JP6610561B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、水溶性金属塩による金属味や収斂感が抑制されて嗜好性が優れ、歯垢形成抑制用として好適な水溶性金属塩含有の口腔用組成物に関する。
従来から、銅塩、亜鉛塩、スズ塩のような水溶性金属塩には歯垢形成抑制効果があるといわれており、口腔用組成物への配合について提案がなされている(特許文献1〜3:国際公開第2010/113688号、特開2007−126421号公報、特開平5−930号公報)。
しかし、水溶性金属塩には、使用中の収斂感が強すぎたり、使用後の金属味の後残りがあるという問題があり、このため、水溶性金属塩を配合した口腔用組成物は嗜好性に劣るという欠点があった(特許文献2)。
一方、口腔用組成物では、ベンジルアルコールを香味成分として、あるいは保存剤として配合すること、更に、ベンジルアルコールが抗菌活性を有することは知られている(特許文献4〜7:特表2009−531414号公報、特表2010−523551号公報、特表2013−540813号公報、特開2013−32371号公報)。
国際公開第2010/113688号 特開2007−126421号公報 特開平5−930号公報 特表2009−531414号公報 特表2010−523551号公報 特表2013−540813号公報 特開2013−32371号公報
従って、水溶性金属塩を配合した口腔用組成物の金属味や収斂感を抑制して嗜好性を改善することが課題であった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、水溶性金属塩による金属味や収斂感を抑制し、優れた嗜好性を与え、歯垢形成抑制用として好適な水溶性金属塩含有の口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、水溶性金属塩を配合した口腔用組成物に、ベンジルアルコールとキシリトール及び/又はエリスリトールとを組み合わせて特定割合で配合することで、上記課題に対して顕著な効果を奏することを見出した。
即ち、(A)銅塩、亜鉛塩及びスズ塩から選ばれる1種又は2種以上の水溶性金属塩、(B)ベンジルアルコール、(C)キシリトール及び/又はエリスリトールを含有し、(A)/(B)が質量比として0.04〜10、かつ(A)/(C)が質量比として0.01〜10であることにより、(A)成分の水溶性金属塩による金属味や収斂感が抑制され、優れた嗜好性を与える口腔用組成物が得られ、歯垢形成抑制用として好適に使用し得ることを知見し、本発明をなすに至った。
更に詳述すると、銅塩、亜鉛塩、スズ塩といった水溶性金属塩には歯垢形成抑制作用があるものの収斂感、金属味を与え、また、ベンジルアルコールにも収斂感があるが、これに対して、本発明では、(A)成分の水溶性金属塩に、(B)ベンジルアルコールと(C)キシリトール及び/又はエリスリトールとの併用系を適切に組み合わせることで、意外にも、歯垢形成抑制効果を保ちつつ金属味が十分に抑制され、かつ収斂感が低減して優れた嗜好性を与える。この場合、(A)成分の水溶性金属塩に対して、(B)ベンジルアルコールを(A)/(B)比が特定範囲内で併用することで、使用後に金属味の後残りが低減し、使用して5分間経過後においても金属味が抑えられ、更に、(A)成分に対して、糖アルコールのうちの(C)キシリトール及び/又はエリスリトールを(A)/(C)比が特定範囲内で併用することで、使用中の強い収斂感も低減し、上記格別な作用効果を特異的に付与することができる。
なお、特許文献4〜7から、(B)、(C)成分の組み合わせが、(A)/(B)比、(A)/(C)比が特定範囲内において、(A)成分由来の金属味、収斂感を特異的に抑制することは予測できない。
本発明においては、(A)成分が、特にグルコン酸銅、クエン酸亜鉛、フッ化スズから選ばれる1種又は2種以上の水溶性金属塩であることが好ましい。
従って、本発明は、下記の口腔用組成物及び口腔用組成物における水溶性金属塩の金属味及び収斂感の抑制方法を提供する。
〔1〕
(A)水溶性銅塩、又は水溶性銅塩、水溶性亜鉛塩及び水溶性スズ塩を0.01〜2.6質量%
(B)ベンジルアルコールを0.02〜1.7質量%並びに
(C)キシリトール及び/又はエリスリトールを0.02〜13質量%
含有し、(A)/(B)が質量比として0.1、かつ(A)/(C)が質量比として0.02であることを特徴とする口腔用組成物。
〔2〕
水溶性銅塩が、グルコン酸銅及びクエン酸銅から選ばれる1種又は2種であり、水溶性亜鉛塩が、クエン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛ら選ばれる1種又は2種以上り、水溶性スズ塩がフッ化スズである〔1〕に記載の口腔用組成物。
〔3〕
水溶性銅塩がグルコン酸銅であり、水溶性亜鉛塩がクエン酸亜鉛ある〔〕に記載の口腔用組成物。
〔4〕
(B)成分を0.02質量%、(C)成分を0.05質量%含有する〔1〕、〔2〕又は〔3〕に記載の口腔用組成物。
〔5〕
水溶性銅塩の含有量が0.01〜質量%である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔6〕
水溶性亜鉛塩を含有する場合、その含有量が0.4〜2質量%である〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の口腔用組成物。

歯磨剤として調製された〔1〕〜〔〕のいずれかに記載の口腔用組成物。

(A)水溶性銅塩、又は水溶性銅塩、水溶性亜鉛塩及び水溶性スズ塩を0.01〜2.6質量%配合した口腔用組成物に、
(B)ベンジルアルコールを0.02〜1.7質量%並びに
(C)キシリトール及び/又はエリスリトールを0.02〜13質量%
配合し、(A)/(B)を質量比として0.1、かつ(A)/(C)を質量比として0.02とする、前記口腔用組成物における(A)成分の水溶性金属塩の金属味及び収斂感の抑制方法。
本発明によれば、水溶性金属塩による金属味や収斂感が抑制され、優れた嗜好性を与え、歯垢形成抑制用として好適な水溶性金属塩含有の口腔用組成物を提供できる。
以下、本発明について更に詳述する。本発明の口腔用組成物は、(A)銅塩、亜鉛塩、スズ塩から選ばれる1種又は2種以上の水溶性金属塩、(B)ベンジルアルコール、及び(C)キシリトール及び/又はエリスリトールを含有し、(A)/(B)の質量比、(A)/(C)の質量比がそれぞれ特定範囲である。
(A)成分は、銅塩、亜鉛塩、スズ塩から選ばれる水溶性金属塩であり、例えば、グルコン酸銅、クエン酸銅等の銅塩、クエン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、塩化亜鉛等の亜鉛塩、フッ化スズ、塩化スズ等のスズ塩が挙げられ、特にグルコン酸銅、クエン酸亜鉛、フッ化スズが好適である。これらは1種を単独で、又は効果発現の点で2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましい(A)成分は、銅塩、スズ塩であり、銅塩がより好ましい。
(A)成分の水溶性金属塩の配合量は、組成物全体の0.01〜2.6%(質量%、以下同様。)が好ましく、より好ましくは0.02〜2.6%である。配合量が多いほど歯垢形成抑制効果が高まり、0.01%以上であると十分な歯垢形成抑制効果を付与できる。2.6%以下であると、収斂感、金属味を満足に抑制することができる。
なお、上記(A)成分の配合量の範囲内において、前記水溶性金属塩は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができるが、各々の金属塩の配合量として、組成物全体に対する銅塩の配合量は好ましくは0.01〜1%、亜鉛塩の配合量は好ましくは0.4〜2%であり、スズ塩の配合量は好ましくは0.1〜0.5%である。
(B)成分のベンジルアルコールの配合量は、組成物全体の0.01〜3%が好ましく、より好ましくは0.02〜3%、更に好ましくは0.02〜1%である。配合量が0.01%以上であると、水溶性金属塩由来の金属味を十分に抑制できる。3%以下であると、ベンジルアルコール由来の収斂感が発現するのを抑制して使用中の収斂感を抑え、嗜好性をより適度に維持できる。
(C)成分は、キシリトール及び/又はエリスリトールであり、キシリトール又はエリスリトールを用いても、効果発現の点でキシリトール及びエリスリトールを使用してもよい。
(C)成分の配合量は、組成物全体の0.01〜20%が好ましく、より好ましくは0.02〜13%、更に好ましくは0.05〜5%である。0.01%以上であると、収斂感をより改善できる。20%以下であると、水溶性金属塩由来の金属味を十分に抑制できる。なお、20%を超えると、(C)成分由来の甘さによって水溶性金属塩由来の金属味がより強く感じられる場合があることから、20%以下が好適である。
本発明において、(A)、(B)成分の配合量の割合を示す(A)/(B)は、質量比として0.04〜10であり、好ましくは0.1〜8、より好ましくは0.1〜5である。上記範囲内で(A)、(B)成分を組み合わせることによって、金属味、収斂感を抑制し、嗜好性を向上できる。(A)/(B)が0.04未満であると、ベンジルアルコール由来の収斂感が強く感じられて嗜好性が劣り、10を超えると、水溶性金属塩由来の金属味を低減できず、本発明の目的を達成できない。
また、本発明において、(A)、(C)成分の配合量の割合を示す(A)/(C)は質量比として0.01〜10であり、より好ましくは0.02〜5である。上記範囲内で(A)、(C)成分を組み合わせて配合することによって、金属味、収斂感を抑制し、嗜好性を向上できる。0.01未満であると、(C)成分由来の甘さによって水溶性金属塩由来の金属味がより強調されて嗜好性が劣り、10を超えると収斂感を低減できず、本発明の目的は達成されない。
本発明の口腔用組成物は、特に練歯磨、液状歯磨等の歯磨剤として好適に調製される。また、上記成分に加えて、その他の公知成分を本発明の効果を妨げない範囲で必要に応じて配合できる。例えば、練歯磨剤では研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要により甘味料、着色剤、防腐剤、香料、有効成分などを配合することができる。なお、配合量は本発明の効果を妨げない範囲で通常量でよい。
研磨剤としては、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水和物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム等のリン酸カルシウム系化合物、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、合成樹脂系研磨剤、ゼオライト、アルミナなどが挙げられる。研磨剤の配合量は、通常、2〜40%、特に10〜30%である。
粘稠剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ソルビットなどが挙げられる。これら粘稠剤の配合量は、通常、5〜50%、特に20〜45%である。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体、キサンタンガム等のガム類、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸誘導体、カラギーナンなどの有機粘結剤、カーボポール、ガントレッツのような合成粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル化性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイト等の無機粘結剤が挙げられる。配合量は、通常、0.1〜10%、特に0.5〜3%である。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合することができる。
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、N−ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム型やアルキルベンジルアンモニウム塩など、両性界面活性剤としては、脂肪酸アミドプロピルベタインや、酢酸ベタイン型、イミダゾリン型などのものを用いることができる。
界面活性剤の配合量は、0.01〜10%、特に0.01〜5%が好ましい。
甘味料としてはサッカリンナトリウム、アセスルファムK、スクラロースなど、着色剤としては、赤色2号、青色1号、酸化チタンなどが挙げられる。
防腐剤としては、メチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸又はその塩などが挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料や、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を組み合わせて使用することができるが、実施例記載の香料に限定されるものではない。
また、配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2%使用するのが好ましい。
有効成分としては、口腔用組成物に通常配合される公知のもの、例えばトリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム等の殺菌剤、トラネキサム酸、アラントイン、グリチルレチン酸等の抗炎症剤、デキストラナーゼ等の酵素、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物のナトリウム塩、乳酸アルミニウム、アルギニン、縮合リン酸、植物抽出物などを本発明の効果を妨げない範囲で有効量配合することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実施例、比較例]
表1〜3に示す組成の口腔用組成物(練歯磨剤)を常法によって調製し、下記方法で評価した。結果を表に併記した。
<評価法>
(1)使用後の金属味の後残り感の評価
練歯磨剤0.5gを歯ブラシ(クリニカハブラシ3列、硬さ:ふつう)にのせ、3分間ブラッシングした後、水で口をすすぎ、5分間経過後の口中で感じる金属味を、下記の5段階で判定した。10名の平均点を次の基準に従って評価し、使用後の金属味の後残り感について◎、○、△、×で表に示した。
判定基準
5:金属味を感じない
4:金属味をわずかに感じる
3:金属味を感じる
2:金属味を強く感じる
1:金属味を非常に強く感じる
評価基準
◎:平均点4.5点以上5.0点以下
○:平均点4.0点以上4.5点未満
△:平均点3.0点以上4.0点未満
×:平均点1.0点以上3.0点未満
(2)使用中の収斂感の評価
練歯磨剤0.5gを歯ブラシにのせ、ブラッシングしたときの口中での収斂感を下記の5段階で判定した。10名の平均点を次の基準に従って評価し、使用中の収斂感について◎、○、△、×で表に示した。
判定基準
5:収斂感を感じない
4:収斂感をわずかに感じる
3:収斂感を感じる
2:収斂感を強く感じる
1:収斂感を非常に強く感じる
評価基準
◎:平均点4.5点以上5.0点以下
○:平均点4.0点以上4.5点未満
△:平均点3.0点以上4.0点未満
×:平均点1.0点以上3.0点未満
使用原料の詳細を下記に示す。
(A)グルコン酸銅:関東化学(株)製 グルコン酸銅
クエン酸亜鉛:関東化学(株)製 クエン酸亜鉛
フッ化スズ:純正化学(株)製 フッ化スズ
(B)ベンジルアルコール:純正化学(株)製 フッ化スズ
(C)キシリトール:純正化学(株)製 キシリトール
エリスリトール:純正化学(株)製 エリスリトール
Figure 0006610561
Figure 0006610561
Figure 0006610561
表3に示すように、(A)/(B)比、又は(A)/(C)比が不適切であると、(A)成分と共に(B)、(C)成分が配合されていても金属味の後残り感又は収斂感が感じられて嗜好性が劣る(比較例)のに対して、表1、2に示すように(A)、(B)、(C)成分を(A)/(B)比、(A)/(C)比が適切範囲内で組み合わせて配合した本発明の口腔用組成物(実施例)は、金属味の後残り感及び収斂感が抑制され、嗜好性が優れた。よって、これら実施例の口腔用組成物は、歯垢形成抑制効果を付与するのに好適であることがわかった。

Claims (8)

  1. (A)水溶性銅塩、又は水溶性銅塩、水溶性亜鉛塩及び水溶性スズ塩を0.01〜2.6質量%
    (B)ベンジルアルコールを0.02〜1.7質量%並びに
    (C)キシリトール及び/又はエリスリトールを0.02〜13質量%
    含有し、(A)/(B)が質量比として0.1、かつ(A)/(C)が質量比として0.02であることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 水溶性銅塩が、グルコン酸銅及びクエン酸銅から選ばれる1種又は2種であり、水溶性亜鉛塩が、クエン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛ら選ばれる1種又は2種以上り、水溶性スズ塩がフッ化スズである請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 水溶性銅塩がグルコン酸銅であり、水溶性亜鉛塩がクエン酸亜鉛ある請求項記載の口腔用組成物。
  4. (B)成分を0.02質量%、(C)成分を0.05質量%含有する請求項1、2又は3記載の口腔用組成物。
  5. 水溶性銅塩の含有量が0.01〜質量%である請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  6. 水溶性亜鉛塩を含有する場合、その含有量が0.4〜2質量%である請求項1〜5のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  7. 歯磨剤として調製された請求項1〜のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  8. (A)水溶性銅塩、又は水溶性銅塩、水溶性亜鉛塩及び水溶性スズ塩を0.01〜2.6質量%配合した口腔用組成物に、
    (B)ベンジルアルコールを0.02〜1.7質量%並びに
    (C)キシリトール及び/又はエリスリトールを0.02〜13質量%
    配合し、(A)/(B)を質量比として0.1、かつ(A)/(C)を質量比として0.02とする、前記口腔用組成物における(A)成分の水溶性金属塩の金属味及び収斂感の抑制方法。
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