関係とを有する。次にこれを詳しく説明する。
標準関係は、回転数Reが増大するほど設定磁束量φが減少し、トルク指令値Trが増大するほど設定磁束量φが増大する関係である。図3ではG1,G2・・・の順に設定磁束量が減少しており、図3の回転数増大方向である矢印α方向に向かうほどG1,G2,G3と移行するため、設定磁束量φが減少する。また、図3のトルク指令値増大方向である矢印β方向に向かうほどG5、G4,G3,G2、G1と移行するため、設定磁束量φが増大する。
図5Aに示すように、磁束量増大関係はモード切替境界L1を構成し、磁束量φが100%である領域G1内の境界要素M1の磁束切替境界S1近傍の端部V1近傍で、回転数Reの増大に応じて、斜格子で示す不連続増大部分P1で設定磁束量が不連続に、すなわち75%から100%にステップ状に増大する関係を有する。この不連続増大部分P1は、モード切替境界L1を構成して磁束量φが75%である領域G2内の境界要素M2の低回転数側に設定される。同様に、図3に示すように、モード切替近傍関係は、モード切替境界L1を構成し磁束量φが75%である領域G2内の境界要素M2の端部V2近傍で、回転数Reの増大に応じて、斜格子で示す不連続増大部分P2で設定磁束量が不連続に、すなわち50%から75%にステップ状に増大する関係を有する。
図5Bは、図3で矢印γ方向に移行する場合の磁束量の変化を示す図である。トルク一定で回転数が増大する矢印γ方向に移行する場合、磁束量は100%から75%に不連続に低下するが、不連続増大部分P1で100%に不連続に増大し、その後、75%、50%と単調に不連続に低下する。
同様に、図4の各磁束切替境界S1,S2,S3,S4も、回転電機20の回転数Reの増大に応じてステップ状に、トルク指令値Trの高い側である図4の上側に変化する部分と、磁束量切替要素S1aとを有する。磁束量切替要素S1aは、モード切替境界L2の磁束切替境界S1近傍の端部Va近傍に設定され、回転数Reの増大に応じてトルク指令値Trの低い側である図3の下側に変化する。
また、図4の磁束量マップ18でも、回転数Re及びトルク指令値Trと設定磁束量φとの関係として、標準関係と磁束量増大関係とを有する。標準関係は、回転数Reが増大するほど設定磁束量φが減少し、トルク指令値Trが増大するほど設定磁束量φが増大する関係である。図4では回転数増大方向である矢印α方向に向かうほどG1,G2,G3と移行するため、設定磁束量φが減少する。また、図4のトルク指令値増大方向である矢印β方向に向かうほどG5、G4,G3,G2、G1と移行するため、設定磁束量φが増大する。磁束量増大関係は、モード切替境界L2を構成し磁束量φが100%である領域G1内の境界要素Maの磁束切替境界S1近傍の端部Va近傍で、回転数Reの増大に応じて、斜格子で示す不連続増大部分Paで設定磁束量が不連続に、すなわち75%から100%にステップ状に増大する関係を有する。
図6は、図3の磁束量マップ16で磁束量領域を省略してモード切替境界L1を分かりやすくした図である。モード切替境界L1は、異なる磁束量領域G1,G2・・・内に設定される境界要素M1,M2,M3と、不連続増大部分P1,P2のトルク指令値の変化側の外周部を構成する磁束量切替要素S1a、S1b、S2a、S2bとを含んで構成される。モード切替境界L1は、回転数及びトルク指令値の関係で非線形に変化している。
図3、図4の各磁束量マップ16,18では、2つのインバータ電圧Vhに応じて、回転電機駆動システム12の損失が最小となるように複数の磁束量領域G1、G2・・・G5が設定されている。例えば蓄電装置28の出力電圧をVLとする場合に、インバータ電圧VhがVL以上でK1以下の範囲で磁束量マップ16が選択され、インバータ電圧VhがK1を超えてK2以下の範囲で磁束量マップ18が選択されるようにする。3つ以上のマップを使用する場合も同様に、インバータ電圧に応じてマップを選択できる。
また、インバータ電圧VhがK1である図3の磁束量マップの磁束量100%の不連続増大部分P1に比べて、インバータ電圧VhがK2である図4の磁束量マップの磁束量100%の不連続増大部分Paは高回転数側に設定されている。このように、インバータ電圧Vhが異なる磁束量マップ16,18同士の間で、回転数及びトルク指令値と不連続増大部分P1,Paとの関係は変化している。なお、図1(b)、図3、図4のマップでは、回転数とトルク指令値との関係で不連続増大部分P1,P2等の一部を除いて磁束切替境界S1,S2・・・が階段状に変化している。このように磁束切替境界S1,S2・・・が変化する理由は、マップの記憶のために数が限定された離散的なデータを使用するためである。記憶されるデータ数を多くすることで階段部分の一部を滑らかな曲線状に設定してもよい。
図1に戻って、磁束量設定部56は、このように設定された磁束量マップ16,18から、制御装置10で取得された回転数及びトルク指令値に応じた設定磁束量を設定する。この場合、磁束量設定部56は、磁束量関係記憶部14にインバータ電圧に応じて2種類記憶されている磁束量マップ16,18のうち、制御装置10で取得されたインバータ電圧Vhに対応する磁束量マップを選択し、選択された磁束量マップから、制御装置10で取得された回転数及びトルク指令値に応じて設定磁束量を設定する。
そして、磁束量変更部58は、ロータ32の磁束量が設定された設定磁束量になるように磁束量を変更する。この場合、設定磁束量が得られるようにアクチュエータ46に第2ロータ要素44の移動を指示する制御信号を出力する。アクチュエータ46は、この制御信号に応じて第2ロータ要素44と第1ロータ要素42との位置関係を変更することで、ロータ32で発生する有効磁束量を設定磁束量に変更する。
このような回転電機駆動システム12の制御装置10によれば、磁束量設定に使用される磁束量マップ16,18は、モード切替境界L1,L2の磁束量切替境界S1,S2の近傍で、回転電機20の回転数Reの増大に応じて設定磁束量が不連続に増大する関係を有するので、設定磁束量の低い側で回転数が比較的低くても、設定磁束量が不連続増大部分P1,P2,Paで不連続に、すなわちステップ状に増大する。このため、磁束量と回転数との積に比例する誘起電圧を高くでき、システム損失を低くするための矩形波制御の実行範囲を大きくでき、システム損失を低くできる。この結果、回転電機駆動システム12をハイブリッド車両等の電動車両に搭載して回転電機20を車輪の駆動源として使用する場合に、車両のエネルギ消費を低減でき、燃料を使用する場合に燃費改善を図れる。
図7は、図6で点Q1から点Q2に移行する場合の制御方式の変化を示す図である。点Q1、Q2はトルク指令値一定であり、低回転数側のPWM制御領域内のQ1から不連続増大部分P1を通過しながら、高回転数側の矩形波制御領域内のQ2に向かっている。図7では、トルク指令値を一定とし、モード切替境界L1を境界要素S1a、S1b、M2によって分断している。この場合、Q1からQ2に向かって、制御方式がPWM制御モード→矩形波制御モード→PWM制御モード→矩形波制御モードと切り替わる。このように不連続増大部分P1でPWM制御モードから矩形波制御モードに切り替えることができる。
次に、本実施形態の効果をより明らかにするために比較例と本実施形態との磁束量マップを比較する。図8は、比較例の制御装置で使用する磁束量マップ16aを示す図である。磁束量マップ16aは、図3の磁束量マップ16に対応する。磁束量マップ16aは、回転数Reが増大するほど設定磁束量φが減少し、トルク指令値Trが増大するほど設定磁束量φが増大する標準関係を有する。例えば図8で回転数Reが高くなるように矢印α方向に向かうほど領域G1、G2、G3に順に移行して、設定磁束量φは低くなる。また、図8でトルク指令値Trが増大するように矢印β方向に向かうほど領域G5,G4、G3・・・に順に移行して、設定磁束量φは増大する。また、磁束量マップ16aでは、図3の磁束量マップ16と異なり、磁束量増大関係を有しない。すなわち、図3の実施形態と図8の比較例とを比較して理解されるように、図8では、不連続増大部分P1,P2がなく、モード切替境界L1aの近傍で、回転数の増大に応じて設定磁束量が不連続に増大する関係はない。
このような比較例では、図8で太い実線で示したモード切替境界L1aでPWM制御モードから矩形波制御モードに切り替わるが、例えば境界要素M2の低回転数側ではPWM制御のままである。このため、図8の一点鎖線δで囲んだ部分で磁束量を多くすれば矩形波制御への切替によりシステム損失を低くできる場合でも、比較例ではスイッチング損失の大きいPWM制御のままであり、システム損失を低くする面から改良の余地がある。
この点に関して図9は、実施形態の制御装置10で回転電機20の回転数Reの増大に応じて不連続増大部分P1,P2,Paで誘起電圧Vpが不連続に増大し制御が切り替わる様子を示す図である。図9に示すように回転数の低い領域でも不連続部分で誘起電圧を不連続に増大でき、矩形波制御を実行できる。図9のように回転数Reと誘起電圧Vpとの基本的な関係として、磁束量φが一定であれば回転数Reの増大に直線状に比例して誘起電圧Vpが増大する関係がある。すなわち、誘起電圧Vpは回転数Reと磁束量φと定数kとを用いて次式で表される。
Vp=k×Re×φ・・・(1)
したがって、誘起電圧Vpは、所定回転数R1以上で矩形波制御実行のために必要な電圧Vqとなり、矩形波制御を実行できる。回転数R1以上では矩形波制御の実行で誘起電圧Vpは一定に維持される。特に、本実施形態ではこの基本関係に、不連続増大部分P1,P2,Paで誘起電圧Vpが不連続に増大する関係を持たせるので、(1)式でφが急激に増大して比較的低回転数でも誘起電圧Vpが電圧Vqとなり、矩形波制御を実行できる。このため、システム損失を低くする矩形波制御の実行範囲を大きくできる。
なお、図9のT1部分に相当する図5Aに示す不連続増大部分P1と境界要素M2とで挟まれた範囲W1では、設定磁束量は領域G2の75%のままであり、設定磁束量が増大していない。この理由は、回転数がP1部分よりも高くなることで、磁束量が増大した場合の矩形波制御の実行で発生する弱め界磁損失が大きくなり、インバータ損失の低減分と比較した場合に磁束量を低くした方がシステム損失を低くできる範囲であるためである。
図10、図11は、比較例で生じるシステム損失(a)と、図1〜図7で説明した本発明の実施形態で生じるシステム損失(b)とを計算し比較して示す図である。図10は、インバータの入力電圧がK1(V)である場合であり、図11は、インバータの入力電圧がK1(V)よりも大きいK2(V)である場合である。図10、図11の複数のX印部分、複数の丸印部分、砂地部分、斜線部分、斜格子部分、黒地部分のそれぞれは、回転電機駆動システムのシステム損失が互いに異なる領域L1,L2・・・L6である。ここで領域L1,L2・・・L6の順に損失が大きくなっている。図10、図11の計算結果から明らかなように、本実施形態では比較例に比べて高回転数側でシステム損失を低くできる。
また、磁束量関係記憶部14は、インバータ電圧Vhの複数の設定電圧値に対応して複数種類の磁束量関係である磁束量マップ16,18を記憶し、磁束量設定部56は、制御装置10で取得されたインバータ電圧Vhに応じて磁束量マップとして16(または18)を選択し、選択された磁束量マップから、制御装置10で取得された回転数Re及びトルク指令値Trに応じて設定磁束量を設定するので、インバータ電圧Vhの違いに応じて精度よくシステム損失を低減できる。また、蓄電装置28の充電状態やDC/DCコンバータ29の昇圧率等によりインバータ電圧Vhが頻繁に変動する場合でもインバータ電圧Vhに応じてシステム損失を低くできる磁束量マップを適切に選択して、最適な磁束量を設定できる。なお、上記では回転電機20の回転数及びトルク指令値と設定磁束量との関係を記憶部にマップとして記憶させ、このマップを用いて磁束量を設定する場合を説明した。ただし、回転電機20の回転数及びトルク指令値と設定磁束量との関係を表す関係式を記憶部に記憶させ、この関係式を用いて磁束量を設定してもよい。
また、本実施形態の別例として図12に示すように不連続増大部分P1aを広く設定することもできる。図12は、実施形態の制御装置で使用する磁束量マップの別例を示す、図5Aに対応する図である。図12の別例では、モード切替境界L1の近傍に設定する不連続増大部分を図5Aの境界要素M2に対応する部分まで広げている。この場合、点Q1から点Q2に移行する場合に、不連続増大部分P1aの外周部を構成する磁束量切替要素S1aで、制御方式がPWM制御モードから矩形波制御モードへ切り替わるだけでPWM制御モードに戻る場合がない。このように不連続増大部分P1aの設定範囲は種々に変更できる。不連続増大部分P1aは、システム損失を低減するように種々の範囲に設定できる。
図13は、実施形態の制御装置10で使用する磁束量マップの別例の第2例を示す図である。図13の例では、磁束切替境界S1,S2,S3を階段状に設定せず回転数の増大に応じて直線状にトルク指令値が増大するように設定している。この場合でも、回転数及びトルク指令値と設定磁束量との関係において、回転数が増大するほど設定磁束量が減少し、トルク指令値が増大するほど設定磁束量が増大するが、モード切替の設定磁束量切替近傍では、不連続増大部分P1,P2,P3で回転数の増大に応じて設定磁束量が不連続に増大する関係を有する。その他の構成及び作用は、上記の図1から図7の実施形態と同様である。
また、上記では、可変磁束型の回転電機20として機械的にロータ32の有効磁束量を変化させる場合を説明したが、可変磁束型の回転電機の構造はこれに限定するものではなく種々の構造を採用できる。例えば、特許文献2に記載されているようなロータの有効磁束量を電気的に変化させる回転電機も採用できる。この場合、ロータコアの周方向複数個所に設定された磁極部と、隣接する磁極部の境界部とに固定磁石と可変磁石とをそれぞれ配置する。固定磁石は磁化方向がロータ径方向に向くように配置し、可変磁石は磁化方向が径方向に対し直交する方向に向くように配置する。固定磁石として例えば高保磁力磁石であるネオジム磁石を採用し、可変磁石として例えば低保磁力磁石であるアルニコ磁石を採用する。ステータ電流のd軸電流を変化させることで、可変磁石の磁束量を変化させ、ロータ全体の有効磁束量を設定磁束量に応じて変化させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 制御装置、12 回転電機駆動システム、14 磁束量関係記憶部、16,18 磁束量マップ、20 回転電機、26 インバータ、28 蓄電装置、29 DC/DCコンバータ、30 ステータ、32 ロータ、34 ステータコア、36 ステータ巻線、38 突極、40 回転軸、42 第1ロータ要素、44 第2ロータ要素、46 アクチュエータ、48,50 永久磁石、52 回転数検出部、53 電圧センサ、54 モード切替部、56 磁束量設定部、58 磁束量変更部。
Claims (6)
- ロータの磁束量を可変とする磁束可変型の回転電機と、前記回転電機を駆動する駆動回路とを備える回転電機駆動システムの制御装置であって、
前記回転電機の制御方式をPWM制御モードと矩形波制御モードとの間で切り替えるモード切替部と、
前記回転電機の回転数及びトルク指令値と前記ロータの設定磁束量との関係を予め設定した磁束量関係から、前記回転数及び前記トルク指令値に応じた前記設定磁束量を設定する磁束量設定部と、
前記ロータの磁束量が前記設定磁束量になるように前記磁束量を変更する磁束量変更部とを備え、
前記磁束量関係は、
前記回転数及び前記トルク指令値と前記設定磁束量との関係において、前記回転数が増大するほど前記設定磁束量が減少し、前記トルク指令値が増大するほど前記設定磁束量が増大し、前記制御方式のモード切替の設定磁束量切替近傍では、前記回転数の増大に応じて前記設定磁束量が不連続に増大する関係を有することを特徴とする回転電機駆動システムの制御装置。 - 請求項1に記載の回転電機駆動システムの制御装置において、
前記磁束量関係は、前記回転電機駆動システムの損失が最小となるように、前記回転数及び前記トルク指令値と前記設定磁束量との関係を設定していることを特徴とする回転電機駆動システムの制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の回転電機駆動システムの制御装置において、
前記モード切替が前記回転数及び前記トルク指令値の関係で非線形に変化することを特徴とする回転電機駆動システムの制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1に記載の回転電機駆動システムの制御装置において、
前記磁束量関係を記憶する磁束量関係記憶部を備え、
前記磁束量設定部は、前記磁束量関係記憶部から取得した前記磁束量関係から、前記制御装置で取得された前記回転数及び前記トルク指令値に応じた前記設定磁束量を設定することを特徴とする回転電機駆動システムの制御装置。 - 請求項4に記載の回転電機駆動システムの制御装置において、
前記磁束量関係記憶部は、前記駆動回路の入力電圧の複数の設定電圧値に対応して複数種類の前記磁束量関係を記憶し、
前記磁束量設定部は、前記制御装置で取得された前記駆動回路の入力電圧に応じて前記磁束量関係を選択し、選択された前記磁束量関係から、前記制御装置で取得された前記回転数及び前記トルク指令値に応じて前記設定磁束量を設定することを特徴とする回転電機駆動システムの制御装置。 - 請求項4に記載の回転電機駆動システムの制御装置において、
前記磁束量関係記憶部は、前記磁束量関係として、前記回転数及び前記トルク指令値と前記設定磁束量との関係を表すマップまたは関係式を記憶することを特徴とする回転電機駆動システムの制御装置。
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WO2016079791A1 (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 株式会社安川電機 | モータ制御装置及びモータ制御方法 |
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- 2012-09-06 JP JP2012196511A patent/JP2014054066A/ja active Pending
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